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1. (WO2019030861) AIR CONDITIONER INDOOR UNIT AND AIR CONDITIONER EQUIPPED WITH SAME
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明 細 書

発明の名称 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005   0006  

課題を解決するための手段

0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061  

符号の説明

0062  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27  

明 細 書

発明の名称 : 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機

技術分野

[0001]
 本発明は、着脱式のカートリッジと、その内部を移動するフィルターを備えた空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機に関するものである。

背景技術

[0002]
 従来の空気調和機の室内機には、ケーシングの上面部に吸込口が形成され、該吸込口に、ケーシング内に吸い込まれる空気から塵埃を除去するフィルターを備えたものがある。また、従来の空気調和機の室内機には、フィルターを自動で清掃する自動清掃機能を備えたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気調和機の室内機は、フィルターを清掃する清掃機構、及び、該清掃機構にフィルターを移動させる移動手段を備えている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2008-57883号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 フィルターの自動清掃機能を有する空気調和機の室内機においても、空気中に含まれる油分及びカビがエアフィルターへ付着してしまうと、自動清掃しきれない場合がある。そのため、手動でフィルターを清掃する等の目的のため、ケーシングからフィルターを備えたカートリッジが取り外される場合がある。そして、カートリッジがフィルターを移動させる伝達ギアを有し、ケーシングがフィルター搬送用モーターの駆動ギアを有する室内機においては、カートリッジをケーシングに再び取り付ける際に、伝達ギアの歯部を、駆動ギアの歯部に噛み合わせる必要がある。
[0005]
 ユーザーが、カートリッジ内に配置されているフィルターを取り出して洗浄した後、フィルターを収容したカートリッジをケーシングの元の位置に戻す際に、カートリッジの伝達ギアと搬送用モーターの駆動ギアが正面から衝突すると歯が破損する恐れがある。また、伝達ギアの挿入が不完全であると駆動ギアから伝達ギアへ正規トルクを伝達できず、フィルターが規定位置まで搬送されず、あるいは、歯飛びによる動作不具合が発生する場合がある。
[0006]
 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザーが、フィルターを備えたカートリッジをケーシングに取り付ける際に、伝達ギアと駆動ギアとが衝突により破損する恐れがなく、伝達ギアと駆動ギアとが確実に噛み合って回転トルクの不足を生じない空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機を提供するものである。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明に係る空気調和機の室内機は、上面部に吸込口が形成され、吸込口よりも下方に吹出口が形成されたケーシングと、ケーシング内に設けられたファン及び熱交換器と、吸込口に配置され、ファンによってケーシングに吸い込まれる空気から塵埃を除去するフィルターと、ケーシングの奥行方向に移動させることで吸込口に着脱自在に配置されており、上面部及び下面部に通気口が形成され、フィルターを移動自在に収容し、フィルターをケーシングの前後方向に移動させるフィルター駆動軸を回転自在に支持するカートリッジと、フィルター駆動軸を駆動させるモーターを有し、ケーシングに着脱自在に配置されるモーターユニットと、を備え、フィルターは、対向する側縁部にそれぞれラックギアが形成され、モーターユニットは、フィルター駆動軸と連結し、モーターによって駆動される駆動ギアを有し、フィルター駆動軸は、シャフト部と、シャフト部の両端部に配置されたフィルター移動ギア体と、を有し、フィルター移動ギア体は、シャフト部の端部に配置され、駆動ギアと噛み合う伝達ギアと、伝達ギアと一体に形成されており、シャフト部において伝達ギアの内側に配置され、ラックギアと噛み合う搬送ギアと、を有し、カートリッジが取り付けられたケーシング内において、伝達ギアの軸位置に対する駆動ギアの軸位置が、ケーシングの正面視で上側かつ奥側、または、下側かつ奥側に位置しているものである。

発明の効果

[0008]
 本発明に係る空気調和機の室内機は、カートリッジが取り付けられたケーシング内において、伝達ギアの軸位置に対する駆動ギアの軸位置が、ケーシングの正面視で上側かつ奥側、または、下側かつ奥側に位置しているものである。そのため、空気調和機の室内機は、ケーシングに対するカートリッジの移動の際、伝達ギアと駆動ギアとが斜めに接触することによる力の分散と、それぞれのギアが持つ回転余裕とによって、スムーズに駆動ギアと伝達ギアとを噛み合わせることができる。その結果、ユーザーが、フィルターを備えたカートリッジをケーシングに取り付ける際に、空気調和機の室内機は、伝達ギアと駆動ギアとが衝突により破損する恐れがなく、伝達ギアと駆動ギアとが確実に噛み合って回転トルクの不足を生じることがない。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の斜視図である。
[図2] 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の断面図である。
[図3] 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の分解斜視図である。
[図4] 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機のフィルターを示す斜視図である。
[図5] 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機のカートリッジを示す斜視図である。
[図6] 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機のカートリッジを示す分解斜視図である。
[図7] 図5のカートリッジが配置された空気調和機の室内機の断面図である。
[図8] 図6のフィルター移動ギア体の拡大図である。
[図9] 図5のカートリッジと、カートリッジ内部のフィルター移動ギア体の分解斜視図である。
[図10] 図9のカートリッジにフィルター移動ギア体を配置した斜視図である。
[図11] 図5のカートリッジを外側から見た斜視図である。
[図12] 図3に示す室内機のA部拡大図である。
[図13] 図3のケーシングを構成する上部ケーシングと、モーターユニットの分解斜視図である。
[図14] 図13の上部ケーシングにおいてモーターユニットを配置する嵌合部の拡大図である。
[図15] 図13の上部ケーシングとモーターユニットとを組み合わせた斜視図である。
[図16] 図13の上部ケーシングとモーターユニットとを組み合わせた側面図である。
[図17] 図13のモーターユニットの斜視図である。
[図18] 図13のモーターユニットの側面図である。
[図19] 図5のカートリッジをケーシングに取り付けた際の駆動ギアと伝達ギアとの関係を示す室内機の部分断面図である。
[図20] 図5のカートリッジをケーシングに取り付けた際の駆動ギアと伝達ギアとの関係を示す室内機の概念的な正面図である。
[図21] 図5のカートリッジをケーシングに取り付けた際の駆動ギアと搬送ギアとの関係を示す図である。
[図22] 図21のフィルター押さえ部材の斜視図である。
[図23] 図21のフィルター押さえ部材を、ケーシングに取り付けた図である。
[図24] 図3のダストボックスの斜視図である。
[図25] 図3のダストボックスの取付図である。
[図26] 図22のフィルター押さえ部材と、図24のダストボックスとの係合状態を示す断面図である。
[図27] 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成例を示す模式図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 以下、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機について図面等を参照しながら説明する。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
[0011]
実施の形態1.
[室内機100]
 図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の断面図である。図1を含む以下の図面に示すX軸は、室内機100の幅方向を示し、Y軸は室内機100の奥行方向を示し、Z軸は室内機100の上下方向を示すものである。より詳細には、室内機100を正面から見たときX1側を左側、X2側を右側、Y軸においてY1側を前側、Y2側を後側、Z軸においてZ1側を上側、Z2側を下側として室内機100を説明する。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、室内機100を使用可能な状態に設置したときのものである。
[0012]
 室内機100は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで、部屋等の空調空間に空調空気を供給するものである。この室内機100は、室内空気を内部に吸い込むための吸込口2及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口3が形成されているケーシング1を有する。室内機100はまた、このケーシング1内に収納され、吸込口2から室内空気を吸い込み、吹出口3から空調空気を吹き出せるファン80と、冷媒と室内空気とが熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器90と、を有している。
[0013]
 ケーシング1は、吸込口2がケーシング1の上面部4に形成されており、吹出口3が吸込口2よりも下方に形成されている。なお、本実施の形態1では、ケーシング1の前面部5の下部、及び、ケーシング1の下面部6の前方に、吹出口3が形成されている。ファン80及び熱交換器90は、ケーシング1内において、吸込口2よりも空気の下流側となり吹出口3よりも空気の上流側となる位置に設けられている。
[0014]
 図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の分解斜視図である。また、室内機100は、フィルター10を収容したカートリッジ20と、フィルター10を清掃した塵埃を収容するダストボックス30と、を備えている。フィルター10は、ファン80によってケーシング1に吸い込まれる空気から塵埃を除去するものであり、着脱自在にケーシング1の吸込口2に配置されている。フィルター10は、カートリッジ20内において移動自在に収容されている。このカートリッジ20は、ケーシング1に対して奥行方向(Y軸方向)に移動することで吸込口2に着脱自在に配置されている。また、ダストボックス30は、ケーシング1内において、ファン80の上流側に設けられている。ダストボックス30は、ケーシング1に対して奥行方向(Y軸方向)に移動することで、ケーシング1内において、カートリッジ20の下側に着脱自在に配置される。
[0015]
 なお、本実施の形態1に係る室内機100は、ケーシング1の前面部5の前方に、意匠パネル8を開閉自在に設けている。そして、意匠パネル8を閉じることにより、カートリッジ20及びダストボックス30の前方を覆う構成としている。これにより、室内機100の意匠性を向上させることができる。室内機100は、ケーシング1の背面部7を部屋等の空調空間の壁部に対向させて室内機100を固定させる。フィルター10、カートリッジ20、及びダストボックス30等の詳細は、後述する。
[0016]
[詳細構成]
 続いて、フィルター10、カートリッジ20、及びダストボックス30等の詳細構成について説明する。
[0017]
(フィルター10)
 図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100のフィルター10を示す斜視図である。フィルター10は、板状に形成されており、外枠11、捕捉部12及び格子13を備えている。外枠11は、フィルター10の外周部を構成するものであり、額縁形状に形成されている。この外枠11の内周側には、網目状部材で形成され、室内空気から塵埃を捕捉する捕捉部12が設けられている。また、外枠11の内周側には、外枠11の変形を抑制する格子13が設けられている。フィルター10の対向する側縁部14及び側縁部15には、ラックギア16が形成されている。このフィルター10は、カートリッジ20に収容されており、カートリッジ20内においてケーシング1の前後方向に移動自在に配置されている。
[0018]
(カートリッジ20)
 図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100のカートリッジ20を示す斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100のカートリッジ20を示す分解斜視図である。カートリッジ20は、平面視で略直方体形状をしており、図3に示すように、ケーシング1に対して奥行方向に移動させることで吸込口2に着脱自在に配置されている。より詳細には、カートリッジ20は、ケーシング1に対して前方から奥側へと挿入されることでケーシング1の吸込口2取り付けられ、ケーシング1から前方へ引き抜くことでケーシング1の吸込口2から取り外される。カートリッジ20は、ケーシング1の正規の位置に配置された状態において、ケーシング1の上面部4を構成する。カートリッジ20は、ケーシング1の幅方向(X軸方向)において、2つ配置される。
[0019]
 このカートリッジ20は、図5及び図6に示すように、上面部を形成する第1フレーム21、下面部を形成する第2フレーム22を備えている。また、第1フレーム21及び第2フレーム22には、通気口23が形成されている。また、第1フレーム21及び第2フレーム22に形成された各通気口23には、カートリッジ20の強度を確保するための桟24が設けられている。ここで、ケーシング1は、吸込口2が大きく開口形成されている。このため、ケーシング1の強度を確保するためには、吸込口2近傍の強度を確保する必要がある。室内機100は、桟24によって強度が確保されたカートリッジ20によって、吸込口2近傍の強度、つまり、ケーシング1の上面部4の強度が確保されている。また、第1フレーム21の左右の端縁部には、カートリッジ20をケーシング1に取り付ける際に、後述するケーシング1に形成された第1案内溝及びモーターユニット50に形成された第2案内溝に挿入されるガイド突起40が設けられている。換言すれば、カートリッジ20は、フィルター駆動軸60の両端側に位置する側壁部26a及び側壁部26bから突出するガイド突起40を有している。ガイド突起40は、カートリッジ20の奥行方向(Y軸方向)において、カートリッジ20の端部29とは反対側の端部29bに形成されている。さらに、第1フレーム21の左右の端縁部には、平板状に形成され、第1フレーム21の左右の端縁部に沿って前後方向に延設されているリブ25が設けられている。すなわち、カートリッジ20は、後述するフィルター駆動軸60の両端側に位置する側壁部26a及び側壁部26bから突出し、前後方向に延設されたリブ25を有する。なお、リブ25の突出量は、後述する円筒部67の膨出量よりも大きい。
[0020]
 図7は、図5のカートリッジ20が配置された空気調和機の室内機100の断面図である。なお、図7では、意匠パネル8を省略している。図7に示すように、積層された第1フレーム21及び第2フレーム22の間には、フィルター10の上側移動経路20aとなる空間が形成される。上側移動経路20aは、ケーシング1の上面部4に沿って、ケーシング1の前後方向に形成されている。また、第2フレーム22には、フィルター10の下側移動経路20bとなる空間が形成される。下側移動経路20bは、上側移動経路20aの下方に配置され、フィルター10を巻き取るための渦巻き部20b1を有している。渦巻き部20b1を有する下側移動経路20bは、側壁部26a及び側壁部26bに形成された溝部によって構成されている。フィルター10は、側壁部26a及び側壁部26bとの間において第1フレーム21と第2フレーム22との間に形成された開口部27通して、カートリッジ20内に挿入され、または、カートリッジ20から取り外される。カートリッジ20の開口部27には、図5~図7に示す、矩形状に形成されたフィルター押さえ部材28が着脱自在に配置されている。フィルター押さえ部材28は、取手部28aを押し下げることでカートリッジ20から取り外すことができる。
[0021]
 室内機100は、運転状態(冷房運転状態及び暖房運転状態)の間、フィルター10は、カートリッジ20の上側移動経路20aに位置する構成となっている。また、室内機100は、フィルター10を清掃する際、フィルター10がカートリッジ20の下側移動経路20bに移動する構成となっている。上側移動経路20aと下側移動経路20bとの間のフィルター10の移動は、例えば次のような駆動機構によって実現できる。
[0022]
 カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、ケーシング1の前方側に配置されるカートリッジ20の端部29には、フィルター駆動軸60が回転自在に支持されている。フィルター駆動軸60は、カートリッジ20内において、フィルター10をケーシング1の前後方向に移動させるものである。フィルター駆動軸60は、カートリッジ20をケーシング1に取り付けた状態において左右の幅方向(X軸方向)に沿うように、カートリッジ20内に配置されている。フィルター駆動軸60は、開口部27に対向するように設けられている。このフィルター駆動軸60は、シャフト部61と、シャフト部61の両端部に配置されたフィルター移動ギア体62と、を有する。
[0023]
 図8は、図6のフィルター移動ギア体62の拡大図である。フィルター移動ギア体62は、搬送ギア63、ボス部64、及び、モーターユニット50の駆動ギア51に連結される伝達ギア65を備えている。搬送ギア63は、伝達ギア65と一体に形成されており、シャフト部61において伝達ギア65の内側に配置されるものである。また、搬送ギア63は、フィルター10の側縁部14及び側縁部15と対向する位置に配置されている。搬送ギア63は、フィルター10のラックギア16と噛み合うものである。ボス部64は、搬送ギア63の内側に設けられたものである。伝達ギア65は、搬送ギア63の外側に設けられており、シャフト部61の端部に配置されている。伝達ギア65は、駆動ギア51と噛み合うものである。すなわち、フィルター移動ギア体62は、シャフト部61の端部に配置されており、シャフト部61の端部から内側に向かって、伝達ギア65、搬送ギア63、ボス部64、の順番に位置するように一体に構成されている。フィルター移動ギア体62を構成する伝達ギア65、搬送ギア63、ボス部64、には連通する貫通孔が形成されており貫通孔の内周壁は、シャフト部61の周方向の形状と嵌合するように溝部62aが形成されている。フィルター移動ギア体62は、シャフト部61の周方向の形状と溝部62aとが嵌合することで、シャフト部61と、両端に配置されたフィルター移動ギア体62とが一体に回動する。
[0024]
 図9は、図5のカートリッジと、カートリッジ内部のフィルター移動ギア体の分解斜視図である。図10は、図9のカートリッジにフィルター移動ギア体を配置した斜視図である。図11は、図5のカートリッジを外側から見た斜視図である。フィルター駆動軸60は、以下のように、カートリッジ20の端部29に回転自在に保持されている。図9に示すように、カートリッジ20の端部29における側壁部26a及び側壁部26bには、フィルター移動ギア体62の伝達ギア65よりも大径の円筒形状に形成された円筒部67が形成されている。
[0025]
 円筒部67は、フィルター駆動軸60の両端側に位置する側壁部26a及び側壁部26bからカートリッジ20の外側に膨出している。円筒部67は、膨出方向の先端部を構成する円形状部67aと、円形状部67aと側壁部26aとの間に位置する周壁部67bとを有する。また、円筒部67は、膨出方向の先端部を構成する円形状部67aと、円形状部67aと側壁部26bとの間に位置する周壁部67bとを有する。
[0026]
 円筒部67は、円形状部67aの中心から内側方向に突出する円柱状の支持部67eを有している。支持部67eが伝達ギア65に挿入されることにより、図10に示すように、フィルター駆動軸60は、カートリッジ20の端部29に回転自在に保持される。また、伝達ギア65は、支持部67eに支持されている状態では、円形状部67aと周壁部67bと一定の間隔をあけて、円形状部67a及び周壁部67bに覆われている。なお、円筒部67は、図11に示すように、周方向の一部に切り欠き部67cが形成されている。切り欠き部67cは、円形状部67aが円弧状に切り欠かれており、また、円形状部67aの切り欠き部分に沿って、周壁部67bの膨出方向の先端側から基部側にかけて膨出方向の壁の一部が切り欠かれている。切り欠き部67cは、円形状部67aを正面視した場合に、渦巻き部20b1側の斜め上部分に形成されている。換言すれば、カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、カートリッジ20は、奥側上部分が開口するように円筒部67に切り欠き部67cが形成されている。なお、切り欠き部67cは、渦巻き部20b1側の斜め上部分に形成されていることが望ましいが、伝達ギア65と駆動ギア51との位置関係によっては渦巻き部20b1側の斜め下部分に形成されていてもよい。この場合、カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、カートリッジ20は、奥側下部分が開口するように円筒部67に切り欠き部67cが形成されている。図11に示すように、カートリッジ20は、円筒部67の内部に伝達ギア65が配置されており、切り欠き部67cから伝達ギア65の一部が露出している。なお、切り欠き部67cは、リブ25と対向し、リブ25の突出量は、円筒部67の膨出量よりも大きい。そのため、ユーザーが、カートリッジ20を落下させてしまったとしても、伝達ギア65は、円筒部67とリブ25とによって保護され、ギアの歯先が平らな床面に接することがない。
[0027]
 図12は、図3に示す室内機100のA部拡大図である。図13は、図3のケーシング1を構成する上部ケーシング1aと、モーターユニット50の分解斜視図である。図14は、図13の上部ケーシング1aにおいてモーターユニット50を配置する嵌合部の拡大図である。図15は、図13の上部ケーシング1aとモーターユニット50とを組み合わせた斜視図である。図16は、図13の上部ケーシング1aとモーターユニット50とを組み合わせた側面図である。フィルター駆動軸60は、モーターユニット50に連結されて駆動される。モーターユニット50は、図3及び図12に示すようにケーシング1の前方上部に着脱自在に配置される。図13に示すように、ケーシング1の上部枠体を構成する上部ケーシング1aの幅方向(X軸方向)の中央には、前部枠部1a1と後部枠部1a2との間に仕切壁1bが設けられている。モーターユニット50は、仕切壁1bの前方部に設けられた嵌合部1cに嵌合され、例えばネジ等を用いて固定される。
[0028]
 仕切壁1bの両側にはカートリッジ20が配置される。そのため、図12~図16に示すように、ケーシング1を構成する仕切壁1bの壁部には、カートリッジ20を挿入し移動させる際に、カートリッジ20に設けられたガイド突起40を案内するための第1案内溝1dがケーシング1の前後方向に形成されている。同様に、モーターユニット50のユニット壁部50aには、カートリッジ20を挿入する際に、カートリッジ20に設けられたガイド突起40を案内するための第2案内溝50dがケーシング1の前後方向に形成されている。なお、ユニット壁部50aには、駆動ギア51が配置されており、駆動ギア51の上方に第2案内溝50dが形成されている。モーターユニット50を仕切壁1bに取り付けると、図15及び図16に示すように、仕切壁1bの第1案内溝1dと、モーターユニット50の第2案内溝50dとが連結してカートリッジ20の挿入経路を形成する。室内機100は、モーターユニット50がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、第1案内溝1dと第2案内溝50dとが連続する構成である。また、上部ケーシング1aの側面部1eには、カートリッジ20のガイド突起40が案内される第3案内溝1fが形成されている。
[0029]
 図17は、図13のモーターユニット50の斜視図である。図18は、図13のモーターユニット50の側面図である。モーターユニット50は、カートリッジ20内に収容されたフィルター10をケーシング1の前後方向に移動させると共に、ブラシ31を駆動させる。モーターユニット50は、フィルター駆動軸60を駆動させるモーター52を有する。また、モーターユニット50は、モーター52と歯車を介して接続されており、フィルター駆動軸60と連結する駆動ギア51を備えている。また、モーターユニット50は、後述するブラシ駆動軸32と連結し、モーター52によって駆動するブラシ駆動部53を有する。ブラシ駆動部53は、歯車を介してモーター52と接続されており、モーター52が回転することで揺動又は回転する構成となっている。
[0030]
 駆動ギア51は、モーターユニット50を構成する左右の両ユニット壁部50aにそれぞれ配置されている。つまり、モーター52は、駆動ギア51を用いて、モーターユニット50の左右の両側に配置されているカートリッジ20のフィルター駆動軸60をそれぞれ駆動することができる。なお、図17及び図18に示すモーター52は、モーターユニット50内に収容されていることを示すものであり、モーター52の形態及び設置位置を限定するものではない。駆動ギア51は、フィルター駆動軸60の端部、つまり、フィルター移動ギア体62の伝達ギア65と噛み合わされるものである。図8に示すように、フィルター移動ギア体62の伝達ギア65の外周部に、少なくとも1つの凸部65aが形成されている。また、図17及び図18に示すように、モーターユニット50の駆動ギア51の外周部には、少なくとも1つ以上の凸部51aが形成されている。そして、伝達ギア65の凸部65aが、駆動ギア51の凸部51aと噛み合わされることにより、フィルター駆動軸60とモーターユニット50の駆動ギア51とが連結される構成となっている。なお、駆動ギア51と伝達ギア65とは、回転方向に遊びをもたせた回転余裕を持っている。
[0031]
 図19は、図5のカートリッジ20をケーシング1に取り付けた際の駆動ギア51と伝達ギア65との関係を示す室内機100の部分断面図である。図20は、図5のカートリッジ20をケーシング1に取り付けた際の駆動ギア51と伝達ギア65との関係を示す室内機100の概念的な正面図である。図21は、図5のカートリッジ20をケーシング1に取り付けた際の駆動ギア51と搬送ギア63との関係を示す図である。カートリッジ20が、ケーシング1に挿入され、ケーシング1の正規の位置に配置されると、カートリッジ20内に配置されたフィルター駆動軸60の伝達ギア65と、モーターユニット50の駆動ギア51とが連結される。図19に示すように、カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置されると、駆動ギア51に軸位置51cは、伝達ギア65の軸位置51cと比較してケーシング1の奥側(Y2側)に位置する。また、カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置されると、図20に示すように、駆動ギア51の軸位置51cは、伝達ギア65の軸位置65cに対して上方(Z1側)に位置している。すなわち、駆動ギア51の軸心を通る仮想軸線51fは、伝達ギア65の軸心を通る仮想軸線65fよりも上方に位置している。室内機100は、カートリッジ20が取り付けられたケーシング1内において、伝達ギア65の軸位置65cに対する駆動ギア51の軸位置51cが、ケーシング1の正面視で上側かつ奥側に位置することが望ましい。なお、室内機100は、駆動ギア51の軸位置51cが、上下方向(Z軸方向)において、伝達ギア65の軸位置65cと同じ位置でなければよく、駆動ギア51の軸位置51cが、伝達ギア65の軸位置65cに対して下方(Z2側)に位置していてもよい。すなわち、駆動ギア51の軸心を通る仮想軸線51f1が、伝達ギア65の軸心を通る仮想軸線65fよりも下方に位置していてもよい。室内機100は、カートリッジ20が取り付けられたケーシング1内において、伝達ギア65の軸位置65cに対する駆動ギア51の軸位置51cが、ケーシングの正面視で下側かつ奥側に位置していてもよい。
[0032]
 室内機100は、図19に示すように、室内機100の側面視において、駆動ギア51の軸心51gを通る水平面Fと、駆動ギア51の軸心51gと伝達ギア65の軸心65gとを結ぶ直線Lとで作る室内機100の前方側の角度Rが、45°以上90°未満であることが望ましい。角度Rが水平に近いと、カートリッジ20をケーシング1に挿入する際に、伝達ギア65と駆動ギア51との接触に水平成分が多くなり、伝達ギア65の凸部65aと、駆動ギア51の凸部51aとが正面衝突する恐れがあるからである。
[0033]
 フィルター駆動軸60の伝達ギア65と、モーターユニット50の駆動ギア51とを連結した状態でモーター52を駆動すると、まず、モーター52と歯車を介して連結された駆動ギア51が回転駆動する。次に、駆動ギア51が回転駆動することで、駆動ギア51と噛み合っている伝達ギア65もまた回転駆動する。そして、伝達ギア65を介して駆動ギア51と連結されたフィルター駆動軸60も、回転駆動することとなる。これにより、フィルター駆動軸60の搬送ギア63と噛み合ったラックギアを有するフィルター10が、カートリッジ20内において前後方向に移動できる。つまり、図21に示す上側移動経路20aに位置するフィルター10は、端部29で反転して下側移動経路20bに移動し、下側移動経路20bに設けられた渦巻き部20b1に移動することができる。また、下側移動経路20bに位置するフィルター10は、端部29で反転して上側移動経路20aに移動することができる。これらの移動の際に、カートリッジ20の端部29を通過するフィルター10が、ブラシ31によって清掃される。なお、ブラシ31は、後述するダストボックス30に設けられている。
[0034]
 フィルター駆動軸60の搬送ギア63とフィルター10のラックギア16との間で歯飛びが発生した場合、フィルター10が誤動作してしまう場合がある。例えば、フィルター10の側縁部14及び側縁部15の移動量が異なった場合、フィルター10が移動経路内において引っ掛かってしまうことがある。このため、カートリッジ20には、フィルター押さえ部材28を設けている。このフィルター押さえ部材28は、カートリッジ20の開口部27の一部を開閉自在に覆うものである。また、このフィルター押さえ部材28は、開口部27の一部を塞いでいる状態において、フィルター10がフィルター駆動軸60の搬送ギア63から外れないように、フィルター10の動きを規制するものである。フィルター押さえ部材28を設けることにより、フィルター駆動軸60の搬送ギア63とフィルター10のラックギア16との間で歯飛びが発生することを防止できる。
[0035]
 図22は、図21のフィルター押さえ部材28の斜視図である。図23は、図21のフィルター押さえ部材28を、ケーシング1に取り付けた図である。第1フレーム21及び第2フレーム22の間に形成された開口部27には、フィルター押さえ部材28が着脱自在に配置されている。フィルター押さえ部材28は、カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、意匠パネル8を開くと、ケーシング1の前面側に位置している。フィルター押さえ部材28は、矩形状に形成されており、上縁部28bが第1フレーム21と接するように取り付けられる。フィルター押さえ部材28の長手方向は、カートリッジ20がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、ケーシング1の幅方向(X軸方向)である。ユーザーは、フィルター押さえ部材28をカートリッジ20から取り外し、第1フレーム21及び第2フレーム22の間に形成された開口部27を開放することで、フィルター10を挿入し、あるいは、取り出すことができる。フィルター押さえ部材28は、取手部28aを押し下げることでカートリッジ20の開口部27から取り外すことができる。
[0036]
 フィルター押さえ部材28は、カートリッジ20の内部側に凹んで段差28dを形成する下縁部28cを有する。下縁部28cは、意匠パネル8を開いた際に前面側に位置して上縁部28bを構成する前面部28eに対して、奥側に凹むように形成されており、前面部28eとの間に段差28dを形成している。この下縁部28cは、後述するダストボックス30の前壁部37と接する。
[0037]
(ダストボックス30)
 図24は、図3のダストボックス30の斜視図である。図25は、図3のダストボックス30の取付図である。図26は、図22のフィルター押さえ部材28と、図24のダストボックス30との係合状態を示す断面図である。ダストボックス30は、略直方体の箱状に構成されており、図3に示すように、ケーシング1に対して奥行方向に移動させることでカートリッジ20の下側のケーシング1内に着脱自在に配置される。より詳細には、ダストボックス30は、ケーシング1に対して前方から奥側へと挿入されることでケーシング1内に配置され、ケーシング1から前方へ引き抜くことでケーシング1から取り外される。なお、ダストボックス30のケーシング1への固定方法は後述する。ダストボックス30は、ケーシング1の正規の位置に配置された状態において、ケーシング1の幅方向(X軸方向)において、2つ配置される。ダストボックス30は、ケーシング1内においてカートリッジ20の前方向の端部29側に配置される。ダストボックス30は、ダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、意匠パネル8を開くと、ケーシング1の前面側に位置している。ダストボックス30の長手方向は、ダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、ケーシング1の幅方向(X軸方向)である。
[0038]
 ダストボックス30は、フィルター10を清掃するブラシ31、ブラシ31が取り付けられてブラシ31を揺動又は回転させるブラシ駆動軸32、及び、ブラシ31で除去された塵埃を収容する埃収容部33を有する。
[0039]
 ブラシ31は、揺動又は回転することで、フィルター10の塵埃を除去するものである。ブラシ31は、ブラシ31を揺動又は回転させるブラシ駆動軸32と接続している。このブラシ駆動軸32は、埃収容部33の両側面部34に回転自在に保持されている。ブラシ駆動軸32は、モーターユニット50のブラシ駆動部53に連結され、モーターユニット50に収容されたモーター52によって駆動される。ブラシ駆動軸32とモーターユニット50のブラシ駆動部53とを連結した状態でモーター52を駆動すると、モーター52と歯車を介して連結されたブラシ駆動部53が揺動又は回転する。これに伴って、ブラシ駆動軸32及びブラシ31も揺動又は回転することとなる。これにより、ダストボックスから突出したブラシ31が、カートリッジ20から露出したフィルター10の塵埃を除去する。フィルター10から除去された塵埃は、ブラシ31の下方に設けられている埃収容部33に収容される。
[0040]
 埃収容部33は、箱状に形成されている。ダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、モーターユニット50のユニット壁部50aと対向する埃収容部33の側面部34には、モーターユニット50と係合する突出片35が設けられている。突出片35が、図17及び図18に示す、モーターユニット50に形成された係合穴55に挿入されることで、ダストボックス30は、モーターユニット50を介してケーシング1に固定される。なお、係合穴55は、駆動ギア51が配置されているユニット壁部50aに形成されており、駆動ギア51の前方かつ下方に形成されている。ダストボックス30は、埃収容部33の突出片35が形成されている側と反対側の側面部34に固定レバー36を有している。固定レバー36には、バネ等の弾性手段が設けられており、ユーザーが固定レバー36を操作することで、図示しない突出片が側面部34から突出し若しくは側面部34内に収容される。固定レバー36の突出片が、ケーシング1に形成された図示しない凹部に挿入されることで、ダストボックス30は、ケーシング1に固定される。なお、側面部34は、本発明の「ボックス壁部」に相当する。
[0041]
 埃収容部33は、ダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、ケーシング1の前面側に位置する前壁部37を有する。前壁部37の上縁部37aは、カートリッジ20及びダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、カートリッジ20の下縁部28cの前側に位置し、下縁部28cと接する。前壁部37が、カートリッジ20の下縁部28cの前側に位置し、下縁部28cと接することで、ダストボックス30は、カートリッジ20の前方の移動を規制している。そのため、ダストボックス30は、フィルター10の自動清掃中、カートリッジ20が、前方に飛び出してくるのを押さえることができる。また、ダストボックス30は、カートリッジ20及びダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、前壁部37の上縁がカートリッジ20の段差28dと対向する。前壁部37の上縁がカートリッジ20の段差28dと対向することで、下側に移動させることで取り外しできるフィルター押さえ部材28の取り外しを防ぐことができる。
[0042]
 埃収容部33は、回転軸39aを備えて埃収容部33に回転自在に取り付けられる蓋部39を有する。蓋部39は、埃収容部33の下部開口を開閉自在に閉塞する。つまり、ダストボックス30は、蓋部39を開くことにより、埃収容部33に溜まった塵埃を取り出せる構成になっている。
[0043]
[動作説明]
 続いて、フィルター10、カートリッジ20及びダストボックス30の着脱動作(取り付け及び取り外し動作)について説明する。
[0044]
(フィルター10、カートリッジ20及びダストボックス30の着脱動作)
 フィルター10を手動で清掃する場合には、カートリッジ20をケーシング1から取り外すこととなる。また、ダストボックス30の埃収容部33に溜まった塵埃を廃棄する場合には、ダストボックス30をケーシング1から取り外すこととなる。
[0045]
 室内機100は、カートリッジ20をケーシング1から取り外す際、ケーシング1の前面側に設けられた意匠パネル8を開き、初めにダストボックス30を取り外す。ダストボックス30の前壁部37が、フィルター押さえ部材28の下縁部28cと接しており、カートリッジ20の前方の移動を規制しているからである。
[0046]
 ダストボックス30をケーシング1から取り外す際には、ダストボックス30の固定レバー36のレバーを押し下げ弾性体を収縮させて、突出片とケーシング1との係合を解除する。その後、モーターユニット50の係合穴55からダストボックス30の突出片35を抜き出すことで、ダストボックス30をケーシング1から取り外すことができる。その後、ダストボックス30の蓋部39を開き、ダストボックス30の埃収容部33に溜まった塵埃を廃棄する。
[0047]
 ダストボックス30を取り外すことにより、カートリッジ20は前方へ移動可能となる。その後、カートリッジ20を前方へ引き抜くことにより、カートリッジ20をケーシング1から取り外すことができる。
[0048]
 カートリッジ20からフィルター10の取り外す場合、カートリッジ20のフィルター押さえ部材28を下方に移動させることでフィルター押さえ部材28をカートリッジ20から取り外す。これにより、フィルター10のラックギア16とフィルター移動ギア体62の搬送ギア63との噛み合いが解除され、フィルター10が取り外し可能な状態となる。この状態において、フィルター10をカートリッジ20の開口部27から引き抜くことにより、フィルター10をカートリッジ20から取り外すことができる。
[0049]
 フィルター10をカートリッジ20に取り付ける場合、フィルター押さえ部材28を取り外した状態において、開口部27からカートリッジ20の上側移動経路20aにフィルター10を挿入する。その後、フィルター押さえ部材28を閉じることにより、フィルター10のラックギア16とフィルター移動ギア体62の搬送ギア63とが噛み合わされる。
[0050]
 カートリッジ20及びダストボックス30は、前方からケーシング1に押し込み、該ケーシング1に取り付けることとなる。カートリッジ20を前方からケーシング1に押し込む際、カートリッジ20の両端に形成された一方のガイド突起40を、図15及び図16に示す仕切壁1bの第1案内溝1dとモーターユニット50の第2案内溝50dとによって連続して形成された案内溝に挿入させる。また、カートリッジ20の他の一方のガイド突起40を、図13に示す、上部ケーシング1aの側面部1eに形成された第3案内溝1fに挿入させる。この状態でカートリッジ20をさらにケーシング1の後方へ押し込んでいくと、カートリッジ20のガイド突起40は、第2案内溝50d及び第1案内溝1dにより形成される案内溝と、第3案内溝1fとにより案内され、カートリッジ20は正規の取付位置に導かれる。そして、カートリッジ20に設けられたフィルター駆動軸60の伝達ギア65と、モーターユニット50の駆動ギア51とが連結される。ユーザーによるカートリッジ20の装着動作によって、伝達ギア65は前方から駆動ギア51に接近する。室内機100は、モーター52の駆動ギア51の軸位置51cが、伝達ギア65の軸位置65cよりも上側かつ奥側に位置しているものである。もしくは、室内機100は、モーター52の駆動ギア51の軸位置51cが、伝達ギア65の軸位置65cよりも下側かつ奥側に位置しているものである。そのため、室内機100は、伝達ギア65と駆動ギア51とが斜めに接触することによる力の分散と、それぞれのギアが持つ回転余裕と、によってスムーズに駆動ギア51と伝達ギア65とが噛み合う。
[0051]
 その後、ダストボックス30が、ケーシング1に取り付けられる。ダストボックス30の突出片35は、モーターユニット50に形成された係合穴55に挿入される。そして、ユーザーは、固定レバー36を操作し、固定レバー36の突出片をケーシング1に係合させてダストボックス30をケーシング1に固定させる。ダストボックス30をケーシング1に固定すると、ダストボックス30の前壁部37は、カートリッジ20の下縁部28cの前側に位置し、下縁部28cと接する。ダストボックス30の前壁部37が、カートリッジ20の下縁部28cの前側に位置し、下縁部28cと接することで、カートリッジ20の前方への移動が規制される。
[0052]
 以上のように室内機100は、モーター52の駆動ギア51の軸位置51cが、伝達ギア65の軸位置65cよりも上側かつ奥側に位置しているものである。もしくは、室内機100は、モーター52の駆動ギア51の軸位置51cが、伝達ギア65の軸位置65cよりも下側かつ奥側に位置しているものである。そのため、室内機100は、ユーザーがカートリッジ20をケーシング1に挿入する際に、伝達ギア65と駆動ギア51とが斜めに接触することにより力の分散が図られると共に、それぞれのギアが持つ回転余裕によって、スムーズに駆動ギア51と伝達ギア65とを噛み合わせることができる。その結果、ユーザーが、フィルター10を備えたカートリッジ20をケーシング1に取り付ける際に、室内機100は、伝達ギア65と駆動ギア51とが衝突により破損する恐れがなく、伝達ギア65と駆動ギア51とが確実に噛み合って回転トルクの不足を生じることがないものである。一般に、ユーザーによるカートリッジの装着動作によって、伝達ギアは前方から駆動ギアに接近するが、伝達ギアと駆動ギアとが正面衝突するとギアの歯が破損してしまう恐れがある。室内機100は、伝達ギア65と駆動ギア51とが斜めに接触することにより力の分散が図られると共に、それぞれのギアが持つ回転余裕によってスムーズに駆動ギア51と伝達ギア65とが噛み合うことができる。
[0053]
 また、室内機100は、カートリッジ20及びダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、前壁部37が下縁部28cの前側に位置し、下縁部28cと接する。そのため、ダストボックス30は、カートリッジ20の前方への移動を規制することができる。その結果、モーター52の駆動ギア51と伝達ギア65との軸管距離を保持することができ、ギア同士のかみ合わせを確保することができる。なお、室内機100は、カートリッジ20を支持する部品として、ダストボックス30を用いているが、支持することのみを目的とした専用のストッパー部品を用いても良い(図示なし)。しかし、室内機100は、ダストボックス30を用いることで、専用のストッパーが不要となるため部品点数の削減することができる。また、ユーザーがカートリッジ20のための専用のストッパーを操作することなくカートリッジ20とダストボックス30の両方の着脱を実施することが可能となり、ユーザーによる室内機100のお手入れ時の作業の手順を減らすことができる。
[0054]
 また、室内機100は、カートリッジ20及びダストボックス30がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、前壁部37の上縁が段差28dと対向するものである。そのため、下側に移動させることで取り外すことができるフィルター押さえ部材28の下方への移動を規制し、意図しないフィルター押さえ部材28の取り外しを防ぐことができる。
[0055]
 また、室内機100は、ケーシング1に、ガイド突起40を案内する第1案内溝1dが形成されており、モーターユニット50に、ガイド突起40を案内する第2案内溝50dが形成されている。そして、室内機100は、モーターユニット50がケーシング1の正規の位置に配置された状態において、第1案内溝1dと第2案内溝50dとが連続するものである。そのため、室内機100は、モーターユニット50がカートリッジ20の案内溝を形成することで筐体を小型化することができる。また、室内機100は、カートリッジ20の案内溝を形成するための部品を少なくすることができ、部品点数もしくは材料を削減することができる。
[0056]
 さらに、室内機100は、カートリッジが、フィルター駆動軸60の両端側に位置する側壁部26aから膨出し、伝達ギア65よりも大径の円筒形状に形成された円筒部67を有している。室内機100は、円筒部67には、周方向の一部に切り欠き部67cが形成されており、円筒部67の内部に伝達ギア65が配置されており、切り欠き部67cから伝達ギア65の一部が露出しているものである。そのため、ユーザーが、カートリッジ20を落下させてしまったとしても、伝達ギア65は、円筒部67によって保護され、ギアの歯先が平らな床面に接することがない。その結果、室内機100は、伝達ギア65と駆動ギア51とのギアの噛み合いに対して品質を確保することができる。
[0057]
実施の形態2.
 図27は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機200の構成例を示す模式図である。空気調和機200は、実施の形態1に係る室内機100を用いた空気調和機である。図1~図26の室内機100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。次に、本発明の実施の形態2として、室内機100を備えた空気調和機200について説明する。図27において実線の矢印は、空気調和機200における冷房運転時の冷媒の流れを示し、点線の矢印は、空気調和機200における暖房運転時の冷媒の流れを示す。図27の空気調和機200は、室外機150と、室内機100とを有し、室外機150と室内機100とは冷媒配管130及び冷媒配管140により配管接続されている。そして、空気調和機200は、圧縮機121、流路切替装置122、熱交換器123、膨張弁124、熱交換器90が冷媒配管を介して順次接続されている。空気調和機200は、室外機150の流路切替装置122を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転又は冷房運転を切り換えて実現することができる。なお、図27で示す空気調和機200の構成は1例であり、例えば、図27の空気調和機200にマフラー、アキュムレータ等が設けられていてもよい。
[0058]
 室内機100は、熱交換器90を有する。熱交換器90は、空調対象となる空気と冷媒との熱交換を行う。熱交換器90は、暖房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。また、熱交換器90は、冷房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。熱交換器90の近傍には、ファン80が、熱交換器90と対面するように設けられている。
[0059]
 室外機150は、圧縮機121、流路切替装置122、熱交換器123、及び膨張弁124を有している。圧縮機121は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。流路切替装置122は、例えば四方弁であり、冷媒の流路の方向の切り換えが行われる装置である。空気調和機200は流路切替装置122を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転又は冷房運転を実現することができる。熱交換器123は、冷媒と室外の空気との熱交換を行う。熱交換器123は、暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、熱交換器123は、冷房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。熱交換器123の近傍にはファン126が、熱交換器123と対面するように設けられている。膨張弁124は、絞り装置(流量制御手段)であり、膨張弁124を流れる冷媒の流量を調節することにより、膨張弁として機能し、流入してきた冷媒を減圧するものである。例えば、膨張弁124が、電子式膨張弁等で構成された場合は、制御装置(図示せず)等の指示に基づいて開度調整が行われる。
[0060]
 次に、空気調和機200の冷房運転動作を説明する。圧縮機121によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置122を経由して、熱交換器123に流入する。熱交換器123に流入したガス冷媒はファン126により送風される外気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、熱交換器123から流出する。熱交換器123から流出した冷媒は、膨張弁124によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室内機100の熱交換器90に流入し、ファン80により送風される室内空気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって熱交換器90から流出する。このとき、冷媒に吸熱されて冷却された室内空気は、空調空気(冷風)となって、室内機100の吹出口3から室内(空調対象空間)に吹き出される。熱交換器90から流出したガス冷媒は、流路切替装置122を経由して圧縮機121に吸入され、再び圧縮される。以上の動作が繰り返される。
[0061]
 以上のように、空気調和機200が実施の形態1に係る室内機100を備えることによって、実施の形態1の効果を有する空気調和機200を得ることができる。

符号の説明

[0062]
 1 ケーシング、1a 上部ケーシング、1a1 前部枠部、1a2 後部枠部、1b 仕切壁、1c 嵌合部、1d 第1案内溝、1e 側面部、1f 第3案内溝、2 吸込口、3 吹出口、4 上面部、5 前面部、6 下面部、7 背面部、8 意匠パネル、10 フィルター、11 外枠、12 捕捉部、13 格子、14 側縁部、15 側縁部、16 ラックギア、20 カートリッジ、20a 上側移動経路、20b 下側移動経路、20b1 渦巻き部、21 第1フレーム、22 第2フレーム、23 通気口、24 桟、25 リブ、26a 側壁部、26b 側壁部、27 開口部、28 フィルター押さえ部材、28a 取手部、28b 上縁部、28c 下縁部、28d 段差、28e 前面部、29 端部、29b 端部、30 ダストボックス、31 ブラシ、32 ブラシ駆動軸、33 埃収容部、34 側面部、35 突出片、36 固定レバー、37 前壁部、37a 上縁部、39 蓋部、39a 回転軸、40 ガイド突起、50 モーターユニット、50a ユニット壁部、50d 第2案内溝、51 駆動ギア、51a 凸部、51c 軸位置、51f 仮想軸線、51f1 仮想軸線、51g 軸心、52 モーター、53 ブラシ駆動部、55 係合穴、60 フィルター駆動軸、61 シャフト部、62 フィルター移動ギア体、62a 溝部、63 搬送ギア、64 ボス部、65 伝達ギア、65a 凸部、65c 軸位置、65f 仮想軸線、65g 軸心、67 円筒部、67a 円形状部、67b 周壁部、67c 切り欠き部、67e 支持部、80 ファン、90 熱交換器、100 室内機、121 圧縮機、122 流路切替装置、123 熱交換器、124 膨張弁、126 ファン、130 冷媒配管、140 冷媒配管、150 室外機、200 空気調和機。

請求の範囲

[請求項1]
 上面部に吸込口が形成され、前記吸込口よりも下方に吹出口が形成されたケーシングと、
 前記ケーシング内に設けられたファン及び熱交換器と、
 前記吸込口に配置され、前記ファンによって前記ケーシングに吸い込まれる空気から塵埃を除去するフィルターと、
 前記ケーシングの奥行方向に移動させることで前記吸込口に着脱自在に配置されており、上面部及び下面部に通気口が形成され、前記フィルターを移動自在に収容し、前記フィルターを前記ケーシングの前後方向に移動させるフィルター駆動軸を回転自在に支持するカートリッジと、
 前記フィルター駆動軸を駆動させるモーターを有し、前記ケーシングに着脱自在に配置されるモーターユニットと、
 を備え、
 前記フィルターは、対向する側縁部にそれぞれラックギアが形成され、
 前記モーターユニットは、前記フィルター駆動軸と連結し、前記モーターによって駆動される駆動ギアを有し、
 前記フィルター駆動軸は、シャフト部と、前記シャフト部の両端部に配置されたフィルター移動ギア体と、を有し、
 前記フィルター移動ギア体は、前記シャフト部の端部に配置され、前記駆動ギアと噛み合う伝達ギアと、前記伝達ギアと一体に形成されており、前記シャフト部において前記伝達ギアの内側に配置され、前記ラックギアと噛み合う搬送ギアと、を有し、
 前記カートリッジが取り付けられた前記ケーシング内において、前記伝達ギアの軸位置に対する前記駆動ギアの軸位置が、前記ケーシングの正面視で上側かつ奥側、または、下側かつ奥側に位置している空気調和機の室内機。
[請求項2]
 前記フィルターを清掃するブラシ、前記ブラシが取り付けられて前記ブラシを揺動又は回転させるブラシ駆動軸、及び、前記ブラシで除去された塵埃を収容する埃収容部を有する箱状のダストボックスと、
 を備え、
 前記モーターユニットは、前記ブラシ駆動軸と連結し、前記モーターによって駆動するブラシ駆動部を更に有し、
 前記ダストボックスは、前記ケーシング内において、前記カートリッジの下側に着脱自在に配置される請求項1に記載の空気調和機の室内機。
[請求項3]
 前記モーターユニットは、
 前記駆動ギアが配置されているユニット壁部に係合穴が形成されており、
 前記ダストボックスは、
 前記ダストボックスが前記ケーシングの正規の位置に配置された状態において、前記モーターユニットと対向するボックス壁部に突出片を設けており、
 前記突出片が前記係合穴に挿入されることで、前記ダストボックスが前記ケーシング内に固定される請求項2に記載の空気調和機の室内機。
[請求項4]
 前記カートリッジは、
 前記カートリッジに形成された開口部に着脱自在に配置される矩形状に形成されたフィルター押さえ部材を有し、
 前記フィルター押さえ部材は、
 前記カートリッジの内部側に凹んで段差を形成する下縁部を有し、
 前記ダストボックスは、
 前記ダストボックスが前記ケーシングの正規の位置に配置された状態において、前記ケーシングの前面側に位置する前壁部を有し、
 前記カートリッジ及び前記ダストボックスが前記ケーシングの正規の位置に配置された状態において、前記前壁部が前記下縁部の前側に位置し、前記下縁部と接する請求項2又は3に記載の空気調和機の室内機。
[請求項5]
 前記カートリッジ及び前記ダストボックスが前記ケーシングの正規の位置に配置された状態において、前記前壁部の上縁が前記段差と対向する請求項4に記載の空気調和機の室内機。
[請求項6]
 前記フィルターは、前記開口部を通して前記カートリッジ内に挿入され、または、前記カートリッジから取り外される請求項4又は5に記載の空気調和機の室内機。
[請求項7]
 前記カートリッジは、
 前記フィルター駆動軸の両端側に位置する側壁部から突出するガイド突起を有し、
 前記ケーシングには、前記ガイド突起を案内する第1案内溝が形成されており、
 前記モーターユニットは、
 前記駆動ギアが配置されているユニット壁部に、前記ガイド突起を案内する第2案内溝が形成されており、
 前記モーターユニットが前記ケーシングの正規の位置に配置された状態において、前記第1案内溝と前記第2案内溝とが連続する請求項1~6のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
[請求項8]
 前記カートリッジは、
 前記フィルター駆動軸の両端側に位置する側壁部から膨出し、前記伝達ギアよりも大径の円筒形状に形成された円筒部を有し、
 前記円筒部には、周方向の一部に切り欠き部が形成されており、
 前記円筒部の内部に前記伝達ギアが配置されており、前記切り欠き部から前記伝達ギアの一部が露出している請求項1~7のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
[請求項9]
 請求項1~8のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機を備えた空気調和機。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]

[ 図 26]

[ 図 27]