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1. (WO2019004098) IMAGING SYSTEM, IMAGING TERMINAL, IMAING METHOD, AND PROGRAM
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明 細 書

発明の名称 撮像システム、撮像端末、撮像方法、およびプログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016  

発明の効果

0017  

図面の簡単な説明

0018  

発明を実施するための形態

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160  

産業上の利用可能性

0161  

符号の説明

0162  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15A   15B   15C   16  

明 細 書

発明の名称 : 撮像システム、撮像端末、撮像方法、およびプログラム

技術分野

[0001]
 本発明は、撮像システム、撮像端末、撮像方法、およびプログラムに関する。
 本出願は、2017年6月26日に出願された国際出願PCT/JP2017/023362に基づく優先権を主張し、当該出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。

背景技術

[0002]
 複数のアクセスポイント装置を設け、これらアクセスポイント装置を介してホームゲートウェイと家電機器とを確実に接続することができる家電機器ネットワークシステムが特許文献1に開示されている。この家電機器ネットワークシステムでは、接続中のアクセスポイント装置と接続が断たれた場合に、前記接続リストに記憶された上位のアクセスポイント装置から順番に接続試行を行う。また、家電がインターネット上のアプリケーションサーバーと通信するホームゲートウェイが設けられている。例えば、各部屋に家電用のアクセスポイント(AP)があり、複数のAPがすべてホームゲートウェイに接続されている。家電はAPのリストを持っている。切断されたAPは最下位に格下げし、リスト順に接続可否をスキャンする。接続できたAPは最上位に格上げする。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2008-048224号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 少なくとも撮影対象の被写体または被写体を含む特定の場所やシーンが定められており、かつ被写体のある場所にカメラの常設が困難である場合に、外部サーバーで撮影画像を取得し、撮影画像が適切に撮影されているかを確認したいという課題がある。特許文献1のシステムでは、接続が切断されたことを契機に、接続のしやすさによって接続先を判断して再接続している。カメラによって特定被写体が撮影できる状態にあるか否かを判断しないまま外部サーバーに接続することになり、上述の課題を解決することは困難である。
[0005]
 上述の事情を鑑み、本発明は、撮像端末と、撮像端末と通信可能な外部サーバーとからなる撮像システムであって、操作者が特定の撮像対象物を撮像した後、外部サーバーによって特定の撮像対象物の撮像操作を行えるようにした撮像システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の一態様によれば、撮像システムは、撮像端末と、前記撮像端末と通信する外部サーバーとからなる撮像システムであって、前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像システムは、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡し、前記外部サーバーは、前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記撮像端末から受信する。
[0007]
 前記撮像端末が前記撮像データに基づいて前記特定の撮像対象物を所定の条件で認識した場合に、前記操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡してもよい。
[0008]
 前記撮像端末は、特定の撮像対象物の表面または周囲に配置されたマーカーによって、前記特定の撮像対象物を認識してもよい。
[0009]
 前記撮像端末の位置または前記撮像端末の姿勢の少なくともいずれかが所定の条件と合致した場合に、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡してもよい。
[0010]
 前記撮像端末が前記特定の撮像対象物が所定の条件を満たすと判断した場合に、前記操作権の譲渡の確認画面が前記撮像端末のモニタに提示され、当該確認画面における操作者の確認指示により、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡してもよい。
[0011]
 前記操作権が操作者から前記外部サーバーへ譲渡され、前記外部サーバーが前記撮像端末を用いて前記撮像操作を行っているときは、前記撮像端末は、撮像データを前記撮像端末内に保存せずに、前記撮像データを外部サーバーへ送信してもよい。
[0012]
 前記撮像端末は、外部操作端末と直接の無線通信であるAPモード通信が可能であって、操作者による前記外部操作端末の操作は、前記外部操作端末から前記撮像端末に入力されるとともに、前記撮像端末は、前記外部サーバーとルーター経由での無線通信であるSTAモード通信が可能であって、前記撮像端末の操作権を操作者から外部サーバーへ譲渡する場合は、前記APモード通信を解除するとともに、前記撮像端末と前記ルーター経由の前記外部サーバーとの前記STAモード通信の接続を行い、前記外部サーバーは、前記ルーター経由で前記撮像端末を制御して前記撮像操作を行ってもよい。
[0013]
 前記撮像端末は、前記撮像端末の撮像部を回動、移動の少なくとも一方が可能であって、前記外部サーバーは、前記操作権が譲渡された場合に、特定の撮像対象物が前記撮像部の撮像エリア内に収まるように前記撮像部を光学ズーム、回動または移動させて、当該特定の撮像対象物を追従してもよい。
[0014]
 本発明の一態様によれば、撮像端末は、撮像システムにおいて、外部サーバーと通信する撮像端末であって、前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像端末の操作権は、操作者から前記外部サーバーへ譲渡され、前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記撮像端末は、前記外部サーバーの制御によって、特定の撮像対象物の撮像操作を行い、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記外部サーバーに送信する。
[0015]
 本発明の一態様によれば、撮像方法は、撮像端末と、前記撮像端末と通信する外部サーバーとからなる撮像システムにおいて、前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡し、前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記外部サーバーが前記撮像端末を用いて特定の撮像対象物の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記撮像端末から前記外部サーバーに送信する。
[0016]
 本発明の一態様によれば、プログラムは、撮像端末と、前記撮像端末と通信する外部サーバーとからなる撮像システムにおいて、前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡し、前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記外部サーバーが前記撮像端末を用いて特定の撮像対象物の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記撮像端末から前記外部サーバーに送信することを実行させる。

発明の効果

[0017]
 上記の各態様によれば、撮像端末と、撮像端末と通信可能な外部サーバーとからなる撮像システムにより、操作者が特定の撮像対象物を撮像した後、外部サーバーによって特定の撮像対象物の撮像操作を行うことができる。

図面の簡単な説明

[0018]
[図1] 本発明の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。
[図2] 本発明の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。
[図3] 本発明の実施形態に係る撮像システムの無線端末の構成を示すブロック図である。
[図4] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける第1の情報の第1の例を示す図である。
[図5] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける第1の情報の第2の例を示す図である。
[図6] 本発明の実施形態に係る撮像システムのカメラの構成を示すブロック図である。
[図7] 本発明の実施形態に係る撮像システムの外部操作端末の構成を示すブロック図である。
[図8] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、無線端末が実行する処理の手順を示す図である。
[図9] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、無線端末が実行する処理の手順を示す図である。
[図10] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、無線端末が実行する処理の手順を示す図である。
[図11] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、外部操作端末が実行する処理の手順を示す図である。
[図12] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、カメラが実行する処理の手順を示す図である。
[図13] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、カメラが実行する処理の手順を示す図である。
[図14] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、カメラが実行する処理の手順を示す図である。
[図15A] 本発明の実施形態に係る撮像システムを用いた撮像方法の処理を示すイメージ図である。
[図15B] 本発明の実施形態に係る撮像システムを用いた撮像方法の処理を示すイメージ図である。
[図15C] 本発明の実施形態に係る撮像システムを用いた撮像方法の処理を示すイメージ図である。
[図16] 本発明の実施形態に係る撮像システムにおける、撮像端末のモニタに表示される撮像端末の操作権の譲渡の確認画面の例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0019]
 以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。以下では、無線端末およびカメラを有する無線通信システムの例を説明する。撮像システムを構成する端末はカメラ等に限らない。ネットワークサービスは、カメラが能動的にアクセスするサービスと、カメラが受動的にアクセスされるサービスとを含む。例えば、カメラが能動的にアクセスするサービスは、ソーシャルメディア、画像処理API(Application Programming Interface)、およびストレージである。例えば、カメラが受動的にアクセスされるサービスは、カメラを遠隔操作する外部操作端末である。ネットワークサービスは、上記の例に限らない。
[0020]
(撮像システム1の構成)
 図1および図2は、本実施形態に係る撮像システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、撮像システム1は、無線通信システム2を有する。無線通信システム2は、無線端末10と、カメラ20(撮像端末)を有する。撮像システム1は、無線ルーター30と、外部操作端末50(外部サーバー)をさらに有する。
[0021]
 本発明では、カメラ20(撮像端末)は無線通信可能なものであって、例えば、デジカメ、スマホ、レンズとスマホがセットになったものなどを想定している。また、カメラ20(撮像端末)はモニタを有する。
[0022]
 カメラ20(AP1)および無線ルーター30(AP2)はアクセスポイント(AP)として動作している。無線端末10(STA1)はステーション(STA)として動作しており、かつカメラ20とP2P接続している。外部操作端末50は、ネットワークサービスである。外部操作端末50(STA5)はSTAとして動作しており、かつ無線ルーター30と接続している。カメラ20は外部操作端末50との通信を希望している。外部操作端末50は、無線ルーター30を経由してカメラ20と接続し、カメラ20の遠隔制御などを行う。
[0023]
 無線端末10がカメラ20以外のAPである無線ルーター30を検出したとき、無線端末10は、無線ルーター30を経由して、カメラ20が接続したい外部操作端末50と通信を行うことができるか否かを判断する。無線ルーター30を経由して外部操作端末50と通信を行うことができると無線端末10が判断した場合、無線端末10は無線ルーター30の接続情報をカメラ20に送信する。接続情報は、SSID(Service Set Identifier)およびパスワードである。例えば、パスワードは、WEPキーおよびWPAキー等の暗号キーである。
[0024]
 無線端末10は、カメラ20のモードをAPモードからSTAモードに変更するようにカメラ20に指示する。カメラ20はモードをSTAモードに変更する。無線端末10はカメラ20との無線通信接続を切断した後、図2に示すように無線ルーター30と接続する。カメラ20は無線端末10との無線通信接続を切断した後、図2に示すように無線ルーター30と接続する。このとき、カメラ20は、無線端末10から受信した接続情報を使用する。
[0025]
 図3は、本実施形態に係る撮像システム1の無線端末10の構成を示すブロック図である。図3に示すように無線端末10は、通信機100と、記憶媒体101と、コントローラ102を有する。
[0026]
 無線端末10の概略構成を説明する。APモードで動作している通信端末は、他の通信端末から無線通信接続の要求を受け付けることができる。STAモードで動作している通信端末は、他の通信端末から無線通信接続の要求を受け付けることが不可能であり、かつ、APモードで動作している通信端末に無線通信接続を要求することができる。記憶媒体101は、無線ルーター30の第1の情報を記憶する。無線ルーター30は、外部操作端末50と通信でき、かつAPモードで動作している。無線端末10がSTAモードで動作しているとき、コントローラ102は、APモードで動作しているカメラ20との第1の無線通信接続を開始する。
[0027]
 カメラ20との第1の無線通信接続が維持されているとき、コントローラ102は、無線ルーター30を検出する。無線ルーター30が検出されたとき、コントローラ102は、検出された無線ルーター30を経由して外部操作端末50と通信を行うことができるか否かを第1の情報に基づいて判断する。無線ルーター30を経由して外部操作端末50と通信を行うことができるとコントローラ102が判断した場合、コントローラ102は、無線ルーター30との第2の無線通信接続に使用される第2の情報を通信機100によってカメラ20に送信する。第2の情報が送信された後、コントローラ102は、カメラ20との第1の無線通信接続を切断する。第1の無線通信接続が切断された後、コントローラ102は、第2の情報を使用して第2の無線通信接続を通信機100によって無線ルーター30に要求する。
[0028]
 上記のように、他の通信端末から無線通信接続の要求を受け付けることができるモードは、APモードと定義される。上記のように、他の通信端末から無線通信接続の要求を受け付けることが不可能であり、かつ、APモードで動作している通信端末に無線通信接続を要求することができるモードは、STAモードと定義される。
[0029]
 無線端末10の詳細な構成を説明する。通信機100は、無線機である。通信機100は、アンテナを含む。あるいは、通信機100およびアンテナは別々に構成され、かつ通信機100はアンテナに接続される。通信機100はカメラ20および無線ルーター30と無線通信を行う。
[0030]
 記憶媒体101は、揮発性または不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶媒体101は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(DynamicRandom Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、およびハードディスクドライブの少なくとも1つである。記憶媒体101は、第1の情報および第2の情報を記憶する。
[0031]
 図4は、本実施形態に係る撮像システム1における第1の情報の第1の例を示す図である。図4に示す第1の情報は、無線端末10が無線ルーター30を経由して他の通信端末と通信を行ったときの通信履歴である。図4に示す第1の情報は、無線端末10が無線ルーター30を経由して外部操作端末50と通信を行ったときの通信履歴を含む。
[0032]
 通信履歴は、時刻I10、通信元I11、通信元アドレスI12、通信先I13、通信先アドレスI14、およびアクセスポイントI15を含む。各情報は互いに関連付けられている。時刻I10は、通信が行われた時刻を示す。例えば、時刻I10は、オペレーティングシステムで共通な形式で表現される。通信元I11は、通信元の端末のホスト名を示す。通信元の端末は無線端末10である。無線端末10のホスト名は、SP-323352である。通信元アドレスI12は、通信元の端末のIPアドレスである。無線端末10のIPアドレスは、192.168.25.35である。
[0033]
 通信先I13は、通信先の端末のホスト名を示す。通信先の端末は、無線端末10の通信相手である。外部操作端末50のホスト名はNAS-554323である。通信先アドレスI14は、通信先の端末のIPアドレスである。外部操作端末50のIPアドレスは、192.168.25.32である。アクセスポイントI15は、無線ルーター30のSSIDである。無線ルーター30のSSIDは、AP-201282である。
[0034]
 図5は、本実施形態に係る撮像システム1における第1の情報の第2の例を示す図である。図5に示す第1の情報は、無線端末10が外部操作端末50と通信する際に経由することができる端末を示す端末情報である。
[0035]
 端末情報が示す端末は、ホームネットワークなどにおける固定のID(SSIDなど)を持つアクセスポイントである。また、その端末が存在するネットワークに接続されているネットワークサービスは既知である。端末情報は、登録済みアクセスポイントI20、通信先I21、および通信先アドレスI22を含む。各情報は互いに関連付けられている。登録済みアクセスポイントI20は、無線ルーター30のSSIDである。無線ルーター30のSSIDは、AP-201282である。通信先I21は、通信先の端末のホスト名を示す。外部操作端末50のホスト名はNAS-554323である。通信先アドレスI22は、通信先の端末のIPアドレスである。外部操作端末50のIPアドレスは、192.168.25.32である。
[0036]
 通信先I21は、図1に示されていないネットワークプリンタなどのホスト名も含む。ネットワークプリンタのホスト名はPRT-740218である。通信先アドレスI22は、ネットワークプリンタなどのIPアドレスも含む。ネットワークプリンタのIPアドレスは192.168.25.50である。
[0037]
 第2の情報は、接続情報である。例えば、接続情報は、SSIDおよびパスワードである。無線端末10は過去に無線ルーター30を経由して外部操作端末50と通信したことがある。そのため、無線ルーター30との無線通信接続に必要なパスワードは記憶媒体101に保持されている。
[0038]
 コントローラ102(制御部)は、プロセッサおよび論理回路の少なくとも1つで構成されている。例えば、プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、およびGPU(Graphics Processing Unit)の少なくとも1つである。例えば、論理回路は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)の少なくとも1つである。コントローラ102は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。コントローラ102は、1つまたは複数の論理回路を含むことができる。コントローラ102は、図示していないROMに格納されているプログラムに従って動作する。これにより、コントローラ102は、無線端末10の動作を制御する。
[0039]
 例えば、コントローラ102の機能は、コントローラ102の動作を規定する命令を含むプログラムをコントローラ102が読み込んで実行することにより、ソフトウェアの機能として実現可能である。このプログラムは、例えばフラッシュメモリのような「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」により提供されてもよい。また、上述したプログラムは、このプログラムが保存された記憶装置等を有するコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により無線端末10に伝送されてもよい。プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように、情報を伝送する機能を有する媒体である。また、上述したプログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上述したプログラムは、前述した機能をコンピュータに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
[0040]
 コントローラ102は、情報を通信機100によって他の通信端末に送信する。具体的には、コントローラ102は、情報が他の通信端末に送信されるように通信機100を制御する。つまり、コントローラ102は、他の通信端末に対する情報を通信機100に送信させる。これによって、通信機100は、情報を他の通信端末に送信する。コントローラ102は、情報を通信機100によって他の通信端末から受信する。具体的には、コントローラ102は、情報が他の通信端末から受信されるように通信機100を制御する。つまり、コントローラ102は、他の通信端末から送信された情報を通信機100に受信させる。これによって、通信機100は、情報を他の通信端末から受信する。
[0041]
 図6は、本実施形態に係る撮像システム1のカメラ20の構成を示すブロック図である。図6に示すようにカメラ20(撮像端末)は、イメージセンサ200、通信機201、記憶媒体202、およびコントローラ203を有する。
[0042]
 カメラ20の概略構成を説明する。コントローラ203は、第2の情報を通信機201によって無線端末10から受信する。第2の情報が受信され、かつ無線端末10との第1の無線通信接続が切断された後、カメラ20は、APモードの動作を終了し、かつSTAモードの動作を開始する。カメラ20がSTAモードの動作を開始した後、コントローラ203は、第2の情報を使用して第3の無線通信接続を通信機201によって無線ルーター30に要求する。
[0043]
 カメラ20の詳細な構成を説明する。イメージセンサ200は撮像素子である。イメージセンサ200は、撮影を行い、かつ画像データを生成する。生成された画像データは、記憶媒体202に記録される。なお、イメージセンサ200は、カメラ20において必須な構成ではなく、カメラ20がイメージセンサ200で撮像されたデータを無線あるいは有線で受信する構成とすることもできる。
[0044]
 通信機201は、無線機である。通信機201は、アンテナを含む。あるいは、通信機201およびアンテナは別々に構成され、かつ通信機201はアンテナに接続される。通信機201は無線端末10および無線ルーター30と無線通信を行う。
[0045]
 記憶媒体202は、揮発性または不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶媒体202は、RAM、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、およびハードディスクドライブの少なくとも1つである。記憶媒体202は、イメージセンサ200から出力された画像データと、無線端末10から受信された第2の情報と、カメラ20のモードとを記憶する。
[0046]
 コントローラ203は、プロセッサおよび論理回路の少なくとも1つで構成されている。コントローラ203は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。コントローラ203は、1つまたは複数の論理回路を含むことができる。コントローラ203は、図示していないROMに格納されているプログラムに従って動作する。これにより、コントローラ203は、カメラ20の動作を制御する。
[0047]
 コントローラ203は、コントローラ203の動作を規定する命令を含むプログラムを読み込み、かつ読み込まれたプログラムを実行してもよい。つまり、コントローラ203の機能はソフトウェアにより実現されてもよい。このプログラムは、図3に示すコントローラ102の機能を実現するプログラムと同様に実現できる。
[0048]
 コントローラ203は、情報を通信機201によって他の通信端末に送信する。具体的には、コントローラ203は、情報が他の通信端末に送信されるように通信機201を制御する。つまり、コントローラ203は、他の通信端末に対する情報を通信機201に送信させる。これによって、通信機201は、情報を他の通信端末に送信する。コントローラ203は、情報を通信機201によって他の通信端末から受信する。具体的には、コントローラ203は、情報が他の通信端末から受信されるように通信機201を制御する。つまり、コントローラ203は、他の通信端末から送信された情報を通信機201に受信させる。これによって、通信機201は、情報を他の通信端末から受信する。
[0049]
 無線端末10およびカメラ20は、無線ルーター30を経由して互いに接続する。無線端末10はカメラ20のアドレス情報を記憶媒体101から取得する。無線端末10および外部操作端末50は、無線ルーター30を経由して接続する。無線端末10は、カメラ20のアドレス情報および通信指示を外部操作端末50に送信する。通信指示は、カメラ20との通信の指示を示す。外部操作端末50は、プライベートネットワーク内の端末である。カメラ20のアドレス情報がプライベートアドレスである場合でも、外部操作端末50はカメラ20にアクセスすることができる。外部操作端末50は、無線ルーター30を経由してカメラ20と接続し、かつ撮影制御および画像データの転送要求などを行う。
[0050]
 具体的には、カメラ20との第4の無線通信接続が開始された後、コントローラ102は、カメラ20との通信を指示する通信指示を通信機100によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50に送信する。
[0051]
 無線ルーター30との第3の無線通信接続が開始された後、コントローラ203は、無線ルーター30を経由してカメラ20と通信を行うために使用される第6の情報を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10に送信する。無線ルーター30との第2の無線通信接続が開始され、かつカメラ20との第4の無線通信接続が開始された後、コントローラ102は、第6の情報を通信機100によって無線ルーター30を経由してカメラ20から受信する。第6の情報が受信された後、コントローラ102は、第6の情報を通信機100によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50に送信する。以下の例では、第6の情報は、カメラ20のアドレス情報である。
[0052]
 図7は、本実施形態に係る撮像システム1の外部操作端末50の構成を示すブロック図である。図7に示すように、外部操作端末50は、通信機500、記憶媒体501、コントローラ502、および操作部503を有する。
[0053]
 通信機500は、無線機である。通信機500は、アンテナを含む。あるいは、通信機500およびアンテナは別々に構成され、かつ通信機500はアンテナに接続される。通信機500は無線ルーター30を経由して無線端末10およびカメラ20と無線通信を行う。
[0054]
 記憶媒体501は、揮発性または不揮発性の記憶装置である。記憶媒体501は、RAM、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、およびハードディスクドライブの少なくとも1つである。記憶媒体501は、無線端末10から受信されたカメラ20のアドレス情報を記憶する。
[0055]
 コントローラ502(制御部)は、プロセッサおよび論理回路の少なくとも1つで構成されている。コントローラ502は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。コントローラ502は、1つまたは複数の論理回路を含むことができる。コントローラ502は、図示していないROMに格納されているプログラムに従って動作する。これにより、コントローラ502は、外部操作端末50の動作を制御する。
[0056]
 コントローラ502は、コントローラ502の動作を規定する命令を含むプログラムを読み込み、かつ読み込まれたプログラムを実行してもよい。つまり、コントローラ502の機能はソフトウェアにより実現されてもよい。このプログラムは、図3に示すコントローラ102の機能を実現するプログラムと同様に実現できる。
[0057]
 操作部503は、ユーザインターフェースである。例えば、ユーザインターフェースは、ボタン、スイッチ、キー、マウス、ジョイスティック、タッチパッド、トラックボール、およびタッチパネルの少なくとも1つである。操作部503は、ユーザーの操作を受け付け、かつユーザーの操作内容に応じた情報をコントローラ502に出力する。操作部503は、外部操作端末50において必須ではない。外部操作端末50は、ディスプレイを有してもよい。
[0058]
 図8~図10は、本実施形態に係る撮像システム1における、無線端末10が実行する処理の手順を示す図である。図8~図10を参照し、無線端末10の動作を説明する。図8に示す処理が開始される前、無線端末10はSTAモードの動作を開始する。無線端末10がSTAモードで動作しているとき、コントローラ102は、APモードで動作しているカメラ20との無線通信接続を開始する。図8に示す処理が開始されたタイミングにおいて、無線端末10およびカメラ20の無線通信接続は維持されている。
[0059]
 コントローラ102は、通信機100によって、接続できるアクセスポイント(AP)を検出し、かつそのAPのSSIDを取得する。例えば、コントローラ102は、無線端末10の周辺に存在する無線端末が発信するビーコンのRSSI(Received Signal Strength Indicator)強度を定期的に測定する。コントローラ102は、測定されたRSSI強度が基準値以上であるか否かを確認する。例えば、基準値は-50dBmである。測定されたRSSI強度が基準値以上である場合、コントローラ102はAPを検出する。コントローラ102は、SSIDをAPが定期的に送信するビーコンから取得する(ステップS100)。
[0060]
 ステップS100の後、コントローラ102は、SSIDを取得したAPを経由してサービス提供端末と通信を行うことができるか否かを判断する(ステップS101)。図1に示す撮像システム1においてサービス提供端末は、無線ルーター30と接続された外部操作端末50である。
[0061]
 例えば、ステップS101において、図4に示す通信履歴または図5に示す端末情報が使用される。例えば、コントローラ102は、図4に示す通信履歴において、目的のネットワークサービスに対応する通信先I13に関連付けられたアクセスポイントI15を選択する。目的のネットワークサービスがネットワークストレージである場合、コントローラ102は、外部操作端末50のホスト名が登録された通信先I13と関連付けられたアクセスポイントI15を選択する。
[0062]
 あるいは、コントローラ102は、図5に示す端末情報において、目的のネットワークサービスに対応する通信先I21に関連付けられたアクセスポイントI20を選択する。目的のネットワークサービスがネットワークストレージである場合、コントローラ102は、外部操作端末50のホスト名が登録された通信先I21と関連付けられたアクセスポイントI20を選択する。
[0063]
 例えば、目的のネットワークサービスは、予め登録されたデフォルトサービスである。目的のネットワークサービスは、無線端末10上で実行されているアプリケーションが使用しているサービスであってもよい。目的のネットワークサービスに対応する情報が通信履歴または端末情報に含まれないなどの場合、無線端末10はサービス提供端末と通信を行うことができない。目的のネットワークサービスに対応する情報が通信履歴または端末情報に含まれる場合、無線端末10はサービス提供端末と通信を行うことができる。
[0064]
 ステップS101において、コントローラ102は、外部操作端末50と通信を行うことができるか否かを判断する。ステップS101において、SSIDを取得したAPを経由してサービス提供端末と通信を行うことができないとコントローラ102が判断した場合、ステップS100における処理が実行される。ステップS101において、SSIDを取得したAPを経由してサービス提供端末と通信を行うことができるとコントローラ102が判断した場合、コントローラ102は、APの接続情報を記憶媒体101から読み出す。コントローラ102は、APの接続情報を通信機100によってカメラ20に送信する。つまり、APである無線ルーター30の検出がトリガとなって、無線ルーター30の接続情報がカメラ20に送信される(ステップS102)。APの接続情報は、カメラ20によって無線ルーター30との無線通信接続に使用される。
[0065]
 ステップS102の後、コントローラ102は、APモードからSTAモードへのモード変更の指示を通信機100によってカメラ20に送信する(ステップS103)。
[0066]
 ステップS103の後、コントローラ102は、カメラ20との無線通信接続を切断する(ステップS104)。
[0067]
 ステップS104の後、コントローラ102は、ステップS102においてカメラ20に送信された接続情報と同じ接続情報を使用して無線通信接続を通信機100によって無線ルーター30に要求する。これにより、コントローラ102は、通信機100によって無線ルーター30と接続する(ステップS105)。
[0068]
 接続情報の受信に基づいてモードをAPモードからSTAモードに変更するようにカメラ20が構成されている場合、ステップS103における処理が実行されなくてもよい。したがって、ステップS103における処理は必須ではない。
[0069]
 ステップS102において、コントローラ102は、認証情報を生成し、かつAPの接続情報および認証情報を通信機100によってカメラ20に送信する。この例では、認証情報はアクセストークンである。生成された認証情報は記憶媒体101に記録される。
[0070]
 接続要求がカメラ20から送信された場合、コントローラ102は、接続要求を通信機100によって無線ルーター30を経由してカメラ20から受信する。これにより、コントローラ102は、通信機100によって無線ルーター30を経由してカメラ20から接続の要求を受け付ける。ステップS105の後、コントローラ102は、通信機100を監視し、かつ接続要求が受信されたか否かを判断する(ステップS130)。
[0071]
 ステップS130において、接続要求が受信されていないとコントローラ102が判断した場合、ステップS130における判断が繰り返される。ステップS130において、接続要求が受信されたとコントローラ102が判断した場合、コントローラ102は、接続要求への応答を通信機100によって、無線ルーター30を経由して、接続要求の送信元であるカメラ20に送信する(ステップS131)。
[0072]
 ステップS131の後、コントローラ102は、通信機100によって無線ルーター30を経由して、接続要求の送信元であるカメラ20と接続する(ステップS132)。ステップS132においてコントローラ102は、OSI参照モデルにおけるアプリケーション層でカメラ20と接続する。あるいは、ステップS132においてコントローラ102は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層以上の層でカメラ20と接続することにより、アプリケーション層での通信の準備を完了する。つまり、ステップS132においてコントローラ102は、無線ルーター30と接続する第1の層よりも上位の第2の層でカメラ20と接続する。
[0073]
 ステップS132の後、コントローラ102は、認証情報要求を通信機100によって、無線ルーター30を経由して、接続要求の送信元であるカメラ20に送信する。これにより、コントローラ102は、認証情報をカメラ20に要求する(ステップS133)。
[0074]
 認証情報がカメラ20から送信された場合、コントローラ102は、認証情報を通信機100によって無線ルーター30を経由してカメラ20から受信する。ステップS133の後、コントローラ102は、通信機100を監視し、かつ認証情報がカメラ20から受信されたか否かを判断する(ステップS134)。
[0075]
 ステップS134において認証情報がカメラ20から受信されていないとコントローラ102が判断した場合、ステップS134における判断が繰り返される。ステップS134において認証情報がカメラ20から受信されたとコントローラ102が判断した場合、コントローラ102は、カメラ20に発行された認証情報を記憶媒体101から読み出す。コントローラ102は、受信された認証情報と、カメラ20に発行された認証情報とを比較する。これにより、コントローラ102は、2つの認証情報が一致するか否かを判断する(ステップS135)。
[0076]
 ステップS135において、2つの認証情報が一致しないとコントローラ102が判断した場合、図10に示す処理が終了する。ステップS135において、2つの認証情報が一致するとコントローラ102が判断した場合、図10における処理が実行される。
[0077]
 ステップS133からステップS135における処理は必須ではない。認証情報はAPの接続情報と一緒に無線端末10からカメラ20に送信されなくてもよい。
[0078]
 ステップS130において受信された接続要求はカメラ20のアドレス情報を含む。したがって、ステップS130においてコントローラ102は、カメラ20のアドレス情報を通信機100によって無線ルーター30を経由してカメラ20から受信する。つまり、カメラ20との接続が開始される前、コントローラ102は、カメラ20のアドレス情報を通信機100によって無線ルーター30を経由してカメラ20から受信する。カメラ20から受信されたカメラ20のアドレス情報は記憶媒体101に記録される。
[0079]
 ステップS135において、受信された認証情報と、カメラ20に発行された認証情報とが一致するとコントローラ102が判断した場合、コントローラ102は、カメラ20のアドレス情報を記憶媒体101から読み出すことによりカメラ20のアドレス情報を取得する(ステップS160)。ステップS130においてカメラ20から受信された接続要求に含まれるカメラ20のアドレス情報が記憶媒体101に記録されている。ステップS160においてそのアドレス情報が取得される。
[0080]
 ステップS160の後、コントローラ102は、図4に示す通信履歴または図5に示す端末情報から外部操作端末50の通信先アドレスを取得する。コントローラ102は、取得された通信先アドレスを使用して通信機100によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50と接続する。例えば、コントローラ102は、接続要求を通信機100によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50に送信することにより、外部操作端末50と接続する(ステップS161)。ステップS160の後、コントローラ102は、カメラ20との無線通信接続を切断してもよい。ステップS161においてコントローラ102は、カメラ20との無線通信接続を維持したまま、外部操作端末50と接続してもよい。
[0081]
 ステップS161においてコントローラ102は、OSI参照モデルにおけるアプリケーション層で外部操作端末50と接続する。あるいは、ステップS161においてコントローラ102は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層以上の層で外部操作端末50と接続することにより、アプリケーション層での通信の準備を完了する。つまり、ステップS161においてコントローラ102は、無線ルーター30と接続する第1の層よりも上位の第2の層で外部操作端末50と接続する。
[0082]
 ステップS161の後、コントローラ102は、カメラ20のアドレス情報および通信指示を通信機100によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50に送信する(ステップS162)。
[0083]
 図11は、本実施形態に係る撮像システム1における、外部操作端末50が実行する処理の手順を示す図である。図11を参照し、外部操作端末50の動作を説明する。
[0084]
 接続要求が無線端末10から送信された場合、コントローラ502は、接続要求を通信機500によって無線ルーター30を経由して無線端末10から受信する。これにより、コントローラ502は、通信機500によって無線ルーター30を経由して無線端末10から接続の要求を受け付ける。コントローラ502は、通信機500によって無線ルーター30を経由して無線端末10と接続する(ステップS460)。
[0085]
 カメラ20のアドレス情報および通信指示が無線端末10から送信された場合、コントローラ502は、カメラ20のアドレス情報および通信指示を通信機500によって無線端末10から受信する。ステップS460の後、コントローラ502は、通信機500を監視し、かつカメラ20のアドレス情報および通信指示が無線端末10から受信されたか否かを判断する(ステップS461)。
[0086]
 ステップS461において、カメラ20のアドレス情報および通信指示が無線端末10から受信されていないとコントローラ502が判断した場合、ステップS461における判断が繰り返される。ステップS461において、カメラ20のアドレス情報および通信指示が無線端末10から受信されたとコントローラ502が判断した場合、コントローラ502は、カメラ20のアドレス情報を使用して通信機500によって無線ルーター30を経由してカメラ20と接続する(ステップS462)。ステップS460の後、コントローラ502は、無線端末10との無線通信接続を切断してもよい。ステップS462においてコントローラ502は、無線端末10との無線通信接続を維持したまま、カメラ20と接続してもよい。
[0087]
 ステップS462の後、コントローラ502は、ユーザーの操作内容に応じた制御情報を通信機500によって無線ルーター30を経由してカメラ20に送信する(ステップS463)。
[0088]
 ステップS463の後、コントローラ502は、カメラ20における制御の結果を通信機500によって無線ルーター30を経由してカメラ20から受信する(ステップS464)。
[0089]
 外部操作端末50がカメラ20の固定のアドレス情報を既知の値として保持している場合、外部操作端末50は無線ルーター30を経由してカメラ20と直接接続することができる。そのため、図10に示すステップS160における処理、およびステップS162におけるアドレス情報の送信は必須ではない。同様に、図11に示すステップS461におけるアドレス情報の受信は必須ではない。
[0090]
 図12~図14は、本実施形態に係る撮像システム1における、カメラ20が実行する処理の手順を示す図である。図12~図14を参照し、カメラ20の動作を説明する。図12に示す処理が開始されたタイミングにおいて、カメラ20はAPモードで動作している。記憶媒体202に記憶された、カメラ20のモードはAPモードを示す。
[0091]
 APの接続情報が無線端末10から送信された場合、コントローラ203は、APの接続情報を通信機201によって無線端末10から受信する。受信されたAPの接続情報は、記憶媒体202に記録される。モード変更の指示が無線端末10から送信された場合、コントローラ203は、モード変更の指示を通信機201によって無線端末10から受信する。コントローラ203は、通信機201を監視し、かつAPの接続情報が無線端末10から受信されたか否かを判断する(ステップS200)。
[0092]
 ステップS200において、APの接続情報が無線端末10から受信されていないとコントローラ203が判断した場合、ステップS200における判断が繰り返される。ステップS200において、APの接続情報が無線端末10から受信されたとコントローラ203が判断した場合、コントローラ203は、通信機201を監視し、かつモード変更の指示が無線端末10から受信されたか否かを判断する(ステップS201)。ステップS201における判断の対象は、APモードからSTAモードへのモード変更の指示である。
[0093]
 ステップS201において、モード変更の指示が無線端末10から受信されていないとコントローラ203が判断した場合、ステップS201における判断が繰り返される。ステップS201において、モード変更の指示が無線端末10から受信されたとコントローラ203が判断した場合、コントローラ203は、無線端末10との無線通信接続が切断されたか否かを判断する(ステップS202)。
[0094]
 ステップS202において、無線端末10との無線通信接続が切断されていないとコントローラ203が判断した場合、ステップS202における判断が繰り返される。ステップS202において、無線端末10との無線通信接続が切断されたとコントローラ203が判断した場合、コントローラ203は、記憶媒体202に記憶された、カメラ20のモードをAPモードからSTAモードに変更する。これにより、カメラ20は、APモードの動作を終了し、かつSTAモードの動作を開始する(ステップS203)。
[0095]
 ステップS203の後、コントローラ203は、無線端末10から受信されたAPの接続情報を使用して無線通信接続を通信機201によって無線ルーター30に要求する。これにより、コントローラ203は、通信機201によって無線ルーター30と接続する(ステップS204)。
[0096]
 APの接続情報の受信に基づいてモードをAPモードからSTAモードに変更するようにカメラ20が構成されている場合、ステップS201における処理が実行されなくてもよい。したがって、ステップS201における処理は必須ではない。
[0097]
 ステップS105およびステップ204における処理が実行された後、無線端末10およびカメラ20は、無線ルーター30を経由して互いに接続することができる。したがって、無線端末10およびカメラ20は再接続することができる。
[0098]
 ステップS200において、コントローラ203は、認証情報を通信機201によって無線端末10から受信する。無線端末10から受信された認証情報は記憶媒体202に記録される。
[0099]
 ステップS204の後、コントローラ203は、接続要求を通信機201によって無線ルーター30を経由してブロードキャストする。これにより、コントローラ203は、接続要求を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10に送信する。つまり、コントローラ203は、通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10に接続を要求する(ステップS230)。
[0100]
 接続要求への応答が無線端末10から送信された場合、コントローラ203は、接続要求への応答を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10から受信する。ステップS230の後、コントローラ203は、通信機201を監視し、かつ接続要求への応答が無線端末10から受信されたか否かを判断する(ステップS231)。
[0101]
 ステップS231において、接続要求への応答が無線端末10から受信されていないとコントローラ203が判断した場合、ステップS231における判断が繰り返される。ステップS231において、接続要求への応答が無線端末10から受信されたとコントローラ203が判断した場合、コントローラ203は、通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10と接続する(ステップS232)。ステップS232においてコントローラ203は、OSI参照モデルにおけるアプリケーション層で無線端末10と接続する。あるいは、ステップS232においてコントローラ203は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層以上の層で無線端末10と接続することにより、アプリケーション層での通信の準備を完了する。つまり、ステップS232においてコントローラ203は、無線ルーター30と接続する第1の層よりも上位の第2の層で無線端末10と接続する。
[0102]
 認証情報要求が無線端末10から送信された場合、コントローラ203は、認証情報要求を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10から受信する。ステップS232の後、コントローラ203は、通信機201を監視し、かつ認証情報要求が無線端末10から受信されたか否かを判断する。つまり、コントローラ203は、認証情報が無線端末10から要求されたか否かを判断する(ステップS233)。
[0103]
 ステップS233において、認証情報要求が無線端末10から受信されていない場合、コントローラ203は、認証情報が無線端末10から要求されていないと判断する。その場合、ステップS233における判断が繰り返される。ステップS233において、認証情報要求が無線端末10から受信された場合、コントローラ203は、認証情報が無線端末10から要求されたと判断する。その場合、コントローラ203は、認証情報を記憶媒体202から読み出す。コントローラ203は、認証情報を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10に送信する(ステップS234)。
[0104]
 ステップS234の後、図14における処理が実行される。
[0105]
 ステップS233およびステップS234における処理は必須ではない。
[0106]
 ステップS230において送信された接続要求はカメラ20のアドレス情報を含む。したがって、ステップS230においてコントローラ203は、カメラ20のアドレス情報を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10に送信する。つまり、無線端末10との接続が開始される前、コントローラ203は、カメラ20のアドレス情報を通信機201によって無線ルーター30を経由して無線端末10に送信する。
[0107]
 接続要求が外部操作端末50から送信された場合、コントローラ203は、接続要求を通信機201によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50から受信する。これにより、コントローラ203は、通信機201によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50から接続の要求を受け付ける。ステップS234の後、コントローラ203は、通信機201によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50と接続する(ステップS260)。ステップS234の後、コントローラ203は、無線端末10との無線通信接続を切断してもよい。ステップS260においてコントローラ203は、無線端末10との無線通信接続を維持したまま、外部操作端末50と接続してもよい。
[0108]
 制御情報が外部操作端末50から送信された場合、コントローラ203は、制御情報を通信機201によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50から受信する。コントローラ203は、通信機201を監視し、かつ制御情報が外部操作端末50から受信されたか否かを判断する(ステップS261)。
[0109]
 ステップS261において、制御情報が外部操作端末50から受信されていないとコントローラ203が判断した場合、ステップS261における判断が繰り返される。ステップS261において、制御情報が外部操作端末50から受信されたとコントローラ203が判断した場合、コントローラ203は、受信された制御情報に基づいてカメラ20を制御する(ステップS262)。例えば、制御情報は、イメージセンサ200による撮影の開始などを示す。ステップS262においてコントローラ203は、制御情報に基づいてイメージセンサ200を制御する。
[0110]
 ステップS262の後、コントローラ203は、制御の結果を通信機201によって無線ルーター30を経由して外部操作端末50に送信する(ステップS263)。
[0111]
 ステップS134においてカメラ20から受信される認証情報は、カメラ20のアドレス情報を含む。ステップS234において無線端末10に送信される認証情報は、カメラ20のアドレス情報を含む。
[0112]
 本実施形態において、カメラ20の操作により適した外部操作端末50に操作権限を移行することができる。例えば、カメラ20はスマートフォンのような携帯端末であり、かつ外部操作端末50はパーソナルコンピュータのような固定型端末である。外部操作端末50がディスプレイを有する場合、ユーザーは大画面で画像を確認することができる。あるいは、外部操作端末50においてユーザーは詳細な撮影設定を行うことができる。
[0113]
 本実施形態において、無線端末10はカメラ20のアドレス情報を外部操作端末50に送信する。そのため、アドレスが動的に割り当てられる環境下でも、外部操作端末50は、意図した相手と通信することができる。
[0114]
(撮像方法)
 次に、上述の構成の撮像システム1を用いた撮像方法について説明する。
[0115]
 図15A~図15Cは、本実施形態に係る撮像システム1を用いた撮像方法の処理を示すイメージ図である。撮像システム1は、撮像端末(カメラ)20と、撮像端末20と通信可能な外部サーバー(外部操作端末)50とから構成される。
[0116]
 撮像端末(カメラ)20は、操作者4の操作を入力することにより撮像をすることができる。このとき、図15Aに示すように、まず、操作者4が撮像端末20を操作し、特定の撮像対象物5が撮像画像内(撮像エリア内)に収まるように撮像する。このとき、撮像操作の権限(撮像端末20の操作権)は、操作者4が有する。
[0117]
 次に、図15Bに示すように、撮像端末20は外部サーバー(外部操作端末)50と通信を行い、撮像システム1(撮像端末20または外部サーバー50)は、特定の撮像対象物5の撮像条件を満たすか否かを判断する。一例として、撮像端末20は外部サーバー50と通信を行い、撮像システム1(撮像端末20または外部サーバー50)は、撮像画像内に被写体として特定の撮像対象物5があるか否かを認識(判断)する。
[0118]
 撮像システム1(撮像端末20または外部サーバー50)が、特定の撮像対象物5の撮像条件を満たす(撮像画像内に被写体として特定の撮像対象物5がある)と認識すると、図15Cに示すように、撮像操作の権限(撮像端末20の操作権)は、外部サーバー50に移譲される。そして、外部サーバー50が撮像端末20を操作して、特定の撮像対象物5の撮像を行う。
[0119]
 このように、本実施形態では、撮像端末20が特定の撮像対象物5の撮像条件を満たすと判断したとき、撮像端末20の操作権が操作者4から外部サーバー50へ譲渡される。外部サーバー50に撮像端末20の操作権を譲渡された場合、外部サーバー50は、撮像端末20を用いて(制御して)特定の撮像対象物5の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物5の撮像データを撮像端末20から受信する。
[0120]
 すなわち、外部サーバー50と通信する撮像端末20が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、撮像端末20の操作権は、操作者4から外部サーバー50へ譲渡される。外部サーバー50に撮像端末20の操作権が譲渡された場合に、撮像端末20は、外部サーバー50の操作(制御)によって、特定の撮像対象物5の撮像操作を行い、特定の撮像対象物5の撮像データを外部サーバー50に送信する。
[0121]
 このように、何らかの方法で特定の被写体(特定の撮像対象物5)を撮影していることを認識あるいは推定できることを契機に、外部サーバー50に撮像端末20の操作権を譲渡することで、撮影対象となる被写体(特定の撮像対象物5)の画像を外部サーバー50で確実に取得することができる。
[0122]
 特定の撮像対象物5の表面または周囲に、マーカーなどの特別な情報が配置されている場合は、類似した被写体を複数撮影する必要がある場合でも、被写体(特定の撮像対象物5)の特定が容易である。すなわち、撮像端末20は、特定の撮像対象物5の表面または周囲に配置されたマーカーによって、特定の撮像対象物5を認識する。ここで、マーカーなどの特別な情報には、撮影場所(やカメラ設定など)関連する情報を含めることができる。
[0123]
 なお、特定の被写体(特定の撮像対象物5)を識別するための特別な情報(マーカーなど)が配置されていない場合でも、特定の被写体(特定の撮像対象物5)を撮影していることを認識し、外部サーバー50に撮像端末20の操作権を譲渡できる。すなわち、撮像端末20が撮像データに基づいて特定の撮像対象物5を所定の条件で認識した場合に、撮像端末20の操作権を操作者4から外部サーバー50へ譲渡する。このように、特定の被写体(特定の撮像対象物5)を、識別するための特別な情報(マーカーなど)を用意することなく認識した上で、外部サーバー50に操作権を譲渡できる。
[0124]
 撮像端末20の位置または撮像端末20の姿勢の少なくともいずれかが所定の条件と合致した場合に、撮像端末20の操作権を操作者4から外部サーバー50へ譲渡してもよい。この場合、マーカーなどの特別な情報がなくても、複数の類似被写体を識別することができる。
[0125]
 撮像端末20が撮像画像内において特定の撮像対象物5が所定の条件を満たすと判断した場合に、撮像端末20の操作権の譲渡の確認画面が撮像端末20のモニタに提示され、当該確認画面における操作者4の確認指示により、撮像端末20の操作権を操作者4から外部サーバー50へ譲渡するようにしてもよい。図16は、本実施形態に係る撮像システム1における、撮像端末20のモニタに表示される撮像端末20の操作権の譲渡の確認画面の例を示す図である。この場合、撮像システム1が把握する情報以外の情報を操作者4が考慮し判断した上で、撮像端末20の操作権を操作者4から外部サーバー50へ譲渡できる。なお、操作者4への撮像端末20の操作権の譲渡の確認依頼は、モニタへの確認画面の提示に代えて、音声、またはバイブレータなどの触覚で条件合致を通知してもよく、操作者4はYES/NOボタンを押下して確認指示することができる。
[0126]
 撮像端末20の操作権が操作者4から外部サーバー50へ譲渡され、外部サーバー50が撮像端末20を用いて(制御して)撮像操作を行っているときは、撮像端末20は、撮像データを、撮像端末20内に保存せずに外部サーバー50へ送信してもよい。この場合、外部サーバー50のみに撮像画像を保存することで、情報漏洩などのリスクを下げることができる。
[0127]
 撮像端末20において、カメラ(撮像部)の位置または向きの変更ができる、すなわち、カメラ(撮像部)の回動、移動の少なくとも一方が可能である。外部サーバー50は、撮像端末20の操作権を譲渡された場合に、特定の撮像対象物5が撮像画像内(撮像エリア内)に収まるように、カメラの光学ズーム、回動または移動を制御して、特定の撮像対象物5を追従するようにしてもよい。この場合、操作者4が操作しなくても、外部サーバー50が、所望の条件で撮影を行うことができる。
[0128]
 次に、カメラのコントローラ(外部操作端末)50が撮像部(撮像端末)20から分離しており、外部操作端末50と撮像部(撮像端末)20とが無線接続を行うことにより撮像を行う構成である場合について説明する。
[0129]
 外部操作端末50は、無線ルーター30を経由して撮像部(撮像端末)20と接続し、かつ撮像部20の遠隔制御などを行う。このように、外部操作端末50と撮像部20が分離することで、カメラのアングルの自由度が向上する。
[0130]
 撮像部(撮像端末)20は、外部操作端末50と直接の無線通信(APモード通信)を行うことができる。撮像部20がAPモード通信を行っている時は、操作者4の操作は、外部操作端末50から撮像部20に入力される。
[0131]
 また、撮像部20は、外部サーバー50と無線ルーター30経由での無線通信(STAモード通信)を行うことができる。撮像部20の操作権を操作者4から外部サーバー50へ譲渡する場合は、APモードの通信を解除するとともに、撮像部20と無線ルーター30経由の外部サーバー50とのSTAモードの接続を行い、外部サーバー50は、無線ルーター30経由で撮像部20を制御して撮像操作を行う。
[0132]
 次に、本実施形態の撮像システム1を用いた実施例について説明する。
[0133]
(実施例1)
 実施例1のシーンは、プラントにおける一連の検査工程において、マニュアルに沿った各工程に対応付けられた撮影スポットで順序よく撮影することである。条件としては、撮影場所には固定カメラを配置することができない。また、カメラは複数の撮影場所で撮影するので、撮影条件(露出など)は変化する。各検査工程の撮影スポットに対応付けられた被写体ないしシーンの正解データはカメラに保存されている。また、プラント内の画像は守秘性が高いので、撮像端末に残さないようにする必要がある。
[0134]
 上述のシーンおよび条件の下での撮像システム1の処理フローは以下のようになる。まず、操作者が撮影端末を撮影場所の適当な位置に配置し、撮影端末のライブビュー画像をもとに撮影が必要な被写体(シーン)が撮像範囲に収まり、ねらいの構図となるように、撮影端末の向きを調整する。撮像端末は、ライブビュー画像から被写体(シーン)を識別して、撮影場所や撮影が必要な被写体を認識する(ステップS11)。認識結果が正解データと一致した状態が一定時間維持されたら、撮像端末が撮影可能と判断し、操作権を制御室などの外部サーバーに譲渡する(ステップS12)。
[0135]
 外部サーバーは、撮像端末の露出設定やフォーカス設定など行い、撮影を行う(ステップS13)。そして、外部サーバーが撮影画像を撮像端末から取得して、解析を行い、ねらいの画像が取得できているか判断する(ステップS14)。画像は外部サーバーへ転送し、その後、撮像端末に保存せず削除する(ステップS15)。
[0136]
 外部サーバーは判断結果を撮像端末に返す(ステップS16)。画像取得できていれば、撮像端末を次の工程の正解データを照合対象とし、次工程の撮影を促す表示を行う。画像取得できていなければ、撮像端末の再設置を促すユーザーへの表示を行う(ステップS17)。
[0137]
 外部サーバーでの解析とは、たとえば、被写体や構図を機械学習したモデルを保持し、正解の被写体や構図と照合することや、露出やコントラストなどが一定条件を満たしているか否かを確認することを指す。また、上記学習モデルを使った照合など、外部サーバーでの解析機能の少なくとも一部を、カメラ側で行ってもよい。
[0138]
(実施例2)
 実施例2のシーンは、建設現場における一連の検査工程において、マニュアルに沿った各工程に対応付けられた撮影スポットで順序よく撮影することである。条件としては、建設現場であるので、固定カメラの配置は難しい。また、カメラは複数の撮影場所で撮影するので、撮影条件(露出など)は変化する。
[0139]
 カメラはGPSセンサなどの位置情報取得可能なセンサを搭載しており、建設現場内部における撮影者(撮像端末)の位置情報を推定できる。また、カメラは重力加速度センサなどの姿勢検出センサを搭載しており、カメラの姿勢を推定できる。上記センサ情報と照合するカメラの位置および姿勢に関する正解データは、ダウンロードまたはメモリコピーによって、カメラにあらかじめ保存されている。
[0140]
 カメラは、リモート制御できる電動雲台付きのモジュールに搭載されている。そして、電動雲台にカメラを載せた状態で、使用者が撮影場所に配置する。外部サーバーは電動雲台の動きを制御できる。
[0141]
 上述のシーンおよび条件の下での撮像システム1の処理フローは以下のようになる。まず、撮像端末は、GPS情報および姿勢センサ情報を正解データと照合して、特定の被写体(構造体)を撮影可能か否かを検出する(ステップS21)。検出結果が正解データと一致した状態が一定時間維持されたら、撮像端末のモニタに「操作権を制御室などの外部サーバーに譲渡するか否か」を確認するボタン表示を行う(ステップS22)。ボタン表示の例は、図16に示す。
[0142]
 ボタンが押下されると、撮像端末が操作権を外部サーバーに譲渡する(ステップS23)。外部サーバーは撮像端末の露出設定やフォーカス設定など行い、撮影を行う(ステップS24)。外部サーバーは撮影画像を撮像端末から取得して、被写体や構図の認識を行い、結果に応じて、撮像対象物が画像内(撮像エリア内)に収まるように(あるいは構図を微調整するように)カメラを回動または移動させるように雲台を制御する(ステップS25)。そして、条件を満足するまで調整を繰り返す。
[0143]
 バリエーションとして、リファレンスとなる検査を事前に実施し、構造物を撮影した動画を撮影し、動画から構造物の3次元モデルを再構成することができる。3次元モデル上で検査時に撮影を期待する画像の構図を指定する。構図に対応するカメラの位置、姿勢を決定し、正解データとしてもよい。検査時に撮影される動画データから、3次元モデルの精度を向上させることができる。
[0144]
(実施例3)
 実施例3のシーンは、建設現場における一連の検査工程において、無線端末(スマホなど)と通信可能なカメラで各工程に対応付けられた撮影スポットで順序よく撮影することである。条件としては、無線端末はWi-FiのSTAモード(子機)でのみ動作する。カメラはWi-FiのAPモードかSTAモードのいずれか1つのモードで動作する。APモード時は無線端末と1対1で接続し、STAモード時はルーターを介して無線端末や外部サーバーと接続できる。各工程の撮影場所にはQRコード(登録商標)が添付されている。無線端末にQRコード(登録商標)認識エンジンが搭載されている。QRコード(登録商標)照合の正解データは、ダウンロードまたはメモリコピーによって、無線端末にあらかじめ保存されている。
[0145]
 上述のシーンおよび条件の下での撮像システム1の処理フローは以下のようになる。まず、無線端末は、APモードで撮像端末から送信されるライブビュー画像からQRコード(登録商標)を識別して、撮影工程を認識する(ステップS31)。無線端末は、撮像端末にSTAモードへの切り替えと特定のWi-Fiルーターへの接続を指示する(ステップS32)。無線端末自身も撮像端末との接続を一旦解除し、同一のWi-Fiルーターに接続する(ステップS33)。その後、外部サーバーに現在の撮影工程の識別情報を通知し、カメラ位置・姿勢を調整するための情報(例えば構図のガイドライン)を受信する(ステップS34)。
[0146]
 次に、無線端末をルーター経由で撮像端末と接続して、構図ガイドラインをライブビュー画像に重畳して、撮影者に提示する(ステップS35)。そして、無線端末のモニタに「操作権を制御室などの外部サーバーに譲渡するか否か」を確認するボタン表示を行う(ステップS36)。ボタンが押下されると、無線端末は外部サーバーにカメラへの接続要求を送信する(ステップS37)。そして、外部サーバーがカメラに接続し、設定・撮影を行う(ステップS38)。
[0147]
 QRコード(登録商標)の内容をデコードするだけではなく、無線端末(スマホ)におけるQRコード(登録商標)の画面内位置を検出することで、おおよその構図を調整してもよい。また、正解データはカメラに保存されていてもよい。その場合は、カメラが撮影条件が満たされたことを無線端末に通知するか、ある時間間隔(等間隔でなくてもよい)で、無線端末がカメラに問い合わせる。
[0148]
 外部サーバーがカメラに接続するときに、無線端末はカメラから切断しなくてもよい。無線端末に構図の機会学習モデルをダウンロードして、おおよそねらいの構図にしたがってカメラの位置・姿勢が調整されたら自動で制御権限を外部サーバーに譲渡するようにしてもよい。ライブビュー画像に重畳するのは特定被写体の輪郭情報(ネジの外形)や位置情報(鉄筋の配置)などでもよい。
[0149]
(実施例4)
 実施例4のシーンは、病院でカメラ付きロボットが対象者(入院患者など)の見回りを行い、異常などが発生したらナースステーションなどに映像を配信する、あるいは、医師・看護師のタイミングで患者状態を記録することである。条件としては、ロボットには対象者の特徴量が登録されており、特定の個人を識別可能とする。
[0150]
 一次認識は以下の場合が考えられる。すなわち、画像やセンサ類から得られる(顔や骨格などの)身体的特徴から個人が識別された場合や、個人の識別をした上で、ある特定の動作が観察された(または動作が観察されなかった)場合や、ベッドサイドなどに添付されているQRコード(登録商標)で患者IDなどが識別された場合である。
[0151]
 ロボットにはカメラ(可視・赤外など)が搭載されており、ルーターを介して無線で外部サーバーと接続できる。また、一次認識の正解データはロボットにあらかじめダウンロードまたはメモリコピーによって保存されている。
[0152]
 上述のシーンおよび条件の下での撮像システム1の処理フローは以下のようになる。まず、撮像端末(ロボット)は、ライブビュー画像から被写体を一次認識して、対象者を認識する(ステップS41)。認識結果が登録された対象者と一致した状態が一定時間維持されたら、対象者を(撮影者が望む状態で)撮影可能と判断し、操作権を外部サーバーに譲渡する(ステップS42)。
[0153]
 外部サーバーは、対象者の動画撮影を開始する(ステップS43)。外部サーバーは、リアルタイムで動画フレームから対象者の動作解析を行い、異常など登録されたイベントが検出されたら、動画フレームを保存する(ステップS44)。そして、外部サーバーは、保存された動画フレームをナースステーションのモニタに送信し、表示を更新する(ステップS45)。
[0154]
 一定時間、問題がないことが確認されたら、次の被写体の撮影をロボットに指示し、操作権を譲渡する(ステップS46)。問題がない状態とは、動画フレームが表示されない(異常が検出されない)状態や、動画フレームの表示が更新されたが、医師や看護師が問題がないことを確認した状態のことである。
[0155]
 バリエーションとしては、警備ロボットがある。警備ロボットは、夜間のビル内警備時に異常を発見した時、撮影タイミングを警備室に譲渡する。または、動物園や水族館内の見回りで動物の異常状態を検出した時、飼育員の詰所に撮影タイミングを譲渡する。
[0156]
(実施例5)
 実施例5のシーンは、イチゴ農園において、カメラがイチゴを認識すると、サーバーに操作権を譲渡することである。イチゴの発見(一次認識)はカメラ側で行う。サーバーは、構図の微調整を行った上で、撮影した画像について、機械学習など画像処理結果に基づき生育状態の判定を行う。
[0157]
 条件としては、農作物に沿って配置されるレールに沿ってカメラは移動できる。電動雲台にカメラを載せて配置する。レール上のカメラ位置と電動雲台は外部サーバーからも制御できる。イチゴかどうかを判別する一次認識の正解データはカメラ内に用意されている。
[0158]
 上述のシーンおよび条件の下での撮像システム1の処理フローは以下のようになる。まず、撮像端末は、定期的にレール上の移動を開始し、ライブビュー画像からイチゴの存在有無を判別する(ステップS51)。そして、イチゴが発見されたと判断したら、操作権を外部サーバーに譲渡する(ステップS52)。
[0159]
 外部サーバーは、カメラライブ画像からイチゴの位置を特定し、必要に応じカメラ位置、向き、ズームの調整を指示する(ステップS53)。サーバーが意図した構図になったと判断したら、サーバーはイチゴの撮影をカメラに指示する(ステップS54)。サーバーは撮影画像をカメラから取得し、生育状態の判定などを行う(ステップS55)。判定が終了したら、移動再開をカメラに指示する(ステップS56)。
[0160]
 以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態およびその変形例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。

産業上の利用可能性

[0161]
 本発明の各実施形態は、撮像システム、撮像端末、撮像方法などに広く適用でき、撮像端末と、撮像端末と通信可能な外部サーバーとからなる撮像システムにより、操作者が特定の撮像対象物を撮像した後、外部サーバーによって特定の撮像対象物の撮像操作を行うことができる。

符号の説明

[0162]
 1 撮像システム
 2 無線通信システム
 4 操作者
 5 撮像対象物
 10 無線端末
 20 カメラ(撮像端末、撮像部、撮像装置)
 30 無線ルーター
 50 外部操作端末(外部サーバー)
 100,201,400,500 通信機
 101,202,401,501 記憶媒体
 102,203,402,502 コントローラ
 200 イメージセンサ
 503 操作部

請求の範囲

[請求項1]
 撮像端末と、
 前記撮像端末と通信する外部サーバーとからなる撮像システムであって、
 前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像システムは、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡し、
 前記外部サーバーは、前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記撮像端末を用いて特定の撮像対象物の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記撮像端末から受信することを特徴とする撮像システム。
[請求項2]
 前記撮像端末が前記撮像データに基づいて前記特定の撮像対象物を所定の条件で認識した場合に、前記操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡することを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
[請求項3]
 前記撮像端末は、特定の撮像対象物の表面または周囲に配置されたマーカーによって、前記特定の撮像対象物を認識することを特徴とする、請求項2に記載の撮像システム。
[請求項4]
 前記撮像端末の位置または前記撮像端末の姿勢の少なくともいずれかが所定の条件と合致した場合に、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像システム。
[請求項5]
 前記撮像端末が前記特定の撮像対象物が所定の条件を満たすと判断した場合に、前記操作権の譲渡の確認画面が前記撮像端末のモニタに提示され、当該確認画面における操作者の確認指示により、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像システム。
[請求項6]
 前記操作権が操作者から前記外部サーバーへ譲渡され、前記外部サーバーが前記撮像端末を用いて前記撮像操作を行っているときは、前記撮像端末は、撮像データを前記撮像端末内に保存せずに、前記撮像データを外部サーバーへ送信することを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像システム。
[請求項7]
 前記撮像端末は、外部操作端末と直接の無線通信であるAPモード通信が可能であって、操作者による前記外部操作端末の操作は、前記外部操作端末から前記撮像端末に入力されるとともに、前記撮像端末は、前記外部サーバーとルーター経由での無線通信であるSTAモード通信が可能であって、
 前記撮像端末の操作権を操作者から外部サーバーへ譲渡する場合は、前記APモード通信を解除するとともに、前記撮像端末と前記ルーター経由の前記外部サーバーとの前記STAモード通信の接続を行い、前記外部サーバーは、前記ルーター経由で前記撮像端末を制御して前記撮像操作を行うことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像システム。
[請求項8]
 前記撮像端末は、前記撮像端末の撮像部を回動、移動の少なくとも一方が可能であって、
 前記外部サーバーは、前記操作権が譲渡された場合に、特定の撮像対象物が前記撮像部の撮像エリア内に収まるように前記撮像部を光学ズーム、回動または移動させて、当該特定の撮像対象物を追従することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像システム。
[請求項9]
 撮像システムにおいて、外部サーバーと通信する撮像端末であって、
 前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像端末の操作権は、操作者から前記外部サーバーへ譲渡され、
 前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記撮像端末は、前記外部サーバーの制御によって、特定の撮像対象物の撮像操作を行い、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記外部サーバーに送信することを特徴とする撮像端末。
[請求項10]
 撮像端末と、前記撮像端末と通信する外部サーバーとからなる撮像システムにおいて、
 前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡し、
 前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記外部サーバーが前記撮像端末を用いて特定の撮像対象物の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記撮像端末から前記外部サーバーに送信することを特徴とする撮像方法。
[請求項11]
 撮像端末と、前記撮像端末と通信する外部サーバーとからなる撮像システムにおいて、
 前記撮像端末が特定の撮像対象物の撮像条件を満たすと判断したとき、前記撮像端末の操作権を操作者から前記外部サーバーへ譲渡し、
 前記外部サーバーに前記操作権が譲渡された場合に、前記外部サーバーが前記撮像端末を用いて特定の撮像対象物の撮像操作を行うとともに、当該特定の撮像対象物の撮像データを前記撮像端末から前記外部サーバーに送信することを実行させるためのプログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15A]

[ 図 15B]

[ 図 15C]

[ 図 16]