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1. (WO2018225489) IMAGE FORMING APPARATUS AND METHOD FOR CONTROLLING SAME
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明 細 書

発明の名称 画像形成装置及びその制御方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022  

発明の効果

0023  

図面の簡単な説明

0024  

発明を実施するための形態

0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163  

符号の説明

0164  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22  

明 細 書

発明の名称 : 画像形成装置及びその制御方法

技術分野

[0001]
 本発明は画像形成装置及びその制御方法に係り、特に記録媒体の搬送方向に沿って複数の液体吐出ヘッドが配置された画像形成装置及びその制御方法に関する。

背景技術

[0002]
 インクジェット印刷機において、印刷速度を向上させるために、同色インクを吐出可能なインクジェットヘッドを用紙の搬送方向に沿って複数配置して記録媒体の搬送速度を向上させる構成が知られている。
[0003]
 特許文献1には、搬送方向に沿って配置された同色インクを吐出する4つのノズル列のノズルからインクを吐出することにより、1つのノズル列で記録する場合に比べて4倍の搬送速度で記録媒体を搬送して印刷を行うことができるインクジェットプリンタが開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2014-024209号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 一般に、インクジェットヘッドは、製造ばらつきに起因する吐出滴量のばらつきを有している。このばらつきを補正するためには、適切な吐出滴量に調整するための補正作業が必要となる。また、吐出素子毎に、正常吐出状態であるか否かの確認作業も必要となる。
[0006]
 特許文献1には、ノズル列毎に記録した解析用パターンを解析することで、不良の吐出素子を検出する方法が開示されている。しかしながら、4つのノズル列を活かした高速搬送時は、解析用パターンを適切に形成することができず、解析精度が確保できないという問題点があった。
[0007]
 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、記録媒体の搬送方向に沿って配置された複数の液体吐出ヘッドについて、吐出滴量調整及び吐出方向測定を適切に行う画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 上記目的を達成するために画像形成装置の一の態様は、搬送方向に沿って記録媒体を搬送する搬送部と、液体を吐出する複数の吐出素子をそれぞれ有し、搬送方向に沿って並べて配置された複数の液体吐出ヘッドと、複数の液体吐出ヘッドにそれぞれ同じ液体を供給する液体供給部と、搬送部により記録媒体を第1搬送速度で搬送させ、かつ複数の液体吐出ヘッドの複数の吐出素子から液体を吐出させて、記録媒体に画像を形成する画像形成制御部と、搬送部により記録媒体を第1搬送速度よりも遅い第2搬送速度で搬送させ、かつ1つの液体吐出ヘッドの複数の吐出素子から液体を吐出させて、記録媒体にチャートを形成するチャート形成制御部と、を備え、吐出素子から吐出される液体によって記録媒体に形成されるドットの径をD[μm]、チャートを形成する際の吐出素子の液体の吐出周波数をf[kHz]、第2搬送速度をVh[m/s]とすると、Vh≦D×f/1000を満たす。
[0009]
 本態様によれば、搬送部により記録媒体を画像形成時の第1搬送速度よりも遅い第2搬送速度で搬送させ、かつ1つの液体吐出ヘッドの複数の吐出素子から液体を吐出させて、記録媒体にチャートを形成するチャート形成制御部を備え、吐出素子から吐出される液体によって記録媒体に形成されるドットの径をD[μm]、チャートを形成する際の吐出素子の液体の吐出周波数をf[kHz]、第2搬送速度をVh[m/s]とすると、Vh≦D×f/1000を満たすようにしたので、チャートを読み取ることで吐出滴量調整及び吐出方向測定を適切に行うことができる。
[0010]
 第1搬送速度をVm[m/s]、液体吐出ヘッドの数を2以上の整数Nとすると、Vh≦Vm/Nを満たすことが好ましい。これにより、吐出滴量調整及び吐出方向測定を適切に行うことができる。
[0011]
 第1搬送速度をVm[m/s]、液体吐出ヘッドの数を2以上の整数Nとすると、Vm/N<Vhを満たしてもよい。これにより、吐出滴量調整及び吐出方向測定を適切に行うことができる。
[0012]
 搬送方向の複数の液体吐出ヘッドよりも下流側に記録媒体に形成された画像及びチャートを読み取るインラインスキャナを備え、画像形成制御部により形成された画像を読み取る際のインラインスキャナの読取周波数とチャート形成制御部により形成されたチャートを読み取る際のインラインスキャナの読取周波数とが等しいことが好ましい。これにより、インラインスキャナによる読取回数が増えるので、読取におけるノイズを低減することができる。
[0013]
 搬送方向の複数の液体吐出ヘッドよりも上流側に記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部を備え、画像形成制御部は、表面にインク吸収層が未コーティングの第1記録媒体を使用し、前処理液塗布部により前処理液を塗布させ、チャート形成制御部は、表面にインク吸収層がコーティングされた第2記録媒体を使用し、前処理液塗布部による前処理液の塗布を停止させることが好ましい。これにより、搬送速度の変動に伴う前処理液の塗布量の変動を排除することができる。
[0014]
 搬送方向の複数の液体吐出ヘッドよりも上流側に記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部を備え、前処理液塗布部は、前処理液を吐出するインクジェットヘッドを有することが好ましい。これにより、搬送速度が変動しても前処理液の塗布量を適切な量にすることができる。
[0015]
 画像形成制御部によって記録媒体に画像を形成する場合の液体吐出ヘッドと記録媒体との距離よりも、チャート形成制御部によって記録媒体にチャートを形成する場合の液体吐出ヘッドと記録媒体との距離の方が小さいことが好ましい。チャートを形成する場合は画像を形成する場合よりも搬送速度が遅いため、液体吐出ヘッドと記録媒体との接触リスクが低く、また接触した際の被害が少ない。このため、液体吐出ヘッドと記録媒体との距離を小さくすることができ、また距離を小さくすることでチャートのノイズを低減することができる。
[0016]
 画像形成制御部は、搬送部により記録媒体を第1搬送速度で搬送させる通常印刷モードと、搬送部により記録媒体を第1搬送速度よりも速い速度で搬送させる高速印刷モードと、を有することが好ましい。この場合、第2搬送速度は通常印刷モードにおける第1搬送速度よりも遅い。これにより、1つの液体吐出ヘッドにおいてチャートを適切に形成することができる。
[0017]
 液体吐出ヘッドは、複数の異なる径のドットを形成可能であり、複数の異なる径のドットのうち最も小さいドットの径がD[μm]であることが好ましい。これにより、最も小さいドットにおいてチャートを適切に形成することができる。
[0018]
 チャートは、液体吐出ヘッド毎にそれぞれ形成される濃度パッチを含むことが好ましい。このチャートを読み取ることにより、吐出滴量調整を適切に行うことができる。
[0019]
 チャートは、吐出素子毎にそれぞれ形成されるラインパターンを含むことが好ましい。このチャートを読み取ることにより、吐出方向測定を適切に行うことができる。
[0020]
 液体吐出ヘッドは、複数のヘッドモジュールが搬送方向に交差する第1方向に並べて配置されていることが好ましい。本実施形態は、複数のヘッドモジュールが並べて配置された液体吐出ヘッドに適用可能である。
[0021]
 上記目的を達成するために画像形成装置の制御方法の一の態様は、搬送方向に沿って記録媒体を搬送する搬送部と、液体を吐出する複数の吐出素子をそれぞれ有し、搬送方向に沿って並べて配置された複数の液体吐出ヘッドと、複数の液体吐出ヘッドにそれぞれ同じ液体を供給する液体供給部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、搬送部により記録媒体を第1搬送速度で搬送させ、かつ複数の液体吐出ヘッドの複数の吐出素子から液体を吐出させて、記録媒体に画像を形成する画像形成制御工程と、搬送部により記録媒体を第1搬送速度よりも遅い第2搬送速度で搬送させ、かつ1つの液体吐出ヘッドの複数の吐出素子から液体を吐出させて、記録媒体にチャートを形成するチャート形成制御工程と、を備え、吐出素子から吐出される液体によって記録媒体に形成されるドットの径をD[μm]、チャートを形成する際の吐出素子の液体の吐出周波数をf[kHz]、第2搬送速度をVh[m/s]とすると、Vh≦D×f/1000を満たす。
[0022]
 本態様によれば、搬送部により記録媒体を画像形成時の第1搬送速度よりも遅い第2搬送速度で搬送させ、かつ1つの液体吐出ヘッドの複数の吐出素子から液体を吐出させて、記録媒体にチャートを形成するチャート形成制御部を備え、吐出素子から吐出される液体によって記録媒体に形成されるドットの径をD[μm]、チャートを形成する際の吐出素子の液体の吐出周波数をf[kHz]、第2搬送速度をVh[m/s]とすると、Vh≦D×f/1000を満たすようにしたので、チャートを読み取ることで吐出滴量調整及び吐出方向測定を適切に行うことができる。

発明の効果

[0023]
 本発明によれば、記録媒体の搬送方向に沿って配置された複数の液体吐出ヘッドについて、吐出滴量調整及び吐出方向測定を適切に行うことができる。

図面の簡単な説明

[0024]
[図1] インクジェットヘッドの斜視図
[図2] インクジェットヘッドをノズル面側から見た拡大図
[図3] ヘッドモジュールのノズル面の一例を示す平面図
[図4] ヘッドモジュールの1ノズル分の液滴吐出素子の構造例を示す断面図
[図5] シングルバー方式のインクジェット印刷機の上面図
[図6] インクジェット印刷機の側面図
[図7] インクジェット印刷機によって用紙に印刷される濃度調整用チャート群の一例を示す図
[図8] デュアルバー方式のインクジェット印刷機の上面図
[図9] インクジェット印刷機100の側面図
[図10] インクジェット印刷機のシステム構成を示すブロック図
[図11] インクジェット印刷機によって用紙に印刷される濃度調整用チャート群の一例を示す図
[図12] インクジェット印刷機によって用紙に印刷される濃度調整用チャート群の一例を示す図
[図13] インクジェット印刷機によって用紙に印刷される吐出方向測定用チャートの一例を示す図
[図14] ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置ずれを説明するための図
[図15] 吐出方向測定用チャート群を構成する1本のラインの拡大図
[図16] 3つのノズルによってそれぞれ印刷された3本のラインをスキャナで読み取った読取画像の一例
[図17] 1つのノズルによって用紙に印刷したラインの一例を示す図
[図18] ノズルから吐出されたインク滴が用紙に形成するインクドットの径とドット間距離とを説明するための図
[図19] 濃度パッチを印刷した際のインクドットの径と濃度パッチの濃度との関係を示すグラフ
[図20] インクジェット印刷機の構成例を示す図
[図21] インクジェットヘッドのノズル面と描画ドラムの外周面との間の距離TDを示す図
[図22] インクジェット印刷機のシステム構成を示すブロック図

発明を実施するための形態

[0025]
 以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。
[0026]
 <インクジェットヘッドの構成例>
 本実施形態に用いられるインクジェットヘッドの構成例について説明する。図1は、本実施形態に用いられるインクジェットヘッド10の斜視図である。インクジェットヘッド10は、複数個(2以上の整数n個)のヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)をX方向(搬送方向に交差する第1方向の一例)に繋ぎ合わせて構成される。ここでは17個(n=17)のヘッドモジュール12-iを並べた例を示している。フレーム16は、複数個のヘッドモジュール12-iを固定するための枠体として機能する。各ヘッドモジュール12-iは、ノズル面20を共通の方向に向けてフレーム16に固定されている。各ヘッドモジュール12-iの構造は共通している。
[0027]
 各ヘッドモジュール12-iには、それぞれフレキシブル基板18が接続される。フレキシブル基板18を介して各ヘッドモジュール12-iに駆動信号及び吐出制御信号等が供給される。
[0028]
 図2は、インクジェットヘッド10をノズル面20側から見た拡大図である。各ヘッドモジュール12-iは、Y方向の両側からヘッドモジュール保持部材22によって支持され、X方向における両端部はヘッド保護部材24によって支持されている。
[0029]
 図3はヘッドモジュール12-iのノズル面20の一例を示す平面図である。ヘッドモジュール12-iは、X方向に対して角度γの傾きを有するv方向に沿った長辺側の端面と、Y方向に対して角度αの傾きを持つw方向に沿った短辺側の端面とを有する平行四辺形の平面視形状である。ヘッドモジュール12-iのノズル面20には、ノズル28が二次元配列されている。X方向に投影される投影ノズル列LNは、記録解像度を達成するノズル密度でノズル28が等間隔で並ぶ一列のノズル列と等価なものである。
[0030]
 ヘッドモジュール12-iをX方向に複数個繋ぎ合わせることにより(図2参照)、インクジェットヘッド10は、記録媒体の全印刷範囲をカバーするノズル列が形成される。インクジェットヘッド10は、記録媒体の1回の搬送で記録解像度による印刷が可能なフルライン型のバーヘッドである。
[0031]
 シングルパス方式に適用されるフルライン型のバーヘッドは、記録媒体の全面を印刷範囲とする場合に限らず、記録媒体の一部が印刷領域となっている場合(例えば、記録媒体の周囲に余白部を設ける場合等)には、印刷に必要なノズル列が形成されていればよい。
[0032]
 ヘッドモジュール12-iのノズル数、ノズル密度、及びノズルの配列形態は特に限定されない。
[0033]
 <ヘッドモジュールの内部構造例>
 ヘッドモジュール12-iは、各ノズル28に対応してインク吐出に必要な吐出エネルギーを発生させる吐出エネルギー発生素子(例えば、圧電素子又は発熱素子)を備えている。ヘッドモジュール12-iは、フレキシブル基板18を介して供給される駆動信号及び吐出制御信号に従い、オンデマンドでインク滴(液体の一例)を吐出する。
[0034]
 図4は、ヘッドモジュール12-iの1ノズル分の液滴吐出素子の内部構造例を示す断面図である。ヘッドモジュール12-iは、インク滴の吐出口であるノズル28が形成されたノズルプレート30と、ノズル28に対応する圧力室32、供給口34、共通流路36等の流路が形成された流路板38とを含んでいる。
[0035]
 流路板38は、圧力室32の側壁部を構成するとともに、共通流路36から圧力室32にインクを導く個別供給路の絞り部(最狭窄部)としての供給口34を形成する流路形成部材である。流路板38は一枚の基板で構成してもよいし、複数枚の基板を積層した構造であってもよい。ノズルプレート30及び流路板38は、シリコンを材料として半導体製造技術を利用して所要の形状に加工することが可能である。
[0036]
 共通流路36には複数の圧力室32がそれぞれの供給口34を介して接続されている。共通流路36にはヘッドモジュール12-iの外部からインクが供給される。
[0037]
 圧力室32の一部の面(図4において天面)を構成する振動板40には、圧力室32毎に個別電極42を備えた圧電素子44が設けられている。本例の振動板40は、圧電素子44の下部電極に相当する共通電極46として機能する導電層付きのシリコンから成り、各圧力室32に対応して配置される圧電素子44の共通電極を兼ねる。なお、樹脂等の非導電性材料によって振動板を形成する態様も可能であり、この場合は、振動板部材の表面に金属等の導電性材料による共通電極層が形成される。また、ステンレス鋼等の金属(導電性材料)によって共通電極を兼ねる振動板を構成してもよい。
[0038]
 個別電極42に駆動電圧を印加することによって圧電素子44が変形して圧力室32の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル28からインクが吐出される。インク吐出後、共通流路36から供給口34を通って新しいインクが圧力室32に再充填される。
[0039]
 ヘッドモジュール12-iは、個別電極42に印加する駆動電圧を選択することによって、各ノズル28から相対的にインク量の少ない小滴、小滴よりも相対的にインク量の多い中滴、及び中滴よりも相対的にインク量の多い大滴、の3種類のインク滴のうちいずれかのインク滴を吐出することができる。これにより、小滴のインク滴では径が30[μm]のインクドット、中滴のインク滴では径が40[μm]のインクドット、及び大滴のインク滴では径が50[μm]のインクドットが記録媒体に形成される。このように、ヘッドモジュール12-iは、記録媒体に複数の異なる径のインクドットを形成可能である。
[0040]
 ノズル28、圧力室32、供給口34、圧電素子44を含んだインク室ユニット50が、1画素の記録を担う記録素子単位としての液滴吐出素子である。ヘッドモジュール12-iは、図3で説明した二次元ノズル配列に対応した複数のインク室ユニット50を備えている。
[0041]
 <シングルバー方式のインクジェット印刷機>
 図5は、同色インクを吐出するインクジェットヘッド(バーヘッド)の数が1本であるシングルバー方式のインクジェット印刷機200の上面図であり、図6は、インクジェット印刷機200の側面図である。
[0042]
 インクジェット印刷機200は、プラテン102、インクタンク106K、106C、106M、及び106Y、インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yを備えている。
[0043]
 プラテン102は、記録媒体である用紙1を載置してY方向に搬送する。
[0044]
 インクタンク106K、106C、106M、及び106Y(液体供給部の一例)は、それぞれ黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の各色のインクを貯留している。インクタンク106K、106C、106M、及び106Yは、それぞれインクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yに各色インクを供給する。
[0045]
 インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yは、それぞれ前述したインクジェットヘッド10が適用される。インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yは、Y方向に一定の間隔を空けて順に配置されている。インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yは、ノズル面20をプラテン102に対向させて配置されている。
[0046]
 通常画像印刷時において、インクジェット印刷機200の記録制御を統括する不図示の制御部は、プラテン102を制御し、用紙1を搬送速度Vs[m/s]で搬送させる。また、インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yを制御し、各ノズル28から黒のインク滴、シアンのインク滴、マゼンタのインク滴、及びイエローのインク滴をそれぞれ吐出周波数f[kHz]で、画像データに応じて小滴、中滴、又は大滴のインク滴を吐出させる。これにより、プラテン102によって搬送される用紙1の記録面に画像が印刷される。なお、吐出周波数とは、1つのノズル28が単位時間当たりに吐出するインク滴の数である。
[0047]
 <シングルバー方式における滴量調整>
 インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yをそれぞれ構成する17個のヘッドモジュール12-iは、未調整の状態では、製造時のバラツキにより、ノズル28から吐出するインク量にバラツキが生じる。その結果、印刷した画像には、X方向に濃度のばらつきが発生する。したがって、高画質の画像を得るためには、ノズル28から吐出されるインク量を適切に調整することが必要である。
[0048]
 このインク滴量調整のために、インクジェット印刷機200の不図示の制御部は、通常画像印刷時の搬送速度と同じ搬送速度Vsで用紙1を搬送し、インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yによって吐出周波数f[kHz]で小滴のインク滴を吐出して用紙1に濃度調整用チャートを印刷する。この濃度調整用チャートの濃度を読み取ることで、ばらつきを検出し、濃度が適切な値になるように各ノズル28から吐出されるインク量を適切に調整することができる。
[0049]
 図7は、インクジェット印刷機200によって用紙1に印刷される濃度調整用チャートの一例を示す図である。濃度調整用チャート群C は、インクジェットヘッド204Kの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210K-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド204Yの各ヘッドモジュール12-iによってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Y-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド204Mの各ヘッドモジュール12-iによってそれぞれ印刷された濃度パッチ210M-i(i=1,2,…n)、及びインクジェットヘッド204Cの各ヘッドモジュール12-iによってそれぞれ印刷された濃度パッチ210C-i(i=1,2,…n)を有している。
[0050]
 各濃度パッチ210K-i、210C-i、210M-i、及び210Y-iは、用紙1の搬送速度Vs[m/s]、ノズル28の吐出周波数f[kHz]、及び小滴のインク滴が用紙1に形成するドットの径D[μm]により決まるドット記録率で印刷される。
[0051]
 濃度パッチ210K-iの濃度を不図示のスキャナ等でそれぞれ読み取り、読み取った濃度データを解析して、インクジェットヘッド204Kの各ヘッドモジュール12-iの圧電素子44に印加する駆動電圧をそれぞれ調整する。これにより、インクジェットヘッド204Kの各ヘッドモジュール12-iのノズル28から吐出されるインク量を適切に調整することができる。インクジェットヘッド204C、204M、及び204Yについても同様である。
[0052]
 <デュアルバー方式のインクジェット印刷機>
 図8は、同色インクを吐出するインクジェットヘッド(バーヘッド)の数が2本であるデュアルバー方式のインクジェット印刷機100(画像形成装置の一例)の上面図であり、図9は、インクジェット印刷機100の側面図である。
[0053]
 インクジェット印刷機100は、プラテン102、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、104Yb、インクタンク106K、106C、106M、及び106Y(液体吐出ヘッドの一例)を備えている。
[0054]
 プラテン102(搬送部の一例)は、記録媒体である用紙1を載置してY方向(搬送方向の一例)に搬送する。
[0055]
 インクタンク106K、106C、106M、及び106Yは、それぞれ黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の各色のインクを貯留している。インクタンク106Kはインクジェットヘッド104Ka及び104Kbに、インクタンク106Cはインクジェットヘッド104Ca及び104Cbに、インクタンク106Mはインクジェットヘッド104Ma及び104Mbに、インクタンク106Yはインクジェットヘッド104Ya及び104Ybに、各色インクを供給する。
[0056]
 インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybは、それぞれ前述のインクジェットヘッド10が適用される。
[0057]
 インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybは、Y方向に一定の間隔を空けて順に配置されている。また、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybは、ノズル面20をプラテン102に対向させて配置されている。インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybは、X方向について同じ位置に配置されており、それぞれのノズル面20に配置された各ノズル28はX方向の位置が一致する。
[0058]
 図10は、インクジェット印刷機100のシステム構成を示すブロック図である。図10に示すように、インクジェット印刷機100は、前述のプラテン102、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、104Yb、インクタンク106K、106C、106M、106Y、の他に、記憶部108、画像形成制御部110、及びチャート形成制御部112を備えている。
[0059]
 記憶部108には、インクジェット印刷機100が印刷する画像データ及びチャートデータが記憶されている。
[0060]
 画像形成制御部110は、記憶部108に記憶されている画像データに基づいてプラテン102及びインクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、104Ybを制御し、用紙1に画像を印刷する。
[0061]
 チャート形成制御部112は、記憶部108に記憶されているチャートデータに基づいてプラテン102及びインクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、104Ybを制御し、用紙1に画像を印刷する。
[0062]
 ここでは、画像形成制御部110は、プラテン102を制御し、用紙1を搬送速度Vd(第1搬送速度の一例)で搬送させる。また、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybを制御し、インクジェットヘッド104Ka及び104Kbの各ノズル28からそれぞれ黒のインク滴、インクジェットヘッド104Ca及び104Cbの各ノズル28からそれぞれシアンのインク滴、インクジェットヘッド104Ma及び104Mbの各ノズル28からそれぞれマゼンタのインク滴、インクジェットヘッド104Ya及び104Ybの各ノズル28からそれぞれイエローのインク滴を、それぞれ吐出周波数f[kHz]で、画像データに応じて小滴、中滴、又は大滴のインク滴を吐出させる(画像形成制御工程の一例)。
[0063]
 このように、インクジェット印刷機100では、単位時間当たりに吐出されるインク滴の量がインクジェット印刷機200の場合の2倍になる。したがって、インクジェット印刷機100は、理想的にはインクジェット印刷機200の2倍の印刷速度で印刷が可能になる。
[0064]
 すなわち、シングルバー方式のインクジェット印刷機200の搬送速度Vsに対し、デュアルバー方式のインクジェット印刷機100の搬送速度Vdは、以下の式1で表すことができる。
[0065]
 Vd=2×Vs …(式1)
 同様にして、同色インクを吐出するインクジェットヘッド(バーヘッド)の数を3本、4本と増やすことにより、印刷速度を理想的には3倍、4倍に向上させることが可能である。同色インクを吐出するインクジェットヘッドがN本あるマルチバー方式のインクジェット印刷機の搬送速度Vm(第1搬送速度の一例)は、以下の式2で表すことができる。
[0066]
 Vm=N×Vs …(式2)
 <デュアルバー方式における滴量調整>
 インクジェット印刷機200と同様に、インクジェット印刷機100は、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybをそれぞれ構成するヘッドモジュール12-iが未調整の状態では、ノズル28から吐出するインク量にバラツキが生じる。したがって、高画質の画像を得るためには、ノズル28から吐出されるインク量を適切に調整することが必要である。
[0067]
 ここで、インクジェット印刷機100において、図7に示す濃度調整用チャート群C を印刷した場合、例えば濃度パッチ210K-iの濃度を読み取っても、インクジェットヘッド104Kaのヘッドモジュール12-iの調整量とインクジェットヘッド104Kbのヘッドモジュール12-iの調整量とを個々に知ることは困難である。したがって、インクジェット印刷機100の場合は、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybのそれぞれにおいて濃度パッチを印刷する必要がある。
[0068]
 図11は、インクジェット印刷機100によって用紙1に印刷される濃度調整用チャートであって、搬送速度をVd、吐出周波数を通常画像印刷時と同じf[kHz]としてインクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Yb毎(液体吐出ヘッド毎の一例)にそれぞれ形成される濃度パッチを含む濃度調整用チャートの一例を示す図である。濃度調整用チャート群C は、インクジェットヘッド104Kaの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ka-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Kbの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Kb-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Yaの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ya-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Ybの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Yb-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Maの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ma-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Mbの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Mb-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Caの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ca-i(i=1,2,…n)、及びインクジェットヘッド104Cbの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Cb-i(i=1,2,…n)を有している。
[0069]
 搬送速度をVd、吐出周波数を通常画像印刷時と同じf[kHz]としてインクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Yb毎に濃度パッチを印刷すると、搬送速度Vdがシングルバー方式のインクジェット印刷機200の搬送速度Vsよりも速いため、濃度パッチの濃度が不足し、適切な濃度領域とならない。濃度パッチの濃度階調が狭くなる結果、ノイズに弱くなり、濃度測定精度が低下してしまう。
[0070]
 そこで、同色インクを吐出するインクジェットヘッドの数が2本であるインクジェット印刷機100では、通常画像印刷時の搬送速度Vdに対して、濃度調整用チャートの印刷時の搬送速度Vhを、
 Vh≦Vd/2 …(式3)
 とする。
[0071]
 チャート形成制御部112は、プラテン102を制御し、式3を満たす搬送速度Vhで用紙1を搬送させる。また、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybによって吐出周波数f[kHz]で小滴のインク滴を吐出して用紙1に濃度調整用チャートを印刷する(チャート形成制御工程の一例)。
[0072]
 図12は、インクジェット印刷機100によって用紙1に印刷される濃度調整用チャートであって、搬送速度をVh、吐出周波数をf[kHz]としてインクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Yb毎(液体吐出ヘッド毎の一例)にそれぞれ形成される濃度パッチを含む濃度調整用チャート群の一例を示す図である。
[0073]
 濃度調整用チャート群C は、濃度調整用チャート群C と同様に、インクジェットヘッド104Kaの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ka-i(i=1,2,…n)(チャートの一例)、インクジェットヘッド104Kbの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Kb-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Yaの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ya-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Ybの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Yb-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Maの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ma-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Mbの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Mb-i(i=1,2,…n)、インクジェットヘッド104Caの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Ca-i(i=1,2,…n)、及びインクジェットヘッド104Cbの各ヘッドモジュール12-i(i=1,2,…n)によってそれぞれ印刷された濃度パッチ210Cb-i(i=1,2,…n)を有している。
[0074]
 図12に示すように、濃度調整用チャート群C の各濃度パッチ210K-i、210C-i、210M-i、及び210Y-iの濃度は、図7に示す濃度調整用チャート群C の各濃度パッチ210K-i、210C-i、210M-i、及び210Y-iの濃度と同様である。
[0075]
 このように印刷した濃度調整用チャート群C を読み取り、読み取った濃度データを解析して、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybのヘッドモジュール12-iの圧電素子44に印加する駆動電圧をそれぞれ調整する。これにより、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybの各ノズル28から吐出されるインク量(ノズル28による吐出1回あたりのインク滴のインク量)を適切に調整することができる。
[0076]
 なお、同色インクを吐出するインクジェットヘッドがN本ある場合は、通常画像印刷時の搬送速度Vmに対して、濃度調整用チャートの印刷時の搬送速度Vhを、
 Vh≦Vm/N …(式4)
 とすればよい。
[0077]
 <シングルバー方式における吐出方向測定>
 図13は、インクジェット印刷機200によって用紙1に印刷される吐出方向測定用チャートの一例を示す図である。吐出方向測定用チャートC は、線分(ライン)によるパターンで構成される、いわゆる1オンnオフ型のノズルチェック用のテストチャート画像である。図13に示す例では、1オン7オフ型の吐出方向測定用チャートC を示している。
[0078]
 インクジェット印刷機200の記録制御を統括する不図示の制御部は、プラテン102を制御し、用紙1を搬送速度Vsで搬送させる。また、インクジェットヘッド204K、204C、204M、及び204Yによって吐出周波数f[kHz]で小滴のインク滴を吐出して用紙1に吐出方向測定用チャートC を印刷する。
[0079]
 ここで、制御部は、各インクジェットヘッドの投影ノズル列LNを構成するノズル28(図3参照)を7個おきの8つのグループに分け、グループ単位で順番に吐出させる。これにより、1つのノズル28によってY方向に沿う1本のラインLDが形成され、全ノズルのラインLDが形成される。
[0080]
 図14は、ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置ずれを説明するための図である。ここでは、インクジェットヘッド10のノズル面20に配置された3つのノズル28-1、28-2、及び28-3からそれぞれ吐出された小滴のインク滴が用紙1に着弾して形成されたインクドットID-1、ID-2、及びID-3を示している。
[0081]
 ノズル28から吐出されたインク滴は、Z方向と平行に飛翔して用紙1に着弾することが理想である。したがって、正常なノズル28のX方向位置とノズル28から吐出されて着弾したインクドットIDのX方向位置とは、同一位置となる。図14に示すように、ノズル28-1のX方向位置とインクドットID-1のX方向位置、及びノズル28-3のX方向位置とインクドットID-3のX方向位置は、それぞれ同一位置となっている。
[0082]
 一方、ノズル28-2のX方向位置とインクドットID-2のX方向位置とは、ΔXだけずれている。このずれを着弾位置ずれ、ΔXを着弾位置ずれ量と呼ぶ。
[0083]
 図15は、吐出方向測定用チャートC を構成する1本のラインLDの拡大図である。図15に示すように、ラインLDは、ノズル28から吐出された小滴のインク滴が用紙1に着弾して形成されたインクドットIDがY方向に繋がって構成されている。
[0084]
 このように印刷された吐出方向測定用チャートC をスキャナで読み取ることにより、ノズル28毎の着弾位置ずれ量ΔXを測定することができる。
[0085]
 図16は、図14に示した3つのノズル28-1、28-2、及び28-3によってそれぞれ印刷された3本のラインLD-1、LD-2、及びLD-3をスキャナで読み取った読取画像の一例である。ここでは、ラインLD-2を構成するインク滴に着弾位置ずれ量ΔXの着弾位置ずれが発生しているため、ラインLD-1とラインLD-2との間隔、及びラインLD-2とラインLD-3との間隔は、等間隔となっていない。
[0086]
 この着弾位置ずれ量ΔXを測定することで、不吐出状態のノズルの有無及び吐出方向不良ノズルの有無を検査することができる。
[0087]
 <デュアルバー方式における吐出方向測定>
 インクジェット印刷機100は、滴量調整と同様に、吐出方向測定についてもインクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybのそれぞれにおいて吐出方向測定用チャートC の線分を印刷する必要がある。すなわち、吐出方向測定用チャートC は、複数のノズル28毎(吐出素子毎の一例)にそれぞれ形成されるラインパターンを含む。
[0088]
 図17は、インクジェット印刷機100において、搬送速度Vdにおいて吐出周波数を通常画像印刷時と同じf[kHz]として1つのノズル28(図3参照)によって用紙1に印刷したラインLDの一例を示す図である。図17に示すように、ラインLDを構成するインクドットIDは、Y方向に繋がらない。このようなラインLDからなる吐出方向測定用チャートC をスキャナで読み取った場合、ラインLDの濃度が不十分になったり、ラインLDを線分として認識しなくなったりするため、解析エラーが出やすくなる。
[0089]
 そこで、インクジェット印刷機100において吐出方向測定用チャートC を印刷する場合は、搬送速度を遅くすることで、図15に示すようにインクドットIDがY方向に繋がった適切なラインLDを印刷する。
[0090]
 例えば、通常画像印刷時の搬送速度Vdに対して、吐出方向測定用チャートC の印刷時の搬送速度を、式3を満たす搬送速度Vhとする。
[0091]
 チャート形成制御部112(図10参照)は、プラテン102を制御し、式3を満たす搬送速度Vhで用紙1を搬送させる。また、インクジェットヘッド104Ka、104Kb、104Ca、104Cb、104Ma、104Mb、104Ya、及び104Ybによって吐出周波数f[kHz]で小滴のインク滴を吐出して用紙1に吐出方向測定用チャートC を印刷する。
[0092]
 インクジェット印刷機200の場合と同様に、チャート形成制御部112は、各インクジェットヘッドの投影ノズル列LNを構成するノズル28(図3参照)を7個おきの8つのグループに分け、グループ単位で順番に吐出させる。これにより、1つのノズル28によってY方向に沿う1本のラインLDが形成され、全ノズルのラインLDが形成される。
[0093]
 なお、同色インクを吐出するインクジェットヘッドがN本ある場合は、吐出方向測定用チャートC の印刷時の搬送速度を、式4に満たす搬送速度Vhにすればよい。
[0094]
 <インク滴を繋げるための搬送速度>
 図18は、ノズル28から吐出されたインク滴が用紙1に形成するインクドットの径とドット間距離とを説明するための図である。複数の異なる径のドットを形成可能な場合、最も小さいドットについて考える。図18に示す例では、各インクドットIDは、1つのノズル28から吐出された小滴が用紙1に着弾して形成したものである。インクドットIDの径をD[μm]、2つのインクドットIDの間のY方向の距離(ドット間距離)をL[μm]とすると、
 D≧L …(式5)
 を満たすことで、インクドットID同士がY方向に繋がる。
[0095]
 ここで、吐出方向測定用チャートC の印刷時の、用紙1の搬送速度(第2搬送速度の一例)をVh[m/s]、ノズル28の吐出周波数をf[kHz]、とすると、
 L=1000×Vh/f …(式6)
 と表すことができる。
[0096]
 式5及び式6から、以下の式7を導くことができる。
[0097]
 Vh≦D×f/1000 …(式7)
 すなわち、チャート形成制御部112(図10参照)は、式7を満たすインクドットIDの径D[μm]、用紙1の搬送速度Vh[m/s]、ノズル28の吐出周波数f[kHz]によって、吐出方向測定用チャートC を印刷すればよい。
[0098]
 例えば、吐出周波数f=50[kHz]、インクドットIDの径D=30[μm]とすると、用紙1の搬送速度Vhは1.5[m/s]以下であれば、インクドットIDがY方向に繋がる。これにより、精度よく着弾位置ずれ量を測定することができる。
[0099]
 インクジェット印刷機100において、吐出周波数f=50[kHz]の場合に画像解像度1200[dpi]を実現するには、通常画像印刷時の用紙1の搬送速度は約2[m/s]強となる。吐出方向測定用チャートC の印刷時には、搬送速度をVh≦1.5[m/s]を満たす搬送速度とすることで、インクドットIDをY方向に繋げることができる。なお、dpi(dot per inch)は、1[インチ]当りのドット数を表す単位である。1[インチ]は約25.4[mm]である。
[0100]
 なお、搬送速度Vhが遅すぎると、吐出方向測定用チャートC の印刷に時間がかかりすぎるため好ましくない。したがって、搬送速度Vhは、以下の式8のように決めてもよい。
[0101]
 Vd/2<Vh …(式8)
 また、同色インクを吐出するインクジェットヘッドがN本ある場合は、吐出方向測定用チャートC の印刷時の搬送速度Vhは、通常画像印刷時の搬送速度Vmを用いて、以下の式9で表すことができる。
[0102]
 Vm/N<Vh …(式9)
 なお、ラインLDは、小滴以外の大きさのインク滴を用いて形成してもよい。
[0103]
 ここでは、吐出方向測定用チャートC について説明したが、濃度調整用チャート群C の各濃度パッチについても同様である。
[0104]
 図19は、濃度パッチを印刷した際の、インクドットIDの径(ドット径)と濃度パッチの濃度との関係を示すグラフである。図19に示すように、隣接するインクドットID同士がY方向に繋がるドット径になると、濃度が急峻に立ち上がる。これは、インクドットID同士が繋がることにより、インクが用紙1の記録面を隙間なく埋めやすくなるためである。これにより、濃度が低い場合は測定ノイズの影響を受けやすいが、濃度が高い場合は測定が安定する。
[0105]
 したがって、濃度調整用チャート群C の各濃度パッチについても、Y方向に隣接するインクドットID同士がY方向に繋がることが好ましい。すなわち、チャート形成制御部112(図10参照)は、式7を満たすインクドットIDの径D[μm]、用紙1の搬送速度Vh[μm]、ノズル28の吐出周波数f[kHz]によって、濃度調整用チャート群C の各濃度パッチを印刷すればよい。
[0106]
 <インクジェット印刷機の他の態様>
 インクジェット印刷機の他の態様について説明する。図20は、インクジェット印刷機300の構成例を示す図である。このインクジェット印刷機300は、描画ドラム370によって搬送方向に搬送される用紙1にインクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybからインクを吐出して所望のカラー画像を形成するデュアルバー方式のインクジェットプリンタである。
[0107]
 図20に示すように、インクジェット印刷機300は、主として、給紙部312、前処理液付与部314、描画部316、乾燥部318、定着部320、及び排紙部322を備えて構成される。
[0108]
 〔給紙部〕
 給紙部312には、枚葉紙である用紙1が積層されている。給紙部312の給紙トレイ350から用紙1が一枚ずつ前処理液付与部314に給紙される。用紙1として、枚葉紙(カット紙)を用いているが、連続用紙(ロール紙)から必要なサイズに切断して給紙する構成も可能である。
[0109]
 〔前処理液付与部〕
 前処理液付与部314は、用紙1の搬送方向の描画部316よりも上流側に配置される。前処理液付与部314は、用紙1の記録面に前処理液を付与する機構である。前処理液は、描画部316で付与されるインク中の色材(本例では顔料)を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この前処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
[0110]
 前処理液付与部314は、給紙胴352、前処理液ドラム354、及び前処理液塗布部356を備えている。前処理液ドラム354は、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパ)355を備え、この保持手段355の爪と前処理液ドラム354の周面の間に用紙1を挟み込むことによって用紙1の先端を保持できるようになっている。前処理液塗布部356は、前処理液ドラム354によって搬送される用紙1の記録面に前処理液を塗布する。前処理液塗布部356は、ローラによる塗布方式の他、スプレー方式等の各種方式を適用することも可能である。
[0111]
 前処理液が付与された用紙1は、前処理液ドラム354から中間搬送部326を介して描画部316の描画ドラム370へ受け渡される。
[0112]
 〔描画部〕
 描画部316は、描画ドラム370、用紙抑えローラ374、及びインクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybを備えている。描画ドラム370(搬送部の一例)は、前処理液ドラム354と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパ)371を備える。描画ドラム370の外周面に吸引孔が設けられ、負圧吸引によって用紙1はドラム外周面に吸着保持される。
[0113]
 インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybは、それぞれ前述したインクジェットヘッド10が適用される。インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybは、用紙1における画像形成領域の最大幅に対応する長さをそれぞれ有する。
[0114]
 描画部316は、各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybにそれぞれインクを供給する不図示のインクタンクを備えている。
[0115]
 インクジェットヘッド372Ka及び372Kbには、インクタンクから黒のインクが供給される。インクジェットヘッド372Ca及び372Cbには、インクタンクからシアンのインクが供給される。インクジェットヘッド372Ma及び372Mbには、インクタンクからマゼンタのインクが供給される。インクジェットヘッド372Ya及び372Ybには、インクタンクからイエローのインクが供給される。
[0116]
 各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybは、用紙1の搬送方向(描画ドラム370の回転方向)と直交する方向に延在するように設置される。
[0117]
 図21は、インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybのノズル面20と描画ドラム370の外周面370Aとの間の距離TDを示す図である。インクジェット印刷機300は、モータ496(図22参照)によりインクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybの位置を変更することで、この距離TDを変更可能である。
[0118]
 描画ドラム370によって用紙1を一定の速度で搬送し、この搬送方向について、用紙1と各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybを相対的に移動させる動作を1回行うだけで(即ち1回の副走査で)、用紙1の画像形成領域に画像を記録することができる。
[0119]
 ここでは、黒、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクを用いるインクジェット印刷機300を例示しているが、インク色及び色数の組み合わせについては本実施形態に限定されず、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
[0120]
 図20の説明に戻り、描画部316で画像が形成された用紙1は、描画ドラム370から中間搬送部328を介して乾燥部318の乾燥ドラム376へ受け渡される。
[0121]
 〔乾燥部〕
 乾燥部318は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、乾燥ドラム376、及び溶媒乾燥装置378を備えている。乾燥ドラム376は、前処理液ドラム354と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパ)377を備える。溶媒乾燥装置378は、複数のハロゲンヒータ380と、温風噴出しノズル382とで構成される。乾燥部318で乾燥処理が行われた用紙1は、乾燥ドラム376から中間搬送部330を介して定着部320の定着ドラム384へ受け渡される。
[0122]
 〔定着部〕
 定着部320は、用紙1の搬送方向の描画部316よりも下流側に配置される。定着部320は、定着ドラム384、ハロゲンヒータ386、定着ローラ388、及びインラインスキャナ390で構成される。定着ドラム384は、前処理液ドラム354と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパ)385を備える。
[0123]
 インラインスキャナ390は、用紙1に印刷された画像及びチャート(濃度調整用チャート群C の各濃度パッチ、吐出方向測定用チャートC を含む)を一定の読取周波数(サンプリング周波数)で読み取り、画像の濃度、及び画像の欠陥等を検出するための手段であり、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ等が適用される。
[0124]
 〔排紙部〕
 排紙部322は、排出トレイ392を備えており、この排出トレイ392と定着部320の定着ドラム384との間に、これらに対接するように渡し胴394、搬送ベルト396、張架ローラ398が設けられている。用紙1は、渡し胴394により搬送ベルト396に送られ、排出トレイ392に排出される。搬送ベルト396による用紙搬送機構の詳細は図示しないが、印刷後の用紙1は無端状の搬送ベルト396間に掛け渡された不図示のグリッパによって用紙先端部が保持され、搬送ベルト396の回転によって排出トレイ392の上方に運ばれる。
[0125]
 また、図20には示されていないが、本例のインクジェット印刷機300には、前処理液付与部314に対して前処理液を供給する手段を備えるとともに、各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybのクリーニング(ノズル面のワイピング、パージ、ノズル吸引等)を行うヘッドメンテナンス部、用紙搬送路上における用紙1の位置を検出する位置検出センサ、装置各部の温度を検出する温度センサ等を備えている。
[0126]
 〔制御系〕
 図22は、インクジェット印刷機300のシステム構成を示すブロック図である。インクジェット印刷機300は、インクジェットヘッド450、通信インターフェース470、システムコントローラ472、プリント制御部474、ヘッドドライバ478、モータドライバ480、ヒータドライバ482、前処理液付与制御部484、乾燥制御部486、定着制御部488、メモリ490、ROM(Read Only Memory)492、及びエンコーダ494等を備えている。
[0127]
 なお、ここではインクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybをインクジェットヘッド450と表記している。
[0128]
 通信インターフェース470は、上位制御装置であるホストコンピュータ550から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。通信インターフェース470にはシリアルインターフェース又はパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するための不図示のバッファメモリを搭載してもよい。
[0129]
 ホストコンピュータ550から送出された画像データは通信インターフェース470を介してインクジェット印刷機300に取り込まれ、一旦メモリ490に記憶される。
[0130]
 メモリ490は、通信インターフェース470を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ472を通じてデータの読み書きが行われる。メモリ490は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスク等磁気媒体を用いてもよい。
[0131]
 システムコントローラ472は、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット印刷機300の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。
[0132]
 ROM492にはシステムコントローラ472のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。ROM492は、書き換え不能な記憶手段であってもよいし、書き換え可能な記憶手段であってもよい。メモリ490は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
[0133]
 モータドライバ480は、システムコントローラ472からの指示に従ってモータ496を駆動するドライバである。図22では、装置内の各部に配置される様々なモータを代表して符号496で図示している。モータ496には、図20の給紙胴352、前処理液ドラム354、描画ドラム370、乾燥ドラム376、定着ドラム384、渡し胴394等の回転を駆動するモータ、描画ドラム370の吸引孔から負圧吸引するためのポンプの駆動モータ、インクジェットヘッド450の位置を変更することでインクジェットヘッド450のノズル面20と描画ドラム370の外周面との間の距離TD(図21参照)を変更するモータ、インクジェットヘッド450を描画ドラム370外のメンテナンスエリアに移動させる退避機構のモータ等が含まれている。
[0134]
 ヒータドライバ482は、システムコントローラ472からの指示に従って、ヒータ498を駆動するドライバである。図22では、装置内の各部に配置される様々なヒータを代表して符号498で図示している。
[0135]
 プリント制御部474は、システムコントローラ472の制御に従い、メモリ490内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正等の処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字データ(ドットデータ)をヘッドドライバ478に供給する制御部である。
[0136]
 プリント制御部474において所要の信号処理が施され、得られたドットデータに基づいて、ヘッドドライバ478を介してインクジェットヘッド450のインク滴の吐出量及び吐出タイミングの制御が行われる。
[0137]
 プリント制御部474には不図示の画像バッファメモリが備えられており、プリント制御部474における画像データ処理時に画像データ及びパラメータ等のデータが画像バッファメモリに一時的に格納される。また、プリント制御部474とシステムコントローラ472とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
[0138]
 ヘッドドライバ478は、プリント制御部474から与えられる印字データに基づき、インクジェットヘッド450の各ノズルに対応する吐出エネルギー発生素子を駆動するための駆動信号を出力する。ヘッドドライバ478にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
[0139]
 ヘッドドライバ478から出力された駆動信号がインクジェットヘッド450に加えられることによって、対応するノズルからインク滴が吐出される。用紙1を搬送速度で搬送しながらインクジェットヘッド450からのインク吐出を制御することにより、用紙1の記録面に画像が形成される。
[0140]
 前処理液付与制御部484は、システムコントローラ472からの指示にしたがい、前処理液塗布部356(図20参照)の動作を制御する。乾燥制御部486は、システムコントローラ472からの指示にしたがい、溶媒乾燥装置378(図20参照)の動作を制御する。
[0141]
 定着制御部488は、システムコントローラ472からの指示にしたがい、定着部320のハロゲンヒータ386及び定着ローラ388(図20参照)から成る定着加圧部499の動作を制御する。
[0142]
 インラインスキャナ390は、用紙1に印字された画像を読み取り、所要の信号処理等を行って印字状況(吐出の有無、打滴のばらつき、光学濃度等)を検出し、その検出結果をシステムコントローラ472及びプリント制御部474に提供する。
[0143]
 エンコーダ494は、描画ドラム370(図20参照)に設けられている。エンコーダ494の検出信号に基づいて吐出トリガー信号(画素トリガー)が発せされる。インクジェットヘッド450の打滴タイミングは、エンコーダ494の検出信号に同期させる。これにより、高精度に着弾位置を決定することができる。
[0144]
 プリント制御部474は、インラインスキャナ390から得られる情報に基づいてインクジェットヘッド450に対する各種補正(不吐補正及び濃度補正)を行うとともに、必要に応じて予備吐出及び吸引、ワイピング等のクリーニング動作(ノズル回復動作)を実施する制御を行う。
[0145]
 〔画像印刷とチャート印刷(画像形成装置の制御方法)〕
 インクジェット印刷機300は、用紙1を搬送速度Vdで搬送させて画像を印刷する高精細印刷モード(通常印刷モードの一例)と、用紙1を搬送速度Vdよりも速い搬送速度で搬送させて画像を印刷する高速印刷モードと、インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Yb毎の滴量調整及び吐出方向測定のためのチャートを印刷するチャート印刷モードと、を有する。高速印刷モードは、印刷品質よりも印刷速度を優先するモードである。高速印刷モードでは、1つのノズル28(図3参照)において吐出された小滴のインク滴により形成されたインクドットIDがY方向に繋がる(図14参照)搬送速度で印刷する。
[0146]
 インクジェット印刷機300の使用者は、インクジェット印刷機300の不図示の操作部を操作することで、インクジェット印刷機300の印刷モードを決定することができる。
[0147]
 高精細印刷モードにおいて通常の画像を印刷する場合は、まずシステムコントローラ472(画像形成制御部の一例)は、モータ496を制御し、インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybのノズル面20と描画ドラム370の外周面370Aとの間の距離TDをTD1[mm]とする。
[0148]
 システムコントローラ472は、給紙部312によって表面にインク吸収層が未コーティングの用紙1(第1記録媒体の一例)を給紙させ、給紙胴352、前処理液ドラム354、描画ドラム370、乾燥ドラム376、定着ドラム384、渡し胴394を制御して用紙1を搬送速度Vdで搬送させる。
[0149]
 システムコントローラ472は、前処理液塗布部356によって用紙1の記録面に前処理液を塗布する。また、システムコントローラ472は、描画ドラム370によって用紙1を搬送速度Vdで搬送させ、メモリ490内の画像データに基づいてインクジェットヘッド450(各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Yb)によって吐出周波数f[kHz]で、画像データに応じて小滴、中滴、又は大滴のインク滴を吐出させて、用紙1に画像を印刷する(画像形成制御工程の一例)。
[0150]
 さらに、システムコントローラ472は、インラインスキャナ390を制御し、定着ドラム384によって搬送速度Vdで搬送される用紙1の記録面の画像を読取周波数fr[kHz]で読み取る。システムコントローラ472は、インラインスキャナ390の読取データによって、用紙1に印刷された画像の良否を判断する。
[0151]
 一方、チャート印刷モードにおいて濃度調整用チャート群C 又は吐出方向測定用チャートC を印刷する場合は、システムコントローラ472(チャート形成制御部の一例)は、モータ496を制御し、インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybのノズル面20と描画ドラム370の外周面370Aとの間の距離TDをTD2[mm]とする。ここで、TD2はTD1よりも小さい値である。
[0152]
 濃度調整用チャート群C 及び吐出方向測定用チャートC を印刷する場合は、画像を印刷する場合よりも搬送速度が遅いため、インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybと用紙1との接触リスクが低く、また接触した際の被害が少ない。このため、濃度調整用チャート群C 及び吐出方向測定用チャートC を印刷する場合は、画像を印刷する場合よりも距離TDを小さくすることができ、また距離TDを小さくすることで濃度調整用チャート群C 及び吐出方向測定用チャートC のノイズを低減することができる。
[0153]
 次に、システムコントローラ472は、給紙部312によって用紙1を給紙させる。この用紙1は、記録面(表面)にインク吸収層(インク受容層)がコーティングされている(第2記録媒体の一例)。インク吸収層とは、インクを吸収して乾燥を早めることで、インクによる滲みを防止するための層である。
[0154]
 システムコントローラ472は、給紙胴352、前処理液ドラム354、描画ドラム370、乾燥ドラム376、定着ドラム384、渡し胴394を制御して用紙1を搬送速度Vhで搬送させる。搬送速度Vhは、搬送速度Vdよりも遅い速度であり、式4又は式7を満たす。
[0155]
 ここでは、システムコントローラ472は、用紙1の記録面に前処理液を塗布しない。すなわち、システムコントローラ472は、前処理液塗布部356による前処理液の塗布を停止させる。このように、表面にインク吸収層がコーティングされた用紙1を使用して前処理液を塗布しないことで、搬送速度の変動に伴う前処理液の塗布量の変動を排除することができる。
[0156]
 なお、インク吸収層を有しない用紙1を使用し、前処理液塗布部356においてインクジェットヘッドによって前処理液を塗布してもよい。インクジェットヘッドによって前処理液を塗布することで、前処理液の塗布量の調整が容易となり、搬送速度が変動しても適切な量だけ前処理液を塗布することができる。
[0157]
 また、システムコントローラ472は、描画ドラム370によって用紙1を搬送速度Vhで搬送させ、メモリ490内の濃度調整用チャート群C 又は吐出方向測定用チャートC のデータに基づいてインクジェットヘッド450(各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Yb)によって吐出周波数f[kHz]で小滴のインク滴を吐出させ、用紙1に濃度調整用チャート群C 又は吐出方向測定用チャートC を印刷する(チャート形成制御工程の一例)。
[0158]
 さらに、システムコントローラ472は、インラインスキャナ390を制御し、定着ドラム384によって搬送速度Vhで搬送される用紙1の記録面の濃度調整用チャート群C 又は吐出方向測定用チャートC を読取周波数fr[kHz]で読み取る。システムコントローラ472は、濃度調整用チャート群C の読取データを解析して、各インクジェットヘッド372Ka、372Kb、372Ca、372Cb、372Ma、372Mb、372Ya、及び372Ybのノズル28(図3参照)に対応する圧電素子44に印加する駆動電圧をそれぞれ調整する、又は吐出方向測定用チャートC の読取データを解析して、ノズル28毎の着弾位置ずれ量ΔXを測定する。
[0159]
 このように、搬送速度Vhのチャート形成時におけるインラインスキャナ390の読取周波数fr[kHz]は、搬送速度Vdの通常画像形成時と等しい。その結果、チャート形成時のインラインスキャナ390による読取回数は、画像形成時の読取回数よりも増加する。したがって、濃度調整用チャート群C 及び吐出方向測定用チャートC の読取におけるノイズを低減することができる。
[0160]
 <その他>
 ここまで説明した実施形態において、例えば、画像形成制御部110、チャート形成制御部112、システムコントローラ472、プリント制御部474、前処理液付与制御部484等の各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
[0161]
 1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、サーバ及びクライアント等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
[0162]
 さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
[0163]
 本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合わせることができる。

符号の説明

[0164]
1 用紙
10 インクジェットヘッド
12-i ヘッドモジュール
16 フレーム
18 フレキシブル基板
20 ノズル面
22 ヘッドモジュール保持部材
24 ヘッド保護部材
28 ノズル
28-1 ノズル
28-2 ノズル
28-3 ノズル
30 ノズルプレート
32 圧力室
34 供給口
36 共通流路
38 流路板
40 振動板
42 個別電極
44 圧電素子
46 共通電極
50 インク室ユニット
100 インクジェット印刷機
102 プラテン
104Ca インクジェットヘッド
104Cb インクジェットヘッド
104Ka インクジェットヘッド
104Kb インクジェットヘッド
104Ma インクジェットヘッド
104Mb インクジェットヘッド
104Ya インクジェットヘッド
104Yb インクジェットヘッド
106C インクタンク
106K インクタンク
106M インクタンク
106Y インクタンク
108 記憶部
110 画像形成制御部
112 チャート形成制御部
200 インクジェット印刷機
204C インクジェットヘッド
204K インクジェットヘッド
204M インクジェットヘッド
204Y インクジェットヘッド
210C-i 濃度パッチ
210Ca-i 濃度パッチ
210Cb-i 濃度パッチ
210K-i 濃度パッチ
210Ka-i 濃度パッチ
210Kb-i 濃度パッチ
210M-i 濃度パッチ
210Ma-i 濃度パッチ
210Mb-i 濃度パッチ
210Y-i 濃度パッチ
210Ya-i 濃度パッチ
210Yb-i 濃度パッチ
300 インクジェット印刷機
312 給紙部
314 前処理液付与部
316 描画部
318 乾燥部
320 定着部
322 排紙部
326 中間搬送部
328 中間搬送部
330 中間搬送部
350 給紙トレイ
352 給紙胴
354 前処理液ドラム
355 保持手段
356 前処理液塗布部
370 描画ドラム
370A 外周面
371 保持手段
372Ca インクジェットヘッド
372Cb インクジェットヘッド
372Ka インクジェットヘッド
372Kb インクジェットヘッド
372Ma インクジェットヘッド
372Mb インクジェットヘッド
372Ya インクジェットヘッド
372Yb インクジェットヘッド
374 ローラ
376 乾燥ドラム
377 保持手段
378 溶媒乾燥装置
380 ハロゲンヒータ
382 温風噴出しノズル
384 定着ドラム
385 保持手段
386 ハロゲンヒータ
388 定着ローラ
390 インラインスキャナ
392 排出トレイ
394 渡し胴
396 搬送ベルト
398 張架ローラ
450 インクジェットヘッド
470 通信インターフェース
472 システムコントローラ
474 プリント制御部
478 ヘッドドライバ
480 モータドライバ
482 ヒータドライバ
484 前処理液付与制御部
486 乾燥制御部
488 定着制御部
490 メモリ
492 ROM
494 エンコーダ
496 モータ
498 ヒータ
499 定着加圧部
550 ホストコンピュータ
 濃度調整用チャート
 濃度調整用チャート
 濃度調整用チャート
 吐出方向測定用チャート
ID-1 インクドット
ID-2 インクドット
ID-3 インクドット
LD ライン
LD-1 ライン
LD-2 ライン
LD-3 ライン
LN 投影ノズル列

請求の範囲

[請求項1]
 搬送方向に沿って記録媒体を搬送する搬送部と、
 液体を吐出する複数の吐出素子をそれぞれ有し、前記搬送方向に沿って並べて配置された複数の液体吐出ヘッドと、
 前記複数の液体吐出ヘッドにそれぞれ同じ液体を供給する液体供給部と、
 前記搬送部により前記記録媒体を第1搬送速度で搬送させ、かつ前記複数の液体吐出ヘッドの前記複数の吐出素子から前記液体を吐出させて、前記記録媒体に画像を形成する画像形成制御部と、
 前記搬送部により前記記録媒体を前記第1搬送速度よりも遅い第2搬送速度で搬送させ、かつ1つの前記液体吐出ヘッドの前記複数の吐出素子から前記液体を吐出させて、前記記録媒体にチャートを形成するチャート形成制御部と、
 を備え、
 前記吐出素子から吐出される液体によって前記記録媒体に形成されるドットの径をD[μm]、前記チャートを形成する際の前記吐出素子の前記液体の吐出周波数をf[kHz]、前記第2搬送速度をVh[m/s]とすると、
 Vh≦D×f/1000
 を満たす画像形成装置。
[請求項2]
 前記第1搬送速度をVm[m/s]、前記液体吐出ヘッドの数を2以上の整数Nとすると、
 Vh≦Vm/N
 を満たす請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項3]
 前記第1搬送速度をVm[m/s]、前記液体吐出ヘッドの数を2以上の整数Nとすると、
 Vm/N<Vh
 を満たす請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項4]
 前記搬送方向の前記複数の液体吐出ヘッドよりも下流側に前記記録媒体に形成された画像及びチャートを読み取るインラインスキャナを備え、
 前記画像形成制御部により形成された画像を読み取る際の前記インラインスキャナの読取周波数と前記チャート形成制御部により形成されたチャートを読み取る際の前記インラインスキャナの読取周波数とが等しい請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項5]
 前記搬送方向の前記複数の液体吐出ヘッドよりも上流側に前記記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部を備え、
 前記画像形成制御部は、表面にインク吸収層が未コーティングの第1記録媒体を使用し、前記前処理液塗布部により前記前処理液を塗布させ、
 前記チャート形成制御部は、表面にインク吸収層がコーティングされた第2記録媒体を使用し、前記前処理液塗布部による前記前処理液の塗布を停止させる請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項6]
 前記搬送方向の前記複数の液体吐出ヘッドよりも上流側に前記記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部を備え、
 前記前処理液塗布部は、前記前処理液を吐出するインクジェットヘッドを有する請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項7]
 前記画像形成制御部によって前記記録媒体に画像を形成する場合の前記液体吐出ヘッドと前記記録媒体との距離よりも、前記チャート形成制御部によって前記記録媒体にチャートを形成する場合の前記液体吐出ヘッドと前記記録媒体との距離の方が小さい請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項8]
 前記画像形成制御部は、前記搬送部により前記記録媒体を前記第1搬送速度で搬送させる通常印刷モードと、前記搬送部により前記記録媒体を前記第1搬送速度よりも速い速度で搬送させる高速印刷モードと、を有する請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項9]
 前記液体吐出ヘッドは、複数の異なる径のドットを形成可能であり、
 前記複数の異なる径のドットのうち最も小さいドットの径がD[μm]である請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項10]
 前記チャートは、前記液体吐出ヘッド毎にそれぞれ形成される濃度パッチを含む請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項11]
 前記チャートは、前記吐出素子毎にそれぞれ形成されるラインパターンを含む請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項12]
 前記液体吐出ヘッドは、複数のヘッドモジュールが前記搬送方向に交差する第1方向に並べて配置されている請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[請求項13]
 搬送方向に沿って記録媒体を搬送する搬送部と、液体を吐出する複数の吐出素子をそれぞれ有し、前記搬送方向に沿って並べて配置された複数の液体吐出ヘッドと、前記複数の液体吐出ヘッドにそれぞれ同じ液体を供給する液体供給部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
 前記搬送部により前記記録媒体を第1搬送速度で搬送させ、かつ前記複数の液体吐出ヘッドの前記複数の吐出素子から前記液体を吐出させて、前記記録媒体に画像を形成する画像形成制御工程と、
 前記搬送部により前記記録媒体を前記第1搬送速度よりも遅い第2搬送速度で搬送させ、かつ1つの前記液体吐出ヘッドの前記複数の吐出素子から前記液体を吐出させて、前記記録媒体にチャートを形成するチャート形成制御工程と、
 を備え、
 前記吐出素子から吐出される液体によって前記記録媒体に形成されるドットの径をD[μm]、前記チャートを形成する際の前記吐出素子の前記液体の吐出周波数をf[kHz]、前記第2搬送速度をVh[m/s]とすると、
 Vh≦D×f/1000
 を満たす画像形成装置の制御方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]