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1. (WO2018221265) OFFSHORE FLOATING STRUCTURE
Document

明 細 書

発明の名称 洋上浮体構造物

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010  

発明の効果

0011  

図面の簡単な説明

0012  

発明を実施するための形態

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028  

符号の説明

0029  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 洋上浮体構造物

技術分野

[0001]
 本発明は、上甲板上に生産設備を備える洋上浮体構造物に関する。

背景技術

[0002]
 浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)などでは、生産設備は居住区の前方の上甲板上に配置される(例えば特許文献1)。一方、近年では生産能力の増大や新規の油田開発にともなって生産設備は多様化してきており、上甲板上により多くの生産設備を配置する必要性が高まっている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2017-36014号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 上甲板上により多くの生産設備を配置するために船体自体を大きくすると、船体の大型化に伴う鋼材重量増によりコストが上昇し、また製造工程が長期化するという問題が生じる。
[0005]
 本発明は、コストの上昇や製造工程の長期化を招くことなく、上甲板上により多くの生産設備を設置することができる洋上浮体構造物を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

[0006]
 第1の発明は、上甲板上に生産設備が設けられる洋上浮体構造物であって、船尾部において船体内に設けられた機関室と、船尾部において上甲板上に設けられた居住区とを備え、居住区の前壁が機関室の前壁よりも船尾側に位置することを特徴としている。
[0007]
 船体内に設けられた燃料タンクが機関室の前壁に隣接し、かつ機関室の船首側に設けられてもよい。また、船体内において、居住区の前壁の直下に、居住区を支持する支持構造体が設けられることが好ましい。上甲板において機関室の前壁と居住区の前壁の間に、生産設備や船首側の係船機器などから延びる配管および/または電線を通すための通路が形成されてもよい。
[0008]
 第2の発明は、上甲板上に生産設備が設けられる洋上浮体構造物であって、船尾部において船体内に形成された機関室と、船尾部において上甲板上に設けられた居住区と、船体内に設けられた燃料タンクとを備え、居住区の前壁が機関室の前壁の直上に位置するとともに、燃料タンクが機関室の前壁に隣接し、かつ機関室の船首側に設けられることを特徴としている。
[0009]
 上述した全ての発明に関し、上甲板上において、居住区よりも後側にホースリールなどのオフローディングシステムが載置されてもよい。また、船首部において船体内に設けられたコリジョンバルクヘッドと、船首部において上甲板上に設けられたフレアタワーとを備え、フレアタワーがコリジョンバルクヘッドよりも前方に配置されてもよい。
[0010]
 第3の発明は、上甲板上に生産設備が設けられる洋上浮体構造物であって、船首部において船体内に設けられたコリジョンバルクヘッドと、船首部において上甲板上に設けられたフレアタワーとを備え、フレアタワーはコリジョンバルクヘッドよりも前方に配置されることを特徴としている。

発明の効果

[0011]
 本発明によれば、コストの上昇や製造工程の長期化を招くことなく、上甲板上により多くの生産設備を設置することができる洋上浮体構造物を得ることができる。

図面の簡単な説明

[0012]
[図1] 本発明の第1実施形態の洋上浮体構造物を概略的に示す側面図である。
[図2] 第1実施形態の洋上浮体構造物の船尾部の概略的な構成を示す平面図である。
[図3] 第1実施形態の洋上浮体構造物の船尾部の概略的な構成を示す横断面図である。
[図4] 第2実施形態の洋上浮体構造物の船尾部の概略的な構成を示す側面図である。
[図5] 第2実施形態の洋上浮体構造物の船尾部の概略的な構成を示す平面図である。
[図6] 第3実施形態の洋上浮体構造物の船尾部の概略的な構成を示す側面図である。
[図7] 第4実施形態の洋上浮体構造物の船尾部の概略的な構成を示す側面図である。

発明を実施するための形態

[0013]
 以下、図示された実施形態を参照して本発明に係る洋上浮体構造物の構成を説明する。
 図1は第1実施形態の洋上浮体構造物を概略的に示し、船体10において、上甲板11上には生産設備12が設けられている。船尾部13において、上甲板11上には居住区14が設けられ、船体10内には機関室15が設けられる。なお、この図において、生産設備12は簡略化されて示されているが、実際には、ガス分離設備、脱水設備、計量設備、発電設備等の多数の設備から成る。
[0014]
 船体10内において、機関室15の前壁16に隣接して燃料タンク17が配置される。従来、燃料タンク17は機関室15の両側に設けられていたが(図5参照)、本実施形態では、図2に示すように機関室15の前側に設けられる。したがって機関室15の幅を船体10の幅に合わせて広くすることができ、これに伴い機関室15の船長方向長さを短くすることができる。
[0015]
 居住区14の前壁18は機関室15の前壁16よりも船尾側に位置する。このように前壁16、18が船長方向にずれていると、居住区14の前部を支持する上甲板11の強度が不足するおそれがあるが、本実施形態では、図3に示すように居住区14の前壁18(図1参照)の直下に、ピラー20等の支持構造体が設けられている。ピラー20は上甲板11と第2甲板21の間に設けられ、これにより居住区14は適切に支持される。なお支持構造体としては、通行スペースまたは機器を配置するための開口が形成された壁であってもよい。
[0016]
 居住区14の前壁18が機関室15の前壁16よりも船尾側に位置することにより、上甲板11において前壁16、18の間隙に対応する部分に、生産設備12や船首側の係船機器などから延びる種々の配管22や電線23を通すための通路(図示せず)が形成される。機関室15と生産設備12の間には種々の配管22や電線23が設けられ、従来は居住区14や、機関室15の前側に設けられたポンプルーム(図示せず)内を経由して通しており、電線や配管の取付け作業のための足場を狭い場所に設置するなど、煩雑な作業が必要であった。また電線23を居住区14内を経由して通す場合、居住区14が船体10に搭載されるまで、取付け作業が実施できなかった。これに対して本実施形態では、配管22と電線23を上甲板11における前壁16、18の間を通すように構成したので、居住区14およびポンプルームを経由して通す場合と比べ、配管22と電線23が貫通する箇所が減少する。また、ポンプルーム内はデッキを設けていないため、配管、電線の取付けには多数の足場が必要になるが、本実施形態では、第2甲板21が利用できるため、取付け作業が容易になる。また居住区14が船体10に搭載される前に電線の取付け作業の実施が可能になる。
[0017]
 船首部24において、上甲板11上にはフレアタワー25が設けられる。フレアタワー25は、船体10内に設けられたコリジョンバルクヘッド26よりも前方に配置される。船首部24の上甲板11には通常多数の艤装品が設けられており、フレアタワー25を配置することは困難であるが、本実施形態では、フレアタワー25の配置が可能になるように、船首部24の上甲板11を拡大している。なお、船首部24の上甲板11の水線面積係数(=船首側水線面積/(船の全長/2)/船幅)は例えば0.93以上である。
[0018]
 以上のように本実施形態では、船尾部13において、燃料タンク17を機関室15の前側に設けることにより機関室15の長さを短くするとともに、居住区14の前壁18を機関室15の前壁16よりも船尾側に配置している。また船首部24の上甲板11では、フレアタワー25をコリジョンバルクヘッド26よりも前方に配置している。このような構成により、上甲板11において生産設備12を設置できる面積を、従来よりも拡大することができる。したがって、より多くの生産設備12を上甲板11上に配置するために、船体10を大きくする必要はなく、船体10の大型化によるコストアップと、製造工程の長期化を回避することができる。
[0019]
 また本実施形態は、上甲板11において、居住区14の前壁18と機関室15の前壁16との間に、生産設備12から延びる種々の配管22や電線23を通すように構成されている。すなわち配管22や電線23が居住区14やポンプルームを経由して通らないので、居住区14内において種々の機器との干渉等を考慮することや、ポンプルーム内での取付け作業のための足場を設置することが不要になり、配管22と電線23の取付け作業が容易になる。
[0020]
 さらに本実施形態では、燃料タンク17が機関室15の前方に配置されるので、危険区域であるカーゴタンク区域19と安全区画である機関室15との間にコファダムを設ける必要がない。このような燃料タンク17の配置はポンプルーム方式ではなく、カーゴタンクおよびバラスト水タンク毎にポンプを設けるサブマージドポンプやディープウェルポンプ方式を採用する際にメリットがある。
[0021]
 一方、居住区14の前壁18の直下のピラー20の配置に関し、ピラー20と機関室15の前壁16との間は本来デッドスペースであり、機器を配置することは想定されない。したがってピラー20と前壁16の間隔は、1トランススペースすなわち横桁の間隔(約4~5m)程度に定められる。
[0022]
 なお本実施形態では、居住区14が一般商船よりも後方に位置するので、船体10の前方への見通しが悪くなるが、FPSOの場合、自航するのは設置海域までの移送などに限定されるので、大きな問題とはならない。
[0023]
 図4、5を参照して第2実施形態を説明する。第1実施形態との差異は燃料タンク17が機関室15の両側に設けられている点であり、機関室15の前方には、カーゴタンクおよびバラスト水タンクの荷役用のポンプを収容するためのポンプルーム31が形成されている。その他の構成は第1実施形態と同様である。すなわち居住区14の前壁18は機関室15の前壁16より船尾側に設けられ、前壁18の直下には、第1実施形態と同様に、図3に示すような補強用ピラーが設けられる。また上甲板11において、前壁16、18の間に対応する部分には、生産設備12から延びる種々の配管22や電線23を通すための通路(図示せず)が形成される。
[0024]
 燃料タンク17が機関室15の前側に配置されない分だけ前壁16は船首側に位置し、また居住区14の前壁18も同様に船首側に位置している。したがって第1実施形態と比較して、生産設備12を設置できる上甲板11の面積は小さいが、居住区の前壁の直下に機関室の前壁が設けられる従来の構成よりも生産設備12の設置面積を拡大することができる。
[0025]
 図6は第3実施形態を示している。第1実施形態との差異は居住区14の前壁18が機関室15の前壁16の直上に位置する点であり、燃料タンク17は機関室15の前壁16に隣接して配置されている。したがって第1および第2実施形態とは異なり、上甲板11において、前壁16、18の間に配管22と電線23(図1参照)を通すための通路は形成されない。
[0026]
 第3実施形態によれば、燃料タンク17が機関室15の前方に配置されることにより、第1実施形態に関連して上述したように、機関室15の長さを短くすることができ、これは居住区14の前壁18も従来の構成よりも船尾側に配置されることを意味する。したがって上甲板11において生産設備12を設置できる面積を、従来よりも拡大することができる。なお、機関室と同様に居住区の長さが短くなるが、居住区は幅方向あるいは高さ方向に大きくできるため、問題とはならない。
[0027]
 図7は第4実施形態を示している。これは第2実施形態(図4)の居住区14の船長方向の長さを短くして、船尾部13の居住区14よりも後側の上甲板11の面積を拡大し、ホースリールなどのオフローディングシステム32を載置したものである。その他の構成は第2実施形態と同様である。すなわち居住区14の前壁18は機関室15の前壁16より船尾側に設けられ、前壁18の直下には、第1実施形態と同様に、図3に示すような補強用ピラーが設けられる。また上甲板11において、前壁16、18の間に対応する部分には、生産設備12から延びる種々の配管22や電線23(図4参照)を通すための通路(図示せず)が形成される。
[0028]
 洋上浮体構造物が設置される海域によっては、居住区14の後方に、シャトルタンカーへカーゴを払い出すためのホースリールなどのオフローディングシステム32を搭載することが必要になる場合があるが、第4実施形態は、そのような場合に効果的である。

符号の説明

[0029]
 10 船体
 11 上甲板
 13 船尾部
 14 居住区
 15 機関室
 16、18 前壁

請求の範囲

[請求項1]
 上甲板上に生産設備が設けられる洋上浮体構造物であって、
 船尾部において船体内に設けられた機関室と、
 前記船尾部において前記上甲板上に設けられた居住区とを備え、
 前記居住区の前壁が前記機関室の前壁よりも船尾側に位置することを特徴とする洋上浮体構造物。
[請求項2]
 前記船体内に設けられた燃料タンクを備え、
 前記燃料タンクが前記機関室の前壁に隣接し、かつ前記機関室の船首側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の洋上浮体構造物。
[請求項3]
 前記船体内において、前記居住区の前壁の直下に、前記居住区を支持する支持構造体が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の洋上浮体構造物。
[請求項4]
 前記上甲板において前記機関室の前壁と前記居住区の前壁の間に、配管および/または電線を通すための通路が形成されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
[請求項5]
 上甲板上に生産設備が設けられる洋上浮体構造物であって、
 船尾部において船体内に形成された機関室と、
 前記船尾部において前記上甲板上に設けられた居住区と、
 前記船体内に設けられた燃料タンクとを備え、
 前記居住区の前壁が前記機関室の前壁の直上に位置するとともに、前記燃料タンクが前記機関室の前壁に隣接し、かつ前記機関室の船首側に設けられることを特徴とする洋上浮体構造物。
[請求項6]
 前記上甲板上において、前記居住区よりも後側にオフローディングシステムが載置されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
[請求項7]
 船首部において船体内に設けられたコリジョンバルクヘッドと、
 前記船首部において前記上甲板上に設けられたフレアタワーとを備え、
 前記フレアタワーは前記コリジョンバルクヘッドよりも前方に配置されることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の洋上浮体構造物。
[請求項8]
 上甲板上に生産設備が設けられる洋上浮体構造物であって、
 船首部において船体内に設けられたコリジョンバルクヘッドと、
 前記船首部において前記上甲板上に設けられたフレアタワーとを備え、
 前記フレアタワーは前記コリジョンバルクヘッドよりも前方に配置されることを特徴とする洋上浮体構造物。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]