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1. (WO2018181598) MONITORING SYSTEM, IMAGE INFORMATION PROVIDING DEVICE, CLIENT CONTROL DEVICE, IMAGE INFORMATION PROVIDING PROGRAM, AND CLIENT CONTROL PROGRAM
Document

明 細 書

発明の名称 監視システム、画像情報提供装置、クライアント制御装置、画像情報提供プログラム、及びクライアント制御プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005  

課題を解決するための手段

0006  

図面の簡単な説明

0007  

発明を実施するための形態

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080  

符号の説明

0081  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : 監視システム、画像情報提供装置、クライアント制御装置、画像情報提供プログラム、及びクライアント制御プログラム

技術分野

[0001]
 本発明の実施形態は、監視システム、画像情報提供装置、クライアント制御装置、画像情報提供プログラム、及びクライアント制御プログラムに関する。

背景技術

[0002]
 従来、インフラ設備を監視するための監視システムにおいては、監視対象のインフラ設備からの情報を監視員が認識しやすいように表示させ、監視対象のインフラ設備を一元的に管理する。例えば、給電指令所や変電制御所においては、監視室の壁一面にモザイク型の表示装置や大型のプロジェクタ装置等を設置し、管轄対象範囲のインフラ設備における系統図を表示させる。系統図を表示させることにより、系統の状態を集中して監視することができる。
[0003]
 このような監視システムにおいて、管轄対象範囲が廃統合される等、監視範囲が変更された場合、今まで表示させていた系統図を変更する必要が生じる。系統図を変更しようとした場合、モザイク型の表示装置を再度作成したり、変更後の監視範囲を監視員等が認識しやすい大きさで表示可能なプロジェクタ装置を設置し直したりする場合がある。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2000-134736号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 本発明が解決しようとする課題は、監視対象範囲の変更に対して容易に対応することができる監視システム、画像情報提供装置、クライアント制御装置、画像情報提供プログラム、及びクライアント制御プログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006]
 実施形態の監視システムは、監視制御装置と、画像情報提供装置と、クライアント制御装置と、を持つ。監視制御装置は、インフラ設備を監視する監視制御装置であって、センサから入力される情報に基づいて得られる前記インフラ設備の状態を画像情報提供装置に送信する。画像情報提供装置は、監視制御装置から受信した前記インフラ設備の状態に基づいて元画像情報を生成する。クライアント制御装置は、表示装置と操作装置とに接続され、前記元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する情報を前記操作装置から受信して前記画像情報提供装置に送信し、前記画像信号出力装置から受信した情報に基づく画像を前記表示装置に表示させる。また、画像情報提供装置は、前記クライアント制御装置から受信した前記領域指定情報に基づいて決定される、前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に出力する。

図面の簡単な説明

[0007]
[図1] 実施形態の監視システムの構成を示すシステム構成図。
[図2] 実施形態のHMIサーバにおいて用いられるカレント状態テーブル23の一例を示す図。
[図3] 実施形態のクライアント装置において監視領域を表示した場合の一例を示す図。
[図4] 実施形態の監視システムにおいて監視領域を表示する動作を示すシーケンス図。
[図5] 実施形態のクライアント装置において監視領域を縮小表示した例を示す図。
[図6] 実施形態の監視システムにおいて監視領域を表示する動作を示すシーケンス図。
[図7] 実施形態のクライアント装置において状変領域を表示した例を示す図。
[図8] 実施形態の監視システムにおいて状変領域を表示する動作を示すシーケンス図。
[図9] 実施形態のクライアント装置において複数個所の状変領域を表示した例を示す図。
[図10] 実施形態のクライアント装置において複数個所の状変領域を縮小表示した例を示す図。
[図11] 実施形態の監視システムにおいて複数個所の状態変化を表示する動作を示すシーケンス図。
[図12] 実施形態のクライアント装置において状態変化の表示をロックした例を示す図。
[図13] 実施形態の監視システムにおいて状態変化の表示をロックする動作を示すシーケンス図。
[図14] 実施形態の監視システムにおいて状態変化の表示をロックした後に複数個所の状態変化の表示動作を示すシーケンス図。

発明を実施するための形態

[0008]
 以下、実施形態の監視システムを、図面を参照して説明する。
[0009]
(第1の実施形態)
 まず、第1の実施形態について説明する。
 図1は、実施形態の監視システムの構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、監視システム1は、例えば、監視制御装置10と、HMI(Human Machine Interface)サーバ(画像情報提供装置)20と、クライアント制御装置30とを備える。監視制御装置10とHMIサーバ20とクライアント制御装置30は、ネットワーク100を介して相互に通信を行なう。ネットワーク100は、例えば、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうちの一部または全部を含む。また、ネットワーク100と接続されるクライアント制御装置30等は、アクセスポイントとして機能することができる。この場合、クライアント制御装置30は、操作装置40及び表示装置50と無線又は有線で通信を行い、操作装置40から受信した情報をHMIサーバ20に送信したり、HMIサーバ20から受信した画像情報を操作装置40及び表示装置50に送信したりする。
[0010]
 監視制御装置10とHMIサーバ20とクライアント制御装置30とは、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、プロセッサが実行するプログラムを格納するプログラムメモリとを備えるコンピュータである。
 監視制御装置10における状態変化検出部11と、HMIサーバ20における領域画像送信部21と、クライアント制御装置30におけるリクエスト送信部31と設定受付部32とは、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよい。
[0011]
 監視制御装置10には、センサ12が接続される。監視制御装置10は、センサ12から受信した情報に基づいて得られるインフラ設備13の状態を示す状態情報を、HMIサーバ20に送信する。インフラ設備13は、例えば、発電設備や配送電設備、水処理設備、又はガス配給設備等、社会基盤を整えるために必要な設備である。また、インフラ設備13工場や大規模ビルディングの電力状況などの運営基盤、物流センタにおける配送設備、学校や研究機関における研究設備などであってもよい。このように、インフラ設備13は、一目で監視できない程度に広範囲な設備を有するため、一箇所において集中監視をすることが望ましい設備である。
[0012]
 監視制御装置10は、例えば、状態変化検出部11を有する。状態変化検出部11は、センサ12からの情報に基づいて、インフラ設備13の状態の変化を検出する。インフラ設備13の状態の変化とは、給電指令所を監視する場合においては、例えば、平常状態から停電が発生したことである。状態変化検出部11は、状態の変化を検出するために、例えば、センサ12から受信した情報を図示しない記憶領域に記憶させる。そして、状態変化検出部11は、新たにセンサ12から情報を受信した場合、新たに受信した情報と記憶領域に記憶させた情報とを比較し、各々の情報が異なる情報である場合、状態の変化を検出したものとする。また、状態変化検出部11は、センサ12からの情報と予め定めたしきい値とを比較し、センサ12からの情報がしきい値以下となった場合に、状態の変化を検出したものとしてもよい。状態変化検出部11は、検出した状態の変化を、状態変化情報として、HMIサーバ20に送信する。
 なお、図1において、センサ12は、ネットワーク100を介さずに監視制御装置10に情報を出力しているように表現したが、センサ12は、ネットワーク100を介して監視制御装置10へ情報を送信してもよい。
[0013]
 HMIサーバ20は、監視制御装置10から受信した状態情報に基づいて元画像情報を生成する。ここで元画像情報とは、例えば、管轄対象領域全域における監視対象ポイントの状態が示された系統図の画像(以下、全体画像という)を生成することが可能な情報である。
[0014]
 画像を生成することが可能な情報とは、例えば、ネットワーク100の上にある図示しないウェブサーバーにおける画像の所在位置を特定するためのURL(Uniform Resource Locator)などの参照子、或いは、画像そのものを構成する圧縮画像データ、ビットマップデータ、ベクトルデータ等である。また、画像を生成することが可能な情報とは、クライアント制御装置30が、系統図等の画像の枠組みを保持している場合には、例えば、その画像の枠組みの中における各要素(監視ポイント等)の数値や色彩等を示す要素データであってもよい。
[0015]
 HMIサーバ20は、例えば、領域画像送信部21と記憶部22とを有する。領域画像送信部21は、クライアント制御装置30から受信した領域指定情報に基づいて、元画像情報から生成可能な全体画像の一部の領域を表示するための画像情報(以下、領域画像情報という)を決定する。領域画像送信部21は、決定した領域画像情報をクライアント制御装置30に送信する。
 また、領域画像送信部21は、監視制御装置10から受信した状態情報に、状態の変化を示す情報(以下、状変情報という)が含まれていた場合、状態の変化を記憶するカレント状態テーブル23を更新する。
[0016]
 記憶部22は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などにより実現される。記憶部22は、カレント状態テーブル23を記憶する。
 カレント状態テーブル23は、監視制御装置10から受信した状態情報と、及びクライアント制御装置30から受信した情報とに基づいて、現在の監視状況およびクライアント制御装置への表示状況を管理するためのデータデーブルである。
[0017]
 図2は、カレント状態テーブル23の内容の一例を示す。図2に示すように、カレント状態テーブル23は、状態番号と状変情報と確認情報との項目を有する。状態番号の項目には、状態の変化を受信した順を示す番号が記憶される。状変情報の項目には、監視制御装置10から受信した状変情報の内容が記憶される。確認情報の項目には、状態の変化が発生した際にHMIサーバから送信した画像情報に対するクライアント制御装置30からの応答を示す情報(以下、応答情報という)の内容が記憶される。
[0018]
 状変情報は、更に、種別、発生領域、表示領域、表示形態の各々の項目を有する。種別の項目には、状態の変化の態様、例えば停電や停電の復旧等が記憶される。発生領域の項目には、状態の変化が発生した領域に関する情報が記憶される。表示領域の項目には、領域画像送信部21からクライアント制御装置30に送信した画像情報により表示される領域が記憶される。表示形態の項目には、領域画像送信部21からクライアント制御装置30に送信され画像情報により表示される画像が系統図であるか否か等、表示画像の種類が記憶される。
[0019]
 応答情報の項目は、更に確認済みと表示ロックの項目を有する。確認済みの項目には、状態の変化が発生した領域の表示について、クライアント制御装置30から確認した旨の応答(以下、確認応答情報という)を受信したか否かが記憶される。表示ロックの項目には、状態の変化が発生した領域の表示について、クライアント制御装置30から表示の固定(ロック)を要求する旨の応答(以下、ロック応答情報という)を受信したか否かを示す情報が記憶される。
[0020]
 領域画像送信部21は、監視制御装置10から受信した状変情報に基づいて状態の変化が発生した領域を表示するための領域画像情報を決定する。領域画像送信部21は、決定した領域画像情報をクライアント制御装置30に送信する。
 また、領域画像送信部21は、クライアント制御装置30から、状態の変化が発生した領域の表示に対する固定表示(ロック)を指定する旨の情報(以下、ロック指定情報という)を受信した場合、カレント状態テーブル23を更新する。
[0021]
 図1に戻り、クライアント制御装置30について説明する。クライアント制御装置30は、操作装置40と表示装置50に接続される。クライアント制御装置30は、元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する領域指定情報を操作装置40から受信する。また、クライアント制御装置30は、操作装置40から受信した領域指定情報をHMIサーバ20に送信する。クライアント制御装置30は、リクエスト送信部31と設定受付部32とを備える。リクエスト送信部31は、領域指定情報をHMIサーバ20に送信する。設定受付部32は、操作装置40からの領域指定情報等の操作情報を受信する。
[0022]
 操作装置40は、表示装置50に表示させる画像を操作する。操作装置40は、表示装置50に表示させる画像を操作するための操作入力部と、操作入力部により入力された操作情報に基づく領域指定情報をクライアント制御装置30と通信するための通信部と、を備える。操作装置40は、例えば、操作入力部としてのタッチパネルを有する、タブレット端末である。この場合、操作装置40は、表示装置50に表示させる画面と同じ画像を表示したタッチパネルを操作することで、表示装置50に表示させる画面を変更させたり、拡大させたり、縮小させたりする操作を行うことを可能とする。なお、操作装置40は、スマートフォンやノート型或いはデスクトップ型のパーソナルコンピュータなどであってもよい。
[0023]
 表示装置50は、クライアント制御装置30から画像情報を受信し、受信した画像情報に応じた画像を表示する。表示装置50は、画像を表示するための表示部とクライアント制御装置30と通信するための通信部とを有する。表示装置50は、例えば、大型モニタ(例えば、70インチ程度)である。
[0024]
 クライアント制御装置30と操作装置40との間の通信は、例えば、Wi-Fi網を介した無線通信方式で行われる。また、クライアント制御装置30と操作装置40との間の通信は、セルラー網などの無線通信網、赤外線やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信網、LAN(Local Area Network)などを介した有線通信網を介して行われてもよい。
 クライアント制御装置30と表示装置50との間の通信は、例えば、HDMI(High Definition Multimedia Interface;登録商標)ケーブルやUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを介して行われる。クライアント制御装置30と表示装置50とがHDMIケーブルで接続された場合、表示装置50は、HDMIケーブルから受信される画素情報に基づいて画像を表示する。すなわち、クライアント制御装置30と表示装置50とがHDMIケーブルで接続された場合、表示装置50は画像生成機能を有さず、クライアント制御装置30により画像が生成されるか、又はクライアント制御装置30により受信された画像情報がビットマップデータ等で表現された画像情報となる。また、クライアント制御装置30と表示装置50との間の通信は、上述したWi-Fi網等のクライアント制御装置30と操作装置40との間の通信方式と同様の通信方式であってもよい
[0025]
 図3を用いて、表示装置50により監視領域が表示される例について説明する。図3は、実施形態の表示装置50において監視領域を表示した様子を示す図である。図3(a)は、HMIサーバ20により生成される元画像情報によって生成可能な全体画像のイメージを示す。図3(b)は、表示装置50により表示される領域画像の例を示す。図3(c)は、操作装置40により表示される領域画像の例を示す。
[0026]
 図3(a)に示す全体画像200は、例えば、従来の技術において、監視室の壁一面を使って表示していた系統図である。また、図3(a)に示す領域画像200aは、クライアント制御装置30から受信した領域指定情報に基づいて決定された、全体画像200の一部の領域である。
[0027]
 図3(b)に示すように、表示装置50は、領域指定情報に基づいてHMIサーバ20から受信した画像情報に応じた領域画像200aを表示する。このように、表示装置50に領域画像200aにおいて示される監視領域を表示させることで、監視員は、領域画像200aにより示される領域を監視できる。
[0028]
 図3(c)に示すように、操作装置40は、表示装置50により表示される画像と同じ画像を表示する。操作装置40に表示装置50により表示される画像と同じ画像を表示させることで、監視員等は、操作装置40に表示される画像を視認しながら画像に触れ、表示装置50に表示させる画像を操作することができる。例えば、監視員等は、操作装置40の表示画面に触れ、左右にスライド操作等することにより、全体画像200における領域画像200aの位置を移動させる(スクロールさせる)ことができる。監視員等が操作装置40を操作することにより、操作情報がクライアント制御装置30を介してHMIサーバ20に送信され、操作情報に基づいた画像情報が、HMIサーバ20からクライアント制御装置30に送信される。クライアント制御装置30によって表示装置50の表示画像に反映されることになる。このような仕組みによって、表示装置50に表示する画像を操作することができる。
[0029]
 図4を用いて、図3に示した動作を説明する。図4は、実施形態の監視システム1において監視領域を表示する動作を示すシーケンス図である。
 監視制御装置10は、センサ12からセンサ情報を受信する(ステップS101)。監視制御装置10は、受信したセンサ情報に基づいて状態情報を生成する(ステップS102)。監視制御装置10は、HMIサーバ20へ状態情報を送信する(ステップS103)。
 HMIサーバ20は、監視制御装置10から状態情報を受信する(ステップS104)。HMIサーバ20は、受信した状態情報から元画像情報を生成する(ステップS105)。
 一方、クライアント制御装置30は、操作装置40からスクロール操作等の操作情報を受信する(ステップS106)。クライアント制御装置30は、受信した操作情報に基づく領域指定情報を生成してHMIサーバに送信する(ステップS107)。
[0030]
 HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から領域指定情報を受信する(ステップS108)。HMIサーバ20は、受信した領域指定情報に基づいて、画像情報を決定する(ステップS109)。ここで、HMIサーバ20により決定される画像情報とは、元画像情報の全部又は一部の領域に対応する画像情報である。HMIサーバ20は、決定した画像情報をクライアント制御装置30に送信する(ステップS110)。
 クライアント制御装置30は、HMIサーバ20から画像情報を受信する(ステップS111)。クライアント制御装置30は、受信した画像情報を、操作装置40および表示装置50に送信する(ステップS112)。
[0031]
 ここでは、図5を用いて、表示装置50により表示される監視領域を示す画像が、図3とは異なる画像で表示される例について説明する。図5は、実施形態の表示装置50において監視領域を縮小表示した例を示す図である。図5(a)は、図3(a)と同様の図であるが、図5(a)において領域画像200bは、図3(a)における領域画像200aよりも広範囲な領域を示す。図5(b)は、図3(b)と同様の図であるが、系統図に代えて系統総括図を表示させている。ここで、系統総括図とは、系統図をよりマクロに示す図のことをいう。図5(c)は、図3(c)と同様の図である。系統総括図は、「総括画像」の一例である。
[0032]
 マクロに示す図とは、例えば、同じ領域により少ない構成要素を大きく表示する図である。ここで、マクロに示す図は、「マクロ視点で生成した画像」の一例である。領域内に多数の構成要素を全て表示させると、細かくなりすぎて状態が把握できない場合などに、マクロに示す図を表示させることにより、全体を把握しやすくすることができる。
[0033]
 図3(c)ですでに説明したように、操作装置40は、表示装置50により表示される画像と同じ画像をスクロール操作することで、表示装置50に表示させる領域を操作することができる。この場合において、監視員等は、操作装置40の表示画面に、2本の指で触れ、画面に触れた2本の指を近づける(ピンチイン)操作をすることにより、領域画像200aの位置を縮小させることができる。また、監視員等は、画面に触れた2本の指を広げる(ピンチアウト)操作をすることにより、領域画像200aの位置を拡大させることができる。
[0034]
 図5(a)に示すように、クライアント制御装置30から受信した領域指定情報に基づいて決定された領域画像200bにおいて表示される表示領域が比較的広範囲である場合、すなわち表示装置50に表示させる場合の表示倍率が比較的小さい場合、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30へ、領域画像200bの系統総括図の画像情報を送信する。HMIサーバ20から系統総括図の画像情報が送信された場合、図5(b)に示すように、表示装置50は、領域画像200bの系統総括図を表示する。また、図5(c)に示すように、操作装置40は、図3(c)と同様に、表示装置50により表示される画像と同じ画像を表示する。
[0035]
 領域画像200bに相当する系統図における表示範囲が広すぎる場合、図3(b)と同様に、該当する領域の系統図を表示装置50に表示させても、系統図の表示が小さくなりすぎて、監視員等が系統図に含まれる各系統の状態を把握することができない。このような場合に、HMIサーバ20がクライアント制御装置30に対し、図5(b)のような系統総括図を表示させることにより、監視員等が系統の状態を把握することができるようになる。
[0036]
 ここでは、図6を用いて、図5に示した動作を説明する。図6は、実施形態の監視システム1において監視領域を表示する動作を示すシーケンス図である。
 図6に示すシーケンスチャートの、ステップS151からS155に示す処理は、図4に示すシーケンスチャートの、ステップS101からS105に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
 クライアント制御装置30は、操作装置40からピンチアウト、又はピンチイン操作に伴う操作情報を受信する(ステップS156)。クライアント制御装置30は、受信した操作情報に基づいて、領域指定情報および表示倍率指定情報を含む指定情報を生成してHMIサーバに送信する(ステップS157)。
[0037]
 HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から指定情報を受信する(ステップS158)。HMIサーバ20は、受信した指定情報に含まれる表示倍率指定情報に基づいて、クライアント制御装置に送信する画像の種類(系統図または系統総括図)を決定する(ステップS159)。また、HMIサーバ20は、受信した指定情報に含まれる領域指定情報に基づいて、画像情報を決定する(ステップS160)。HMIサーバ20は、決定した画像情報をクライアント制御装置30に送信する(ステップS161)。
[0038]
 クライアント制御装置30は、HMIサーバ20から画像情報を受信する(ステップS162)。クライアント制御装置30は、受信した画像情報を、操作装置40および表示装置50に送信する(ステップS163)。
[0039]
 図7を用いて、表示装置50において、状態の変化が発生した領域を表示させる例について説明する。図7は、実施形態の表示装置50において監視領域を表示した例を示す図である。図7(a)は、図3(a)と同様の図であるが、全体画像200の中の領域画像200aと異なる領域画像200xに、状態の変化が発生していることを示す状変マークJ1が記されている。図7(b)は、図3(b)と同様の図である。図7(c)は、図7(b)に示す画像が、状態の変化が発生したことにより、状態の変化が発生した領域の系統図に切替えられて表示された場合の表示の一例を示す。
 図7(a)に示すように、領域画像200xに示される場所において状態の変化が発生した場合、表示装置50に表示させている画像に関わらず、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30へ、領域画像200xの系統図の画像情報を送信する。こうすることで、図7(b)に示すように、例えば表示装置50が領域画像200aを表示している最中であっても、領域画像200xにおいて状態の変化が発生した場合、図7(c)に示すように表示装置50の表示は自動的に領域画像200aから領域画像200xに切り替わる。
 本実施形態の監視システム1は、例えば領域画像200xに示される場所において状態の変化が発生した場合、表示装置50の表示を状態の変化が発生した領域画像200xに切り替えることで、監視領域に状態の変化が発生したことを、監視員等に知らせることを可能とする。また、本実施形態の監視システム1は、領域画像200xの中の状態の変化が発生している場所を示す領域画像F1を点滅(フリッカ)表示させる等して、状態の変化が発生している場所を強調して表示する。このとき、監視システム1は、領域画像F1の背景色を、状態の変化が発生していない他の領域の背景色と異なる色にすることで、さらに領域画像F1を強調させて表示してもよい。また、監視システム1は、サイレン音やアナウンス音声等にて、クライアント制御装置30にある図示しない音声出力装置等で、状態の変化が発生したことを知らせてもよい。
[0040]
 ここでは、図8を用いて、図7で示した動作を説明する。図8は、実施形態の監視システム1において状態の変化が発生した領域を表示する動作を示すシーケンス図である。
 監視制御装置10は、センサ12からセンサ情報を受信する(ステップS201)。監視制御装置10は、受信したセンサ情報に基づいて、状態の変化が発生していると判定する場合、状変情報を生成する(ステップS202)。監視制御装置10は、HMIサーバ20へ状変情報を送信する(ステップS203)。
[0041]
 ここで、状態の変化が発生している場合の実際のインフラ設備13の状態の一例について説明する。センサ12は、例えば、監視する給電経路上に設置された遮断器、遮断器に対応する電磁リレー、電磁リレーの動作を制御するリレー制御部等により構成され、リレー制御部により制御された電磁リレーが、遮断器を遮断状態または接続状態にする。給電経路において短絡等が発生した場合、短絡が発生した給電経路上に設置された遮断器を切断状態にさせる。また、遮断器を切断状態に変化させたことにより、電磁リレーの状態が変化する。一般的に、給電経路において短絡等が発生した場合、遮断器における状態の変化が発生した時間にやや遅れて、電磁リレーにおける状態の変化が発生する。
[0042]
 給電経路において短絡等が発生した場合、センサ12は、遮断器における状態の変化を監視制御装置10に送信する。監視制御装置10は、受信した状態の変化を、状態変化検出部11に送信する。
[0043]
 給電経路において短絡等が発生した場合、状態変化検出部11は、遮断器における状態の変化にやや遅れて、電磁リレーの状態の変化を受信する。このような場合でも、状態変化検出部11は、遮断器における状態の変化と、電磁リレーの状態の変化とを、1の短絡等の発生に起因する状態の変化として扱う必要がある。このため、状態変化検出部11において、状態の変化が受信された場合、状態変化検出部11は、状態の変化を受信した時間から一定の時間(例えば、3秒間)か経過するまでの間に受信した状態の変化を1の状態変化として扱う。このように、状態変化検出部11は、一定の時間か経過するまで状態の変化を受信することにより、関連する状態の変化を別々の事象に起因するものと誤認識したり、関連する状態の変化を取りこぼしたりすることを防ぐことができる。
[0044]
 HMIサーバ20は、監視制御装置10から状変情報を受信する(ステップS204)。HMIサーバ20は、受信した状変情報に基づいて、状態の変化の種別、状態の変化が発生した領域等をカレント状態テーブル23に記憶させ、カレント状態テーブル23を更新する(ステップS205)。HMIサーバ20は、受信した状変情報に基づいて、画像情報を決定する(ステップS206)。ここで、HMIサーバ20によって決定される画像情報は、状変情報によって示される状態の変化が発生した領域を表示するための画像情報である。
[0045]
 HMIサーバ20は、決定した画像情報をクライアント制御装置30に送信する(ステップS207)。クライアント制御装置30は、HMIサーバ20から画像情報を受信する(ステップS208)。クライアント制御装置30は、受信した画像情報を、操作装置40および表示装置50に送信する(ステップS209)。このようにすることで表示装置50に状態の変化が発生した領域の系統図が表示され、監視員等がこの画像を視認することとなる。
[0046]
 表示装置50に表示された状態の変化が発生した領域を、監視員等が認識した場合、監視員等は図示しない操作装置40と異なる操作装置(以下、操作卓という。)又は操作装置40を操作し、状態の変化が発生した領域の表示を確認した旨の応答情報を送信する。クライアント制御装置30は、操作卓又は操作装置40から応答情報を受信する(ステップS210)。クライアント制御装置30は、受信した応答情報をHMIサーバ20に送信する(ステップS211)。
[0047]
 HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から応答情報を受信する(ステップS212)。HMIサーバ20は、受信した応答情報に基づいて、カレント状態テーブル23を更新する(ステップS213)。
 HMIサーバ20は、受信した応答情報によって、状態の変化が発生した領域を確認した旨の応答が示されていれば、クライアント制御装置30からの領域指定情報に基づいて決定される領域を表示させるための情報を、クライアント制御装置30に送信する。
[0048]
 この場合において、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30からの領域指定情報に基づいて決定される領域を表示させるための情報を送信する代わりに、領域画像F1のフリッカ表示を停止させ、状態の変化が発生していない他の領域と同様の表示に戻して表示させるための画像を、クライアント制御装置30に送信してもよい。また、HMIサーバ20は、領域画像F1の背景色が、状態の変化が発生していない他の領域の背景色と異なる色で表示させていた場合には、領域画像F1の背景色を状態の変化が発生していない他の領域の背景色と同じ色に戻して表示させるための情報を、クライアント制御装置30に送信してもよい。
[0049]
 図9を用いて、表示装置50において表示する状態の変化が発生した領域が複数ある場合の表示例について説明する。図9は、実施形態の表示装置50において監視領域を表示した例を示す図である。図9(a)は、図7(a)と同様の図であるが、領域画像200xと異なる領域画像200yによって示される場所において、状態の変化が発生していることを示す状変マークJ2が記されている。図9(b)は、図7(c)と同様の図である。図9(c)は、図9(b)に示す画像が、複数の場所において状態の変化が発生したことにより、状態の変化が発生した領域すべてを含む領域の系統図に切替えられて表示された場合の表示の一例を示す。ここで、状態の変化が発生した領域すべてを含む領域は「複数領域」の一例である。
 図9(a)に示すように、領域画像200xに示される場所において状態の変化が発生し、さらに領域画像200yに示される場所においても状態の変化が発生した場合、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30へ、領域画像200xおよび領域画像200yを含む領域画像200xyの系統図の画像情報を送信する。こうすることで、図9(b)に示すように、表示装置50が領域画像200xを表示させ、領域画像F1をフリッカ表示させている最中であっても、領域画像200yにおいて状態の変化が発生した場合、図9(c)に示すように、表示装置50の表示は自動的に領域画像200xから領域画像200xyに切り替わる。
[0050]
 本実施形態の監視システム1は、領域画像200xに示される場所に加えて、更に領域画像200xに示される場所において状態の変化が発生した場合、表示装置50の表示を、領域画像200xおよび領域画像200yを含む領域画像200xyに切り替えることで、監視領域に状態の変化が発生した場所すべてを、監視員等に知らせることができる。
[0051]
 図10を用いて、表示装置50において表示する状態の変化が発生した領域が、図9(c)で示される表示領域よりもさらに広範囲である場合の表示例について説明する。図10は、実施形態の表示装置50において監視領域を表示した例を示す図である。図10(a)は、図9(a)と同様の図であるが、領域画像200xおよび200yと異なる領域画像200zによって示される場所において状態の変化が発生していることを示す状変マークJ3が記されている。図10(b)は、図9(c)と同様の図である。図10(c)は、図10(b)に示す画像が、さらに複数の場所において状態の変化が発生したことにより、状態の変化が発生した領域すべてを含む領域の系統総括図に切替えられて表示された場合の表示の一例を示す。
 図10(a)に示すように、領域画像200xに示す場所において状態の変化が発生し、領域画像200yに示す場所において状態の変化が発生し、さらに領域画像200zに示す場所において状態の変化が発生した場合、HMIサーバ20は、領域画像200xと領域画像200yと領域画像200zとを含む領域画像200xyzの画像情報を送信するための処理を行う。しかし、この場合、領域画像200xyzに示す場所の領域が広範囲であることから、HMIサーバ20は、領域画像200xyzの系統図に代えて、領域画像200xyzの系統総括図の画像情報をクライアント制御装置30に送信する。こうすることで、図10(b)に示すように、表示装置50が領域画像200xyの系統図を表示させ、領域画像F1およびF2をフリッカ表示させている最中に、さらに領域画像200zにおいて状態の変化が発生した場合には、図10(c)に示すように、表示装置50の表示は自動的に領域画像200xyの系統図から領域画像200xyzの系統総括図に切り替わる。
 このように、HMIサーバ20は、領域画像200xyから領域画像200xyzに切り替えて表示させようとする場合、領域画像200xyzによって示される領域の系統図を表示装置50に表示すると、系統図の表示が小さくなりすぎて、監視員が系統図に含まれる各系統の状態を把握することができない場合に、系統総括図を表示させる。系統総括図を表示させることにより、監視員が系統の状態を把握することができるようになる。
[0052]
 ここでは、図11を用いて、図9および図10で示した動作を説明する。図11は、実施形態の監視システム1において状態の変化が発生した領域を表示する動作を示すシーケンス図である。
 図11に示すシーケンスチャートの、ステップS301からS309に示す処理は、図8に示すシーケンスチャートの、ステップS201からS209に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
 また、図11に示すシーケンスチャートの、ステップS310からS312に示す処理は、図8に示すシーケンスチャートの、ステップS201からS203に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
[0053]
 HMIサーバ20は、監視制御装置10から状変情報を受信する(ステップS313)。HMIサーバ20は、受信した状変情報に基づいて、状態の変化の種別、状態の変化が発生した領域等をカレント状態テーブル23に記憶させ、カレント状態テーブル23を更新する(ステップS314)。HMIサーバ20は、受信した状変情報に基づいて、画像情報を決定する(ステップS315)。ここで、HMIサーバ20によって決定される画像情報は、状変情報によって示される状態の変化が発生した領域のすべてを表示するための画像情報である。
[0054]
 HMIサーバ20は、画像情報を決定するために、例えば、更新したカレント状態テーブル23を参照する。HMIサーバ20は、カレント状態テーブル23に、複数の状変情報が記憶されている場合、記憶されている複数の状変情報の各々について応答情報を参照する。HMIサーバ20は、複数の状変情報のうち応答情報を受信していない状変情報に示される状態の変化が発生した領域のすべてを含む領域を判定する。そして判定した領域が、予め定めた所定の範囲以内であれば、判定した領域に対応する系統図の画像情報に決定し、予め定めた所定の範囲を超えるものであれば、判定した領域に対応する系統総括図の画像情報に決定する。
[0055]
 HMIサーバ20は、決定した画像情報をクライアント制御装置30に送信する(ステップS316)。クライアント制御装置30は、HMIサーバ20から画像情報を受信する(ステップS317)。クライアント制御装置30は、受信した画像情報を、操作装置40および表示装置50に送信する(ステップS318)。
[0056]
 図12を用いて、表示装置50において表示する状態の変化が発生した領域が複数ある場合の図9とは異なる表示例について説明する。図12は、実施形態の表示装置50において監視領域を表示した例を示す図である。図12(a)は、図9(a)と同様の図である。図12(b)は、図9(b)と同様の図である。図12(c)は、図9(b)と同様の図である。図12(d)は、図12(c)において表示装置50が表示している画像と同様の画像を操作装置40が表示している図であるが、画面の右下に矢印のアイコン画像200cが示されている。ここでアイコン画像200cは、「ショートカットアイコン」の一例である。
[0057]
 図12(a)に示すように、領域画像200xに示す場所において状態の変化が発生し、さらに領域画像200yに示す場所において状態の変化が発生した場合、HMIサーバ20は、領域画像200xと領域画像200yとを含む領域画像200xyの画像情報を送信するための処理を行う。しかし、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30からロック要求を受信していた場合には、領域画像200xyの系統図の画像情報を送信しない。その代わりに、HMIサーバ20は、領域画像200xの系統図の画像情報と、アイコン画像200c(例えば、ショートカットを示すアイコン画像)の画像情報をクライアント制御装置30に送信する。こうすることにより、図12(b)に示すように、表示装置50が領域画像200xを表示させ、領域画像F1をフリッカ表示させている際に、領域画像200yにおいて状態の変化が発生した場合であっても、表示装置50は、図12(c)に示すような、図12(b)と同じ領域を示す画像を表示する。すなわち、表示装置50の表示は領域画像200xのまま固定(ロック)される。そして、図12(d)に示すように、ロックされた画像(ここでは領域画像200x)と異なる領域(ここでは領域画像200y)において状態の変化が発生したことを示すアイコン画像200cが、操作装置40の表示画面の右下に表示される。
[0058]
 本実施形態の監視システム1においては、カレント状態テーブル23の応答表示における表示ロックの項目において、表示のロックの有無を示す情報が記憶されている場合、複数の場所において状態の変化が発生した場合でも、最初に状態の変化が発生した場所のみが表示装置50に表示され続ける。そして、複数の場所において状態の変化が発生したことを示す画像が、操作装置40に表示される。
 表示のロックの有無を示す情報は、予めカレント状態テーブル23に書込まれて記憶されている。HMIサーバ20は、表示のロックの有無を示す情報を、予め記憶された情報のまま変更しないものとしてもよい。又は、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から表示のロックを要求する旨の要求信号を受信した場合等に、カレント状態テーブル23を更新させて、表示のロックの有無を示す情報を変更するようにしてもよい。
 表示装置50の表示画像を領域画像200xyに切り替えることなく、領域画像200xを表示させることにより、監視員が状態の変化を把握する前に、勝手に表示画像が切り替わってしまうことを防ぐことができる。
[0059]
 また、この場合において、本実施形態の監視システム1は、領域画像200xyに切り替えることなく、領域画像200xを表示させる代わりに、領域画像200xyへ切り替えて表示するためのショートカットを示すアイコン画像200cを、例えば、操作装置40の画面右下に表示する。
 操作装置40の表示画面等にアイコン画像200cが表示されることにより、領域画像200xが示す状態の変化が発生した場所の表示をロックした場合であっても、他の場所で状態の変化が発生したことを、監視員に知らせることができる。また、監視員は、表示をロックした場合であっても、操作装置40においてアイコン画像200cが表示されている画面を指でたたくタップ操作等をすることにより、容易に、状態の変化が発生した他の場所を表示させることができる。
[0060]
 図12に示す例では、操作装置40において、アイコン画像200cがタップ操作等された場合に、表示装置50に表示される画像は、領域画像200xyであっても領域画像200yであってもよい。アイコン画像200cがタップ操作等された場合に、表示装置50に領域画像200yを表示する場合、操作装置40に、領域画像200xの表示に戻るためのアイコン画像を表示させてもよい。
[0061]
 ここでは、図13を用いて、図11で示した動作を説明する。図13は、実施形態の監視システム1において状態の変化が発生した領域を表示する動作を示すシーケンス図である。すでに説明したように、HMIサーバ20は、表示のロックの有無を示す情報を、変更しないものとしてもよいが、ここでは、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から表示のロックを要求する旨の要求信号を受信した場合等に、カレント状態テーブル23を更新させて、表示のロックの有無を示す情報を変更する場合について説明する。
 図13に示すシーケンスチャートの、ステップS401からS409に示す処理は、図8に示すシーケンスチャートの、ステップS201からS209に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
[0062]
 クライアント制御装置30は、操作装置40からロック指定を受信する(ステップS410)。クライアント制御装置30は、受信したロック指定を、HMIサーバ20に送信する(ステップS411)。
 HMIサーバ20は、クライアント制御装置30からロック指定を受信する(ステップS412)。HMIサーバ20は、受信したロック指定に基づいて、ロック指定に示される状変情報に対応する表示ロックの項目に、表示ロックを指定する情報があった旨をカレント状態テーブル23に記憶させ、カレント状態テーブル23を更新する(ステップS413)。
[0063]
 図13に示すシーケンスチャートの、ステップS420からS422に示す処理は、図8に示すシーケンスチャートの、ステップS201からS203に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
[0064]
 HMIサーバ20は、監視制御装置10から状変情報を受信する(ステップS423)。HMIサーバ20は、受信した状変情報に基づいて、状態の変化の種別、状態の変化が発生した領域等をカレント状態テーブル23に記憶させ、カレント状態テーブル23を更新する(ステップS424)。HMIサーバ20は、受信した状変情報に基づいて、画像情報を決定する(ステップS425)。
[0065]
 HMIサーバ20は、画像情報を決定するために、更新したカレント状態テーブル23を参照する。HMIサーバ20は、カレント状態テーブル23に、複数の状変情報が記憶されている場合、記憶されている複数の状変情報の各々について応答情報を参照する。HMIサーバ20は、複数の状変情報のうち応答情報として表示ロックを要求する指定があった状変情報がある場合、表示ロックの指定があった状変情報に示される状態の変化が発生した領域に対応する系統図の画像情報を選択する。そして選択した画像情報が示す画像に、操作装置40に表示させるアイコンの画像を加えた画像情報に決定する。
[0066]
 HMIサーバ20は、決定した画像情報をクライアント制御装置30に送信する(ステップS426)。クライアント制御装置30は、HMIサーバ20から画像情報を受信する(ステップS427)。クライアント制御装置30は、受信した画像情報を、操作装置40および表示装置50に送信する(ステップS428)。このとき、操作装置40においては、領域画像200xを示す画面の右下等にアイコン画像200c(図12(d))が追加された画像が表示される。また、表示装置50においては、領域画像200x(図12(c))が表示される。
[0067]
 監視システム1において、表示ロックを要求する指定がHMIサーバ20により受信された場合、ステップS211に示す状態の変化が発生した領域の表示を確認した旨の応答情報がHMIサーバ20により受信された際に、表示のロックを解除するようにしてもよい。または、監視システム1において、状態の変化が発生した領域の表示のロックを解除する旨の指定情報を、HMIサーバ20が受信した場合に、表示のロックを解除するようにしてもよい。
 また、監視システム1において、アイコン画像200cがクリック操作され、状態の変化が発生したすべての領域の表示をする旨の指定情報を、HMIサーバ20が受信した場合に、表示のロックを解除するようにしてもよい。
[0068]
 HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から受信した指定情報に、表示のロックを解除する旨の情報が示されている場合、カレント状態テーブル23に、受信した指定情報が示す状態番号の指定情報に表示ロック解除の旨を記憶させ、カレント状態テーブル23を更新する。
[0069]
 さらに、図14を用いて、図13のステップS428において、操作装置40に、領域画像200xを示す画面の右下等にアイコン画像200c(図12(d))が表示され、操作装置40が操作され、アイコン画像200cがクリック操作された場合の処理について説明する。図14は、実施形態の監視システム1において表示ロックに基づく画像においてショートカットを示すアイコン画像200cがクリックされた場合の動作を示すシーケンス図である。
[0070]
 まず、前提として、図13におけるステップS401からS428までに示す処理が行われているものとする(ステップS450)。
 クライアント制御装置30は、操作装置40からアイコン画像200cがクリックされた旨の操作情報を受信する(ステップS451)。クライアント制御装置30は、受信したアイコン画像200cがクリックされた旨の操作情報に基づいて、複数の状態の変化が発生した領域の一部または全て表示する要求を示す指定情報を、HMIサーバ20に送信する(ステップS452)。
 HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から状態の変化が発生した領域の一部または全てを表示する要求を示す指定情報を受信する(ステップS453)。HMIサーバ20は、受信した指定情報に基づいて、ロック指定に示される状変情報に対応する表示ロックの項目に、表示ロックを解除する旨をカレント状態テーブル23に記憶させ、カレント状態テーブル23を更新する(ステップS454)。
[0071]
 HMIサーバ20は、監視制御装置10から受信した状変情報に基づいて、画像情報を決定する(ステップS455)。ここで決定される画像情報は、複数の状態の変化が発生した領域の一部を表示するための画像情報である。HMIサーバ20は、決定した画像情報をクライアント制御装置30に送信する(ステップS456)。
 クライアント制御装置30は、HMIサーバ20から画像情報を受信する(ステップS457)。クライアント制御装置30は、受信した画像情報を表示装置50に送信し、表示装置50に画像を表示させる(ステップS458)。
[0072]
 以上説明した第1の実施形態によれば、インフラ設備を監視する監視制御装置10と、HMIサーバ20と、表示装置50と操作装置40に接続されたクライアント制御装置30とを持ち、監視制御装置10がセンサ12から入力される情報に基づいて得られるインフラ設備の状態をHMIサーバ20に送信し、HMIサーバ20が監視制御装置10から受信したインフラ設備の状態に基づいて元画像情報を生成し、クライアント制御装置30が元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する情報を操作装置40から受信してHMIサーバ20に送信し、HMIサーバ20から受信した情報に基づく画像を表示装置50に表示させる。また、HMIサーバ20がクライアント制御装置30から受信した領域指定情報に基づいて決定される全体画像の一部の領域を表示するための情報をクライアント制御装置30に出力することにより、監視対象における系統図の任意の領域を表示させることができ、監視対象範囲の変更に対して容易に対応することができる。
[0073]
(第2の実施形態)
 次に、第2の実施形態について説明する。
 第1の実施形態では、図1に示すように、監視システム1は、監視制御装置10とHMIサーバ20とクライアント制御装置30とが各々1つずつ備えているが、第2の実施形態においては、監視システム1は、1つの監視制御装置10と、1つのHMIサーバ20に対し、複数のクライアント制御装置30を備える。
 第2の実施形態の監視システム1は、複数のクライアント制御装置30を備え、例えば、複数のクライアント制御装置30の各々に、図3(a)の全体画像200を分割した画像の各々を対応させて表示させることにより、全体画像200を表示させることができる。
[0074]
 また、第2の実施形態の監視システム1は、単独モードと、共有モードとを備える。
 単独モードにおいて、複数のクライアント制御装置30の各々に接続された操作装置40は、それぞれに対応する表示装置50に表示させる画像を操作する。
 共有モードにおいて、複数のクライアント制御装置30の各々に接続された操作装置40のうちの1の操作装置40(以下、マスター操作装置40という)が、複数のクライアント制御装置30の各々に接続された表示装置50すべてに表示させる画像を操作する。
[0075]
 第2の実施形態の監視システム1を共有モードにした場合、マスター操作装置40の操作によって、複数のクライアント制御装置30の各々に接続された表示装置50すべてに同じ画面が表示される。表示装置50すべてに同じ画面が表示されることにより、状態の変化が生じた領域における情報等を、複数の監視員等で共有することができる。
[0076]
 共有モードにおいては、例えば、クライアント制御装置30は、マスター操作装置40からの領域指定情報を、HMIサーバ20に送信する。HMIサーバ20は、受信した領域指定情報に基づいて決定した画像情報を、監視システム1に備えられたすべてのクライアント制御装置に送信することで実現する。
[0077]
 複数のクライアント制御装置30を、さらに複数のグループに分け、グループ毎に情報を共有するサブ共有モードを設けてもよい。この場合、グループ毎のマスター操作装置40からの領域指定情報を受信したクライアント制御装置30は、受信した領域指定情報にグループの識別番号を付与して、HMIサーバ20に送信する。HMIサーバ20は、受信した領域指定情報に基づいて決定した画像情報を、受信したグループ識別番号に対応する複数のクライアント制御装置30に送信する。
[0078]
 以上説明した第2の実施形態によれば、インフラ設備を監視する監視制御装置10と、HMIサーバ20と、複数のクライアント制御装置30とを持ち、第1の実施形態と同様の効果を奏する他、複数のクライアント制御装置30の各々に接続された表示装置50対して監視対象における系統図の任意の領域を示す同じ領域画像を表示させることができ、複数のクライアント制御装置30の各々を監視する複数の監視員等に対して情報の共有を図ることができる。
[0079]
 以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、インフラ設備を監視する監視制御装置10であって、センサ12から入力される情報に基づいて得られるインフラ設備の状態をHMIサーバ20に送信する監視制御装置10と、監視制御装置10から受信したインフラ設備の状態に基づいて元画像情報を生成するHMIサーバ20と、表示装置50と操作装置40に接続され、元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する情報を操作装置40から受信してHMIサーバ20に送信し、HMIサーバ20から受信した情報に基づく画像を表示装置50に表示させるクライアント制御装置30と、を持ち、HMIサーバ20は、クライアント制御装置30から受信した領域指定情報に基づいて決定される、全体画像の一部の領域を表示するための情報をクライアント制御装置30に出力することにより、監視対象範囲の変更に対して容易に対応することができる。
[0080]
 本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

符号の説明

[0081]
1…監視システム、10…監視制御装置、11…状態変化検出部、12…センサ、20…HMIサーバ、21…領域画像送信部、22…記憶部、23…カレント状態テーブル、30…クライアント制御装置、31…リクエスト送信部、32…設定受付部、40…操作装置、50…表示装置

請求の範囲

[請求項1]
 インフラ設備を監視する監視制御装置であって、センサから入力される情報に基づいて得られる前記インフラ設備の状態を画像情報提供装置に送信する監視制御装置と、
 前記監視制御装置から受信した前記インフラ設備の状態に基づいて元画像情報を生成する前記画像情報提供装置と、
 表示装置と操作装置に接続され、前記元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する情報を前記操作装置から受信して前記画像情報提供装置に送信し、前記画像情報提供装置から受信した情報に基づく画像を前記表示装置に表示させるクライアント制御装置と、を備え、
 前記画像情報提供装置は、前記クライアント制御装置から受信した領域指定情報に基づいて決定される、前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 監視システム。
[請求項2]
 前記クライアント制御装置は、前記操作装置から受信される情報に基づいて、表示倍率指定情報を前記画像情報提供装置に送信し、
 前記画像情報提供装置は、前記クライアント制御装置から受信した表示倍率指定情報に基づいて決定される倍率で、前記全体画像の一部の領域を拡大または縮小して表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項1に記載の監視システム。
[請求項3]
 前記画像情報提供装置は、前記クライアント制御装置から受信した表示倍率指定情報に基づいて決定される倍率が、予め定めた所定のしきい値以下である場合、前記元画像情報によって生成可能な画像であって、マクロ視点で生成した画像の全部または一部の領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項1に記載の監視システム。
[請求項4]
 前記画像情報提供装置は、前記監視制御装置から受信した前記インフラ設備の状態に基づいて、状態の変化が発生したと判明した場合、前記クライアント制御装置から受信した領域指定情報に基づいて決定される前記全体画像の一部の領域を表示するための情報に代えて、前記状態の変化が発生した領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項1に記載の監視システム。
[請求項5]
 前記画像情報提供装置は、前記状態の変化が発生した領域を強調して表示するための情報を、前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項4に記載の監視システム。
[請求項6]
 前記画像情報提供装置は、前記クライアント制御装置から前記状態の変化が発生した領域の表示を確認した旨の応答情報を受信した場合、前記状態の変化が発生した領域を表示するための情報に代えて、前記クライアント制御装置から受信した領域指定情報に基づいて決定される前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項4に記載の監視システム。
[請求項7]
 前記画像情報提供装置は、前記監視制御装置から受信した前記インフラ設備の状態に基づいて状態の変化が発生した領域が複数あると判定した場合、複数の前記状態の変化が発生した領域の全てを含む領域である複数領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項1に記載の監視システム。
[請求項8]
 前記画像情報提供装置は、前記複数領域を表示するための表示倍率が予め定めた所定のしきい値以下である場合、前記全体画像とは異なる画像であって、前記元画像情報によって生成可能な総括画像における前記複数領域を表示するための情報を前記クライアント制御装置に送信する、
 請求項7に記載の監視システム。
[請求項9]
 前記画像情報提供装置は、前記クライアント制御装置から前記状態の変化が発生した1の領域の表示を固定する旨の指定情報を受信した場合において、前記監視制御装置から受信した前記インフラ設備の状態に基づいて状態の変化が発生した領域が複数あることが判定した場合、複数の前記状態の変化が発生した領域の全てを含む領域である複数領域を表示するための情報に代えて、前記状態の変化が発生した一つの領域を表示するための情報とショートカットアイコンを表示するための情報とを前記クライアント制御装置に送信し、
 前記クライアント制御装置は、前記ショートカットアイコンを操作した旨の操作情報を前記操作装置から受信した場合、複数の前記状態の変化が発生した領域の一部または全てを含む領域を表示するための情報の送信を指定する旨の指定情報を前記画像情報提供装置に送信する、
 請求項4に記載の監視システム。
[請求項10]
 前記クライアント制御装置は複数であり、
 前記画像情報提供装置は、複数のクライアント制御装置のいずれかのクライアント制御装置と接続された前記操作装置から受信した領域指定情報に基づいて決定される前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を、前記複数のクライアント制御装置すべてに送信する、
 請求項1に記載の監視システム。
[請求項11]
 インフラ設備の状態に基づいて元画像情報を生成し、
 前記元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する領域指定情報に基づいて決定される前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を出力する、
 画像情報提供装置。
[請求項12]
 表示装置と操作装置に接続され、
 インフラ設備の状態に基づいて生成される元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する領域指定情報を前記操作装置から受信するとともに、受信した前記領域指定情報を画像情報提供装置に送信し、
 前記領域指定情報に基づいて決定される、前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を受信する、
 クライアント制御装置。
[請求項13]
 画像情報提供装置に、
 インフラ設備の状態に基づいて元画像情報を生成させ、
 前記元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する領域指定情報に基づいて決定される、前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を送信させる、
 画像情報提供プログラム。
[請求項14]
 表示装置と操作装置に接続されたクライアント制御装置に、
 インフラ設備の状態に基づいて生成される元画像情報によって生成可能な全体画像の一部の領域を指定する領域指定情報を前記操作装置から受信させるとともに、受信した前記領域指定情報を画像情報提供装置に送信させ、
 前記領域指定情報に基づいて決定される、前記全体画像の一部の領域を表示するための情報を前記画像情報提供装置から受信させる、
 クライアント制御プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]