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1. (WO2018142531) AIR CONDITIONER
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明 細 書

発明の名称 空気調和装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006   0007  

先行技術文献

特許文献

0008  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0009   0010  

課題を解決するための手段

0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073  

符号の説明

0074  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : 空気調和装置

技術分野

[0001]
 本発明は、空気調和装置に関し、特に室内ユニットの過電流抑制機能に関するものである。

背景技術

[0002]
 従来、空気調和装置として、冷媒回路を使用したヒートポンプ方式が知られている。ヒートポンプ方式の空気調和装置は、熱源側ユニットである室外ユニットと負荷側ユニットである室内ユニットとを備えている。室外ユニットは、圧縮機と、室外側熱交換器とを有しており、室内ユニットは、膨張弁と、室内側熱交換器と、室内ファンと、モータとを有している。また、冷媒回路は、室外ユニットと室内ユニットとが冷媒配管で接続され、冷媒が循環するように構成されている。
[0003]
 そして、空気調和装置は、室内側熱交換器において、冷房運転時には熱交換対象である空調対象空間の空気から吸熱して冷媒を蒸発させ、暖房運転時には熱交換対象である空調対象空間の空気へ放熱することで冷媒を凝縮させ、空調対象空間の空気調和を行う。
[0004]
 また、室内ユニットが有する室内ファンの駆動方式として、室内ファンと室内ファンを駆動するモータとをプーリーベルトで接続したプーリー駆動方式がある(例えば、特許文献1参照)。
[0005]
 プーリー駆動方式の室内ユニットでは、室内ファンに設けられたプーリーの径およびモータに設けられたプーリーの径を変更することにより、室内ファンの回転数が変更されて、風量が調整される。
[0006]
 空気調和装置は、室内ユニットの運転中に電圧変動、静圧変化などにより室内ユニットの運転電流値が上昇することがあるが、運転電流値が上昇し続けて異常停止電流値を超えてしまったら異常と判定し、室内ユニットの運転を停止させるようになっている。そのため、室内ユニットの運転電流値が上昇し続けた場合でも、室内ユニットの異常停止を回避して運転を継続させるためには、室内ユニットの運転中に室内ファンの回転数を減少させて、室内ユニットの運転電流値を異常停止電流値以下に抑制する必要がある。
[0007]
 また、空気調和装置の室内ユニットは、温度および湿度が高精度で一定に制御された高温高湿室または外調機として使用される場合がある。そのような場合、室内ファンの運転を継続させて室内側熱交換器に風を供給し続けるのが基本仕様であるため、室内ユニットの運転中に電圧変動、静圧変化などにより室内ユニットの運転電流値が上昇した場合でも、室内ファンの運転を継続させる必要がある。そのため、室内ユニットの運転中に室内ファンの回転数を減少させて、室内ユニットの運転電流値を異常停止電流値以下に抑制する必要がある。

先行技術文献

特許文献

[0008]
特許文献1 : 特開2015-155764号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0009]
 しかしながら、従来の空気調和装置において、プーリー駆動方式の室内ユニットでは、室内ファンに設けられたプーリーの径およびモータに設けられたプーリーの径を、室内ユニットの運転中に変更することはできない。そのため、室内ユニットの運転中に電圧変動、静圧変化などにより室内ユニットの運転電流値が上昇した場合、室内ユニットの運転電流値を異常停止電流値以下に抑制することができず、室内ユニットの運転を継続させることができないという課題があった。
[0010]
 本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、室内ユニットの運転電流値が上昇した場合でも、運転電流値の上昇を抑制し、室内ユニットの運転を継続させることができる空気調和装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

[0011]
 本発明に係る空気調和装置は、室外ユニットと室内ユニットとを備え、前記室内ユニットは、空気と冷媒との間で熱交換を行う室内側熱交換器と、前記室内側熱交換器に送風する室内ファンと、前記室内ユニットを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記室内ファンの回転数を制御する回転制御部と、前記室内ファンの運転電流値を検知する電流検知部と、前記電流検知部が検知した前記運転電流値が基準電流値を超えているかどうかを判定する判定部と、を備え、前記基準電流値は、前記室内ユニットが異常停止する異常停止電流値より低いレベルに設定されており、前記回転制御部は、前記判定部が、前記運転電流値が前記基準電流値を超えていると判定した場合、前記室内ファンの回転数を減少させるものである。

発明の効果

[0012]
 本発明に係る空気調和装置によれば、回転制御部は、判定部が、運転電流値が基準電流値を超えていると判定した場合、室内ファンの回転数を減少させるものである。そのため、室内ユニットの運転電流値が上昇した場合でも、室内ファンの回転数を減少させて、運転電流値の上昇を抑制し、室内ユニットの運転を継続させることができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路を示す図である。
[図2] 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内ユニットの内部を示す斜視図である。
[図3] 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の制御装置およびリモコンの機能ブロック図である。
[図4] 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内ファンの風量-静圧特性の一例を示す図である。
[図5] 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内ユニットの制御を示すフローチャートである。
[図6] 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室内ユニットの制御を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
[0015]
 実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の冷媒回路を示す図である。
 図1に示すように、本実施の形態1に係る空気調和装置1は、室外ユニット10と、室内ユニット20とを備えている。また、空気調和装置1は、室外ユニット10と室内ユニット20が冷媒配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備えている。
[0016]
 室外ユニット10は、圧縮機11、四方弁12、室外側熱交換器13、過冷却熱交換器14、室外側膨張弁15、第一操作弁16、第二操作弁17、および、アキュムレータ18を備えている。また、室内ユニット20は、室内絞り装置21、室内側熱交換器22、および、室内ファン23を備えている。そして、圧縮機11、四方弁12、室外側熱交換器13、過冷却熱交換器14、室内絞り装置21、室内側熱交換器22、および、アキュムレータ18が冷媒配管で順次接続されている。
[0017]
 圧縮機11は、冷媒を高温高圧に圧縮するものである。四方弁12は、冷房運転、暖房運転などの運転状態に応じて冷媒回路内の接続関係を切り換える流路切り換え手段である。なお、流路切り換え手段として、例えば、二方弁および三方弁を組み合わせたものなど、四方弁12以外のものを用いてもよい。
[0018]
 室外側熱交換器13は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたフィンアンドチューブ型であり、冷媒と室外空気との間で熱交換を行うものである。この室外側熱交換器13は、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する。
[0019]
 過冷却熱交換器14は、例えば異なる管径を持つ円管を組み合わせて構成された二重管式であり、冷房運転の際に室外側熱交換器13から室内ユニット20へ流れる冷媒の過冷却を行うものである。
[0020]
 第一操作弁16は、過冷却熱交換器14と室内ユニット20とを接続する冷媒配管に設けられており、冷媒の流路を開閉するものである。第二操作弁17は、四方弁12と室内ユニット20とを接続する冷媒配管に設けられており、冷媒の流路を開閉するものである。
[0021]
 アキュムレータ18は、圧縮機11の吸入側と四方弁12との間に設けられており、余剰冷媒を貯留するものである。
[0022]
 室外側膨張弁15は、過冷却熱交換器14と第一操作弁16との間から分岐し、アキュムレータ18と四方弁12との間に接続された冷媒配管に設けられている。この室外側膨張弁15は、例えば電子膨張弁で構成されており、開度が設定されることで冷媒流量を調整し、減圧弁または膨張弁として機能して冷媒を減圧して膨張させるものである。
[0023]
 室内絞り装置21は、例えば電子膨張弁で構成されており、開度が設定されることで冷媒流量を調整し、減圧弁または膨張弁として機能して冷媒を減圧して膨張させるものである。
[0024]
 室内側熱交換器22は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたフィンアンドチューブ型であり、冷媒と室内空気との間で熱交換を行うものである。この室内側熱交換器22は、冷房運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する。
[0025]
 室内ファン23は、室内側熱交換器22に風を供給するものであり、インバータ駆動により回転駆動される。この室内ファン23は、回転数を変化させることにより風量の調整を行うことができるようになっている。
[0026]
 また、室内ユニット20は、室内ファン23などの動作を制御する制御装置50と、制御装置50との間で情報の送受信が可能なリモコン60とを備えている。なお、制御装置50とリモコン60とは、有線もしくは無線により接続されている。
[0027]
 制御装置50は、リモコン60から受信した情報に基づいて空気調和装置1の動作を制御し、また、室内ユニット20の稼働状況をリモコン60に送信するものである。リモコン60は、ユーザーから受け付けた情報を制御装置50に送信するものであり、また、制御装置50から受信した情報に基づいて室内ユニット20の稼働状況を表示部63(後述する図3参照)に表示してユーザーに知らせるものである。
[0028]
 次に、本実施の形態1に係る空気調和装置1の動作例として、冷房運転の場合の冷媒の流れについて図1を参照して説明する。
 圧縮機11から吐出した冷媒は、四方弁12を介して室外側熱交換器13に流入し、室外側熱交換器13において室外空気と熱交換する。室外側熱交換器13において室外空気と熱交換した冷媒は、過冷却熱交換器14において過冷却された後に室内ユニット20に流入する。この際、冷媒の一部は室外側膨張弁15を介して過冷却熱交換器14に流れ、その後アキュムレータ18に流入する。
[0029]
 室内ユニット20に流入した冷媒は、室内絞り装置21で減圧された後、室内側熱交換器22に流入し、室内側熱交換器22において室内空気と熱交換して室内空気を冷房する。その後、室内側熱交換器22から流出した冷媒は、室外ユニット10の四方弁12を介してアキュムレータ18に貯留され、アキュムレータ18に貯留された冷媒が再び圧縮機11に吸入される。
[0030]
 図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の室内ユニット20の内部を示す斜視図である。なお、図2中の矢印は、風の流れを示している。
 図2に示すように、室内ユニット20は、下部に吸込口(図示せず)、上部に吹出口25が形成された筐体26を有し、筐体26の内部には、室内側熱交換器22、室内ファン23、室内ファン23を駆動するモータ24、および、制御装置50が収容されている。室内側熱交換器22の上方には、室内ファン23およびモータ24が配置されており、室内側熱交換器22の下方には、制御装置50が配置されている。
[0031]
 室内ファン23は、例えばシロッコファンで構成されており、モータ24の駆動により回転駆動するものであり、この回転駆動により、筐体26の内部において室内側熱交換器22の下方の吸込口から上方の吹出口25に向かう空気流を形成させる。そして、吹出口25から吹き出した空気は、直吹きまたはダクト接続により室内負荷側に供給される。なお、この室内ファン23の動作は、制御装置50により制御される。
[0032]
 図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の制御装置50およびリモコン60の機能ブロック図である。
 図3に示すように、制御装置50は、回転制御部51、電流検知部52、風量算出部53、判定部54、および、通信部55を備えており、回転数Nと運転電流値Iとに基づいて室内ファン23の動作を制御するものである。
[0033]
 また、制御装置50は、例えば、専用のハードウェア、またはメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)で構成されている。
[0034]
 回転制御部51は、モータ24をインバータ駆動することによって室内ファン23の回転数を制御するものであり、インバータ駆動の場合、リモコン60により設定された回転数Nとなるように、室内ファン23の回転数Nを制御する。
[0035]
 電流検知部52は、モータ24に供給される運転電流値Iを検知するものである。回転制御部51は、上述の通り、基本的にはリモコン60により設定された回転数Nとなるように、室内ファン23の回転数Nを制御する。しかし、電流検知部52が検知した運転電流値Iが、記憶部(図示せず)などにあらかじめ設定された失速防止作動レベル電流値Isよりも大きくなった場合、回転制御部51は、失速防止作動レベル電流値Isよりも小さくなるように、室内ファン23の回転数Nを制御する。つまり、回転制御部51は、室内ファン23の回転数Nを減少させる。
[0036]
 風量算出部53は、電流検知部52が検知した運転電流値Iの値と回転制御部51が制御した室内ファン23の回転数Nとから、室内ファン23から送風される風量Qを算出するものである。すなわち、上述の通りモータ24がインバータ駆動される場合、運転電流値I、回転数N、および、風量Qは所定の関係を有している。風量算出部53には、室内ファン23の機種などに応じた運転電流値I、回転数N、および、風量Qの関係が記憶されており、その関係に基づいて、運転電流値Iと回転数Nとから風量Qを算出する。
[0037]
 判定部54は、運転電流値Iおよび回転数Nに応じて、室内ユニット20を制御するものである。なお、本実施の形態1では、モータ24の過電流保護のため、運転電流値Iが異常停止電流値を超えた場合、室内ユニット20の運転が異常停止するようになっている。ここで、制御装置50は、異常停止電流値より低いレベルに失速防止作動レベル電流値Isを設定することで、何らかの原因で運転電流値Iが上昇した場合でも、室内ファン23の回転数Nを減少させて、室内ユニットの運転電流値Iを異常停止電流値以下に抑制し、室内ユニット20が異常停止するのを回避する制御を有している。なお、失速防止作動レベル電流値Isは、室内ユニット20が最大負荷で使用されない場合の、最大電流値である。
[0038]
 通信部55は、リモコン60との間で室内ファン23の回転数Nなどの情報の送受信を行うものである。
[0039]
 リモコン60は、操作部61、リモコン側通信部62、および、表示部63を備えており、ユーザーから受け付けた情報を制御装置50に送信するものである。
[0040]
 操作部61は、例えばボタンで構成されており、ユーザーから情報を受け付けるものである。リモコン側通信部62は、通信部55との間でユーザーから受け付けた情報などの送受信を行うものである。表示部63は、通信部55から受信した情報に基づいて室内ユニット20の稼働状況を表示してユーザーに知らせるものである。
[0041]
 図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の室内ファン23の風量-静圧特性の一例を示す図である。なお、図4において、横軸は室内ファン23から送風される風量を、縦軸は全静圧をそれぞれ示している。また、図4は、回転数N=N1~N7での室内ファン23の運転可能範囲を示している。また、図4に示すように、室内ファン23の運転可能な風量範囲は、Q=70~110[m /min]であり、室内ファン23の運転可能な静圧範囲は、全静圧でP=390~1240[Pa]である。
[0042]
 図4に示すように、室内ファン23の運転可能範囲での運転電流値Iは、風量と静圧とに対してI=I1~I5の関係があるため、回転数Nおよび運転電流値Iが分かると、風量Qを算出することが可能となる。例えば、回転数N=N2で、運転電流値I=I1の場合、風量Q=110[m /min]である。
[0043]
 また、設定可能な室内ファン23の回転数Nは、室内ユニット20の機種によって決まっており、本実施の形態1では、回転制御部51は、室内ファン23の回転数Nを、最大回転数であるN1から最小回転数であるN7まで設定することができるようになっている。
[0044]
 また、回転制御部51が回転数N=N1で室内ファン23を運転しているとき、何らかの原因で運転電流値I=Iaとなるまで上昇し、失速防止作動レベル電流値Isを超えてしまった場合は、室内ファン23の回転数NをN2、N3と減少させることによって、運転電流値Iを失速防止作動レベル電流値Is以下に減少させることができる。
[0045]
 なお、回転制御部51が回転数Nを最小回転数であるN7まで減少させても運転電流値Iが上昇し続け、失速防止作動レベル電流値Isを超えてしまった場合は、判定部54は、その後運転電流値Iが異常停止電流値を超えることを想定して室内ユニット20を異常停止させる。
[0046]
 図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1の室内ユニット20の制御を示すフローチャートである。
 次に、本実施の形態1に係る空気調和装置1の室内ユニット20の制御について、図5を参照して説明する。
 まず、回転制御部51は、初期回転数N0で室内ファン23の運転を開始する。運転開始後、電流検知部52は、一定時間(例えば30秒)毎に運転電流値Iをサンプリングする。そして、判定部54は、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えているかどうかを判定する(ステップS101)。
[0047]
 判定部54は、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えていると判定した場合(ステップS101のYes)、ステップS102に進む。一方、判定部54は、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えていないと判定した場合(ステップS101のNo)、ステップS105に進む。
[0048]
 ステップS102において、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最小回転数Nmin(N7)であるかどうかを判定する。判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最小回転数Nminであると判定した場合(ステップS102のYes)、室内ユニット20を異常停止させ(ステップS103)、ステップS101に戻る。一方、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最小回転数Nminでないと判定した場合(ステップS102のNo)、回転制御部51は、現在よりも室内ファン23の回転数Nを減少させて室内ファン23を運転し(ステップS104)、ステップS101に戻る。例えば、回転制御部51は、現在の室内ファン23の回転数NがN1に設定されている場合、回転数NをN2に設定して室内ファン23を運転する。
[0049]
 ステップS105において、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが初期回転数N0であるかどうかを判定する。判定部54は、室内ファン23の回転数Nが初期回転数N0であると判定した場合(ステップS105のYes)、回転制御部51は、初期回転数N0で室内ファン23の運転を継続し(ステップS106)、ステップS101に戻る。一方、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが初期回転数N0でないと判定した場合(ステップS105のNo)、ステップS107に進む。
[0050]
 ステップS107において、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最大回転数Nmax(N1)であるかどうかを判定する。判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最大回転数Nmaxであると判定した場合(ステップS107のYes)、ステップS101に戻る。一方、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最大回転数Nmaxでないと判定した場合(ステップS107のNo)、回転制御部51は、現在よりも室内ファン23の回転数Nを増加させて室内ファン23を運転し(ステップS108)、ステップS101に戻る。例えば、回転制御部51は、現在の室内ファン23の回転数NがN7に設定されている場合、回転数NをN6に設定して室内ファン23を運転する。
[0051]
 以上、本実施の形態1に係る空気調和装置1は、室外ユニット10と室内ユニット20とを備え、室内ユニット20は、空気と冷媒との間で熱交換を行う室内側熱交換器22と、室内側熱交換器22に送風する室内ファン23と、室内ユニット20を制御する制御装置50と、を備え、制御装置50は、室内ファン23の回転数を制御する回転制御部51と、室内ファン23の運転電流値を検知する電流検知部52と、電流検知部52が検知した運転電流値が失速防止作動レベル電流値Isを超えているかどうかを判定する判定部54と、を備え、失速防止作動レベル電流値Isは、室内ユニット20が異常停止する異常停止電流値より低いレベルに設定されており、回転制御部51は、判定部54が、運転電流値が失速防止作動レベル電流値Isを超えていると判定した場合、室内ファン23の回転数を減少させるものである。
[0052]
 本実施の形態1に係る空気調和装置1によれば、室内ユニット20が異常停止する異常停止電流値より低いレベルに失速防止作動レベル電流値Isを設定し、運転電流値Iが上昇して失速防止作動レベル電流値Isを超えた場合、室内ファン23の回転数Nを減少させる。そうすることにより、運転電流値Iを減少させて、室内ユニット20が即異常停止するのを回避することができる。つまり、運転電流値Iの上昇を抑制して室内ユニット20の運転を継続させることができる。
[0053]
 実施の形態2.
 以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
[0054]
 実施の形態1に係る空気調和装置1では、室内ユニット20に電圧変動、静圧変化など何らかの異常が起きている場合、室内ファン23の回転数Nが最小回転数でも運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えてしまい、室内ユニット20が異常停止する。そして、このとき初めてユーザーが室内ユニット20の異常に気づくことになる。そのため、ユーザーは、室内ユニット20が異常停止するまでその異常に気づくことができない。
[0055]
 そこで、本実施の形態2に係る空気調和装置1では、室内ユニット20に電圧変動、静圧変化など何らかの異常が起きている場合、そのことを、室内ユニット20が異常停止する前にユーザーに気づかせることができるようにするものである。
[0056]
 図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置1の室内ユニット20の制御を示すフローチャートである。
 次に、本実施の形態2に係る空気調和装置1の室内ユニット20の制御について、図6を参照して説明する。
 まず、回転制御部51は、初期回転数N0で室内ファン23の運転を開始する。運転開始後、電流検知部52は、一定時間(例えば30秒)毎に運転電流値Iをサンプリングする。そして、判定部54は、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えているかどうかを判定する(ステップS101)。
[0057]
 判定部54は、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えていると判定した場合(ステップS101のYes)、ステップS102に進む。一方、判定部54は、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えていないと判定した場合(ステップS101のNo)、ステップS105に進む。なお、ステップS105~ステップS108については実施の形態1と同じ処理であるため、説明を省略する。
[0058]
 ステップS102において、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最小回転数Nmin(N7)であるかどうかを判定する。判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最小回転数Nminであると判定した場合(ステップS102のYes)、室内ユニット20を異常停止させ(ステップS103)、ステップS101に戻る。一方、判定部54は、室内ファン23の回転数Nが最小回転数Nminでないと判定した場合(ステップS102のNo)、回転制御部51は、現在よりも室内ファン23の回転数Nを減少させて室内ファン23を運転し(ステップS104)、ステップS201に進む。
[0059]
 ステップS201において、回転制御部51は、現在よりも室内ファン23の回転数Nを減少させたので、回転数ダウン回数を1増やして、ステップS202に進む。なお、初期状態の回転数ダウン回数は0である。
[0060]
 ステップS202において、判定部54は、回転数ダウン回数が1回であるかどうかを判定する。判定部54は、回転数ダウン回数が1回でないと判定した場合(ステップS202のNo)、ステップS204に進む。一方、判定部54は、回転数ダウン回数が1回であると判定した場合(ステップS202のYes)、回転制御部51は、タイマTのカウントを開始し(ステップS203)、ステップS204に進む。
[0061]
 ステップS204において、判定部54は、タイマTがΔT以内に回転数ダウン回数が基準回数(例えば3回)に到達したかどうかを判定する。判定部54は、タイマTがΔT以内に回転数ダウン回数が基準回数に到達していない、つまり基準回数未満であると判定した場合(ステップS204のNo)、ステップS101に戻る。一方、判定部54は、タイマTがΔT以内に回転数ダウン回数が基準回数に到達したと判定した場合(ステップS204のYes)、通信部55は、リモコン60に異常を報知させ(ステップS205)、ステップS101に戻る。
[0062]
 ここで、回転数ダウン回数は、通信部55がリモコン60に異常を報知させた場合、または、室内ユニット20が停止した場合にリセットされる。また、タイマTは、カウントが開始してΔTが経過した場合、または、通信部55がリモコン60に異常を報知させた場合、または、室内ユニット20が停止した場合にリセットされる。
[0063]
 なお、リモコン60による異常の報知方法としては、例えば表示部63に異常である旨を表示して報知する。また、その他の報知方法として、リモコン60が例えばブザーなどの音発生手段を備え、音発生手段で音を発生させて異常を報知してもよいし、リモコン60が例えばLEDなどの発光手段を備え、発光手段を点滅させて異常を報知してもよい。
[0064]
 また、上記の基準回数について、回転数ダウンが起きた場合、異常によるものではなく運転の過程で一時的に起きたような場合に、判定部54が、異常が起きていると判定しない回数、かつ、異常が起きている場合に、通信部55がそのことをユーザーにできるだけ早く報知できる回数として、例えば3回としているが、それに限定されない。
[0065]
 また、上記のΔTについて、回転数ダウンが異常によるものではなく運転の過程で一時的に起きたような場合が複数回発生した場合でも、判定部54が、異常が起きていると判定しないように設定された時間であり、基準回数に応じて変わる。
[0066]
 以上、本実施の形態2に係る空気調和装置1は、制御装置50は、リモコン60との間で情報の送受信を行う通信部55を備え、回転制御部51は、室内ファン23の回転数を減少させた場合、回転数ダウン回数をカウントし、判定部54は、回転数ダウン回数が基準回数に到達したと判定した場合、通信部55は、リモコン60に異常を報知させるものである。
[0067]
 本実施の形態2に係る空気調和装置1によれば、室内ファン23の回転数を減少させながら室内ユニット20の運転を継続させるが、回転数ダウン回数が基準回数に到達した場合、リモコン60に異常を報知させる。そのため、室内ユニット20に電圧変動、静圧変化など何らかの異常が起きている場合、そのことを、室内ユニット20が異常停止する前にユーザーに気づかせることができる。
[0068]
 実施の形態3.
 以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
[0069]
 実施の形態1および2に係る空気調和装置1では、運転電流値Iが失速防止作動レベル電流値Isを超えた場合、その後運転電流値Iが異常停止電流値を超えることを想定して、室内ファン23の回転数Nを減少させ、運転電流値Iの上昇を抑制している。しかし、室内ユニット20の使用環境は様々であり、最大負荷で使用されない場合がある。例えば、室内ユニット20の使用環境によっては、運転電流値IがI3までの運転範囲で問題ない場合がある。現状、室内ユニット20の配線径は、運転可能範囲の最大電流をベースとして決定されており、室内ユニット20が最大負荷で使用されない場合、配線径がオーバースペックとなり、工事費が余分にかかっている可能性がある。
[0070]
 そこで、本実施の形態3に係る空気調和装置1では、リモコン60から失速防止作動レベル電流値Isを設定することができるようになっており、室内ユニット20の使用環境に応じてユーザーが失速防止作動レベル電流値Isを設定することができる。
[0071]
 以上、本実施の形態3に係る空気調和装置1は、リモコン60から失速防止作動レベル電流値Isの設定が可能である。
[0072]
 本実施の形態3に係る空気調和装置1によれば、室内ユニット20の使用環境に応じてユーザーが失速防止作動レベル電流値Isを設定することができるため、運転範囲に応じた室内ユニット20の配線径を選定することができ、工事費を抑制することができる。
[0073]
 なお、失速防止作動レベル電流値Isは、本発明の「基準電流値」に相当する。

符号の説明

[0074]
 1 空気調和装置、10 室外ユニット、11 圧縮機、12 四方弁、13 室外側熱交換器、14 過冷却熱交換器、15 室外側膨張弁、16 第一操作弁、17 第二操作弁、18 アキュムレータ、20 室内ユニット、21 室内絞り装置、22 室内側熱交換器、23 室内ファン、24 モータ、25 吹出口、26 筐体、50 制御装置、51 回転制御部、52 電流検知部、53 風量算出部、54 判定部、55 通信部、60 リモコン、61 操作部、62 リモコン側通信部、63 表示部。

請求の範囲

[請求項1]
 室外ユニットと室内ユニットとを備え、
 前記室内ユニットは、
 空気と冷媒との間で熱交換を行う室内側熱交換器と、
 前記室内側熱交換器に送風する室内ファンと、
 前記室内ユニットを制御する制御装置と、を備え、
 前記制御装置は、
 前記室内ファンの回転数を制御する回転制御部と、
 前記室内ファンの運転電流値を検知する電流検知部と、
 前記電流検知部が検知した前記運転電流値が基準電流値を超えているかどうかを判定する判定部と、を備え、
 前記基準電流値は、前記室内ユニットが異常停止する異常停止電流値より低いレベルに設定されており、
 前記回転制御部は、
 前記判定部が、前記運転電流値が前記基準電流値を超えていると判定した場合、前記室内ファンの回転数を減少させる
 空気調和装置。
[請求項2]
 前記室内ファンはインバータ駆動により回転駆動される
 請求項1に記載の空気調和装置。
[請求項3]
 前記制御装置との間で情報の送受信を行うリモコンを備えた
 請求項1または2に記載の空気調和装置。
[請求項4]
 前記制御装置は、前記リモコンとの間で情報の送受信を行う通信部を備え、
 前記回転制御部は、
 前記室内ファンの回転数を減少させた場合、回転数ダウン回数をカウントし、
 前記判定部は、前記回転数ダウン回数が基準回数に到達したと判定した場合、前記通信部は、前記リモコンに異常を報知させる
 請求項3に記載の空気調和装置。
[請求項5]
 前記リモコンから前記基準電流値の設定が可能である
 請求項3または4に記載の空気調和装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]