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1. (WO2018003400) IMAGE PROJECTION DEVICE
Document

明 細 書

発明の名称 画像投写装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

0005   0006   0007   0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059  

産業上の利用可能性

0060  

符号の説明

0061  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15  

図面

1   2   3   4   5   6A   6B   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 画像投写装置

技術分野

[0001]
 本開示は、複数のレンズを含む屈折光学系において生じた不要光が投写面へ投写されることを防止することが可能な画像投写装置に関する。

背景技術

[0002]
 近年、LED(Light emitting diode)等の照明装置から出射された光を、映像情報に応じて変調して形成された光学像を拡大してスクリーンに投写するプロジェクタ(画像投写装置)が用いられている。例えば、特許文献1のプロジェクタは、照明光学系内に設けられ照明光束の周縁の一部を遮光する遮光部材と、遮蔽部材を調整する遮光部材調整手段と、を備えている。
[0003]
 これにより、特許文献1のプロジェクタでは、照明光束が変調素子(ミラー素子)の近傍において反射された反射光束のうち投影光学系を通過して投影面に投影される部分に相当する照明光束の部分が遮光されるため、投影面に投影されるフラット光束を除去する。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2014-215527号公報

発明の概要

[0005]
 しかしながら、上記従来のプロジェクタでは、以下に示すような問題点を有している。すなわち、上記特許文献1に開示されたプロジェクタでは、変調素子を構成するミラー素子の近傍において反射された不要光を除去することができる。しかし、上記プロジェクタでは、光が照明光学系を通過した後、複数のレンズを含む屈折光学系内において生じた不要光を除去することについて考慮されていない。
[0006]
 本開示の課題は、複数のレンズを含む屈折光学系において生じた不要光が投写面へ投写されることを防止することが可能な画像投写装置を提供することにある。
[0007]
 本開示に係る画像投写装置は、投写面に対して画像を投写する画像投写装置であって、画像形成素子と、屈折光学ユニットと、反射光学系ユニットと、を備える。画像形成素子は、画像信号に基づいて投写面に投写する画像を形成する。屈折光学ユニットは、画像形成素子によって形成された画像の光を投写面の方向へ導く複数のレンズを含む屈折光学系を有する。反射光学系は、屈折光学系によって導かれた光を反射する第1ミラーおよび第1ミラーによって反射された光を投写面に向かって反射する第2ミラーを含む反射光学系と、屈折光学ユニットにおいて生じ、第1ミラーと第2ミラーとの間を通過する一部の光を、遮蔽する位置に設けられた遮蔽面を含む遮蔽部と、を有する。
[0008]
 本開示に係る画像投写装置によれば、複数のレンズを含む屈折光学系において生じた不要光が投写面へ投写されることを効果的に防止することができる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 本開示の第1の実施形態に係るプロジェクタの全体的な構成を示す側断面図。
[図2] 図1のプロジェクタの要部の構成を示す側断面図。
[図3] 図1のプロジェクタを投写側から見た全体斜視図。
[図4] 図3のプロジェクタからカバーガラスを取り外した上体を示す斜視図。
[図5] 図3のプロジェクタの反射光学系を含む反射光学ユニットの構成を示す分解斜視図。
[図6A] 図5の反射光学系に含まれる第1ミラーと第1ミラーの端面に取り付けられる遮蔽シートの構成を示す分解斜視図。
[図6B] 図5の反射光学系に含まれる第1ミラーの端面に取り付けられた遮蔽シートの構成を示す斜視図。
[図7] 本開示の第2の実施形態に係るプロジェクタの構成を示す側断面図。
[図8] 本開示の第3の実施形態に係るプロジェクタの構成を示す側断面図。
[図9] 本開示の第4の実施形態に係るプロジェクタの構成を示す側断面図。

発明を実施するための形態

[0010]
 以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[0011]
 (実施形態1)
 本開示の実施形態1に係るプロジェクタ(画像投写装置)10について、図1~図6Bを用いて説明すれば以下の通りである。
[0012]
 (プロジェクタ10の構成)
 本実施形態に係るプロジェクタ10は、図1に示すように、入力された映像信号に基づいて投写面Dに対して映像(画像)を投写する。そして、プロジェクタ10は、図2に示すように、DMD(光変調素子、画像形成素子)11、屈折光学系12、固定枠13、反射光学系14、ミラーホルダ(第1・第2ミラー保持部)15、カバーガラス16、および絞りユニット17を備えている。反射光学系14は、第1ミラーM1および第2ミラーM2を有し、第1ミラーM1の下端面には遮蔽シート20(遮蔽部)が取り付けられている。ここで、屈折光学系12、固定枠13、および絞りユニット17は、屈折光学ユニット18に含まれ、反射光学系14、ミラーホルダ15、カバーガラス16、および遮蔽シート20は反射光学ユニット19に含まれる。遮蔽シート20は、屈折光学系12を含む屈折光学ユニット18からの不要光(DMD11から出射される映像光以外の光であり、投写面Dに投写される映像の形成に寄与しない光)が第1ミラーM1および第2ミラーM2の間を通過して投写面Dに達するのを防止する。
[0013]
 なお、図1に示す構成では、プロジェクタ10内に設けられた照明装置(照明部)を省略して示しているが、実際の構成ではプロジェクタ10を構成する筐体の内部に照明装置が設けられているものとする。
[0014]
 ここで、本実施形態のプロジェクタ10では、図1に示すように、映像が投写される投写面Dが、屈折光学系12に含まれる第1~第6レンズユニットL1~L6の光軸X上に設定される。
[0015]
 そして、プロジェクタ10は、図1に示すように、側面視において、投写面Dにおける下端となる第1端P1と上端となる第2端P2との間の領域に、各種映像、画像等を投写する。
[0016]
 DMD11は、表面に複数のミラー素子を有しており、照明装置(図示せず)から照射された光を変調させて、屈折光学系12に含まれる第1~第6レンズユニットL1~L6に対して出射する。また、DMD11は、入力された映像信号に基づいて光を変調させることで、投写面D上に投写される映像(画像)を形成する。
[0017]
 屈折光学系12は、図2に示すように、光軸Xに沿って配置された複数のレンズユニットL1~L6によって構成されている。そして、屈折光学系12は、DMD11において形成された映像(画像)の光を、光軸Xに沿って反射光学系14の方へ導く。また、屈折光学系12は、後述する反射光学系14とともに投写光学系を構成する。
[0018]
 第1レンズユニットL1は、1枚の凸レンズによって構成されており、屈折光学系12を構成するレンズユニットのうち、最もDMD11側に配置されている。第2レンズユニットL2は、3枚のレンズによって構成されており、DMD11から入射してきた光の光路上における第1レンズユニットL1の下流側に配置されている。第3レンズユニットL3は、1枚の凸レンズによって構成されており、光路上における第2レンズユニットL2の下流側に配置されている。第4レンズユニットL4は、1枚の凹レンズによって構成されており、光路上における第3レンズユニットL3の下流側に配置されている。第5レンズユニットL5は、2枚のレンズによって構成されており、光路上における第4レンズユニットL4の下流側に配置されている。第6レンズユニットL6は、3枚のレンズによって構成されており、屈折光学系12を構成するレンズユニットのうち、最も投写側(反射光学系14側)に配置されている。
[0019]
 固定枠13は、図2に示すように、第1レンズユニットL1~第6レンズユニットL6を、各レンズの光軸Xが一致するように内包している。
[0020]
 反射光学系14は、図2に示すように、2つのミラー(第1ミラーM1,第2ミラーM2)によって構成されており、屈折光学系12から入射してきた光を反射させて、投写面Dへ投写させる。また、反射光学ユニット19には、屈折光学系12を含む屈折光学ユニット18において生じ反射光学系14に含まれる第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過する一部の光(不要光)を遮蔽する位置に、第1ミラーM1または第2ミラーM2の反射面に略垂直な遮蔽面を含む遮蔽シート20が設けられる。
[0021]
 第1ミラーM1は、屈折光学系12における最下流側に配置された第6レンズユニットL6から出射された光を反射して、第2ミラーM2へ導く。そして、第1ミラーM1の端面M1a(図6A参照)には、遮蔽シート20が取り付けられている。端面M1aは、図2に示すように、側面視において光軸Xに近い側の端面である。また、端面M1aは、側面視において屈折光学系12から遠くかつ第2ミラーM2の中心部に近い側の端面である。なお、第1ミラーM1は、光路上における上流側(屈折光学系12側)に向くように配置された凹状の面を有している。そして、この凹状の面において反射された光は、第2ミラーM2の方へ導かれる。
[0022]
 第2ミラーM2は、第1ミラーM1において反射された光を反射して、図1に示す投写面Dへ映像を投写する。なお、第2ミラーM2は、光路上における下流側に向くように配置されたフラットな面を有している。そして、このフラットな面において反射された光が、投写面Dへと投写されることで、投写面Dには映像が表示される。
[0023]
 ミラーホルダ15は、図2に示すように、第1ミラーM1および第2ミラーM2を保持する筐体であって、固定枠13の投写側に接続されている。そして、ミラーホルダ15は、投写面Dへ投写される光を透過させるカバーガラス16を保持している。
[0024]
 なお、ミラーホルダ15は、上部に、凹状の反射面が内側に向いた状態の第1ミラーM1が、端面M1aに遮蔽シート20が取り付けられた状態で固定される第1ミラー装着部15aを有している(図5参照)。また、ミラーホルダ15は、下部に、反射面を上に向けた状態の第2ミラーM2が固定される第2ミラー装着部15bを有している(図5参照)。
[0025]
 そして、ミラーホルダ15は、光路上における最下流側となる端部に、光を透過させるカバーガラス16が固定されるカバーガラス装着部15cを有している(図5参照)。カバーガラス16は、光を透過させるガラス素材によって形成された円弧状の部材であって、図2および図3に示すように、ミラーホルダ15における最も投写側の端部に設けられている。
[0026]
 そして、図4に示すように、カバーガラス16を取り外した状態では、第2ミラーM2と、第1ミラーM1の端面M1aに取り付けられた遮蔽シート20が露出される。
[0027]
 絞りユニット17は、第3~第6レンズユニットL3~L6に入射される光の量を調整する部材であって、図2に示すように、上述した第3レンズユニットL3のDMD11側に近接配置されている。
[0028]
 遮蔽シート20は、例えば、カーボンブラックを混入させたポリエステルフィルムであって、優れた遮光性、反射防止効果を有している。そして、遮蔽シート20は、図2に示すように、屈折光学系12を保持する固定枠13内(屈折光学ユニット18)において生じた不要光が投写面Dへ投写されないように遮蔽するために設けられている。具体的には、遮蔽シート20は、図5に示すように、上述した反射光学系14に含まれる第1ミラーM1の端面M1aに取り付けられており、不要光が投写面Dへ投写されることを防止する。
[0029]
 また、上述したように、遮蔽シート20の遮蔽面は、第1ミラーM1または第2ミラーM2の反射面に略垂直な方向に沿って配置されている。
[0030]
 なお、遮蔽シート20が取り付けられる第1ミラーM1の端面M1aは、図6Aに示すように、単一の平面によって構成され、略円弧状をなしている。よって、遮蔽シート20は、フラットな端面M1aに対して取り付けられる。よって、遮蔽シート20によって光を遮蔽可能な部分は、図6Bに示す取付状態において、略円弧状の曲線と直線(弦)によって囲まれる形状となる。
[0031]
 すなわち、第1ミラーM1は、反射面が凹状に形成されているため、第1ミラーM1の端面M1aのエッジ部分は略円弧状となる。よって、第1ミラーM1の端面M1aに取り付けられたシート状の遮蔽シート20は、端面M1aの略円弧状のエッジ部分からはみ出した端面M1aと面していない部分(遮蔽領域20a)において不要光を遮蔽する。遮蔽領域20aは、第1ミラーM1の端面M1aから第2ミラーM2に向かう方向にはみ出し、その方向に伸びている。
[0032]
 ここで、固定枠13内(屈折光学ユニット18)で生じる不要光は、例えば、第2レンズユニットL2を構成するレンズを保持するレンズ枠のエッジ部分、絞りユニット17のエッジ部分、第3レンズユニットL3のレンズ枠のエッジ部分等において生じる反射光等を意味している。このような不要光は、図1に示すように、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過して、側面視において、第1~第6レンズユニットL1~L6の光軸X上に設置された投写面Dにおける第1端P1と第2端P2との間の表示領域に投写されてしまう。
[0033]
 そこで、本実施形態のプロジェクタ10は、屈折光学系12を保持する固定枠13内において生じた不要光を効果的に遮蔽するために、反射光学系14を構成する部品(第1ミラーM1)に対して設けられた遮蔽シート20を備えている。
[0034]
 すなわち、本実施形態のプロジェクタ10では、図1に示すように、屈折光学ユニット18から第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過して投写面Dへと進む不要光の光路上に、遮蔽シート20を設けている。
[0035]
 これにより、屈折光学系12を構成する複数のレンズユニットL1~L6の光軸Xの延長線上に投写面Dが配置されるプロジェクタ10の場合でも、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過した不要光が、投写面Dに投写されることを効果的に防止することができる。
[0036]
 この結果、屈折光学系12に含まれる複数のレンズユニットL1~L6の各レンズの光軸X上に投写面Dが設定されるプロジェクタ10において、反射光学系14を構成する第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過する不要光の進路を遮蔽することができる。
[0037]
 なお、遮蔽シート20の遮蔽面は、不要光のみを遮蔽し、DMD11から出射される映像光を遮らない位置に設けられる必要がある。そのため、遮蔽シート20は、取り付けられた第1ミラーM1の反射面における任意の位置の法線方向と、遮蔽シート20の遮蔽面とが平行になるように設置されていることが好ましい。これにより、遮蔽シート20によって、第1ミラーM1において反射された映像光が遮られることを回避することができる。
[0038]
 (実施形態2)
 本開示の実施形態2に係るプロジェクタ(画像投写装置)110について、図7を用いて説明すれば以下の通りである。
[0039]
 本実施形態のプロジェクタ110は、図7に示すように、遮蔽シート120がミラーホルダ(第1・第2ミラー保持部)115の第1ミラー保持部側に設けられた取付部115aに取り付けられている点で、遮蔽シート20が第1ミラーM1の端面M1aに取り付けられた上記実施形態1のプロジェクタ10とは異なっている。ここで、反射光学系14、ミラーホルダ115、カバーガラス16、および遮蔽シート120は反射光学ユニット119に含まれる。ただし、上記以外の点については、上記実施形態1のプロジェクタ10と同様であることから、ここでは説明の便宜上、同じ符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
[0040]
 本実施形態のプロジェクタ110は、図7に示すように、屈折光学系12を保持する固定枠13内(屈折光学ユニット18)において生じた不要光の光路を遮蔽するために、遮蔽シート(遮蔽部)120を備えている。遮蔽シート120は、図7に示すように、第1ミラーM1とカバーガラス16とが近接するミラーホルダ115の一部(取付部115a)に対して取り付けられている。取付部115aは、ミラーホルダ115において第1ミラーM1を保持する側(第1ミラー保持部に相当)に設けられる。取付部115aは、第1ミラーM1の端面M1aの近傍に設けられ、端面M1aと平行な面を有する。この端面M1aと平行な面に、遮蔽シート120が第2ミラーM2に向かう方向に伸びるように取り付けられる。
[0041]
 これにより、上記実施形態1と同様に、屈折光学系12を構成する複数のレンズユニットL1~L6の光軸Xの延長線上に投写面Dが配置されるプロジェクタ110の場合でも、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過した一部の光(不要光)が、投写面Dに投写されることを効果的に防止することができる。この結果、屈折光学系12に含まれる複数のレンズユニットL1~L6の各レンズの光軸X上に投写面Dが設定されるプロジェクタ110において、反射光学系14を構成する第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過する不要光の進路を遮蔽することができる。
[0042]
 なお、遮蔽シート120の遮蔽面は、不要光のみを遮蔽し、DMD11から出射される映像光を遮らない位置に設けられる必要がある。そのため、遮蔽シート120は、取り付けられたミラーホルダ115によって保持される第1ミラーM1の反射面における任意の位置の法線方向と、遮蔽シート120の遮蔽面とが平行になるように設置されていることが好ましい。これにより、遮蔽シート120によって、第1ミラーM1において反射された映像光が遮られることを回避することができる。
[0043]
 (実施形態3)
 本開示の実施形態3に係るプロジェクタ(画像投写装置)210について、図8を用いて説明すれば以下の通りである。本実施形態のプロジェクタ210は、図8に示すように、遮蔽シート220が第2ミラーM2の端面M2aに取り付けられている点で、遮蔽シート20が第1ミラーM1の端面M1aに取り付けられた上記実施形態1のプロジェクタ10とは異なっている。ここで、反射光学系14、ミラーホルダ15、カバーガラス16、および遮蔽シート220は反射光学ユニット219に含まれる。ただし、上記以外の点については、上記実施形態1のプロジェクタ10と同様であることから、ここでは説明の便宜上、同じ符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
[0044]
 本実施形態のプロジェクタ210は、図8に示すように、屈折光学系12を保持する固定枠13内(屈折光学ユニット18)において生じた不要光の光路を遮蔽するために、遮蔽シート(遮蔽部)220を備えている。遮蔽シート220は、図8に示すように、第2ミラーM2の端面M2aに対して、第1ミラーM1に向かう方向に伸びるように取り付けられている。端面M2aは、図8に示すように、側面視において光軸Xに近い側の端面である。また、端面M1aは、側面視において屈折光学系12から近くかつ第1ミラーM1の中心部に近い側の端面である。
[0045]
 これにより、上記実施形態1と同様に、屈折光学系12を構成する複数のレンズユニットL1~L6の光軸Xの延長線上に投写面Dが配置されるプロジェクタ210の場合でも、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過した一部の光(不要光)が、投写面Dに投写されることを効果的に防止することができる。この結果、屈折光学系12に含まれる複数のレンズユニットL1~L6の各レンズの光軸X上に投写面Dが設定されるプロジェクタ210において、反射光学系14を構成する第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過する不要光の進路を遮蔽することができる。
[0046]
 なお、遮蔽シート220の遮蔽面は、不要光のみを遮蔽し、DMD11から出射される映像光を遮らない位置に設けられる必要がある。そのため、遮蔽シート220は、取り付けられた第2ミラーM2の反射面における任意の位置の法線方向と、遮蔽シート220の遮蔽面とが平行になるように設置されていることが好ましい。これにより、遮蔽シート220によって、第2ミラーM2において反射された映像光が遮られることを回避することができる。
[0047]
 (実施形態4)
 本開示の実施形態4に係るプロジェクタ(画像投写装置)310について、図9を用いて説明すれば以下の通りである。本実施形態のプロジェクタ310は、図9に示すように、遮蔽シート320がミラーホルダ(第1・第2ミラー保持部)315の第2ミラー保持部側に設けられた取付部315aに取り付けられている点で、遮蔽シート120がミラーホルダ115の第1ミラー保持部側に設けられた取付部115aに取り付けられた上記実施形態2のプロジェクタ110とは異なっている。ここで、反射光学系14、ミラーホルダ315、カバーガラス16、および遮蔽シート320は反射光学ユニット319に含まれる。ただし、上記以外の点については、上記実施形態2のプロジェクタ110と同様であることから、ここでは説明の便宜上、同じ符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
[0048]
 本実施形態のプロジェクタ310は、図9に示すように、屈折光学系12を保持する固定枠13内(屈折光学ユニット18)において生じた不要光の光路を遮蔽するために、遮蔽シート(遮蔽部)320を備えている。遮蔽シート320は、図9に示すように、第2ミラーM2を保持するミラーホルダ315の一部(取付部315a)に対して取り付けられている。取付部315aは、ミラーホルダ315において第2ミラーM2を保持する側(第2ミラー保持部に相当)に設けられる。取付部315aは、第2ミラーM2の端面M2aの近傍に設けられ、端面M2aと平行な面を有する。この端面M2aと平行な面に、遮蔽シート320が第1ミラーM1に向かう方向に伸びるように取り付けられる。
[0049]
 これにより、上記実施形態2と同様に、屈折光学系12を構成する複数のレンズユニットL1~L6の光軸Xの延長線上に投写面Dが配置されるプロジェクタ310の場合でも、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過した一部の光(不要光)が、投写面Dに投写されることを効果的に防止することができる。この結果、屈折光学系12に含まれる複数のレンズユニットL1~L6の各レンズの光軸X上に投写面Dが設定されるプロジェクタ310において、反射光学系14を構成する第1ミラーM1と第2ミラーM2との間を通過する不要光の進路を遮蔽することができる。
[0050]
 なお、遮蔽シート320の遮蔽面は、不要光のみを遮蔽し、DMD11から出射される映像光を遮らない位置に設けられる必要がある。そのため、遮蔽シート320は、取り付けられたミラーホルダ315によって保持される第2ミラーM2の反射面における任意の位置の法線方向と、遮蔽シート320の遮蔽面とが平行になるように設置されていることが好ましい。これにより、遮蔽シート320によって、第2ミラーM2において反射された映像光が遮られることを回避することができる。
[0051]
 [他の実施形態]
 以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
[0052]
 (A)
 上記実施形態では、遮蔽シート20,120,220,320として、カーボンブラック入りのポリエステルフィルムを用いた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、遮光性、反射防止効果を備えた素材であれば、他の素材を用いて遮蔽シートを形成してもよい。
[0053]
 (B)
 上記実施形態1~4では、不要光が投写面Dへ入射されることを防止するための遮蔽部として、遮蔽シート20,120,220,320を用いた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、シート状の部材に限らず、板状、ブロック状の部材を遮蔽部として用いてもよい。
[0054]
 (C)
 上記実施形態2では、遮蔽部としての遮蔽シート120がミラーホルダ115の一部(取付部115a)に取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、遮蔽部がミラーホルダ115の一部として一体成形された構成であってもよい。この場合には、遮蔽シートをミラーホルダに取り付ける工程が不要となるため、製造コストを削減することができる。
[0055]
 同様に、上記実施形態4では、遮蔽部としての遮蔽シート320がミラーホルダ315の一部(取付部315a)に取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、遮蔽部がミラーホルダ315の一部として一体成形された構成であってもよい。この場合でも、遮蔽シートをミラーホルダに取り付ける工程が不要となるため、製造コストを削減することができる。
[0056]
 (D)
 上記実施形態1~4では、第1ミラーM1と第2ミラーM2とが1つのミラーホルダ15,115,315において保持された構成を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、第1ミラーと第2ミラーとは別々のミラーホルダに保持された構成であってもよい。
[0057]
 (E)
 上記実施形態1~4では、2つのミラー(第1ミラーM1,第2ミラーM2)を含む反射光学系14を備えたプロジェクタ10,110,210,310の構成を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、上述した第1ミラーM1、第2ミラーM2に加えて、第3ミラー、第4ミラー等、3つ以上のミラーを含む反射光学系であってもよい。
[0058]
 (F)
 上記実施形態1~4では、第1~第6レンズユニットL1~L6を含む屈折光学系12を備えたプロジェクタ10,110,210,310の構成を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、屈折光学系に含まれるレンズ構成は、上記実施形態1~4で説明した構成に限らず、レンズの数、種類等を変更した構成であってもよい。
[0059]
 (G)
 上記実施形態1~4では、それぞれ1つの遮蔽シート20、120、220、320を備えたプロジェクタ10,110,210,310の構成を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではなく、上記実施形態1~4を組み合わせて2つ以上の遮蔽シート20、120、220、320を用いてもよい。例えば、上記実施形態1、3を組み合わせて、第1ミラーM1の端面M1aに取り付けられる遮蔽シート20、および第2ミラーM2の端面M2aに取り付けられる遮蔽シート220の両方を備えるようにプロジェクタを構成してもよい。

産業上の利用可能性

[0060]
 本開示の画像投写装置は、複数のレンズを含む屈折光学系において生じた不要光が投写面へ投写されることを効果的に防止することができるという効果を奏することから、各種画像投写装置に対して広く適用可能である。

符号の説明

[0061]
10   プロジェクタ(画像投写装置)
11   DMD(光変調素子、画像形成素子)
12   屈折光学系
13   固定枠
14   反射光学系
15   ミラーホルダ(第1・第2ミラー保持部)
15a  第1ミラー装着部
15b  第2ミラー装着部
15c  カバーガラス装着部
16   カバーガラス
17   絞りユニット
18   屈折光学ユニット
19   反射光学ユニット
20   遮蔽シート(遮蔽部)
20a  遮蔽領域
110  プロジェクタ(画像投写装置)
115  ミラーホルダ(第1・第2ミラー保持部)
115a 取付部
119  反射光学ユニット
120  遮蔽シート(遮蔽部)
210  プロジェクタ(画像投写装置)
219  反射光学ユニット
220  遮蔽シート(遮蔽部)
310  プロジェクタ(画像投写装置)
315  ミラーホルダ(第1・第2ミラー保持部)
315a 取付部
319  反射光学ユニット
320  遮蔽シート(遮蔽部)
 D   投写面
L1~L6 第1~第6レンズユニット
 M1  第1ミラー
 M1a 端面
 M2  第2ミラー
 M2a 端面
 P1  第1端
 P2  第2端
 X   光軸

請求の範囲

[請求項1]
 投写面に画像を投写する画像投写装置であって、
 画像信号に基づいて前記投写面に投写する画像を形成する画像形成素子と、
 前記画像形成素子によって形成された画像の光を前記投写面の方向へ導く複数のレンズを含む屈折光学系を有する屈折光学ユニットと、
  前記屈折光学系によって導かれた光を反射する第1ミラー及び前記第1ミラーによって反射された光を前記投写面に向かって反射する第2ミラーを含む反射光学系と、
  前記屈折光学ユニットにおいて生じ、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間を通過する一部の光を、遮蔽する位置に設けられた遮蔽面を含む遮蔽部と、
 を有する反射光学ユニットと、
を備える、画像投写装置。
[請求項2]
 前記一部の光は、前記投写面に投写される前記画像の形成に寄与しない不要光である、
請求項1に記載の画像投写装置。
[請求項3]
 前記投写面は、前記屈折光学系に含まれる前記複数のレンズの光軸上に設置される、
請求項1または2に記載の画像投写装置。
[請求項4]
 前記遮蔽部は、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーの少なくとも一方の前記光軸に近い側の端部に配置される、
請求項3に記載の画像投写装置。
[請求項5]
 前記遮蔽部は、
  前記遮蔽部が前記第1ミラーに設けられる場合は、前記第2ミラーの方向に伸びて設けられ、
  前記遮蔽部が前記第2ミラーに設けられる場合は、前記第1ミラーの方向に伸びて設けられる、
請求項4に記載の画像投写装置。
[請求項6]
 前記遮蔽面は、前記第1ミラーおよび前記第2ミラーのいずれかの反射面の任意の位置における法線と平行である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の画像投写装置。
[請求項7]
 前記遮蔽部は、前記第1ミラーに取り付けられている、
請求項6に記載の画像投写装置。
[請求項8]
 前記反射光学ユニットは、前記第1ミラーを保持する第1ミラー保持部をさらに有し、
 前記遮蔽部は、前記第1ミラー保持部に設けられている、
請求項6に記載の画像投写装置。
[請求項9]
 前記遮蔽部は、前記第1ミラー保持部とともに一体的に形成されている、
請求項8に記載の画像投写装置。
[請求項10]
 前記遮蔽部は、前記第2ミラーの方向に伸びて設けられる、
請求項7から9のいずれか1項に記載の画像投写装置。
[請求項11]
 前記遮蔽部は、前記第2ミラーに取り付けられている、
請求項6に記載の画像投写装置。
[請求項12]
 前記反射光学ユニットは、前記第2ミラーを保持する第2ミラー保持部をさらに有し、
 前記遮蔽部は、前記第2ミラー保持部に設けられている、
請求項6に記載の画像投写装置。
[請求項13]
 前記遮蔽部は、前記第2ミラー保持部とともに一体的に形成されている、
請求項12に記載の画像投写装置。
[請求項14]
 前記遮蔽部は、前記第1ミラーの方向に伸びて設けられる、
請求項11から13のいずれか1項に記載の画像投写装置。
[請求項15]
 前記遮蔽部は、シート状に形成されている、
請求項1から14のいずれか1項に記載の画像投写装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6A]

[ 図 6B]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]