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1. WO2017134793 - MONITORING SYSTEM AND MONITORING METHOD

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明 細 書

発明の名称 監視システム及び監視方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011  

実施例 1

0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079  

実施例 2

0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091  

符号の説明

0092  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

明 細 書

発明の名称 : 監視システム及び監視方法

技術分野

[0001]
 本発明は、監視システム及び監視方法に関する。

背景技術

[0002]
 従来、複数の撮影装置により取得された監視対象の録画データに基づいて、監視業務が行われている。例えば、特許文献1では、複数の撮影装置により取得された録画データから動体を検知しやすくするための技術が開示されている。
[0003]
 また、近年、個々の情報処理装置においてソフトウェアのアップデート、及びファイルのバックアップなどのデータ管理を行うことなく、ネットワークを介して相互に通信可能な他の情報処理装置上でデータ管理を行う技術が利用されている。監視業務においても、これらの技術を利用するデータセンタにおいて、監視対象の画像データの管理が行われ始めている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2006-067139号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 複数の撮影装置により継続的に監視場所の撮影を行うという監視業務の特性上、監視業務において発生する録画データのデータ量は膨大となる。このため、上記データセンタにおいて監視業務に関わる録画データの管理を行う場合、監視対象の録画データの送信に関わる通信費用、及び録画データの管理に関わる管理費用などのランニングコストの負担が大きくなってしまうという問題がある。
[0006]
 そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、監視場所の録画データの通信費用及び管理費用などのランニングコストの負担をできるだけ軽減する監視システム及び監視方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本出願に係る監視システムは、1つの態様として、監視場所の録画データを取得する撮影装置と、前記録画データの記録を制御する情報処理装置と、前記録画データを記憶する外部記憶装置を含んで構成される監視システムであって、前記撮影装置は、前記監視場所の非物理量を検出する第1のセンサ及び第2のセンサと、前記録画データを構成するフレーム間のデータサイズを比較することにより、前記データサイズの変化に応じた評価値を算出する算出部と、前記録画データ、前記録画データのプロファイル、前記録画データに対応する前記評価値、前記録画データに対応する前記第1のセンサの検出値、及び前記録画データに対応する前記第2のセンサの検出値を相互に関連付けて記憶部に格納するデータ格納部と、前記録画データの中から、前記プロファイル、前記評価値、前記第1のセンサの検出値、及び前記第2のセンサの検出値を検証用データとして前記情報処理装置に送信する検証用データ送信部と、前記情報処理装置から前記録画データの送信指示を受信した場合に、当該送信指示に含まれる前記プロファイルに基づいて前記記憶部から前記録画データを取得し、取得した前記録画データを前記情報処理装置に送信する録画データ送信部とを有し、前記情報処理装置は、前記撮影装置から受信する前記検証用データに含まれる前記評価値と閾値との比較結果、前記検証用データに含まれる前記第1のセンサの検出値と閾値との比較結果、及び前記検証用データに含まれる前記第2のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行するイベント検知部と、前記撮影装置から受信する前記録画データを前記外部記憶装置に格納する録画データ格納部とを有し、前記イベント検知部は、前記監視場所の異常を検知した場合に、前記プロファイルに基づいて前記録画データの送信指示を前記撮影装置に送信することを特徴とする。
[0008]
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本出願に係る監視方法は、1つの態様として、監視場所の録画データを取得する撮影装置と、前記録画データの記録を制御する情報処理装置と、前記録画データを記憶する外部記憶装置を含んで構成される監視システムにより実行される監視方法であって、前記撮影装置に、前記監視場所の非物理量を検出するステップと、前記録画データを構成するフレーム間のデータサイズを比較することにより、前記データサイズの変化に応じた評価値を算出するステップと、前記録画データ、前記録画データのプロファイル、前記録画データに対応する前記評価値、前記録画データに対応する前記第1のセンサの検出値、及び前記録画データに対応する前記第2のセンサの検出値を相互に関連付けて記憶部に格納するステップと、前記録画データの中から、前記プロファイル、前記評価値、前記第1のセンサの検出値、及び前記第2のセンサの検出値を検証用データとして前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置から前記録画データの送信指示を受信した場合に、当該送信指示に含まれる前記プロファイルに基づいて前記記憶部から前記録画データを取得し、取得した前記録画データを前記情報処理装置に送信するステップとを実行させ、前記情報処理装置に、前記撮影装置から受信する前記検証用データに含まれる前記評価値と閾値との比較結果、前記検証用データに含まれる前記第1のセンサの検出値と閾値との比較結果、及び前記検証用データに含まれる前記第2のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行するステップと、前記監視場所の異常を検知した場合には、前記プロファイルに基づいて前記録画データの送信指示を前記撮影装置に送信するステップと、前記撮影装置から受信する前記録画データを前記外部記憶装置に格納するステップとを実行させることを特徴とする。

発明の効果

[0009]
 本出願に係る監視システム及び監視方法は、監視場所の録画データの通信費用及び管理費用などのランニングコストの負担をできるだけ軽減することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 図1は、監視システムの概念的な構成を示す図である。
[図2] 図2は、撮影装置の機能構成を示すブロック図である。
[図3] 図3は、録画データのファイル構造の例を示す図である。
[図4] 図4は、検証用データのファイル構造の例を示す図である。
[図5] 図5は、緊急時に対応する録画データのファイル構造の例を示す図である。
[図6] 図6は、情報処理装置及び外部記憶装置の機能構成を示すブロック図である。
[図7] 図7は、実施例1に係るシーン変化量算出処理の流れを示すフローチャートである。
[図8] 図8は、実施例1に係るイベント検知処理の流れを示すフローチャートである。
[図9] 図9は、実施例1に係るイベント検知処理の流れを示すフローチャートである。
[図10] 図10は、実施例1に係るオフセット値更新処理の流れを示すフローチャートである。
[図11] 図11は、実施例2に係るイベント検知処理の流れを示すフローチャートである。
[図12] 図12は、実施例2に係るイベント検知処理の判定結果の例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 以下に、本出願に係る監視システム及び監視方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。以下に説明する実施例により、本出願に係る監視システム及び監視方法が限定されるものではない。さらに、以下の実施例において説明する事項には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の実施例において説明する事項は、オフィスビル、ビジネスパーク、ショッピングセンター、ファッションビル、公園、アミューズメント施設、ハイテクパーク、住居用施設などに設置される撮影装置により取得される監視対象の録画データに関する処理に適用される。
実施例 1
[0012]
[システムの構成]
 図1は、監視システムの概念的な構成を示す図である。図1に示すように、以下に説明する実施例に係る監視システムは、撮影装置100、情報処理装置200、外部記憶装置300、ユーザ端末400を含んで構成される。撮影装置100、情報処理装置200及びユーザ端末400は、ネットワーク1を介して、通信可能な状態で接続される。撮影装置100は、監視場所の録画データを取得する装置であり、例えば、録画データをデジタルデータとして記録するデジタルカメラが該当する。情報処理装置200は、撮影装置100により取得される録画データの記録を制御する装置であり、例えば、サーバが該当する。外部記憶装置300は、撮影装置100により取得される録画データを記憶する装置である。ユーザ端末400は、ユーザにより使用される端末である。ネットワーク1は、公衆電話網、インターネット網及びキャリア網などを含んで構成される。ネットワーク1は、所定の通信プロトコルを用いて、ネットワークを構成するハブ、ルータ、ブリッジ、プロキシサーバなどの通信機器を介して行われるデータの送受信が可能である。
[0013]
[撮影装置の構成]
 図2は、撮影装置100の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、撮影装置100は、撮像素子106と、キャプチャ部107と、エンコード部108a~108cと、時刻器109と、入力処理部110と、人感センサ111と、音圧センサ112と、熱感知センサ113と、通信部114と、録画メモリ115と、制御部120とを有する。
[0014]
 撮像素子106は、受けた光を電気信号に変換する。撮像素子106は、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)、MOS、CCD(Charge-Coupled Device)などのイメージセンサに該当する。
[0015]
 キャプチャ部107は、撮像素子106により生成される電気信号を処理し、電気信号から1フレームごとのデジタル画像を合成する。
[0016]
 エンコード部108a~108cは、キャプチャ部107により合成されるデジタル画像のフォーマットを各種フォーマットに変換する。エンコード部108aは、キャプチャ部107により合成されたデジタル画像のフォーマットを、地上波アナログテレビ放送の標準方式であるNTSC(National Television Standards Committee)方式のフォーマットに変換する。エンコード部108aは、フォーマット変換後のデータをアナログテレビモニタに送り出す。エンコード部108bは、キャプチャ部107により合成されたデジタル画像のフォーマットを、動画データの圧縮符号化方式であるH.264方式のフォーマットに変換する。エンコード部108bは、フォーマット変換後のデータを制御部120に送り出す。エンコード部108cは、キャプチャ部107により合成されたデジタル画像のフォーマットを、静止画像データの圧縮方式であるJPEG(Joint Photograph Experts Group)方式のフォーマットに変換する。エンコード部108cは、フォーマット変換後のデータを制御部120に送り出す。エンコード部108a~108cにおいて用いられる上記の各フォーマット変換方式は、一例であり、上記したもの以外を適用してもよい。
[0017]
 時刻器109は、時刻を計測する。時刻器109は、計測した時刻データを制御部120に送り出す。
[0018]
 入力処理部110は、人感センサ111、音圧センサ112及び熱感知センサ113により計測される計測値を制御部120に送り出す。人感センサ111は、赤外線、可視光、超音波などに基づいて、監視場所における人の存在を検出する。人感センサ111は、人の存在を検出した検出回数(センサの反応回数)を入力処理部110に送る。音圧センサ112は、監視場所における音圧を検出する。音圧センサ112は、監視場所における所定レベル以上の音圧の検出回数(センサの反応回数)を入力処理部110に送る。熱感知センサ113は、監視場所が火災などにより異常な高温状態であることを検出する。熱感知センサ113は、監視場所の温度が一定温度を超えた場合、対応する信号を入力処理部110に送る。人感センサ111及び音圧センサ112は、第1のセンサ及び第2のセンサの一例である。
[0019]
 通信部114は、情報処理装置200との間でやり取りされる各種データを送受信する。通信部114は、所定の通信プロトコルに基づいて有線または無線により通信する。
[0020]
 録画メモリ115は、撮影装置100により取得される監視場所の録画データ115aを記憶する。録画メモリ115は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ(CD-ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体)、又はRAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成される。録画データ115aは、監視場所の録画データ、録画データのプロファイル、録画データに対応する人感センサ111及び音圧センサ112の検出値を、時刻に基づいて取りまとめた状態で記憶される。図3は、録画データのファイル構造の例を示す図である。図3に示すように、録画データ115aは、プロファイル(時刻、録画条件)11、映像KEYフレーム12、映像差分フレーム13、シーン変化量14、人感センサデータ15、音圧センサデータ16、及び熱感知センサデータ17の各データを、時刻器109により計測される時刻に基づいて同期させた1つのファイルとして構成される。
[0021]
 プロファイル11には、撮影装置100の設置場所、時刻器109により計測される時刻のデータ、撮影装置100の管理者により設定される録画条件のデータが含まれる。映像KEYフレーム12は、エンコード部108cによるフォーマット変換後のデータで構成される。映像差分フレーム13は、エンコード部108bによるフォーマット変換後のデータで構成される。シーン変化量14は、後述する制御部120における処理結果に基づくデータで構成される。人感センサデータ15は、人感センサ111による検出値により構成される。音圧センサデータ16は、音圧センサ112による検出値により構成される。熱感知センサデータ17は、熱感知センサ113による検出結果に基づくデータにより構成される。
[0022]
 制御部120は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)121、及び記憶装置であるプログラムメモリ122などのハードウェア資源を備え、これらのハードウェア資源を用いて、プログラムメモリ122に記憶されるプログラムを実行することにより各種処理を実現する。演算処理装置は、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)及びコプロセッサなどを含んで構成されてもよいが、これらに限定されない。
[0023]
 プログラムメモリ122は、制御部120により実行される各種処理に必要なデータ及びプログラムを記憶する。プログラムメモリ122は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、又はRAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成される。プログラムメモリ122は、制御部120が各種プログラムを実行する際のワーキングメモリとしても機能する。プログラムメモリ122とは別に、ワーキングメモリを別途搭載してもよい。プログラムメモリ122は、制御部120により実行される各種処理に必要なデータの1つとして、例えば、映像差分フレーム13のデータサイズのうち、最新のデータサイズであるフレームデータサイズ122dを記憶する。
[0024]
 プログラムメモリ122には、図2に示すように、シーン変化量検知プログラム122a、データ格納プログラム122b、データ送信プログラム122c及びフレームデータサイズ122dが記憶される。シーン変化量検知プログラム122aにより、キャプチャ部107により合成されるデジタル画像に関する処理が逐次実行され、データ格納プログラム122b及びデータ送信プログラム122cにより、キャプチャ部107により合成されるデジタル画像に関する各データが所定のファイル構造を有する1つのファイルに取りまとめられる形で一定時間ごと(例えば、1分間ごと)に処理される。デジタル画像を取りまとめる時間は任意に変更してよい。
[0025]
 シーン変化量検知プログラム122aは、録画データを構成するフレーム間のデータサイズを比較することにより、データサイズの変化に応じたシーン変化量14の値を算出するための機能を提供する。具体的には、シーン変化量検知プログラム122aが実行されることにより、次の処理が実現される。最新の映像差分フレーム13が取得され、プログラムメモリ122から直前に受信した映像差分フレーム13のデータサイズが取得され、現フレームと直前のフレームとの間のデータサイズの差分が算出される。算出された差分が閾値を超えている場合にはシーン変化量の値がインクリメント(+1)され、直前のフレームのデータサイズとして、現フレームのデータサイズが上書更新される。算出された差分が閾値を超えていない場合にはシーン変化量の値がインクリメントされず、直前のフレームのデータサイズとして、現フレームのデータサイズが上書更新される。シーン変化量検知プログラム122aは、算出部の一例である。シーン変化量検知プログラム122aにより算出されるシーン変化量の値は、評価値の一例である。
[0026]
 データ格納プログラム122bは、プロファイル11、映像KEYフレーム12、映像差分フレーム13、シーン変化量14、人感センサデータ15、音圧センサデータ16、及び熱感知センサデータ17の各データを相互に関連付けて1つのファイルに取りまとめた録画データ115aとして録画メモリ115に格納するための機能を提供する。具体的には、データ格納プログラム122bが実行されることにより、次の処理が実現される。映像差分KEYフレーム12及び映像差分フレーム13が取得される。時刻器109により計測される時刻及びあらかじめ設定される録画条件等に基づいてプロファイルが生成される。最初の映像差分フレーム13が取得されてから所定時間(例えば、1分)の間に取得される映像KEYフレーム12、映像差分フレーム13、人感センサデータ15、音圧センサデータ16、及び熱感知センサデータ17が収集される。最初の映像差分フレーム13が取得されてから所定時間(例えば、1分)の間に上記シーン変化量検知プログラム122aにより算出されるシーン変化量14の各データが収集される。最初の映像差分フレーム13が取得されてから所定時間(例えば、1分)の間に収集される映像KEYフレーム12、映像差分フレーム13、シーン変化量14、人感センサデータ15、音圧センサデータ16、及び熱感知センサデータ17を、同期するデータとして1つのファイルに取りまとめて録画メモリ115に格納する。データ格納後、映像差分KEYフレーム12及び映像差分フレーム13が取得されるたびに、上記処理が実行される。上記各データを同期するデータとして1つにファイルに取りまとめる場合、各データに映像差分フレーム13に対応するシーケンス番号又はフラグなどの目印を付与し、この目印に基づいて取りまとめるようにしてもよい。データ格納プログラム122bは、データ格納部の一例である。
[0027]
 データ送信プログラム122cは、録画データ115aの中から、プロファイル11、シーン変化量14、人感センサデータ15、及び音圧センサデータ16の各データを、検証用データとして情報処理装置200に送信するための機能を提供する。具体的には、データ送信プログラム122cが実行されることにより、次の処理が実現される。録画データ115aの中から、プロファイル11、シーン変化量14、人感センサデータ15、及び音圧センサデータ16の各データが抽出され、抽出された各データが通信部114を介し、検証用データとして情報処理装置200に送信される。図4は、検証用データのファイル構造の例を示す図である。図4に示すように、検証用データのファイル構造は、録画データ115aの中から、プロファイル(時刻、録画条件)11、シーン変化量14、人感センサデータ15、及び音圧センサデータ16の各データを含む1つのファイルとして構成される。データ送信プログラム122cは、データ送信部の一例である。
[0028]
 また、データ送信プログラム122cは、情報処理装置200から録画データ115aの送信指示を受信した場合に、当該送信指示に含まれるプロファイル11に基づいて録画メモリ115から録画データ115aを取得し、取得した録画データ115aを情報処理装置200に送信するための機能を提供する。具体的には、データ送信プログラム122cが実行されることにより、次の処理が実現される。送信指示に含まれるプロファイル11(例えば、時刻、設置場所など)に基づいて録画メモリ115に記憶されている録画データの中から、プロファイル11内のデータが一致する録画データが取得され、取得された録画データが情報処理装置200に送信される。なお、情報処理装置200には、録画データ115aのファイル内に含まれるすべてのデータが送信される。データ送信プログラム122cは、録画データ送信部の一例である。
[0029]
 また、データ送信プログラム122cは、熱感知センサ113から送出された信号に基づいて、監視場所が異常な高温状態にあると判定した場合には、情報処理装置200から録画データ115aの送信指示を受信していなくても、録画データ115aを自動的に情報処理装置200に送信するための機能を提供する。図5は、緊急時に対応する録画データのファイル構造の例を示す図である。図5に示すように、基本的には、図3に示す録画データのファイル構造と同様であるが、緊急時であることを示すデータがプロファイル11に挿入される点が異なる。
[0030]
 情報処理装置200に送信される録画データのファイル構造は、情報処理装置200において処理可能な構造であれば、録画データ115aのファイル構造と同一であってよい。情報処理装置200において処理可能な構造でなければ、データ送信プログラム122cが、情報処理装置200において処理可能な構造に変更してもよい。
[0031]
[情報処理装置の構成]
 図6は、情報処理装置200及び外部記憶装置300の機能構成を示すブロック図である。
[0032]
 図6に示す外部記憶装置300は、シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、音圧センサオフセット値300c、映像データベース300d、及び操作履歴データベース300eを記憶する。
[0033]
 シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cは、情報処理装置200における処理に用いられる。シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cは、情報処理装置200により、撮影装置100の設置場所及び時間帯に応じて更新される。情報処理装置200の処理開始前の段階では、シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cには、所定の初期値が設定される。
[0034]
 映像データベース300dは、撮影装置100から受信する監視場所の録画データ115aが記録されるデータベースである。操作履歴データベース300eは、情報処理装置200及び外部記憶装置300の管理者による外部記憶装置300へのアクセス履歴(ログ)を記憶する。アクセス履歴(ログ)は外部記憶装置300への不正アクセスの検出などに利用される。
[0035]
 図6に示す情報処理装置200は、通信部210と、制御部220とを有する。
[0036]
 通信部210は、撮影装置100、外部記憶装置300及びユーザ端末400との間でやり取りされる各種データを送受信する。通信部210は、所定の通信プロトコルに基づいて有線または無線により通信する。
[0037]
 制御部220は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)221、及び記憶装置であるプログラムメモリ222などのハードウェア資源を備え、これらのハードウェア資源を用いて、プログラムメモリ222に記憶されるプログラムを実行することにより各種処理を実現する。演算処理装置は、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)及びコプロセッサなどを含んで構成されてもよいが、これらに限定されない。
[0038]
 プログラムメモリ222は、制御部220により実行される各種処理に必要なデータ及びプログラムを記憶する。プログラムメモリ222は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、又はRAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成される。プログラムメモリ222は、制御部220が各種プログラムを実行する際のワーキングメモリとしても機能する。プログラムメモリ222は、制御部220により実行される各種処理に必要なデータの1つとして、例えば、撮影装置100から受信する検証用データ222eを記憶する。
[0039]
 プログラムメモリ222には、図6に示すように、イベント検知プログラム222a、データ格納プログラム222b、オフセット値更新プログラム222c、オフセット値更新時参照データ222d、検証用データ222e及び管理者情報222fが記憶される。
[0040]
 イベント検知プログラム222aは、撮影装置100から受信する検証用データ222eに含まれるシーン変化量14の値と閾値との比較結果、検証用データ222eに含まれる人感センサデータ15の値と閾値との比較結果、及び検証用データ222eに含まれる音圧センサデータ16の値と閾値との比較結果に基づいて、監視場所の異常(イベント)を検知する処理を実行するための機能を提供する。イベント検知プログラム222aは、イベント検知部の一例である。
[0041]
 具体的には、イベント検知プログラム222aが実行されることにより、次の処理が実現される。検証用データ222eが受信されると、シーン変化量オフセット値300aが外部記憶装置300から取得され、検証用データに含まれるシーン変化量の値からシーン変化量オフセット値300aが減算される。シーン変化量オフセット値300aを減算した後のシーン変化量の値が1以上であるかが判定され、1以上であると判定されれば、登録管理者(ユーザ端末400)にメールが送信される。続いて、受信された検証用データ222eに対応する録画データの送信指示が撮影装置100に送信される。一方、シーン変化量オフセット値300aが減算された後のシーン変化量の値が1以上ではない場合には、人感センサオフセット値300bが外部記憶装置300から取得され、検証用データ222eに含まれる人感センサデータ15の値から人感センサオフセット値300bが減算される。人感センサオフセット値300bが減算された後の人感センサデータ15の値が1以上であるかが判定され、1以上であると判定されれば、登録管理者(ユーザ端末400)にメールが送信される。続いて、受信された検証用データ222eに対応する録画データの送信指示が撮影装置100に送信される。一方、人感センサオフセット値300bが減算された後の人感センサデータ15の値が1以上ではない場合には、音圧センサオフセット値300cが外部記憶装置300から取得され、検証用データ222eに含まれる音圧センサデータ16の値から音圧センサオフセット値300cが減算される。音圧センサオフセット値300cが減算された後の音圧センサデータ16の値が1以上であるかが判定され、1以上であると判定されれば、登録管理者(ユーザ端末400)にメールが送信される。続いて、受信された検証用データ222eに対応する録画データの送信指示が撮影装置100に送信される。一方、音圧センサオフセット値300cが減算された後の音圧センサデータ16の値が1以上ではない場合には、該当する検証用データ222eについての処理が終了される。上記送信指示には、検証用データ222eに含まれるプロファイル11が含められる。撮影装置100では、送信指示に含まれるプロファイル11の情報(例えば、時刻、設置場所など)に基づいて、送信指示に対応する録画データ115aの検索が行われる。
[0042]
 データ格納プログラム222bは、撮影装置100から受信する録画データ115aを外部記憶装置300に格納する処理を実行するための機能を提供する。具体的には、データ格納プログラム222bが実行されることにより、次の処理が実現される。イベント検知プログラム222aにより撮影装置100に送信された録画データ115aの送信指示に対して、該当時刻(検証用データ222eのプロファイル11に含まれる時刻)の録画データ115aが受信されると、受信された録画データが外部記憶装置300に格納される。また、撮影装置100から緊急時に対応した録画データ115aが受信されると、受信された録画データが外部記憶装置300に格納される。データ格納プログラム222bは、録画データ格納部の一例である。
[0043]
 オフセット値更新プログラム222cは、オフセット値更新時参照データ222dに基づいて、シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cを更新する処理を実行するための機能を提供する。具体的には、オフセット値更新プログラム222cが実行されることにより、次の処理が実現される。オフセット値の更新が決定された場合には、外部記憶装置300からシーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cの初期値が取得される。オフセット値更新時参照データ222dから、検証用データ222eのプロファイル11に含まれる設置場所及び時刻に対応する調整値が取得される。シーン変化量、人感センサ、及び音圧センサのそれぞれの初期値に対して、対応する調整値を乗算した値が、該当の時間帯におけるオフセット値に設定されることにより、オフセット値が更新される。オフセット値の初期値は、検証用データ222eに含まれる非物理量の平均値の総和から予め求められる。シーン変化量の値、人感センサの検出値、及び音圧センサの検出値は非物理量の一例である。例えば、12時に対応するシーン変化量のオフセット値は、12時を基準として前後30分間のシーン変化量の平均値の総和に対して、撮影装置100の設置場所及び時間帯に対応する調整値を乗算することにより算出される。人感センサのオフセット値、及び音圧センサのオフセット値についても、上述したシーン変化量のオフセット値の更新方法と同様の方法により算出される。
[0044]
 オフセット値更新時参照データ222dは、オフセット値更新プログラム222cによるオフセット値の更新処理に用いられる。オフセット値更新時参照データ222dには、例えば、撮影装置100の設置場所及び時間帯に対応した調整値(倍率)が設定される。例えば、商業用ビルの11時~16時の時間帯は3~5倍、商業用ビルの18時~22時の時間帯は2倍などの調整値が設定される。シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cを算出する際に用いる調整値は、データ種別に関係なく同一の値であってもよいし、データの種別ごとに異なる値であってもよい。
[0045]
 検証用データ222eは、撮影装置100から一定時間ごとに送信されるデータである。検証用データ222eは、イベント検知プログラム222aによる処理の完了に伴って、その都度、プログラムメモリ222から削除されるようにしてもよいし、一度にまとめて削除されるようにしてもよい。
[0046]
 管理者情報222fには、監視場所の異常(イベント)の発生を連絡するためのユーザ端末400のメールアドレスの情報が含まれる。
[0047]
[実施例1に係る処理]
 図7~10を用いて、実施例1に係る処理の流れを説明する。図7は、実施例1に係るシーン変化量算出処理の流れを示すフローチャートである。図8及び図9は、実施例1に係るイベント検知処理の流れを示すフローチャートである。図10は、実施例1に係るオフセット値更新処理の流れを示すフローチャートである。
[0048]
[シーン変化量算出処理]
 まず、図7を用いて、撮影装置100において実行されるシーン変化量算出処理の流れを説明する。図7に示すシーン変化量算出処理は、CPU121がシーン変化量検知プログラム122aを実行することによって実現される。
[0049]
 図7に示すように、撮影装置100は、最新の映像差分フレーム13を取得したかを判定する(ステップS101)。撮影装置100は、判定の結果、最新の映像差分フレーム13を取得した場合には(ステップS101,Yes)、ワーキングメモリ122から直前に受信した映像差分フレーム13のデータサイズを取得する(ステップS102)。
[0050]
 続いて、撮影装置100は、ステップS101で取得した最新の映像差分フレーム13(現フレーム)のデータサイズと、ステップS102で取得した直前のフレームのデータサイズの差分を算出する(ステップS103)。
[0051]
 続いて、撮影装置100は、ステップS103で算出した差分が閾値を超えているかを判定する(ステップS104)。
[0052]
 撮影装置100は、判定の結果、ステップS103で算出した差分が閾値を超えている場合には(ステップS104,Yes)、シーン変化量14の値をインクリメント(+1)する(ステップS105)。続いて、撮影装置100は、現フレームのデータサイズを、直前のフレームのデータサイズとして更新する(ステップS106)。
[0053]
 ステップS104において、撮影装置100は、判定の結果、ステップS103で算出した差分が閾値を超えていない場合には(ステップS104,No)、シーン変化量14の値をインクリメントせずに、上記ステップS106の処理手順に移る。
[0054]
 続いて、撮影装置100は、処理対象となる全ての映像差分フレーム13について処理を完了しているかを判定する(ステップS107)。例えば、1秒間に30フレームのデジタル画像がエンコード部108bから取得される場合には、30フレームのデジタル画像について処理が完了したかを判定する。
[0055]
 撮影装置100は、判定の結果、処理対象となる全ての映像差分フレーム13について処理を完了している場合には(ステップS107,Yes)、図7に示す処理を終了する。これとは反対に、撮影装置100は、判定の結果、処理対象となる全ての映像差分フレーム13について処理を完了していない場合には(ステップS107,No)、上記ステップS101の処理手順に戻る。
[0056]
 上記ステップS101において、撮影装置100は、判定の結果、最新の映像差分フレーム13を取得しない場合には(ステップS101,No)、上記ステップS107の処理手順に移る。
[0057]
[イベント検知処理(実施例1)]
 続いて、図8及び図9を用いて、情報処理装置200において実行されるイベント検知処理の流れを説明する。図8及び図9に示すイベント検知処理は、CPU221がイベント検知プログラム222aを実行することによって実現される。
[0058]
 図8に示すように、情報処理装置200は、検証用データ222eを受信したかを判定する(ステップS201)。
[0059]
 情報処理装置200は、判定の結果、検証用データ222eを受信した場合には(ステップS201,Yes)、シーン変化量オフセット値300aを取得する(ステップS202)。
[0060]
 続いて、情報処理装置200は、検証用データ222eに含まれるシーン変化量14の値からシーン変化量オフセット値300aを減算する(ステップS203)。続いて、情報処理装置200は、ステップS203における減算結果が1以上であるかを判定する(ステップS204)。
[0061]
 情報処理装置200は、判定の結果、減算結果が1以上である場合には(ステップS204,Yes)、監視場所に異常が検知されたものと判定し、登録管理者(ユーザ端末400)にメールを送信する(ステップS205)。続いて、情報処理装置200は、撮影装置100に該当時刻(検証用データ222eのプロファイル11に含まれる時刻)の録画データの送信指示を送信する(ステップS206)。情報処理装置100は、録画データを受信したかを判定する(ステップS207)。
[0062]
 情報処理装置200は、判定の結果、録画データを受信していない場合には(ステップS207,No)、録画データが受信されるまで待機し、ステップS207の判定を繰り返す。
[0063]
 一方、情報処理装置200は、判定の結果、録画データを受信した場合には(ステップS207,Yes)、受信した録画データを外部記憶装置300に格納し(ステップS208)、イベント検知処理を終了する。
[0064]
 ステップS204において、情報処理装置200は、判定の結果、減算結果が1以上ではない場合には(ステップS204,No)、人感センサオフセット値300bを取得する(ステップS209)。
[0065]
 続いて、情報処理装置200は、検証用データ222eに含まれる人感センサデータ15の値から人感センサオフセット値300bを減算する(ステップS210)。続いて、情報処理装置200は、ステップS210における減算結果が1以上であるかを判定する(ステップS211)。
[0066]
 情報処理装置200は、判定の結果、減算結果が1以上である場合には(ステップS211,Yes)、上記ステップS205の処理手順に移る。これとは反対に、情報処理装置200は、判定の結果、減算結果が1以上ではない場合には(ステップS211,No)、音圧センサオフセット値300cを取得する(ステップS212)。
[0067]
 続いて、情報処理装置200は、検証用データ222eに含まれる音圧センサデータ16の値から音圧センサオフセット値300cを減算する(ステップS213)。続いて、情報処理装置200は、ステップS213における減算結果が1以上であるかを判定する(ステップS214)。
[0068]
 情報処理装置200は、判定の結果、減算結果が1以上である場合には(ステップS214,Yes)、上記ステップS205の処理手順に移る。これとは反対に、情報処理装置200は、判定の結果、減算結果が1以上ではない場合には(ステップS214,No)、イベント検知処理を終了する。
[0069]
 ステップS201において、情報処理装置200は、判定の結果、検証用データ222eを受信していない場合には(ステップS201,No)、イベント検知処理を終了する。
[0070]
 図8に示す例では、登録管理者にメールを送信する場合(ステップS205)を説明したが、メールを送信する処理手順を含めなくてもよい。図8及び図9に示す例では、シーン変化量14、人感センサデータ15、音圧センサデータ16の順に処理を行う例を説明したが、これには限定されず、シーン変化量14、人感センサデータ15、音圧センサデータ16の処理の順序を変更してもよい。
[0071]
[オフセット値更新処理]
 続いて、図10を用いて、情報処理装置200において実行されるオフセット値更新処理の流れを説明する。図10に示すオフセット値更新処理は、CPU221がオフセット値更新プログラム222cを実行することによって実現される。
[0072]
 図10に示すように、情報処理装置200はオフセット値の更新を実行するかを判定する(ステップS301)。例えば、情報処理装置200は、検証用データ222eのプロファイル11に記録された時刻に基づいて、現在設定中のオフセット値を、現在の時間帯に応じて更新すべきかを判定する。
[0073]
 情報処理装置200は、判定の結果、オフセット値の更新を実行する場合には(ステップS301,Yes)、シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cを取得する(ステップS302)。続いて、情報処理装置200は、オフセット値更新時参照データ222dを取得する(ステップS303)。
[0074]
 情報処理装置200は、オフセット値更新時参照データ222dに基づいて、シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cをそれぞれ更新する(ステップS304)。
[0075]
 続いて、情報処理装置200は、オフセット値更新処理を終了するかを判定する(ステップS305)。
[0076]
 情報処理装置200は、判定の結果、オフセット値更新処理を終了する場合には(ステップS305,Yes)、シーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b、及び音圧センサオフセット値300cを初期値に戻し(ステップS306)、オフセット値更新処理を終了する。これとは反対に、情報処理装置200は、判定の結果、オフセット値更新処理を終了しない場合には(ステップS305,No)、上記ステップS301の処理手順に戻る。
[0077]
[実施例1による効果]
 上述してきたように、実施例1では、情報処理装置200は、監視場所の異常を検知した場合に、監視場所の録画データの送信指示を撮影装置100に送信し、撮影装置100から受信した録画データを外部記憶装置300に格納する。このため、実施例1によれば、監視場所の異常があるときの録画データのみを記録することができるので、監視場所の録画データの通信費用及び管理費用などのランニングコストの負担をできるだけ軽減することができる。
[0078]
 また、実施例1では、情報処理装置200は、シーン変化量、人感センサ、音圧センサの少なくとも1つのデータから監視場所の異常が検知された場合には、監視場所の録画データの送信指示を撮影装置100に送信する。このため、実施例1によれば、監視場所の状況に変化がある場合には、できるだけ録画データを記憶することができる。
[0079]
 また、実施例1では、情報処理装置200は、シーン変化量、人感センサ、音圧センサから対応するオフセット値を減算した値に基づいて監視場所の異常を検知する処理を実行する。このため、実施例1によれば、できるだけ精度よく監視場所の状況に変化を検出することができる。
実施例 2
[0080]
 上記の実施例1では、シーン変化量、人感センサ、音圧センサの少なくとも1つのデータから監視場所の異常が検知された場合には、監視場所の録画データの送信指示を撮影装置100に送信する例を説明した。しかしながら、この例に限定されるものではなく、シーン変化量、人感センサ、音圧センサのすべてのデータに基づいて監視場所の異常が検知された場合には、監視場所の録画データの送信指示を撮影装置100に送信するようにしてもよい。以下の実施例2では、図11及び図12を用いて、実施例2に係る処理について説明する。図11は、実施例2に係るイベント検知処理の流れを示すフローチャートである。図12は、実施例2に係るイベント検知処理の判定結果の例を示す図である。
[0081]
[イベント検知処理(実施例2)]
 図11に示すように、情報処理装置200は、検証用データ222eを受信したかを判定する(ステップS401)。
[0082]
 情報処理装置200は、判定の結果、検証用データ222eを受信した場合には(ステップS401,Yes)、シーン変化量オフセット値300aを取得する(ステップS402)。
[0083]
 続いて、情報処理装置200は、検証用データ222eに含まれるシーン変化量14の値からシーン変化量オフセット値300aを減算する(ステップS403)。続いて、情報処理装置200は、人感センサオフセット値300bを取得し(ステップS404)、検証用データ222eに含まれる人感センサデータ15の値から人感センサオフセット値300bを減算する(ステップS405)。続いて、情報処理装置200は、音圧センサオフセット値300cを取得し(ステップS406)、検証用データ222eに含まれる音圧センサデータ16の値から音圧センサオフセット値300cを減算する(ステップS407)。
[0084]
 続いて、情報処理装置200は、ステップS403、ステップS405、ステップS407において算出された値を合算する(ステップS408)。
[0085]
 続いて、情報処理装置200は、ステップS408の合算結果が1以上であるかを判定する(ステップS409)。
[0086]
 情報処理装置200は、判定の結果、ステップS408の合算結果が1以上である場合には(ステップS409,Yes)、図8に示すステップS205の処理手順に移る。情報処理装置200は、シーン変化量14の値からシーン変化量オフセット値300aを減算した値、人感センサデータ15の値から人感センサオフセット値300bを減算した値、及び音圧センサデータ16の値から音圧センサオフセット値300cを減算した値を合計した結果が1を超える場合には、監視場所に異常があるという判定結果を導出する。図12は、1~24時の各時刻に対応するシーン変化量14、人感センサデータ15及び音圧センサデータ16の各値と、各時刻に対応するシーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b及び音圧センサオフセット値300cと、各時刻に対応する判定結果との対応関係の一例を示す。例えば、1時に対応するシーン変化量14、人感センサデータ15及び音圧センサデータ16の各値の総和から、1時に対応するシーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b及び音圧センサオフセット値300cの各値を減算した値は「-2」となって「0」に正規化されるが、「1」を超えないので、監視場所に異常がないという判定結果が導出される。一方、例えば、23時に対応するシーン変化量14、人感センサデータ15及び音圧センサデータ16の各値の総和から、23時に対応するシーン変化量オフセット値300a、人感センサオフセット値300b及び音圧センサオフセット値300cの各値を減算した値は「2」となって「1」を超えるので、監視場所に異常があるという判定結果が導出される。図12に示す例では、上記判定の結果、例えば、「23時」及び「24時」に監視場所に異常があるという判定結果が導出される。
[0087]
 情報処理装置200は、判定の結果、ステップS408の合算結果が1以上ではない場合には(ステップS409,No)、イベント検知処理を終了する。
[0088]
 ステップS401において、情報処理装置200は、判定の結果、検証用データ222eを受信していない場合には(ステップS401,No)、イベント検知処理を終了する。
[0089]
[実施例2による効果]
 上述してきたように、実施例2では、情報処理装置200は、シーン変化量、人感センサ、音圧センサのすべてのデータに基づいて監視場所の異常が検知された場合には、監視場所の録画データの送信指示を撮影装置100に送信する。このため、実施例2によれば、実施例1で説明したイベント検知処理よりも、監視場所の異常の検知にゆとりを持たせることができ、監視場所の録画データの通信費用及び管理費用などのランニングコストの負担をより軽減できる。
[0090]
 上記の実施例において、情報処理装置200は、ユーザ装置400から受信するリクエストに応じて、録画データの送信を撮影装置100に指示するようにしてもよい。具体的には、情報処理装置200は、ユーザ端末400から録画データの送信依頼を受信すると、送信依頼に対応する録画データの送信指示を撮影装置100に送信する。情報処理装置200は、ユーザ装置400から録画データを受信すると、受信した録画データを外部記憶装置300に格納するとともに、ユーザ端末400に対して、録画データの閲覧可能である旨のメッセージを送信する。
[0091]
 なお、上記の実施例で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、上記の実施例で示したプログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと統合されていてもよい。また、情報処理装置200の機能を複数の装置に適宜分散させてもよい。

符号の説明

[0092]
 1 ネットワーク
 100 撮影装置
 106 撮像素子
 107 キャプチャ部
 108a~108c エンコード部
 109 時刻器
 110 入力処理部
 111 人感センサ
 112 音圧センサ
 113 熱感知センサ
 114 通信部
 115 録画メモリ
 120 制御部
 121 CPU
 122 プログラムメモリ
 200 情報処理装置
 210 通信部
 220 制御部
 221 CPU
 222 プログラムメモリ
 300 外部記憶装置
 400 ユーザ端末

請求の範囲

[請求項1]
 監視場所の録画データを取得する撮影装置と、前記録画データの記録を制御する情報処理装置と、前記録画データを記憶する外部記憶装置を含んで構成される監視システムであって、
 前記撮影装置は、
 前記監視場所の非物理量を検出する第1のセンサ及び第2のセンサと、
 前記録画データを構成するフレーム間のデータサイズを比較することにより、前記データサイズの変化に応じた評価値を算出する算出部と、
 前記録画データ、前記録画データのプロファイル、前記録画データに対応する前記評価値、前記録画データに対応する前記第1のセンサの検出値、及び前記録画データに対応する前記第2のセンサの検出値を相互に関連付けて記憶部に格納するデータ格納部と、
 前記録画データの中から、前記プロファイル、前記評価値、前記第1のセンサの検出値、及び前記第2のセンサの検出値を検証用データとして前記情報処理装置に送信する検証用データ送信部と、
 前記情報処理装置から前記録画データの送信指示を受信した場合に、当該送信指示に含まれる前記プロファイルに基づいて前記記憶部から前記録画データを取得し、取得した前記録画データを前記情報処理装置に送信する録画データ送信部と
 を有し、
 前記情報処理装置は、
 前記撮影装置から受信する前記検証用データに含まれる前記評価値と閾値との比較結果、前記検証用データに含まれる前記第1のセンサの検出値と閾値との比較結果、及び前記検証用データに含まれる前記第2のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行するイベント検知部と、
 前記撮影装置から受信する前記録画データを前記外部記憶装置に格納する録画データ格納部と
 を有し、
 前記イベント検知部は、前記監視場所の異常を検知した場合に、前記プロファイルに基づいて前記録画データの送信指示を前記撮影装置に送信することを特徴とする監視システム。
[請求項2]
 前記イベント検知部は、前記撮影装置から受信する前記検証用データに含まれる前記評価値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行し、前記評価値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常が検知されなかった場合には、続いて、前記検証用データに含まれる前記第1のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行し、前記第1のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常が検知されなかった場合には、続いて、前記検証用データに含まれる前記第2のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
[請求項3]
 前記イベント検知部は、前記評価値と閾値との比較、前記第1のセンサの検出値と閾値との比較、及び前記第2のセンサの検出値と閾値との比較をすべて実行し、すべての比較結果に基づいて、前記監視場所の異常の検知を実行することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
[請求項4]
 前記外部記憶装置は、
 前記評価値、前記第1のセンサの検出値及び前記第2のセンサの検出値のそれぞれに対応するオフセット値を記憶し、
 前記イベント検知部は、前記外部記憶装置から前記第1のセンサの検出値及び前記第2のセンサの検出値のそれぞれに対応するオフセット値をそれぞれ取得し、前記評価値、前記第1のセンサの検出値及び前記第2のセンサの検出値のそれぞれから、対応する前記オフセット値を減算した後、閾値との比較を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の監視システム。
[請求項5]
 監視場所の録画データを取得する撮影装置と、前記録画データの記録を制御する情報処理装置と、前記録画データを記憶する外部記憶装置を含んで構成される監視システムにより実行される監視方法であって、
 前記撮影装置に、
 前記監視場所の非物理量を検出するステップと、
 前記録画データを構成するフレーム間のデータサイズを比較することにより、前記データサイズの変化に応じた評価値を算出するステップと、
 前記録画データ、前記録画データのプロファイル、前記録画データに対応する前記評価値、前記録画データに対応する前記第1のセンサの検出値、及び前記録画データに対応する前記第2のセンサの検出値を相互に関連付けて記憶部に格納するステップと、
 前記録画データの中から、前記プロファイル、前記評価値、前記第1のセンサの検出値、及び前記第2のセンサの検出値を検証用データとして前記情報処理装置に送信するステップと、
 前記情報処理装置から前記録画データの送信指示を受信した場合に、当該送信指示に含まれる前記プロファイルに基づいて前記記憶部から前記録画データを取得し、取得した前記録画データを前記情報処理装置に送信するステップと
 を実行させ、
 前記情報処理装置に、
 前記撮影装置から受信する前記検証用データに含まれる前記評価値と閾値との比較結果、前記検証用データに含まれる前記第1のセンサの検出値と閾値との比較結果、及び前記検証用データに含まれる前記第2のセンサの検出値と閾値との比較結果に基づいて前記監視場所の異常の検知を実行するステップと、
 前記監視場所の異常を検知した場合には、前記プロファイルに基づいて前記録画データの送信指示を前記撮影装置に送信するステップと、
 前記撮影装置から受信する前記録画データを前記外部記憶装置に格納するステップと
 を実行させることを特徴とする監視方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]