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1. WO2017131118 - OPTICAL FIBER CABLE

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明 細 書

発明の名称 光ファイバケーブル

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

0004  

図面の簡単な説明

0005  

発明を実施するための形態

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032  

符号の説明

0033  

請求の範囲

1   2   3   4  

図面

1   2   3   4  

明 細 書

発明の名称 : 光ファイバケーブル

技術分野

[0001]
 本発明は、光ファイバケーブルに関する。
 本出願は、2016年1月28日出願の日本出願特願2016-014480号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。

背景技術

[0002]
 特許文献1には、複数本の光ファイバ心線が並列に配置された複数枚の光ファイバテープ心線と、該光ファイバテープ心線を1又は複数枚収容するためのSZ状に形成された複数条のスロット溝を有するスロットロッドと、該スロットロッドの周囲に巻き付けられた上巻テープと、該上巻テープで覆ったスロットロッドの外側を被覆する外被と、を備えた光ファイバケーブルが記載されている。特許文献2には、スロットロッドが無いスロットレス型の光ファイバケーブルが記載されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 日本国特開2014-211511号公報
特許文献2 : 日本国特開2010-8923号公報

発明の概要

[0004]
 本開示の一態様に係る光ファイバケーブルは、複数枚の光ファイバテープ心線を有する光ユニットと、
 前記光ユニットが収納されたスロット溝を複数有するスロットロッドと、
 前記スロットロッドの外側を覆うケーブル外被と、を備えた光ファイバケーブルであって、
 前記光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバ心線が並列に配置された状態で、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられており、
 外径が35mm以下で、1つの前記スロット溝に収納された前記光ユニットにおける前記光ファイバ心線の心数が100以上である。

図面の簡単な説明

[0005]
[図1] 本開示の一態様に係る光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。
[図2] 12心の間欠連結型光ファイバテープ心線の平面図である。
[図3] 本開示の一態様に係る光ファイバケーブルの光ユニットにおけるサブユニットの模式図である。
[図4] 従来のスロット型光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。

発明を実施するための形態

[0006]
[本開示が解決しようとする課題]
 スロットレス型の光ファイバケーブルは、スロットロッドが無い分、スロット型の光ファイバケーブルに対して、収容する光ファイバ心線の密度を高くすることができる。しかし、光ファイバ心線が多心になる程、光ファイバケーブルの中間分岐時などで光ファイバテープ心線を取り出す際に、該光ファイバテープ心線を識別する識別性に問題がある。
 これに対して、スロット型の光ファイバケーブルは、スロット溝毎に光ファイバテープ心線を取り出すことができるため、光ファイバテープ心線の識別性は良いが、スロットロッドを形成する部材がケーブル内の空間を占めているため、高密度化が難しい。
[0007]
 そこで、本開示の目的は、スロット型の多心の光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ心線を高密度実装することができる光ファイバケーブルを提供することにある。
[0008]
[本開示の効果]
 本開示によれば、スロット型の多心の光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ心線を高密度実装することができる。
[0009]
[本発明の実施形態の説明]
 最初に本発明の実施形態を列記して説明する。
 本発明の実施形態に係る光ファイバケーブルは、
 (1) 複数枚の光ファイバテープ心線を有する光ユニットと、
 前記光ユニットが収納されたスロット溝を複数有するスロットロッドと、
 前記スロットロッドの外側を覆うケーブル外被と、を備えた光ファイバケーブルであって、
 前記光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバ心線が並列に配置された状態で、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられており、
 外径が35mm以下で、1つの前記スロット溝に収納された前記光ユニットにおける前記光ファイバ心線の心数が100以上である。
[0010]
 上記(1)の光ファイバケーブルは、光ファイバテープ心線が連結部と非連結部とが間欠的に設けられた間欠連結型であるので、光ファイバケーブルが曲げられた際に、光ファイバテープ心線に発生する歪を緩和することができ、伝送特性の悪化を防ぐことができる。このような間欠連結型の光ファイバテープ心線を複数枚まとめて光ユニットとしているので、伝送特性を悪化させずに、高密度化させることができ、外径が35mm以下であっても、1つのスロット溝に収納された光ユニットにおける光ファイバ心線の心数を100以上とすることができる。したがって、光ファイバテープ心線の識別性が良いスロット型の多心の光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ心線を高密度実装することができる。
[0011]
 (2) 前記光ファイバケーブルに含まれる前記光ファイバ心線の心数の密度は、前記光ファイバケーブルの断面において、2.4心/mm 以上である。
 間欠連結型の光ファイバテープ心線を用いることにより、光ファイバケーブルに含まれる光ファイバ心線の心数の密度を、光ファイバケーブルの断面において、2.4心/mm 以上にすることができ、スロット型の光ファイバケーブルであっても、多数の光ファイバ心線を高密度で実装することができる。
[0012]
 (3) 前記光ユニットは、前記光ファイバテープ心線が撚られた状態のサブユニットを複数有する。
 光ファイバテープ心線は、サブユニット毎に撚られた状態で収納されているので、光ファイバテープ心線を取り出す際の識別性がよくなる。
[0013]
 (4) 前記サブユニットにはバンドル材が巻かれている。
 サブユニットには識別用のバンドル材が巻かれているので、サブユニットの識別が容易にできる。
[0014]
[本発明の実施形態の詳細]
 本発明の実施形態に係る光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
 なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[0015]
 図1は、本実施形態に係る光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。図2は、12心の間欠連結型光ファイバテープ心線の平面図である。図3は、本実施形態に係る光ファイバケーブルの光ユニットにおけるサブユニットの模式図である。
[0016]
 図1に示すように、光ファイバケーブル1は、光ユニット2(サブユニット7の集合体)と、光ユニット2が収納されたスロット溝3を複数有するスロットロッド4と、スロットロッド4の外側を覆うケーブル外被5と、を備えている。
[0017]
 スロットロッド4は、テンションメンバ6を中央部に備えており、外面側に一方向撚り、或いはSZ撚りで放射状に配された複数のスロット溝3(図1の例では6条)が設けられた構造となっている。
[0018]
 光ユニット2は、複数枚の光ファイバテープ心線10を有している。
 光ファイバテープ心線10は、図2に示すように、複数(図2の例では、12本)の光ファイバ心線11A~11Lが並列に配置されている。この光ファイバ心線11A~11Lは、単心の被覆光ファイバである。なお、光ファイバ心線11A~11Lは、光ファイバ心線同士を識別できるように、それぞれ異なる色に被覆が着色されていてもよい。
[0019]
 光ファイバテープ心線10は、間欠連結型の光ファイバテープ心線であり、複数の光ファイバ心線が並列に配置された状態で、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部12と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部13とが長手方向に間欠的に設けられている。このように、連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている箇所は、図2に示すように一部の光ファイバ心線間であってもよく、または、全ての光ファイバ心線間であってもよい。図2に示す例では、光ファイバ心線11Aと11B、11Cと11D、11Eと11F、11Gと11H、11Iと11J、11Kと11L、の各線間には非連結部13が設けられていない。
[0020]
 光ファイバテープ心線10は、例えば、紫外線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等の連結樹脂を、間欠的に光ファイバ心線間に塗布することで連結部12と非連結部13とを間欠的に形成するようにして作製してもよい。なお、上記連結樹脂は、光ファイバ心線の単心分離の作業を容易にするため、剥離性の良い樹脂としてもよい。
 或いは、複数の光ファイバ心線11A~11Lに連結樹脂を塗布して、全ての光ファイバ心線を連結させてから、回転刃等で一部を切断して非連結部13を作ることで、間欠連結型の光ファイバテープ心線10を作製してもよい。
[0021]
 そして、本実施形態に係る光ファイバケーブル1は、外径が35mm以下であって、1つのスロット溝3に収納された光ユニット2における光ファイバ心線の心数が100以上である。
[0022]
 以上の本実施形態に係る光ファイバケーブル1では、光ファイバテープ心線10は、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部12と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部13とが長手方向に間欠的に設けられている間欠連結型である。これにより、光ファイバケーブル1が曲げられた際に、光ファイバテープ心線10に発生する歪を緩和することができ、伝送特性の悪化を防ぐことができる。このような間欠連結型の光ファイバテープ心線10を複数枚まとめて光ユニット2とすることで、伝送特性を悪化させずに、外径が35mm以下であっても、1つのスロット溝3に収納された光ユニット2における光ファイバ心線の心数を100以上とすることができる。したがって、光ファイバテープ心線10の識別性が良いスロット型の多心の光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ心線を高密度実装することができる。なお、本実施形態に係る光ファイバケーブル1は、特に、1000心以上の多心ケーブルに好適である。
[0023]
 また、後述の実施例に示すように、光ファイバケーブル1に含まれる光ファイバ心線の心数の密度は、光ファイバケーブル1の断面において、2.4心/mm 以上であることが好ましい。間欠連結型の光ファイバテープ心線を用いることにより、光ファイバ心線の心数の密度を2.4心/mm 以上にすることができ、スロット型の光ファイバケーブルであっても、多数の光ファイバ心線を高密度で実装することができる。
[0024]
 また、光ユニット2は、光ファイバテープ心線10が撚られた状態のサブユニット7(図3参照)を複数設けるようにしてもよい。図1の例では、サブユニット7は、光ファイバテープ心線10を6枚撚り合わせた状態で設けられている。このように、光ファイバテープ心線10は、サブユニット7毎に撚られた状態で収納されているので、光ファイバテープ心線10を取り出す際の識別性がよくなる。
[0025]
 また、サブユニット7には、バンドル材8が巻かれていてもよい。サブユニット7にバンドル材8が巻かれていることにより、サブユニット7の識別が容易にできる。なお、バンドル材8の色を変えることにより、より識別性を上げることも可能である。
[0026]
[実施例]
 次に、本実施形態の光ファイバケーブルについて、具体的な実施例を挙げて以下説明する。
 本発明の光ファイバケーブルに好適な1000心以上の多心ケーブルの実施例1、2として、図1で示した構造に基づく光ファイバケーブルを試作した。また、比較例として、図4に示す構造のスロット型光ファイバケーブルを試作した。なお、図4は、従来のスロット型光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。
[0027]
(実施例1)
 図2で示した12心の間欠連結型の光ファイバテープ心線10を6枚用いて、撚り合わせ設備を用いて撚りピッチ500mmで撚り合わせて、72心のサブユニット7を形成した。そして、集合機を用いて、図1で示したスロット型の光ファイバケーブル1の6つのスロット溝3に、上記のようにして形成したサブユニット7を4本ずつ収納することで、1728心の光ファイバケーブルを作製した。なお、光ファイバテープ心線10の撚り合わせとスロット溝3への収納は同一工程で行ってもよい。また、スロット溝3の撚り方向は一方向撚りでもよいし、SZ撚りでもよい。
[0028]
(実施例2)
 実施例2は、各スロット溝3にサブユニット7を8本ずつ収納すること以外は、実施例1と同様にして、3456心の光ファイバケーブルを作製した。
[0029]
(比較例)
 従来のスロット型光ファイバケーブルにおける最多心ケーブルである、図4に示す1000心の一方向撚り(HL撚り)テープスロット型の光ファイバケーブル101を比較例とした。光ファイバケーブル101は、光ファイバ心線8本が並列して連結された(間欠連結型ではない)8心の光ファイバテープ心線102を全部で125枚用いている。光ファイバケーブル101は、光ファイバテープ心線102が複数枚(10枚または5枚)収納されたスロット溝103を13条有するスロットロッド104を備える。さらに、スロットロッド104の外側を覆うケーブル外被105と、中央部に設けられたテンションメンバ106とを備えている。光ファイバケーブル101では、1つのスロット溝103に収納された光ファイバ心線の心数は80以下である。
[0030]
 比較例の光ファイバケーブル101の外径は23.5mm、ケーブル断面における単位面積当たりの光ファイバ心線の心密度(心数/ケーブル断面積)は2.3心/mm である。
 これに対して、実施例1の1728心の光ファイバケーブルにおける単位面積当たりの光ファイバ心線の心密度は、3.3心/mm である。また、実施例2の3456心の光ファイバケーブルにおける単位面積当たりの光ファイバ心線の心密度は、3.8心/mm である。
 上記のように、実施例1、2の光ファイバケーブル1では、従来の光ファイバケーブル101(比較例)に対して、単位面積当たりの光ファイバ心線の心密度を上げられることが分かる。
 なお、光ファイバの心密度が大きくなりすぎると伝送特性が悪化するため、その上限値は、7心/mm 程度とすることが好ましい。
[0031]
 なお、比較例の光ファイバケーブル101は、連結された光ファイバテープ心線を用いているため、1つの溝内の心数を多くすることができない。また、スロットロッドのスロット溝数を増やすことにより、スロット溝内の光ファイバテープ心線を識別できるようにしているため、スロットロッドがケーブル内の空間に占める割合が大きくなる。このため、スロットロッド104がケーブル内の空間を占める割合(スロット占有比率)は38.5%である。これに対して、実施例1、2は、間欠連結型の光ファイバテープ心線を用いているため、一つのスロット溝内の心数を増やすことができる。また、間欠連結型の光ファイバテープ心線は変形が容易であり、スロット溝の断面積を大きくして詰め込むことも可能である。このため、そのスロット占有比率は、25.7%にまで小さくすることができる。スロット占有比率が小さい程、光ファイバ心線を高密度実装することができるので、実施例1、2の光ファイバケーブル1の構造は、高密度実装に適しており、上記した心密度とすることができる。
[0032]
 さらに、実施例1、2の光ファイバケーブル1において、スロット溝3内に複数のサブユニット7で光ファイバ心線を実装することにより、サブユニットが無い構成に比べ、個々の光ファイバ心線の識別性を上げることができる。

符号の説明

[0033]
 1 光ファイバケーブル
 2 光ユニット
 3 スロット溝
 4 スロットロッド
 5 ケーブル外被
 6 テンションメンバ
 7 サブユニット
 8 バンドル材
 10 光ファイバテープ心線
 11A~11L 光ファイバ心線
 12 連結部
 13 非連結部
 101 光ファイバケーブル
 102 光ファイバテープ心線
 103 スロット溝
 104 スロットロッド
 105 ケーブル外被
 106 テンションメンバ

請求の範囲

[請求項1]
 複数枚の光ファイバテープ心線を有する光ユニットと、
 前記光ユニットが収納されたスロット溝を複数有するスロットロッドと、
 前記スロットロッドの外側を覆うケーブル外被と、を備えた光ファイバケーブルであって、
 前記光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバ心線が並列に配置された状態で、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられており、
 外径が35mm以下で、1つの前記スロット溝に収納された前記光ユニットにおける前記光ファイバ心線の心数が100以上である、光ファイバケーブル。
[請求項2]
 前記光ファイバケーブルに含まれる前記光ファイバ心線の心数の密度は、前記光ファイバケーブルの断面において、2.4心/mm 以上である、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
[請求項3]
 前記光ユニットは、前記光ファイバテープ心線が撚られた状態のサブユニットを複数有する、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
[請求項4]
 前記サブユニットにはバンドル材が巻かれている、請求項3に記載の光ファイバケーブル。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]