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1. (WO2017110587) MOTORCYCLE
Document

明 細 書

発明の名称 自動二輪車

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047  

産業上の利用可能性

0048  

符号の説明

0049  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

補正された請求の範囲(条約第19条)

1  *   2  *   3  *   4  *   5  *   6  *  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 自動二輪車

技術分野

[0001]
 本発明は、連動ブレーキシステムを備える自動二輪車に関する。

背景技術

[0002]
 自動二輪車は、前輪を制動する前輪ブレーキと、後輪を制動する後輪ブレーキを備えている。1つの操作子を操作することで、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキに制動力を与える連動ブレーキシステムを装備する自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図9)参照。)。
[0003]
 特許文献1の図9に示される連動ブレーキシステムでは、ブレーキペダル(8)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)が踏まれると、連結レバー部(8a)が、軸(9)を回転中心にして、図反時計方向に回転する。すると、連結リンク(11)を介してイコライザ(10)が図左へ移動する。この移動により、ブレーキロッド(12)が引かれ、後輪ブレーキ(BR)に制動力が付与される。
また、イコライザ(10)が図左へ移動すると、ベルクランク(13)が、軸(44)を回転中心にして、図時計方向に回転する。この回転により、連動ブレーキワイヤ(14)が引かれる。次に、ベルクランク(20)が図時計方向に回され、ブレーキワイヤ(19)が引かれ、前輪ブレーキ(BF)に制動力が付与される。
1つの操作子であるブレーキペダル(8)を操作することで、前輪ブレーキ(BF)及び後輪ブレーキ(BR)に連動して制動力を与えられる。
ところで、連結リンク(11)が略水平に延びており、その端部にイコライザ(10)が設けられ、そこに引張方向へ変換するベルクランク(20)が取付けられている。そのため連結レバー部(8a)、イコライザ(10)及びベルクランク(20)の配置スペースが必要になり、イコライザ廻りの車両前後長が大きくなる。
しかし、配置スペースが限られる二輪車においては、車両部品をコンパクトに配置することが求められている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2001-278170号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 そこで本発明は、連動ブレーキシステムを備える自動二輪車であって、イコライザ廻りの車両前後長を短くすることができる自動二輪車を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 請求項1に係る発明は、前輪ブレーキと、後輪ブレーキと、ブレーキペダルと、このブレーキペダルの操作力を前記前輪ブレーキ及び前記後輪ブレーキに分配するイコライザとを備え、
 前記ブレーキペダルは、このブレーキペダルの回転軸から上方へ延びるアーム部を一体的に備え、
 前記イコライザは、前記アーム部に第1連結部を介して直接連結され、
 前記イコライザの上端に、前記前輪ブレーキに繋がる連動ブレーキケーブルの引張方向を転換する方向転換機構のリンク部材が第2連結部を介して連結され、
 前記第1連結部と、前記第2連結部と、前記リンク部材の回転支軸と、前記リンク部材に前記連動ブレーキケーブルが連結される第3連結部とが、下から上にこの順で配置されていることを特徴とする自動二輪車を提供する。
[0007]
 請求項2に係る発明では、方向転換機構は、ケースに収納されていることを特徴とする。
[0008]
 請求項3に係る発明では、リンク部材を回転自在に支持する連結リンクと、後輪ブレーキの作動に対して前輪ブレーキの作動タイミングを遅らせるディレイスプリングとが、ケースに収納されていることを特徴とする。
[0009]
 請求項4に係る発明では、ケース内において、連動ブレーキケーブルと、連結リンクと、ディレイスプリングとが、互いに略平行になるように配置されていることを特徴とする。
[0010]
 請求項5に係る発明では、ケースに、イコライザの移動を制限するストッパ部が形成されていることを特徴とする。
[0011]
 請求項6に係る発明では、ケースの少なくとも一部は、左右方向でメインフレームとスイングアームの外側端部との間に配置されるとともに、前後方向で前記スイングアームのピボット軸とスイングアームのクロスメンバの間に配置されることを特徴とする。

発明の効果

[0012]
 請求項1に係る発明では、ブレーキペダルから上へ一体的に延びるアーム部にイコライザを直接連結した。すなわち、従来の技術で述べた連結リンク(11)を省いた。その上で、第1連結部と、第2連結部と、リンク部材の回転支軸と、リンク部材に連動ブレーキケーブルが連結される第3連結部とを、下から上にこの順で配置した。結果、イコライザ廻りは縦長構造になり、車両前後長を短くすることができる。第3連結部が上方に位置することで、下方からケーブルを上方に延ばしてフレームに沿わせる場合に比べて、上方に延ばす量が小さくでき、ケーブルに発生するフリクションを小さくすることができる。加えて、従来の技術で述べた連結リンク(11)を省いたので、部品点数の削減が図れると共に軽量化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、方向転換機構をケースに収納した。路面から方向転換機構へ向かう土砂や汚水をケースで遮断することができ、方向転換機構が汚れにくくなる。
請求項3に係る発明では、ケース内に連結リンク及びディレイスプリングをケースに収納した。これにより、各部品をコンパクトに配置できる。又、路面から連結リンク及びディレイスプリングへ向かう土砂や汚水をケースで遮断することができ、連結リンク及びディレイスプリングが汚れにくくなる。
請求項4に係る発明では、連動ブレーキケーブルと、連結リンクと、ディレイスプリングとを略平行に配置した。略平行に配置したため、収納スペースに限りがあるケースに、連動ブレーキケーブルと、連結リンクと、ディレイスプリングとを効率よく収納することができる。収納スペースを効率よく活用するため、収納スペース自体を小さくすることができ、ケースの小型化及び軽量化が図れる。
請求項5に係る発明では、ケースに、イコライザ用のストッパ部を形成した。ストッパ部でイコライザの過大な移動を抑制することで、イコライザを適正範囲で移動させることができる。
請求項6に係る発明では、ケースを左右方向でメインフレームとスイングアームの外側端部との間に配置し、かつ、前後方向で前記スイングアームのピボット軸とスイングアームのクロスメンバの間に配置したので、外観部品の変更を極力抑えつつ連動機構を自動二輪車へ適用することができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本発明に係る自動二輪車の要部右側面図である。
[図2] 本発明に係る連動ブレーキシステムの構成図である。
[図3] 連動ブレーキシステムの要部の分解斜視図である。
[図4] 連動ブレーキシステムの要部の作用説明図(ブレーキ非操作時)である。
[図5] 連動ブレーキシステムの要部の作用説明図(ブレーキディレイ時)である。
[図6] 連動ブレーキシステムの要部の作用説明図(ブレーキ操作時)である。
[図7] 本発明に係る自動二輪車の要部平面図である。

発明を実施するための形態

[0014]
 本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、図中の「前・後、左・右、上・下」はシートに座った運転者を基準にした方向を示す。
[0015]
 図1に示すように、自動二輪車10は、車両前後方向に延びる車体フレーム11の略中央に車体フレーム11の一部を構成するピボットフレーム12を備え、このピボットフレーム12に設けたピボット軸13から車両後方へ延びるスイングアーム14を備え、このスイングアーム14の後部位置に後輪15を回転自在に備えている。
[0016]
 後輪15は後輪ブレーキ16を備え、この後輪ブレーキ16はブレーキアーム17を備える。
後輪ブレーキ16は、スイングアーム14と略平行に配置される廻り止め部材18により、廻り止めが図られる。
[0017]
 車体フレーム11の後部からリヤークッション21が下げられ、このリヤークッション21でスイングアーム14の上下動が制御される。また、車体フレーム11は、後部で燃料タンク22を支持し、この燃料タンク22より前方位置にで、ラゲージボックス23を支える。このラゲージボックス23で、乗員が座るシート24が支持される。
[0018]
 ピボットフレーム12には、ブレーキペダル25が回転軸26を介して取付けられ、この回転軸26の上方位置にてケース40がビス41を用いて取付けられる。なお、ブレーキペダル25及びケース40は、ピボットフレーム12に限らず、車体フレーム11の適当な箇所に取付けることができる。
[0019]
 ブレーキペダル25は、前端に踏み面27を備え、後端に回転軸26から上方に延びるアーム部28を一体的に備えている。
[0020]
 ケース40の前部から連動ブレーキケーブル31が車体フレーム11に沿って車両前方へ延び、ケース40の後部下方からブレーキロッド32がスイングアーム14に沿って車両後方へ延びており、ブレーキロッド32の後部はブレーキアーム17に連結される。
[0021]
 図2に基づいて、連動ブレーキシステムを説明する。図2示すように、自動二輪車10は、前輪ブレーキ33と、後輪ブレーキ16と、ブレーキペダル25とを備え、このブレーキペダル25の上方にケース40を備えている。
[0022]
 前輪ブレーキ33の上方に配置される右ハンドルグリップ34の近傍に前ブレーキ操作子35を備え、この前ブレーキ操作子35から前輪ブレーキ33のブレーキアーム38までフロントブレーキケーブル37が延びている。
[0023]
 また、ケース40から車体フレーム11に沿って延びたあと前輪ブレーキ33のブレーキアーム38まで連動ブレーキケーブル31が延びている。
乗員が、ブレーキペダル25を踏むと、後輪ブレーキ16のブレーキアーム17がブレーキロッド32を介して引かれ、後輪ブレーキ16に操作力が付与される。
並行して、連動ブレーキケーブル31が引かれ、前輪ブレーキ33に操作力が付与される。
[0024]
 即ち、前輪ブレーキ33は、前ブレーキ操作子35とブレーキペダル25の何れかが操作されたときに制動状態になる。
[0025]
 図3に示すように、ケース40は、ケース本体42とリッド43とからなる。
ケース本体42は、周囲を壁42Aに囲まれたL字形の収容凹部44を備える。この壁42Aの一部(下部)が下方へ開放され、この壁42Aに、イコラザの上部50Aが当接しイコライザの初期位置を決める後側ストッパ部46とイコラザが作動した際にイコライザの上部50Aを当接させることによりイコラザの作動限界を決める前側ストッパ部45が、ケース本体42に一体的に形成されている。
壁42Aの前方側にはケーブル通路47が形成されている。このケーブル通路47の近傍位置にて収容凹部44に、ばね止めピン部48が設けられている。
[0026]
 イコライザ50は、下位穴50aと、中央穴50bと、上位穴50cを有する縦長板であり、下位穴50aにコ字状アタッチメント52を介してブレーキロッド32が連結される。
[0027]
 中央穴50bには、アーム部28を貫通する回転軸26が挿通する。この回転軸26はピボットフレーム(図1、符号12)などの車体フレーム(図1、符号11)で支持される。この回転軸26が、第1連結部53の要部となり、第1連結部53で、イコライザ50がアーム部28で支持される。
[0028]
 方向転換機構54は、下位穴55aと、中央穴55bと、上位穴55cを有する縦長板状のリンク部材55、このリンク部材55の中央穴55bに連結する連結リンク61を備える。
イコライザ50の上位穴50cを貫通するビス57が、リンク部材55の下位穴55aにかしめやねじ込みなどで取付けられる。ビス57が、第2連結部58の要部となり、この第2連結部58で、リンク部材55がイコライザ50で支持される。
[0029]
 リンク部材55の上位穴55cに、連動ブレーキケーブル31の後端が連結され、第3連結部59を構成する。
このようなリンク部材55は、車両前後方向へ延びる連結リンク61で、ケース本体42に連結される。すなわち、連結リンク61の前端が、ビス62などでケース本体42の収容凹部44の中間位置に取付けられる。そして、連結リンク61の後端を貫通する回転支軸63が、リンク部材55の中央穴55bにかしめやねじ込みなどで取付けられる。
[0030]
 リンク部材55の上端張り出し部64に、ディレイスプリング65の後端が係止され、ディレイスプリング65の前端がばね止めピン部48に係止される。
[0031]
 図4は、「ブレーキ非操作時」の形態を示す。
第1連結部53の中心と第3連結部53の中心を結ぶ線L1は、上部が車両前方、下部が車両後方になるように前方へ傾斜している。この線L1の近傍に且つ前方に、第2連結部58及び回転支軸63が配置されている。
また、初期状態の第1連結部53から鉛直に延びる線X1と、作動限界における第1連結部53A(位置を特定するために、Aを添えた。)から鉛直に延びる線X2との間に、第2連結部58、第3連結部59及び回転支軸63が配置されている。
初期位置において、線X1と線X2の間に第2連結部58、第3連結部59及び回転支軸63が配置され、且つ前方へ傾斜する線L1の前方に第2連結部58及び回転支軸63がオフセットしているため、イコライザー50の上下移動を小さくすることができる。
[0032]
 ブレーキペダル25の回転軸26は、車体フレーム(図1、符号11)に取付けられるため、上下、前後に移動しない。第1連結部53が回転軸26を中心とする半径R1の軌跡を描きつつ移動する。
[0033]
 また、ケース本体42が車体フレーム(図1、符号11)に取付けられるため、ビス62は上下、前後に移動しない。結果、リンク部材55の回転支軸63はビス62を中心とする半径R2の軌跡を描きつつ移動する。
[0034]
 ディレイスプリング65は、一定の力でリンク部材55の上端を引いている。そのため、制動初期ではリンク部材55作動せず、第2連結部58を中心にイコラザ50の下部がブレーキロッド32を引くことで、リアブレーキ16に制動力を付与している。そして、第2連結部58の作動力がディレイスプリング65の引張る力に抗した時、リンク部材55は回転支軸63を中心にして反時計周りに回動することで、第3連結部59がケーブル31を引張り、フロントブレーキ33に制動力を付与する。初期位置ではケース本体42に設けた後側ストッパ部46にイコライザ50の上部が当たるため、イコライザ50の作動が抑制される。
[0035]
 乗員がブレーキ操作を開始すると、アーム部28が図時計方向に回転を始める。第1連結部53は、半径R1の軌跡を描きながら車両前方(図右)へ移動し始める。この移動に伴って、イコライザ50が車両前方へ移動し、ブレーキロッド32が引かれる。ブレーキロッド32が引かれるため、後輪ブレーキ(図2、符号16)が制動状態に入る。
[0036]
 一方、ディレイスプリング65は、設定引力までは縮んだ状態が維持される。そのため、暫くの間リンク部材55は殆ど回転しない。
また図5に示すように、円弧運動の関係で第1連結部53が上方へ移動する。この移動に伴ってリンク部材55が上方へ移動する。しかし、連動ブレーキケーブル31は引かれない。
よって、後輪ブレーキの作動タイミングに対して前輪ブレーキの作動タイミングが、遅れる。
[0037]
 ブレーキペダルが踏み増され、アーム部28が更に図時計回りに回転すると、第1連結部53が車両前方へ移動し、イコライザ50が車両前方へ移動する。第2連結部58に加わる力が増加し、ディレイスプリング65に加わる引力が増大する。増大した引力が設定引力を超えると、ディレイスプリング65が延びて、リンク部材55は回転支軸63を中心に図反時計方向に回転し始める。この回転により連動ブレーキケーブル31が引かれ始める。この間にもブレーキロッド32は引かれ続ける。
[0038]
 ブレーキペダルが踏み増されると、図6に示すように、アーム部28は車両前方へ移動してブレーキロッド32が十分に引かれ、後輪ブレーキが十分な制動状態になる。
また、イコライザ50により、リンク部材55が回転支軸63を中心に図反時計方向へ回転し、連動ブレーキケーブル31が十分に引かれ、前輪ブレーキが十分な制動状態になる。
[0039]
 図6では、線L1が後方へ傾いて、前側ストッパ部45に第2連結部58が当たっているため、これ以上はリンク部材55は移動しない。
[0040]
 本発明では、図5に示すように、第1連結部53と、第2連結部58と、リンク部材55の回転支軸63と、リンク部材55に連動ブレーキケーブル31が連結される第3連結部59とが、下から上にこの順で配置されているため、イコライザ50廻りは縦長構造になり、車両前後長を短くすることができる。
[0041]
 また、図3に示すように、方向転換機構54は、ケース本体42とリッド43とからなるケース40に収納される。
方向転換機構54がケースに収納されていない場合は、方向転換機構54に前輪が跳ね上げる泥や水や砂などの異物が付着し、汚れが心配される。
この点、本実施例によれば、ケース40で保護されるため、方向転換機構54が汚れにくくなる。
[0042]
 また、図4に示すように、連結リンク61とディレイスプリング65もケース本体42に収納されるため、連結リンク61とディレイスプリング65が汚れにくくなる。
加えて、連結リンク61とディレイスプリング65は、連動ブレーキケーブル31と略平行になるように配置される。L字形凹部44に、連動ブレーキケーブル31と連結リンク61とディレイスプリング65を、効率よく収納することができ、ケース本体42のコンパクト化及び軽量化が達成される。
[0043]
 また、図4に示すように、ケース本体42に、前側ストッパ部45と後側ストッパ部46を一体形成することで、イコライザ50及びリンク部材55を、適正範囲で移動させることができる。
[0044]
 なお、前側ストッパ部45と後側ストッパ部46をケース本体42とは別に設けることは差し支えない。すなわち、前側ストッパ部45と後側ストッパ部46の一方のみをケース本体42に設けることや、前側ストッパ部45と後側ストッパ部46の両方をケース本体42から除去することは差し支えない。
[0045]
 図7に示すように、車体フレーム11の主要素であるメインフレーム66が車両長手方向に延びている。このメインフレーム66の後部にピボット軸13を介してスイングアーム14が車両後方へ延びている。このスイングアーム14には、ピボット軸13より後方位置にクロスメンバ67が渡されている。
ケース40は、一部又は全部(この例では一部)が、前後方向でスイングアーム14のピボット軸13とスイングアーム14のクロスメンバ67の間に配置されている。加えて、ケース40は、車両の左右方向でメインフレーム66とスイングアーム14の外側端部間に配置されている。
[0046]
 ケース40を左右方向でメインフレーム66とスイングアーム14の外側端部との間に配置し、かつ、前後方向でスイングアーム14のピボット軸13とスイングアーム14のクロスメンバ67の間に配置したので、外観部品の変更を極力抑えつつ連動機構を自動二輪車10へ適用することができる。
[0047]
 本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。

産業上の利用可能性

[0048]
 本発明は、連動ブレーキシステムを備える自動二輪車に好適である。

符号の説明

[0049]
 10 …自動二輪車、11 …車体フレーム、12…ピボットフレーム、13…ピボット軸、14 …スイングアーム、16 …後輪ブレーキ、25 …ブレーキペダル、26 …ブレーキペダルの回転軸、28 …アーム部、31 …連動ブレーキケーブル、33 …前輪ブレーキ、40 …ケース、42 …ケース本体、43 …リッド、45 …ストッパ部(前側ストッパ部)、46 …ストッパ部(後側ストッパ部)、50 …イコライザ、50a …イコライザに設けた下位穴、50b…イコライザに設けた中央穴、50c…イコライザに設けた上位穴、53…第1連結部、54 …方向転換機構、55 …リンク部材、55a …リンク部材に設けた下位穴、55b…リンク部材に設けた中央穴、55c…リンク部材に設けた上位穴、58 …第2連結部、59 …第3連結部、61 …連結リンク、63 …回転支軸、65 …ディレイスプリング、66…メインフレーム、67 …クロスメンバ。

請求の範囲

[請求項1]
 前輪ブレーキ(33)と、後輪ブレーキ(16)と、ブレーキペダル(25)と、このブレーキペダル(25)の操作力を前記前輪ブレーキ(33)及び前記後輪ブレーキ(16)に分配するイコライザ(50)とを備え、
 前記ブレーキペダル(25)は、このブレーキペダル(25)の回転軸(26)から上方へ延びるアーム部(28)を一体的に備え、
 前記イコライザ(50)は、前記アーム部(28)に第1連結部(53)を介して直接連結され、
 前記イコライザ(50)の上端に、前記前輪ブレーキ(33)に繋がる連動ブレーキケーブル(31)の引張方向を転換する方向転換機構(54)のリンク部材(55)が第2連結部(58)を介して連結され、
 前記第1連結部(53)と、前記第2連結部(58)と、前記リンク部材(55)の回転支軸(63)と、前記リンク部材(55)に前記連動ブレーキケーブル(31)が連結される第3連結部(59)とが、下から上にこの順で配置されていることを特徴とする自動二輪車。
[請求項2]
 前記方向転換機構(54)は、ケース(40)に収納されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
[請求項3]
 前記リンク部材(55)を回転自在に支持する連結リンク(61)と、前記後輪ブレーキ(16)の作動に対して前記前輪ブレーキ(33)の作動タイミングを遅らせるディレイスプリング(65)とが、前記ケース(40)に収納されていることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車。
[請求項4]
 前記ケース(40)内において、前記連動ブレーキケーブル(31)と、前記連結リンク(61)と、前記ディレイスプリング(65)とが、互いに略平行になるように配置されていることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車。
[請求項5]
 前記ケース(40)に、前記イコライザ(50)の移動を制限するストッパ部(45、46)が形成されていることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項記載の自動二輪車。
[請求項6]
 前記ケース(40)の少なくとも一部は、左右方向でメインフレーム(66)とスイングアーム(14)の外側端部との間に配置されるとともに、前後方向で前記スイングアーム(14)のピボット軸(13)とスイングアーム(14)のクロスメンバ(67)の間に配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動二輪車。

補正された請求の範囲(条約第19条)
[ 2017年4月28日 ( 28.04.2017 )  国際事務局受理 ]

[1]
[補正後] 
 前輪ブレーキ(33)と、後輪ブレーキ(16)と、ブレーキペダル(25)と、このブレーキペダル(25)の操作力を前記前輪ブレーキ(33)及び前記後輪ブレーキ(16)に分配するイコライザ(50)とを備え、
 前記ブレーキペダル(25)は、このブレーキペダル(25)の回転軸(26)から上方へ延びるアーム部(28)を一体的に備え、
 前記イコライザ(50)は、前記アーム部(28)に第1連結部(53)を介して直接連結され、
 前記イコライザ(50)の上端に、前記前輪ブレーキ(33)に繋がる連動ブレーキケーブル(31)の引張方向を転換する方向転換機構(54)のリンク部材(55)が第2連結部(58)を介して連結され、
 前記第1連結部(53)と、前記第2連結部(58)と、前記リンク部材(55)の回転支軸(63)と、前記リンク部材(55)に前記連動ブレーキケーブル(31)が連結される第3連結部(59)とが、下から上にこの順で配置され、
 前記方向転換機構(54)は、ケース(40)に収納され、
 前記リンク部材(55)を回転自在に支持する連結リンク(61)と、前記後輪ブレーキ(16)の作動に対して前記前輪ブレーキ(33)の作動タイミングを遅らせるディレイスプリング(65)とが、前記ケース(40)に収納されていることを特徴とする自動二輪車。
[2]
[削除]
[3]
[削除]
[4]
[補正後] 
 前記ケース(40)内において、前記連動ブレーキケーブル(31)と、前記連結リンク(61)と、前記ディレイスプリング(65)とが、互いに略平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
[5]
[補正後] 
 前記ケース(40)に、前記イコライザ(50)の移動を制限するストッパ部(45、46)が形成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載の自動二輪車。
[6]
[補正後] 
 前記ケース(40)の少なくとも一部は、左右方向でメインフレーム(66)とスイングアーム(14)の外側端部との間に配置されるとともに、前後方向で前記スイングアーム(14)のピボット軸(13)とスイングアーム(14)のクロスメンバ(67)の間に配置されることを特徴とする請求項1、4又は5に記載の自動二輪車。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]