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1. (WO2017098810) DEVICE, METHOD, AND PROGRAM
Document

明 細 書

発明の名称 装置、方法、及びプログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

非特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012  

発明の効果

0013   0014  

図面の簡単な説明

0015  

発明を実施するための形態

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231   0232   0233   0234   0235   0236   0237   0238   0239   0240   0241   0242   0243   0244   0245   0246   0247   0248   0249   0250   0251   0252   0253   0254   0255   0256   0257   0258   0259   0260   0261   0262  

符号の説明

0263  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30A   30B   30C   31   32   33   34   35   36   37   38   39   40   41   42   43   44   45   46   47   48   49   50A   50B   51   52   53   54   55  

明 細 書

発明の名称 : 装置、方法、及びプログラム

技術分野

[0001]
 本開示は、装置、方法、及びプログラムに関する。

背景技術

[0002]
 近年、スマートフォン等の端末と物理的に近い位置に設けられたサーバ(以下、エッジサーバとも称する)でデータ処理を行う、モバイルエッジコンピューティング(MEC:Mobile-Edge Computing)技術が注目を浴びている。例えば、下記非特許文献1では、MECに関する技術の標準規格について検討されている。
[0003]
 MECでは、端末と物理的に近い位置にエッジサーバが配置されるため、集中的に配置される一般的なクラウドサーバと比較して通信遅延が短縮され、高いリアルタイム性が求められるアプリケーションの利用が可能となる。また、MECでは、これまでは端末側で処理されていた機能を端末に近いエッジサーバに分散処理させることで、端末の性能によらず高速なネットワーク・アプリケーション処理を実現することができる。エッジサーバは、例えばアプリケーションサーバとしての機能、及びコンテンツサーバとしての機能を始め多様な機能を有し得、端末に多様なサービスを提供することができる。

先行技術文献

非特許文献

[0004]
非特許文献1 : ETSI,“Mobile-Edge Computing-Introductory Technical White Paper”,2014年9月,[平成27年11月19日検索],インターネット<https://portal.etsi.org/Portals/0/TBpages/MEC/Docs/Mobile-edge_Computing_-_Introductory_Technical_White_Paper_V1%2018-09-14.pdf>

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 一方で、上記非特許文献1等に開示されている検討内容も含め、MECに関する技術については、検討が開始されてから未だ日が浅く、十分な提案がなされているとは言い難い状況にある。例えば、MECにおけるサーバ間の通信経路をより好適な態様で設定するための技術についても、十分な提案がなされていない。
[0006]
 そこで、本開示では、MECにおけるサーバ間の通信経路をより好適な態様で設定することが可能な装置、方法、及びプログラムを提案する。

課題を解決するための手段

[0007]
 本開示によれば、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得する取得部と、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定する制御部と、を備える、装置が提供される。
[0008]
 また、本開示によれば、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信する送信部と、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行する処理部と、を備える、装置が提供される。
[0009]
 また、本開示によれば、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得することと、プロセッサが、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定することと、を含む、方法が提供される。
[0010]
 また、本開示によれば、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信することと、プロセッサが、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行することと、を含む、方法が提供される。
[0011]
 また、本開示によれば、コンピュータに、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得することと、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定することと、を実行させる、プログラムが提供される。
[0012]
 また、本開示によれば、コンピュータに、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信することと、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行することと、を実行させる、プログラムが提供される。

発明の効果

[0013]
 以上説明したように本開示によれば、MECにおけるサーバ間の通信経路をより好適な態様で設定することが可能な装置、方法、及びプログラムが提供される。
[0014]
 なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] MECの概要を説明するための説明図である。
[図2] MECサーバのプラットフォームを説明するための説明図である。
[図3] EPCの基本的なアーキテクチャの一例を説明するための説明図である。
[図4] ベアラの構成の一例を説明するための説明図である。
[図5] 無線中継局を設ける場合におけるベアラの構成の一例について説明するための説明図である。
[図6] eNB、DeNB、及びRN間の通信におけるプロトコルスタックの一例を示している。
[図7] EPSにおいて実行されるUEのアタッチ手続きの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
[図8] MECサーバを導入したLTEのネットワーク構成の一例を説明するための説明図である。
[図9] MECサーバを導入したLTEのネットワーク構成の他の一例について説明するための説明図である。
[図10] 本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。
[図11] 同実施形態に係るMECサーバ300の構成の一例を示すブロック図である。
[図12] 同実施形態に係るアプリケーションサーバ60の構成の一例を示すブロック図である。
[図13] 本開示の第1の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を説明するための説明図である。
[図14] デフォルトベアラの解放に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
[図15] デフォルトベアラの解放に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
[図16] デフォルトベアラの解放に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
[図17] デフォルトベアラの解放に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
[図18] DPIによりMECサーバ間の接続性を実現するための構成の一例について説明するための説明図である。
[図19] MECサーバのアーキテクチャの一例を説明するための説明図である。
[図20] MECサーバが導入されたシステムの構成の一例について説明するための説明図である。
[図21] 本開示の第2の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。
[図22] GWマッピングリストに記録される情報の一例を示している。
[図23] GWマッピングリストに記録される情報の他の一例を示している。
[図24] MECサーバ間に設定されるベアラの概要について説明するための説明図である。
[図25] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図26] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図27] MECベアラの構成の一例を示した図である。
[図28] MECベアラの構成の一例を示した図である。
[図29] MECベアラの構成の一例を示した図である。
[図30A] MECベアラの構成の一例を示した図である。
[図30B] MECベアラの構成の一例を示した図である。
[図30C] MECベアラの構成の一例を示した図である。
[図31] 同実施形態に係るシステム1におけるベアラ構成の一例について説明するための説明図である。
[図32] 同実施形態の第1の実施例に係るシステムにおいて実行されるベアラ設定処理の流れの一例について示したシーケンス図である。
[図33] 同実施形態の第2の実施例に係るシステムにおいて実行されるベアラ設定処理の流れの一例について示したシーケンス図である。
[図34] 同実施形態の第3の実施例に係るシステムにおいて実行されるベアラ設定処理の流れの一例について示したシーケンス図である。
[図35] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図36] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図37] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図38] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図39] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図40] MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図41] 同実施形態の第4の実施例の概要について説明するための説明図である。
[図42] 同実施形態の第5の実施例の概要について説明するための説明図である。
[図43] SCEFの適用により実現されるインタフェースの一例について説明するための説明図である。
[図44] SCEFの適用により実現されるインタフェースの他の一例について説明するための説明図である。
[図45] SCEFの適用により実現されるインタフェースの他の一例について説明するための説明図である。
[図46] SCEFの適用により実現されるインタフェースの他の一例について説明するための説明図である。
[図47] SCEFの適用により実現されるインタフェースの他の一例について説明するための説明図である。
[図48] MECサーバに対してADCを適用するためのアーキテクチャの一例を示している。
[図49] MECサーバに対してADCを適用するためのアーキテクチャの一例を示している。
[図50A] MME間の通信におけるプロトコルスタックの一例を示した図である。
[図50B] EPCネットワークアーキテクチャの一例を示した図である。
[図51] サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
[図52] eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。
[図53] eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。
[図54] スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
[図55] カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。

発明を実施するための形態

[0016]
 以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[0017]
 なお、説明は以下の順序で行うものとする。
 1.はじめに
  1.1.MEC
  1.2.ベアラ
  1.3.技術的課題
 2.構成例
  2.1.システムの構成例
  2.2.MECサーバの構成例
  2.3.アプリケーションサーバの構成例
 3.第1の実施形態
  3.1.技術的特徴
  3.2.評価
 4.第2の実施形態
  4.1.技術的特徴
  4.2.第1の実施例
  4.3.第2の実施例
  4.4.第3の実施例
  4.5.第4の実施例
  4.6.第5の実施例
  4.7.評価
 5.応用例
  5.1.サーバに関する応用例
  5.2.基地局に関する応用例
  5.3.端末装置に関する応用例
 6.むすび
[0018]
 <<1.はじめに>>
  <1.1.MEC>
  (1)概要
 まず、図1を参照して、MECの概要を説明する。
[0019]
 図1は、MECの概要を説明するための説明図である。図1では、上段に、LTE(Long Term Evolution)に代表される現状の(MECが導入されていない)移動体通信において、UE(User Equipment)がアプリケーション及びコンテンツにアクセスするための通信経路の一例を示している。また、下段に、MECが導入された場合の、UEがアプリケーション及びコンテンツにアクセスするための通信経路の一例を示している。
[0020]
 図1の上段に示すように、現状の移動体通信においては、アプリケーション及びコンテンツはEPC(Evolved Packet Core)より外側(UEから遠い側)であるIPネットワークに配置されている。よって、UEは、アプリケーションを実行したり、コンテンツを入手したりするために、データセンタまでの途中の経路上にある中継網(例えば、Backbone network)、EPC、バックホールリンク、基地局、及びアクセスリンクを全て経由して通信していた。そのため、膨大なネットワークコスト及び遅延が発生していた。
[0021]
 一方で、図1の下段に示すように、MECにおいては、アプリケーション及びコンテンツは、EPCの内側(UEに近い側)に保持される。例えば、図1に示した例では、基地局と一体的に形成されたMECサーバ(即ち、エッジサーバ)が、アプリケーションサーバ及びコンテンツサーバとして機能する。よって、UEは、アプリケーションを実行したり、コンテンツを入手したりするためには、EPCより内側でのみ主要な(厳密には、EPC外のサーバとのやり取りも存在しうるため)通信を行えばよい。そのため、MECを導入することで、極低遅延の通信が可能になるだけでなく、アクセスリンク以外(例えば、バックホールリンク、EPC、及び中継網)のトラフィックの削減も可能になる。さらに、通信の低遅延化及びアクセスリンク以外のトラフィック削減は、スループットの向上、並びにUE及びネットワーク側の低消費電力化にも貢献し得る。このように、MECの導入により、ユーザ、ネットワーク提供者、サービス提供者に対して、さまざまなメリットが生まれ得る。MECは、よりローカル側(即ち、UEに近い側)でデータを分散処理するので、特に地域に根付いたアプリケーションへの応用、分散コンピュータへの応用が期待される。
[0022]
 なお、図1では、MECサーバが基地局と一体的に形成された例を示しているが、本技術は係る例に限定されない。MECサーバは、基地局とは異なる装置として形成されてもよいし、基地局と物理的に離れていてもよい。
[0023]
  (2)プラットフォーム
 続いて、図2を参照して、MECサーバのプラットフォームを説明する。
[0024]
 図2は、MECサーバのプラットフォームを説明するための説明図である。最下層の構成要素である3GPP無線ネットワーク要素(3GPP Radio Network Element)は、アンテナ及びアンプ等の基地局設備である。その上の、ホスティング基盤(Hosting Infrastructure)は、サーバ機材等のハードウェア資源(Hardware Resources)と、それらを仮想化するソフトウェアによって形成される仮想化層(Virtualization Layer)とから成り、一般的な仮想サーバ技術の提供が可能である。この仮想サーバ上で、アプリケーションプラットフォーム(Application Platform)が動作する。なお、サーバ機材等のハードウェア資源が動作する物理的なサーバが「物理サーバ」の一例に相当する。
[0025]
 仮想化マネージャ(Virtualization Manager)は、最上位の各アプリケーション(MEC App)が動作する器であるVM(Virtual Machine)の生成及び消滅等の管理を行う。各アプリケーションは異なる企業によって実行され得るので、仮想化マネージャはセキュリティ及び割当てるリソースの分離等の配慮が求められるものの、一般的なクラウド基盤技術の適用が可能である。
[0026]
 アプリケーションプラットフォームサービス(Application Platform Service)は、MECに特徴的な共通サービスの集合体である。トラフィックオフロード機能(Traffic Offload Function)は、UEからの要求をMECサーバ上のアプリケーションが処理する場合とインターネット上のアプリケーション(データサーバ上の親アプリケーション)が処理する場合とで、ルーティング等の切換制御を行う。無線ネットワーク情報サービス(Radio Network Information Services)は、MECサーバ上の各アプリケーションが、MECサーバに対応する(例えば、一体的に形成された)基地局とUE間の電波の強さ等の無線状況情報を必要とする場合、下層の無線ネットワークから情報を取得してアプリケーションに提供する。通信サービス(Communication Services)は、MECサーバ上の各アプリケーションがUE又はインターネット上のアプリケーションと通信する時の経路を提供する。サービスレジストリ(Service Registry)は、MECサーバ上の各アプリケーションの生成又は動作要求があった場合に、そのアプリケーションが正統なものか認証し、登録し、他のエンティティからの問い合わせに答える。
[0027]
 以上説明したアプリケーションプラットフォームの上で、各VMや当該VM上の各アプリケーションが動作し、インターネット上のアプリケーションに代わって又は協働により各種サービスをUEに提供する。
[0028]
 MECサーバは、多数の基地局に設置することが想定されているので、多数のMECサーバ同士を管理及び連携させる仕組みの検討も求められる。ホスティング基盤管理システム(Hosting Infrastructure Management System)、アプリケーションプラットフォーム管理システム(Application Platform Management System)、アプリケーション管理システム(Application Management System)は、MECサーバ上の対応する各エンティティを管理し、連携させる。
[0029]
  (3)標準化の動向
 欧州においては、2014年10月に、ETSIにISG(Industry Specification Groups)が設置され、MECの標準化作業が開始された。最初の仕様は2016年末目標とし、現在標準化作業が進められている。より詳しくは、ETSI ISG NFV(Network Function Virtualization)及び3GPPなどの協力の元、MEC実現のためのAPI(Application Programming Interface)の標準化が中心に標準化が進められている。
[0030]
  <1.2.ベアラ>
 次いで、図3~図7を参照して、ベアラについて説明する。まず、図3を参照してコアネットワークのアーキテクチャを説明する。
[0031]
 図3は、EPC(Evolved Packet Core)の基本的なアーキテクチャの一例を説明するための説明図である。UE(User Equipment)は、端末装置であり、ユーザとも称される。eNB(evolved Node B)は、基地局である。P-GW(PDN(Packet Data Network) Gateway)は、EPCとPDN(例えば、インターネット、外部IPネットワーク、クラウド等を含む概念)との接続点であり、ユーザパケットをPDNとの間でやり取りする。S-GW(Serving Gateway)は、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)とEPCとの接続点であり、ユーザパケットのルーティング機能及び転送機能を提供する。OCS(Online Charging System)は、リアルタイムで課金制御を行う機能エンティティである。OFCS(Offline Charging System)は、オフラインで課金制御を行う機能エンティティである。PCRF(Policy and Charging Rule Function)は、ポリシー及び課金制御を行う機能エンティティである。MME(Mobility Management Entity)は、モビリティを管理する機能エンティティである。HSS(Home Subscriber Server)は、加入者情報を管理する機能エンティティである。図中の実線はユーザプレーンを意味し、破線は制御プレーンを意味する。
[0032]
 UEは、eNBに接続され、MME及びHSSの制御に基づいて、S-GWを経由してEPCに接続される。さらに、UEは、P-GWを経由してインターネット(即ち、PDN)へ接続して、UE上のアプリケーションの要求に基づきインターネット上のコンテンツサーバ等と接続する。UEとPDNとの接続の確立は、ベアラの設定により行われる。ベアラとは、ユーザデータを転送するための一連の物理的又は論理的なパスを意味する。UEからインターネット上の装置までのエンドツーエンドサービスにおけるベアラの構成例を、図4に示した。
[0033]
 図4は、ベアラの構成の一例を説明するための説明図である。図4に示すように、UEとeNBとの間に設定されるベアラは、無線ベアラ(Radio Bearer)とも称される。eNBとUEとの間に設定されるベアラは、S1ベアラとも称される。そして、UEからS-GWまでの間に設定されるベアラは、E-RAB(E-UTRAN Radio Access Bearer)とも総称される。また、S-GWとP-GWとの間に設定されるベアラは、S5/S8ベアラとも称される。そして、UEからP-GWまでの間に設定されるベアラは、EPS(Evolved Packet System)ベアラとも総称される。また、P-GWとインターネット上の装置との間に設定されるベアラは、外部ベアラ(External Bearer)とも称される。
[0034]
 また、LTE-A(LTE Advanced)の規格では、UEとeNBとの間の無線伝送を中継する無線中継局(RN:Relay Node)を設ける構成についても提案されている。例えば、図5は、無線中継局を設ける場合におけるベアラの構成の一例について説明するための説明図である。なお、以降の説明では、eNBのうち、特に、RNが接続されるeNBを明示的に示す場合には、「DeNB(Donor eNodeB)」と称する場合がある。図5に示すように、UEとDeNBとの間に設定されるベアラは、S1/Unベアラとも称される。
[0035]
 また、図6は、eNB、DeNB、及びRN間の通信におけるプロトコルスタックの一例を示している。図5及び図6に示すように、DeNBとDeNBとの間と、RNとDeNBとの間とのそれぞれは、1対1でマッピングされるX2インタフェース用に利用されるベアラと等価である。
[0036]
 ここで、本技術において注目するEPSベアラについてより詳しく説明する。EPSベアラは、例えば、UEとAPN(Access Point Name)により指定された一つ以上のP-GWとの間に各々設定される。ひとつのAPNとの間に設定され得るEPSベアラには、1つのデフォルトベアラ(Default Bearer)と1つ以上設定可能な個別ベアラ(Dedicated Bearer)とがある。そして、各々のベアラにおいて、SDF(Service Data Flow)がやり取りされる。下記の表1及び表2に、ベアラQoSの概要を示した。
[0037]
[表1]


[0038]
[表2]


[0039]
 また、図7は、EPSにおいて実行されるUEのアタッチ手続き(Attach Procedure)の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
[0040]
 まず、UEは、APNを指定したアタッチ要求(Attach Request)信号をMMEへ送信する(ステップS11)。ここで指定されるAPNは、デフォルトAPNとも称される。次いで、UEからHSSまでの間で、識別、認証及び暗号化等の各種処理が行われる(ステップS12)。このとき、MMEは、HSSから取得した認証情報に基づいてユーザ認証を行い、HSSからベアラ設定に必要な契約情報を取得して管理する。次に、MMEは、位置登録要求(Location Request)信号をHSSへ送信し(ステップS13)、HSSから位置登録応答(Location Request Response)信号を受信する(ステップS14)。
[0041]
 そして、MMEは、UEから通知されたAPNに基づいて、ベアラ設定先のS-GW及びP-GWの選択を行い、選択したS-GWへベアラ設定要求(Bearer Request)信号を送信する(ステップS15)。その際、MMEは、例えばDNSリゾルバ(Domain Name System resolver)機能により、APN-FQDN(Fully Qualified Domain Name)を行い、接続要求が行われたPDNへの接続が可能なP-GWを選択する。また、MMEは、eNBから取得されたセルIDに記載されているTAI(Tracking Area Identification)に基づいて、例えばcollocation baseなどのポリシーに基づきS-GWを選択する。
[0042]
 次いで、S-GWは、ベアラ設定要求信号において指定されたP-GWに対して、ベアラ確立手続き(Bearer establishment procedures)を行う(ステップS16)。このベアラ確立手続きにおいては、P-GWは、PCRFと連携して適用すべき課金情報を取得し、さらにPDNへの接続処理を実施する。S-GWは、P-GWとの間のベアラ設定が完了すると、ベアラ設定要求応答(Bearer Request Response)信号をMMEへ送信する(ステップS17)。
[0043]
 MMEは、S-GWから受信した情報、即ちアタッチ要求が受け入れられた旨の情報を含む無線ベアラ設定要求(Radio Bearer)信号を、eNBへ送信する(ステップS18)。eNBは、アタッチ要求が受け入れられた旨の情報を含む無線ベアラ設定要求(Radio Bearer)信号をUEへ送信し、UEとの間で無線ベアラを確立する(ステップS19)。eNBは、UEから無線ベアラ設定応答(Radio Bearer Response)信号を受信すると(ステップS20)、無線ベアラ設定応答(Radio Bearer Response)信号をMMEへ送信する(ステップS21)。そして、UEは、アタッチ完了信号をMMEへ送信する。このようにして設定されるベアラは、デフォルトベアラである。
[0044]
 これにより、UEからPDN(例えば、PDN上のアプリケーションサーバ)への、S-GW及びP-GWを経由したアップリンクユーザプレーントラフィックデータの送信が可能となる。また、PDNからUEへの、S-GW及びP-GWを経由したダウンリンクユーザプレーントラフィックデータの送信が可能となる。
[0045]
 MMEからベアラ更新要求(Bearer Update Request)信号がS-GWへ送信されると(ステップS23)、S-GWはベアラ更新手続き(Bearer update procedure)を行い(ステップS24)、ベアラ更新要求応答(Bearer Update Request Response)信号をMMEへ送信する(ステップS25)。
[0046]
 以上により、処理は終了する。なお、ここでの処理は、「3GPP,“3GPP TS24.301 V8.1.0”,2009年3月,[平成27年11月19日検索],インターネット<http://www.arib.or.jp/IMT-2000/V730Jul09/5_Appendix/Rel8/24/24301-810.pdf>」に詳しく記載されている。
[0047]
  <1.3.技術的課題>
 続いて、本開示の一実施形態の技術的課題について説明する。
[0048]
 図8は、MECサーバを導入したLTEのネットワーク構成の一例を説明するための説明図である。図8に示すように、LTEのネットワーク構成は、無線ネットワークのE-UTRANとコアネットワークのEPCとから成る。このような構成は、EPSとも称され得る。UEは、APNにより指定したP-GWを経由してインターネットにアクセスする。また、UEがインターネット上にあるコンテンツサーバとの間で通信を行う場合、典型的には、ユーザデータは、eNB、S-GW、及びP-GWを経由することとなる。
[0049]
 同様に、図8に示す例では、UEが、MECサーバにアクセスする場合においても、APNにより指定したP-GWを経由して当該MECサーバにアクセスすることとなる。即ち、UEがMECサーバと通信を行う場合には、典型的には、ユーザデータは、eNB、S-GW、及びP-GWを経由することとなる。
[0050]
 ここで、通信経路の設定手続きについてより詳細に説明する。まず、UEは、アタッチ手続きを行うことで、URI(Uniform Resource Identifier)又はIPアドレスで指定可能なMECサーバに接続する。ただし、UEからのユーザプレーントラフィックは、一旦P-GWまで運ばれる。P-GWは、ユーザパケットから、EPC内で利用されるヘッダ(例えば、GTP(GPRS(general packet radio service) Tunnel Protocol)ヘッダ)を取り除く。そして、P-GWは、UEが指定したURI又はIPアドレスにより特定される宛先アドレスへ、ユーザデータを送信する。
[0051]
 ここで、UEは、URIを指定して接続を試みる際、通常はDNSリゾルバを起動して、URIが意味するIPアドレスを取得してから接続を試みる。具体的には、UEは、P-GWとの接続が確立された後、PDNにあるDNSサーバ又はEPC内にあるDNSサーバとの間で、IPアドレスの取得を行う。なお、EPC内では、MMEがDNSリソルバ機能を担ってもよい。取得されたMECサーバのIPアドレスは、EPC内のアドレスであるので、P-GWからMECサーバへEPCを経由した接続が確立される。
[0052]
 このように、MECが導入されたとしても、現状の移動体通信ネットワークの仕組みによれば冗長な通信経路が設定されてしまい、期待される効果を得ることは困難である。
[0053]
 これに対して、例えば、eNBのように、アプリケーションの利用者(換言すると、UE)により近い場所にMECサーバを設置し、無線アクセスの電波状況や利用状況を把握して所謂QoSを提供することで、より低遅延のレスポンスの実現が見込まれる。例えば、図9は、MECサーバを導入したLTEのネットワーク構成の他の一例について説明するための説明図であり、eNBに配置されたMECサーバへのUEからの接続性を実現する方法の一例が示されている。即ち、eNBに配置されたMECサーバへのUEからの接続性を実現する方法としては、例えば、仮想化技術や、パケット切り替え技術等のスイッチ(SW)機能を利用することが考えられる。
[0054]
 一方で、UEからMECサーバ上のアプリケーションが利用される場合には、MECサーバは、他の場所に配置されたMECサーバや、インターネット上のアプリケーションサーバ等と連携しながら利用されるケースが想定され得る。具体的な一例として、図9に示す例の場合には、参照符号MEC-1で示されたMECサーバは、インターネット上で動作するアプリケーションサーバとの間で通信を確立する場合が想定され得る。
[0055]
 これに対して、現時点において3GPPの規約では、無線コアネットワークのエンティティではないMECサーバ間における通信経路の確立方法が明確になっていない。具体的には、3GPPが規定する規約においては、例えば、eNB、RN、S-GW等の機器を介した、MECサーバ間の通信経路を確立するためのインタフェースが定義されていない。そのため、本開示では、MECサーバ間における通信経路をより好適な態様で設定するための仕組みについて提案する。
[0056]
 なお、本明細書では、ネットワークのアーキテクチャとして、LTEにおけるEPSを想定して本技術を説明する。ただし、本技術は3GにおけるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)においても適用可能であるし、その他の任意のネットワークアーキテクチャにおいても適用可能である。
[0057]
 <<2.構成例>>
  <2.1.システムの構成例>
 まず、図10を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図10は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図10に示すように、システム1は、無線通信装置100、端末装置200、及びMECサーバ300を含む。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。即ち、前述したUE200は、図10に示す端末装置200に相当し得る。無線通信装置100Cは、UE-Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE-Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE-Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
[0058]
  (1)無線通信装置100
 無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
[0059]
 基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、コアネットワーク40と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
[0060]
 ここで、図10に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10はマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual cell)である。
[0061]
 セル10は、例えば、LTE、LTE-A(LTE-Advanced)、GSM(登録商標)、UMTS、W-CDMA、CDMA200、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
[0062]
 なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。
[0063]
  (2)端末装置200
 端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
[0064]
  (3)アプリケーションサーバ60
 アプリケーションサーバ60は、ユーザへサービスを提供する装置である。アプリケーションサーバ60は、パケットデータネットワーク(PDN)50に接続される。他方、基地局100は、コアネットワーク40に接続される。コアネットワーク40は、ゲートウェイ装置(図8におけるP-GW)を介してPDN50に接続される。このため、無線通信装置100は、アプリケーションサーバ60により提供されるサービスを、パケットデータネットワーク50、コアネットワーク40及び無線通信路を介してMECサーバ300、及びユーザへ提供する。
[0065]
  (4)MECサーバ300
 MECサーバ300は、ユーザへサービス(アプリケーション又はコンテンツ等)を提供するサービス提供装置である。MECサーバ300は、無線通信装置100に設けられ得る。その場合、無線通信装置100は、MECサーバ300により提供されるサービスを、無線通信路を介してユーザへ提供する。MECサーバ300は、論理的な機能エンティティとして実現されてもよく、図10に示すように無線通信装置100等と一体的に形成されてもよい。
[0066]
 例えば、基地局100Aは、MECサーバ300Aにより提供されるサービスを、マクロセル10に接続する端末装置200Aへ提供する。また、基地局100Aは、MECサーバ300Aにより提供されるサービスを、マスタデバイス100Bを介して、スモールセル10Bに接続する端末装置200Bへ提供する。
[0067]
 また、マスタデバイス100Bは、MECサーバ300Bにより提供されるサービスを、スモールセル10Bに接続する端末装置200Bへ提供する。同様に、マスタデバイス100Cは、MECサーバ300Cにより提供されるサービスを、スモールセル10Cに接続する端末装置200Cへ提供する。
[0068]
  (5)補足
 以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図10に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTC(Machine Type Communication)ネットワーク等が採用され得る。
[0069]
  <2.2.MECサーバの構成例>
 続いて、図11を参照して、本開示の一実施形態に係るMECサーバ300の構成の一例を説明する。図11は、本開示の一実施形態に係るMECサーバ300の構成の一例を示すブロック図である。図11を参照すると、MECサーバ300は、通信部310、記憶部320、及び処理部330を備える。
[0070]
  (1)通信部310
 通信部310は、他の装置との間で通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信部310は、対応する無線通信装置100との間で通信を行う。MECサーバ300が、論理エンティティとして形成され、無線通信装置100に含まれる場合、通信部310は、例えば無線通信装置100の制御部との間で通信を行う。MECサーバ300は、一体的に形成される装置以外の装置との間で、直接的に通信を行うためのインタフェースを有していてもよい。
[0071]
  (2)記憶部320
 記憶部320は、MECサーバ300の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。例えば、MECサーバ300は、ユーザへ提供される多様なコンテンツ、及びアプリケーションを記憶し得る。
[0072]
  (3)処理部330
 処理部330は、MECサーバ300の様々な機能を提供する。処理部330は、MECプラットフォーム331、VNF(Virtual Network Function)333及びサービス提供部335を含む。なお、処理部330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
[0073]
 MECプラットフォーム331については、図2を参照して上記説明した通りである。
[0074]
 VNF333は、ネットワーク機能を実現するためのソフトウエアパッケージである。VNF333は、NFVI(Network Functions Virtualisation Infrastructure)と称される仮想マシン上で動作する。VNF及びNFVIについては、ETSIのNFV ISG(Network Functions Virtualisation Industry Specification Group)により仕様が検討されている。その詳細は、例えば「ETSI,“GS NFV-SWA 001 V1.1.1 (2014-12)”,2014年12月,[平成27年11月19日検索],インターネット<http://www.etsi.org/deliver/etsi_gs/NFV-SWA/001_099/001/01.01.01_60/gs_NFV-SWA001v010101p.pdf>」に記載されている。VNF333は、この仕様検討中のVNFを意味してもよいし、より一般的に仮想化されたネットワーク機能を意味してもよい。
[0075]
 サービス提供部335は、多様なサービスを提供する機能を有する。典型的には、サービス提供部335は、MECプラットフォーム331上で動作するMECアプリケーションとして実現される。なお、本明細書では、MECサーバ300上で動作するアプリケーションを、MECアプリケーションとも称する。例えば、MECサーバ300上で動作するMECアプリケーションは、アプリケーションサーバ60からコピーされたアプリケーションのインスタンスであってもよく、MECサーバ300上に直接置かれたアプリケーションであってもよい。
[0076]
  <2.3.アプリケーションサーバの構成例>
 続いて、図12を参照して、本開示の一実施形態に係るアプリケーションサーバ60の構成の一例を説明する。図12は、本開示の一実施形態に係るアプリケーションサーバ60の構成の一例を示すブロック図である。図12を参照すると、アプリケーションサーバ60は、通信部61、記憶部62、及び処理部63を備える。
[0077]
  (1)通信部61
 通信部61は、他の装置との間で通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信部61は、PDN上の他の装置との間で通信を行う。
[0078]
  (2)記憶部62
 記憶部62は、アプリケーションサーバ60の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。例えば、アプリケーションサーバ60は、ユーザへ提供される多様なコンテンツ、及びアプリケーションを記憶し得る。
[0079]
  (3)処理部63
 処理部63は、アプリケーションサーバ60の様々な機能を提供する。処理部63は、例えばCPU(Central Processing Unit)等に相当する。処理部63は、サービス提供部64を含む。なお、処理部330は、この構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部330は、この構成要素の動作以外の動作も行い得る。
[0080]
 サービス提供部64は、多様なサービスを提供する機能を有する。典型的には、サービス提供部64は、アプリケーションとして実現される。
[0081]
 なお、アプリケーションサーバ60上で動作するアプリケーションであって、MECサーバ300上で動作するMECアプリケーションと対応関係を有するアプリケーションも、MECアプリケーションとも称する。同様に、端末装置200上で動作するアプリケーションであって、MECサーバ300上で動作するMECアプリケーションと対応関係を有するアプリケーションも、MECアプリケーションとも称する。
[0082]
 以上、各装置の構成例を説明した。以下では、説明の便宜上、無線通信装置100をeNB100とも称し、端末装置200をUE200とも称する。
[0083]
 <<3.第1の実施形態>>
 上述した課題に対する解決策の1つとして、MECサーバを任意の場所(例えば、RN、eNB、S-GW等)に配置し、DPI(Deep Packet Inspection)等のスイッチ機能(SW)によりパケット経路を切り替えることで、UEとの間の接続性を実現する仕組みが検討されている。そこで本実施形態として、DPI(Deep Packet Inspection)によりパケットの経路を切り替える形態の一例について説明する。
[0084]
  <3.1.技術的特徴>
 例えば、図13は、本実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を説明するための説明図であり、DPIによりMECサーバ300とUE200との間の接続性を実現するための構成の一例について示している。図13に示すように、システム1は、eNB100と、UE200と、MECサーバ300と、S-GW41と、P-GW42と、MME43と、HSS44と、PDN50と、アプリケーションサーバ60とを含む。図13に示す例では、MECサーバ300上において、VNFとして、MEC DPI333A及びMECルータ333Bが動作している。また、MECサーバ300上では、MECアプリケーション335が動作する。なお、図中の実線はユーザプレーン(データプレーンとも称する)を意味し、破線は制御プレーンを意味する。
[0085]
 MEC DPI333Aは、取得したパケットを対象としてのぞき見(例えば、DPI)を行う機能を有する。例えば、MEC DPI333Aは、eNB100からS-GW41へ送信されるパケットのGTP-U(GTP for User Plane)ヘッダを取り除き、IPヘッダをのぞき見して、その中身に格納された情報(例えば、パケットの宛先IPアドレス)を取得する。
[0086]
 MECルータ333Bは、パケットの経路を切り替える機能を有する。例えば、MECルータ333Bは、MEC DPI333Aにより取得された宛先IPアドレスがMECアプリケーション335を示すものである場合、当該パケットをS-GW41ではなくMECアプリケーション335へ直接的に送信する。その際、MECルータ333Bは、MECサーバ300を指定するGTP-Uヘッダをパケットに付加した上で送信してもよい。一方で、MECルータ333Bは、MEC DPI333Aにより取得された宛先IPアドレスがMECアプリケーション335を示すものではない場合、一度取り除いたGTP-Uヘッダをパケットに再度付加して、S-GW41へ送信する。
[0087]
 そのために、MECルータ333Bは、eNB100とS-GW41とのデフォルトベアラ(即ち、トンネリング)が解放されるまでの間、UE200毎のGTP-Uヘッダ及びS-GW41を特定する情報を保持する。典型的には、MECルータ333Bは、eNB100とS-GW41とのデフォルトベアラの解放を検知するまで、これらの情報を保持する。ここで、デフォルトベアラの解放は、複数通りに検知され得る。例えば、図14~図17は、デフォルトベアラの解放に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。具体的な一例として、図14に示すように、UEが自らデタッチ手続き(Detach Procedure)を行う場合、MMEからのデタッチ受け入れ(detach accept)信号をUEが受信し、その後コネクション解放(signaling connection release)信号をeNBが受信したことにより、デフォルトベアラの解放が検知されてもよい。また、MME、HSS又はP-GWがデタッチ手続きを行う場合、同じくコネクション解放信号をeNB100が受信したことにより、デフォルトベアラの解放が検知されてもよい。例えば、図15は、MMEがデタッチ手続きを行う場合の一例を示している。また、図16は、HSSがデタッチ手続きを行う場合の一例を示している。同様に、図17は、P-GWがデタッチ手続きを行う場合の一例を示している。なお、図14~図17に示した、デフォルトベアラの解放に係る処理の流れの一例については、一般的に知られている内容のため詳細な説明は省略する。また、UE200の電源がオフになった場合のように、eNB100がUE200の検出に失敗したことにより、デフォルトベアラの解放が検知されてもよい。
[0088]
 次いで、上述したDPIに基づく方式により、UEからMECサーバへの接続性を実現した場合におけるMECサーバ間の接続方法に着目する。例えば、図18は、DPIによりMECサーバ間の接続性を実現するための構成の一例について説明するための説明図である。図18に示す例では、eNB100に設置された第1のMECサーバ300-1と、S-GW41に設置された第2のMECサーバ300-2との間の接続を確立する場合の一例を示している。図17において、太線で示された経路が、第1のMECサーバ300-1で動作するMECアプリケーションと、第2のMECサーバ300-2で動作するMECアプリケーションとの間の通信経路に相当する。
[0089]
 ここで、図18において太線で示した、第1のMECサーバ300-1と第2のMECサーバ300-2との間の通信経路の確立手順の概要について説明する。
[0090]
 まず、第1のMECサーバ300-1は、MECプラットフォームから提供されるサービスディスカバリ機能を利用することで、近傍(換言すると、上位に位置する集約ポイント)に位置する他のMECサーバを特定するための識別情報(例えば、第2のMECサーバ300-2を特定するためのIPアドレス等)を取得する。なお、以降の説明では、他のMECサーバを特定するための識別情報として、当該他のMECサーバのIPアドレスが取得されたものとして説明する。
[0091]
 次いで、第1のMECサーバ300-1は、取得したIPアドレスとS-GW41とを特定するためのGTPヘッダを、送信対象となるパケット(例えば、MECアプリケーション335-1からのパケット)に付加し、当該パケットをMECルータ333B-1に送り出す。MECルータ333B-1は、第1のMECサーバ300-1から送り出されたパケットを、S-GW41に転送する。
[0092]
 S-GW41は、MECルータ333B-1から転送されたパケットのGTPヘッダを、P-GW42に接続するためのGTPヘッダに付け替え、当該パケットを、第2のMECサーバ300-2のMEC DPI333A-2に送信する。
[0093]
 MEC DPI333A-2は、受信したパケットからGTPヘッダを取り除き、当該パケットの送り先を示すIPアドレスを取得する。次いで、MECルータ333B-2が、取得されたIPアドレスが示す宛先に応じて、当該パケットの経路を切り替える。例えば、MECルータ333B-2は、取得されたIPアドレスが第2のMECサーバ300-2で動作するMECアプリケーション335-2を示すものである場合には、当該パケットをP-GW42ではなくMECアプリケーション335-2へ直接的に送信する。なお、取得されたIPアドレスが第2のMECサーバ300-2で動作するMECアプリケーション335-2を示すものではない場合には、当該パケットは、P-GW42に送信される。
[0094]
 以上により、第1のMECサーバ300-1から第2のMECサーバ300-2へのパケットの伝送が行われる。なお、第2のMECサーバ300-2から第1のMECサーバ300-1へのパケットの伝送についても、同様の手順により実現されることは言うまでもない。また、図18に示す例では、eNBとS-GWそれぞれに設置されたMECサーバ間の接続を確立する場合に着目して説明したが、必ずしも、同態様のみには限定されない。具体的な一例として、RNとeNBとの間、eNBとeNBとの間、及び、RNとS-GWとの間とのそれぞれについても、同様の手順によりMECサーバ間の接続を確立することが可能である。
[0095]
  <3.2.評価>
 本実施形態によれば、UE200とMECアプリケーション335との間で、P-GW42を経由しない、最短の通信経路が設定されることとなる。また、本実施形態によれば、MECサーバ間において通信経路を設定することも可能となる。一方で、図18を参照して説明したように、本実施形態のように、DPIに基づきMECサーバ間の接続を確立する場合には、以下のような欠点があると考えられる。
[0096]
 まず、本実施形態に係るシステム1では、UE200やMECサーバ300から送信された全てのパケットに対して、MEC DPI333AによりDPIが実施される。そのため、DPIのための処理負荷が増大し、処理遅延時間が増加する。また、ヘッダ群(例えば、IPヘッダ、UDPヘッダ及びGTP-Uヘッダ等)の取り除き機能、取り除いたヘッダ群の記憶機能、UE200及びMECサーバ300とヘッダ群のリストとを管理する管理機能、及びヘッダ群の付加機能が要される。これにより、スケーラビリティの問題も発生する。さらに、DPI機能により生じ得る、ユーザデータの安全性及び秘匿性問題を、回避するための仕組みが要される。
[0097]
 また、無線でユーザパケットをリレーするリレーノード又は無線バックホールに接続するeNB100とMECサーバ300とが一体的に形成される場合、MECサーバ300自身が無線通信インタフェースを有することも要される。
[0098]
 そこで、上記欠点を解消すべく、下記に説明する第2の実施形態を開発するに至った。
[0099]
 <<4.第2の実施形態>>
 本開示の第2の実施形態について以下に詳しく説明する。
[0100]
  <4.1.技術的特徴>
  (1)ネットワーク機能エンティティの仮想化
 まず、図19を参照して、MECサーバのアーキテクチャの一例について説明する。図19は、MECサーバのアーキテクチャの一例を説明するための説明図である。図19に示すように、MECサーバは、COTS(commercial off-the-shelf)、コンピュータ、メモリ、及びI/O(Input/Output)インタフェースといったハードウェアを含む。そして、これらのハードウェア上でKVM(Kernel-based Virtual Machine)ハイパーバイザやコンテナエンジンが動作し、その上でMECプラットフォーム並びに複数のVM、VNF、及びアプリケーションが動作する。より具体的な一例として、ホストOS上でKVMハイパーバイザを動作させ、当該KVMハイパーバイザ上において、MECプラットフォーム並びにVM、VNF、及びアプリケーションを動作させてもよい。また、他の一例として、ホストOS上でコンテナエンジンを動作させ、当該コンテナエンジン上において、MECプラットフォーム並びにVM、VNF、及びアプリケーションを動作させてもよい。また、他の一例として、ホストOS上でKVMハイパーバイザ及びコンテナエンジンを動作させ、当該KVMハイパーバイザ及びコンテナエンジン上において、MECプラットフォーム並びにVM、VNF、及びアプリケーションを動作させてもよい。
[0101]
 例えば、VM(Virtual Machine)-1上のVNF-1として、MMEが仮想化されたvMME(Virtual MME)が動作する。また、VM-2上のVNF-2として、S-GWが仮想化されたvS-GWが動作する。また、VM-3上のVNF-3として、P-GWが仮想化されたvP-GWが動作する。また、VM-4上のVNF-4として、HSSが仮想化されたvHSSが動作する。また、VM-5上のVNF-5として、PCRFが仮想化されたvPCRFが動作する。また、VM-6上のVNF-6として、RAN(Radio Access Network)が仮想化されたvRANが動作する。また、VM-7上のVNF-7として、RNIS(Radio Network Information Services)機能を提供する機能エンティティが動作する。また、VM-8上のVNF-8として、ロケーション(Location)機能を提供する機能エンティティが動作する。また、VM-9上のVNF-9として、モビリティ(Mobility)機能を提供する機能エンティティが動作する。また、VM-10上のVNF-10として、インスタンス(Instantiation)の移動管理及びその状態(State)の管理などのマネージメント機能を提供する機能エンティティが動作する。また、VM-11上のVNF-11として、サービスディスカバリ機能を提供する機能エンティティが動作する。ここで、サービスディスカバリ機能とは、MECサーバ上の機能提供基盤(例えば、MECプラットフォーム)により提供され、アプリケーション等が接続先となる他のMECサーバを特定するための情報(例えば、IPアドレス等)や、利用可能なサービスの検索結果等を提供する機能である。
[0102]
 また、VM-12上のアプリケーションとして、MECアプリケーションが動作してもよい。また、MECアプリケーションは、KVMハイパーバイザ上で動作してもよい。例えば、図19に示す例では、KVMハイパーバイザ上のアプリケーションとして、第1のMECアプリケーション(Appl-1)と、第2のMECアプリケーション(Appl-2)とが動作している。
[0103]
 その他には、伝送帯域(伝送速度)、遅延要求、TCP/IPなどの伝送速度の最適化、及びOSS(Operations System Supports)/BSS(Business system Supports)関連への対応、などの要求に対応するVNFが、考えられる。既存の装置(例えば、基地局、PCRF、HHS、MMEなど)との通信が必要な際は、このVNFが、APIを介して動作して、通信のやり取りを行うことになる。なお、プロトコル及びインタフェースについては、本開示の一実施形態とあわせて別途後述する。また、以降の説明では、MECサーバ上で仮想化された機能エンティティには、vMME、vP-GW、及びvS-GWのように、仮想であること(Virtual)を示す「v」を名称に付与するものとする。
[0104]
 次いで、図20を参照して、MECサーバを含むネットワークのアーキテクチャの一例について説明する。図20は、MECサーバを含むネットワークのアーキテクチャの一例について説明するための説明図である。図20に示すように、OSSやBSS等のネットワーク管理機能からMECサーバ上で仮想化された機能エンティティへのアクセスは、MECプラットフォームにより、既存の機能エンティティへのアクセスと同様となるように管理される。
[0105]
 また、VNFマネージャやMECマネージャは、MECサーバ上で仮想化された機能エンティティや、MECアプリケーション等のように仮想化層で動作するアプリケーションの動作を監視し、監視結果に応じて当該アプリケーションの動作を制御する。同様に、仮想化基盤マネージャは、COTS(commercial off-the-shelf)、コンピュータ、メモリ、及びI/O(Input/Output)インタフェースといったハードウェアと、当該ハードウェア上で動作するKVMハイパーバイザ及びコンテナエンジンの動作を監視する。そして、仮想化基盤マネージャは、監視結果に応じて、当該ハードウェアや、当該ハードウェア上で動作するKVMハイパーバイザ及びコンテナエンジンの動作を制御する。また、VNFマネージャ及びMECマネージャと、仮想化基盤マネージャとは、互いに連携して動作してもよい。また、ネットワーク管理機能、VNFマネージャ、MECマネージャ、及び仮想化基盤マネージャそれぞれの動作は、オーケストレータによる管理に基づき自律化されていてもよい。
[0106]
  (2)システム構成の一例
 次いで、本実施形態の特徴をよりわかりやすくするために、本実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。
[0107]
 図21は、本実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図21に示す例では、システム1は、eNB100と、DeNB110-1及び110-2と、RN120-1及び120-2と、UE200と、MECサーバ300-0~300-5と、S-GW41と、P-GW42と、MME43と、HSS44と、OCS45と、OFCS46と、PCRF47と、PDN50と、アプリケーションサーバ60とを含む。なお、eNB100と、DeNB110-1及び110-2と、RN120-1及び120-2との各ノードを示すブロックにおいて、カッコ内に記載された情報は、当該ノードの識別情報を示すものとする。
[0108]
 図21に示す例では、MECサーバ300-0は、基地局100に関連付けられている(例えば、一体的に形成されている)。同様に、MECサーバ300-1及び300-3は、RN120-1及び120-2にそれぞれ関連付けられている。また、MECサーバ300-2及び300-4は、DeNB110-1及び110-2に関連付けられている。また、MECサーバ300-5は、S-GW41に関連付けられている。
[0109]
 MECサーバ300-0~300-5のそれぞれでは、MECプラットフォーム上で、当該MECサーバの特性に応じたVNFが動作している。具体的には、RN120-1に関連付けられたMECサーバ300-1では、MECプラットフォーム上で、vDeNB、vS-GW、vP-GW、及びMEC Storage-1が動作している。なお、MEC Storage-1は、MECサーバ300-1上で動作する、アプリケーションサーバ等のようなMECアプリケーションやインスタンスが格納されている場所である。また、MEC Storage-1は、VMやコンテナが格納されている場所であってもよい。なお、以降の説明では、単に「MECアプリケーション」と記載した場合には、特に説明が無い限りは、アプリケーションサーバ等のようなMECサーバ上で動作するMECアプリケーションの動作基盤も含み得るものとする。また、以降の説明では、MECサーバ300-1で動作するvDeNB、vS-GW、及びvP-GWを明示的に示す場合に、vDeNB_1、vS-GW_1、及びvP-GW_1と称する場合がある。また、
[0110]
 同様に、RN120-2に関連付けられたMECサーバ300-3では、MECプラットフォーム上で、vDeNB_3、vS-GW_3、vP-GW_3、及びMECアプリケーションが動作している。また、eNB100に関連付けられたMECサーバ300-0では、MECプラットフォーム上で、vS-GW_0、vP-GW_0、及びMECアプリケーションが動作している。また、DeNB110-1に関連付けられたMECサーバ300-2では、MECプラットフォーム上で、vS-GW_2、vP-GW_2、及びMECアプリケーションが動作している。同様に、DeNB110-2に関連付けられたMECサーバ300-4では、MECプラットフォーム上で、vS-GW_4、vP-GW_4、及びMECアプリケーションが動作している。また、S-GW41に関連付けられたMECサーバ300-5では、MECプラットフォーム上で、vP-GW_5及びMECアプリケーションが動作している。さらに、MECサーバ300-0~300-5のそれぞれでは、vMME、vHSS、及びvPCRF等のように、移動体通信ネットワークにおける他の機能エンティティを仮想化したVNFが動作していてもよい。なお、図中の実線はユーザプレーンを意味し、破線は制御プレーンを意味する。また、図中の実線のうち、特に太線で示した部分は仮想的に設定される通信経路(後述する、仮想的なベアラ)を意味する。仮想化されたVNF(vDeNB、vS-GW/vP-GW)等は、NFVプラットホーム、または、それ以外の仮想基盤上で動作してもよい。
[0111]
  (3)ベアラの設定
 本実施形態に係るシステム1では、MME43が、MECサーバ300間にベアラを設定(即ち、確立)する。
[0112]
  (3-1)MECベアラの設定
 具体的には、まずMME43は、MECサーバ300間の接続経路を特定するための管理情報(以降では、「GWマッピングリスト」とも称する)をあらかじめ生成しておく。GWマッピングリストには、例えば、各MECサーバ300に接続するためのAPN(即ち、当該MECサーバ300のvP-GWを特定するためのAPN)と、当該MECサーバ300に接続するために経由するゲートウェイ(例えば、P-GW、S-GW、vP-GW、及びvS-GW)の一覧とが関連付けられて記録されている。
[0113]
 例えば、図22は、GWマッピングリストに記録される情報の一例を示している。図22に示す例では、無線ネットワークのノード(例えば、RN、eNB、DeNB等)の識別情報と、接続先を示すAPNと、当該ノード及び当該APNが指定するサーバ(例えば、MECサーバ)間の接続を確立するために経由するゲートウェイの一覧と、関連付けられて記録されている。なお、カッコ内の数値は、物理的なホップ数を示している。具体的な一例として、図21に示すシステム1において、「RN_1」で示されたRN120-1と、「vAPN#5」が指定するMECサーバ300-5と、の間の接続を確立する場合に着目する。この場合には、GWマッピングリストでは、「RN_1」で示されたノートと、「vAPN#5」が指定するサーバと、の間の接続関係を示すエントリには、接続時に経由される、DeNB110-1と、S-GW41と、MECサーバ300-5におけるvP-GW_5と、のそれぞれを示す情報が記録されている。
[0114]
 また、図23は、GWマッピングリストに記録される情報の他の一例を示している。図23に示す例では、接続元及び接続先のそれぞれ示すAPNと、各APNが指定するサーバ間の接続を確立するために経由するゲートウェイの一覧と、が関連付けられて記録されている。なお、カッコ内の数値は、物理的なホップ数を示している。具体的な一例として、「APN#1」が指定するMECサーバ300-1と、「APN#2」が指定するMECサーバ300-2と、の間の接続を確立する場合に着目する。この場合には、GWマッピングリストでは、「APN#1」及び「vAPN#2」のそれぞれ指定するサーバ間の接続関係を示すエントリには、接続時に経由される、RN120-1と、DeNB110-1と、MECサーバ300-2におけるvS-GW_2及びvP-GW_2
と、のそれぞれを示す情報が記録されている。
[0115]
 なお、各ノードを示す識別情報(P-GWのID等)や、各サーバを指定する識別情報(vAPNやPDNのID等)等のGWマッピングリストに記録される情報は、例えば、HSS44にあらかじめ記録及び管理(Provisioning/Commissioning)されている。即ち、MME43は、例えば、HSS44から取得した情報に基づき、GWマッピングリストを生成すればよい。
[0116]
 また、MME43は、接続先を示すAPNが関連付けられた接続要求をMECサーバ300から受けた場合に、GWマッピングリストに基づき、要求元となるMECサーバ300と、接続要求に関連付けられたAPNが指定する他のMECサーバ300との間にベアラを設定する。ここで、図24を参照して、MME43により設定されるベアラの概要について、図21におけるMECサーバ300-1(MEC-Server-1)とMECサーバ300-2(MEC-Server-2)との間にベアラを設定する場合を例に説明する。図24は、MECサーバ間に設定されるベアラの概要について説明するための説明図である。
[0117]
 例えば、MME43は、MECサーバ300-1から、MECサーバ300-2を指定するAPNが関連付けられた接続要求を受けた場合には、GWマッピングリストに基づき、MECサーバ300-1及び300-2間の接続を確立するために経由するゲートウェイの一覧を特定する。これにより、例えば、MECサーバ300-1のvP-GW_1及びvS-GW_2と、「RN_1」で示されたRN120-1と、「DeNB_1」で示されたDeNB110-1と、MECサーバ300-2のvS-GW_2及びvP-GW_2とが特定される。なお、特定されるゲートウェイのうち、RN、eNB、DeNB、P-GW、及びS-GW等のような物理的な構成が、「第1のゲートウェイ」の一例に相当する。また、MECサーバ300上のvP-GW及びvS-GW等のような仮想的な構成が、「第2のゲートウェイ」の一例に相当する。
[0118]
 次いで、MME43は、特定した、vP-GW_1、vS-GW_2、DeNB_1(即ち、RN120-1)、DeNB_1(即ち、DeNB110-1)、vS-GW_2、及びvP-GW_2のそれぞれの間にベアラを設定する。なお、各ベアラの設定に係る一連の処理の流れの詳細については、実施例として別途後述する。
[0119]
 そして、MME43は、vP-GW_1、vS-GW_2、DeNB_1(即ち、RN120-1)、DeNB_1(即ち、DeNB110-1)、vS-GW_2、及びvP-GW_2のそれぞれの間に設定した一連のベアラを、仮想的なベアラとして設定してもよい。これにより、例えば、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)のvP-GW_1と、MECサーバ300-2(MEC-Server-2)のvP-GW_2との間の一連のベアラを、1つのベアラとして仮想化することが可能となる。なお、以降の説明では、上述した仮想的なベアラを「MECベアラ」とも称する。
[0120]
  (3-2)MECベアラの拡張
 また、本実施形態に係るシステム1においては、MECサーバ300内においてvP-GWまでの経路をVNFとして仮想化して提供することで、例えば、複数のMECサーバ300それぞれで動作するサービス間にまでMECベアラを拡張することも可能である。なお、本説明におけるサービスは、例えば、サービスプロバイダのようなOTT(Over-The-Top)ごとに提供されるサービスや、個別に動作するアプリケーション、VM、コンテナ等を含むものとする。
[0121]
 具体的な一例として、MME43が、MECサーバ300-1及び300-2それぞれで動作するサービス間にベアラを設定する場合に着目する。この場合には、MME43は、MECサーバ300-1から接続先を示すAPNが関連付けられた接続要求に加えて、接続先となるMECサーバ300-2で動作するサービスを特定するための情報(例えば、URIやIPアドレス等)を取得する。なお、MECサーバ300-2で動作するサービスを特定するための情報については、例えば、MECプラットフォームが提供するサービスディスカバリ機能を利用することで取得することが可能である。
[0122]
 次いで、MME43は、GWマッピングリストに基づき、GWマッピングリストに基づき、MECサーバ300-1及び300-2間の接続を確立するために経由するゲートウェイの一覧を特定する。そして、MME43は、特定した各ゲートウェイ間のそれぞれにベアラを設定する。これにより、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)のvP-GW_1と、MECサーバ300-2(MEC-Server-2)のvP-GW_2との間に一連のベアラが設定される。
[0123]
 また、MME43は、取得したるサービスを特定するための情報に基づき、MECサーバ300-2内において、vP-GW_2から当該MECサーバ300-2内で動作するサービスまでの経路をVNFとして仮想化することでベアラを設定する。これは、MECサーバ300-1側についても同様である。
[0124]
 そして、MME43は、MECサーバ300-1及び300-1それぞれにおいてvP-GWからサービスまでの経路を仮想化したベアラと、MECサーバ300-1及び300-2それぞれのvP-GW間を接続する一連のベアラとを、仮想的なベアラ(即ち、MECベアラ)として設定する。なお、以降の説明では、当該仮想的なベアラを前述した「MECベアラ」と特に区別する場合には、「拡張されたMECベアラ」と称する場合がある。このような構成により、MECサーバ300-1のvP-GW_1と、MECサーバ300-2のvP-GW_2との間の一連のベアラを仮想化したベアラを、さらに、MECサーバ300-1及び300-2それぞれで動作するサービス間まで延長することが可能となる。
[0125]
 例えば、図25及び図26は、MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図であり、図21に示すMECサーバ300-1及び300-2間にベアラを設定する場合の一例に相当する。なお、図25は、MECサーバ300のプロトコルスタックにGTP-Uが含まれない場合のアーキテクチャの一例を示している。図25に示す例の場合には、MECサーバ300のvP-GWで、GTP及びGRE(Generic Routing Encapsulation)プロトコルが終端される。また、図26は、MECサーバ300のプロトコルスタックにGTP-Uが含まれる場合のアーキテクチャの一例を示している。図26に示す例の場合には、MECサーバ300自身を特定するポイント(例えば、IPアドレス等)で、GTP及びGREプロトコルが終端されることとなる。
[0126]
 このように、本実施形態に係るシステム1では、MECサーバ300内においてvP-GWまでの経路をVNFとして仮想化して提供するため、MECサーバ300までベアラを拡張することが可能となる。また、本実施形態に係るシステム1において、3GPPで規定されているベアラの方式を、MECサーバ300まで拡張利用することで、例えば、フローベースのQoSを、MECサーバ300間の双方向通信に適用することも可能となる。
[0127]
  (3-3)ベアラの構成例
 例えば、図27及び図28は、MECベアラの構成の一例を示した図である。具体的には、図27は、図26に示すように、MECサーバ300自身を特定するポイント(例えば、IPアドレス等)で、GTP及びGREプロトコルが終端される場合における、MECベアラの構成の一例を示している。また、図28は、図25に示すように、MECサーバ300のvP-GWで、GTP及びGREプロトコルが終端される場合における、MECベアラの構成の一例を示している。
[0128]
 また、APNが付与される対象は、必ずしもMECサーバ300のみには限定されない。具体的な一例として、例えば、サービスプロバイダ等のようなOTTごとや、アプリケーションごとにAPNが付与されていてもよい。このような場合には、例えば、1つのMECサーバ300上で、複数のOTTのサービス(換言すると、アプリケーション)が動作するような状況下においても、APNに基づき、OTTが提供するサービスそれぞれを個別に特定することが可能となる。また、アプリケーションが実装されるVMごとや、コンテナごとにAPNを付与することも可能である。
[0129]
 例えば、図29及び図30Aは、MECベアラの構成の一例を示した図である。図29及び図30Aに示す例では、MECサーバ300上で複数のOTTのサービスが動作する状況下において、OTTごとにMECベアラ(例えば、拡張されたMECベアラ)が設定されている。なお、図29は、図26に示すように、MECサーバ300自身を特定するポイント(例えば、IPアドレス等)で、GTP及びGREプロトコルが終端される場合における、MECベアラの構成の一例を示している。また、図30Aは、図25に示すように、MECサーバ300のvP-GWで、GTP及びGREプロトコルが終端される場合における、MECベアラの構成の一例を示している。このような構成により、例えば、OTTごとや、VMごと、またはコンテナごとに独立したQoSの提供を実現することも可能となる。例えば、図30Bは、MECベアラの構成の一例を示した図であり、コンテナごとにMECベアラを設定した場合の一例を示している。また、図30Cは、MECベアラの構成の一例を示した図であり、VMごとにMECベアラを設定した場合の一例を示している。
[0130]
 また、図31は、本実施形態に係るシステム1におけるベアラ構成の一例について説明するための説明図であり、MECサーバ300がUEに対してサービスを提供する場合の一例について示している。例えば、図31の上段に示した例は、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)が、他のMECサーバ300-2(MEC-Server-2)と連携することで、UEに対してサービスを提供する場合の一例を示している。この場合には、UEとMECサーバ300-1との間にはEPSベアラが設定され、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間にはMECベアラが設定されることとなる。また、図31の下段に示した例は、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)が、アプリケーションサーバ60と連携することで、UEに対してサービスを提供する場合の一例を示している。この場合には、UEとMECサーバ300-1との間にはEPSベアラが設定され、MECサーバ300-1とアプリケーションサーバ60との間にはMECベアラが設定されることとなる。このような構成により、本実施形態に係るシステム1は、サービスが要求するQoSを、より好適な態様で満足するベアラを提供することが可能となる。
[0131]
  <4.2.第1の実施例>
 次いで、本実施形態の第1の実施例として、OSSやBSS等のネットワーク管理機能(以降では、単に「OSS」と称する)からの要求に基づき、MECサーバ300間にMECベアラを設定する場合の例について説明する。なお、本説明では、OSSからの要求に基づき、図21における、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間にMECベアラを設定することで、MECサーバ300-1からMECサーバ300-2にアプリケーションの情報を移動させる場合に着目して説明する。
[0132]
 例えば、図32は、本実施形態の第1の実施例に係るシステム1において実行されるベアラ設定処理の流れの一例について示したシーケンス図である。なお、図32に示すように、本シーケンスには、OSS、HSS44、MME43、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)、RN120-1(RN_1)、DeNB110-1(DeNB_1)、S-GW41、及びMECサーバ300-2(MEC-Server-2)が関与する。
[0133]
 まず、OSSからの指示に基づき、各ノードを示す識別情報(P-GWのID等)や、各サーバを指定する識別情報(APNや、PDNのID等)等の一覧が、HSS44に、登録される(S301)。MME43は、HSS44に登録された当該情報に基づき、GWマッピングリストを生成する(S303)。なお、GWマッピングリストの生成については、事前に実行されていればよく、MECサーバ300間にMECベアラを設定するごとに同処理が実行される必要はない。
[0134]
 次いで、OSSからの指示に基づき、MECサーバ300間にMECベアラを設定する処理に着目して説明する。例えば、MECサーバ300間においてアプリケーションの情報を移動させる場合には、ネットワーク管理者等が、UI(例えば、GUI)を介してOSSに対して、アプリケーションの情報の移動先となるMECサーバ300を指定したうえで、当該情報の移動を指示する。
[0135]
 具体的な一例として、ネットワーク管理者等が、UI(例えば、GUI)を介してOSSに対して、MECサーバ300-1からMECサーバ300-2へのアプリケーションの情報の移動を指示したものとする。この場合には、OSSは、MME43に対して、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間におけるMECベアラの設定要求を行う。これにより、MECベアラの設定要求信号がOSSからMME43に送信される(S305)。なお、このMECベアラの設定要求が、「接続要求」の一例に相当する。
[0136]
 OSSからのMECベアラの設定要求を受けて、MME43は、MECサーバ300-1及び300-2それぞれに接続するためのAPNと、GWマッピングリストとを照合し、MECサーバ300-1からMECサーバ300-2に接続するために経由するゲートウェイの一覧を特定する(S307)。図32に示す例の場合には、MECサーバ300-1におけるvP-GW_1、vS-GW_1、及びvDeNB_1と、RN120-1と、DeNB110-1と、S-GW41と、MECサーバ300-1におけるvS-GW_2及びvP-GW_2とが特定される。
[0137]
 なお、APNに対応するP-GWの特定は、例えば、DNS等の仕組み(FQDN:Fully Qualified Domain Name)等に基づき実行される。また、各MECサーバ300が設置されているGWの特定については、TAI List allocationポリシー等と同様に、サービスプロバイダのようなOTT等からの指示に基づき事前に登録された情報に基づき実行されればよい。また、MECサーバ300が、MECプラットフォームが提供する機能(例えば、API)を利用することで、接続されているノード(例えば、eNodeB、NodeB、Relay Node、DeNodeB等のようなRadio Nodes)の位置情報を取得し、取得した位置情報をMME43に通知してもよい。
[0138]
 次いで、MME43は、MECサーバ300-1のvS-GW_1に対して、vP-GW_1との間のS5/S8ベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vS-GW_1は、vP-GW_1との間にS5/S8ベアラを確立する。また、MME43は、MECサーバ300-1のvDeNB_1に対して、RN120-1との間のS1-Uベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vDeNB_1は、RN120-1との間にS1-Uベアラを設定する(S309)。そして、各ベアラの設定が完了すると、MECサーバ300-1からMME43に対して、MECベアラの設定要求に対する応答が送信される(S311)。
[0139]
 同様に、MME43は、MECサーバ300-2のvS-GW_2に対して、vP-GW_2との間のS5/S8ベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vS-GW_2は、vP-GW_2との間にS5/S8ベアラを確立する。また、MME43は、MECサーバ300-2のvS-GW_2に対して、DeNB110-1との間のS1-Uベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vS-GW_2は、DeNB110-1との間にS1-Uベアラを確立する(S313)。そして、ベアラの設定が完了すると、MECサーバ300-2からMME43に対して、MECベアラの設定要求に対する応答が送信される(S315)。
[0140]
 また、MME43は、S-GW41を介してDeNB110-1に対して、DeNB110-1とRN120-1との間のS1-U/Unベアラの確立を指示する(S317)。この指示を受けて、DeNB-1は、DeNB110-1とRN120-1との間にS1-U/Unベアラを設定する(S319)。そして、ベアラの設定が完了すると、S-GW41からMME43に対して、MECベアラの設定要求に対する応答が送信される(S321)。
[0141]
 なお、上記に説明した各ベアラのうち、少なくとも一部のベアラが既に設定(確立)されている場合も想定され得る。このように、既に設定されているベアラが存在する場合には、必ずしも新たにベアラが設定される必要はなく、既に設定されているベアラが使用されてもよい。
[0142]
 以上により、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間を接続する一連のベアラが設定され、当該ベアラを介して、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間におけるデータの転送やアプリケーション間の通信が可能となる。次いで、MECサーバ300-1及び300-2の通信ポイントの識別情報(例えば、IPアドレス等)が特定されると、vP-GW_1とMECサーバ300-1の通信ポイントとの間と、vP-GW_2とMECサーバ300-2の通信ポイントとの間とのそれぞれに新規ベアラ(トンネル)がデフォルトベアラとして設定される。また、MME43は、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間で設定された一連のベアラを仮想化することでMECベアラを設定する。
[0143]
 そして、MME43は、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間における各ベアラ(即ち、GWマッピングリストに基づき特定した各ゲートウェイ間におけるベアラ)の設定の完了を確認すると、MECベアラの設定要求に対する応答をOSSに送信する(S323)。
[0144]
 以上により、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間が、MECベアラにより接続されることとなる(S325)。これにより、MECサーバ300-1は、アプリケーションの情報を、設定されたMECベアラを介してMECサーバ300-2に送信することが可能となる(S327)。
[0145]
 なお、第1の実施例における、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間の通信におけるプロトコルスタックは、図25及び図26を参照して前述した通りである。
[0146]
  <4.3.第2の実施例>
 次いで、本実施形態の第2の実施例として、UE200がMECサーバ300上で動作するアプリケーションと通信を行っている状況下において、当該アプリケーションが、他のMECサーバ300で動作するアプリケーションと連携して動作する場合の例について説明する。なお、本説明では、図21に示す構成において、MECサーバ300-1上で動作するアプリケーションAppl-1からの要求に基づき、当該MECサーバ300-1と、アプリケーションAppl-2が動作するMECサーバ300-2との間にMECベアラが設定される場合に着目して説明する。
[0147]
 例えば、図33は、本実施形態の第2の実施例に係るシステム1において実行されるベアラ設定処理の流れの一例について示したシーケンス図である。なお、図33に示すように、本シーケンスには、OSS、HSS44、MME43、UE200、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)、RN120-1(RN_1)、DeNB110-1(DeNB_1)、S-GW41、及びMECサーバ300-2(MEC-Server-2)が関与する。
[0148]
 まず、OSSからの指示に基づき、各ノードを示す識別情報や、各サーバを指定する識別情報等の一覧がHSS44に登録され(S401)、当該情報に基づき、MME43によりGWマッピングリストが生成される(S403)。なお、本処理は、図32において参照符号S301及びS303で示された処理と同様である。
[0149]
 また、UE200からの要求に基づき、MECサーバ300-1上のアプリケーションAppl-1が動作を開始する(S405)。
[0150]
 ここで、アプリケーションAppl-1が、UE200に対してサービスを提供するために、MECサーバ300-2上で動作するアプリケーションAppl-2との連携が必要となったものとする。この場合には、アプリケーションAppl-1は、MECプラットフォームから提供されるサービスディスカバリ機能を利用することで、アプリケーションAppl-2が格納されているMECサーバ300-2へ接続するための情報(例えば、APN)を取得する(S407)。
[0151]
 次いで、アプリケーションAppl-1は、MME43に対して、取得したAPNに基づき、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間におけるMECベアラの設定要求を行う。これにより、当該APNが関連付けられたMECベアラの設定要求信号がMECサーバ300-1からMME43に送信される(S409)。なお、このときアプリケーションAppl-1が、MECベアラの設定要求を行う相手は、MECサーバ300-1内でVNFとして実現されるvMMEであってもよい。また、アプリケーションAppl-1とMME43との間のインタフェース(換言すると、通信路)は、VNFとして実現されるvS-GWが実装されていることで確立することが可能となる。また、アプリケーションAppl-1からMME43へのインタフェースの他の一例として、SCEF(Service Capability Exposure Function)と呼ばれる機能により提供されるインタフェースが利用されてもよい。なお、SCEFの詳細については、別途後述する。
[0152]
 なお、参照符号S411~S425で示された処理は、図32において参照符号S307~S321で示された処理と同様である。即ち、MME43は、アプリケーションAppl-1からの接続要求に関連付けられたAPNと、GWマッピングリストとを照合し、MECサーバ300-1からMECサーバ300-2に接続するために経由するゲートウェイの一覧を特定する(S411)。そして、MME43は、MECサーバ300-1のvS-GW_1及びvDeNB_1と、MECサーバ300-2のvS-GW_2と、S-GW41とのそれぞれに対してベアラの確立を指示する。これにより、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間を接続する一連のベアラが設定される。次いで、MECサーバ300-1及び300-2の通信ポイントの識別情報(例えば、IPアドレス等)が特定されると、vP-GW_1とMECサーバ300-1の通信ポイントとの間と、vP-GW_2とMECサーバ300-2の通信ポイントとの間とのそれぞれに新規ベアラ(トンネル)がデフォルトベアラとして設定される。また、MME43は、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間で設定された一連のベアラを仮想化することでMECベアラを設定する(S413~S425)。
[0153]
 そして、MME43は、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間における各ベアラの設定の完了を確認すると、MECベアラの設定要求に対する応答を、MECサーバ300-1上で動作するアプリケーションAppl-1に送信する(S427)。
[0154]
 以上により、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2との間が、MECベアラにより接続されることとなる(S429)。これにより、設定されたMECベアラを介して、MECサーバ300-1上で動作するアプリケーションAppl-1と、MECサーバ300-2上で動作するアプリケーションAppl-2との間での通信が有効化される。即ち、アプリケーションAppl-1は、設定されたMECベアラを介して、アプリケーションAppl-2と連携することが可能となる(S431)。
[0155]
 なお、本実施例で設定されるMECベアラは、例えば、MECサーバ300-1及び300-2間で設定されるMECベアラでもよいし、アプリケーションAppl-1及びAppl-2間(つまり、VM間やコンテナ間)で設定される拡張されたMECベアラであってもよい。
[0156]
 また、上記では、MECサーバ300-1及び300-2間における連携について説明したが、必ずしも同構成のみには限定されない。具体的な一例として、3つ以上のMECサーバが連携させることも可能である。この場合には、例えば、3つ以上のMECサーバそれぞれの間にMECベアラを設定することで、当該3つ以上のMECベアラを互いに連携させることが可能となる。
[0157]
 また、第2の実施例における、MECサーバ300-1とMECサーバ300-2と間の通信におけるプロトコルスタックは、図25及び図26を参照して前述した通りである。
[0158]
  <4.4.第3の実施例>
 次いで、本実施形態の第3の実施例として、UE200が互いに異なるノード(eNB、RN等)が提供するセル間を移動するような状況を想定し、当該UE200にサービスを提供するMECサーバ300が、他のMECサーバ300と連携して動作する場合の一例について説明する。なお、本説明では、図21に示す構成において、UE200が、RN120-1及び120-2それぞれが提供するセル間を移動する状況を想定し、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3とが連携するために、双方の間(即ち、MECサーバ300-1及び300-3間)にMECベアラが設定される場合に着目して説明する。
[0159]
 例えば、図34は、本実施形態の第3の実施例に係るシステム1において実行されるベアラ設定処理の流れの一例について示したシーケンス図である。なお、図34に示すように、本シーケンスには、OSS、HSS44、MME43、UE200、MECサーバ300-1(MEC-Server-1)、RN120-1(RN_1)、DeNB110-1(DeNB_1)、S-GW41、DeNB110-2(DeNB_2)、RN120-2(RN_2)、及びMECサーバ300-3(MEC-Server-3)が関与する。
[0160]
 まず、OSSからの指示に基づき、各ノードを示す識別情報や、各サーバを指定する識別情報等の一覧がHSS44に登録され(S501)、当該情報に基づき、MME43によりGWマッピングリストが生成される(S503)。なお、本処理は、図30において参照符号S301及びS303で示された処理と同様である。
[0161]
 また、UE200からの要求に基づき、MECサーバ300-1上のアプリケーションAppl-1が動作を開始する(S505)。
[0162]
 ここで、UE200が、RN120-1が提供するセルから、RN120-2が提供するセルに移動することで、当該UE200に対してサービスを提供するために、他のMECサーバ300を利用した方が望ましい状態が検出されたものとする。この場合には、アプリケーションAppl-1は、MECプラットフォームから提供されるサービスディスカバリ機能を利用することで、UE200に対してサービスを提供するために、より好適な環境(例えば、最大遅延、最小保障帯域等を満たす環境)を提供可能なMECサーバ300の発見を試みる。なお、このときアプリケーションAppl-1は、より好適な環境を提供可能なMECサーバ300を発見するために、例えば、接続してきているUE200の位置情報や、現在接続しているノード(例えば、RN、eNB、DeNB、NB等)の情報等を利用してもよい。その結果として、アプリケーションAppl-1は、MECサーバ300-3へ接続するための情報(例えば、vAPN)を取得する(S507)。なお、以降の説明では、アプリケーションAppl-1は、MECサーバ300-3へ接続するための情報としてAPNを取得したものとして説明するが、MECサーバ300-3へ接続することが可能であれば取得される情報の種別は特に限定されない。具体的な一例として、アプリケーションAppl-1は、MECサーバ300-3へ接続するための情報として、URIやIPアドレスを取得してもよい。
[0163]
 次いで、アプリケーションAppl-1(もしくは、サービス提供する他のアプリケーション)は、MME43に対して、取得したAPNに基づき、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3との間におけるMECベアラの設定要求を行う。これにより、当該APNが関連付けられたMECベアラの設定要求信号がMECサーバ300-1からMME43に送信される(S509)。なお、MECサーバ300-1からMME43へのインタフェースとしては、例えば、eNBやRN等のノードを介したS1-MMEインタフェース、または、S-GWを介したS11インタフェースにより実現される。
[0164]
 また、MECサーバ300-1からMME43へのインタフェースの他の一例として、SCEFにより提供されるインタフェースが利用されてもよい。この場合には、MECサーバ300-1(または、MECサーバ300-1上で動作するアプリケーション)は、例えば、SCEFを利用することでMME43に接続し、ベアラの設定要求を行うことが可能である。また、このときMECサーバ300-1は、SCEFを利用することで、ベアラの設定状況(例えば、ベアラの設定が完了したか否か)をモニタリングすることも可能となる。なお、SCEFの詳細については、別途後述する。
[0165]
 アプリケーションAppl-1からのMECベアラの設定要求を受けて、MME43は、MECサーバ300-1及び300-3それぞれに接続するためのAPNと、GWマッピングリストとを照合し、MECサーバ300-1からMECサーバ300-3に接続するために経由するゲートウェイの一覧を特定する(S511)。図34に示す例の場合には、MECサーバ300-1におけるvP-GW_1、vS-GW_1、及びvDeNB_1と、RN120-1と、DeNB110-1と、S-GW41と、DeNB110-2と、RN120-2と、MECサーバ300-3におけるvDeNB_3、vS-GW_3、及びvP-GW_3とが特定される。
[0166]
 次いで、MME43は、MECサーバ300-1のvS-GW_1に対して、vP-GW_1との間のS5/S8ベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vS-GW_1は、vP-GW_1との間にS5/S8ベアラを確立する。また、MME43は、MECサーバ300-1のvDeNB_1に対して、RN120-1との間のS1-Uベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vDeNB_1は、RN120-1との間にS1-Uベアラを設定する(S513)。そして、各ベアラの設定が完了すると、MECサーバ300-1からMME43に対して、MECベアラの設定要求に対する応答が送信される(S515)。
[0167]
 同様に、MME43は、MECサーバ300-3のvS-GW_3に対して、vP-GW_2との間のS5/S8ベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vS-GW_3は、vP-GW_3との間にS5/S8ベアラを確立する。また、MME43は、MECサーバ300-3のvDeNB_3に対して、RN120-2との間のS1-Uベアラの確立を指示する。この指示を受けて、vDeNB_3は、RN120-2との間にS1-Uベアラを設定する(S517)。そして、ベアラの設定が完了すると、MECサーバ300-3からMME43に対して、MECベアラの設定要求に対する応答が送信される(S519)。
[0168]
 また、MME43は、S-GW41を介してDeNB110-1に対して、DeNB110-1とRN120-1との間のS1-U/Unベアラの確立を指示する。この指示を受けて、DeNB-1は、DeNB110-1とRN120-1との間にS1-U/Unベアラを設定する(S523)。同様に、MME43は、S-GW41を介してDeNB110-2に対して、DeNB110-2とRN120-2との間のS1-U/Unベアラの確立を指示する。この指示を受けて、DeNB-2は、DeNB110-2とRN120-2との間にS1-U/Unベアラを設定する(S529)。次いで、MME43は、S-GW41に対して、DeNB110-1とS-GW41と間と、DeNB110-2とS-GW41と間と、のそれぞれについてS1-U/Unベアラの確立を指示する。この指示を受けて、S-GW41は、DeNB110-1とS-GW41と間と、DeNB110-2とS-GW41と間と、のそれぞれにS1-U/Unベアラを設定する(S525、S527)。そして、一連のベアラの設定が完了すると、S-GW41からMME43に対して、MECベアラの設定要求に対する応答が送信される(S531)。
[0169]
 次いで、MECサーバ300-1及び300-3の通信ポイントの識別情報(例えば、IPアドレス等)が特定されると、vP-GW_1とMECサーバ300-1の通信ポイントとの間と、vP-GW_3とMECサーバ300-3の通信ポイントとの間とのそれぞれに新規ベアラ(トンネル)がデフォルトベアラとして設定される。また、MME43は、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3との間で設定された一連のベアラを仮想化することでMECベアラを設定する。
[0170]
 なお、上記に説明した各ベアラのうち、少なくとも一部のベアラが既に設定(確立)されている場合も想定され得る。このように、既に設定されているベアラが存在する場合には、必ずしも新たにベアラが設定される必要はなく、既に設定されているベアラが使用されてもよい。また、上述した処理により、DeNB110-1とDeNB110-2との間と、RN120-1とDeNB110-1との間と、RN120-2とDeNB110-2との間とのそれぞれに設定されるベアラは、1対1でマッピングされるX2インタフェース用に利用されるベアラと等価である。
[0171]
 そして、MME43は、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3と間における各ベアラの設定の完了を確認すると、MECベアラの設定要求に対する応答を、MECサーバ300-1上で動作するアプリケーションAppl-1に送信する(S533)。
[0172]
 以上により、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3との間が、MECベアラにより接続されることとなる(S535)。これにより、設定されたMECベアラを介して、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3との間において、アプリケーションの情報を転送することも可能となる。
[0173]
 より具体的な一例として、MECサーバ300-1から、MECサーバ300-3にアプリケーションAppl-1の情報を転送することで、MECサーバ300-3上でアプリケーションAppl-1の情報を引き継いだアプリケーションAppl-3を動作させることも可能となる。また、他の一例として、MECサーバ300-3上でアプリケーションAppl-3を動作させ、当該アプリケーションAppl-3と、MECサーバ300-1上で動作するアプリケーションAppl-1とを互いに連携させてもよい。
[0174]
 なお、UE200が、これまで利用していたアプリケーションAppl-1から、新しいMECサーバ300-3上で動作するアプリケーションAppl-3の利用を開始した場合には、UE200からアプリケーションAppl-1へのベアラは、MME43からの指示に基づき解放されてもよい。この場合には、例えば、MME43は、UE200またはアプリケーションからの指示を受けて、当該ベアラの開放を指示してもよい。
[0175]
 なお、本実施例で設定されるMECベアラは、例えば、MECサーバ300-1及び300-3間で設定されるMECベアラでもよいし、プリケーションAppl-1及びAppl-3間(VM間やコンテナ間等)で設定される拡張されたMECベアラであってもよい。
[0176]
 以上のような構成により、UE200は、例えば、RN120-2が提供するセルに移動した場合においても、アプリケーションAppl-1から受けていたサービスの提供を、当該アプリケーションAppl-1に替えて、アプリケーションAppl-3から引き続き受けることが可能となる。また、これにより、UE200は、RN120-1及び120-2のそれぞれが提供するセル間を移動するような状況下においても、より好適な環境(例えば、最大遅延、最小保障帯域等を満たす環境)でサービスの提供を受けることが可能となる。
[0177]
 また、第3の実施例における、MECサーバ300-1とMECサーバ300-3と間の通信におけるプロトコルスタックの一例を、図35~図37と、図38~図40とに示す。図35~図37と、図38~図40とは、MECサーバ間における通信のプロトコルスタックの一例を示した図である。例えば、図35~図37は、MECサーバ300のプロトコルスタックにGTP-Uが含まれない場合のアーキテクチャの一例を示している。図35~図37に示す例の場合には、MECサーバ300のvP-GWで、GTP及びGREプロトコルが終端される。また、図38~図40は、MECサーバ300のプロトコルスタックにGTP-Uが含まれる場合のアーキテクチャの一例を示している。図38~図40に示す例の場合には、MECサーバ300自身を特定するポイントや、VMまたはコンテナを特定するポイント(例えば、IPアドレス等)で、GTP及びGREプロトコルが終端されることとなる。
[0178]
  <4.5.第4の実施例>
 次いで、本実施形態の第4の実施例として、互いに異なるPLMN(Public Land Mobile Network)に位置するMECサーバ間においてMECベアラを設定する際に、所謂アクセスコントロールを行う場合の一例について説明する。例えば、図41は、本実施形態の第4の実施例の概要について説明するための説明図である。
[0179]
 例えば、図41は、Visited PLMN側に位置するMECサーバ300から、Home PLMN側に位置するMECサーバへのアクセスをコントロールする場合の構成の一例を示している。なお、Visited PLMNは、UEの契約先とは異なる他の事業者(例えば、キャリア)が提供するPLMN(即ち、ローミングにより接続するPLMN)を示している。また、Home PLMNは、UEの契約先となる事業者が提供するPLMNを示している。
[0180]
 図41に示すように、Visited PLMN側に位置するMECサーバから、Home PLMN側のMECサーバ上で動作するサービスへのアクセスは、Visited PLMN側のvS-GWから、Home PLMN側のvP-GWを介して行われる。このとき、本実施例に係るシステム1では、例えば、Home PLMN側のHSSに登録されたアクセスポリシーに基づき、Visited PLMN側のMMEが、Visited PLMN側に位置するMECサーバから、Home PLMN側のMECサーバ300へのアクセスを制御する。
[0181]
 具体的な一例として、「HSS Provisioning APN List」として示したローミング時のアクセスポリシーでは、APNとして「vAPN-H1」が割り振られたサービス(即ち、「OTT-1」が提供するサービス)については、Visited PLMN側からのアクセスが許可(Allowed)されている。また、APNとして「vAPN-H2」が割り振られたサービス(即ち、「OTT-2」が提供するサービス)については、Visited PLMN側からのアクセスが禁止(Not-Allowed)されている。また、当該アクセスポリシーでは、APNとして「vAPN-V1」が割り振られたVisited PLMN側のサービスと、「vAPN-H1」が割り振られたHome PLMN側のサービスとの間のアクセスが個別に許可されている。
[0182]
 即ち、Visited PLMN側のMMEは、Home PLMN側のHSSに登録されたローミング時のアクセスポリシーに基づき、例えば、Visited PLMN側のMECサーバから、「vAPN-H2」が割り振られた「OTT-2」が提供するサービスへのアクセスを禁止する。また、Visited PLMN側のMMEは、当該アクセスポリシーに基づき、Visited PLMN側のMECサーバから、「vAPN-H1」が割り振られた「OTT-1」が提供するサービスへのアクセスを許可する。
[0183]
 また、本実施例に係るシステム1では、上述したローミング時のアクセスポリシーに基づき、例えば、Visited PLMN側で動作するMECサーバ(または、サービス)と、Home PLMN側で動作するMECサーバ(または、サービス)との間におけるMECベアラの設定が制御される。
[0184]
 具体的な一例として、Visited PLMN側のMMEは、Home PLMN側のHSSに登録されたローミング時のアクセスポリシーに基づき、Visited PLMN側のMECサーバから、「vAPN-H1」が割り振られた「OTT-1」が提供するサービスへのMECベアラの設定を許可する。また、Visited PLMN側のMMEは、当該アクセスポリシーに基づき、Visited PLMN側のMECサーバから、「vAPN-H2」が割り振られた「OTT-2」が提供するサービスへのMECベアラの設定を禁止する。
[0185]
 なお、上述したローミング時におけるアクセスコントロールは、例えば、異なるキャリアのネットワークに設置されたMECサーバ間のアクセスコントロールや、移動性を具備した中継基地局に実装されるMECサーバを考慮したアクセスコントロールにも応用することが可能である。また、上述したアクセスコントロールは、所謂ローカルブレークアウトに適用されてもよい。
[0186]
  <4.6.第5の実施例>
 次いで、本実施形態の第5の実施例として、本実施形態に係るシステム1に対してPCC(Policy and Charging Control)の仕組みを導入する場合の一例について説明する。
[0187]
 例えば、図42は、本実施形態の第4の実施例の概要について説明するための説明図であり、PCCのアーキテクチャの一例について示している。前述したように、PCRFは、ポリシー及び課金制御を行う機能エンティティである。より具体的な一例として、PCRFは、オンライン課金システム(OCS:Online Charging System)や、オフライン課金システム(OFCS:Offline Charging System)と連携することで、課金状況に応じてQoSの切り替え等を実行する。なお、TDF(Traffic Detection Function)は、ネットワーク上のトラフィックの識別及び測定や、トラフィックを確保するためのポリシーの適用等を行う機能である。
[0188]
 また、PCEF(Policy and Charging Enforcement Function)は、PCRFから通知される情報に従い、IPフロー単位にポリシー制御を実施及び課金を行う機能エンティティである。PCEFは、例えば、前述したP-GWに実装され得る。また、BBERF(Bearer Biding and Event Reporting Functions)は、PCEFと同様に、PCRFから通知される情報に従いポリシー制御を実行する。また、BBERFは、P-GWから受信したパケットをeNBに転送する無線アクセスベアラの特定等のような、アクセスシステム固有のQoS制御との連携処理を実行する。BBERFは、例えば、前述したS-GWに実装され得る。また、前述したMECサーバは、図42に示すAF(Application Function)に相当し得る。
[0189]
 なお、図42に示すアーキテクチャにおいては、AF(即ち、MECサーバ)から、PCRFに対するインタフェースは、QoS等の情報を共有(通知)するためのRxインタフェースのみが規定されている。そのため、AFからPCRFに対してQoSの要求を行うインタフェースは規定されておらず、あくまで、PCRFが、AFから通知される情報に応じてQoSを切り替えている。
[0190]
 これに対して、現在、SCEFと呼ばれる新たな機能の適用が検討されている。SCEFは、SCS(Service Capability Server)やAS(Application Serve)からEPC内のネットワーク機能にアクセスして、情報のやり取りを可能にするインタフェースを提供する。
[0191]
 例えば、図43は、SCEFの適用により実現されるインタフェースの一例について説明するための説明図である。図43に示すように、SCEFが適用されることで、例えば、SCSやASから、PCRFに対してQoSの要求を行うためのインタフェースが提供される。これにより、例えば、MECサーバ(または、MECサーバ上で動作するアプリケーション)から、PCRFに対してポリシー(例えば、QoS等)の設定を行うことも可能となる。
[0192]
 また、図44は、SCEFの適用により実現されるインタフェースの他の一例について説明するための説明図である。図44に示すように、SCEFが適用されることで、例えば、SCS及びASと、HSSとの間のインタフェースが提供される。これにより、例えば、MECサーバ(または、MECサーバ上で動作するアプリケーション)から、MMEに対して、SCEF及びHSSを介して、他のMECサーバへの接続要求(即ち、MECベアラの設定要求)を直接行うことも可能となる。
[0193]
 また、図45~図47は、SCEFの適用により実現されるインタフェースの他の一例について説明するための説明図である。例えば、図45に示すように、SCEFが適用されることで、例えば、MECサーバ(または、MECサーバ上で動作するアプリケーション)からMMEに対してベアラ(例えば、MECベアラ)の設定要求を行うことも可能となる。また、MECサーバからMMEに対してベアラの設定要求を行った場合に、SCEFの適用により提供されるインタフェースを介して、ベアラの設定状況(例えば、ベアラの設定が完了したか否か)をモニタリングすることも可能となる。例えば、図46は、モニタリングの要求に係る一連の処理の流れの一例を示している。また、図47は、モニタリングイベントのレポートに係る一連の処理の流れの一例を示している。
[0194]
 また、MECサーバに対して、ADC(Application Detection and Control Function)と呼ばれる機能を適用してもよい。例えば、図48及び図49は、MECサーバに対してADCを適用するためのアーキテクチャの一例を示している。例えば、ADCは、図48に示すように、TDFに具備され得る。また、他の一例として、ADCは、図49に示すように、vP-GW上で動作するvPCEFに具備されていてもよい。
[0195]
 このように、MECサーバに対してADCを適用することで、例えば、MECサーバからPCRFに対して、定義されたアプリケーションの検出及び制御(例えば、開始や停止)のレポートを、Rxインタフェースを介さずに実現することが可能となる。これにより、例えば、複数のMECサーバが連携してサービスを提供するような状況下(例えば、クラウドゲーミング等)において、MECサーバ間で要求されるQoS(例えば、遅延や保障帯域等)を確保するために、MECサーバからPCRFに対して、ベアラなどのリソースのアサインを行うことが可能となる。
[0196]
 なお、上記MMEがネットワーク内に複数ある場合には、必要に応じて、適切な認証手続きを経て互いに連携することで、GWマッピングリスト等を共有参照することも可能である。なお、その際には、現在3GPPで規定されているS10インタフェースを利用することも可能である。例えば、図50Aは、MME間の通信におけるプロトコルスタックの一例を示している。
[0197]
  <4.7.評価>
 以上、本実施形態に係る各実施例を詳細に説明した。
[0198]
 本実施形態に依れば、MECサーバに対して、既存のネットワークプロトコルを最大限流用し、既存のネットワーク機器への変更を行うことなく、これまで規定されていなかった無線通信ネットワーク内に設置されるサーバ(MECサーバ)間の通信経路を実現することが可能となる。
[0199]
 また、本実施形態に依れば、無線通信ネットワーク内外に関わらず、複数のMECサーバを連携させることが可能となる。そのため、例えば、サービスの提供に制約があるアプリケーションについても、MECサーバ間の連携により、ユーザに対してより好適な態様でサービスを提供することが可能となる。さらに、計算資源の異なる複数のMECサーバを連携させることも可能になるため、所謂分散処理型のサービスの提供を、無線通信ネットワークを介して行うことも可能となる。
[0200]
 また、本実施形態に依れば、既存のOSS及びBSSの仕組みを利用して、MECサーバ間におけるアプリケーションの情報の移動を行うことが可能となる。
[0201]
 また、本実施形態に依れば、MECサーバ間の接続に対して、LTEで規定されているEBSベアラをMECサーバ内まで提供することが可能となる。これにより、例えば、LTEにおけるQoSの仕組みをMECサーバ間の通信(例えば、双方向通信)に適用することも可能となる。
[0202]
 また、本実施形態に依れば、SDN(Software-Defined Networking)/NFVの仕組みと、既存の3GPPの仕組みと、の双方を利用することが可能となる。そのため、例えば、今後発展が期待されるIoTネットワークや、将来実現される5Gネットワークへの適用も可能となる。
[0203]
 また、本実施形態に依れば、SDN/NFVのVNFにより、ネットワーク機能を仮想化することで、すべてのパケットに対してDPIを行わずに、サーバ間(MECサーバ間)の通信を実現することが可能となる。そのため、例えば、DPIの実行に伴うシステムへの負荷を軽減することが可能となる。また、DPIを行う必要がなくなるため、MECサーバを必ずしもネットワーク機器間に設置する必要がなくなり、既存のネットワークへのMECサーバの設置がより容易になる。
[0204]
 また、本実施形態に依れば、MECサーバに対してAPNをアサインし、HSS、MME、及びPCRF等の仕組みを利用することで、例えば、当該MECサーバでサービスを提供するOTT(例えば、サービスプロバイダー)ごとに、接続可能なMECサーバの認証及び特定を行うことが可能となる。
[0205]
 また、本実施形態に依れば、各APNに対して、3GPPの既存の枠組みであるEPSベアラを利用することが可能である。そのため、例えば、各サービスに対して適切なQoSを提供することも可能となる。
[0206]
 また、本実施形態に依れば、MECプラットフォームが提供するサービスディスカバリ機能を利用することで、MECサーバを特定するための情報(例えば、APN等)を取得することが可能となる。そのため、例えば、OSS、UE、または、アプリケーション(例えば、MECサーバ上で動作するアプリケーション)からの指示に基づき、MECサーバ間の通信経路を確立し、当該MECサーバ間においてアプリケーションの情報を移動させることも可能となる。また、このような仕組みにより、例えば、UEがセル間を移動するような状況下においても、より好適な環境(例えば、最大遅延、最小保障帯域等を満たす環境)を提供可能なMECサーバから、当該UEに対してサービスを提供することが可能となる。
[0207]
 また、本実施形態に依れば、3GPPの枠組みを利用することで、課金やポリシー制御を、MECサーバ上のアプリケーションごとや、VMごと、またはコンテナごとに行うことが可能となる。
[0208]
 また、本実施形態に依れば、サーバ(例えば、MECサーバ)ごとや、VMごと、またはコンテナごと(換言すると、APNごと)のアクセスポリシーをHSSに登録することで、ローミング時やローカルブレークアウト時におけるサーバへのアクセス制御を実現することが可能となる。
[0209]
 なお、上述した例では、LTEの無線通信アクセス収容網を対象として、MMEが、eNB、DeNB、及びRN等で動作するMECサーバ間にMECベアラを設定する例について説明した。なお、本実施形態の適用対象は、必ずしもLTEの無線通信アクセス収容網には限定されない。例えば、APNは、P-GWの指定のみに限らず、例えば、GGSN(GPRS Support Node)に適用され得る。そのため、本実施形態は、例えば、GGSNが利用されるシステムにも適用することが可能である。
[0210]
 より具体的な一例として、本実施形態を、所謂3Gの無線通信アクセス収容網に適用してもよい。例えば、図50Bは、EPCネットワークアーキテクチャの一例を示した図である。図50Bに示すように、3Gの無線アクセス収容網においては、SGSNが、LTEの無線通信アクセス収容網におけるMMEと同様の役割を果たす。そのため、例えば、SGSNが、HSSにあらかじめ記録及び管理された情報に基づきGWマッピングリストを生成し、当該GWマッピングリストに基づき、RNCやNodeB上で動作するMECサーバ間にMECベアラを設定すればよい。
[0211]
 <<5.応用例>>
 本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、MECサーバ300又はアプリケーションサーバ60は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、MECサーバ300又はアプリケーションサーバ60の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)において実現されてもよい。
[0212]
 また、例えば、MECサーバ300は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、MECサーバ300は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。MECサーバ300は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、MECサーバ300として動作してもよい。さらに、MECサーバ300の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
[0213]
 また、例えば、MECサーバ300は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、MECサーバ300は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として、監視カメラ、各種センサーデバイスのゲートウェイ端末、車、バス、電車、航空機などの移動手段を実現する乗り物等において実現されてもよい。さらに、MECサーバ300の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
[0214]
  <5.1.サーバに関する応用例>
 図51は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
[0215]
 プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
[0216]
 ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
[0217]
 バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
[0218]
 図51に示したサーバ700において、図11を参照して説明したMECサーバ300に含まれる1つ以上の構成要素(MECプラットフォーム331、VNF333及び/又はサービス提供部335)は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0219]
 図51に示したサーバ700において、図12を参照して説明したアプリケーションサーバ60に含まれる1つ以上の構成要素(サービス提供部64)は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0220]
  <5.2.基地局に関する応用例>
 (第1の応用例)
 図52は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
[0221]
 アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図52に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図52にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
[0222]
 基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
[0223]
 コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
[0224]
 ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
[0225]
 無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
[0226]
 無線通信インタフェース825は、図52に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図52に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図52には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
[0227]
 図52に示したeNB800において、図11を参照して説明したMECサーバ300に含まれる1つ以上の構成要素(MECプラットフォーム331、VNF333及び/又はサービス提供部335)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0228]
 (第2の応用例)
 図53は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
[0229]
 アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図53に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図53にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
[0230]
 基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図52を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
[0231]
 無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図52を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図53に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図53には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
[0232]
 接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
[0233]
 また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
[0234]
 接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
[0235]
 無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図53に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図53には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
[0236]
 図53に示したeNB830において、図11を参照して説明したMECサーバ300に含まれる1つ以上の構成要素(MECプラットフォーム331、VNF333及び/又はサービス提供部335)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0237]
  <5.3.端末装置に関する応用例>
 (第1の応用例)
 図54は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
[0238]
 プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
[0239]
 カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
[0240]
 無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図54に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図54には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
[0241]
 さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
[0242]
 アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
[0243]
 アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図54に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図54にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
[0244]
 さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
[0245]
 バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図54に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
[0246]
 図54に示したスマートフォン900において、図11を参照して説明したMECサーバ300に含まれる1つ以上の構成要素(MECプラットフォーム331、VNF333及び/又はサービス提供部335)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0247]
 (第2の応用例)
 図55は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
[0248]
 プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
[0249]
 GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
[0250]
 コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
[0251]
 無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図55に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図55には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
[0252]
 さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
[0253]
 アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
[0254]
 アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図55に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図55にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
[0255]
 さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
[0256]
 バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図55に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
[0257]
 図55に示したカーナビゲーション装置920において、図11を参照して説明したMECサーバ300に含まれる1つ以上の構成要素(MECプラットフォーム331、VNF333及び/又はサービス提供部335)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[0258]
 また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、MECプラットフォーム331、VNF333及び/又はサービス提供部335を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[0259]
 <<6.むすび>>
 以上、図1~図55を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態に係るMME43は、接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得する。そして、MME43は、APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、接続要求の要求元と、当該接続要求に関連付けられたAPNが指定するサーバと、の間にベアラを設定する。このような構成より、本実施形態に係るシステム1に依れば、MECにおけるサーバ間(即ち、MECサーバ間)の通信経路をより好適な態様で設定することが可能となる。
[0260]
 以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
[0261]
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
[0262]
 なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得する取得部と、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定する制御部と、
 を備える、装置。
(2)
 前記制御部は、
 前記管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために経由する少なくとも1つの前記ゲートウェイを特定し、
 前記要求元と、当該サーバと、特定した少なくとも1つの前記ゲートウェイとのそれぞれの間にベアラを設定する、
 前記(1)に記載の装置。
(3)
 前記制御部は、前記要求元と、前記APNが指定する前記サーバと、当該サーバに接続するために経由する前記ゲートウェイと、のそれぞれの間に設定した一連のベアラを、当該要求元と当該サーバとを接続する仮想的なベアラとして設定する、前記(2)に記載の装置。
(4)
 前記APNが指定する前記サーバは、移動体通信ネットワークの物理サーバ上で動作する仮想サーバであり、
 前記制御部は、
 前記管理情報に基づき、少なくとも1つの前記ゲートウェイとして、前記APNが指定する前記仮想サーバが動作する前記物理サーバに接続するために経由する移動体通信ネットワーク上の第1のゲートウェイと、当該物理サーバと当該仮想サーバとを接続するための仮想的な第2のゲートウェイと、を特定し、
 少なくとも、特定した前記第1のゲートウェイと、当該物理サーバと、特定した前記第2のゲートウェイと、当該仮想サーバとそれぞれの間にベアラを設定する、
 前記(2)または(3)に記載の装置。
(5)
 前記APNは、前記サーバに関連付けられており、
 前記制御部は、前記管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが示す前記サーバと、の間にベアラを設定する
 前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の装置。
(6)
 前記APNは、当該APNが指定する前記サーバ上で動作するアプリケーションに関連付けられており、
 前記取得部は、前記APNと、前記サーバ上で動作する前記アプリケーションを特定するための識別情報と、が関連付けられた前記接続要求を取得し、
 前記制御部は、前記識別情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、当該APNが示す前記アプリケーションと、の間にベアラを設定する、
 前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の装置。
(7)
 前記APNは、サービスの提供者に関連付けられており、
 前記制御部は、前記管理情報に基づき、前記要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが示す前記提供者が前記サービスを提供するための前記サーバと、の間に前記ベアラを設定する、前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の装置。
(9)
 前記APNは、当該APNが指定する前記サーバ上で動作する仮想マシンに関連付けられており、
 前記取得部は、前記APNと、前記サーバ上で動作する前記仮想マシンを特定するための識別情報と、が関連付けられた前記接続要求を取得し、
 前記制御部は、前記識別情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、当該APNが示す前記仮想マシンと、の間にベアラを設定する、
 前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の装置。
(9)
 前記APNは、当該APNが指定する前記サーバ上で動作するコンテナに関連付けられており、
 前記取得部は、前記APNと、前記サーバ上で動作する前記コンテナを特定するための識別情報と、が関連付けられた前記接続要求を取得し、
 前記制御部は、前記識別情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、当該APNが示す前記コンテナと、の間にベアラを設定する、
 前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の装置。
(10)
 前記制御部は、前記APNごとに設定するベアラの種別を制御する、前記(1)~(9)のいずれか一項に記載の装置。
(11)
 前記制御部は、前記APNごとに、当該APNが指定する前記サーバへの接続を選択的に制限する、前記(1)~(10)のいずれか一項に記載の装置。
(12)
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信する送信部と、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行する処理部と、
 を備える、装置。
(13)
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得することと、
 プロセッサが、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定することと、
 を含む、方法。
(14)
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信することと、
 プロセッサが、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行することと、
 を含む、方法。
(15)
 コンピュータに、
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得することと、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定することと、
 を実行させる、プログラム。
(16)
 コンピュータに、
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信することと、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行することと、
 を実行させる、プログラム。

符号の説明

[0263]
 1   システム
 10  セル
 40  コアネットワーク
 41  S-GW
 42  P-GW
 43  MME
 44  HSS
 50  パケットデータネットワーク
 60  アプリケーションサーバ
 61  通信部
 62  記憶部
 63  処理部
 64  サービス提供部
 100 無線通信装置
 200 端末装置
 300 MECサーバ
 310 通信部
 320 記憶部
 330 処理部

請求の範囲

[請求項1]
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得する取得部と、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定する制御部と、
 を備える、装置。
[請求項2]
 前記制御部は、
 前記管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために経由する少なくとも1つの前記ゲートウェイを特定し、
 前記要求元と、当該サーバと、特定した少なくとも1つの前記ゲートウェイとのそれぞれの間にベアラを設定する、
 請求項1に記載の装置。
[請求項3]
 前記制御部は、前記要求元と、前記APNが指定する前記サーバと、当該サーバに接続するために経由する前記ゲートウェイと、のそれぞれの間に設定した一連のベアラを、当該要求元と当該サーバとを接続する仮想的なベアラとして設定する、請求項2に記載の装置。
[請求項4]
 前記APNが指定する前記サーバは、移動体通信ネットワークの物理サーバ上で動作する仮想サーバであり、
 前記制御部は、
 前記管理情報に基づき、少なくとも1つの前記ゲートウェイとして、前記APNが指定する前記仮想サーバが動作する前記物理サーバに接続するために経由する移動体通信ネットワーク上の第1のゲートウェイと、当該物理サーバと当該仮想サーバとを接続するための仮想的な第2のゲートウェイと、を特定し、
 少なくとも、特定した前記第1のゲートウェイと、当該物理サーバと、特定した前記第2のゲートウェイと、当該仮想サーバとそれぞれの間にベアラを設定する、
 請求項2に記載の装置。
[請求項5]
 前記APNは、前記サーバに関連付けられており、
 前記制御部は、前記管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが示す前記サーバと、の間にベアラを設定する
 請求項1に記載の装置。
[請求項6]
 前記APNは、当該APNが指定する前記サーバ上で動作するアプリケーションに関連付けられており、
 前記取得部は、前記APNと、前記サーバ上で動作する前記アプリケーションを特定するための識別情報と、が関連付けられた前記接続要求を取得し、
 前記制御部は、前記識別情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、当該APNが示す前記アプリケーションと、の間にベアラを設定する、
 請求項1に記載の装置。
[請求項7]
 前記APNは、サービスの提供者に関連付けられており、
 前記制御部は、前記管理情報に基づき、前記要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが示す前記提供者が前記サービスを提供するための前記サーバと、の間に前記ベアラを設定する、請求項1に記載の装置。
[請求項8]
 前記APNは、当該APNが指定する前記サーバ上で動作する仮想マシンに関連付けられており、
 前記取得部は、前記APNと、前記サーバ上で動作する前記仮想マシンを特定するための識別情報と、が関連付けられた前記接続要求を取得し、
 前記制御部は、前記識別情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、当該APNが示す前記仮想マシンと、の間にベアラを設定する、
 請求項1に記載の装置。
[請求項9]
 前記APNは、当該APNが指定する前記サーバ上で動作するコンテナに関連付けられており、
 前記取得部は、前記APNと、前記サーバ上で動作する前記コンテナを特定するための識別情報と、が関連付けられた前記接続要求を取得し、
 前記制御部は、前記識別情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、当該APNが示す前記コンテナと、の間にベアラを設定する、
 請求項1に記載の装置。
[請求項10]
 前記制御部は、前記APNごとに設定するベアラの種別を制御する、請求項1に記載の装置。
[請求項11]
 前記制御部は、前記APNごとに、当該APNが指定する前記サーバへの接続を選択的に制限する、請求項1に記載の装置。
[請求項12]
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信する送信部と、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行する処理部と、
 を備える、装置。
[請求項13]
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得することと、
 プロセッサが、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定することと、
 を含む、方法。
[請求項14]
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信することと、
 プロセッサが、前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行することと、
 を含む、方法。
[請求項15]
 コンピュータに、
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を取得することと、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイと、が関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求の要求元と、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバと、の間にベアラを設定することと、
 を実行させる、プログラム。
[請求項16]
 コンピュータに、
 接続先を示すAPN(Access Point Name)が関連付けられた接続要求を外部装置に送信することと、
 前記APNと、当該APNが指定するサーバに接続するために経由するゲートウェイとが関連付けられた管理情報に基づき、前記接続要求に関連付けられた前記APNが指定する前記サーバに接続するために設定されたベアラを介して、当該サーバとの間で通信を実行することと、
 を実行させる、プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]

[ 図 26]

[ 図 27]

[ 図 28]

[ 図 29]

[ 図 30A]

[ 図 30B]

[ 図 30C]

[ 図 31]

[ 図 32]

[ 図 33]

[ 図 34]

[ 図 35]

[ 図 36]

[ 図 37]

[ 図 38]

[ 図 39]

[ 図 40]

[ 図 41]

[ 図 42]

[ 図 43]

[ 図 44]

[ 図 45]

[ 図 46]

[ 図 47]

[ 図 48]

[ 図 49]

[ 図 50A]

[ 図 50B]

[ 図 51]

[ 図 52]

[ 図 53]

[ 図 54]

[ 図 55]