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1. (WO2010084556) METHOD FOR KNITTING TUBULAR FABRIC HAVING NECK LINE, AND TUBULAR FABRIC HAVING NECK LINE
Document

明 細 書

発明の名称 衿ぐり部を有する筒状編地の編成方法、および衿ぐり部を有する筒状編地

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011  

発明の効果

0012   0013   0014  

図面の簡単な説明

0015  

発明を実施するための形態

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033  

符号の説明

0034  

請求の範囲

1   2   3  

図面

1   2   3   4  

明 細 書

発明の名称 : 衿ぐり部を有する筒状編地の編成方法、および衿ぐり部を有する筒状編地

技術分野

[0001]
 本発明は、横編機を用いた衿ぐり部を有する筒状編地の編成方法、およびこの編成方法を適用して編成された衿ぐり部を有する筒状編地に関する。

背景技術

[0002]
 従来から、セーターなどの筒状編地において、引き返し編成を行うことによってネックホールとなる衿ぐり部を形成することが行われている。より具体的には、引き返し位置を編幅方向の外側に順次ずらすと共に、引き返し端部の編目を衿ぐり部の形成が終了するまでの間、針床に係止したまま次コース以降の編成から外す不作用状態としていくことで、引き返し端部が衿ぐり部として筒状編地に形成される。引き返し端部となる位置では、出来上がった編地に孔が生じないように、タックを行う。
[0003]
 しかし、従来の引き返し編成では、引き返し編成を行える回数に限界があるため、その引き返し編成を用いて編成されたセーターは、衿ぐり部が浅いもの、即ち前下りの小さいものであった。引き返し編成を行える回数に限界があるのは、引き返し端部でタックを行っているため、タックを行った部分が突っ張って、引き返し編成を行って新たに形成されていく編地部が歯口の下方に下がることを阻害するからである。
[0004]
 そこで、出願人は、特許文献1において、従来の編成方法よりも衿ぐり部を深く形成できる編成方法を提案した。この特許文献1の技術では、引き返し編成で衿ぐり部を形成するにあたって、前身頃において任意の境界を設定して右前身頃と左前身頃とに分け、針床に係止される右前身頃の編目と左前身頃の編目をそれぞれ前記境界から遠ざかる方向に移動させる。次いで、引き返し編成を行う際、編目の移動により空針となった編針に増やし目を形成する。そして、この増やし目を次コース以降の編成から外して、上述した編目の移動と引き返し編成を行うことを繰り返す。この一連の編成を行うことにより、前身頃における衿ぐり部の編幅を後身頃のそれよりも大きくすることができるので、従来よりも深い衿ぐり部、即ち前下りの大きな衿ぐり部が形成される。この文献の技術によれば、衿ぐり部の下がりの分だけ衿ぐり部の周長が長くなる(編目が増える)ので、単に下がりの分、衿ぐり部が伸ばされるのではなく、衿部と衿ぐり部の編目のバランスが取れた高い品質の編地を編成できる。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特許第3863018号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 ところで、横編機における筒状編地の編成では、前後の編地の両境界において編糸に過大な張力が作用して切れたりしないように、前後の針床に係止される編目の数をほぼ同数とする必要がある。特許文献1の技術でもこの点を考慮して、前後の針床における編目の数の差をなくすため、前側編地部(前身頃と前袖)の編幅方向端部の編目を後側編地部(後身頃と後袖)が係止される針床に送り込んでいる。この送り込みには編目の目移しや針床のラッキングなどを行う必要があるため編成工程が多くなり、編地の生産性が低下してしまう。
[0007]
 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、深い衿ぐり部を有する筒状編地を簡易な編成工程で編成することができる衿ぐり部の編成方法、および、本発明の衿ぐり部の編成方法を適用して編成された衿ぐり部を有する筒状編地を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0008]
 本発明衿ぐり部の編成方法は、少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて身頃と袖を有する筒状編地に衿ぐり部を形成する際、前身頃の編幅方向に境界を設定して前身頃を左前身頃と右前身頃とに分け、左前身頃と右前身頃とが袖を介して後身頃と繋がった状態で引き返し編成を行うことで衿ぐり部を形成する衿ぐり部の編成方法に係る。本発明衿ぐり部の編成方法は、引き返し編成により形成された前後一方の針床に係止されている前身頃の編目のうち、前記境界から最も近い位置にある編目を含む編目列を、前記境界から遠ざかる方向に移動させると共に、移動させた編目列における前記境界から最も遠い位置にある編目を、移動させた編目列よりも編幅方向の外側にある移動させなかった編目列における前記境界から最も近い位置にある編目に重ねる工程と、前記境界と前記移動させた編目列における前記境界から最も近い位置にある編目との間にある空針に給糸して、衿ぐり部を構成する掛け目を形成する工程とを備え、前記掛け目は、衿ぐり部の形成が終了するまでの間、針床の編針に係止させたままとしておくことを特徴とする。
[0009]
 なお、本発明の編成方法において、前身頃の編目は全て、前後一方の針床に係止された状態にあり、後身頃の編目は全て、他方の針床に係止された状態にあり、引き返し位置は前身頃の編目が係止される針床上である。また、編目列は、単数の編目で構成されていても良いし、複数の編目から構成されていても良い。また、本発明の編成方法は、引き返し編成を行って衿ぐり部を編成することに特徴があり、後身頃をどのように編成するかは問わない。例えば、右前身頃の衿ぐり部を引き返し編成で形成した後、この編成に使用した給糸口とは別の給糸口を使用して後身頃を編成し、さらに左前身頃の編成前に後身頃の編成に使用した給糸口とは別の給糸口に変更して左前身頃を編成する。
[0010]
 本発明の衿ぐり部の編成方法において、移動させた編目と移動させなかった編目とを重ねる位置は、特に限定されないが、重ね目が目立たない位置とすることが好ましい。例えば、左右の前身頃の境界側端部近傍(衿ぐり部側)や前身頃の編幅方向端部近傍(袖側)などがあり、より好ましくは、袖の位置も含めた前身頃の編幅方向端部近傍である。前身頃の編幅方向端部近傍として、例えば、身頃と袖との接合ライン(袖付け部)近傍を挙げることができるし、エポレットスリーブのような前記接合ラインに加えて肩付け部が前後身頃に位置する編地であれば、その肩付け部近傍も挙げることができる。
[0011]
 本発明の衿ぐり部を有する筒状編地は、少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて引き返し編成により編成された衿ぐり部を有する筒状編地に係る。そして、本発明の衿ぐり部を有する筒状編地は、前記引き返し編成により形成される往路編成コースの終端の編目と、前記引き返し編成により形成される復路編成コースの始端の編目と、前記始端の編目と終端の編目とに直接繋がると共に、始端の編目もしくは終端の編目の編幅方向に隣接し、前記衿ぐり部を構成する増やし目と、増やし目が隣接する編成コースにおいて、前記増やし目の形成によりその編成コースの編幅が増加しないようにするために形成される減らし目とを有することを特徴とする。

発明の効果

[0012]
 本発明の衿ぐり部の編成方法によれば、衿ぐり部の形成にあたって、境界を挟む左右の身頃の編目を境界から遠ざかる方向に移動させているので、境界を挟んで編目がY字状に編目方向が離れて配列される。そのため、衿ぐり部の形成が終了した後、編地を針床から外したときに、身頃の編目が境界側に戻ろうとして、衿ぐり部の下端側に寄るので、衿ぐり部が深く下がる。また、本発明の編成方法によれば、前身頃に深い衿ぐりを形成するために増やし目を形成しても、その増やし目を相殺するように減らし目(重ね目)を形成するので、前後の針床において前身頃の編幅が増えることがない。その結果、衿ぐり部の形成過程で、前身頃が係止される針床の編目を対向する針床に送り込む必要がなく、少ない編成工程数で深い衿ぐり部を有する本発明の筒状編地を編成できる。
[0013]
 また、重ね目を形成する位置を前身頃の編幅方向端部近傍、つまり左右の身頃の境界から遠い位置とすると、重ね目を形成する位置を左右の身頃の境界側にするよりも、深い衿ぐり部を形成することができる。これは、重ね目を境界から遠い位置に設定することで、左右の身頃の編目を全体的に境界から遠ざかる方向に移動させることになるので、衿ぐり部が伸ばされたようになる。このような衿ぐり部を形成した編地を針床から外せば、左右の身頃の編目が全体的に境界側に寄るので、衿ぐり部の下端が編地の裾側に下がり、深い衿ぐり部が形成される。
[0014]
 また、本発明の衿ぐり部を有する筒状編地は、引き返し編成により衿ぐり部を形成した筒状編地よりも、衿ぐり部の下端側から上端側にかけて角度がついた深い衿ぐり部を有する。また、本発明の筒状編地は、深い衿ぐり部を形成するために前身頃の衿ぐり部で増やし目を形成していても、捻り目が生じておらず、見栄えが良い。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 衿ぐり部と衿ぐり部に形成される衿部とを有するセーターの概略構成図である。
[図2] 実施形態に示す衿ぐり部を有するセーターの編成工程第1図である。
[図3] 実施形態に示す衿ぐり部を有するセーターの編成工程第2図である。
[図4] 図2、図3の編成工程により得られたセーターの衿ぐり部近傍のループ図である。

発明を実施するための形態

[0016]
 次に、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて以下に詳細に説明する。この実施形態では、対向する前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な2枚ベッド横編機で、図1に示すような身頃50とセットインタイプの袖(右袖61,左袖62)とを有する筒状編地であるセーター100を編成する例を説明する。もちろん、使用する横編機は、4枚ベッド横編機であっても良い。
[0017]
 図1に示すセーター100(筒状編地)は、概略U字状の衿ぐり部71に衿部70が形成されたものである。この衿ぐり部71の編成に本発明の衿ぐり部の編成方法が用いられる。なお、袖のタイプは特に限定されるわけではなく、例えば、ラグランタイプや、エポレットタイプであっても良い。
[0018]
 上述した横編機を使用して、図1に示すようなセーター100を編成するには、衿ぐり部71の下端の位置まで身頃50と袖61,62を編成し、次いで袖61,62の編成と減らしとを行いながらC字状の往復編成により衿ぐり部71の輪郭を形成する。そして、衿ぐり部71を構成する編目に連続して周回編成により衿部70を編成する。以降の説明においては、衿ぐり部71の下端の位置から衿部70が形成されるまでを説明する。
[0019]
 図2、図3は、本実施形態に係る編成工程図であって、針床上の編目の係止状態を示す。図中の「S+数字」は編成工程の番号を、FBは前針床を、BBは後針床を、1~36は編針の位置を、●は各編成工程で新たに編成された編目を、○は編針に係止された旧編目を、◎は重ね目を、V字は掛け目を示す。また、図中に示す矢印は、対向する針床の空針と針床のラッキングを使って行う目移しによる編目の移動状態を示す。ここで、説明の適宜上、図2,3では、編針の数を実際よりも少なく表示している。
[0020]
 また、図4は、上記編成工程で編成されたセーター100の衿ぐり部71を含む右前身頃51のループ図である。図中の数字は、図2,図3の編針の位置に対応している。図中、右側において右上に向かって伸びる編目は、衿部70の編目である。
[0021]
 まず、図2のS1では、身頃50と左右の袖61,62とを接合し、周回編成を行った状態が示されている。編針1~6に係止される編目は右袖61の編目、編針31~36に係止される編目は左袖62の編目、編針7~30に係止される編目は身頃50の編目である。また、編針18と編針19との間は、セーター100の編幅方向の中心位置であり、衿ぐり部71の中心位置になる。この中心位置を境界CLとして紙面左側におけるFBの編目は右前身頃51の編目、同紙面右側におけるFBの編目は左前身頃52の編目とする。
[0022]
 S2では、境界CL側に向かって編成が進行する引き返し編成の往路編成により、FBの編針1,3,5,7,9,11,13,15に編目を形成し、S3ではS2で形成したFBの編針9,11,13,15に係止される編目列を境界CLから遠ざかる方向(袖61の方向)に2針分移動させる。S3で移動させた編目列における境界CLから最も遠い編目(S2で編針9に係止されていた編目)は、S3で移動させなかった編目列における境界CLから最も近い編目(編針7に係止される編目)に重ねられる。ここで、FBの編針17,19に係止される編目は、衿ぐり部71の下端の編目となる。
[0023]
 S4では、境界CLから遠ざかる方向に編成が進行する引き返し編成の復路編成により、S3で行った編目の目移しの結果空針となったFBの編針15に掛け目を形成すると共に、FBの編針13,11,9,7,5,3,1に編目を形成する。編針15の掛け目は、図4に示すように、往路編成コース(図4の下から2段目)の終端に形成され、衿ぐり部71を構成する増やし目となる。この掛け目は、衿ぐり部71の編成が終了するまでの間、次コース以降の編成対象から外してFBに係止されたままとする。
[0024]
 ここで、S4において増やし目を形成しているが、この増やし目の形成前に、S3において編幅を減らしているため、増やし目と減らし目とが相殺される。そのため、S4で増やし目を形成しているにも関わらず、増やし目の形成前であるS1の状態と編幅が変化しておらず、FBの編目をBBに送り込む必要がない。
[0025]
 S5では、FBの編針1,3,5に係止される編目(右袖の前側の編目)をそれぞれ、FBの編針3,5,7に目移しすると共に、BBに係止される後身頃の編目と袖61,62の後側の編目に続く新たな編目を形成する。そして、S6では、FBの編針35,33,31,29,27,25,23,21に編目を形成すると共に、BBの編針2,4,6(右袖の後側の編目)に係止される編目をそれぞれ、BBの編針4,6,8に目移しする。このS5,S6で行われる袖61の編目の目移しは、人体の形状に合わせて、セーター100の裾側から衿側に向かって袖61の編幅が小さくなるようにするための編成であり、従来のセーターでも行われる編成である。
[0026]
 次に、図2に示すS7,S8と図3に示すS9,S10では、図2のS3~S6に示した編成と同様の編成をセーター100の左側(紙面右側)でも行う。S10が終了した時点での右前身頃51側の状態は、図4のループ図における1段目から3段目までが編成された状態になる。
[0027]
 以降は、左右の前身頃51,52における掛け目の形成位置を編幅方向の外側(境界CLから離れる方向)にずらし、形成した掛け目を順次編成から外して不作用状態にしていくことで衿ぐり部71を形成していく。このような衿ぐり部の編成は、掛け目の形成位置がズレている以外は、S2~S10に示した編成と同様の手順で行う。また、袖61,62については減らしを行って、セーター100の肩部については伏せ目などを行う。具体的な編成工程については、S10に続く一部のみを図3のS11~S14に例示する。
[0028]
 上述のように掛け目の形成を繰り返して衿ぐり部71が形成された状態をS15に示す。S15に示すように、FBにおいては、編目(編針17,19に係止される衿ぐり部の下端の編目)と掛け目とからなり、BBにおいては、編目からなる衿ぐり部71が形成される。
[0029]
 最後に、S16では、衿ぐり部を形成する編目と掛け目に連続する新たな編目からなる衿部70を周回編成により形成する。
[0030]
 以上の編成工程を経て編成されたセーター100では、図4に示すように、引き返し編成の往路編成コース(図4の2,4,6段目)の終端の編目に隣接して増やし目(編針15,13,11の位置)が形成され、この増やし目が衿ぐり部を構成している。また、増やし目が隣接している往路編成コースにおいて、増やし目を相殺するように減らし目(編針7の位置)が形成されている。
[0031]
 上述した実施形態では、編幅方向に並ぶ右前身頃51(左前身頃52)のほぼ全ての編目を右袖61(左袖62)側に移動させているが、移動させる編目の数は特に限定されない。但し、実施形態に示すように、右前身頃51と右袖61との境界部分であり、もともと編地のデザインとしてのラインがある位置の近傍で行うことが好ましい。実施形態とは異なり、右前身頃51の編目を全て移動させ、右袖61の編目に重ねても良い。その他、衿ぐり部71の近傍もデザインとしてのラインがある位置として挙げられる。この場合、例えば、図2のS2において編針15に係止されていた編目のみを、S3において編針13に移動させて重ね目を形成すると良い。
[0032]
 また、一つの筒状編地において、タックを用いた従来の引き返し編成と、衿ぐり部近傍で重ね目を形成する本発明の衿ぐり部の編成方法と、境界から遠い側で重ね目を形成する本発明の衿ぐり部の編成方法とを組み合わせて行っても良い。特に、衿ぐり部の下端側から順に、前記3つの編成方法をその記載順で行うと、衿ぐり部の角度が徐々に立ち、形の良いU字状の衿ぐり部を形成できて好ましい。
[0033]
 その他、本発明の衿ぐり部の編成方法は、実施形態に示すUネックの他、スクエアネックやVネックなどの衿ぐり部の編成にも適用できる。

符号の説明

[0034]
 1~36 編針
 100 セーター(筒状編地)
 50 身頃 51 右前身頃部 52 左前身頃部
 61 右袖 62 左袖 70 衿部 71 衿ぐり部

請求の範囲

[請求項1]
 少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて身頃と袖を有する筒状編地に衿ぐり部を形成する際、前身頃の編幅方向に境界を設定して前身頃を左前身頃と右前身頃とに分け、左前身頃と右前身頃とが袖を介して後身頃と繋がった状態で引き返し編成を行うことで衿ぐり部を形成する衿ぐり部の編成方法であって、
 前記引き返し編成により形成された前後一方の針床に係止されている前身頃の編目のうち、前記境界から最も近い位置にある編目を含む編目列を、前記境界から遠ざかる方向に移動させると共に、移動させた編目列における前記境界から最も遠い位置にある編目を、移動させた編目列よりも編幅方向の外側にある移動させなかった編目列における前記境界から最も近い位置にある編目に重ねる工程と、
 前記境界と前記移動させた編目列における前記境界から最も近い位置にある編目との間にある空針に給糸して、衿ぐり部を構成する掛け目を形成する工程と、
 を備え、
 前記掛け目は、衿ぐり部の形成が終了するまでの間、針床の編針に係止させたままとしておくことを特徴とする衿ぐり部を有する筒状編地の編成方法。
[請求項2]
 前記移動させた編目と前記移動させなかった編目とを重ねる位置は、前身頃の編幅方向端部近傍であることを特徴とする請求項1に記載の衿ぐり部を有する筒状編地の編成方法。
[請求項3]
 少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて引き返し編成により編成された衿ぐり部を有する筒状編地であって、
 前記引き返し編成により形成される往路編成コースの終端の編目と、
 前記引き返し編成により形成される復路編成コースの始端の編目と、
 前記始端の編目と終端の編目とに直接繋がると共に、始端の編目もしくは終端の編目の編幅方向に隣接し、前記衿ぐり部を構成する増やし目と、
 増やし目が隣接する編成コースにおいて、前記増やし目の形成によりその編成コースの編幅が増加しないようにするために形成される減らし目と、
 を有することを特徴とする衿ぐり部を有する筒状編地。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]