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1. WO2007145284 - PRODUCTION METHOD OF BEAD FILLER MATERIAL WITH BEAD CORE

Note: Text based on automatic Optical Character Recognition processes. Please use the PDF version for legal matters

[ JA ]
明 細書

ビードコアを伴うビードフイラ素材の製造方法

技術分野

[0001] この発明は、たとえば 5〜20mmの範囲の幅を有する未加硫のリボン状ゴムストリツ プを、回転基板上で渦巻状に卷回積層してなり、ビードコアの外周面に貼り付いて半 径方向外方に向けて漸次薄肉となる、全体として円環形状をなすビードフイラ素材の 製造方法に関するものである。

背景技術

[0002] 未加硫のリボン状ゴムストリップの卷回積層になるビードフイラ素材の製造方法とし ては、たとえば、生タイヤの成型ドラム上で、または、タイヤ成型ドラムからは独立した 装置上で、リング状をなすビードコアの周りに、ゴムストリップを、多くは、複数列、複 数段にわたって渦巻状に卷回して、厚みが半径方向外方に向けて漸減する、横断 面形状が所要の三角山形状をなす形態のビードフイラ素材を、ビードコアの外周側 に貼着させて構成することが知られて、る。

[0003] ところが、このようにして製造されたビードフイラ素材では、リボン状ゴムストリップが 円周方向に延在し、外部に露出するゴムストリップ側縁もまた同方向に延在すること になるので、そのビードフイラ素材を、カーカス素材、サイドゴムその他のタイヤ構成 部材に、貼着させて生タイヤを成型する場合および、その生タイヤを加硫成形する場 合に、ビードフイラ素材と、それに隣接するタイヤ構成部材との間の空気を、渦巻状 等に延在する、露出ゴムストリップの側縁の存在の故に、半径方向の外方もしくは内 方に向けて円滑に排出できないおそれが高いという問題があった。

[0004] なおここで、ビードフイラ素材が、押出し成形装置、ロール成形装置等によって、所 定の横断面輪郭形状に一体的に型付け成形されるものである場合には、出願人の 提案に係る特許文献 1に開示されて!ヽるように、搬送手段によって搬送される長尺の そのビードフイラ素材の表裏の両表面に、型付けロールの突条を押し付けて溝を形 成し、そして、生タイヤの成型に当って、それらの溝を、タイヤ半径方向に向く延在形 態としてそのビードフイラ素材を組付けることにより、たとえば生タイヤの加硫成形に 当って、空気を、上記の溝を介して半径方向の内外に向けて円滑に排出することが できる。

特許文献 1:特開平 6— 55659号

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しかるに、このような提案技術の型付けロールは、リボン状ゴムストリップを、リング状 のビードコアの周りに、複数列、複数段等にわたって渦巻状に卷回積層して製造さ れて、全体として円環形状をなすビードフイラ素材に用いることは不可能である。

[0006] そこでこの発明は、リボン状ゴムストリップの卷回積層になり、全体として円環形状を なすビードフイラ素材の製造の完了に伴って、それの厚さ方向の一方側の表面に、 空気の円滑なる排出に寄与する、半径方向に延びる条溝が必然的に形成されること になる、ビードコアを伴うビードフイラ素材の製造方法を提供する。

課題を解決するための手段

[0007] この発明の、ビードコアを伴うビードフイラ素材の製造方法は、たとえば金属円板と することができる回転基板上に同心に配置して位置決めしたリング状のビードコアの 周りに、回転基板およびビードコアの回転運動に基いて、未加硫のリボン状ゴムストリ ップを、その回転基板の支持下で、たとえば、複数列、複数段にわたって渦巻状に 卷回積層して、回転基板との接触面に、その回転基板にラジアル方向に延在させて 設けた条溝もしくは突条の転写になる条溝を全周にわたって形成するにある。

[0008] またここでは、前記接触面に、回転基板に設けた条溝もしくは突条と交差して延び る副条溝もしくは副突条の転写になる副条溝を形成することもできる。

発明の効果

[0009] この発明によれば、回転基板上で、未加硫のリボン状ゴムストリップを渦巻状に卷回 積層することにより、好ましくは、回転基板表面への幾分の押圧下でその卷回積層を 行うことにより、回転基板表面の条溝もしくは突条の転写になる条溝を、ビードフイラ 素材の完成と同時に、それの一方側の表面に所期した通りに形成することができるの で、ビードフイラ素材に、事後的に半径方向の条溝を形成するための特別の設備お

よび特別の作業工程を不要として、ビードフイラ素材の、簡易にして安価な製造を可 能とすることができる。

[0010] そして、この方法に従って製造したビードフイラ素材は、それの組付け状態の下で、 生タイヤの成型および、それの加硫成形に際して、半径方向に延在する条溝の作用 下で、それの延在方向の内方および外方への空気の排出を、リボン状ゴムストリップ の、円周方向に延びる渦巻状等の側縁の存在があってなお、十分円滑なものとする ことができ、成形不良等の発生を有効に防止することができる。

[0011] また、この方法に従って製造したビードフイラ素材は、半径方向の条溝間に、補強リ ブとしても機能する突条を有することになるので、そのビードフイラ素材の、回転基板 力もの取り外しその他に当って、ビードフイラ素材力ゴムストリップの側縁位置にて 折れ曲がり等するのを有効に阻止することができる。

図面の簡単な説明

[0012] [図 1]この発明の実施に用いることができる回転基板を例示する平面図である。

[図 2]ビードフイラ素材の構成態様を例示する断面図である。

[図 3]製品としての、ビードコアを伴うビードフイラ素材を示す要部拡大斜視図である。 符号の説明

[0013] 1 回転基板

2 突条

3 ビードコア

4 リボン状ゴムストリップ

5 ビードフイラ素材

6 条溝

発明を実施するための最良の形態

[0014] 図 1は、この発明の実施に用いることができる回転基板を示す平面図である。

たとえば、円形鉄板とすることができるこの回転基板 1は、その一方の表面の、たと えば、後述する、未加硫のリボン状ゴムストリップの卷回積層域と対応する半径方向 外側域に、ラジアル方向に延在する条溝もしくは突条、図では突条 2を、所定の角度 間隔で全周にわたつて多数本形成してなる。

[0015] なおこのような突条 2は、回転基板 1の一表面の全体にわたって形成する他、リボン 状ゴムストリップの卷回積層域より幾分狭い半径方向域内に限って形成することもで きる。

ところで、各突条 2の突出高さ、または条溝の深さは 0. 2〜3. Ommの範囲とするこ とが好適であり、また、それらの本数は周上で 18〜114本の範囲とすることが好適で ある。

[0016] ここで、回転基板 1には、ラジアル方向に延びる上述したような突条 2もしくは条溝に カロえて、それらと交差して延びる副突条もしくは副条溝を、たとえばクロスリッジ状、桥 目状その他の任意の模様を形成するように付設することもできる。

[0017] 以上のような回転基板 1を用いたこの発明の実施に当っては、予めリング状に形成 した、たとえばストランドビード、六角ビード、ケーブルビード等のビード構造になるビ ードコアを、回転基板 1の、図 1に示すところでは突条 2の形成域の内周側に、図に 仮想線で示すように同心に配置するとともに、そのビードコア 3を、たとえば磁気吸着 等によってその回転基板 1上に位置決めし、次いで、たとえば 5〜20mmの範囲の幅 とすることができる未加硫のリボン状ゴムストリップを、回転基板 1およびビードコア 3の 、中心軸線の周りでの回転運動の下で、ビードコア 3の周りに、図 2に、その中心軸線 を含む縦断面図で示すように、複数列および複数段にわたって、好ましくは、回転基 板 1側およびビードコア 3側への押圧下で渦巻状に卷回積層する。

[0018] なおここで、「複数列」というときは、ビードコア 3の中心軸線方向への列状の卷回状 態をいい、「複数段」というときは、半径方向外方への積層卷回状態をいう。

[0019] リボン状ゴムストリップ 4のこのような渦巻状の卷回積層を、積層断面の輪郭形状が 所定の形状、たとえば、図 2に仮想線で示すように、半径方向外方に向けて厚みが 漸減する三角山形輪郭形状となるまで継続することで、ビードコア 3の周りに貼り付い た所要のビードフイラ素材 5を構成し、このビードフイラ素材 5の、回転基板 1との接触 面、いいかえれば、そこへの貼着面に、突条 2の転写に基く条溝を、それの全周にわ たって形成する。

[0020] 図 3は、上述したようにして製造した、ビードコアを伴うビードフイラ素材を、回転基 板から取り外して示す要部拡大断面斜視図であり、ビードフイラ素材 5の、その回転

基板 1との接触面には、突条 2の転写になる条溝 6が、突条 2とほぼ対応する形状お よび寸法でラジアル方向に延在して存在することになる。

[0021] 従って、このビードフイラ素材 5を組付けて生タイヤの成型する場合には、たとえば、 プライコード力 Sラジアル方向に延在するカーカスプライと、ビードフイラ素材 5との間の 空気を、ゴムストリップの側縁の延在方向のいかんにかかわらず、その条溝 6を経て 半径方向の外方および内方に円滑に排出することが可能となる。

[0022] なおこの場合、ビードフイラ素材 5の一方側の表面に、上記の条溝 6に加えて、回転 基板 1に設けた副条溝もしくは副突条の転写になる副条溝をも形成した場合には、 生タイヤの成型もしくは加硫成形に当って、より多量の空気をより円滑に排出すること ができる。

[0023] 以上この発明の実施の形態を図面に示すところに基いて説明した力回転基板 1 上で製造したビードフイラ素材 5の、その回転基板 1との非接触面に対しては、回転 基板 1に設けた条溝もしくは突条と同様の条溝もしくは突条を形成した、たとえば押し 型を用いて、その非接触面にもまた半径方向に延在する同様の条溝を転写形成す ることもでき、これによれば、ビードフイラ素材のいずれの表面側からも、空気の円滑 なる排出を担保することができる。