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1. (WO2007004540) COMPUTER PROGRAM, INFORMATION REPRODUCTION DEVICE, AND METHOD
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明 細書

コンピュータプログラム、並びに情報再生装置及び方法

技術分野

[0001] 本発明は、記録媒体に記録されている楽曲等の再生を行うようにコンピュータを機 能させるコンピュータプログラム、並びに記録媒体に記録されている楽曲等の再生を 行う情報再生装置及び方法に関する。

背景技術

[0002] 近年、 CDや DVD等の、デジタル信号によるデータの記録及び再生が可能な記録 媒体が普及している。それに伴って、デジタル信号に起因した特有の再生処理を行 う情報再生装置も開発が進められている。例えば、 CDや DVDには、複数の楽曲(即 ち、コンテンツデータ)が、相互に関連付けられて記録されている。より具体的には、 例えば、所定の再生時間を有する各楽曲が、トラック番号により区別された複数のデ ータ群として記録されている。このため、情報再生装置は、各楽曲の先頭アドレスを サーチして再生する頭出し再生や、各楽曲の再生順序を任意に変えるランダム再生 等を行うことができる。

[0003] 更には、二つ以上の情報再生装置を用いて、夫々の情報再生装置において再生 される楽曲のビート (柏の位置や間隔や強弱等)を一致させながら連続再生すること により、二つ以上の楽曲をまるでつながっている一つの楽曲として再生したり、あるい は二つ以上の楽曲を重ね合わせて再生することもできる。つまりは、複数の楽曲を連 続して或いは同時に、視聴者に違和感を感じさせることなく再生することができる。係 る操作は、一般的にはミキシング操作と呼ばれている。このとき、夫々の楽曲のビート は、例えば自動計測された BPM (Beat Per Minute)値等にて示されるビート数として 表示画面上に表示されており、ユーザは表示されたビート数を確認したうえで、上述 したミキシング操作を行ってレ、る。

[0004] 例えば、特許文献 1には、自動計測された且つディスプレイに表示されているビート 数に対して、ユーザの操作により楽曲の再生速度を変化させた場合には、該再生速 度の変化に応じたビート数をディスプレイに表示する技術が開示されている。

[0005] 特許文献 1 :特開 2001— 243717号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] し力しながら、ミキシング操作の際に視聴者に違和感を感じさせないという観点から 非常に重要になってくるビート数については、楽曲の特徴によっては、必ずしも全て の楽曲に対して自動計測により計測できるとはかぎならないという技術的な問題点を 有している。更には、楽曲の特徴によっては、ビート数の正確な或いは高精度な値が 自動計測によって必ずしも計測されるとは限らないという技術的な問題点を有してい る。具体的には、例えば、柏が弱すぎるがゆえに拍を示す音声波形が小さくなつてし まい、自動計測の際にそれが柏であると認識できない楽曲部分や、柏の間隔が不規 則で一定間隔のパターンを抽出することが困難な楽曲部分を含んでいる楽曲につい ては、自動計測によってビート数が計測されない可能性が高くなる。また、自動計測 によりビート数を測定できたとしても、拍を見落としている或いは柏があるとご認識して レ、ること等に起因して、正確な或いは高精度なビート数に対して例えば 1/2倍や、 2 倍や、 2/3倍等の誤差を含んだ値が計測されることもあり得る。

[0007] このように、自動計測によって計測されるビート数は、必ずしも信頼できる値ではな いため、信頼できるとは限らないビート数の表示に基づくミキシング操作によれば、ュ 一ザに対して違和感を与えてしまうおそれが多分に存在している。

[0008] 本発明が解決しょうとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発 明は、より正確なビート数をユーザに対して提示することができるコンピュータプロダラ ム、並びに情報再生装置及び方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0009] (コンピュータプログラム)

上記課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、コンテンツを再生 する情報再生装置としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムであって、 コンテンツの単位時間当たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、 ユーザ (即ち、コンテンツを再生している奏者)の入力に応じたビート基準値を設定す る基準設定工程と、前記計測されたビート候補値力前記ビート基準値の近傍に設

定されるビート確定値を確定する確定工程とを前記コンピュータに実行させる。

[0010] 本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納する ROM, CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の情報記録媒体から、当該コ ンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンビ ユータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行さ せれば、情報再生装置 (具体的には、後述する本発明の情報再生装置)を比較的簡 単に実現できる。

[0011] 具体的には、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに計測工程と、 基準設定工程と、確定工程とを実行させる。計測工程がコンピュータ上で実行される ことにより、例えば当該コンピュータプログラムが実行されることでコンピュータ上に実 現される情報再生装置による再生の対象となっているコンテンツの、単位時間当たり のビート数 (即ち、拍数)であるビート候補値が計測される。いわば、本発明に係るコ ンピュータプログラムが実行されるコンピュータのユーザを介することなぐ自動的に ビート候補値が計測される。尚、ここで計測されるビート候補値は、計測工程における 計測の誤差等に起因して、一定の誤差を含んでいる可能性がある。一方で、基準設 定工程がコンピュータ上で実行されることにより、ビート基準値が設定される。ビート 基準値は、本発明に係るコンピュータプログラムが実行されるコンピュータに対してュ 一ザが行った入力(或いは、その入力に基づくパラメータ)に応じて設定される。具体 的には、例えば、ユーザの入力を直接的にビート基準値として設定してもよいし、或 レ、はユーザの入力に対して所定の演算等を施すことでビート基準値として設定しても よい。その後、確定工程がコンピュータ上で実行されることにより、計測工程において 計測されたビート候補値から、ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値が、再 生対象となっているコンテンツのビート数として最終的にユーザに提示されるビート確 定値として確定される。

[0012] このように、ユーザの入力に応じて設定されるビート基準値を用いて、より正確な或 いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。特に、 計測工程において自動的に計測されたビート候補値が、ユーザの期待に沿っていな い場合 (即ち、正確な或いは高精度なビート数が計測されていない場合等)等には、 コンテンツを視聴しながら再生するユーザ自身がコンテンツの特徴に合わせた入力 を行うことで、コンテンツの特徴に準じたビート基準値が設定される。その結果、最終 的にユーザに提示されるビート確定値を、ユーザの期待に沿った値にすることができ る。この点において、本発明に係るコンピュータプログラムは特に有効である。また、 コンテンツの特徴(具体的には、例えば楽曲等を含むコンテンツの特徴)に依存する ことなぐより正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値をユーザに提示す ること力 Sできる。これにより、ミキシング操作の際に視聴者に違和感を感じさせることな ぐ複数のコンテンツを連続的に或いは重ねて再生することができる。

[0013] 本発明のコンピュータプログラムの一の態様は、前記確定工程においては、前記ビ ート基準値に基づいて定まる上限及び下限の範囲内に設定されるように前記ビート 確定値を確定する。

[0014] この態様によれば、ビート基準値に基づいて定まる上限及び下限の範囲内におい て、ビート確定値を確定することができる。その結果、最終的にユーザに提示されるビ ート確定値を、ユーザの期待に沿った値にすることができ、より正確な或いは高精度 なビート数を示すビート確定値をユーザに提示することができる。

[0015] 本発明のコンピュータプログラムの一の態様は、前記計測工程においては、前記コ ンテンッの周波数帯毎に(具体的には、例えば高域、中域及び低域毎に)複数のビ ート候補値が計測され、前記確定工程においては、前記複数のビート候補値のうち 前記ビート基準値との差分が最も小さいビート候補値を前記ビート確定値として確定 する。

[0016] この態様によれば、周波数帯域毎に計測される複数のビート候補値から、より正確 な或いは高精度なビート数を示すビート確定値を確定することができる。

[0017] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記ビート候補値を補正し、新た なビート候補値を生成する補正工程を前記コンピュータに更に実行させる。

[0018] この態様によれば、例えば計測工程にぉレ、て自動的に計測されるビート候補値を 補正することで生成される新たなビート候補値を用いて上述した動作を行うことがで きる。その結果、例えば計測工程において自動的に計測されるビート候補値の計測 誤差等の悪影響を排除し、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確定値

をユーザに提示することができる。

[0019] 尚、この補正工程は、計測工程にぉレ、てビート候補値が計測される際に行われても よいし、確定工程においてビート確定値が確定される際に行われてもよいし、或いは 他のタイミングで行われてもよレ、。要は、確定工程においてビート確定値を好適に確 定することができれば、いずれのタイミングであっても補正工程を実行することができ る。

[0020] 上述の如く補正工程をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムの態様では 、前記補正工程においては、前記ビート候補値と前記ビート基準値との関係に基づ き、必要に応じて前記ビート候補値を補正するように構成してもよい。

[0021] このように構成すれば、ビート候補値を不必要に補正する必要がなぐ処理速度を 向上させることができると共に、コンピュータプログラムの実行に係る負荷を低減する こと力 Sできる。より具体的には、例えばビート候補値とビート基準値とがかけ離れてい る等の所定の条件が満たされた場合等に、必要に応じてビート候補値が補正される

。所定の条件が満たされていない場合には、補正工程がコンピュータにより実行され たとしても、ビート候補値の補正はなされなくともよい。

[0022] 上述の如く補正工程をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムの態様では 、前記補正工程にぉレ、ては、前記計測工程にぉレ、て計測されたビート候補値に対し て所定の係数を掛け合わせ、新たなビート候補値が生成されるように構成してもよい

[0023] このように構成すれば、自動計測したビート候補値、及び該ビート候補値に対して 所定の係数が掛け合わされることで生成される新たなビート候補値から、ビート確定 値を確定することができる。従って、自動計測によりビート数を測定できたとしても、拍 を見落としている或いは拍があると誤認識していること等に起因して、正確な或いは 高精度なビート数に対して例えば 1Z2倍や、 2倍や、 2/3倍等の誤差を含んだ値が ユーザに提示され得るという不都合を好適に回避することができる。

[0024] 上述の如く所定の係数を掛け合わせるコンピュータプログラムの態様では、前記所 定の係数は、 1/2、 2/3, 1、 3/2及び 2の少なくとも一つであるように構成してもよ レ、。

[0025] このように構成すれば、自動計測によりビート数を測定できたとしても、拍を見落とし ている或いは柏があるとご認識していること等に起因して、正確な或いは高精度なビ ート数に対して例えば 1/2倍や、 2倍や、 2/3倍等の誤差を含んだ値が計測され得 るという不都合を好適に回避することができる。

[0026] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記ユーザの入力は、所望のタイ ミングで操作キーを複数回押下することで出力されるパルスであり、前記基準設定ェ 程は、前記パルスの平均周期の逆数を前記ビート基準値として設定する。

[0027] この態様によれば、ユーザの入力に応じてビート基準値を好適に設定することがで きる。特に、ユーザが所望のタイミングで操作キーを複数回押下することで、ユーザ の入力がコンピュータに対して出力される。このため、コンテンツを視聴しながら再生 しているユーザが、コンテンツの再生に合わせて或いはコンテンツの拍に合わせて操 作キーを押下すれば、比較的容易に且つ好適に、実際のコンテンツに応じたビート 基準値を設定することができる。

[0028] 上述の如く上限及び下限の範囲内に設定されるビート確定値を確定するコンビュ ータプログラムの態様では、前記上限及び前記下限の夫々と、前記ビート基準値との 比率が固定的に設定されるように構成してもよい。

[0029] このように構成すれば、ビート確定値の許容範囲(即ち、上限及び下限の夫々)を 好適に設定することができ、その結果、ビート確定値を確定しやすくなる。

[0030] 上述の如く上限及び下限の範囲内に設定されるビート確定値を確定するコンビュ ータプログラムの態様では、前記上限及び前記下限の夫々と、前記ビート基準値との 比率が可変的に設定されるように構成してもよい。

[0031] このように構成すれば、例えばコンテンツの特徴等に応じてビート確定値の許容範 囲(即ち、上限及び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定 値を確定しやすくなる。

[0032] 上述の如く上限及び下限の夫々とビート基準値との比率が可変的に設定されるコ ンピュータプログラムの態様では、前記比率を設定する比率設定工程を、前記コンビ ユータに更に実行させるように構成してもよい。

[0033] このように構成すれば、例えばコンテンツの特徴等に応じてビート確定値の許容範 囲(即ち、上限及び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定 値を確定しやすくなる。

[0034] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記上限は、前記ビート基準値の M% (但し、 Mは正の実数)を前記ビート基準値に加算することで設定され、前記下 限は、前記ビート基準値の N% (但し、 Nは正の実数)を前記ビート基準値力減算 することで設定される。

[0035] この態様によれば、ビート基準値に応じてビート確定値の許容範囲(即ち、上限及 び下限の夫々)を好適に設定することができ、その結果、ビート確定値を確定しやす くなる。

[0036] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記コンテンツを、前記ビート候補 値に基づいて、時間軸に沿った複数の区間に分割する分割工程を、前記コンピュー タに更に実行させ、前記確定工程においては、前記分割された区間ごとに前記ビー ト確定値を確定する。

[0037] この態様によれば、分割された区間毎に区別して、上述した動作を行うことができる 。従って、一つのコンテンツの中でビート数が変化するコンテンツであっても、コンテ ンッのいずれの部分においても、より正確な或いは高精度なビート数を示すビート確 定値をユーザに提示することができる。

[0038] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記ビート確定値を表示する表示 工程を、前記コンピュータに更に実行させる。

[0039] この態様によれば、ビート確定値をユーザに対して好適に提示することができる。

[0040] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記確定工程において前記ビート 基準値が前記ビート確定値として確定されるように前記確定工程における動作を切り 替える切替工程を、前記コンピュータに更に実行させる。

[0041] この態様によれば、ビート基準値に基づいてビート候補値を補正することを望まな レ、場合或いはユーザが優れたなしいは熟練の技量を有してレ、るがゆえにビート数の 自動計測を望まない場合等には、ユーザの入力に応じたビート基準値をビート確定 値として提示すること力 Sできる。従って、ユーザ自身の技量や嗜好に応じて、コンビュ ータプログラムが読み込まれたコンピュータの動作を好適に切り替えることができる。 [0042] 本発明のコンピュータプログラムの他の態様は、前記コンテンツは、楽曲コンテンツ を含む。

[0043] この態様によれば、楽曲コンテンツを含むコンテンツに対して上述した動作を行うこ とができる。

[0044] コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決す るために、コンテンツを再生する情報再生装置として機能されるコンピュータにより実 行可能なプログラム命令を明白に具現化し、コンテンツの単位時間当たりのビート数 であるビート候補値を計測する計測工程と、ユーザ (即ち、コンテンツを再生している 奏者)の入力に応じたビート基準値を設定する基準設定工程と、前記計測されたビ ート候補値から前記ビート基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定 工程とを前記コンピュータに実行させる。

[0045] 本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を 格納する ROM、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当 該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波 である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウン口 ードすれば、情報再生装置 (具体的には、後述する本発明の情報再生装置)を比較 的簡単に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、情 報再生装置 (具体的には、後述する本発明の情報再生装置)として機能させるコンビ ユータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。

(情報再生装置)

上記課題を解決するために、本発明の情報再生装置は、コンテンツの単位時間当 たりのビート数であるビート候補値を計測する計測手段と、ユーザの入力に応じたビ ート基準値を設定する基準設定手段と、前記計測されたビート候補値から前記ビート 基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定手段とを備える。

[0046] 本発明の情報再生装置によれば、上述した本発明のコンピュータプログラムが有す る各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。

[0047] 尚、上述した本発明のコンピュータプログラムにおける各種態様に対応して、本発 明に係る情報再生方法も各種態様を採ることが可能である。

[0048] 本発明の情報再生装置の一の態様は、前記ユーザの入力を受け付ける入力手段 を更に備える。

[0049] この態様によれば、入力手段より入力されるユーザの入力に応じて、ビート基準値 を好適に設定することができる。

[0050] 上述の如く前記入力手段は、所望のタイミングで複数回押下可能な操作キーを備 えるように構成してもよい。

[0051] このように構成すれば、コンテンツを視聴しながら再生しているユーザ力コンテン ッの再生に合わせて或いはコンテンツの拍に合わせて操作キーを押下すれば、比較 的容易に且つ好適に、実際のコンテンツに応じたビート基準値を設定することができ る。

[0052] (情報再生方法)

上記課題を解決するために、本発明の情報再生方法は、コンテンツの単位時間当 たりのビート数であるビート候補値を計測する計測工程と、ユーザの入力に応じたビ ート基準値を設定する基準設定工程と、前記計測されたビート候補値から前記ビート 基準値の近傍に設定されるビート確定値を確定する確定工程とを備える。

[0053] 本発明の情報再生方法によれば、上述した本発明の情報再生装置が有する各種 利益と同様の利益を享受することが可能となる。

[0054] 尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明に係る 情報再生方法も各種態様を採ることが可能である。

[0055] 本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。

[0056] 以上説明したように、本発明のコンピュータプログラムによれば、計測工程、基準設 定工程及び確定工程をコンピュータに実行させる。また、本発明の情報再生装置及 び方法によれば、計測手段、基準設定手段及び確定手段、又は計測工程、基準設 定工程及び確定工程を備える。従って、より正確な或いは高精度なビート数をユー ザに提示することができる。

図面の簡単な説明

[0057] [図 1]本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構成を概略的に示すブロック図 である。

[図 2]本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構成を概略的に示すブロック図 である。

[図 3]本実施例に係る光ディスク再生システムが備えるコンピュータ中において実現さ れる機能ブロックを概念的に示すブロック図である。

[図 4]本実施例に係る光ディスク再生システムの動作の流れを概念的に示すフローチ ヤートである。

[図 5]コンテンツデータの再生波形を概念的に示すグラフである。

[図 6]周波数帯域毎に区分したコンテンツデータの再生波形を概念的に示すグラフ である。

[図 7]BPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体を複数の再生区間に分割する 態様を概念的に示す説明図である。

[図 8]TAP操作による検出信号の波形を概念的に示すグラフである。

[図 9]BPM候補値の補正の流れを概念的に示すフローチャートである。

[図 10]図 9に示すフローチャートに対して具体的な値を適用して示されるフローチヤ ートである。

[図 11]BPM候補値と、 BPM基準値並びに該 BPM基準値に基づいて設定される上 限及び下限との数値関係を概略的に示すグラフである。

[図 12]本実施例に係る光ディスク再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図で ある。

符号の説明

1 光ディスク再生システム

10 表示ウィンドウ

13 BPM表示部

14 TAPボタン

17 ジョグダイヤノレ

100 ディスプレイ

200 コンピュータ

201 CPU

211 BPM計測ブロック

212 乗算ブロック

213 TAP信号検出ブロック

214 BPM基準値設定ブロック

215 比較ブロック

500 光ディスク再生装置

発明を実施するための最良の形態

[0059] 以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づ いて説明する。

[0060] 尚、以下の実施例は、再生速度制御、テンポ制御及び巻き戻し再生等に代表され る各種再生機能を有する CDプレーヤないしは DVDプレーヤ等の光ディスク再生装 置を、コンピュータ上で実現するためのコンピュータプログラムに対して、本発明のコ ンピュータプログラムを適用した場合の実施例である。従って、以下の実施例では、 このようなコンピュータプログラムが読み込まれたコンピュータ(より具体的には、この ようなコンピュータを備える光ディスク再生システム)の構成及び動作について説明を 進める。

[0061] 尚、このようなコンピュータプログラムが読み込まれたコンピュータはり具体的には、 このようなコンピュータを備える光ディスク再生システム)は光ディスク再生装置として 動作し、このような光ディスク再生装置は、本発明の情報再生装置の一具体例に相 当する。また、以下に説明する本実施例に係る光ディスク再生システムは、クラブや ディスコ等の舞踏場において、光ディスクを次々に取り替えつつ、音楽データないし は映像データに対して様々な特殊効果(エフェクト)を付加しつつ連続的に再生する 際に用いられる DJ機器 (VJ (Video Jockey)機器を含む)として用いられる。

[0062] (1) 基本構成

初めに、図 1から図 3を参照して、本実施例に係る光ディスク再生システムの基本構 成について説明を進める。ここに、図 1及び図 2は夫々、本実施例に係る光ディスク 再生システムの基本構成を概略的に示すブロック図であり、図 3は、本実施例に係る 光ディスク再生システムが備えるコンピュータ中において実現される機能ブロックを概 念的に示すブロック図である。

[0063] 図 1に示すように、本実施例に係る光ディスク再生システム 1は、ディスプレイ 100と 、 ンピュータ 200と、キーボード 301と、マウス 302と、専用ン卜ローラ 303と、光デ イスクドライブ 400と、を備える。

[0064] ディスプレイ 100は、例えば LCD (Liquid Crystal Display)や、ブラウン管ディスプレ ィ等を含んでおり、コンピュータ 200からの指示に応じて、所定の表示ウィンドウ 10を 表示可能に構成されている。

[0065] 図 1では特に、表示ウィンドウ 10中には、 DJ機器として用いられるプレーヤ等の外 観を示すプレーヤメニュー 11が表示されており、プレーヤメニュー 11中には、波形 表示咅 と、 BPM表示咅^ 3と、 TAPボタン 14と、インジグータ 15と、操作キー 16と 、ジョグダイヤノレ 17と、スライダ 18と、マウスポインタ 50とが表示される。

[0066] 波形表示部 12は、楽曲を含むコンテンツデータの再生に応じた各種情報が表示さ れている。例えば、波形表示部 12の上段には、現在再生しているコンテンツデータ のトラック番号や、現在再生しているコンテンツデータの経過時間(即ち、現在の再生 時間)や、現在光ディスクドライブ 400にローデイングされている光ディスクに記録され ているコンテンツデータの総トラック数等が表示される。図 1に示す表示の例では、現 在トラック番号 3番のコンテンツデータが再生されており、再生開始から 1分 15秒が経 過し、更には光ディスクドライブ 400にローデイングされている光ディスクに記録され ているコンテンツデータの総トラック数は" 16"であることを認識できる。

[0067] また、波形表示部 12の下段には、再生時間軸に沿ったコンテンツデータのビート 密度がウェーブ表示されている。或いは、現在再生されているコンテンツデータの周 波数帯域毎の信号強度がウェーブ表示されてレ、てもよレ、。

[0068] もちろん、図 1に示した波形表示部 12における表示内容は一具体例であって、そ の他の各種情報等が表示されてもよいことは言うまでもない。

[0069] BPM表示部 13は、現在再生しているコンテンツデータの単位時間当たりのビート 数を示す BPM値が表示されている。 BPM表示部 13に表示される BPM値は、コンビ ユータ 200の動作により自動計測された BPM値であってもよいし、ユーザ(即ち、光 ディスク再生システム 1の利用者であって、具体的には DJ等)が TAPボタン 14を押下

することで光ディスク再生システム 1に入力される BPM値であってもよいし、或いは後 述するように TAPボタン 14を押下することで入力される BPM値に基づいて、自動計 測された BPM値を補正等することで得られる BPM値であってもよい。

[0070] TAPボタン 14は、キーボード 301やマウス 302等を操作することでディスプレイ 10 0の画面内を自由に移動するポインタ 50を用いたクリック操作等により押下可能な表 示ボタンとして構成されている。 TAPボタン 14を押下することで、ユーザ自身が BP M値を光ディスク再生システム 1に入力することができる。更に、 TAPボタン 14を押 下することで、後述するように、自動計測された BPM値を補正等する際の基準となる BPM値を光ディスク再生システム 1に入力することができる。

[0071] インジケータ 15は、光ディスク再生システム 1の動作状況やコンテンツデータの再 生状況等を、光の明滅等によって示すアイコン等として構成されている。

[0072] 操作キー 16は、ポインタ 50等を用いたクリック操作等により押下可能な表示ボタン として構成されている。操作キー 16を押下することで、光ディスク再生システム 1の動 作を変更可能に構成されている。即ち、所望の操作キー 16上にポインタ 50を合わせ て、ユーザがクリック操作を行うことで、コンテンツデータの再生や早送りや巻き戻し や一時停止や停止等を制御することができる。

[0073] ジョグダイヤル 17は、ポインタ 50等を用いたドラッグ操作等により両方向に回転自 在な円盤形状の表示ボタンとして構成されてレ、る。ユーザ等がポインタ 50を用いてジ ョグダイヤル 17の回転方向と回転速度を適宜に変化させて操作すると、その回転方 向に応じて、コンテンツデータのフォワード再生とリバース再生を設定することができ 、更に、その回転速度に応じて、スピーカやヘッドフォンで再生される再生音の音調 を変化させることができるようになってレ、る。

[0074] 尚、上記のフォワード再生とは、 LP等のアナログレコードを順方向に回転させて音 楽等を再生させた場合と同様に、光ディスクのコンテンツデータを、記録されている 順に再生することを言う。したがって、ジョグダイヤル 17が時計回り方向に回転操作さ れるのに応じて、音楽等を通常の音として再生するようになっている。また、ジョグダイ ャル 17が停止されているときにも、フォワード再生が行われるようになつている。

[0075] 一方、上記のリバース再生とは、アナログレコードを逆方向に回転させて音楽等を 再生させた場合と同様に、光ディスクのコンテンツデータを、記録されている順とは逆 の順番で再生することを言う。つまり、アナログレコードでは音楽等が連続記録 (アナ ログ記録)されているため、アナログレコードを逆方向に回転させると、音楽等を逆の 方向から再生することになつて、本来の音楽等とは違った擬音が再生されることにな るが、ジョグダイヤル 17が反時計回り方向に回転操作されると、光ディスクにデジタル 記録されている個々のコンテンツデータを逆の順番で再生することにより、あたかもァ ナログレコードを逆方向に回転させて再生させた場合と同様の擬音を生じさせるよう になっている。

[0076] このようにアナログレコードをリバース再生するのと同様の機能を備えたことで、例え ばユーザ等がジョグダイヤル 17を時計回り方向と反時計回り方向へ敏速に往復回転 を繰り返すと、所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キユキュ」、「ガシャガシャ」等の擬 音)を生じさせることができる。そして、所謂ディスクジョッキーと呼ばれる演奏者が、 上記のスクラッチ音等を生じさせるべくジョグダイヤル 17を操作すると、 CDや DVDを 用いてラップ音楽等を生成するための編集を行うことが可能となっている。

[0077] スライダ 18は、ポインタ 50等を用いたドラッグ操作等により上下方向にスライド可能 な表示ボタンとして構成されている。ユーザ等がポインタ 50を用いてスライダ 18を上 下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を適宜変更することができ る。例えば、スライダ 18を上方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を 相対的に早くしたり、或いはスライダ 18を下方向に移動させることで、コンテンツデー タの再生速度を相対的に遅くしたりすることができる。

[0078] コンピュータ 200は、光ディスクドライブ 400にローデイングされている光ディスク中 に記録されているコンテンツデータを、キーボード 301やマウス 302や専用コントロー ラ 303等からの指示内容に応じて、様々な態様で再生する。また、ディスプレイ 100 に対する表示ウィンドウ 10の描画処理も行う。具体的には、これらの処理は、 CPU2 01の動作により行われ、該 CPU201の動作に必要なプログラム等は、メモリ 220に 格納されている。また、メモリ 220は、 CPU201が動作する際に用いる各種変数ゃパ ラメータ等を一時的に格納したり、或いはコンテンツデータを一時的に格納したりする ためにも用いられる。また、コンピュータ 200中の CPU201とメモリ 202との間のデー タの入出力、並びにこれらとディスプレイ 100、キーボード 301、マウス 302、専用コン トローラ 303及び光ディスクドライブ 400との間のデータの入出力は、データバス 230 を介して行われる。

[0079] キーボード 301は、ユーザが直接的に押下可能な各種操作キーを備えている。ュ 一ザがキーボード 301の操作キーを押下することで、例えば操作キー毎に割り当てら れた各種機能をコンピュータ 200が実行することができる。例えば、操作キーとしての 「P」ボタンを押下した場合には、コンピュータ 200は、コンテンツデータの再生を開始 する(Play)ように動作してもよいし、或いは、操作キーとしての「S」ボタンを押下した 場合には、コンピュータ 200は、コンテンツデータの再生を停止する(Stop)ように動 作してもよい。

[0080] マウス 302は、ユーザによる該マウス 302の直接的な操作量等に応じて、ディスプレ ィ 100に表示されるポインタ 50を、ディスプレイ 100の画面内において移動させる。ま た、マウス 302に付属するクリックボタンをユーザが直接的に押下することで、クリック 操作やドラッグ操作等を行うことができる。尚、このようなマウス 302の操作を、キーボ ード 301で代替的に行うように構成してもよいことは言うまでもない。

[0081] 専用コントローラ 303は、表示ウィンドウ 10内に表示されるプレーヤメニュー 11の表 示内容と、概ね同一の物理的な操作キー等を備えている。専用コントローラ 303が備 える物理的な操作キーをユーザが直接的に操作することで、ユーザは、プレーヤメ二 ユー 11を直接的に操作しているかのようなスムーズな操作を行うことができる。

[0082] 光ディスクドライブ 400は、コンテンツデータが記録されている光ディスクをローディ ングし、コンテンツデータを読み取り、読み取ったコンテンツデータをコンピュータ 20 0へ転送する。

[0083] 図 2に示すように、本実施例に係る光ディスク再生システム 1は、プレーヤメニュー 1 1に代えて又は加えて、ミキサーメニュー 21を表示ウィンドウ 10中に表示することもで きる。

[0084] ミキサーメニュー 21中には、第 1プレーヤメニュー 11aと、第 2プレーヤメニュー 1 lb と、ミキサー操作部 22と、楽曲リスト表示部 23とが表示される。

[0085] ミキサー操作部 22は、第 1プレーヤメニュー 11aにおいて再生の対象となっている

コンテンツデータと、第 2プレーヤメニュー l ibにおいて再生の対象となっているコン テンッデータとのミキシングに関する操作を実行可能な表示ボタン等を含んで構成さ れている。ユーザは、楽曲リスト表示部 23に表示されている楽曲リストや、第 1プレー ヤメニュー 11aの BPM表示部 13a及び第 2プレーヤメニュー l ibの BPM表示部 13b の夫々に表示されている BPM値を参照しながら、ミキシングを行う。

[0086] 以上説明したように、本実施例に係る光ディスク再生システム 1は、ミキサーや CD プレーヤや DVDプレーヤ等の DJ機器を、コンピュータ 200上で実現することができ る。これらは、本実施例に係るコンピュータプログラムがコンピュータ 200に読み込ま れ且つ実行されることで実現される。そして、通常 ICや LSI等の物理的な回路として 或いは ICや LSI等の上で機能的に実現される、ミキサーや CDプレーヤや DVDプレ ーャ等が含む処理回路ブロックは、コンピュータ 200が備える CPU201上において 機能ブロックとして実現される。

[0087] ここで、図 3を参照して、本実施例に係る光ディスク再生システム 1の CPU201上で 実現される機能ブロックのうち、プレーヤメニュー 11の BPM表示部 13に BPM値を 表示するための機能ブロックについて詳細に説明する。ここに、図 3は、プレーヤメ二 ユー 11の BPM表示部 13に BPM値を表示するための機能ブロックを概念的に示す ブロック図である。

[0088] 図 3に示すように、 CPU201上において、 BPM計測ブロック 211と、乗算ブロック 2 12と、 TAP信号検出ブロック 213と、 BPM基準値設定ブロック 214と、比較ブロック 2 15と力 S、プレーヤメニュー 11の BPM表示部 13に BPM値を表示するための機能ブ ロックとして実現されている。

[0089] BPM計測ブロック 211は、現在再生の対象となっているコンテンツデータを取得し て、その BPM値を計測可能に構成されている。尚、以下の実施例においては、 BP M計測ブロック 211において計測された BPM値を、適宜" BPM候補値"と称して説 明を進める。

[0090] 乗算ブロック 212は、 BPM計測ブロック 211において計測された BPM値(即ち、 B PM候補値)に対して所定の係数を掛け合わせるように構成されている。所定の係数 が掛け合わされた BPM候補値は、比較ブロック 215へと出力される。尚、以下の実

施例においては、所定の係数が掛け合わされた BPM候補値も、 BPM候補値と称し て説明を進めている。

[0091] TAP信号検出ブロック 213は、プレーヤメニュー 11の TAPボタン 14の押下を検出 し、その検出信号を BPM基準値設定ブロック 214へと出力可能に構成されている。

[0092] BPM基準値設定ブロック 214は、 TAP信号検出ブロック 213から出力される検出 信号に基づいて、 BPM候補値から後に説明する BPM確定値を確定する(或いは、 抽出する)ために用いられる BPM基準値を設定する。具体的には、検出信号により 示されている BPM値を BPM基準値として設定する。但し、検出信号により示されて レ、る BPM値に対して所定の演算を施した後の BPM値を、 BPM基準値として設定し てもよい。

[0093] 比較ブロック 215は、乗算ブロック 212より出力される BPM候補値と、 BPM基準値 設定ブロック 214より出力される BPM基準値とを比較し、 BPM候補値のうちから実 際に BPM表示部 13に表示される BPM値である BPM確定値を出力する。 CPU201 は、比較ブロック 215より出力される BPM確定値を、プレーヤメニュー 11の BPM表 示部 13に実際に表示する。

[0094] 尚、図 3において示した各ブロックの動作の詳細(具体的には、例えば BPM計測ブ ロック 211における BPM値の計測の手法や、乗算ブロック 212における乗算の手法 や、 BPM基準値設定ブロック 214における BPM基準値の設定の手法や、比較ブロ ックにおける比較の手法等)については、後に詳述する(図 4等参照)。

[0095] (2) 動作原理

続いて、図 4から図 11を参照して、本実施例に係る光ディスク再生システム 1の動 作原理について説明を進める。ここでは、図 4を参照しながら、本実施例に係る光デ イスク再生システム 1の動作原理の全体の流れを説明し、適宜図 5から図 11を参照し て、より詳細な説明をカ卩える。ここに、図 4は、本実施例に係る光ディスク再生システム 1の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。

[0096] 尚、図 4は、コンテンツデータの再生と並行して行われる動作について説明しており 、より具体的にはプレーヤメニュー 11の BPM表示部 13に BPM値を表示する際の動 作について説明している。従って、図 4中には、コンテンツデータが再生されているこ とが明示されてはいないものの、図 4の動作が行われている場合には、当然にコンテ ンッデータは再生されているものとする。

[0097] 図 4に示すように、初めに、 BPM計測ブロック 21 1の動作により、現在再生されてい るコンテンツデータの BPM値(即ち、 BPM候補値)が計測される(ステップ S 101)。 言い換えれば、ユーザの操作を介することなぐ現在再生されているコンテンツデー タの BPM値 (即ち、 BPM候補値)が、いわば自動的に計測される。

[0098] ここで、図 5及び図 6を参照して、図 4のステップ S 101における BPM候補値の計測 の手法についてより詳細に説明する。ここに、図 5は、コンテンツデータの再生波形を 概念的に示すグラフであり、図 6は、周波数帯域毎に区分したコンテンツデータの再 生波形を概念的に示すグラフである。

[0099] 図 5に示すように、コンテンツデータを再生すると、柏が現れる位置(即ち、拍位置) において相対的に強レ、(即ち、振幅が大きい)再生信号が得られる。言い換えれば、 ビートの位置において相対的に強い再生信号が得られる。この拍位置の間隔(即ち 、拍間隔)の一定区間毎の平均の逆数が BPM候補値となる。例えば、拍位置の間隔 の平均が 400ミリ秒(msec)であれば、 BPM候補値は、以下の数式で求められる。

[0100] [数 1]

候補値 =—— 1 ~ - X 60 = 150BPM

400 x lO"3

[0101] 図 6に示すように、本実施例では、コンテンツデータの再生信号を、周波数帯域毎 に区別して、夫々の周波数帯域毎の信号成分の BPM候補値が計測される。具体的 には、低域 (低周波域)、中域(中周波域)及び高域 (高周波域)の夫々の信号成分 の BPM候補値が計測される。図 6では、低域の信号成分の BPM値力 S"a"であり、中 域の信号成分の BPM候補値が" b"であり、高域の信号成分の BPM候補値が" c"で あると計測されている。

[0102] 再び図 4において、続いて、ステップ S 101において計測された BPM候補値に基 づいて、コンテンツデータ全体力複数の再生区間に分割される(ステップ S 102)。 ここでは、例えば、 BPM候補値が大きく変わる部分を境界とする複数の再生区間に 分割される。

[0103] この複数の再生区間の分割の態様について、図 7を参照してより詳細に説明する。 ここに、図 7は、 BPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体を複数の再生区間 に分割する態様を概念的に示す説明図である。

[0104] 図 7に示すように、計測される BPM候補値に基づいて、コンテンツデータ全体が五 つの再生区間に分割されている。具体的には、コンテンツデータは、 BPM候補値が 概ね 120である再生区間 # 1と、 BPM候補値が概ね 130である再生区間 # 2と、 BP M候補値が概ね 90である再生区間 # 3と、 BPM候補値が概ね 120である再生区間 # 4と、 BPM候補値が概ね 100である再生区間 # 5とに分割されている。以下に説 明する BPM確定値の確定(或いは、 BPM候補値の補正)は、この再生区間毎に行 われる。

[0105] 尚、ステップ S101における BPM候補値の計測は、コンテンツデータの再生と並行 して行われるため、コンテンツデータの再生に伴って、再生区間の区別をすれば足り る。即ち、コンテンツデータの再生に先立って、コンテンツデータ全体を複数の再生 区間に分割しておく必要は必ずしもない。具体的には、例えばコンテンツデータの再 生と並行して、図 7に示す再生区間 # 1と再生区間 # 2との或いはその他の再生区間 の境界を識別できれば足りる趣旨である。

[0106] 再び図 4において、続いて、ステップ S101において BPM候補値が計測されたか否 力が判定される (ステップ S103)。即ち、図 5や図 6等に示す拍位置を好適に認識す ること力 Sでき、且つ認識された拍位置に基づいて BPM候補値を計測することができ たか否かが判定される。

[0107] この判定の結果、 BPM候補値が計測されていないと判定された場合 (ステップ S10 3 : No)、表示ウィンドウ 10上に、 BPM候補値を計測することができなかった旨を示 す警告文等を表示し (ステップ S104)、再度ステップ S101へ戻り、 BPM候補値の計 測を続ける。他方、 BPM候補値が計測されたと判定された場合 (ステップ S103: Yes )、ステップ S101において計測された BPM候補値を、プレーヤメニュー 11の BPM 表示部 13に表示する(ステップ S 105)。

[0108] 続いて、ユーザによる TAP操作(ステップ S 115)があったか否かが判定される(ステ ップ S106)。具体的には、例えば、ユーザがマウス 302等を操作することでポインタ 5 0を TAPボタン 14上に移動させ、且つクリック操作を行うことで TAPボタン 14が押下 されたか否かが判定される。

[0109] この判定の結果、 TAP操作がないと判定された場合(ステップ S106 : No)、ステツ プ S 112へ進む。

[0110] 他方、 TAP操作があつたと判定された場合(ステップ S106 : Yes)、続いて、 BPM 基準値設定ブロック 214の動作により、 TAP操作によって与えられた拍間隔に基づ いて、該拍間隔から算出される BPM値が BPM基準値として設定される(ステップ S1 07)。

[0111] この BPM基準値の設定について、図 8を参照しながらより詳細に説明する。ここに 、図 8は、 TAP操作による検出信号の波形を概念的に示すグラフである。

[0112] 図 8 (a)に示すように、ユーザが TAPボタン 14を押下した場合には、その押下した 際にパルス状の波形が現れるような検出信号力 TAP信号検出ブロック 213におい て検出される。このとき、ユーザは、再生されているコンテンツデータの拍に合わせて (言い換えれば、コンテンツデータのリズムに合わせて) TAPボタン 14を押下してい る。従って、この TAPボタン 14の押下に伴って現れるパルス状の波形力コンテンツ データの拍位置と概ね一致しており、パルス状の波形の間隔が拍間隔に相当してい る。このため、 BPM基準値設定ブロック 214の動作により、このパルス状の波形の間 隔の逆数 (即ち、 1/T1)が BPM基準値として設定される。このとき、 BPM基準値を 設定するためには、パルス状の波形の間隔を必要とするため、ユーザは少なくとも二 回 TAPボタン 14を押下する必要がある。

[0113] 尚、 TAPボタン 14を押下するのはユーザであるため、パルス状の波形が必ずしも 等間隔で現れるとは限らない。この場合には、パルス状の波形の間隔の平均の逆数 を BPM基準値として設定することが好ましい。具体的には、図 8 (b)に示すような波 形間隔力 ミリ秒、 T2ミリ秒、 T3ミリ秒及び T4ミリ秒となるパルス状の波形が現れた 場合には、 BPM基準値は次に示す数式により設定される。

[0114] [数 2]

£ 基準値 = 1 X 60

(TI + T 2 + T3 + T4) ,

X 10、 " ,

4

[0115] 再び図 4において、続いて、ステップ S107において設定された BPM基準値を、プ レーヤメニュー 11の BPM表示部 13に表示する(ステップ S 108)。即ち、ステップ S1 01において計測された BPM候補値に代えて、ステップ S107において設定された B PM基準値を、プレーヤメニュー 11の BPM表示部 13に表示する。

[0116] 続いて、ステップ S107において設定された BPM候補値に基づいて、 BPM確定値 の確定動作 (言レ、換えれば、本発明の「確定工程」の一具体例に相当する動作であ つて、 BPM表示部 13に表示される BPM値の修正)を行うか否かが判定される(ステ ップ S109)。

[0117] この判定の結果、 BPM値の確定を行わないと判定された場合(ステップ S109 : No )、ステップ SI 12へ進む。この場合、 BPM表示部 13には、 BPM確定値として、ステ ップ S107において算出された BPM基準値或いはステップ S101において計測され た BPM候補値が表示される。言い換えれば、ステップ S 107において設定された BP M基準値或いはステップ S101において計測された BPM候補値が BPM確定値とし て確定される。

[0118] 他方、 BPM値の確定動作を行うと判定された場合 (ステップ S109 : Yes)、 BPM値 の確定動作が行われる(ステップ S 110)。

[0119] その後、ステップ S110における BPM値の確定動作の結果出力される BPM確定 値力プレーヤメニュー 11の BPM表示部 13に表示される(ステップ S111)。即ち、 ステップ S101において計測された BPM候補値及びステップ S107において設定さ れた BPM基準値に代えて、ステップ S110における BPM値の確定動作の結果出力 される BPM確定値を、プレーヤメニュー 11の BPM表示部 13に表示する。

[0120] ここで、図 9から図 11を参照しながら、図 4のステップ S110における BPM値の確定 動作についてより詳細に説明を進める。ここに、図 9は、 BPM値の確定動作の流れを 概念的に示すフローチャートであり、図 10は、図 9に示すフローチャートに対して具 体的な値を適用して示されるフローチャートであり、図 11は、 BPM候補値と、 BPM 基準値並びに該 BPM基準値に基づいて設定される上限及び下限との数値関係を 概略的に示すグラフである。

[0121] 図 9に示すように、初めに、乗算ブロック 212の動作により、図 4のステップ S101に ぉレ、て計測された BPM候補値に対して所定の係数が掛け合わせられる (ステップ S 201)。即ち、本発明における「補正工程」の一具体例に相当する動作が実行される 。所定の係数として、例えば、 1/2や、 2/3や、 1や、 3/2や、 2等が用いられる。所 定の係数が掛け合わせられた BPM候補値 (即ち、乗算された BPM候補値)は、新た な BPM候補値として、ステップ S 101におレ、て計測された BPM候補値(言レ、換えれ ば、所定の係数としての 1が掛け合わせられた新たな BPM候補値)と共に、比較プロ ック 215へ出力される。

[0122] 続いて、比較ブロック 215の動作により、ステップ S201において所定の係数が掛け 合わせられた BPM候補値と、図 4のステップ S107において設定された BPM基準値 (即ち、 TAP操作により設定された BPM値)との比較が行われる(ステップ S202)。 具体的には、ステップ S201において乗算された BPM候補値と、図 4のステップ S10 7において設定された BPM基準値との大小関係の比較や、その差分の大きさ等が 算出される。

[0123] その後、ステップ S202における比較の結果に基づいて、乗算された BPM候補値 のうち、 BPM基準値との差分が最小となる BPM候補値が抽出される(ステップ S203 )。この抽出された BPM候補値が、図 4のステップ S111においてプレーヤメニュー 1 1の BPM表示部 13に表示される BPM確定値となる。

[0124] ここで、具体的な数値を用いて、図 9における動作について説明を進める。図 10に 示すように、 BPM計測ブロック 211において、低域の信号成分の BPM候補値として "96" (即ち、拍間隔として 625ミリ秒)が、中域の信号成分の BPM候補値として" 120 " (即ち、拍間隔として 500ミリ秒)力高域の信号成分の BPM候補値として" 150" ( 即ち、拍間隔として 400ミリ秒)が夫々計測されたとする。

[0125] 一方、ユーザによる TAPボタン 14の押下により、 BPM基準値設定ブロック 214に おいて、 BPM基準値が" 125" (即ち、ノ^レス状の波形の間隔が 480ミリ秒)と設定さ れたとする。

[0126] このとき、乗算ブロック 212においては、高域の信号成分の BPM候補値である" 96 "と、中域の信号成分の BPM候補値である" 120"と、低域の信号成分の BPM候補 値である" 150"との夫々に対して、所定の係数である 1/2、 2/3, 1、 3/2及び 2の 夫々が掛け合わせられる。具体的には、低域の信号成分の BPM候補値である" 150 "に対して、所定の係数が掛け合わせられることで、新たな BPM候補値として、 "75" 、 "100"、 "150"、 "225"及び" 300"が比較ブロック 215へ出力される。中域の信号 成分の BPM候補値である" 120"に対して、所定の係数が掛け合わせられることで、 新たな BPM候補値として、 "60"、 "80"、 "120"、 "180"及び" 240"が比較ブロック 215へ出力される。高域の信号成分の BPM候補値である" 96"に対して、所定の係 数が掛け合わせられることで、新たな BPM候補値として、 "48"、 "64"、 "96"、 "144 "及び" 192"が比較ブロック 215へ出力される。

[0127] その後、比較ブロック 215において、 BPM基準値である" 125"との差分が最も小さ レ、 BPM候補値である" 120"が BPM確定値として確定される。

[0128] 尚、 BPM基準値は、 BPM確定値の許容範囲を定めているとも言える。例えば、所 定の係数が掛け合わされた BPM候補値と BPM基準値との大小関係を数直線上で 表す図 11に示すように、 BPM基準値を基準として、 BPM基準値の許容範囲の上限 を BPM基準値 + BPM基準値の 50% = 125 + 125 Χ 0· 5 = 187. 5とし、 ΒΡΜ基 準値の許容範囲の下限を ΒΡΜ基準値— ΒΡΜ基準値の 30% = 125— 125 X 0. 3 = 87. 5と定めているとも言える。

[0129] この許容範囲の中に収まる ΒΡΜ候補値が一つであれば、その ΒΡΜ基準値を BP M確定値として確定してもよレ、。

[0130] この許容範囲の中に収まる BPM候補値が複数あれば、この許容範囲の中に収ま る BPM候補値のうち BPM基準値との差分が最も小さい BPM候補値を BPM確定値 として確定してもよい。或いは、コンテンツデータの再生信号を解析することで検出さ れる実際の柏の位置の検出'解析を行い、その柏の位置の検出'解析結果によれば コンテンツデータの実際の BPM値を好適に示していると推測される BPM候補値を B PM確定値として確定してもよレ、。

[0131] いずれにせよ、許容範囲の中に収まらない BPM候補値については、 BPM基準値 との比較を行う必要がなぐ CPU201の処理負荷を抑えることができる。

[0132] この場合、 BPM基準値を基準として設定される BPM確定値の許容範囲の上限及 び下限は、 BPM基準値に対する固定的な比率で設定されてもよいし、或レ、は BPM

基準値に対する可変的な(或いは、変動的な)比率で設定されてもよい。 BPM基準 値に対する可変的な(或いは、変動的な)比率で設定する場合には、 CPU201の判 断により所定の比率で設定するように構成してもよレ、し、或いは操作キー 16を介する ユーザの入力に基づいて設定するように構成してもよい。例えば、許容範囲内に収 まる BPM候補値の数を少なくしたければ、上限及び下限ができるだけ BPM基準値 に近づくように、 BPM基準値に対する比率を設定することが好ましい。他方、許容範 囲内に収まる BPM候補値の数を多くし、その後の大小関係等の比較を好適に行うこ とで BPM確定値を確定したレ、場合には、上限及び下限ができるだけ BPM基準値か ら遠ざかるように、 BPM基準値に対する比率を設定することが好ましい。いずれにせ よ、 BPM確定値の許容範囲の上限及び下限の BPM基準値に対する比率は、例え ば BPM値の特性等に応じて、実験的、経験的、数学的又は理論的に、若しくはシミ ユレーシヨン等を用いて個別具体的に (例えば、 BPM候補値の数やばらつきや、或 いは BPM候補値と BPM基準値との数値的関係等に応じて)より適切な所定の値を 指定することが好ましい。

[0133] 但し、この許容範囲の中に収まる BPM候補値が一つもない場合には、 BPM基準 値をそのまま BPM確定値として確定するように構成してもよい。或いは、乗算ブロック 212において用いられる係数の種類を増やして新たな BPM候補値を生成するように 構成してもよい。

[0134] 再び図 4において、その後、ステップ S102において分割された再生区間のうちの 一つの再生区間のコンテンツデータの再生が終了したか否かが判定される(ステップ S112)。言い換えれば、計測等される BPM値が大きく変化していないか否かが判定 される。具体的には、例えば図 7の再生区間 # 1におけるコンテンツデータを再生し ている場合には、当該再生区間 # 1におけるコンテンツデータの再生が終了したか 否かが判定される。或いは、現在再生の対象となっている再生区間が、再生区間 # 1から再生区間 # 2へと変化したか否かが判定される。

[0135] この判定の結果、一つの再生区間のコンテンツデータの再生が終了していない(言 い換えれば、計測等される BPM値が大きく変化していない)と判定された場合 (ステ ップ S112 : No)、再びステップ S 106へ戻り、必要に応じて、 BPM基準値に基づい て BPM値の確定動作を継続する。

[0136] 他方、一つの再生区間のコンテンツデータの再生が終了した(言い換えれば、計測 等される BPM値が大きく変化した)と判定された場合 (ステップ S 112 : Yes)、続レ、て 、次の再生区間のコンテンツデータの再生を開始するか否かが判定される(ステップ

[0137] この判定の結果、次の再生区間のコンテンツデータの再生を開始すると判定された 場合 (ステップ S113 : Yes)、次の再生区間のコンテンツデータの再生と並行して (ス テツプ S114)、次の再生区間に対して、再度上述のステップ S103からステップ S11 2までの動作が繰り返される。具体的には、例えば再生区間 # 1の再生が終了した後 に再生区間 # 2の再生を開始する場合には、再生区間 # 2におレ、ても再生区間 # 1 と同様に、 BPM候補値が計測され、 BPM基準値が設定され且つ BPM確定値が確 定され、最終的に再生区間 # 2における BPM確定値がユーザに提示される。

[0138] 他方、次の再生区間のコンテンツデータの再生を開始しなレ、(言い換えれば、コン テンッデータの再生を終了する)と判定された場合 (ステップ SI 13: No)、コンテンツ データの再生を終了する。

[0139] 以上説明したように、本実施例においては、ユーザの入力に応じて設定される BP M基準値を用いて、必要に応じて自動計測された BPM候補値を補正し (即ち、 BP M候補値に所定の係数を掛け合わせることで新たな BPM候補値を生成し)、その結 果、 BPM確定値を確定することができる。これにより、より正確な或いは高精度なビ 一ト数を示す BPM値をユーザに提示することができる。特に、自動計測された BPM 候補値が、ユーザの期待に沿っていない場合 (即ち、正確な或いは高精度なビート 数が計測されてレ、なレ、場合等)等には、コンテンツデータを再生するユーザ自身がコ ンテンッデータの特徴に合わせた入力を行うことで、コンテンツデータの特徴に準じ た BPM基準値が設定される。その結果、最終的にユーザに提示される BPM確定値 を、ユーザの期待に沿った値にすることができる。この点において、本実施例に係る コンピュータプログラムを備えるコンピュータ 200 (より具体的には、このようなコンビュ ータ 200を備える光ディスク再生システム 1)は特に有効である。また、ユーザの入力 に応じて設定される BPM基準値を用いているため、楽曲を含むコンテンツデータの

特徴に左右されことで不正確な BPM値がユーザに提示される不都合を効果的に避 けることができる。これにより、ミキシング操作の際に視聴者に違和感を感じさせること なぐ複数のコンテンツデータを連続的に或いは重ねて再生することができる。

[0140] 加えて、乗算ブロック 212の動作により、 BPM計測ブロック 211において計測され た BPM候補値に対して所定の係数を掛けあわせることができるため、 BPM計測ブロ ック 211におレ、て拍を見落としてレ、る或いは柏があると誤認識してレ、ること等に起因 して、正確な或いは高精度な BPM値に対して例えば 1/2倍や、 2倍や、 2Z3倍等 の誤差を含んだ BPM値がユーザに提示され得るという不都合を好適に回避すること ができる。

[0141] 尚、乗算ブロック 212において BPM候補値に所定の係数を掛け合わせることなぐ BPM計測ブロック 211におレ、て計測された BPM候補値をそのまま比較ブロック 215 に出力するように構成してもよい。例えば BPM候補値と BPM基準値とが大きくかけ 離れている場合等に、選択的に BPM候補値に所定の係数を掛け合わせるように構 成してもよい。具体的には、例えば BPM候補値として" 120"が計測され、 BPM基準 値として概ね" 120"が設定されれば、 BPM候補値に対して所定の係数を掛け合わ せなくともよい。或いは、例えば BPM候補値として" 60"が計測され、 BPM基準値と して概ね" 120"が設定されれば、 BPM候補値に対して所定の係数を掛け合わせる ように構成してもよい。この場合、 BPM候補値に掛け合わせることで BPM基準値に 近づくような所定の係数が選択的に用いられることが好ましい。このように構成しても 、相応に正確な或いは高精度なビート数を示す BPM値をユーザに提示することがで きる。

[0142] また、上述の実施例では、 BPM確定値を確定するタイミングで、 BPM候補値に対 して所定の係数が掛け合わせられている。し力、しながら、 BPM候補値に対して所定 の係数を掛けあわせるタイミングは、これに限定されないことは言うまでもなぐ BPM 確定値を好適に確定することができるタイミングであれば、いずれのタイミングで、 BP M候補値に対して所定の係数が掛け合わせられてもよい。例えば、図 4のステップ S 101における BPM候補値の計測のタイミングで、 BPM候補値に対して所定の係数 が掛け合わせられるように構成してもよレ、。具体的には、図 4のステップ S101におい て BPM候補値として" 120"が計測された場合には、この時点において、例えば所定 の係数としての" 1/2"や" 2"を掛け合わせるように構成してもよい。この場合、図 4の ステップ S 107において BPM基準値が設定された時点で、 BPM確定値を確定する ように構成してもよい。

[0143] また、コンテンツデータの再生信号を周波数帯毎に分けなることなぐ全ての周波 数帯域の信号成分を含んだ形式のコンテンツデータの再生信号より BPM候補値を 計測するように構成してもよい。

[0144] また、 BPM確定値の確定動作を行うことなぐユーザによる TAPボタン 14の押下に より設定される BPM基準値を、そのまま BPM表示部 13に表示するように構成しても よレ、。このように構成すれば、 BPM計測ブロック 211における BPM値の計測よりも正 確な或いは高精度な BPM値をユーザが設定することができる場合には、ユーザが 設定した BPM値を BPM表示部 13に表示することができる。これは、ユーザが熟練 ないしは高い技量を有している場合に特に有効となる。尚、この場合、 BPM候補値 の補正が行われるか又は BPM基準値がそのまま BPM表示部 13に表示されるか否 かを、例えば操作キー 16のある一つのボタンで切り替えられるように構成することが 好ましい。

[0145] (3) 情報再生装置

続いて、上述した本実施例に係る光ディスク再生システム 1を、専用のハードウェア 装置として実現している光ディスク再生装置について、図 12を参照しながら説明を進 める。言い換えれば、いわゆる市販のコンピュータ 200上に実現される光ディスク再 生システム 1と同一の機能を有する、専用のハードウェア装置としての光ディスク再生 装置について説明を進める。ここに、図 12は、本実施例に係る光ディスク再生装置 5 00の基本構成を概念的に示すブロック図である。

[0146] 図 12に示すように、光ディスク再生装置 500は、光ピックアップ(PU : Pick Up) 510 と、 RF (Radio Frequency)アンプ 511と、スピンドルモータ 512と、サーボ機構 513と、 ピックアップサーボ回路 514と、コンテンツデータデコード部 515と、復号化部 516と 、コントロールデータデコード部 51 7と、スピンドルサーボ回路 518と、外部出力端子 519と、システムントローラ 520と、操作咅 540と、表示咅 550とを備免る。

[0147] 光ピックアップ 510は、光ディスクからコンテンツデータ及びコントロールデータを読 み取るためのもので、半導体レーザ装置、各種レンズ、ァクチユエータ等から構成さ れる。より詳細には、光ピックアップ 510は、光ディスクに対してレーザ光 LBを、所定 のパワーで照射する。また、光ディスクからのレーザ光 LBの反射光を受光するため の PD (Photo Detector)センサを備えており、受光された反射光を読取信号として RF アンプ 511へ出力する。

[0148] 光ピックアップ 510は、サーボ機構 513の制御により駆動される図示しないァクチュ エータ、スライダ等により、トラッキングエラー信号に応じて光ディスクの半径方向等に 移動できるように構成されている。カロえて、サーボ機構 513の制御により、フォーカス エラー信号に応じてレーザ光 LBの焦点を変化させ、フォーカス制御可能に構成され ている。

[0149] RFアンプ 511は、光ピックアップ 510から出力される読取信号に基づいて RF信号 を生成し、生成された RF信号を、コンテンツデータデコード部 515及びコントロール データデコード部 517の夫々へ出力する。また、 RFアンプ 511は、光ピックアップ 51 0から出力される読取信号に基づいて、光ピックアップ 510が光ディスクへレーザ光 L Bを照射する際のフォーカスを制御するためのフォーカスエラー信号及び光ピックァ ップ 510が光ディスクへレーザ光 LBを照射する際のトラッキングを制御するためのト ラッキングエラー信号等の誤差信号を生成する。生成された誤差信号は、ピックアツ プサーボ回路 514へ出力される。

[0150] スピンドルモータ 512は、スピンドルサーボ回路 518によりスピンドルサーボを受け つつ所定速度で光ディスクを回転させるように構成されてレ、る。

[0151] サーボ機構 513は、ピックアップサーボ回路 514から出力されるトラッキングサーボ 制御信号に基づいて、光ピックアップ 510を光ディスクの径方向に移動させる。また、 ピックアップサーボ回路 514から出力されるフォーカスサーボ制御信号に基づいて、 光ピックアップ 510に含まれる対物レンズを、レーザ光 LBの光軸に沿って移動させる

[0152] ピックアップサーボ回路 514は、 RFアンプ 511より出力される誤差信号に基づいて 、サーボ機構 513を制御するためのフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ 制御信号を生成する。生成されたフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制 御信号は、サーボ機構 513へ出力される。言い換えれば、フォーカスエラーやトラッ キングエラーの発生を抑制すベぐ RFアンプ 511より出力される誤差信号に基づい て、サーボ機構 513をフィードバック制御する。

[0153] コンテンツデータデコード部 515は、 RFアンプ 511より出力される RF信号をデコー ドすることで、映像ストリームや音声ストリームを含むストリーム信号を生成する。生成 されたストリーム信号は、復号化部 516へ出力される。

[0154] 複号化部 516は、コンテンツデータデコード部 515より出力されるストリーム信号を 複号化し、再生信号を生成する。生成された再生信号は、外部出力端子 519を介し て、例えばディスプレイやスピーカ等の外部出力機器へ出力され、光ディスクに記録 されているコンテンツデータに応じた映像や音声として再生される。

[0155] 尚、復号ィ匕部 516より出力される再生信号に対して所定の変調処理を施した後に、 変調処理が施された再生信号を外部出力機器へ出力するように構成してもよい。より 具体的には、例えば再生信号に対して鋸波による変調を施してもよいし、例えば再 生信号に対して矩形波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してドッブ ラー効果を生じさせる変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してジェット機音を 模した特殊な波形による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して拳銃の発 射音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、或いはユーザ等が予め設定し ておいた様々な特殊な波形による変調を施してもよい。これらの変調は、操作部 540 における図示しない操作キーをユーザが操作することで行われることが好ましい。

[0156] コントロールデータデコード部 517は、 RFアンプ 511より出力される RF信号をデコ ードすることで、コンテンツデータの再生を制御するためのコントロールデータを生成 する。コントロールデータは、例えば光ディスクのリードインエリアに記録されている T OCデータ等や、ストリーム信号に含まれて記録される同期データや、コンテンツデー タが再生される際の時間経過情報が含まれるサブコードデータ等が一具体例として 挙げられる。生成されたコントロールデータは、システムコントローラ 520へ出力され、 コンテンツデータの再生を制御するために用いられる。

[0157] スピンドルサーボ回路 518は、システムコントローラ 520から指示されたスピンドルモ ータ 12の回転速度に対する同期データの誤差を検出し、その誤差の発生を抑制す ベくスピンドルモータ 12の回転をフィードバック制御する。

[0158] システムコントローラ 520は、マイクロプロセッサ(MPU)を備え、予め設定されてい るシステムプログラムを実行することにより、光ディスク再生装置 500全体の動作を集 中制御する。

[0159] また、システムコントローラ 520には、操作部 540と、表示部 550とが接続されている 。操作部 540に設けられている各種操作キーからの指示データは、システムコント口 ーラ 520に出力され、システムコントローラ 520は、指示データに応じてコンテンツデ ータの再生を制御する。また、システムコントローラ 520は、表示部 550の表示動作を 制御する。

[0160] 操作部 540は、ジョグダイヤノレ 541と、角速度検出部 542と、 TAPボタン 543を備 えている。

[0161] ジョグダイヤル 541は、ユーザが直接的に操作可能であって、両方向に物理的に 回転自在な円盤形状の操作キーである。ジョグダイヤル 541は、上述のプレーヤメ二 ユー 11のジョグダイヤル 17と同様の機能を有している。

[0162] 角速度検出部 542は、ジョグダイヤル 541の回転方向及び回転速度(角速度)を検 出する。より具体的には、角速度検出部 542は、ロータリエンコーダ回路を備えており 、ジョグダイヤル 541の回転方向及び回転速度を光学的に検出する。検出されたジョ グダイヤル 541の回転方向及び回転速度は、システムコントローラ 520に出力される 。これにより、システムコントローラ 520は、ユーザ等が操作したジョグダイヤル 541の 操作量を認識し、その操作量に応じたイフェタト処理を行わせる。

[0163] TAPボタン 543は、ユーザが直接的に操作可能であって、押下可能に構成されて いる。 TAPボタン 543は、上述のプレーヤメニュー 11の TAPボタン 14と同様の機能 を有している。

[0164] 表示部 550は、コンテンツデータの再生に伴う各種情報を表示する。表示部 550は 、例えば液晶ディスプレイや蛍光管等の表示パネルを備えており、システムコントロー ラ 520の制御を受けて各種情報を表示する。具体的には、例えば BPM値の表示等 を行う。

[0165] このような専用のハードウェア装置としての光ディスク再生装置 500であっても、シス テムコントローラ 520の制御の下に、上述した動作(具体的には、図 4から図 11にお レ、て説明した動作)を行うことで、上述した光ディスク再生システム 1と同様の利益を 享受することができる。

[0166] 尚、光ディスク再生装置 500の構成要素のうち、主として光ピックアップ 510と、 RF アンプ 511と、スピンドルモータ 512と、サーボ機構 513と、ピックアップサーボ回路 5 14と、スピンドルサーボ回路 518は、上述の光ディスク再生システム 1の光ディスクド ライブ 400中の構成と概ね同一である。また、光ディスク再生装置 500の構成要素の うち、主としてコンテンツデータデコード部 515と、復号化部 516と、コントロールデー タデコード部 517と、システムコントローラ 520とは、上述の光ディスク再生システム 1 のコンピュータ 200 (具体的には、コンピュータ 200内の CPU201)上に機能ブロック として実現される。従って、光ディスク再生装置 500と光ディスク再生システム 1とは、 基本的には同一の装置であると言える。

[0167] 上述の実施例では、情報再生装置の一例として、光ディスク 100を再生対象とする 光ディスク再生システム及び装置について説明した力 S、本発明は、光ディスク並びに その再生システム及び装置に限られるものではなぐ他の高密度記録或いは高転送 レート対応の各種情報記録媒体並びにそのプレーヤにも適用可能である。

[0168] 本発明は、上述した実施例に限られるものではなぐ請求の範囲及び明細書全体 力 読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、その ような変更を伴なう情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本 発明の技術的範囲に含まれるものである。

産業上の利用可能性

[0169] 本発明に係るコンピュータプログラム、並びに情報再生装置及び方法は、例えば、 DVDプレーヤ等の情報再生装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業 務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な 情報再生装置等にも利用可能である。