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1. WO2006095801 - ORGANIC COMPOUND ADSORPTION/REMOVING AGENT

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[ JA ]
明 細書

有機化合物吸着除去剤

技術分野

[0001] 本発明は、アルデヒド類、カルボン酸類、ァミン類の吸着性能に優れた有機化合物 吸着除去剤に関し、更に詳しくは、常温で長期に渡って吸着性能を維持できる有機 化合物吸着除去剤に関する。

背景技術

[0002] 従来より、建物の室内や自動車の車内等におけるタバコ臭の除去を主目的として、 空気清浄機や脱臭剤が広く用いられている。これらは、タバコ臭の主成分であるァセ トアルデヒド、あるいは、シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒド等の吸着除 去等を目的とするものであり、多くの吸着剤の検討がなされている。その中でも、活性 炭は各種有機物質を吸着する材料として古くから知られているが、低分子で高極性 の有機物(例えば、ァセトアルデヒド、ホルムアルデヒド等)は十分吸着することができ ず、上述の用途に用いる場合は、活性炭にアミン類ゃァスコルビン酸等を担持させて 吸着能を高めたものが用いられて、る。

[0003] このように、アミン類を担持させたものとしては、例えば、ァ-リンを用いたものや (例 えば特許文献 1参照)、エタノール系アミン等を用いたものが開示されている(例えば 特許文献 2参照)。

特許文献 1:特開昭 56— 53744号公報

特許文献 2:特開昭 60 - 202735号公報

[0004] し力しながら、アミン類を担持させた吸着剤は、担持ァミン類の状態が不安定である ことから、熱的および経時的な化学変化による失活が起こりやすぐ長期にわたって 満足すべき除去性能を発現することが困難であるという問題がある。また、ァスコルビ ン酸においても、吸湿すると空気中で容易に酸化分解され、失活してしまい性能劣 化が起こるという問題がある。

[0005] 一方、アルデヒド類ガスを除去する方法として、酸化鉄等の金属酸化物を用いる方 法が近年注目を集めている。前記金属酸化物として、例えば、酸化鉄を担持したァ

ルミナがある (例えば非特許文献 1参照)。

[0006] し力しながら、力かる酸ィ匕鉄担持アルミナは、十分な除去活性を得るためには、高 温条件が必要であり、一般生活における温湿度領域では、除去活性が低ぐ十分な 除去性能が得られな、という問題がある。

非特許文献 1 : Applied Catalysis B: Environmental, Vol.8, pp.405— 415(1996)

[0007] また、銀酸ィ匕物粒子とマンガン酸ィ匕物粒子力なるマンガン酸ィ匕物含有物、および 、酸ィ匕鉄によるホルムアルデヒドの分解除去も開示されている(例えば特許文献 3参 照)。し力しながら、力かるマンガン酸ィ匕物含有物は、 PRTR第一種指定化学物質で あるマンガン酸化物が含有されており、環境汚染の懸念があるという問題がある。ま た、開示されている酸化鉄 (Fe 2 O 3 )では、一般生活における温湿度領域では活性が 低く、十分な除去性能を得られな、と、う問題がある。

特許文献 3:特開 2000 - 79157号公報

[0008] また、吸着性多孔質担体に銀及び Z又は銀化合物を担持して成ることを特徴とす る悪臭物質除去用触媒が開示されている (例えば特許文献 4参照)。しかしながら、 かかる悪臭物質除去用触媒における、銀及び Z又は銀ィ匕合物の担持体としては、ゼ オライト、アルミナ等の吸着性多孔質体であり、担持体としての鉄酸化物に関する言 及は一切なされておらず、また、担持体がゼォライト、アルミナでは一般生活におけ る温湿度領域における活性が低く、十分な除去性能を得られな、と、う問題がある。 特許文献 4:特開平 7— 155611号公報

[0009] 上述のとおり、一般生活における温湿度領域で、長期にわたってアルデヒド類、力 ルボン酸類、アミン類カゝら選ばれる少なくとも一種以上のガス状有機化合物を含むガ スを除去する有機化合物吸着除去剤において、環境汚染への影響が低ぐかつ、そ の除去性能を維持できる有機化合物吸着除去剤は見当たらないのが現状である。こ こで言う、一般生活における温湿度領域とは、温度範囲でおおよそ 30〜50°C、湿 度範囲でおおよそ 20〜95RH%のことである。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0010] 本発明は従来技術の課題を背景になされたものであり、アルデヒド類、カルボン酸

類、アミン類カゝら選ばれる少なくとも一種以上のガス状有機化合物を含むガスの、一 般生活における温湿度領域で長期にわたって満足すべき除去性能を発現すること ができ、かつ、環境汚染への影響が低い有機化合物吸着除去剤を提供することを目 的とする。

課題を解決するための手段

[0011] 本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、遂に本発明を完成す るに到った。すなわち本発明は、(1)アルデヒド類、カルボン酸類、アミン類力選ば れる少なくとも一種以上のガス状有機化合物を含むガスを除去する有機化合物吸着 除去剤において、前記有機化合物吸着除去剤が少なくとも銀ィ匕合物粒子と鉄化合 物粒子を含有し、該銀化合物粒子と鉄化合物粒子が混合比 (重量比) 1: 99〜80: 2 0であることを特徴とする有機化合物吸着除去剤であり、 (2)前記鉄化合物粒子が B ET比表面積 100m2/g以上の鉄酸ィ匕物であることを特徴とする(1)に記載の有機化 合物吸着除去剤であり、 (3)前記銀ィ匕合物粒子が銀酸ィ匕物であることを特徴とする( 1)、(2)のいずれかに記載の有機化合物吸着除去剤、(4)アルデヒド類、カルボン酸 類、アミン類カゝら選ばれる少なくとも一種以上のガス状有機化合物を含むガスを除去 する有機化合物吸着除去剤において、前記有機化合物吸着除去剤が少なくとも銀 化合物を担持した鉄化合物粒子を含有し、前記銀化合物の担持量が銀化合物と鉄 化合物粒子の合計量に対して 0. 1〜50重量%であることを特徴とする有機化合物 吸着除去剤、 (5)前記鉄化合物粒子が BET比表面積 50m2Zg以上の鉄酸化物で あることを特徴とする (4)に記載の有機化合物吸着除去剤、 (6)前記銀化合物が銀 酸化物であることを特徴とする(4)又は(5)の、ずれかに記載の有機化合物吸着除 去剤。

発明の効果

[0012] 本発明によるアルデヒド類、カルボン酸類、アミン類力選ばれる少なくとも一種以 上のガス状有機化合物を含むガスを除去する有機化合物吸着除去剤は、一般生活 における温湿度領域での高い除去性能を、長期にわたって発現することが可能であ り、また、環境汚染への影響が少ないという利点を有する。

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下、本発明を詳細に説明する。本発明は、アルデヒド類、カルボン酸類、アミン類 カゝら選ばれる少なくとも一種以上のガス状有機化合物を含むガスを除去する有機化 合物吸着除去剤において、前記有機化合物吸着除去剤が少なくとも銀ィ匕合物粒子 と鉄化合物粒子を含有することが好ましい。銀化合物粒子のみ、もしくは、鉄化合物 粒子のみでは一般生活における温湿度領域において十分な除去性能は実現できな い。し力しながら、銀化合物粒子と鉄化合物粒子が共存すると、その相乗効果により 非常に高い除去性能を実現することができることを本発明者は見出した力である。 相乗効果のメカニズムは明確ではないが、次の(1)〜(3)のように推測される。すな わち、最初に、(1)ガス状有機化合物が鉄化合物粒子と接触する、そこで、(2)鉄化 合物の電子授受作用によりガス状有機化合物は活性化され分解されやす!ヽ化合物 へと変化する、最後に、(3)銀化合物粒子によって、活性化され分解されやすい化 合物に変化したガス状有機化合物が分解されると推測される。

[0014] 銀化合物粒子と鉄化合物粒子の混合比(重量比)につ、ては、 1: 99〜80: 20であ ることが好ましい。より好ましくは、 5 : 95〜70 : 30である。銀化合物粒子と鉄化合物 粒子の混合比が大き過ぎても、もしくは、小さ過ぎても、銀化合物粒子と鉄化合物粒 子の混合による相乗効果は小さくなり、十分な除去性能が実現できなくなる。

[0015] 本発明における鉄化合物粒子は BET比表面積 100m2Zg以上の鉄酸ィ匕物である ことが好ましい。 BET比表面積が 100m2/g以上であれば、低温での高い除去性能 を実現することができることを本発明者は見出した力もである。より好ましくは 150m2 Zg以上である。 BET比表面積の上限は特に限定するものではないが、 500m2/g 以下であることが好ましい。この範囲を超えると、除去性能はほとんど変化しない一方 で、製造が非常に困難になるという不都合が生じるからである。なお、鉄酸化物の種 類については、特に定めないが、 FeO、 Fe 3 O 4、 Fe 2 O 3等の酸化鉄、 a— FeOOH、 β—FeOOH、 γ—FeOOH等のォキシ水酸化鉄、 Fe (OH) 3等の水酸化鉄、 K 2 Fe o 4等の鉄酸塩化合物等、もしくは、それらの複合体が挙げられる。

[0016] 本発明における銀ィ匕合物粒子は銀酸ィ匕物であることが好ま、。銀化合物が金属 銀、硫化銀、塩ィ匕銀等の酸ィ匕物でない場合は、低温での高い除去性能を実現するこ とができないが、銀化合物が銀酸化物であれば、低温での高い除去性能を実現する

ことができることを本発明者は見出した力もである。銀酸ィ匕物の種類については、特 に定めないが、 Ag 20、 AgO等の酸ィ匕物、もしくは、それらの複合体が挙げられる。

[0017] 本発明は、アルデヒド類、カルボン酸類、アミン類カゝら選ばれる少なくとも一種以上 のガス状有機化合物を含むガスを除去する有機化合物吸着除去剤において、前記 有機化合物吸着除去剤が少なくとも銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有するこ とが好ま、。銀化合物を担持して、な、鉄化合物粒子では一般生活における温湿 度領域において十分な除去性能は実現できない。しかしながら、鉄化合物粒子に銀 化合物を担持させると、その相乗効果により非常に高い除去性能を実現することがで きることを本発明者は見出した。相乗効果のメカニズムは明確ではないが、次の(1) 〜 (4)のように推測される。つまり、最初に、(1)ガス状有機化合物が鉄化合物粒子 上に捕捉される、さらに、(2)鉄化合物粒子上に捕捉されたガス状有機化合物が鉄 の電子授受作用により活性化され分解されやすい状態になる、最後に、(3)そのごく 近傍に位置する銀ィ匕合物により、鉄化合物粒子上で活性化されたガス状有機化合 物が分解される、その際、(4)銀ィ匕合物においても、担持体である鉄化合物粒子から の電子授受作用を受け、その分解力が向上していると考えられる。

[0018] 銀ィ匕合物の担持量については、銀ィ匕合物と鉄化合物粒子の合計量に対して 0. 1 〜50重量%であることが好ましい。より好ましくは、 0. 1〜30重量%である。銀ィ匕合 物の担持量が 50重量%より大きいと、鉄化合物粒子が銀ィ匕合物により被覆され、前 記相乗効果のメカニズムおける(1)、および、(2)が阻害されてしまい、相乗効果が 小さくなり、その結果、十分な除去性能が実現できなくなる。一方で、銀化合物の担 持量が 0. 1重量%より小さいと、銀ィ匕合物が少な過ぎるため、前記相乗効果のメカ二 ズムにおける(3)の影響が小さくなり、結果として、十分な除去性能が実現できなくな る。

[0019] 本発明における鉄化合物粒子は鉄酸ィ匕物であることが好ま、。鉄酸化物であれ ば、低温での高い除去性能を実現することができることを本発明者は見出した力で ある。鉄酸化物の種類については、特に定めないが、 FeO、 Fe 3 O 4、 Fe 2 O 3等の酸化 鉄、 (X—FeOOH、 β—FeOOH、 γ—FeOOH等のォキシ水酸化鉄、 Fe (OH) 3等 の水酸化鉄、 K FeO等の鉄酸塩化合物等、もしくは、それらの複合体、および、異

種金属と鉄との複合酸化物等が挙げられる。

[0020] 前記鉄化合物粒子の BET比表面積は、 50m2Zg以上であることが好ましい。 BET 比表面積が 50m2Zg以上であれば、低温での高、除去性能を実現することができる ことを本発明者は見出した力もである。より好ましくは 100m2/g以上である。最も好 ましくは 150m2/g以上である。 BET比表面積の上限は特に限定するものではない 力 1000m2Zg以下であることが好ましい。この範囲を超えると、除去性能はほとん ど変化しない一方で、製造が非常に困難になるという不都合が生じるからである。

[0021] 本発明における鉄化合物粒子の製造方法は特に定めず、一般的な製造方法が適 用できるが、好ましくは、二価、もしくは、三価の鉄塩水溶液に酸化剤を添加した後、 アルカリ化合物を用いて沈殿物を生成し、これを溶液と分離した後、乾燥させる方法 である。高温での焼成処理が必要でないため、比較的簡便に製造できるという利点 を有するからである。

[0022] 本発明における銀ィ匕合物は銀酸ィ匕物であることが好ま、。銀化合物が金属銀、 硫化銀、塩ィ匕銀等の酸ィ匕物でない場合は、低温での高い除去性能を実現することが できないが、銀化合物が銀酸化物であれば、低温での高い除去性能を実現すること ができることを本発明者は見出した力もである。銀酸ィ匕物の種類については、特に定 めないが、 Ag 20、 AgO等の酸化物、もしくは、それらの複合体が挙げられる。

[0023] 本発明における銀化合物を担持した鉄化合物粒子の製造方法は特に限定されず 、一般的な製造方法が適用できる。好ましくは、鉄酸化物粒子を銀塩水溶液中に懸 濁させながら、塩基性水溶液を添加して製造する方法である。高温での焼成処理が 必要でないため生成した銀酸ィ匕物が金属銀に還元され失活することがないうえに、 簡便に製造できるという利点を有するからである。また、塩基性水溶液を添加する前 に銀塩水溶液中に界面活性剤を添加することが好ましヽ。界面活性剤を添加すれ ば、生成する酸ィ匕銀の粒径が小さくなり、結果として、均一に、かつ、高分散した状態 で酸ィ匕銀を鉄酸ィ匕物粒子上に担持することができることを本発明者は見出したから である。添加する界面活性剤としては、特に定めないが、シクロデキストリン、ポリビ- ルアルコール等のヒドロキシル基を多く含有するものが好まし、。ヒドロキシル基の水 素原子と銀酸化物の酸素原子との水素結合作用が、銀酸化物同士の凝集を防ぐこ

とを本発明者は見出した力である。

実施例

[0024] 以下、実施例によって本発明の作用効果をより具体的に示す。下記実施例は本発 明方法を限定する性質のものではなく、前 ·後記の趣旨に沿って設計変更することは いずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。

[0025] (BET比表面積の測定方法)

有機化合物吸着除去剤を約 lOOmg採取し、 120°Cで 12時間真空乾燥の後、秤量 した。自動比表面積装置ジヱミ- 2375 (マイクロメリティックス社製)を使用し、液体窒 素の沸点(一 195. 8°C)における窒素ガスの吸着量を相対圧が 0. 02〜0. 95の範 囲で徐々に高めながら 40点測定し、上記サンプルの吸着等温線を作製した。相対 圧 0. 02〜0. 15での結果を BETプロットし、重量当りの BET比表面積 [m2/g]を求 めた。

[0026] (ァセトアルデヒド除去性能の測定方法)

5Lのテドラーバッグ中にァセトアルデヒド lOOppmを含む温度 25°C、湿度 50RH% の空気、および、有機化合物吸着除去剤 30mgを封入した。中に入っている有機化 合物吸着除去剤とァセトアルデヒドを含む空気が十分に接触、反応するように、テドラ 一バッグを適宜振った。なお、テドラーバッグ周囲の雰囲気温度は 25°Cとした。 3時 間後のテドラーノッグ内のァセトアルデヒドガス濃度を FID付きガスクロマトグラフにて 測定し、反応前後のァセトアルデヒドの濃度変化力ァセトアルデヒド除去量 [mg]を 求め、これを試料の重量で割ることにより、除去容量 [mg/g]を算出した。

[0027] (ホルムアルデヒド除去性能の測定方法)

有機化合物吸着除去剤 lOOmgを、両側をグラスフィルターで挟んで内径 15mm φ のガラスカラムに充填した。これにホルムアルデヒド 2ppmを含む 25°C、 50RH%の 空気を 1LZ分で連続的に流通させた。試料の雰囲気温度は 25°Cとした。試料の入 口 ·出口側のガスを一定時間毎にサンプリングし、ガスクロマトグラフにてホルムアル デヒド濃度を測定し、その比力も除去率を算出した。この除去率が 20%以下になるま で流通、濃度測定を続けた。ホルムアルデヒド供給量 (濃度、流量、温度から計算)に 対する除去率の曲線を積分することによりホルムアルデヒド吸着量 [mg]を求め、これ を試料の重量で割ることにより、吸着容量 [mgZg]を算出した。

[0028] (酢酸除去性能の測定方法)

5Lのテドラーバッグ中に酢酸ガス lOOppmを含む 25°C、 50RH%の空気、有機化 合物吸着除去剤 30mgを封入した。中に入ってヽる有機化合物吸着除去剤と酢酸を 含む空気が十分に接触、反応するように、テドラーバッグを適宜振った。なお、テドラ 一バッグ周囲の雰囲気温度は 25°Cとした。 3時間後のテドラーバッグ内の酢酸ガス 濃度を FID付きガスクロマトグラフにて測定し、反応前後の酢酸の濃度変化から酢酸 除去量 [mg]を求め、これを試料の重量で割ることにより、除去容量 [mgZg]を算出 した。

[0029] (トリメチルァミン除去性能の測定方法)

5Lのテドラーバッグ中にトリメチルァミンガス lOOppmを含む 25°C、 50RH%の空 気、有機化合物吸着除去剤 30mgを封入した。中に入っている有機化合物吸着除 去剤とトリメチルァミンを含む空気が十分に接触、反応するように、テドラーバッグを適 宜振った。なお、テドラーバッグ周囲の雰囲気温度は 25°Cとした。 3時間後のテドラ 一バッグ内のトリメチルァミンガス濃度を FID付きガスクロマトグラフにて測定し、反応 前後のトリメチルァミンガスの濃度変化からトリメチルァミン除去量 [mg]を求め、これ を試料の重量で割ることにより、除去容量 [mg/g]を算出した。

[0030] (実施例 I 1)

塩ィ匕第 2鉄六水和物(ナカライテスタ社製) 13. 5gを 60mlの水に溶解させ、 30% 過酸ィ匕水素水け力ライテスタ社製) 5. Og添加した後、 15分間撹拌した。その後、炭 酸アンモ-ゥム (ナカライテスタ社製) 12. Ogを含有する水溶液 lOOmlをゆっくりと添 カロした。添加後、 1時間撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中 性になるまで水洗した後、 120°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したところ、赤褐色の鉄 化合物粒子が得られた。得られた鉄化合物粒子の BET比表面積は 212m2Zgであ つた o

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と上記で得られた鉄化合物粒子を重量比が 5: 95〖こ なるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化合物 除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性 能を測定した。

[0031] (実施例 I 2)

酸ィ匕銀 (I) (和光純薬工業製)と実施例 I 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 1 0 : 90になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有 機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルアミ ン除去性能を測定した。

[0032] (実施例 I 3)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と実施例 1- 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 3 0 : 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有 機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルアミ ン除去性能を測定した。

[0033] (実施例 I 4)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と実施例 1- 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 5 0 : 50になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有 機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルアミ ン除去性能を測定した。

[0034] (実施例 I 5)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と実施例 1- 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 7 0 : 30になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有 機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルアミ ン除去性能を測定した。

[0035] (比較例 I 1)

実施例 I 1で得られた鉄化合物粒子について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0036] (比較例 I 2)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と実施例 1- 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 0 . 1 : 99. 9になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた 有機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチル ァミン除去性能を測定した。

[0037] (比較例 I 3)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と実施例 1- 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 9 0 : 10になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有 機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルアミ ン除去性能を測定した。

[0038] (比較例 I 4)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能 、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0039] 実施例1 1〜1 5、比較例 I— 1〜1 4の有機化合物吸着除去剤に関して、ァセト アルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した結果を表 1 に示す。表 1より明らかなように、本発明である実施例 1- 1〜1- 5は、鉄化合物のみ ( 比較例 I 1)、および、銀化合物のみ (比較例 I 4)と比較して高除去性能であるこ とが分かる。また、銀ィ匕合物が少なすぎる場合 (比較例 I 2)、および、銀化合物が 多すぎる場合 (比較例 I 3)も本発明である実施例 I 1〜1 5と比較して性能が低 いことが分かる。

[0040] [表 1]


(実施例 I 6)

硫酸第 2鉄 n水和物(ナカライテスタ社製) 14. 3gを 100mlの水に溶解させ、炭酸 水素ナトリウム (ナカライテスタ社製) 6. 4gを含有する水溶液 100mlをゆっくりと添加 した。添加後、 1時間撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中性 になるまで水洗した後、 120°C、窒素気流下で一昼夜乾燥した後、空気下 300°C条 件で 1時間焼成処理を施した。黒褐色の鉄化合物粒子が得られた。得られた鉄化合 物粒子の BET比表面積は 125m2Zgであった。

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と上記で得られた鉄化合物粒子を重量比が 30: 70 になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化合 物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去 性能を測定した。

[0042] (実施例 I 7)

硫酸第 2鉄 n水和物(ナカライテスタ社製) 14. 3gを 100mlの水に溶解させ、炭酸 水素ナトリウム (ナカライテスタ社製) 6. 4gを含有する水溶液 100mlをゆっくりと添カロ した。添加後、 1時間撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中性 になるまで水洗した後、 80°C、窒素気流下で一昼夜乾燥した。黒褐色の鉄化合物粒 子が得られた。得られた鉄化合物粒子の BET比表面積は 378m2/gであった。 酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と上記で得られた鉄化合物粒子を重量比が 30: 70 になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化合 物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去 性能を測定した。

[0043] (比較例 I 5)

硫酸第 2鉄 n水和物(ナカライテスタ社製) 14. 3gを 100mlの水に溶解させ、炭酸 水素ナトリウム (ナカライテスタ社製) 6. 4gを含有する水溶液 100mlをゆっくりと添カロ した。添加後、 1時間撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中性 になるまで水洗した後、 120°C、窒素気流下で一昼夜乾燥した後、空気下 500°C条 件で 3時間焼成処理を施した。黒褐色の鉄化合物粒子が得られた。得られた鉄化合 物粒子の BET比表面積は 72m2/gであった。

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と上記で得られた鉄化合物粒子を重量比が 30: 70 になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化合 物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去 性能を測定した。

[0044] (比較例 I 6)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と Fe304 (戸田工業製マグネタイト、 BET比表面積 1 6m2/g)を重量比が 30: 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去 剤を得た。得られた有機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除 去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0045] (比較例 1- 7)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と α— Fe203 (戸田工業製へマタイト、 BET比表面 積 7m2/g)を重量比が 30: 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除 去剤を得た。得られた有機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0046] (比較例 I 8)

酸化銀 (I) (和光純薬工業製)と a—FeOOH (戸田工業製ゲータイト、 BET比表面 積 19mソ g)を重量比が 30 : 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除 去剤を得た。得られた有機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0047] 実施例 I 3、 I 6、 I 7、および、比較例 I 5〜1 8の有機化合物吸着除去剤に 関して、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定 した結果を表 2に示す。表 2より明らかなように、本発明である実施例 1— 3、 1— 6、 I- 7は、鉄化合物粒子の BET比表面積が 100m2Zg以上であり、高除去性能であるこ とが分かる。一方で、鉄化合物粒子の BET比表面積が 100m2/gより小さい場合 (比 較例 I 5)、および、市販されている各種酸ィ匕鉄の場合 (比較例 I 6〜1 8)は性能 が低いことが分かる。

[0048] [表 2]


[0049] (実施例 I 8)

酸化銀 (II) (和光純薬工業製)と実施例 I- 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 3

0 : 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有 機化合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルアミ ン除去性能を測定した。

[0050] (比較例 I 9)

銀粉末 (和光純薬工業製)と実施例 I 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 30: 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化 合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除 去性能を測定した。

[0051] (比較例 I 10)

塩ィ匕銀 (和光純薬工業製)と実施例 I 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 30: 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化 合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除 去性能を測定した。

[0052] (比較例 I 11)

硫ィ匕銀 (和光純薬工業製)と実施例 I 1で得られた鉄化合物粒子を重量比が 30: 70になるようにメノウ乳鉢で混合し、有機化合物吸着除去剤を得た。得られた有機化 合物除去剤について、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除 去性能を測定した。

[0053] 実施例 1— 3、 1— 8、および、比較例 1 9〜1 11の有機化合物吸着除去剤に関し て、ァセトアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した 結果を表 3に示す。表 3より明らかなように、本発明である実施例 I 3、 1— 8は、鉄化 合物粒子として銀酸化物を使用してヽるため、銀酸化物以外の場合 (比較例 I 9〜 1—11)と比較して、高除去性能であることが分かる。

[0054] [表 3]


[0055] (実施例 II 1)

塩ィ匕第 2鉄六水和物(ナカライテスタ社製) 13. 5gを 60mlのイオン交換水に溶解さ せ、 30%過酸ィ匕水素水け力ライテスタ社製) 5. Og添加した後、 15分間撹拌した。 その後、炭酸アンモ-ゥム (ナカライテスタ社製) 12. Ogを含有する水溶液 100mlを ゆっくりと添加した。添加後、 1時間撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水 で濾液が中性になるまで水洗した後、 120°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したところ、 赤褐色の鉄化合物粒子 Aが得られた。得られた鉄化合物粒子 Aの BET比表面積は 212m2Zgであった。

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23. Omgを 60mlのイオン交換水に溶解させ、上記で 得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、 2%水酸化ナトリウム 水溶液 542mgをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交 換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したとこ ろ、 0. 5重量%銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去剤が 得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0056] (実施例 II 2)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、実施例 I 1—1で得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さら〖こ、 2%水酸化ナ トリウム水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、ィォ ン交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥し たところ、 5重量%銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去剤 が得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、酢 酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0057] (実施例 II 3)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 1. 88gを 300mlのイオン交換水に溶解させ、実施例 I 1—1で得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さら〖こ、 2%水酸化ナ トリウム水溶液 30gをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン 交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したと ころ、 30重量%銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去剤が 得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0058] (実施例 II 4)

硫酸第 2鉄 n水和物(ナカライテスタ社製) 14. 3gを 100mlの水に溶解させ、炭酸 水素ナトリウム (ナカライテスタ社製) 6. 4gを含有する水溶液 100mlをゆっくりと添カロ した。添加後、 1時間撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中性 になるまで水洗した後、 120°C、窒素気流下で一昼夜乾燥した後、空気下 300°C条 件で 3時間焼成処理を施した。黒褐色の鉄化合物粒子 Bが得られた。得られた鉄化 合物粒子 Bの BET比表面積は 72m2/gであった。

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、上記で 得られた鉄化合物粒子 B3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、 2%水酸化ナトリウム 水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換 水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したところ 、 5重量%銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去剤が得ら れた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸除去 性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0059] (比較例 II 1)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 2. 3mgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、実施例 Π—lで得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、 2%水酸ィ匕 ナトリウム水溶液 54. 2mgをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し 、イオン交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾 燥したところ、 0. 05重量%銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合 物除去剤が得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去 性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0060] (比較例 II 2)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 6. 60gを 500mlのイオン交換水に溶解させ、実施例 I 1—1で得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さら〖こ、 2%水酸化ナ トリウム水溶液 100gをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、ィォ ン交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥し たところ、 60重量%銀化合物を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去 剤が得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、 酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0061] (比較例 II 3)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、 a— Fe OOH (戸田工業製ゲータイト、 BET比表面積 19m2/g) 3. Ogを添加し

、よく撹拌した。さらに、 2%水酸ィ匕ナトリウム水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し、終夜撹 拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したところ、 5重量%銀化合物を担持した鉄化合物 粒子を含有する有機化合物除去剤が得られた。得られた有機化合物除去剤につい て、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した

[0062] 実施例 II 1〜Π— 4、比較例 II 1〜Π— 3の有機化合物吸着除去剤に関して、ホ ルムアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した結果 を表 4に示す。表 4より明らかなように、本発明である実施例 II— 1〜11— 3は、銀ィ匕合 物の担持量が少ない場合 (比較例 II 1)、および、銀ィ匕合物の担持量が多い場合( 比較例 Π— 2)と比較して高除去性能であることが分かる。また、鉄化合物の BET比 表面積が小さい場合 (比較例 Π— 3)も本発明である実施例 11— 2、および、 Π—4と比 較して性能が低、ことが分かる。

[0063] [表 4]


[0064] (比較例 II 4)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、 NaYゼ オライト (Naイオンを対イオンとする Y型ゼオライト、 BET比表面積 825m2/g) 3. Og を添加し、よく撹拌した。さらに、 2%水酸ィ匕ナトリウム水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し 、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン交換水で濾液が中性になるまで水洗 した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したところ、 5重量%銀ィ匕合物を担持した N aYゼォライトを含有する有機化合物除去剤が得られた。得られた有機化合物除去剤 について、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測 し 7こ。

[0065] (比較例 II 5)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、 13Xゼ オライト (BET比表面積 687m2Zg) 3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、 2%水酸 化ナトリウム水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、 イオン交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾 燥したところ、 5重量%銀ィ匕合物を担持した 13Xゼォライトを含有する有機化合物除 去剤が得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能 、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0066] (比較例 II 6)

硝酸銀け力ライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、粉末状 活性炭 (木質系、 BET比表面積 1110m2Zg) 3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、 2%水酸ィ匕ナトリウム水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を 濾別し、イオン交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一 昼夜乾燥したところ、 5重量%銀化合物を担持した活性炭を含有する有機化合物除 去剤が得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能 、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0067] 実施例 II 2、比較例 II 4〜Π— 6の有機化合物吸着除去剤に関して、ホルムァ ルデヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した結果を表 5に 示す。表 5より明らかなように、本発明である実施例 II 2は、担持体が NaYゼォライ トである場合 (比較例 Π— 4)、担持体が 13Xゼォライトである場合 (比較例 11— 5)、お よび、担持体が活性炭である場合 (比較例 II 6)と比較して高除去性能であることが 分かる。

[0068] [表 5]


[0069] (比較例 II 7)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、実施例 I 1—1で得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、水素化ホウ素 ナトリウム 300mgをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン 交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したと ころ、 5重量%の金属銀を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去剤が 得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0070] (比較例 II 8)

硝酸銀 (ナカライテスタ社製) 23 lmgを 120mlのイオン交換水に溶解させ、実施例 I 1—1で得られた鉄化合物粒子 A3. Ogを添加し、よく撹拌した。さらに、 2%塩ィ匕ナトリ ゥム水溶液 5. Ogをゆっくりと添加し、終夜撹拌した。得られた溶液を濾別し、イオン 交換水で濾液が中性になるまで水洗した後、 60°C、窒素気流下で一昼夜乾燥したと ころ、 5重量%の塩化銀を担持した鉄化合物粒子を含有する有機化合物除去剤が 得られた。得られた有機化合物除去剤について、ホルムアルデヒド除去性能、酢酸 除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した。

[0071] 実施例 11— 2、比較例 Π— 7、 Π— 8の有機化合物吸着除去剤に関して、ホルムアル デヒド除去性能、酢酸除去性能、トリメチルァミン除去性能を測定した結果を表 6に示 す。表 6より明らかなように、本発明である実施例 Π— 2は、銀化合物が金属銀である 場合 (比較例 II 7)、および、銀ィ匕合物が塩ィ匕銀である場合 (比較例 II 8)と比較し て高除去性能であることが分力る。

[0072] [表 6]


産業上の利用可能性

本発明の有機化合物吸着除去剤によれば、アルデヒド類、カルボン酸類、アミン類 の吸着性能を長期間、常温で維持することができ、一般家庭用品等幅広い用途分野 に利用することができ、産業界に寄与すること大である。