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1. (WO1991009085) VINYL CHLORIDE RESIN COMPOSITION
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明 細 書

塩化 ビニル系樹脂組成物

技術分野

本発明 は、硬度の湿度依存性の小さ いゴム弾性体を与 える塩化ビニル系樹脂組成物 に関するものであり、該塩 化ビニル系樹脂組成物で成形 した ϋ熱変形性及び髙反発 弾性を有す るチューブ及びすぐれた髙反発弾性艷消し力 ールコ ードに関するものである。

背景技術

一般 に塩化ビニル樹脂は、硬度の温度依存性がゴムに 比べ て大きい。ゆえに屋外で使用するグリップなどは触 感が変 りやすく制約が大きい。例えば一般の加硫ゴムの 場合硬度 ( J I S Κ 6 3 0 1 Α型 )の温度依存差は — 2 0で〜 8 0 °Cの範囲で約 1 0近くであり硬度の混度 依存性 は、小さい。一般軟質塩化ビニル樹脂の場合は、 約 4 0近くと大きい値をとり硬度の温度依存性が悪いの が通常で ある。硬度の温度依存性を小さくするためにゲ ル分を含む塩化 ビニル樹脂を使用 する ことは考えられる が一般軟質塩化 ビニル樹脂 に比べ硬度の温度依存差 ( J I S K 6 3 0 1 型)は、ー 2 0 〜 8 0 °0の 範囲で約 5 しか改善されなかった。

耐熱変形性ゃ髙反発弾性の必要 とされる用途に は、主 にゴムが使用 される。その理由は、ゴムの特性である耐 熟変形性 と髙反発弾性を有 している為である。しかしな がらゴムを使用したチューブは加硫工程を必要とするた め作業工数が多 くなるうえ、 ¾料のリサイクルもきかな い欠点が あった。これらのゴムの欠点をカバーするため、 チューブの一部には、軟質塩化ビニル樹脂や熟可塑性の エラ ス卜マー樹脂が使用されているが、熟可塑性樹脂で あるがゆえ に、耐熟変形性が低くクリープ性も悪いため 使用範囲 が陧定されていた。又ゲル分を含有する塩化ビ ニル系樹脂に ¾J塑剤を添加 した、反発弾性に富んだ軟質 塩化 ビニル樹脂組成物で被覆さ れたカールコードは、ゥ レタン、ポリエステル樹脂に替つて広く使用されている。 しかし、従来の塩化ビニル樹脂組成物被覆に よるカール コードは、ウレタン、ポリエステル樹脂に比較し低価格 なうえに、変色がなく自己消化性を有する半面、反発弾 性 ( J I S K 6 3 0 Ί , 以下の測定もこれに従う)、 加熟変形率 ( J I S K 6 7 2 3 . 以下の測定もこれに 従う )、圧縮永久歪( J I S K 6 3 0 1 . 7 0 Χ 2 2 h r、以下の測定もこれに従う)等がウレタン、ポリエ ステル樹脂被覆 カールコードに比較して悪かった。また 自動車電話 カールコード用途の様に電話機本体が小さ い 場合、 ウレタン、ポリエステル樹脂では、電話機本体が 動いて しまうほど反発弾性が強すぎ、塩化ビニル系樹脂 では 、反発弾性が弱すぎる為あ どりが悪く、適当な反発 弾性を持つ 塩化ビニル系樹脂組成物 がなかった。また用 途に よっては、塩化ビニル樹脂特有の光沢がきらわれる

分野ち多か った。

従来の塩化 ビニル系樹脂組成物を使用 したカールコー ドで は、十分満足した解決策を得ることができなかった。 すなわち従来の方法 により、反発弾性を改良するため には、ゲル分を含有する塩化ビニル樹脂を使用 して、改 良を はかっていた。しかしこれらの方法は、顕著な改善 が認め られない。また塩化ビニル樹脂の光沢を消すため には、押出温度を低くする必要があるために、生産性が 悪 くなり一般に物性も低下する傾向にあった。

また塩化ビニル系樹脂組成物 において耐クリープ性、 高温時の形状保持性、 反発弾性等の改良につ いては、 U S P 4 , 3 4 0 , 5 3 0における樹脂組成物、すなわ ちテ卜ラヒドロフランに不溶なポリ塩化ビニルゲル分 8 〜 9 0重量%及び残部がテ 卜ラヒドロフラン可溶分から なる塩化 ビニル系樹脂 Ί 0 0重量部 と可塑剤 2 5〜 2 0 0重量部か ら なる組成物によって、一般の塩化ビニル樹 脂組成物 に比して良好な耐クリープ性および髙搵時の形 状保持特性が得 ら れることがわかった。しかし反発弾性 が約 3 0〜 3 5 %程度 と一般の軟質塩化 ビニル樹脂組成 物の 2 5〜 2 8 %に比較 して良好なものの、ウレタン、 ポ リエステル樹脂の 6 0〜.7 0 % に比較すると反発弾性 が悪い おのであった。

かかる状況下 に鑑み 、本発明者等は、鋭意検討を行つ た 結果、 U S P 4 , 3 4 0 , 5 3 0における樹脂組成物 か らなる主成分に、コポリエステル樹脂を適量混合る ことにより耐クリープ性、加熱変形率等の耐熱変形性、 反発弾性 にすぐれた、硬度の温度依存性が小さく、能消 し効果の すぐれた、加工性の良い成形物が得られるとい う驚くべき事実を見出し本発明に至ったのである。

本発明 の目的は、硬度の温度依存性の小さい具体的に は、硬度( J I S K 6 3 0 1 A型 )の温度依存差が 一 2 0 ^〜 8 0での範囲で 2 5 以内の成形物を提供す る ことである。

本発明の他の 目的は、加熟変形率、圧縮永久歪等の耐 熱変形性に すぐれ、反発弾性に富ん だ、加工性のよい艷 消 し効果のすぐれた塩化ビニル系樹脂組成物で被覆 した カールコードを提供するこ とである。

本発明の更に他の 目 的は、ゴムに近い耐熟変形性及び 高反発弾性を有 しながらお、一般の熱可塑性樹脂と周様 の成形加 工性を有する塩化 ビニル系樹脂組成物で成形 し たチューブを提供することである。

発明の開示

すなわ ち本発明は、テ卜ラヒドロフランに不溶なゲル 分 8 〜 9 0 重量%及び残部が亍 卜ラヒドロフラン可溶物 からなる塩化ビニル系樹脂 Ί 0 0 重量部、コポリエステ ル樹脂 Ί 0 〜 2 0 0 重量部及び可塑剤 2 5 〜 2 0 ひ重量 部か らなる組成物を主成分とする硬度の温度依存性の小 さいゴム弾性体を与え る塩化 ビニル系樹脂組成物で ある。

そ して該塩化ビニル系樹脂組成物で成形した、耐熱変 形性及び高反発弾性を有す るチューブである。

そしてまた加熟変形率、圧縮永久歪率等の耐熱変形性 にすぐれた反発弾性 に富んだ、加工性の良い艷消し効果 が良好な該塩化 ビニル系樹脂組成物で被覆さ れているこ とを特徴 とする高反発弾性 86消しカールコードである。

本発明 の塩化ビニル系樹脂組成物の特徴は 、 ゲル含有 塩化 ビニル樹脂 1 0 0重量部に対 してコポリエステル樹 脂を 1 0〜 2 0 0重量部望ま しくは、 3 0〜 Ί 0 0重量 部、 可塑剤を 2 5〜 2 0 0重量部望ましくは 4 0〜 1 5 0重量部ブ レ ンドすることにあり、それによつて、硬度 の温度依存性が小さ い成形体の製造を可能 としたもので ある。コポリエステル樹脂が 1 0重量部未満だと硬度の 温度依存性の改善は見 られず、またコポリエステル樹脂 が 2 0 0重量部を越す ようになると混練機への付着が大 き く組成物はうまく溶融しない。

一方ゲル含有塩化 ビ ニル樹脂のテ 卜ラヒドロフラン可 溶部の平均重合度につ いて は、高重合度になるほど加工 性は良 くなる。一般に 4 0 0〜 1 0000、望ましくは 1 8 0 0〜 7 0 0 0のものが用いられる。

本明細書及び請求の範囲 に於いて 用いられている " テ 卜 ラヒドロフランに不溶なゲル分 " とは、ソックスレー 抽 出器を用いて熟テ卜ラヒドロフランで 2 2時抽出し 3 5 0メ ッシュフィルタ一にて分離される抽出残渣を意 味す る。

チ ューブの一般的な形状により、成形方法は押出成形 が主で あるが、短かい特殊な形状については、射出成形、

プロ一成形やプレス成形で成形す ることも可能である。 本発明 のチューブの特徴は、部分的に架橋した塩化ビニ ル樹脂に コポリエステル樹脂をブレンドしたことにある。 これに より耐熱変形性および高反発弾性を有す るチュー プの製造が 、熱可塑性樹脂 と同様の成形方法に より可能 にな ったのである。塩化ビニル樹脂中の架橋した部分は、 耐熟変形性お よび髙反発弾性の面お よび加工性の面 より 8重量% より 9 0重量%が適当である。

又、本発明の特徴は 、テ卜ラヒドロフランに不溶なポ リ塩化ビニルゲル分 8〜 9 0重量%及び残部がテ 卜 ラヒ ドロフラン可溶分からなる塩化ビニル樹脂 1 0 0重量部 とコポリエステル樹脂 1 0〜 2 0 0重量部と可塑剤 2 5 〜 2 00重量部を主成分 とする塩化 ビニル系樹脂組成物 でカールコードを被覆することにより、反発弾性が約 4 0〜 5 0 % とウレタン、ポリエステル樹脂の 6 0〜 7 0 % に近づいた ことにある。

反発弾性を改善す る為 には、 U S P 4 , 3 4 0 , 5 3 0に おける塩化 ビニル樹脂からなる主成分とコポリエス テル樹脂 Ί 0〜 2 0 0重量部と可塑剤 2 5〜 2 0 0重量 部の少な くとも三成分を使用することが必要で、このう ち どの Ί つが欠けても、反発弾性をウレタン、ポリエス テル樹脂 に近づけることは、できなかった。 ' 本発明の範囲外のポ リ塩化ビニル樹脂、すなわちテ卜 ラ ヒドロフランに不溶なゲル分 8重量%未満のものある い は、ゲル分を含まない一般のポリ塩化ビニル樹脂を使

用した場合には、反発弾性はウレタン、ポリエステル樹 脂程度に改善さ れなか った。

本発明 の組成物において、コポリエステル樹脂は、得 られた成形体を改善する ために加えられるものでありそ の添加量 は、成形体の使用目的によって変わる。コポリ エステル樹脂を Ί 0 重量部より少なくすると、硬度の温 度依存性の改善は見 られなく、一方 2 0 0 重蠆部を越す ようになると混練機への付着が大きく作業性が悪く、加 ェ上問題が多いので好ま し くない。特に望ましい範囲は 3 0 重量%以上 、 1 0 0 重量部以下の範囲で良好な 反発 弾性及び加 工性を示 した。

このようなコポリエステル樹脂の例として、ハードセ グメ ン卜に P B T ( ポリブタジエンテレフタレー卜)を 用 い、ソフトセグメントに用いることができるポリ(ァ ルキ レン才キシド)グリコールは、アルキレン基が 2〜 1 0 炭素原子を有 しているもの、たとえば、

ポ リ(エチレン才キシド)グリコール、

ポ リ( Ί , 2 —および Ί , 3 —プロピレン才キシド) グ リコ一ル

ポ リ(亍卜ラメチレン才キシド)グリコール、 ポ リ(ペンタメチレン才キシド)グリコール、 ポ リ(へキサメチレン才キシド)グリコール、 ポ リ(ヘプタメチレン才キシド)グリコール、 ポ リ(才クタメチレンォキシド)グリコール、 ポ リ(ノナメチレン才キシド)グリコール、

および

ポリ( Ί , 2 —プチレン才キシド)グリコール;ェチ レン才キシドおよび 1 , 2 —プロピレン才キシドのラン ダム またはブロック共重合体、およびホルムアルデヒド を、たとえばプロピレングリコールのようなグリコール、 ある いはたとえばテ卜ラメチレンおよびペンタメチレン グリコールの混合物のようなグリコールの混合物と反応 させる ことによって調製したポリ一ホルマールを包含す る。

本発明の組成物 において可塑剤は得られた成形体にゴ ム弾性を与える とともに、反発弾性を良好にするために 加え られるものであり、その添加量は成形体の使用目的 によって変わる。しかしながら可塑剤が少なすぎると高 温溶融、 髙圧での成形を必要 とし加工しにくくなり、得 られたチューブも外観の悪いもろいものとなる。一方可 塑剤 が多すぎると、得られたチューブは可塑剤が滲み出 し、ぺタつく等加工性、実用上問題が多いので好ましく ない。

可塑剤 については、 2 5 重量部未満になると反発弾性 が小さ くなり 2 0 0 重量部をこえると、生産性、加工性 が不良 となった。特に望ましい範囲としては 4 0 重量部 以上 、 Ί 5 0 重量部以下で反発弾性、加工性が良好で あ つ 7こ 0

このような可塑剤の例としては、ジブチルフタレ一卜、 ジ 才クチルフタレー卜、プチルペンジルフタレー卜等の 芳香族多塩基酸の アルキルエステル、ジ才クチルアジ ペート、ジ才クチルァゼレー卜、ジ才クチルセパケー卜 等の脂肪族多塩基酸の アルキルエステル、 卜リクレジル フ ォスフェート等のリン酸のエステル等、ポリエステル 等が挙げ られるが、どの可塑剤についても反発弾性、加 ェ性につ いてほとんど差がなかった。

本発明 に使用されるポリ塩化ピニル系樹脂については、 U S P 4 , 3 4 0 , 5 3 0 で使用したポリ塩化ビニル系 樹脂を使用 ^ るので詳細 は省略するが、テトラヒドロフ ランに不溶なゲル分 8 〜 9 0 重量%残部がテ卜ラヒドロ フラン可溶分からなることを特徴としており、次に挙げ る共重合体を含むも のである。

すなわ ち塩化ビニルと共重合しうる単量体としては、 脂肪酸 ビニルエステル、ビニリデンハライド、アクリル 酸ア ルキルエステル 、メタクリル酸アルキルエステル、 ア クリロニトリル、アルキルビニルエーテル、スチレン、 エチ レン、ウレタン及びその誘導体等が挙げられる。

本発明 の塩化ビニル系樹脂組成物はそのままでも利用 できるが 、必要に応じ他の熱可塑性樹脂、ゴム、熟安定 剤 、充塡剤、顔料及び加工助剤等を配合して利用される。

他の熟可塑性樹脂 としては、一般の塩化ビニル樹脂、 エ チレン—酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、 A B S 樹脂、 A S 樹脂、ウレタン、アクリル系樹脂等が 挙げ られ、ゴムとしては、 N B R 、 C R 等が用いられる。

熟安定剤 としては、三塩基性硫酸鉛等の鉛系熟安定剤、

ジプチル錫マ レー 卜等の錫系安定剤 、ステアリン酸亜鉛、 ステ アリン酸カルシゥム、ステアリン酸バリウム等の金 属石驗等を挙げる こ とができ、その添加量は一般に 2 0 重量部以下の量が用 いられ、必要に応じて使用できる。

充塡剤 としては、カーポンプラック、炭酸カルシウム、 酸化チタ ン、タルク、アスベスト、水酸化アルミニウム、 水酸化マグネシ ウム等を挙げる ことができ、必要に応じ て使用でき 、使用量が限定さ れるものではないが一般に は Ί 0 0 重量部以下の量が用 いられる。

顔料 として、カラーカーボンブラック、クロムイエ ロー、酸化チタン、フタロシアニングリーン等を挙げる ことができ、目的に応じて使用できる。

加工助剤 としては、低分子量ポリエチレン、高級脂肪 酸エ ステル等、通常塩化ビニル系樹脂 に使用されるもの が用 いられる。

本発明の塩化 ビニル系樹脂組成物 は 、従来の塩化ビニ ル系樹脂 と同じ工程により、造粒成形が可能である。す なわち スーパーミキサー、プレンダー等の混合機により、 可塑剤 、安定剤等と混合され、パンパリーミキサー、ミ キシ ンダロール、押出機等により混練造粒される。造粒 されたペレツ卜は一般の軟質塩化ビニル系樹脂と同じよ うに射出成形、 押出成形、プレス成形、ブロー成形、力 レンダー成形等が可能であ り、加工性は钦質塩化ビニル 系樹脂 と同じように良好であった。

本発明 により硬度( J I S K 6 3 0 1 A 型)の温

度依存差 が(一 2 0 ί 〜 8 0 の範囲で)約 2 5 以内の 塩化 ビニル樹脂成形体が商業ベ ースで生産が可能になつ たのは、ゲル分を含む Ρ V C にコポリエステル樹脂をプ レンドしたことに起因している。

従来塩化 ビニル系樹脂 の硬度の温度依存性は 、ゴムに 比べ悪い と考えられていた。硬度の温度依存性を小さく するため通常ゲル分を含有 した塩化ビニルを用いている。 しかしあまり硬度の温度依存性は、改善されない。とこ ろがゲル分を含有 した塩化ビニル樹脂にコポリエステル 樹脂をブ レンドすることにより硬度( J I S K 6 3 0 1 A型 )の温度依存差が 一 2 0 〜 8 0 での範囲で 2 5 以内の弾性体を製造で きるのである。

本発明 に基づくコポリエステル樹脂とゲル分を含有し た塩化ビニル樹脂をブレンドした塩化ビニル系樹脂組成 物 は、従来の塩化ビニル系樹脂と同じ工程により、造粒 工程が可 能である。すなわちスーパーミキサー、ブレン ダ 一等の混合機に より、可塑剤、安定剤等と混合され、 パ ンパリーミキサー、ミキシングロール、押出機等によ り 混練造粒される。造粒されたペレツ卜は、一般の软質 塩化 ビニル系樹脂と J¾] じょうに射出成形、押出成形、ブ ロ ー成形、カレンダー成形、プレス成形が可能であり、 成形さ れた成形品は、一般の軟質塩化ビニル系樹脂と同 じ ょうな良好な外観が得られた。

本発明 の他の特徴 として、一般の塩化ビニル系樹脂に 比べ耐寒性 、引裂強度、耐マモウ性が改善される。

本発明 のチューブは一般の塩化ビニル樹脂製チ ューブ と同様に 成形加工性が良好であ り、更に耐熱変形性お よ ぴ高反発弾性も ゴム に近い特性を有す るものであり、自 動車特 に索導管のような鉄線被覆用、エンジンルーム内 配管チ ューブ、家電用、電線用の保護力パーチューブ、 建築用 、食品用等に使用され、内部が液体や気体や固体 の運搬用 の部品にも使用される。

本発明 のカールコードは一般の塩化ビニル樹脂等のコ ー ドと同様に成形加工性が良好で耐熱変形性も良 く 、能 消 し効果があり、反発弾性に勝れたものである。

またコポリエステル樹脂を添加することにより髙温特 性、 低温特性が良好にな ることはいうまでもなく、ポリ 塩化 ビニル系樹脂特有の耐熱老化性もかねそ なえた耐ク リーブ性、髙温時の形状保持性、 耐油性、 耐熱老化性を 満足で きる塩化ビニル系熱可塑性樹脂で被覆さ れた カー ルコ ードであるということもできる。

発明を実施す るための最良の形態

以下 、実施例により本発明を具体的に説明する。

実施例 1

テ 卜ラヒドロフランに不溶なゲル分 2 0 %及び残部の テ 卜ラヒドロフラン可溶分平均重合度が 5 0 0 0 の塩化 ビニル重合体 Ί 0 0 重量部(住友化学工業製 U X— C ) にフタル酸ジイソノニル 9 0 重量部、バリウム一亚鉛系 安定剤 (アデ力 * ァ一ガス製 A P— 5 3 9 ) 3 重量部及 ぴコ ポリエステル樹脂(東レ♦デュポン製、ハイ卜レル 4 0 5 7 ) を種々の量添加し、混合物をパンバリーミキ サ一で混練しペレツ卜とした。

このペレツ卜からプレスシートを作成し硬度( J I S Κ 6 3 0 Ί ) の温度保存差を一 2 0 °C〜 8 0 °Cの範囲で 測定 し N B R , S B R , E P D M , —股塩ビと同時比較 した。第 1 表に硬度( J I S K 63 0 1 ) の温度依存 差及び生産性を評価 した。

第 1 表


注 1 ) 生産性の評価はパ ンパリーミキサーへの付着及 びロールへの付着状態を総合的に判 断して決め た。

良 好 :付着なぐ作業性良い

やや 良好:混練機への付着が少々おり 不 良 :混練機への付着激しく作業性悪い 実施例 2

ゲル分が 2 0 % 、亍卜ラヒドロフラン可溶部平均重合 度が 5 0 0 0の塩化ビニル重合体 (住友化学工業製、 U X - C ) 1 0 0重量部 にジォクチルフタレー卜 9 0重 量部、 バリウム亜鉛系安定剤(アデ力 * ァ一ガス製、 A P - 5 3 9 ) 3重量部、 及びコポリエステル樹脂(東 レデ ュポン製、ハイ卜レル 4 0 5 7 ) を種々の躉添加し、 混合物をパ ンバリーミキサーで混練しペレツ卜とした。 そのペレツ卜からプレスシー卜を作成し加熱変形、反発 弾性及び作業性の評価 を行 った。結果を第 2表に示す。

第 2 表


註 Ί 生産性の評価 はパンパリーミキサーへの付着及 びロールへの付着状態を総合的 に判断して決め

良 好:付着なく作業性良い。

やや良好 :混練機への付着 が少々ある。

不 良:混練機への付着激 しく作業性悪い 註 2 耐熱保形性につ いては、プレス品より加熱変形 率 ( J I S — K — 6 7 2 3 ) の測定を行ない評 価した。

註 3 反発弾性は 、 J I S K 6 3 0 Ί に準ずる。 この結果よ り明らかのようにコポリエステル樹脂を Ί 0〜 2 0 0重量部を使用 したものは、良好な反発弾性、 加工性 、耐熱変形性が得 られ特に 3 0〜 9 0 重量部の範 囲で良好で あった。

¾施例 3

実施例 2 で使用した実験番号 Ί , 5 の組成物を 5 0跚 押出機に て、クロスダイで外径 1 2 ΜΙ Φ で中心部に 6鹏 Φ の鉄芯を入れた成形品を押出 した。

このチューブ状の成形品の耐熱変形性を調べるために 長さ 1 0 0卿に切断し、 1 6 0 °Cのオーブン中に水平に 放置 し、長さ Ί 0 0驄に 1 ½の荷重を Ί 時間加えて、そ の後室温に とりだし荷重をとり除いた後の成形品の変形 の程度を確認 した。その結果を第 3 表に示す。

第 3 表


実施例 4

U S P 4 , 3 4 0 , 5 3 0 に示された製造方法 によつ て作 られたテ卜ラヒドロフランに不溶なゲル分 1 5 重量 % 、可溶分の平均重合度が 5 0 0 0 の塩化ビニル系樹脂 1 0 0 重量部にフタル酸ジイソデシル 9 0重! [部パリゥ ムー亜鉛系安定剤 (アデ力 * ァ一ガス製, Α Ρ— 5 3 9 ) 3重量部 よりなる組成物に、コポリエステル樹脂(東レ デュ ポン製、ハイトレル 4 0 5 7 ) を添加し、混合物を パンパリーミキサーで混練しペレツ卜とした。このペレ ッ 卜からプレスシートを作成し、反発弾性率及び加熱変 形率の測定を行ない 、生産性と合わせて評価を行つた。 その結果を第 4表に示す 。

第 4 表

C

注 υ 生産性の評価は、バンバリ一ミキサーへの付着及びロールへの付着状態を総合的

に判断して決めた。

良好:付着もなく作業性良い。やや良好:混練機への付着が少々ある。

不良:混練機への付着激しく作業性悪い。

注 2) 耐熱保形性については、プレス品より Ml熟変形率 (JIS-K-6723)の測定を行ない

評価した。

注 3) 反発弾性は、 JIS-K-6301に準ずる。注 4) Φ2(«ΙΡ出テープで滟消し具合を

確認した。 良好:艷消し効果大、やや良好:半鲍消し、不良:滟あり

この結果よ り明らかなようにコポリエスル樹脂を 1 0〜 2 0 0重量部を使用 したものは、良好な反発弾性、 加工性、 耐熱変形性が得 られた特に 3 0〜 1 0 0重量部 の範囲で良好であ った。

実施例 5

U S P 4 , 3 4 0, 5 3 0に示さ れた製造方法によつ て作 られた各ゲル含有塩化ビニル重合体 1 0 0重量部に フタル酸ジイソデシル 9 0重量部、バリウム一亜鉛系安 定剤 (アデ力 * ァ—ガス製, A P— 5 3 9 ) 3重量部、 コポリエステル樹脂(東レデュポン製、ハイ卜レル 4 0 5 7 ) 6 0重量部か らなる組成物を、混合しパンパリー ミキサーで混練 しペレツ卜とした。

このペレツ卜からプレスシートを作成し滟消し性と生 産性の評価を行な っ た。能消し性と生産性の評価は、実 施例 4 と同様に判断して決めた。その結果を第 5表に示 す。

第 5 表

産業上の利用可能性

本発明 の塩化ビニル系樹脂組成物 は、耐熱変形性及び 髙反発弾性を有する チ ューブ、及びすぐれた髙反発弾性 酡消しカールコード用の成形材料として産業上極めて有 用である。