空気圧または油圧機構は、ピストン・チャンバを画定しかつ流体入口ポートを有するハウジングを有する。ピストンはピストン・チャンバ内で摺動可能である。ピストンはピストン・チャンバを前方チャンバおよび後方チャンバへと仕切る。ピストンは、後方チャンバと前方チャンバとの間の流体連通のための１つまたは複数の通路を有し、１つまたは複数の通路は封止機構によって封止されている。封止機構は、後方チャンバと前方チャンバとの間の流体連通が阻止される封止状態と、封止機構が後方チャンバと前方チャンバとの間の流体連通を許容する非封止状態を有する。ピストンは第１の位置と第２の位置との間で摺動可能である。ピストンが第１の位置に位置決めされるとき、封止機構は封止状態にある。流体が入口ポートに供給されると、流体はピストンをその第２の位置へと付勢し、この結果封止機構を非封止状態へと変化させ後方チャンバ内および前方チャンバ内の圧力を等しくし、封止機構が封止状態に戻るのを可能にする。流体が後方チャンバから除去されると、前方チャンバ内の流体はピストンを付勢してその第１の位置へと戻す。
【選択図】図９