Description
不連続な送信及び/または受信を伴う圧縮モード(compressedmode)動作及び電力制御
US 60/863,128 20061026 US 11/923,983 20071025 20141203 H04W4/00−H04W99/00 H04B7/24−H04B7/26 H04J3/00 patcit 1 : 米国特許出願公開第2002/0013156(US,A1)
patcit 2 : 特開2001−69075(JP,A)
patcit 3 : 特開2006−19868(JP,A)
patcit 4 : 米国特許出願公開第2008/0220802(US,A1)
patcit 5 : 特開2001−136123(JP,A)
patcit 6 : 欧州特許出願公開第1119117(EP,A1)
patcit 7 : 米国特許第6070086(US,A)
patcit 8 : 特開平10−98431(JP,A)
patcit 9 : 米国特許出願公開第2003/0152135(US,A1)
patcit 10 : 特表2005−518134(JP,A)
nplcit 1 : RAN WG2,Reply LS on feedback regarding the concepts for "Continuous connectivity for packet data users",3GPP R2-062716,3GPP,2006年 8月28日
nplcit 2 : RAN WG1,LS on RAN1 decisions for "Continuous connectivity for packet data users",3GPP R2-062990,3GPP,2006年10月 9日
2013157991 20130815 20130314 望月 章俊
Technical Field
[0001]
(米国特許法(35 U.S.C.)第119条の下の優先権)
本特許出願は、「不連続な送信及び/または受信を伴う圧縮モード動作及び逆方向リンク電力制御調整(COMPRESSED MODE OPERATION AND REVERSE LINK POWER CONTROL ADJUSTMENT WITH DISCONTINOUS TRANSMISSION AND/OR RECEPTION)」と題され、2006年10月26日に出願され、譲受人に譲渡され、参照により本願明細書に明示的に組み込まれる、米国仮出願番号No. 60/863,128に対する優先権を主張する。
[0002]
本開示は、一般的には通信に関し、より具体的には無線通信システムにおいてユーザ装置(UE)を動作させるための技術に関する。
Background Art
[0003]
無線通信システムは、例えば音声、動画像、パケットデータ、メッセージング、放送などの様々な通信サービスを提供するために幅広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソースを共有することにより複数ユーザをサポート可能な多元接続システムであるかもしれない。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元アクセス(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元アクセス(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム及びシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システムを含む。
[0004]
UE(例えば、携帯電話機)は、異なる無線通信システムにおいて及び/または異なる周波数で動作可能であるかもしれない。UEは、1つのシステムにおいて特定の周波数で受け持ち(serving)セルと通信する一方で、その他の周波数で及び/またはその他のシステムにおいてセルに関する測定を定期的に行うかもしれない。セル測定は、UEが別の周波数上での及び/または別のシステムにおける任意のセルが受け持ちセルよりも良好であるか否かを確認することを可能にする。これは、例えば、UEが移動可能であって異なるサービスエリア(coverage area)に移動する場合であるかもしれない。セル測定によって示される通りに、別の周波数上での及び/または別のシステムにおけるより良好なセルが発見されるならば、UEはより良好なセルへの切り替えを試み、このセルからサービスを受信するかもしれない。
[0005]
他の周波数及び/または他のシステムに関してのセル測定を行うために、UEは自己の受信機を受け持ちセルによって使用される周波数から遠くへ調整する必要があるだろう。システムは、UEが自己の受信機を遠くへ調整してその他の周波数及び/またはその他の周波数に関しての測定を行うことを可能とするために、伝送においてギャップ(gap)を提供するかもしれない。UEの動作は、これら伝送におけるギャップによって複雑となるだろう。
Summary of Invention
[0006]
伝送ギャップを備えた圧縮モード、及び/または、不連続な送信(DTX)及び/または不連続な受信(DRX)を備えたCPC(Continuous Packet Connectivity)モードにおけるUEの動作をサポートする技術が、本願明細書において記述される。一態様において、UEはCPCモードに関するイネーブルサブフレームの割り当て及び圧縮モードに関する伝送ギャップの割り当てを得てよい。伝送ギャップは、イネーブルサブフレームの間の遊休時間に揃えられてよい。例えば、各伝送ギャップは、連続したイネーブルサブフレーム間の遊休時間において開始してよい。イネーブルサブフレームは少なくとも1つの第1のパターンによって定められてよく、伝送ギャップは少なくとも1つの第2のパターンによって定められてよく、各々の第2のパターンは各々の第1のパターンの持続時間の多数(multiple)倍であってよい。UEは、伝送ギャップとオーバラップしないイネーブルサブフレームの間にデータを交換してよく、伝送ギャップとオーバラップするイネーブルサブフレームの間はデータ交換をスキップしてよい。UEは、伝送ギャップの間にセル測定(例えば、その他の周波数及び/またはその他のシステム)を行ってよい。
[0007]
別の態様において、UEは、例えばCPCモードに関して、イネーブルサブフレーム及びスキップされるサブフレームを決定してよい。スキップされるサブフレームは、イネーブルサブフレームのサブセットであってよい。UEは、スキップされるサブフレームに対応しないイネーブルサブフレームの間にデータを交換してよく、スキップされるサブフレームの間はデータ交換をスキップしてよい。UEは、イネーブルサブフレームの間にあってスキップされるサブフレームをカバーする延長された遊休時間の間にセル測定を行ってよい。延長された遊休時間のため、UEは圧縮モードにおいて動作する必要はないだろう。
[0008]
更なる別の態様において、UEは、圧縮モードに関する設定を得てよく、圧縮モードをイネーブル及び無効にするために共有制御チャネル上で命令を受信してよい。圧縮モードに関する設定は上位レイヤシグナリングを経由して送られてよく、命令は下位レイヤシグナリングとして送られてよい。UEは、共有制御チャネルを経由して受信した命令によってイネーブルとされるときに、圧縮モードに関する設定に基づいて動作してよい。命令は、UEのためのデータバーストに先立って圧縮モードを素早く無効にし、データバースト後に圧縮モードを素早く再びイネーブルにするために使用されてよい。
[0009]
更なる別の態様において、UEは、第1の時間間隔において送られる第1の伝送のために使用される送信電力を決定し、第2の時間間隔における第2の伝送のために使用する送信電力を、第1の伝送のために使用された送信電力及び電力調整に基づいて決定してよい。第2の時間間隔は第1の時間間隔から遊休期間だけ離れてよく、これは圧縮モードにおける伝送ギャップに対応してもよいし、CPCモードにおけるイネーブルサブフレームの間の遊休時間に対応してもよい。電力調整は、第1及び第2の伝送に関して得られた開ループ推定に基づいて得られてよい。電力調整は、所定の正値、第2の伝送の初期部分の間に増加する値などであってもよい。
[0010]
本開示の様々な態様及び特徴は、以下に更に詳しく記述される。
Brief Description of Drawings
[0011]
[fig. 1] 図1は、無線通信システムを示す。
[fig. 2] 図2は、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)におけるフレームフォーマットを示す。
[fig. 3] 図3は、圧縮モードに関しての伝送ギャップパターンシーケンスを示す。
[fig. 4] 図4は、圧縮モードにおけるダウンリンク伝送を示す。
[fig. 5] 図5は、UMTSにおける一部の物理チャネルを示す。
[fig. 6] 図6は、CPCモードにおける遊休時間に対しての伝送ギャップパターンの配置を示す。
[fig. 7] 図7は、延長された遊休時間を得るためのイネーブル(enable)サブフレームのスキップを示す。
[fig. 8] 図8は、圧縮モードを素早くイネーブルまたは無効(disable)にするための命令を示す。
[fig. 9] 図9は、遊休時間に揃えられた伝送ギャップを伴うUE動作のための処理を示す。
[fig. 10] 図10は、一部のイネーブルサブフレームをスキップすることによるUE動作のための処理を示す。
[fig. 11] 図11は、命令を通じて圧縮モードを素早くイネーブルまたは無効にすることを伴うUE動作のための処理を示す。
[fig. 12] 図12は、UEによる遊休期間の後の伝送のための処理を示す。
[fig. 13] 図13は、UE及びNode Bのブロック図を示す。
Description of Embodiments
[0012]
本願明細書に記述される技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA及びその他のシステムなどの様々な無線通信システムに使用されてよい。「システム(system)」及び「ネットワーク(network)」なる用語は、しばしば相互交換可能に使用される。CDMAシステムは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実行してよい。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)及びその他のCDMAの変形(variant)を含む。cdma2000は、IS-2000、IS-95及びIS-856標準をカバーする。TDMAシステムは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実行してよい。OFDMAシステムは、E-UTRA(Evolved UTRA)、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.20、IEEE 802.16(WiMax)、802.11(WiFi)、Flash-OFDM(登録商標)などの無線技術を実行してよい。UTRA及びE-UTRAは、UMTSの一部である。3GPP LTE(Long Term Evolution)は、E-UTRAを使用する、リリース間近なUMTSである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE及びGSMは、「第3世代パートナシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた団体からの文書に記載される。cdma2000及びUMBは、「第3世代パートナシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた団体からの文書に記載される。これらの様々な無線技術及び標準は、技術分野において知られている。明確性のために、UMTSに関して技術の特定の態様が以下に記載され、以下の説明のほとんどにおいて3GPP術語(terminology)が使用される。
[0013]
図1は、複数のNode B110及びUE120を備えた無線通信システム100を示す。Node Bは、UEと通信を行う固定局であってよく、eNB(evolved Node B)、基地局、アクセスポイントなどとしても参照されてよい。各Node B110は、特定の地理的領域に関して通信範囲(communication coverage)を提供し、サービスエリア内に位置するUEのための通信をサポートする。各Node B110の全体のサービスエリアは、複数(例えば3つ)のより小さなエリアに分割されるかもしれない。3GPPにおいて、「セル(cell)」なる用語は、Node Bの最小サービスエリア及び/またはこのサービスエリアを受け持つNode Bサブシステムを参照することができる。その他のシステムにおいて、「セクタ(sector)」なる用語は、最小のサービスエリア及び/またはこのサービスエリアを受け持つサブシステムを参照することができる。明確性のために、セルについて3GPPの概念が以下の説明において使用される。システムコントローラ130は、Node Bに結合され、これらのNode Bの調整及び制御を提供してよい。システムコントローラ130は、単一のネットワークエンティティーであってもよいし、ネットワークエンティティーの集積であってもよい。
[0014]
UE120はシステムの至る所に分散されてよく、各UEは固定されていてもよいし、移動可能であってもよい。UEは、移動局、端末アクセス端末、加入者局、局などとして参照されてもよい。UEは、携帯電話器、PDA(personal digital assistant)、無線機器、ハンドヘルド機器、無線モデム、ラップトップコンピュータなどであってもよい。UEは、1または複数のNode Bとダウンリンク及びアップリンク上での伝送を通して通信を行う。ダウンリンク(または順方向(forward)リンク)はNode BからUEへの通信リンクを参照し、アップリンク(または逆方向(reverse)リンク)はUEからNode Bへの通信リンクを参照する。
[0015]
図2は、UMTSにおけるフレームフォーマットを示す。伝送のタイムラインは、無線フレームに分割される。各無線フレームは、10ミリ秒(ms)の持続時間を備え、制御チャネル上で送られる12ビットのシステムフレーム番号(SFN)によって識別される。各無線フレームは、呼に関してUE及びNodeBの両方によって維持される8ビットの接続フレーム番号(CFN)によって識別されてもよい。各無線フレームは、15スロットに分割されてよく、これらはスロット0からスロット14としてラベル付けされる。各スロットは、持続時間Tslot=0.667 msを備え、3.84Mcpsで2560チップを含む。各無線フレームは、5つのサブフレーム0から4にも分割される。各サブフレームは、2 msの持続時間を備え、3つのスロットを含む。
[0016]
UMTSは、伝送においてギャップを提供し、UEが隣接セルに関して測定を行うことを可能とするために、ダウンリンク上での圧縮モードをサポートする。圧縮モードにおいて、受け持ちセルは、無線フレームの一部の間だけUEにデータを伝送してよく、無線フレームの残りの部分において伝送ギャップを創出する。UEは、受け持ちセルからのデータを失うことなくその他の周波数上で及び/またはその他のシステムにおいて隣接セルに関する測定を行うために、伝送ギャップの間に一時的にシステムを離れることができる。
[0017]
図3は、UMTSにおける圧縮モードに関しての伝送ギャップパターンシーケンスを示す。圧縮モードにおいて、UEに関してのユーザ固有のデータは伝送ギャップパターンシーケンスに従って送られ、これは伝送ギャップパターン1及び2を交互にすることを含むかもしれない。各伝送ギャップパターンは1つまたは2つの伝送ギャップを含む。各伝送ギャップは、完全に1つの無線フレーム内で生じるかもしれないし、2つの無線フレームにかかるかもしれない。伝送ギャップパターンシーケンスは、テーブル1において与えられるパラメータによって定められてよい。
[Table 1]
[0018]
圧縮モードは、3GPP TS 25.212(section 4.4)、25.213(section 5.2.1 及び 5.2.2)、25.215(section 6.1)において記述されており、これら全ては公的に利用可能である。
[0019]
図4は、圧縮モードにおけるダウンリンク伝送を示す。データは、伝送ギャップのない各無線フレームにおいて通常の電力レベルで伝送されてよい。伝送ギャップを備える無線フレームに関するデータは、伝送ギャップのない無線フレームにおいて送信されるデータと同様の信頼性を達成するためにより高い電力レベルで伝送されてよい。伝送ギャップは、2つの圧縮伝送の間に生じてよく、1から14スロットの持続時間を持つ。UEは、UEがその他の周波数上で及び/またはその他のシステムにおいてセルに関する測定を行うことを可能とするために、適切な持続時間の十分な数の伝送ギャップを割り当てられてよい。
[0020]
3GPP Release 5以降は、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)をサポートする。3GPP Release 6以降は、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)をサポートする。HSDPA及びHSUPAは、ダウンリンク及びアップリンク上での高速パケットデータ伝送を夫々可能にするチャネル及び手続の組である。テーブル2は、3GPP Release 6においてHSDPA及びHSUPAのために使用される一部の物理チャネルを列挙する。
[Table 2]
[0021]
図5は、UMTSにおいてHSDPA及びHSUPAのために使用される一部の物理チャネルを示す。P-CCPCHは、ダウンリンク物理チャネルに関してタイミング参照(timing reference)として直接的に使用され、アップリンク物理チャネルに関してタイミング参照として間接的に使用される。HSDPAに関して、HS-SCCHのサブフレームは、P-CCPCHに時間的に揃えられる。HS-PDSCHのサブフレームは、HS-SCCHのサブフレームからτ
HS-PDSCH=2Tslotだけ遅延する。HS-DPCCHのサブフレームは、HS-PDSCHのサブフレームから7.5スロットだけ遅延する。HSUPAに関して、E-HICHのフレームタイミングは、P-CCPCHのフレームタイミングからτ
E-HICH,n(3GPP TS 25.211において定義されている)チップだけオフセットされる。E-DPCCH及びE-DPDCHは時間的に揃えられ、それらのフレームタイミングはP-CCPCHのフレームタイミングからτ
DPCH,n(=256nであって、nは0から149まで広がることができる)+1024チップだけオフセットされる。ダウンリンク及びアップリンク物理チャネルのフレームタイミングは、3GPP TS 25.211において記述されている。簡単にするために、許可チャネル(grant channel)などのその他のチャネルは図5において示されていない。
[0022]
3GPP Release 7はCPCをサポートしており、これはUEがバッテリ電力を節約するためにDTX及び/またはDRXで動作することを可能にする。DTXに関して、UEは特定のイネーブルアップリンクサブフレームが割り当てられるかもしれず、これにおいてUEはNode Bにアップリンク伝送を送ることができる。イネーブルアップリンクサブフレームは、アップリンクDPCCHバーストパターンによって定められてよい。DRXに関して、UEは特定のイネーブルダウンリンクサブフレームを割り当てられるかもしれず、これにおいてNode BはUEにダウンリンク伝送を送ることができる。イネーブルダウンリンクサブフレームは受信フレームとして参照されてもよく、HS-SCCH受信パターンによって定められてよい。UEはイネーブルアップリンクサブフレームにおいてシグナリング及び/またはデータを送り、イネーブルダウンリンクサブフレームにおいてシグナリング及び/またはデータを受信してよい。UEは、バッテリ電力を節約するためにイネーブルサブフレームの間の遊休時間の間に電力を落としてよい。CPCは、「パケットデータユーザのための連続接続性(Continuous Connectivity for Packet Data Users)」と題された、2007年3月の3GPP TR 25.903において記述されており、これは公的に利用可能である。
[0023]
CPCに関して、イネーブルダウンリンク及びアップリンクサブフレームは、テーブル3において与えられるパラメータによって定められてよい。CPCは、2msまたは10msの伝送時間間隔(TTI)をサポートする。テーブル3の第3列は、2msのTTIを仮定したときのCPCパラメータに関して見込まれる値(possible value)を示す。
[Table 3]
[0024]
図5は、CPCにおけるUEに関してのDTX及びDRXの構成例を示す。この例において、UEは次のように構成される。
・UE DTXサイクル1=UE DRXサイクル=4サブフレーム
・UE DTXサイクル2=8サブフレーム
・UE DPCCHバースト1=UE DPCCHバースト2=1サブフレーム
上に与えられたCPC構成に関して、イネーブルダウンリンクサブフレームは4サブフレームだけ相隔たっており、灰色の影付きで示されている。イネーブルアップリンクサブフレームもまた4サブフレームだけ相隔たっており、灰色の影付きで示されている。イネーブルダウンリンクサブフレーム及びイネーブルアップリンクサブフレームの配置は、τ
DPCH,nに依存する。イネーブルダウンリンク及びアップリンクサブフレームは、UEに関して可能な睡眠時間(sleep time)を延長するために、時間上で配置されてよい。図5において示されるように、UEはイネーブルダウンリンク及びアップリンクサブフレームの間覚醒されてよく、イネーブルサブフレーム間の遊休時間の間に眠ってよい。図5は、UEがアップリンク上でデータを伝送しないことを仮定しており、故にACK/NAKのためにE-HICHを監視する必要がない。遊休時間は、睡眠時間、DTX/DRX時間などとしても参照されてよい。
[0025]
UEは圧縮モードにおいて動作してよく、伝送ギャップパターンシーケンスを割り当てられてよい。UEは、伝送ギャップの間にデータを受信せず、また、送らないだろう。UEは、CPCモードにおいて動作してもよく、DTX及びDRX動作に関して特定のイネーブルダウンリンク及びアップリンクサブフレームを割り当てられてよい。UEは、非イネーブルサブフレームの間にデータを受信せず、また、送らないだろう。UEが両方のモードにおいて動作するとき、圧縮モードにおける伝送ギャップはCPCモードの動作に影響を与えるかもしれない。このように、圧縮モード及びCPCモードの間の相互作用(inter-working)をサポートすることが望ましいだろう。
[0026]
一態様において、圧縮モードにおける伝送ギャップは、CPCモードにおける遊休時間と時間的に揃えて(または同時に起こるように)定められてよい。2つのモードに関するパラメータは、下記の事項を達成するように選択されてよい。
1.伝送ギャップの周期性(periodicity)が、イネーブルダウンリンク及び/またはアップリンクサブフレームの周期性の整数倍である。
2.伝送ギャップは、CPCに関する遊休時間の間に開始する。
[0027]
伝送ギャップパターンシーケンスは、図3における伝送ギャップパターン1だけを含むよう定められてよい。上記条件1のために、TGPL1はUE DTXサイクル1の整数倍に定められてよい。条件2のために、TGCFN及びTGSNは、UE DTX DRXオフセットを考慮に入れるように定められてよい。更に、TGL1は遊休時間の関数として定められてよく、これはτ
DPCH,nに依存してよい。第2の伝送ギャップが伝送ギャップパターン1に含まれるならば、TGD及びTGL2は、τ
DPCH,n、UE DTXサイクル1及び第2の伝送ギャップがCPCに関しての遊休時間と同時に起こるようなUE DTX DRXオフセットの関数として定められてよい。
[0028]
圧縮モードにおける伝送ギャップは、1から14スロットの持続時間を持つだろう。CPCモードにおける遊休時間は、伝送ギャップよりも短いかもしれない。一設計(design)において、伝送ギャップは、当該伝送ギャップ内に含まれるイネーブルサブフレームを無効にしてよい。この設計において、伝送ギャップ内に含まれるイネーブルサブフレームにおいてデータは伝送されない。
[0029]
両方とも4サブフレームに等しいUE DTXサイクル1及びUE DRXサイクルを備えたCPC構成に関して、図5において示されるように、遊休時間がτ
DPCH,n次第で1.5から4.5スロットの間で変化可能であることを見ることができる。これらの遊休時間は概算であり、全てのイネーブルサブフレームにおける送信及び受信を仮定する。より長い遊休時間を得るために、UEは1つの覚醒時間をスキップしてよく、この場合には遊休時間は13.5から16.5スロットの間に延長されるだろう。延長された遊休時間は、最長の見込まれる伝送ギャップ持続時間におおよそ一致する。両方が8サブフレームに等しいUE DTXサイクル1及びUE DRXサイクルを備えたCPC構成に関して、遊休時間がτ
DPCH,n次第で1サイクルにおいて7から11スロットの間で変化可能であることを見ることができる。しかしながら、7スロットの遊休時間は、1.5及び5.5の2つの長さのスロットに分割され、11スロットの遊休時間は4.5及び6.5の2つの長さのスロットに分割される。UEが1つの覚醒時間をスキップするならば、遊休時間は、最長の見込まれる伝送ギャップ持続時間よりも長い、15から16.5スロットの間に延長されるだろう。一般に、伝送ギャップに一致または超過する延長された遊休時間は、十分な数の覚醒時間をスキップすることにより得られるだろう。
[0030]
UE及びNode Bは、伝送ギャップに含まれるイネーブルサブフレームにおける伝送をスキップしてよい。ダウンリンク上で、UEは伝送ギャップの間は注意(listening)しなくてよいし、Node Bは伝送ギャップの間はUEにデータを送ることを避けてよい。アップリンク上で、UEは伝送ギャップの間は伝送(transmission)を送ることを避けてよい。UEがCPCにおけるDRXに関して設定されないならば、UEは伝送ギャップとオーバラップするサブフレームを除く全てのダウンリンクサブフレームを監視してよい。
[0031]
図6は、CPCモードにおける遊休時間と共に圧縮モードにおける伝送ギャップの配置例を示す。図5における各物理チャネルに関するイネーブルサブフレームは、図6の上部に示されている。CPCモードに関する遊休時間は、図6の底部付近に示されている。圧縮モードにおける1つの伝送ギャップが、図6の底部に示されている。この伝送ギャップは、14スロットの最大持続時間を持ち、CPCモードに関する2つの遊休時間に揃えられる。伝送ギャップに含まれる1つの覚醒時間におけるサブフレームは、スキップされてよい。UEは、スキップされるサブフレームの間の送信及び受信をスキップしてよい。スキップされるサブフレームは、データまたはシグナリングが当該サブフレームの間に送られないようにするためにスキップされるイネーブルサブフレームである。
[0032]
別の態様において、UEはCPCモードで動作してよく、その他の周波数上での及び/またはその他のシステムにおける測定のために延長される遊休時間は一部のイネーブルサブフレームをスキップすることにより得られてよい。UEはスキップされるアップリンクサブフレームの間に送信せず、スキップされるダウンリンクサブフレームの間に受信しないが、これらは一般的なCPCルールに対する例外である。
[0033]
図7は、CPCモードにおいて延長された遊休時間を得るためのイネーブルサブフレームのスキップ例を示す。図5における各物理チャネルに関するイネーブルサブフレームは、図7の上部に示されている。CPCモードに関する遊休時間は、図7の底部に示されている。1つの覚醒時間におけるイネーブルサブフレームの組は拡張された遊休時間を得るためにスキップされてよく、これは2つの通常の遊休時間及び1つの覚醒時間にわたるかもしれない。UEは、延長された遊休時間の間にセル測定を行ってよい。
[0034]
スキップされるサブフレームはパターンによって定められてよく、これはUEキャパビリティなどの様々な要素に基づいて決定されてよい。例えば、CPCにおける遊休時間が十分長くなるようUEが設定されるならば、イネーブルサブフレームは少しもスキップされないかもしれない。対照的に、遊休時間が十分には長くないようUEが設定されるならば、十分に長い延長された遊休時間を得るために特定のイネーブルサブフレームがスキップされるだろう。スキップされるサブフレームパターンは、圧縮モードを設定するために使用されるシグナリングメカニズムを用いてUEに伝えられてよい。スキップされるサブフレームパターンは、その他の方法でUEに伝えられてもよい。延長された遊休時間は十分な長さの持続時間を備えるので、UEは圧縮モードで動作する必要はない。
[0035]
慣例的に、圧縮モードは上位レイヤシグナリングを使用して設定され、追加的な上位レイヤシグナリングで無効(disable)となるまでずっとイネーブルである。上位レイヤシグナリングの使用は圧縮モードの設定及びイネーブル化(enabling)により長い遅延をもたらすかもしれず、より多くのシグナリングリソースを消費するかもしれない。
[0036]
更なる別の態様において、UEは圧縮モードに関して伝送ギャップパターンシーケンスと共に設定されてよく、圧縮モードをイネーブル及び無効するための命令がHS-SCCH上で送られてよい。伝送ギャップパターンシーケンスは、伝送ギャップをCPCにおける遊休時間に揃えるために、3GPP Release6において記述されるように、或いは、上述のように定められてよい。CPCモードにおけるDTX/DRXは、HS-SCCH上で送られる命令でイネーブル及び無効になってよい。HS-SCCH命令は、下位レイヤシグナリングであって、上位レイヤシグナリングに比べてより素早くかつ効率的に送られるだろう。HS-SCCH命令は、UEに関する圧縮モードを素早くイネーブル及び無効にするために使用されてよい。例えば、Node Bは、当該Node BがUEに送るための大量のデータを持つときはいつでも当該UEに関する圧縮モードを素早く無効にしてよく、それからデータ送信後には素早く圧縮モードを再びイネーブルにしてよい。
[0037]
図8は、UEに関する圧縮モードを素早くイネーブルまたは無効にするために使用され得るHS-SCCH命令フォーマット800の設計を示す。HS-SCCH上で送られるシグナリングメッセージは、2つのパートを含んでよい。パート1は、チャネライゼーションコードセットのための7ビットフィールド及び変調方式(Mod)のための1ビットフィールドを含んでよい。パート2は6ビットのフォーマットIDフィールド、3ビットの命令タイプフィールド、4ビットの命令フィールド及び16ビットのUE識別(identity)/CRCフィールドを含んでよい。フォーマットIDフィールドは、メッセージがHS-PDSCHに関するシグナリングの代わりに命令を含むことを表示するための所定値(例えば、'111110')が設定されてよい。命令タイプフィールドは、命令がDRXまたは何か他のものの代わりに圧縮モード(CM)に関するものであることを表示するための所定値(例えば、'001')が設定されてよい。命令フィールドは、圧縮モードをイネーブルにするためにある値(例えば、'1')が設定され、或いは、圧縮モードを無効にするために別の値(例えば、'0')が設定される指定ビットを備えてよい。圧縮モードに関するHS-SCCH命令は、その他のメッセージフォーマットを用いてその他の方法で送られてもよい。
[0038]
図9は、UEによる動作のための処理900の設計を示す。第1のモード(例えば、CPCモード)に関するイネーブルサブフレームの割り当てが得られてよい(ブロック912)。第2のモード(例えば、圧縮モード)に関する伝送ギャップの割り当てが得られてよい(ブロック914)。伝送ギャップは、イネーブルサブフレームの間の遊休時間に時間的に揃えられてよい。伝送ギャップを遊休時間に揃えるために、伝送ギャップに関する少なくとも1つのパラメータの第1の組が、イネーブルサブフレームに関する少なくとも1つのパラメータの第2の組に基づいて決定されてよい。各伝送ギャップは、連続したサブフレームの間の遊休時間において開始してよい。イネーブルサブフレームは、少なくとも1つの第1のパターン(例えば、アップリンクDPCCHバーストパターン及び/またはHS-SCCH受信パターン)によって定められてよい。伝送ギャップは、少なくとも1つの第2のパターン(例えば、少なくとも1つの伝送ギャップパターン)によって定められてよい。各々の第2のパターンは、各々の第1のパターンの持続時間の多数(multiple)倍であってよい。
[0039]
伝送ギャップとオーバラップしないイネーブルサブフレームの間にデータが交換(例えば、送信及び/または受信)されてよい(ブロック916)。データ交換は、伝送ギャップとオーバラップするイネーブルサブフレームの間はスキップされてよい(ブロック918)。セル測定(例えば、その他の周波数及び/またはその他のシステムに関する)が、伝送ギャップの間に行われてよい(ブロック920)。
[0040]
図10は、UEによる動作のための処理1000の設計を示す。UEに関するイネーブルサブフレームは、例えば、アップリンクDPCCHバーストパターン及び/またはHS-SCCH受信パターンを含み得る少なくとも1つの第1のパターンに基づいて、決定されてよい(ブロック1012)。例えば第2のパターンに基づいて、UEに関してスキップされるサブフレームが決定されてよい(ブロック1014)。スキップされるサブフレームは、イネーブルサブフレームのサブセットであってよい。スキップされるサブフレームに対応しないイネーブルサブフレームの間にデータが交換されてよい(ブロック1016)。スキップされるサブフレームの間はデータ交換がスキップされてよい(ブロック1018)。セル測定は、延長された遊休時間の間に行われてよく、これは例えば図7において示されるようにイネーブルサブフレームの間にあってスキップされるサブフレームをカバーする(ブロック1020)。
[0041]
図11は、UEによる動作のための処理1100の設計を示す。UEに関する圧縮モードのための設定は、例えば上位レイヤシグナリングまたはその他の手段を介して得られてよい(ブロック1112)。圧縮モードをイネーブルまたは無効にするために、命令が共有制御チャネル上で受信されてよい(ブロック1114)。命令は、下位レイヤ(例えば、L1/L2)シグナリングとして送られてよい。UEは、共有制御チャネル上で受信した命令によってイネーブルにされるときに、圧縮モードに関する設定に基づいて動作してよい(ブロック1116)。圧縮モードに関する設定は、伝送ギャップを指し示してよい。データ交換は、圧縮モードがイネーブルであるならば伝送ギャップの間はスキップされてよい。UEは圧縮モードを無効にするための命令を受信し、それからデータ伝送バーストを受信し、それから圧縮モードをイネーブルにするための命令を受信するかもしれない。
[0042]
UEは、圧縮モードまたはCPCモードにおいて遊休期間ののち、伝送を再開するだろう。UEは、先行する伝送の最後に使用される送信電力を保持してよく、この送信電力を現在の伝送のために使用してよい。しかしながら、遊休期間の間にチャネル状態が変化しているかもしれない。この場合には、先行する伝送のために使用された送信電力は現在の伝送に関して十分でないかもしれず、これは結果的により不確かとなるかもしれない。
[0043]
一設計において、UEは現在の伝送のための送信電力を決定するために開ループ推定を使用する。開ループ推定は、Node BからUEまでのパス損失の推定であってよく、Node Bによって送信されるパイロットに基づいて得られてよい。パイロットが既知または一定の送信電力で送信されるならば、パス損失はUEにおいて受信されたパイロットに基づいて決定されてよい。UEは、先行する伝送の最後に第1の開ループ推定を行い、現在の伝送の最初に第2の開ループ推定を行ってよい。パイロットに関する送信電力が一定ならば、各開ループ推定は受信されたパイロット電力に等しいだろう。UEは、現在の伝送のための送信電力を次のように決定する。
[Math. 1]
[Math. 2]
[0044]
P1は先行する伝送のための送信電力である。
P2は現在の伝送のための送信電力である。
OL1は先行する伝送に関する第1の開ループ推定である。
OL2は現在の伝送に関する第2の開ループ推定である。
A
OLは開ループ推定に基づく電力調整である。
[0045]
現在の伝送に関する開ループ推定(例えば、受信されたパイロット電力)が先行する伝送に関する開ループ推定に満たなければ、これは劣化したチャネル状態を示唆しているかもしれず、A
OLは正値であってよく、より高い送信電力が現在の伝送のために使用されてよい。これは、現在の伝送の信頼性を改善するだろう。対照的に、OL2がOL1よりも大きいならば、A
OLは、(i)可能な限り干渉を低減させるために負値、または、(ii)現在の伝送のための送信電力が先行する伝送のための送信電力以上となることを確実にするために零のいずれかを設定されてよい。
[0046]
別の設計において、UEは現在の伝送に関して正オフセット電力調整を備えて開始してよい。この設計において、UEは現在の伝送のための送信電力を次のように決定してよい。
[Math. 3]
[0047]
A
OSは、正オフセット電力調整である。A
OSは、例えばXデシベル(dB)の固定値であってもよく、Xは適切に選択された値であってよい。或いは、A
OSは、例えば先行する伝送の間の送信電力における変化の量及び/またはレートに基づいて決定される設定可能な値であってよい。
[0048]
更なる別の設計において、UEは現在の伝送のプリアンブルの間に送信電力を増加させてよい。プリアンブルは、イネーブルアップリンクサブフレームにおいてデータ伝送に先行して送られるパイロットである。プリアンブル長は、設定可能であってよく、CPCに関して2から15スロットであってよい。この設計において、UEはプリアンブルの間の各スロットにおいて送信電力を次のように増加させてよい。
[Math. 4]
[0049]
Amはプリアンブルのm番目のスロットに関する電力調整であり、A1<A2<・・・である。Amは、固定値であってもよいし、設定可能値であってもよい。
[0050]
上述した全ての設計に関して、電力制御メカニズムが、UEの送信電力を調整して所望の性能を達成するために使用されてよい。この電力制御メカニズムに関して、Node Bは、UEから現在の伝送を受信し、伝送の受信信号品質を判断し、UEの送信電力を調整して所望の受信信号品質を達成するために電力制御(PC)コマンドを送ってよい。現在の伝送の最初におけるUEによる電力調整は、当該伝送に関して十分な送信電力が使用されることを確実にする。電力制御メカニズムは、その他のUEに対する干渉を低減させつつ、送信電力がUEに関して良好な性能を達成するために適切なレベルに調整されることを確実にするだろう。
[0051]
図12は、UEによる伝送のための処理1200の設計を示す。第1の時間間隔(例えば、第1のイネーブルアップリンクサブフレーム)において送られる第1の伝送のために使用される送信電力が決定されてよい(ブロック1212)。第2の時間間隔(例えば、第2のイネーブルアップリンクサブフレーム)における第2の伝送のための送信電力が、第1の伝送のための送信電力及び電力調整に基づいて決定されてよい(ブロック1214)。第2の時間間隔は、第1の時間間隔から遊休期間だけ離れていてよく、これは圧縮モードにおける伝送ギャップまたはCPCモードにおける2つのイネーブルサブフレーム間の遊休時間に対応してよい。
[0052]
一設計において、電力調整は、第1の伝送に関して得られる第1の開ループ推定及び第2の伝送に関して得られる第2の開ループ推定に基づいて決定されてよい。第1の開ループ推定は第1の時間間隔の最後に受信されたパイロット電力に基づいていてよく、第2の開ループ推定は第2の時間間隔の最初に受信されたパイロット電力に基づいていてよい。別の設計において、電力調整は所定の正値である。更なる別の設計において、電力調整は、第2の伝送の初期部分(例えば、プリアンブル)の間に増加する値である。
[0053]
図13はUE120の設計のブロック図を示しており、これは図1におけるUEの1つであってよい。アップリンクでは、エンコーダ1312は、UE120によってアップリンク上で送られるデータ及びシグナリングを受信してよい。エンコーダ1312は、データ及びシグナリングを処理(例えば、フォーマット、エンコード及びインタリーブ)してよい。変調器(Mod)1314は、エンコードされたデータ及びシグナリングを更に処理(例えば、変調、チャネライズ及びスクランブル)し、出力チップを提供してよい。送信器(TMTR)1322は、出力チップを調整(例えば、アナログへの変換、フィルタ、増幅及び周波数アップコンバート)し、アップリンク信号を生成してよく、これはアンテナ1324を経由してNode B110に送られてよい。
[0054]
ダウンリンクでは、アンテナ1324はNode B110及びその他のNode Bによって送られるダウンリンク信号を受信してよい。受信器(RCVR)1326は、アンテナ1324から受信した信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、周波数ダウンコンバート及びデジタル化)し、サンプルを提供してよい。復調器(Demod)1316は、サンプルを処理(例えば、デスクランブル、チャネライズ及び復調)し、シンボル推定を提供してよい。デコーダ1318は、シンボル推定を更に処理(例えば、デインタリーブ及びデコード)し、デコードされたデータ及びシグナリングを提供してよい。ダウンリンクシグナリングは、圧縮モードに関する設定情報(例えば、伝送ギャップパターンシーケンス)、CPCモードに関する設定情報(イネーブルダウンリンク及びアップリンクサブフレーム)、CPCモード及び/または圧縮モードのイネーブル及び/または無効などを設定するためのHS-SCCH命令を包含するかもしれない。エンコーダ1312、変調器1314、復調器1316及びデコーダ1318は、モデムプロセッサ1310によって実装されてよい。これらのユニットは、システムによって使用される無線技術(例えば、W-CDMA、GSMなど)に従って処理を行ってよい。
[0055]
コントローラ/プロセッサ1330は、UE120における様々なユニットの動作を指図してよい。コントローラ/プロセッサ1330は、図9における処理900、図10における処理1000、図11における処理1100、及び/または、CPC及び/または圧縮モードにおける動作をサポートするためのその他の処理を実行してよい。コントローラ/プロセッサ1330は、図12における処理1200及び/またはアップリンク上での電力制御のためのその他の処理を実行してもよい。メモリ1332は、UE120のためのプログラムコード及びデータを保存してよい。
[0056]
図13はNode B110のブロック図も示しており、これは図1におけるNode Bの1つであってよい。Node B内では、送信器/受信器1318がUE120及びその他のUEとの無線通信をサポートしてよい。プロセッサ/コントローラ1340は、UEとの通信のための様々な機能を行ってよい。プロセッサ/コントローラ1340は、CPC及び/または圧縮モードにおいてUE120の動作をサポートするために、図9から12に示される各処理に関してNode B側の処理を行ってよい。メモリ1342は、Node B110のためのプログラムコード及びデータを保存してよい。
[0057]
技術分野における当業者は、情報及び信号は任意の様々な異なる技術及び手法を用いて表現され得ることを理解するだろう。例えば、上記説明の至る所で参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光場または粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって参照されてよい。
[0058]
当業者は、本願明細書における開示に関連して記述される様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組み合わせとして実装されてよいことを更に理解するだろう。このハードウェア及びコンピュータソフトウェアの互換性をはっきりと説明するために、様々な実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路及びステップは一般的にそれらの機能性の点から上述されてきた。そのような機能性がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、全体的なシステムに課される特定用途及び設計制約次第である。熟練の技術者(skilled artisan)は、記述された機能性を各々の特定用途のために様々な方法で実装するだろうが、そのような実装の決定は本開示の範囲からの脱却をもたらすこととして解釈されるべきでない。
[0059]
本願明細書における開示に関連して記述される様々な実例となる論理ブロック、モジュール及び回路は、本願明細書において記述される機能を行うよう設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、またはその他のプログラム可能な論理回路、個別のゲートまたはトランジスタロジック、個別のハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせと共に実装ないし実行されてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、別の方法ではプロセッサは任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であってよい。プロセッサは、例えばDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1または複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他のそのような構成などのコンピュータ・デバイスの組み合わせとして実装されてもよい。
[0060]
本願明細書における開示に関連して記述される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、または2つの組み合わせにおいて直接的に具体化されてよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROMまたは技術分野において知られている任意のその他の形式の記憶媒体に存在してよい。典型的な記憶媒体は、記憶媒体から情報を読み、記憶媒体に情報を書くことのできるようなプロセッサに連結される。別の方法では、記憶媒体はプロセッサと一体をなすかもしれない。プロセッサ及び記憶媒体は、ASIC内に存在してよい。ASICはユーザ端末内に存在してよい。別の方法では、プロセッサ及び記憶媒体は個別コンポーネントとしてユーザ端末内に存在してよい。
[0061]
1または複数の典型的な設計において、記述される機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組み合わせにおいて実装されてよい。ソフトウェアにおいて実装されるならば、機能はコンピュータ読み取り可能な媒体上の1または複数の命令またはコードとして保存または送信されてよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの移動を容易にする任意の媒体を含んだコンピュータ記憶媒体及び通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用又は特殊用途コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってよい。限定でなく、一例として、そのようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたはその他の磁気ストレージ機器、または、汎用または特殊用途コンピュータまたは汎用または特殊用途プロセッサによってアクセス可能な命令またはデータ構造の形式で所望のプログラムコード手段を搬送または保存するために使用可能な任意のその他の媒体を包含し得る。同様に、任意の接続は、適切に、コンピュータ読み取り可能なメディアと呼ばれる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたはその他の遠隔ソースから同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線(radio)及びマイクロウェーブなどの無線技術を用いて伝送されるならば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線及びマイクロウェーブなどの無線技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)及びディスク(disc)は、本願明細書において用いられるように、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスクを包含し、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生する一方、ディスク(disc)はデータをレーザで光学的に再生する。上記のものの組み合わせも、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0062]
本開示の先の説明は、技術分野における任意の当業者が本開示を行いまたは使用することを可能とするために提供される。本開示に対する様々な変更は技術分野における当業者にとって直ちに明らかとなるだろうし、本願明細書において定められる包括的な原理(generic principle)は本開示の範囲から逸脱することなくその他の変形例に適用されてよい。このように、本開示は本願明細書において記述される実例及び設計に限定されることを意図されておらず、本願明細書において開示される原理及び新規な特徴に調和した最も広い範囲と合致する。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明が付記される。
[1]無線通信のための装置において、ユーザ装置(UE)のための第1のモードに関するイネーブルサブフレームの割り当てを得て、前記UEのための第2のモードに関して前記イネーブルサブフレームの間の遊休時間に揃えられる伝送ギャップの割り当てを得る少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに連結されるメモリとを具備する装置。
[2]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記伝送ギャップとオーバラップしないイネーブルサブフレームの間にデータを交換し、前記伝送ギャップとオーバラップするイネーブルサブフレームの間はデータ交換をスキップする[1]記載の装置。
[3]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記伝送ギャップの間にセル測定を行う[1]記載の装置。
[4]各伝送ギャップは、連続したイネーブルサブフレームの間の遊休時間において開始する[1]記載の装置。
[5]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記イネーブルサブフレームに関する少なくとも1つの第1のパターンの割り当てを得て、前記伝送ギャップに関する少なくとも1つの第2のパターンを得て、各々の第2のパターンが各々の第1のパターンの持続時間の多数倍である[1]記載の装置。
[6]前記第1のモードはCPC(Continuous Packet Connectivity)モードであって、前記第2のモードはUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)における圧縮モードである[1]記載の装置。
[7]無線通信のための方法において、ユーザ装置(UE)のための第1のモードに関してイネーブルサブフレームの割り当てを得ることと、前記UEのための第2のモードに関して前記イネーブルサブフレームの間の遊休時間に揃えられる伝送ギャップの割り当てを得ることとを具備する方法。
[8]前記伝送ギャップとオーバラップしないイネーブルサブフレームの間にデータを交換することと、前記伝送ギャップとオーバラップするイネーブルサブフレームの間はデータ交換をスキップすることとを更に具備する[7]の方法。
[9]前記伝送ギャップの間にセル測定を行うことを更に具備する[7]記載の方法。
[10]無線通信のための装置において、ユーザ装置(UE)のための第1のモードに関してイネーブルサブフレームの割り当てを得るための手段と、前記UEのための第2のモードに関して前記イネーブルサブフレームの間の遊休時間に揃えられる伝送ギャップの割り当てを得るための手段とを具備する装置。
[11]前記伝送ギャップとオーバラップしないイネーブルサブフレームの間にデータを交換するための手段と、前記伝送ギャップとオーバラップするイネーブルサブフレームの間にデータ交換をスキップするための手段とを更に具備する[10]記載の装置。
[12]前記伝送ギャップの間にセル測定を行うための手段を更に具備する[10]記載の装置。
[13]コンピュータにユーザ装置(UE)のための第1のモードに関してイネーブルサブフレームの割り当てを得させるためのコードと、前記コンピュータに前記UEのための第2のモードに関して前記イネーブルサブフレームの間の遊休時間に揃えられる伝送ギャップの割り当てを得させるためのコードとを具備するコンピュータ読み取り可能な媒体を包含するコンピュータプログラム製品。
[14]無線通信のための装置において、ユーザ装置(UE)のための第1のモードに関してイネーブルサブフレームの割り当てを決定し、前記UEのための第2のモードに関して前記イネーブルサブフレームの間の遊休時間に揃えられる伝送ギャップを決定し、前記イネーブルサブフレームの割り当て及び前記伝送ギャップの割り当てを前記UEに送る少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに連結されるメモリとを具備する装置。
[15]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記伝送ギャップに関する少なくとも1つのパラメータの第1の組を、前記イネーブルサブフレームに関する少なくとも1つのパラメータの第2の組に基づいて決定する[14]記載の装置。
[16]無線通信のための装置において、ユーザ装置(UE)のためにイネーブルサブフレームを決定し、前記UEのためにスキップされるサブフレームを決定し、前記スキップされるサブフレームに対応しないイネーブルサブフレームの間にデータを交換し、前記スキップされるサブフレームの間はデータ交換をスキップする少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに連結されるメモリとを具備する装置。
[17]前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの第1のパターンに基づいて前記イネーブルサブフレームを決定し、第2のパターンに基づいて前記スキップされるサブフレームを決定する[16]記載の装置。
[18]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記イネーブルサブフレームの間にあって前記スキップされるサブフレームをカバーする延長された遊休時間の間にセル測定を行う[16]記載の装置。
[19]無線通信のための方法において、ユーザ装置(UE)のためにイネーブルサブフレームを決定することと、前記UEのためにスキップされるサブフレームを決定することと、前記スキップされるサブフレームに対応しないイネーブルサブフレームの間にデータを交換することと、前記スキップされるサブフレームの間はデータ交換をスキップすることとを具備する方法。
[20]前記イネーブルサブフレームの間にあって前記スキップされるサブフレームをカバーする延長された遊休時間の間にセル測定を行うことを更に具備する[19]記載の方法。
[21]無線通信のための装置において、ユーザ装置(UE)のための圧縮モードに関する設定を得て、前記圧縮モードをイネーブル及び無効にするために共有制御チャネル上で命令を受信することと、前記共有制御チャネル上で受信された命令によってイネーブルとされるときに前記圧縮モードに関する設定に基づいて動作する少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに連結されるメモリとを具備する装置。
[22]前記圧縮モードに関する設定は伝送ギャップを指示し、前記少なくとも1つのプロセッサは前記圧縮モードがイネーブルであれば前記伝送ギャップの間はデータ交換をスキップする[21]記載の装置。
[23]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記圧縮モードを無効にするための命令を受信し、前記圧縮モードを無効にするための命令の受信後にデータ伝送バーストを受信し、前記データ伝送バーストの受信後に前記圧縮モードをイネーブルにするための命令を受信する[21]記載の装置。
[24]無線通信のための方法において、ユーザ装置(UE)のための圧縮モードに関する設定を得ることと、前記圧縮モードをイネーブル及び無効とするために共有制御チャネル上で命令を受信することと、前記共有制御チャネル上で受信した命令によってイネーブルとされるときに前記圧縮モードに関する設定に基づいて動作することとを具備する方法。
[25]前記圧縮モードに関する設定は伝送ギャップを指示し、前記圧縮モードに関する設定に基づいて動作することは前記圧縮モードがイネーブルであれば前記伝送ギャップの間はデータ交換をスキップすることを包含する[24]記載の方法。
[26]前記共有制御チャネル上で命令を受信すること及び前記圧縮モードに関する設定に基づいて動作することは、前記圧縮モードを無効にするための命令を受信することと、前記圧縮モードを無効にするための命令の受信後にデータ伝送バーストを受信することと、前記データ伝送バーストの受信後に前記圧縮モードをイネーブルにするための命令を受信することとを包含する[24]記載の方法。
[27]無線通信のための装置において、第1の時間間隔において送られる第1の伝送のために使用される送信電力を決定し、前記第1の時間間隔から遊休期間だけ離れた第2の時間間隔における第2の伝送のための送信電力を前記第1の伝送のために使用された送信電力及び電力調整に基づいて決定する少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに連結されるメモリと、を具備する装置。
[28]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の伝送に関して第1の開ループ推定を得て、前記第2の伝送に関して第2の開ループ推定を得て、前記第1及び第2の開ループ推定に基づいて前記電力調整を決定する[27]記載の装置。
[29]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の時間間隔の最後に受信されたパイロット電力に基づいて前記第1の開ループ推定を得て、前記第2の時間間隔の最初に受信されたパイロット電力に基づいて前記第2の開ループ推定を得る[28]記載の装置。
[30]前記電力調整は、所定の正値である[27]記載の装置。
[31]前記電力調整は、前記第2の伝送の初期部分の間に増加する値である[27]記載の装置。
[32]前記遊休期間は、圧縮モードにおける伝送ギャップに対応する[27]記載の装置。
[33]前記第1及び第2の時間間隔はCPC(Continuous Packet Connectivity)モードにおける第1及び第2のイネーブルサブフレームに対応し、前記遊休期間は前記第1及び第2のイネーブルサブフレームの間の遊休時間に対応する[27]記載の装置。
[34]無線通信のための方法において、第1の時間間隔に送られる第1の伝送のために使用される送信電力を決定することと、前記第1の時間間隔から遊休期間だけ離れた第2の時間間隔における第2の伝送のための送信電力を前記第1の伝送のために使用された送信電力及び電力調整に基づいて決定することとを具備する方法。
[35]前記第1の伝送に関する第1の開ループ推定を得ることと、前記第2の伝送に関する第2の開ループ推定を得ることと、前記第1及び第2の開ループ推定に基づいて前記電力調整を決定することとを更に具備する[34]記載の方法。
[36]前記電力調整は、所定の正値である[34]記載の方法。
[37]前記電力調整は、前記第2の伝送の初期部分の間に増加する値である[34]記載の方法。
Claims
[1]
無線通信のための装置において、
第1の時間間隔において送られる第1の伝送のために使用される送信電力を決定し、前記第1の時間間隔から遊休期間だけ離れた第2の時間間隔における第2の伝送のための送信電力を前記第1の伝送のために使用された送信電力及び電力調整に基づいて決定する少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに連結されるメモリと、を具備
し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の伝送に関して第1の開ループ推定を得て、前記第2の伝送に関して第2の開ループ推定を得て、前記第1及び第2の開ループ推定に基づいて前記電力調整を決定する、
装置。
[2]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の時間間隔の最後に受信されたパイロット電力に基づいて前記第1の開ループ推定を得て、前記第2の時間間隔の最初に受信されたパイロット電力に基づいて前記第2の開ループ推定を得る請求項
1記載の装置。
[3]
前記電力調整は、所定の正値である請求項1記載の装置。
[4]
前記電力調整は、前記第2の伝送の初期部分の間に増加する値である請求項1記載の装置。
[5]
前記遊休期間は、圧縮モードにおける伝送ギャップに対応する請求項1記載の装置。
[6]
前記第1及び第2の時間間隔はCPC(Continuous Packet Connectivity)モードにおける第1及び第2のイネーブルサブフレームに対応し、前記遊休期間は前記第1及び第2のイネーブルサブフレームの間の遊休時間に対応する請求項1記載の装置。
[7]
無線通信のための方法において、
第1の時間間隔に送られる第1の伝送のために使用される送信電力を決定することと、
前記第1の時間間隔から遊休期間だけ離れた第2の時間間隔における第2の伝送のための送信電力を前記第1の伝送のために使用された送信電力及び電力調整に基づいて決定することと
を具備
し、
前記第2の伝送ための送信電力を前記決定すること
は、前記第1の伝送に関して第1の開ループ推定を得ることと、
前記第2の伝送に関して第2の開ループ推定を得ることと、
前記第1及び第2の開ループ推定に基づいて前記電力調整を決定する、
方法。
[8]
前記電力調整は、所定の正値である請求項
7記載の方法。
[9]
前記電力調整は、前記第2の伝送の初期部分の間に増加する値である請求項
7記載の方法。
Drawings