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1. JP1999507215 - アゴニスト活性を実質的にもたないC5a受容体アンタゴニストおよび製造方法

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[ JA ]
【特許請求の範囲】
(1)ヒトC5aのポリペプチド誘導体であって、実質的にはアゴニスト活性を呈しないC5a受容体アンタゴニストであり、N−末端としてグリシン残基を有する誘導体。
(2)グリシン残基が付加物形態である、請求項1記載の誘導体。
(3)グリシン残基がヒトC5aのN−末端アミノ酸残基Thrに対する置換基である、請求項1記載の誘導体。
(4)システイン残基を有し、少なくとも2個のアミノ酸残基によりC−末端が先端切除されている点で、ヒトC5aの対応するC−末端領域とは異なるC−末端領域を含む、請求項1記載の誘導体。
(5)C−末端としてシステイン残基を有する、請求項4記載の誘導体。
(6)システイン残基が付加物形態である、請求項4記載の誘導体。
(7)64〜72アミノ酸長である、請求項4記載の誘導体。
(8)68〜72アミノ酸長である、請求項7記載の誘導体。
(9)70〜72アミノ酸長である、請求項8記載の誘導体。
(10)71アミノ酸長である、請求項9記載の誘導体。
(11)C5a(1-71、Thr1Gly,Cys27Ser,Gln71Cys)である、請求項10記載の誘導体。
(12)C5a(1-71、Thr1Gly,Cys27Ser,His67Phe、Gln71Cys)である、請求項10記載の誘導体。
(13)ヒトC5aの第一および第二ポリペプチド誘導体を含む二量体であって、誘導体の各々が、実質的にはアゴニスト活性を呈しないC5a受容体アンタゴニストであって、C−末端システイン残基を有し、第一および第二誘導体のシステイン残基がジスルフィド結合により結合されており、ヒトC5aの第一および第二ポリペプチド誘導体は同一または異なり得、さらにヒトC5aの第一および第二ポリペプチド誘導体の少なくとも一方が請求項1記載のヒトC5aのポリペプチド誘導体である、二量体。
(14)第一および第二誘導体の各々のC−末端領域が、少なくとも2個のアミノ酸残基により先端切除されている点でヒトC5aの対応するC−末端領域とは異なる、請求項13記載の二量体。
(15)第一および第二誘導体の各々がヒトC5a誘導体C5a(1-71、Thr1Gly、Cys27Ser、Gln71Cys)である、請求項14記載の二量体。
(16)N−末端〜C−末端、融合相手、開裂可能なリンカーおよびそれに融合して、ヒトC5aのポリペプチド誘導体といった順序で構成される融合タンパク質であっで、ポリペプチド誘導体が実質的にはアゴニスト活性を呈しないC5a受容体アンタゴニストである、融合タンパク質。
(17)誘導体が、システイン残基を有し、少なくとも2個のアミノ酸残基によりC−末端が先端切除されている点でヒトC5aの対応するC−末端領域とは異なるC−末端領域を含む、請求項16記載の融合タンパク質。
(18)誘導体がC−末端としてシステイン残基を有する、請求項17記載の融合タンパク質。
(19)誘導体がN−末端としてグリシン残基を有する、請求項17記載の融合タンパク質。
(20)融合相手が、細胞における封入体の形成を指令し得るポリペプチドである、請求項16記載の融合タンパク質。
(21)細胞がエシェリヒア・コリ細胞である、請求項20記載の融合タンパク質。
(22)開裂可能なリンカーと共存する融合相手が、ヒトC5aのポリペプチド誘導体のアミノ酸長とほぼ同じのポリペプチドである、請求項20記載の融合タンパク質。
(23)融合相手がヒトIL−1βまたはその突然変異体のN−末端フラグメントを含む、請求項22記載の融合タンパク質。
(24)融合相手が、ヒトIL−1βまたはその突然変異体のアミノ酸残基1〜47およびヒトIL−1RAのアミノ酸残基52〜57により構成される、請求項23記載の融合タンパク質。
(25)融合相手が、ヒトIL−1βまたはその突然変異体のアミノ酸残基1〜47およびヒトIL−1RAのアミノ酸残基52〜54により構成される、請求項23記載の融合タンパク質。
(26)リンカーがヒドロキシルアミン開裂部位を含む、請求項16記載の融合タンパク質。
(27)リンカーが、N−末端〜C−末端、エンテロキナーゼプロテアーゼ開裂部位およびヒドロキシルアミン開裂部位といった順序で構成される、請求項26記載の融合タンパク質。
(28)N−末端〜C−末端、ヒトIL−1βまたはその突然変異体のアミノ酸残基1〜47、ヒトIL−1RAのアミノ酸残基52〜54、アミノ酸配列-Val-Asp-Asp-Asp-Asp-Lys-Asn-Gly-を含む開裂可能なリンカー、および請求項1記載のポリペプチド誘導体といった順序で構成され、上記リンカーのC−末端残基Glyがボリペプチド誘導体におけるヒトC5aのN−末端アミノ酸残基Thrに対する置換基である、請求項16記載の融合タンパク質。
(29)ポリペプチド誘導体が請求項7記載のものである、請求項28記載の融合タンパク質。
(30)ポリペプチド誘導体が請求項11記載のものである、請求項29記載の融合タンパク質。
(31)ポリペプチド誘導体が請求項12記載のものである、請求項29記載の融合タンパク質。
(32)請求項1記載のヒトC5aのポリペプチド誘導体をコード化するDNA分子。
(33)誘導体が請求項7記載のものである、請求項32記載のDNA分子。
(34)誘導体が請求項11記載のものである、請求項33記載のDNA分子。
(35)誘導体が請求項12記載のものである、請求項33記載のDNA分子。
(36)請求項16記載の融合タンパク質をコード化するDNA分子。
(37)融合タンパク質が請求項19記載のものである、請求項36記載のDNA分子。
(38)融合タンパク質が請求項24記載のものである、請求項37記載のDNA分子。
(39)融合タンパク質が請求項25記載のものである、請求項37記載のDNA分子。
(40)融合タンパク質が請求項28記載のものである、請求項37記載のDNA分子。
(41)請求項32記載のDNA分子に機能し得るように結合された所定の宿主において機能し得るプロモーターを含む、組換えDNA分子。
(42)請求項36記載のDNA分子に機能し得るように結合された所定の宿主において機能し得るプロモーターを含む、組換えDNA分子。
(43)請求項32記載の組換えDNA分子を含む、所定の宿主と適合し得る組換えプラスミド。
(44)請求項36記載の組換えDNA分子を含む、所定の宿主と適合し得る組換えプラスミド。
(45)請求項32記載の組換えDNA分子を含む、所定の宿主と適合し得る組換えベクター。
(46)請求項36記載の組換えDNA分子を含む、所定の宿主と適合し得る組換えベクター。
(47)請求項32記載の組換えDNA分子により安定して形質転換された組換え宿主。
(48)細菌、酵母、真菌、昆虫、哺乳類および植物細胞から成る群から選択される、請求項47記載の組換え宿主。
(49)エシェリヒア・コリである、請求項48記載の組換え宿主。
(50)請求項36記載の組換えDNA分子により安定して形質転換された組換え宿主。
(51)細菌、酵母、真菌、昆虫、哺乳類および植物細胞から成る群から選択される、請求項50記載の組換え宿主。
(52)エシェリヒア・コリである、請求項51記載の組換え宿主。
(53)請求項1記載のヒトC5aの生物活性ポリペプチド誘導体の製造方法であって、
(1) DNA分子の発現誘発に適した条件下ポリペプチド誘導体をコード化するDNA分子により安定して形質転換されたエシェリヒア・コリ細胞を培養し、
(2) 上記要領で培養された細胞を変性および可溶化剤と接触させて、上記ポリペプチド誘導体の変性形態を製造し、そして
(3) 上記要領で変性したポリペプチド誘導体を、適当な条件下で少なくとも約100:1の還元剤対酸化剤モル重量比で還元剤および酸化剤を含む溶液と混合することにより、ポリペプチド誘導体の生物活性形態を製造するという段階を含む方法。
(54)DNA分子がポリペプチド誘導体の融合タンパク質形態をコード化する、請求項53記載の方法。
(55)さらに混合段階前に上記要領で発現された融合タンパク質を開裂する段階を含む、請求項54記載の方法。
(56)DNA分子がヒトC5aのポリペプチド誘導体をコード化し、それが64〜72アミノ酸残基長である、請求項54記載の方法。
(57)ポリペプチド誘導体がC5a(1-71、Thr1Gly、Cys27Ser、Gln71Cys)である、請求項56記載の方法。
(58)ポリペプチド誘導体がC5a(1-71、Thr1Gly、Cys27Ser、His67Phe、Gln71Cys)である、請求項58記載の方法。
(59)ヒトC5aの生物活性ポリペプチド誘導体の製造方法であって、誘導体が実質的にはアゴニスト活性を呈しないC5a受容体アンタゴニストであり、
(1) 融合タンパク質形態のポリペプチド誘導体をコード化する組換えDNA分子により安定して形質転換された宿主細胞を培養し、ただし、この培養は、封入体形態の融合タンパク質の発現誘発に適した条件下で行われるものとし、
(2) 上記要領で培養された宿主細胞からの融合タンパク質を含む封入体を単離し、
(3) 上記要領で単離された封入体を変性および可溶化剤と接触させて、融合タンパク質の変性形態を製造し、
(4) 上記要領で単離された融合タンパク質を開裂することにより、ヒトC5aのポリペプチド誘導体が得られ、そして
(5) 上記要領で開裂された融合タンパク質を、適当な条件下還元剤対酸化剤のモル比が重量にして少なくとも約100:1である還元剤および酸化剤を含む溶液と混合することにより、ポリペプチド誘導体の生物活性形態が製造されるという段階(ただし、段階3および4は同時または連続して行われる)を含む方法。
(60)混合が約6.5〜約7.5のpHで行われる、請求項59記載の方法。
(61)混合が約1/2時間〜約4時間の期間行われる、請求項59記載の方法。
(62)酸化還元対が還元グルタチオン/酸化グルタチオンである、請求項59記載の方法。
(63)宿主細胞がエシェリヒア・コリである、請求項59記載の方法。
(64)組換えDNA分子が請求項16記載の融合タンパク質をコード化する、請求項59記載の方法。
(65)組換えDNA分子が請求項19記載の融合タンパク質をコード化する、請求項64記載の方法。
(66)組換えDNA分子が請求項22記載の融合タンパク質をコード化する、請求項65記載の方法。
(67)組換えDNA分子が請求項23記載の融合タンパク質をコード化する、請求項66記載の方法。
(68)組換えDNA分子が請求項24記載の融合タンパク質をコード化する、請求項67記載の方法。
(69)組換えDNA分子が請求項25記載の融合タンパク質をコード化する、請求項67記載の方法。
(70)組換えDNA分子が請求項28記載の融合タンパク質をコード化する、請求項59記載の方法。
(71)組換えDNA分子が請求項29記載の融合タンパク質をコード化する、請求項70記載の方法。
(72)組換えDNA分子が請求項30記載の融合タンパク質をコード化する、請求項71記載の方法。
(73)組換えDNA分子が請求項31記載の融合タンパク質をコード化する、請求項71載の方法。
(74)請求項1記載のポリペプチド誘導体または請求項13記載の二量体に特異的な抗体であって、実質的にヒトC5aとの交差反応性を呈しない抗体。
(75)抗体がポリクローナルである、請求項74記載の抗体。
(76)抗体がモノクローナルである、請求項74記載の抗体。
(77)請求項11記載の誘導体に特異的である、請求項74記載の抗体。
(78)請求項14記載の二量体に特異的である、請求項74記載の抗体。
(79)請求項15記載の二量体に特異的である、請求項78記載の抗体。
(80)ヒトを含む哺乳類におけるC5a仲介疾患または炎症状態の処置に有用な医薬組成物であって、請求項1記載のヒトC5aのポリペプチド誘導体または請求項13記載の二量体の治療有効量、および所望により医薬的に許容し得る担体を含む医薬組成物。
(81)誘導体が請求項11記載のものであるか、または二量体が請求項15記載のものである、請求項80記載の医薬組成物。
(82)請求項1記載のヒトC5aのポリペプチド誘導体のインビボ活性を調節するのに有用な医薬組成物であって、誘導体の活性を調節するのに有効な量の請求項74記載の抗体、および所望により医薬的に許容し得る担体を含む医薬組成物。
(83)抗体の量が誘導体のインビボ活性を実質的に中和するのに有効なものである、請求項82記載の医薬組成物。
(84)哺乳類におけるC5a仲介疾患または炎症状態の処置方法であって、処置を必要とするヒトを含む哺乳類に請求項80記載の医薬組成物を投与する段階を含む方法。
(85)ヒトを含む哺乳類におけるC5a伝達性炎症を低減化する方法であって、炎症の低減化に十分な補体活性化−誘発または悪化事象に対し一度に上記哺乳類に請求項80記載の医薬組成物を投与する段階を含む方法。
(86)調節を必要とする対象において、請求項1記載のポリペプチド誘導体または請求項13記載の二量体の活性を調節する方法であって、請求項82記載の医薬組成物を対象に投与する段階を含む方法。
(87)中和を必要とする対象において、請求項1記載のポリペプチド誘導体または請求項13記載の二量体の活性を中和する方法であって、請求項83記載の医薬組成物を対象に投与する段階を含む方法。
(88)対象における請求項1記載のポリペプチド誘導体の測定に関する定性的または定量的検定法であって、
(1) 対象から組織または液体試料を採取し、そして
(2) 抗体および誘導体間に検出可能な免疫複合体を形成(ただし、免疫複合体の形成は対象における誘導体の存在の指標である)させるのに十分な条件下で試料を請求項74記載の抗体と接触させる、という段階を含む検定法。
(89)さらに対象において誘導体を定量する段階を含む、請求項88記載の検定法。
(90)ヒトを含む哺乳類の治療的処置で使用される請求項1記載のポリペプチド誘導体または請求項13記載の二量体。
(91)ヒトを含む哺乳類におけるC5a仲介疾患または炎症状態処置用の医薬組成物を製造するための請求項1記載のポリペプチド誘導体または請求項13記載の二量体の用途。