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1. (JP2017508482) 超音波外科用器具の構成要素を共に結合する方法及び機構
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Description

Title of Invention 超音波外科用器具の構成要素を共に結合する方法及び機構 US 14/087,352 20131122 20190417 A61B 17/00−17/94 特表2000−506430(JP,A) 特表2009−514566(JP,A) 米国特許出願公開第2013/0096470(US,A1) 特表平06−507791(JP,A) 特開2008−246212(JP,A) 米国特許出願公開第2014/0107684(US,A1) 特表2010−515558(JP,A) US2014065630 20141114 WO2015077139 20150528 2017508482 20170330 20171114 槻木澤 昌司

Technical Field

0001   0002   0003   0004   0005   0006  

Brief Description of Drawings

0007   0008  

Description of Embodiments

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097  

Claims

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

Drawings

1   2A   2B   2C   2D   2E   2F   3A   3B   3C   4   5   6   7   8A   8B   8C   8D   8E   8F   8G   9   10   11A   11B   11C   12   13   14A   14B   14C   14D   14E   14F   14G   15   16   17A   17B   17C   18   19   20   21   22A   22B   22C   23   24A   24B   24C   25   26   27A   27B   27C   28   29   30   31   32   33A   33B   33C   33D   33E   34   35   36   37    

Description

超音波外科用器具の構成要素を共に結合する方法及び機構

US 14/087,352 20131122 20190417 A61B 17/00−17/94 patcit 1 : 特表2000−506430(JP,A)
patcit 2 : 特表2009−514566(JP,A)
patcit 3 : 米国特許出願公開第2013/0096470(US,A1)
patcit 4 : 特表平06−507791(JP,A)
patcit 5 : 特開2008−246212(JP,A)
patcit 6 : 米国特許出願公開第2014/0107684(US,A1)
patcit 7 : 特表2010−515558(JP,A)
US2014065630 20141114 WO2015077139 20150528 2017508482 20170330 20171114 槻木澤 昌司

Technical Field

[0001]
様々な外科用器具としては、組織を(例えば、組織細胞内のタンパク質を変性させることによって)切断及び/又は封着する、超音波周波で振動するブレード要素を有するエンドエフェクタが挙げられる。これらの器具は、電力を超音波振動に変換する圧電素子を含み、それらの振動は音響導波管に沿ってブレード要素に伝達される。切断及び凝固の精度は、外科医の技術、並びに電力レベル、ブレードの刃、組織牽引、及びブレード圧力の調節によって制御されることがある。
[0002]
超音波外科用器具の例としては、HARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及びHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesが挙げられ、これらは全て、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati, Ohio)所在のエチコンエンドサージェリー(Ethicon Endo-Surgery, Inc.)製である。かかるデバイス及び関連する概念の更なる例が、その開示を参照により本明細書に組み込む、1994年6月21日発行の「Clamp Coagulator/Cutting System for Ultrasonic Surgical Instruments」という名称の米国特許第5,322,055号;その開示を参照により本明細書に組み込む、1999年2月23日発行の「Ultrasonic Clamp Coagulator Apparatus Having Improved Clamp Mechanism」という名称の米国特許第5,873,873号;その開示を参照により本明細書に組み込む、1997年10月10日出願の「Ultrasonic Clamp Coagulator Apparatus Having Improved Clamp Arm Pivot Mount」という名称の米国特許第5,980,510号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2001年12月4日発行の「Blades with Functional Balance Asymmetries for use with Ultrasonic Surgical Instruments」という名称の米国特許第6,325,811号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2004年8月10日発行の「Blades with Functional Balance Asymmetries for Use with Ultrasonic Surgical Instruments」という名称の米国特許第6,773,444号;並びに、その開示を参照により本明細書に組み込む、2004年8月31日発行の「Robotic Surgical Tool with Ultrasound Cauterizing and Cutting Instrument」という名称の米国特許第6,783,524号に開示されている。
[0003]
超音波外科用器具の更なる別の例が、その開示を参照により本明細書に組み込む、2006年4月13日公開の「Tissue Pad for Use with an Ultrasonic Surgical Instrument」という名称の米国出願公開第2006/0079874号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2007年8月16日公開の「Ultrasonic Device for Cutting and Coagulating」という名称の米国出願公開第2007/0191713号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2007年12月6日公開の「Ultrasonic Waveguide and Blade」という名称の米国出願公開第2007/0282333号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2008年8月21日公開の「Ultrasonic Device for Cutting and Coagulating」という名称の米国出願公開第2008/0200940号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2009年4月23日公開の「Ergonomic Surgical Instruments」という名称の米国出願公開第2009/0105750号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2010年3月18日公開の「Ultrasonic Device for Fingertip Control」という名称の米国出願公開第2010/0069940号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2011年1月20日公開の「Rotating Transducer Mount for Ultrasonic Surgical Instruments」という名称の米国出願公開第2011/0015660号;並びに、その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年2月2日公開の「Ultrasonic Surgical Instrument Blades」という名称の米国出願公開第2012/0029546号に開示されている。
[0004]
一部の超音波外科用器具は、コードレストランスデューサを含んでもよく、かかるトランスデューサが、その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年5月10日公開の「Recharge System for Medical Devices」という名称の米国出願公開第2012/0112687号;その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年5月10日公開の「Surgical Instrument with Charging Devices」という名称の米国出願公開第2012/0116265号;及び/又は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2010年11月5日出願の「Energy−Based Surgical Instruments」という名称の米国特許出願第61/410,603号に開示されている。
[0005]
それに加えて、一部の超音波外科用器具は、関節運動するシャフト区画を含むことがある。かかる超音波外科用器具の例が、その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年6月29日出願の「Surgical Instruments with Articulating Shafts」という名称の米国特許出願第13/538,588号;及び、その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年10月22日出願の「Flexible Harmonic Waveguides/Blades for Surgical Instruments」という名称の米国特許出願第13/657,553号に開示されている。
[0006]
いくつかの外科用器具及びシステムが作成され使用されてきたが、本発明者らよりも以前に、添付の特許請求の範囲に記載する本発明を作成又は使用したものは存在しなかったと考えられる。

Brief Description of Drawings

[0007]
本明細書は本技術を具体的に指摘しかつ明確にその権利を請求する特許請求の範囲によって完結するが、本技術は、以下の特定の例の説明を添付図面と併せ読むことでより良く理解されるものと考えられ、図面中、同様の参照符号は同じ要素を特定する。
[fig. 1] 例示的な外科用器具を示す斜視図である。
[fig. 2A] 分解された状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 2B] 第1の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 2C] 第2の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 2D] 第3の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 2E] 第4の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 2F] 第5の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 3A] 第1の部分的に分解された状態の器具を示す、図1の器具の斜視図である。
[fig. 3B] 第2の部分的に分解された状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 3C] 第3の部分的に分解された状態の器具を示す、図1の器具の分解斜視図である。
[fig. 4] 図1の器具のトルクレンチの遠位端を示す側面図である。
[fig. 5] 図1の器具のブレードキャップを示す側面図である。
[fig. 6] 図5のキャップを係合するように位置決めされた、図4のトルクレンチの遠位端を示す斜視図である。
[fig. 7] 別の例示的な代替の外科用器具を示す斜視図である。
[fig. 8A] 分解された状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 8B] 第1の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 8C] 第8の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 8D] 第3の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 8E] 第4の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 8F] 第5の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 8G] 組み立てられた状態の器具を示す、図7の器具の分解斜視図である。
[fig. 9] 図7の器具を示す部分断面図である。
[fig. 10] 図7の器具のシース及びラチェット機構を示す詳細斜視図である。
[fig. 11A] シースが第1の回転位置にある、図7の器具のシース及びラチェット機構を示す断面図である。
[fig. 11B] シースが第2の回転位置にある、図7の器具のシース及びラチェット機構を示す断面図である。
[fig. 11C] シースが第3の回転位置にある、図7の器具のシース及びラチェット機構を示す断面図である。
[fig. 12] 図7の器具のコネクタを示す斜視図である。
[fig. 13] 図7の器具のシース、ラチェット機構、及びコネクタを使用する、更に別の例示的な代替の外科用器具を示す斜視図である。
[fig. 14A] 分解された状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 14B] 第1の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 14C] 第14の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 14D] 第3の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 14E] 第4の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 14F] 第5の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 14G] 組み立てられた状態の器具を示す、図13の器具の分解斜視図である。
[fig. 15] 図13の器具の囲い板半片を示す斜視図である。
[fig. 16] 図13の器具の保定部材を示す斜視図である。
[fig. 17A] シャフトアセンブリの囲い板半片が遠位位置にあり、シャフトアセンブリの導波管が遠位位置にある、図13の器具を示す部分断面図である。
[fig. 17B] シャフトアセンブリの囲い板半片が遠位位置にあり、シャフトアセンブリの導波管が近位位置にある、図13の器具を示す部分断面図である。
[fig. 17C] シャフトアセンブリの囲い板半片が近位位置にあり、シャフトアセンブリの導波管が近位位置にある、図13の器具を示す部分断面図である。
[fig. 18] 更に別の例示的な代替の外科用器具を示す斜視図である。
[fig. 19] 図18の器具の例示的なシースアセンブリを示す斜視図である。
[fig. 20] シースアセンブリの一部分を省略した、図18の器具を示す部分斜視図である。
[fig. 21] 図19のシースアセンブリを示す分解斜視図である。
[fig. 22A] 内径側部材が第1の回転位置にある、図18の器具のラチェットアセンブリを示す断面図である。
[fig. 22B] 内径側部材が第2の回転位置にある、図18の器具のラチェットアセンブリを示す断面図である。
[fig. 22C] 内径側部材が第3の回転位置にある、図18の器具のラチェットアセンブリを示す断面図である。
[fig. 23] 更に別の例示的な代替の外科用器具を示す斜視図である。
[fig. 24A] 分解された状態の器具を示す、図23の器具の分解斜視図である。
[fig. 24B] 部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図23の器具の斜視図である。
[fig. 24C] 組み立てられた状態の器具を示す、図23の器具の斜視図である。
[fig. 25] 図23の器具を示す部分断面図である。
[fig. 26] 図23の器具の囲い板アセンブリを示す斜視図である。
[fig. 27A] 内径側部材が第1の回転位置にある、図23の器具のラチェットアセンブリを示す断面図である。
[fig. 27B] 内径側部材が第2の回転位置へと回転している、図27Aのラチェットアセンブリを示す断面図である。
[fig. 27C] 内径側部材が第3の回転位置へと回転している、図27Aのラチェットアセンブリを示す断面図である。
[fig. 28] 図27Aのラチェットアセンブリを使用する更に別の例示的な代替の器具の例示的なシャフトアセンブリを示す分解斜視図である。
[fig. 29] 図2Aのトランスデューサと結合された図28のシャフトアセンブリを示す斜視図である。
[fig. 30] 28の器具を示す部分断面図である。
[fig. 31] 図28の器具の囲い板アセンブリを示す斜視図である。
[fig. 32] 更に別の例示的な代替の外科用器具を示す斜視図である。
[fig. 33A] 分解された状態の器具を示す、図32の器具の分解斜視図である。
[fig. 33B] 第1の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図32の器具の分解斜視図である。
[fig. 33C] 第2の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図32の器具の分解斜視図である。
[fig. 33D] 第3の部分的に組み立てられた状態の器具を示す、図32の器具の分解斜視図である。
[fig. 33E] 組み立てられた状態の器具を示す、図32の器具の斜視図である。
[fig. 34] 図32の器具の囲い板の断面を示す斜視図である。
[fig. 35] 図32の器具のシースを示す斜視図である。
[fig. 36] 図32の器具を示す部分横断面図である。
[fig. 37] 図36の線37−37に沿って取った図32の器具を示す断面端面図である。
[0008]
図面は、いかなる意味においても限定的であることを意図するものではなく、図面に必ずしも示されていないものを含め、本技術の様々な実施形態を他の様々な形で実施してもよいことが想到される。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を成す添付図面は、本技術のいくつかの態様を例証し、その説明と併せて本技術の原理を説明するのに役立つものであるが、本技術は図示される厳密な配置に限定されないことが理解される。

Description of Embodiments

[0009]
本技術の特定の実施例に関する以下の記載は、本発明の範囲を限定するために使用されるべきものではない。本技術の他の実施例、特徴、態様、実施形態、及び利点は、例証として、本技術を実施するために想到される最良の形態の1つである以下の記載から、当業者には明白となるであろう。理解されるように、本明細書に記載される本技術は、全て本技術から逸脱することなく、他の種々の明白な態様が可能である。したがって、図面及び説明は、制限的なものではなく、本質的に例証と見なすべきである。
[0010]
更に理解されることとして、本明細書に記載される教示、表現、実施形態、実施例などのうち任意の1つ又は2つ以上が、本明細書に記載される他の教示、表現、実施形態、実施例などのうち任意の1つ又は2つ以上と組み合わされてもよい。したがって、以下に記載する教示、表現、実施形態、実施例などは、互いに対して独立して考慮されるべきではない。本明細書の教示に照らして、本明細書の教示を組み合わせることができる様々な好適な方法が、当業者には容易に明白となるであろう。かかる修正及び変形は特許請求の範囲内に含まれるものとする。
[0011]
本開示の明瞭さのため、「近位」及び「遠位」という用語は、人間又はロボットである外科用器具のオペレーターに関して、本明細書において定義される。「近位」という用語は、人間又はロボットである外科用器具のオペレーターの方により近く、かつ外科用器具の外科用エンドエフェクタから離れている要素の位置を指す。「遠位」という用語は、外科用器具の外科用エンドエフェクタの方により近く、かつ人間又はロボットである外科用器具のオペレーターから離れている位置を指す。
[0012]
I.例示の超音波外科用器具
図1〜図6は、例示的な超音波外科器具(10)を示す。器具(10)の少なくとも一部は、米国特許第5,322,055号;米国特許第5,873,873号;米国特許第5,980,510号;米国特許第6,325,811号;米国特許第6,773,444号;米国特許第6,783,524号;米国出願公開第2006/0079874号;米国出願公開第2007/0191713号;米国出願公開第2007/0282333号;米国出願公開第2008/0200940号;米国出願公開第2009/0105750号;米国出願公開第2010/0069940号;米国出願公開第2011/0015660号;米国出願公開第2012/0112687号;米国出願公開第2012/0116265号;米国特許出願第13/538,588号;米国特許出願第13/657,553号;米国特許出願第61/410,603号;及び/又は米国特許出願第14/028,717号の教示の少なくとも一部にしたがって構築され操作可能であってもよい。上述の特許、公開公報、及び出願それぞれの開示を、参照により本明細書に組み込む。それらに記載されるように、また以下により詳細に記載するように、器具(10)は、組織の切断と組織(例えば、血管など)の封着又は溶接とを実質的に同時に行うように操作可能である。また、器具(10)は、HARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及び/又はHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesとの様々な構造的及び機能的な類似点を有することがあることを理解されたい。更に、器具(10)は、本明細書で引用すると共に参照により本明細書に組み込む、他の参考文献のいずれかに教示されるデバイスとの様々な構造的及び機能的な類似点を有することがある。
[0013]
本明細書で引用する参考文献、HARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及び/又はHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesの教示と、器具(10)に関する以下の教示との間にある程度の重複が存在する範囲で、本明細書における記載のいずれかを従来技術と認められるものと見なす意図はない。本明細書のいくつかの教示は、事実上、本明細書で引用する参考文献並びにHARMONIC ACE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC WAVE(登録商標)Ultrasonic Shears、HARMONIC FOCUS(登録商標)Ultrasonic Shears、及び/又はHARMONIC SYNERGY(登録商標)Ultrasonic Bladesの教示の範囲を超えるであろう。
[0014]
本実施例の器具(10)は、トランスデューサアセンブリ(100)と、音響導波管(20)と、囲い板(30)とを備える。導波管(20)の近位端はねじ付きボア(22)を含む。導波管(20)の遠位端は超音波ブレード(24)を含む。本実施例の超音波ブレード(24)は、スコップ状の形状を有する。超音波ブレード(24)は、湾曲したブレード(例えば、エチコンエンドサージェリー(Ethicon Endo-Surgery, Inc.)の製品コードSNGCB)、フックブレード(例えば、エチコンエンドサージェリーの製品コードSNGHK)、組み合わせフックブレード(例えば、エチコンエンドサージェリーの製品コードSNGHK2)を含んでもよいことを理解されたい。更に別の単なる例示的な例では、ブレード(24)は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年12月7日出願の「Ultrasonic Surgical Blade」という名称の米国仮特許出願第61/734,636号;及び/又はその開示を参照により本明細書に組み込む、2011年11月15日発行の「Ultrasonic Surgical Instrument Blades」という名称の米国特許第8,057,498号の教示の少なくとも一部にしたがって構築されてもよい。ブレード(24)に使用されてもよい他の好適な構成は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0015]
より詳細に後述するように、導波管(20)は、超音波振動をトランスデューサアセンブリ(100)から超音波ブレード(24)に伝達し、それによって組織を切断及び/又は封着するように構成される。囲い板(30)の近位端は、トランスデューサアセンブリ(100)の遠位端とねじ込み結合する。囲い板(30)は、囲い板(30)を近位端から遠位端まで完全に貫通する内部ボア(32)を画成することによって、近位側開口部及び遠位側開口部を画成する。導波管(20)は、導波管(20)が囲い板(30)の近位側開口部を介してトランスデューサアセンブリ(100)とねじ込み結合されてもよいようにして、囲い板(30)の内部ボア(32)内に配設される。超音波ブレード(24)を含む導波管(20)の遠位部分は、囲い板(30)の遠位側開口部を介して囲い板(30)の遠位端から遠位方向に突出する。
[0016]
本実施例のトランスデューサアセンブリ(100)は、ケーブル(14)を介して発生器(16)に結合されるが、トランスデューサアセンブリ(100)の代わりにコードレストランスデューサであってもよいことを理解されたい。図2Aで最も良く分かるように、トランスデューサアセンブリ(100)は、ハウジング(110)と、第1の導電性リング(102)と、第2の導電性リング(104)と、ホーン(120)とを備える。より詳細に後述するように、ホーン(120)は、そこから遠位方向に延在するねじ付きスタッド(122)を備え、それによってホーン(120)は、導波管(20)の近位端に形成されるねじ付きボア(22)と結合するように構成される。いくつかの変形では、第1の導電性リング(102)は、ハウジング(110)とホーン(120)との間に配設されるリング部材を備える。第1の導電性リング(102)は、トランスデューサアセンブリ(100)のキャビティ(108)内に形成されるので、第1の導電性リング(102)は、第2の導電性リング(104)及びトランスデューサ(100)の他の導電性構成要素から電気的に絶縁される。第1の導電性リング(102)は、ハウジング(110)から遠位方向に延在する非導電性プラットフォーム上に位置する。第1の導電性リング(102)は、ハウジング(110)内の1つ又は2つ以上の電線又は導電性エッチング(図示なし)によって、図1に示されるケーブル(14)に電気的に結合される。
[0017]
トランスデューサ(100)の第2の導電性リング(104)は、同様に、ハウジング(110)とホーン(120)との間に配設されるリング部材を備える。特に、第2の導電性リング(104)は、第1の導電性リング(102)とホーン(120)との間に配設される。図2Aに示されるように、第1及び第2の導電性リング(102、104)は、長手方向に互いからオフセットされた同心の部材であり、導電性リング(102)はまた、導電性リング(102、104)が共有する中心軸からより長い径方向距離に位置決めされる。第2の導電性リング(104)は、同様に、第1の導電性リング(102)及びトランスデューサアセンブリ(100)の他の導電性構成要素から電気的に絶縁される。第1の導電性リング(102)と同様に、第2の導電性リング(104)は、非導電性プラットフォームから遠位方向に延在する。座金状スペーサ(112)は、この実施例では、第2の導電性リング(102)とホーン(120)との間に差し挟まれる。1つ又は2つ以上の追加の座金状スペーサ(112)が、第1及び第2の導電性リング(102、104)の間、又はリング(102、104)とトランスデューサアセンブリ(100)の他の構成要素との間に配設されてもよいことを理解されたい。第2の導電性リング(104)もまた、ハウジング(110)内の1つ又は2つ以上の電線又は導電性エッチング(図示なし)によって、図1に示されるケーブル(14)に電気的に結合される。単なる例として、トランスデューサアセンブリ(100)は、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati, Ohio)所在のエチコンエンドサージェリー(Ethicon Endo-Surgery, Inc.)による型番HP054のトランスデューサアセンブリにしたがって構築され操作可能であってもよい。
[0018]
上記に考察したように、トランスデューサアセンブリ(10)の遠位端は、ホーン(120)のねじ付きスタッド(122)を介して、導波管(20)の近位端に形成されるねじ付きボア(22)とねじ込み結合する。トランスデューサアセンブリ(100)の遠位端はまた、第1及び第2の導電性リング(102、104)を介して1つ又は2つ以上の電気接続(図示なし)とインターフェース接続し、トランスデューサアセンブリ(100)を器具(10)のボタン(図示なし)に電気的に結合して、外科用器具(10)の使用中にトランスデューサアセンブリ(100)を起動させるための指起動式の制御部をユーザーに提供する。オペレーターは、超音波ブレード(24)を起動させるため、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させるボタンを起動させてもよい。器具(10)は、1つは低電力で超音波ブレード(24)を起動させ、別の1つは高電力で超音波ブレード(24)を起動させる、一対のボタンを備えてもよい。当然ながら、他の任意の好適な数のボタン及び/又は別の方法で選択可能な電力レベルが提供されてもよい。ボタンは、オペレーターが片手で器具(10)を容易に十分に操作できるように位置決めされてもよい。更に、手動式のボタンは、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に作動させるのに使用されてもよい、フットペダルアセンブリによって補足されるか又はそれと置換されてもよい。トランスデューサアセンブリ(100)の更に他の好適な構成、及びトランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させるのに使用されてもよい特徴は、本明細書の教示を考慮して、当業者には明白となるであろう。例えば、第1及び第2の導電性リング(102、104)は、トランスデューサアセンブリ(100)の遠位端から省略されてもよく、ボタンに対するトランスデューサアセンブリ(100)の電気的結合は、トランスデューサアセンブリ(100)の近位端にある導体、トランスデューサアセンブリ(100)のハウジング(110)の側面に沿って位置する導体、ケーブル(14)から直接、並びに/あるいは本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう他の任意の構造及び構成など、代替的な特徴によって達成されてもよい。
[0019]
トランスデューサアセンブリ(100)はハウジング(110)内の圧電スタック(図示なし)を含む。本実施例のトランスデューサアセンブリ(100)を起動させると、電界が圧電スタック内に作られて、圧電スタック及びホーン(120)がハウジング(110)内でそれに対して発振する。装着フランジ(図示なし)は、ホーン(120)をハウジング(110)に結合し、それによって圧電スタックをハウジング(110)内で構造的に支持するのに使用される。装着フランジは、圧電スタックからホーン(120)に伝達される共振超音波振動と関連付けられてノードに配置されてもよい。トランスデューサアセンブリ(100)は、超音波周波数(55.5kHzなど)で機械エネルギーを、即ち振動を作り出すように操作可能である。トランスデューサアセンブリ(100)がホーン(120)を介して導波管(20)に結合される場合、これらの機械的発振は、導波管(20)を介して超音波ブレード(24)に伝達される。本実施例では、導波管(20)に結合されている超音波ブレード(24)は、超音波周波数で発振する。したがって、超音波ブレード(24)が組織に接触すると、超音波ブレード(24)の超音波発振が組織を切断及び/又は封着してもよい。また、組織を焼灼するため、超音波ブレード(24)を通して電流が提供されてもよい。例えば、単極又は双極RFエネルギーが超音波ブレード(24)を通して提供されてもよい。トランスデューサアセンブリ(100)のいくつかの構成について記載してきたが、トランスデューサアセンブリ(100)の更なる他の好適な構成が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0020]
上記に考察したように、トランスデューサアセンブリ(100)は、ケーブル(14)を介して発生器(16)と結合される。トランスデューサアセンブリ(100)は、発生器(16)から電力を受け取り、圧電原理によってその電力を超音波振動に変換する。発生器(16)は、電源と、トランスデューサアセンブリ(100)による超音波振動の生成に特に適した、電力プロファイルをトランスデューサアセンブリ(100)に提供するように構成されている制御モジュールとを含んでもよい。単なる例として、発生器(16)は、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati, Ohio)所在のエチコンエンドサージェリー(Ethicon Endo-Surgery, Inc.)が販売するGEN 300を含んでもよい。それに加えて、又はその代わりに、発生器(16)は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2011年4月14日公開の「Surgical Generator for Ultrasonic and Electrosurgical Devices」という名称の米国出願公開第2011/0087212号の教示の少なくとも一部にしたがって構築されてもよい。また、発生器(16)の機能の少なくとも一部は器具(100)に統合されてもよく、器具(10)は更には電池又は他の内蔵電源を含んで、ケーブル(14)が省略されてもよいことを理解されたい。発生器(16)がとり得る更なる他の好適な形態、並びに発生器(16)が提供し得る様々な特徴及び動作性は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0021]
トランスデューサアセンブリ(100)によって生成される超音波振動は、囲い板(30)を通って延在して超音波ブレード(24)に達する、音響導波管(20)に沿って伝達される。上述したように、超音波ブレード(24)が起動状態にある(即ち、超音波振動している)とき、超音波ブレード(24)は、組織を効率的に切り開いて封着するように操作可能である。導波管(20)は、導波管(20)を通して伝送される機械的振動を増幅するように構成されてもよいことを理解されたい。更に、導波管(20)は、導波管(20)に沿った長手方向振動の利得を制御するように操作可能な機構、及び/又は導波管(20)をシステムの共振周波数に同調させる機構を含んでもよい。
[0022]
本実施例では、組織による負荷が音響アセンブリに加えられていないとき、音響アセンブリを好ましい共振周波数f に同調させるために、超音波ブレード(24)の遠位端は、導波管(20)を通して伝達される共振超音波振動と関連付けられるアンチノードに対応する位置に配置される。トランスデューサアセンブリ(100)が通電されると、超音波ブレード(24)の遠位端は、例えば55.5kHzの所定の振動周波数f において、約10〜500マイクロメートルの範囲の最大振幅、場合によっては約20〜約200マイクロメートルの範囲内において、長手方向に移動するように構成される。本実施例のトランスデューサアセンブリ(100)を起動させると、これらの機械的発振が導波管(20)を通して伝送されて超音波ブレード(24)に達し、それによって共振超音波周波数での超音波ブレード(24)の発振が提供される。このように、組織に超音波ブレード(24)が接触すると、超音波ブレード(24)の超音波発振は、組織を切断すると同時に隣接した組織細胞内のタンパク質を変性させ、それによって比較的少量の熱分散を伴う凝固効果が提供されてもよい。いくつかの変形では、電流(例えば、RF範囲内)も超音波ブレード(24)を通して提供されて、組織を更に封着してもよい。音響伝送アセンブリ及びトランスデューサアセンブリ(100)のいくつかの構成について記載してきたが、音響伝送アセンブリ及びトランスデューサアセンブリ(100)の更に他の好適な構成が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0023]
器具(10)の上述の構成要素及び動作性は単なる例証である。器具(10)は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう、他の多数の方法で構成されてもよい。単なる例として、器具(10)の少なくとも一部は、それら全ての開示を参照により本明細書に組み込む、米国特許第5,322,055号;米国特許第5,873,873号;米国特許第5,980,510号;米国特許第6,325,811号;米国特許第6,783,524号;米国出願公開特許第2006/0079874号;米国出願公開第2007/0191713号;米国出願公開第2007/0282333号;米国出願公開第2008/0200940号;米国出願公開第2010/0069940号;米国出願公開第2011/0015660号;米国出願公開第2012/0112687号;米国出願公開第2012/0116265号;米国特許出願第13/538,588号;及び/又は米国特許出願第13/657,553号のいずれかの教示の少なくとも一部にしたがって構築されてもよく、かつ/又は操作可能であってもよい。器具(10)の単なる例証としての更なる変形について、より詳細に以下に記載する。以下に記載する変形は、中でも特に、上述した器具(10)及び本明細書に引用する参考文献のいずれかで言及されている任意の器具に、容易に適用されてもよいことを理解されたい。
[0024]
図2A〜図2Fは、器具(10)の例示的な組立てステップを示す。図2Aは、トランスデューサアセンブリ(100)、囲い板(30)、導波管(20)、及びトルクレンチ(50)が互いから分離されている、分解された状態の器具(10)を示す。トルクレンチ(50)は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2007年8月16日公開の「Ultrasonic Device for Cutting and Coagulating」という名称の米国出願公開第2007/0191713号の教示の少なくとも一部にしたがって構築され操作可能であってもよい。キャップ(40)は、より詳細に後述するように、キャップ(40)が導波管(20)と共に回転するようにして、超音波ブレード(24)の周りに位置決めされる。組立ての第1段階の間、図2Bに示されるように、囲い板(30)の近位端はトランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)にねじ込み結合される。換言すれば、囲い板(30)は近位方向に動かされてスリーブ部分(106)と係合し、次に、トランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させられて、ねじ込み結合によって囲い板(30)がトランスデューサアセンブリ(100)に固定される。いくつかの変形では、囲い板(30)は、補完的な差込み装着機構及び/又は他の種類の結合機構によってスリーブ部分(106)に固定される。
[0025]
囲い板(30)がトランスデューサアセンブリ(100)と結合されると、図2Cに示されるように、導波管(20)が、囲い板(30)の遠位側開口部を通して内部ボア(32)に挿入され、それによってユーザーは、導波管(20)の近位端内に形成されるねじ付きボア(22)を介して、導波管(20)をトランスデューサアセンブリ(100)のねじ付きスタッド(122)にねじ込み結合してもよい。超音波ブレード(24)及びキャップ(40)を含む導波管(20)の遠位部分は、キャップ(40)が完全に露出するように、囲い板(30)から、囲い板(30)の遠位側開口部を介して延在し突出する。この時点で、ユーザーは、導波管(20)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して手で締め付けるのみになることを理解されたい。
[0026]
図2Cに示されるように、導波管(20)がトランスデューサアセンブリ(100)に部分的に固定されると、次に、図2Dに示されるように、トルクレンチ(50)の近位端がキャップ(40)の周りに位置決めされる。本実施例では、トルクレンチ(50)はスナップ嵌めによってキャップ(40)と結合するので、トルクレンチ(50)の回転によってキャップ(40)及び導波管(20)が回転する。図4〜図6で最も良く分かるように、トルクレンチ(50)の近位端は、剛性のベース部材(54)及び弾性のラッチ部材(56)によって画成されるポケット(52)を含む。ポケット(52)はキャップ(40)を受け入れるように構成される。ベース部材(54)の内表面はキャップ(40)の底部外表面を補完する。ラッチ部材(56)は内側に延在するタブ(58)を含む。タブ(58)の近位面は角度を付けられるので、キャップ(40)がポケット(52)内へと駆動されると、キャップ(40)とタブ(58)との接触によってラッチ部材(56)が外側に駆動されて、キャップ(40)がポケット(52)に入ることができる。キャップ(40)がポケット(52)内の所望の深さに達すると、ラッチ部材(56)が反発して元の位置に戻り、それによってキャップ(40)の縁部(42)の周りに結合して、かかるトルクレンチ(50)が、タブ(58)とキャップ(40)の肩部(44)との間の係合によってキャップ(40)と結合される。トルクレンチ(50)がキャップ(40)と結合されると、トルクレンチ(50)がトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転し、それによって、図2Eに示されるように、導波管(20)がトランスデューサアセンブリ(100)に対して更に締め付けられてもよい。いくつかの変形では、トルクレンチ(50)は、図2A〜図2Cに示される段階でキャップ(40)と既に結合されているので、トルクレンチ(50)は、導波管(20)をねじ付きスタッド(122)との最初の係合状態へと動かすのを容易にするグリップとして使用されてもよい。
[0027]
ユーザーは、図2Eに示されるように、トルクレンチ(50)を介して導波管(20)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるので、トルクレンチ(50)は、導波管(20)が適切なトルク値でトランスデューサアセンブリ(100)と結合されているときにユーザーに信号で知らせるように構成される。例えば、トルクレンチ(50)は、可聴及び/又は触知可能なクリックを発することなどによって、導波管(20)がトランスデューサアセンブリ(100)と適切に接続されていることを、可聴及び/又は触知可能な信号でユーザーに知らせるように構成されてもよい。本実施例では、トルクレンチ(50)は、導波管(20)とトランスデューサアセンブリ(100)との間で適切なトルクに達すると、2つの可聴クリック音を発する。導波管(20)とトランスデューサアセンブリ(100)との好適な結合を示すため、可聴及び/又は触覚フィードバックをユーザーに提供することに加えて、トルクレンチ(50)はまた、導波管(20)をトランスデューサアセンブリと結合することによって加えることができるトルク量を効率的に制限してもよい。例えば、適切なトルク量に達すると、トルクレンチ(50)は導波管(20)に対して回転方向の滑りをもたらしてもよく、それによって、トルクレンチ(50)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して更に回転させても、導波管(20)がトランスデューサアセンブリ(100)に対してそれ以上回転しなくなる。可聴/触覚フィードバック及び回転方向の滑りを提供するのに使用されてもよい、様々な特徴について更に詳細に後述するが、かかる特徴の他の例が、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0028]
図2Fに示されるように、トルクレンチ(50)は、導波管(20)が適切なトルクでトランスデューサアセンブリ(100)と結合された後、導波管(20)から遠位方向に引き離されてもよい。図2Fにやはり示されるように、トルクレンチが導波管(20)から遠位方向に引き離されるとき、キャップ(40)はトルクレンチ(50)と結合されたままである。単なる例として、キャップ(40)の把持タブ(46)(図6を参照)は、ブレード(24)に弾性的に接してもよく、それによってキャップ(40)をブレード(24)に固定する摩擦嵌めがもたらされるので、ユーザーは、キャップ(40)をブレード(24)から除去するために、把持タブ(46)とブレード(24)との間の摩擦を克服すればよい。トルクレンチ(50)及びキャップ(40)が導波管(20)及びブレード(24)から引き離されると、器具(10)は、他のあらゆる超音波メスと同様に操作されてもよい。ブレード(24)を露出させると器具(10)を使用することができる様々な好適な方法は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0029]
図3A〜図3Cは、器具(10)の例示的な分解ステップを示す。本実施例では、ユーザーは、器具(10)を外科処置で使用している間はトルクレンチ(50)及びキャップ(40)の組み合わせを取りのけておき、次に、トルクレンチ(50)及びキャップ(40)の組み合わせを使用して器具(10)を分解することに戻る。特に、ユーザーは、トルクレンチ(50)を把持し、トルクレンチ(50)を動かして、図3Aに示されるように、キャップ(40)を近位方向に摺動させてブレード(24)上に戻す。図3Aにやはり示されるように、ユーザーは、キャップ(40)がブレード(24)に固定されると、トルクレンチ(50)及びキャップ(40)を回転させ、それによって導波管(20)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、トランスデューサアセンブリ(100)のねじ付きスタッド(122)を導波管(20)のねじ付きボア(22)から係合解除する。図3Bに示されるように、導波管(20)がトランスデューサアセンブリ(100)から完全に緩められると、トルクレンチ(50)、キャップ(40)、及び導波管(20)は共に、囲い板(30)の遠位側開口部を介して囲い板(30)から除去されてもよい。図3Cに示されるように、囲い板(30)は次に、トランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)から分離されてもよい。この時点で、トルクレンチ(50)、キャップ(40)、導波管(20)、及び囲い板(30)は廃棄されてもよく、トランスデューサアセンブリ(100)は再生され再使用されてもよい。あるいは、ユーザーは、これらの構成要素を他の何らかの方式で扱いたいことがある。
[0030]
II.一体的なトルクアセンブリを備えた例示的な超音波外科用器具
器具(10)のいくつかの変形では、トルクレンチ(50)のような別個の構成要素が不要になるように、トルクレンチ(50)のトルク制限機構を器具(10)に組み込むのが望ましいことがある。特に、適切なトルク量が加えられて導波管(20)がトランスデューサアセンブリ(100)と固定されているとき、ユーザーに対してそれを示す一体的な機構を器具(10)に提供するのが望ましいことがある。それに加えて、又はその代わりに、導波管(20)をトランスデューサアセンブリ(100)と固定するのに加えられてもよいトルク量を制限する、一体的な機構を器具(10)に提供するのが望ましいことがある。一体的なトルクアセンブリを含む器具(10)のいくつかの例示的な変形例を、より詳細に後述する。更なる例は、本明細書の教示を考慮して当業者に明白となるであろう。
[0031]
A.二重の囲い板及び保定リングを備えた例示の一体的なトルクアセンブリ
図7〜図12は、一体的なトルクアセンブリ(250)を有する例示的な器具(200)を示す。本実施例の器具(200)は、以下で考察する違いを除いて、上述した器具(10)と実質的に同様に動作するように構成される。特に、器具(200)はこのように、手術部位の組織を切除及び/又は封着するように操作可能である。本実施例の器具(200)は、トランスデューサアセンブリ(100)とシャフトアセンブリ(210)とを備える。シャフトアセンブリ(210)は、導波管(220)と、シース(230)と、一対の囲い板半片(240、242)と、一対の保定リング(244、246)と、トルク部材(250)と、コネクタ(260)とを備える。シャフトアセンブリ(210)はまた、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させ、それによって導波管(220)の超音波ブレード(224)を選択的に起動させるように操作可能なユーザー入力機構(211)を含む。ユーザー入力機構(211)は、1つ又は2つ以上のスイッチ及び/又は他の様々な構成要素を含んでもよい。単なる例として、ユーザー入力機構(211)は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2010年3月18日公開の「Ultrasonic Device for Fingertip Control」という名称の米国出願公開第2010/0069940号の教示の少なくとも一部にしたがって構築され操作可能であってもよい。別の単なる具体例として、ユーザー入力機構(211)は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2012年8月9日公開の「Activation Feature for Surgical Instrument with Pencil Grip」という名称の米国出願公開第2012/0203213号の教示の少なくとも一部にしたがって構築され操作可能であってもよい。ユーザー入力機構が構築され操作可能であってもよい更に他の好適な方法は、本明細書の教示を考慮して当業者には明白となるであろう。
[0032]
図10に示されるように、シース(230)は、近位端から遠位端までシース(230)を完全に貫通する長手方向内部ボア(232)を画成し、それによってボア(232)は、近位側開口部及び遠位側開口部を画成する。ボア(232)は、導波管(220)を受け入れるように構成される。シース(230)の近位端は、環状フランジ(234)と、シース(230)の外表面から径方向外側に延在する複数の長手方向突起(236)とを含む。トルク部材(250)は、近位端から遠位端までトルク部材(250)を完全に貫通する長手方向内部ボア(252)を画成し、それによってボア(252)は、近位側開口部及び遠位側開口部を画成する。トルク部材(250)の内部ボア(252)は、トルク部材(250)の近位面がフランジ(234)の遠位面に支えられるようにして、シース(230)を受け入れるように構成される。シース(230)は、内部ボア(252)内で回転可能に配設される。トルク部材(250)は、トルク部材(250)の対向面に形成された一対の弾性部材(254)を含む。各弾性部材(254)は内側に延在するタブ(256)を含む。より詳細に後述するように、タブ(256)は突起(236)を係合して、トルク部材(250)の回転をシース(230)に伝達する。より詳細に後述するように、各タブ(256)の表面(256A)及び各長手方向突起(236)の表面(236A)は角度を付けられ、それによって、シース(230)を中心にしてトルク部材(250)を時計方向に回転させると、シースの長手方向突起(236)とタブ(256)との間の接触によって弾性部材(254)が外側に駆動されるので、導波管(220)が適切なトルク量でトランスデューサアセンブリ(100)に固定されると、シース(230)を回転させずにトルク部材(250)を回転させることができる。
[0033]
図8A〜図8Gは、器具(200)を組み立てる例示的なステップを示す。図8Aは、分解された状態のシャフトアセンブリ(210)を含む、分解された状態の器具(200)を示す。最初の組立てステップで、図8Bに示されるように、導波管(220)の超音波ブレード(224)がシース(230)の遠位端から延在するようにして、導波管(220)がシース(230)の内部ボア(232)に挿入される。ピン(226)がシース(230)及び導波管(220)の位置合わせされた開口部(238、228)に通され、それによってシース(230)及び導波管(220)が結合されて、シース(230)の回転によって導波管(220)が同時に回転するようになる。したがって、シャフトアセンブリ(210)が完全に組み立てられると、シース(230)及び導波管(220)は共に一体的に回転することを理解されたい。開口部(228)は、導波管(220)の長さに沿った、導波管(220)を通って伝達される共振超音波振動と関連付けられるノードに対応する位置に配置されるので、超音波振動はピン(226)に伝達されない。
[0034]
シース(230)及び導波管(220)が共に結合され、次にコネクタ(260)が、図8Cに示されるように、シース(230)のフランジ(234)の近位面に結合される。コネクタ(260)は、トランスデューサアセンブリ(100)のキャビティ(108)に挿入されて嵌合し、それによってシャフトアセンブリ(210)を案内してトランスデューサアセンブリ(100)と位置合わせ係合するように構成される。図12に示されるように、コネクタ(260)は、環状の遠位側フランジ(261)と、第1の電気接点機構(262)と、第2の電気接点機構(265)とを備える。第1の電気接点機構(262)は、コネクタ(260)がトランスデューサアセンブリ(100)のキャビティ(108)に挿入されると、第1の導電性リング(102)を係合するように構成される、外側に延在する突出部(263)を含む。第1の電気接点機構(262)はまた、ワイヤ、トレース、及び/又は、シャフトアセンブリ(210)のユーザー入力機構(211)と連通している他の導電性機構と結合するように構成される、遠位側に突出する機構(264)を含む。同様に、第2の電気接点機構(265)は、コネクタ(260)がトランスデューサアセンブリ(100)のキャビティ(108)に挿入されると、第2の導電性リング(104)を係合するように構成される、外側に延在する突出部(266)を含む。第2の電気接点機構(265)はまた、ワイヤ、トレース、及び/又は、シャフトアセンブリ(210)のユーザー入力機構(211)と連通している他の導電性機構と結合するように構成される、遠位側に突出する機構(267)を含む。このように、電気接点機構(262、265)は、ユーザー入力機構(211)とトランスデューサアセンブリ(100)との間に電気的結合を提供する。
[0035]
図8Dに示されるように、次に、トルク部材(250)が、トルク部材(250)の近位面がフランジ(234)の遠位面に支えられるようにして、シース(230)の周りに位置決めされる。上述したように、シース(230)は、トルク部材(250)をシース(230)上へと単に摺動させることができるように、トルク部材(250)のボア(252)に嵌合する。図8C及び図8Dに示されるステップは、逆にされるか、同時に行われるか、又は別の方法で、本明細書に記載する他の組立てステップと組み合わされてもよいことを理解されたい。
[0036]
コネクタ(260)及びトルク部材(250)がシース(230)に対して好適に位置決めされており、シース(230)及び導波管(220)が共に結合されていると、次に、囲い板半片(240、242)がシース(230)に向かって動かされ、それによって、図8Eに示されるように、シース(230)の近位部分が囲い板半片(240、242)の間に捕捉される。図10を再び参照すると、本実施例では、トルク部材(250)の外表面は一対の長手方向チャネル(258)を提供する。囲い板半片(240、242)の内部領域はそれぞれ、囲い板半片(240、242)がトルク部材(250)の周りに位置決めされるとトルク部材(250)のチャネル(258)内に嵌合するように構成される、それぞれのキー機構(図示なし)を含む。したがって、囲い板半片(240、242)を回転させると、トルク部材(250)が同時に回転する。したがって、シャフトアセンブリ(210)が完全に組み立てられると、囲い板半片(240、242)及びトルク部材(250)は共に一体的に回転することを理解されたい。各囲い板半片(240、242)の遠位端はそれぞれの陥凹部(241、245)を含む。図8Eに示されるように囲い板半片(240、242)が共に接合されると、陥凹部(241、245)は互いと整列して完全な環状の陥凹部を形成する。同様に、各囲い板半片(240、242)の近位端はそれぞれの陥凹部(243、247)を含む。図8Eに示されるように囲い板半片(240、242)が共に接合されると、陥凹部(243、247)も互いと整列して完全な環状の陥凹部を形成する。
[0037]
図8Eに示されるように囲い板半片(240、242)が共に接合されると、図8Fに示されるように、遠位側保定リング(244)が位置合わせされた陥凹部(241、245)の上を近位方向に滑らせられる。同様に、やはり図8Fに示されるように、近位側保定リング(246)が位置合わせされた陥凹部(243、247)の上を近位方向に滑らせられる。保定リング(244、246)は、囲い板半片(240、242)を共に保持するように構成される。この段階で、シャフトアセンブリ(210)は完全に組み立てられる。保定リング(244、246)は、保定リング(244、246)が摩擦によって囲い板半片(240、242)と結合されたままであるように、締まり嵌めを用いて囲い板半片(240、242)を係合してもよい。シャフトアセンブリ(210)は、エンドユーザーが図8A〜図8Fに示される組立てステップのいずれをも行う必要がないように、図8Fに示される構成でエンドユーザーに提供されてもよいことを理解されたい。
[0038]
シャフトアセンブリ(210)が完全に組み立てられると、シャフトアセンブリ(210)は、図8G及び図9に示されるようにトランスデューサアセンブリ(100)と容易に結合されてもよい。特に、ユーザーは、最初にシャフトアセンブリ(210)をトランスデューサアセンブリ(100)に向かって近位方向に動かしてもよい。この段階の間、コネクタ(260)は、シャフトアセンブリ(210)を案内して、上述したようにトランスデューサアセンブリ(100)と軸線方向に位置合わせさせるのを支援してもよい。ユーザーは次に、囲い板半片(240、242)を把持し、シャフトアセンブリ(210)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、ねじ付きスタッド(122)及び導波管(220)の近位端に形成されたねじ付きボア(222)を介して、導波管(220)をホーン(120)と機械的及び音響的に結合してもよい。
[0039]
図11A〜図11Cは、導波管(220)をトランスデューサアセンブリ(100)と接続したときの、トランスデューサアセンブリ(100)に対するシャフトアセンブリ(210)の回転による、トルク部材(250)とシース(230)との相互作用を示す。図11A〜図11Cに示される段階は、図8Gに示される段階と対応することを理解されたい。また、図11A〜図11Cに示される段階の間、ユーザーは、トランスデューサアセンブリ(100)を片手で把持し、囲い板半片(240、242)を他方の手で把持し、それによって囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させてもよいことを理解されたい。囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させると、囲い板半片(240、242)のキー機構とトルク部材(250)の長手方向チャネル(258)との間の係合により、トルク部材(250)も同様に回転する。この回転の初期段階の間、図11Aに示されるように、タブ(256)が回転して長手方向突起(236)と係合する。タブ(256)が長手方向突起(236)を係合した状態で、ユーザーは、第1の運動範囲を通して囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続ける。この第1の運動範囲の間、タブ(256)は、トルク部材(250)がシース(230)及び導波管(220)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるように、長手方向突起(236)を係合し続ける。導波管(220)はそれによってねじ付きスタッド(122)と結合される。
[0040]
ユーザーが第1の運動範囲を完了すると、導波管(220)は、特定の所定のトルク量でねじ付きスタッド(122)に固定される。導波管(220)及びねじ付きスタッド(122)のアセンブリが所定のトルク量に達し、ユーザーが、第1の運動範囲を超えて囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続けると、図11Bに示されるように、弾性部材(254)が外側に偏向する。特に、長手方向突起(236)の傾斜表面(236A)及びタブ(256)の傾斜表面(256A)は、カム作用を通して弾性部材(254)を外側に駆動するので、トルク部材(250)がシース(230)をそれ以上回転させなくなる。ユーザーが囲い板半片(240、242)を回転させ続けると、トルク部材(250)が回転し続けて、タブ(256)が長手方向突起(236)を最終的に離れ、図11Cに示されるように内側へと反発する。この内側への反発/ラチェッティングは、導波管(220)とねじ付きスタッド(122)との結合において適切なトルク量が達成されていることをユーザーに示す、可聴及び/又は触覚フィードバックを提供してもよい。この観点から、囲い板半片(240、242)及びトルク部材(250)をそれ以上更に時計方向に回転させても、トランスデューサアセンブリ(100)に対するシース(230)及び導波管(220)の回転は起こらないことを理解されたい。また、弾性部材(254)の剛性を変化させ、それによって導波管(220)に加えることができる最大トルク量を変化させてもよいことを理解されたい。
[0041]
各タブ(256)の表面(256B)及び各長手方向突起(236)の表面(236B)は実質的に平面なので、トルク部材(250)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させたときに、シースの長手方向突起(236)とタブ(256)との間の接触によって弾性部材(254)が外側に駆動されることがなくなる。したがって、トランスデューサアセンブリ(100)に対する囲い板半片(240、242)及びトルク部材(250)の反時計運動での回転によって、トルク部材(250)の滑り又はラチェッティングは起こらないことを理解されたい。その結果、外科処置の終了時にユーザーがシャフトアセンブリ(210)をトランスデューサアセンブリ(100)から分解したいとき、ユーザーは単に、囲い板半片(240、242)を片手で把持し、導波管(220)がトランスデューサアセンブリ(100)のねじ付きスタッド(122)から分離されるまで、トランスデューサアセンブリ(100)を他方の手で把持しながら囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させてもよい。次に、ユーザーは単に、シャフトアセンブリ(210)をトランスデューサアセンブリ(100)から引き離してもよい。この段階で、シャフトアセンブリ(210)は廃棄されてもよく、トランスデューサアセンブリ(100)は再生され再使用されてもよい。あるいは、ユーザーは、これらの構成要素を他の何らかの方式で扱いたいことがある。
[0042]
シャフトアセンブリ(210)の一体的なトルクアセンブリ機構によって、導波管(220)をホーン(120)と固定するのに別個のトルクレンチ(例えば、トルクレンチ(50)など)の必要性がなくなることを理解されたい。また、組み立てられた器具(200)の使用中、超音波ブレード(224)の近位側にあるシース(230)の遠位部分は、鉛筆のように器具(200)を把持するため、操作中はユーザーによって把持されてもよいことを理解されたい。鉛筆の握りで器具(200)を保持することによって、顔面美容整形処置又は他の何らかの緻密で精密な外科処置などにおいて、ユーザーがブレード(224)を用いて非常に緻密で精密な動きを提供することが可能になってもよい。
[0043]
B.二重の囲い板及び弾性機構を備えた例示の一体的なトルクアセンブリ
図13〜図17Cは、上述した器具(200)のトルクアセンブリ(250)、シース(230)、及びコネクタ(260)を組み込んだ、別の例示的な器具(300)を示す。本実施例の器具(300)は、以下で考察する違いを除いて、上述した器具(10、200)と実質的に同様に動作するように構成される。したがって、器具(300)は、手術部位で組織を切除及び/又は封着するように操作可能である。更に、トルク部材(250)は、器具(200)に関して上述したのと実質的に同様に、器具(300)内で動作するように構成される。特に、トルク部材(250)は、導波管(320)をトランスデューサアセンブリ(100)と結合するために加えられてもよいトルク量を制限し、適切なトルク量が達成されていることを示す、可聴/触覚フィードバックを提供するように構成される。本実施例の器具(300)は、トランスデューサアセンブリ(100)とシャフトアセンブリ(310)とを備える。シャフトアセンブリ(310)は、導波管(320)と、シース(230)と、一対の囲い板半片(340、342)と、保定リング(344)と、保定スリーブ(346)と、トルク部材(250)と、コネクタ(260)と、保定部材(360)と、ばね(370)とを備える。シャフトアセンブリ(310)はまた、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させ、それによって導波管(320)の超音波ブレード(324)を選択的に起動させるように操作可能なユーザー入力機構(311)を含む。ユーザー入力機構(311)は、器具(200)のユーザー入力機構(211)に関する本明細書の教示にしたがって構築され操作可能であってもよい。
[0044]
図14A〜図14Gは、器具(300)を組み立てる例示的なステップを示す。図14Aは、分解された状態のシャフトアセンブリ(310)を含む、分解された状態の器具(300)を示す。最初の組立てステップで、導波管(320)は、図14Bに示されるように、導波管(320)の超音波ブレード(324)がシース(230)の遠位端から延在するようにして、シース(230)の内部ボア(232)に挿入される。導波管(320)の横断方向開口部(328)は、シース(230)の補完的な横断方向開口部(238)と位置合わせされる。次に、コネクタ(260)は、図14Cに示されるように、シース(230)のフランジ(234)の近位面に結合される。上述したように、コネクタ(260)は、トランスデューサアセンブリ(100)のキャビティ(108)に挿入されて嵌合し、それによってシャフトアセンブリ(210)を案内して、トランスデューサアセンブリ(100)と位置合わせ係合するように構成される。やはり上述したように、コネクタ(260)の電気接点機構(262、265)は、ユーザー入力機構(311)とトランスデューサアセンブリ(100)との間に電気的結合をもたらす。
[0045]
図14Dに示されるように、次に、トルク部材(250)は、トルク部材(250)の近位面がフランジ(234)の遠位面に支えられるようにして、シース(230)の周りに位置決めされる。上述したように、シース(230)は、トルク部材(250)をシース(230)上へと単に摺動させることができるように、トルク部材(250)のボア(252)に嵌合する。やはり図14Dに示されるように、ばね(370)及び保定部材(360)もシース(230)の周りに位置決めされる。ばね(370)は保定部材(360)の近位側に位置決めされる。図16で最も良く分かるように、保定部材(360)は、開口部(238、328)と整列する一対の開口部(368)を有する。ピン(326)は、シース(230)の位置合わせされた開口部(238、328、368)、導波管(320)、及び保定部材(360)に通され、それによって、シース(230)が回転すると導波管(320)及び保定部材(360)が同時に回転するようにして、シース(230)、導波管(320)、及び保定部材(360)を結合する。したがって、シャフトアセンブリ(310)が完全に組み立てられると、シース(230)、導波管(320)、及び保定部材(360)は共に一体的に回転することを理解されたい。開口部(328)は、導波管(320)の長さに沿った、導波管(320)を通って伝達される共振超音波振動と関連付けられるノードに対応する位置に配置されるので、超音波振動はピン(326)に伝達されない。図14C及び図14Dに示されるステップは、逆にされてもよく、同時に行われてもよく、又は別の方法で本明細書に記載される他の組立てステップと組み合わされてもよいことを理解されたい。
[0046]
コネクタ(260)及びトルク部材(250)がシース(230)に対して適切に位置決めされており、シース(230)及び導波管(320)が共に保定部材(360)と結合されていると、囲い板半片(340、342)は、図14Eに示されるように、シース(230)の近位部分が囲い板半片(340、342)の間で捕捉されるようにして、シース(230)に向かって動かされる。上述したように、トルク部材(250)の外表面は一対の長手方向チャネル(258)を提供する。本実施例の囲い板半片(340、342)の内部領域はそれぞれ、囲い板半片(340、342)がトルク部材(250)の周りに位置決めされたとき、トルク部材(250)のチャネル(258)に嵌合するように構成される、それぞれのキー機構(341、343)を含む。したがって、囲い板半片(340、342)を回転させると、トルク部材(250)が同時に回転する。したがって、シャフトアセンブリ(310)が完全に組み立てられると、囲い板半片(340、342)及びトルク部材(250)は共に一体的に回転することを理解されたい。各囲い板半片(340、342)の遠位端はそれぞれの陥凹部(390、392)を含む。囲い板半片(340、342)を図14Eに示されるように共に接合させると、陥凹部(390、392)は互いと整列して、完全な環状の陥凹部を形成する。同様に、各囲い板半片(340、342)の近位端はそれぞれの陥凹部(394、396)を含む。囲い板半片(340、342)を図14Eに示されるように共に接合させると、陥凹部(394、396)も互いと整列して、完全な環状の陥凹部を形成する。
[0047]
囲い板半片(340、342)が図14Eに示されるように共に接合されていると、図14Fに示されるように、保定リング(344)は位置合わせされた陥凹部(394、396)の上を近位方向に摺動する。同様に、保定スリーブ(346)は、やはり図14Fに示されるように、位置合わせされた陥凹部(390、392)の上を遠位方向に摺動する。保定リング(344)及びスリーブ(346)は囲い板半片(340、342)を共に保持するように構成される。この段階で、シャフトアセンブリ(310)は完全に組み立てられる。保定リング(344)及びスリーブ(346)は、保定リング(344)及びスリーブ(346)が摩擦によって囲い板半片(340、342)と結合されたままであるように、締まり嵌めを用いて囲い板半片(340、342)を係合してもよい。シャフトアセンブリ(310)は、エンドユーザーが図14A〜図14Fに示される組立てステップのいずれをも行う必要がないようにして、図14Fに示される構成でエンドユーザーに提供されてもよいことを理解されたい。
[0048]
シャフトアセンブリ(310)が完全に組み立てられると、シャフトアセンブリ(310)は、図14Gに示されるように、トランスデューサアセンブリ(100)と容易に結合されてもよい。特に、ユーザーは、最初にシャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)に向かって近位方向に動かしてもよい。この段階の間、コネクタ(260)は、シャフトアセンブリ(310)を案内して、上述したようにトランスデューサアセンブリ(100)と軸線方向に位置合わせさせるのを支援してもよい。ユーザーは次に、囲い板半片(340、342)を把持し、シャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、ねじ付きスタッド(122)及び導波管(320)の近位端に形成されたねじ付きボア(322)を介して、導波管(320)をホーン(120)と機械的及び音響的に結合してもよい。
[0049]
ユーザーがシャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、導波管(320)をホーン(120)と機械的及び音響的に結合すると、トルク部材(250)及びシース(230)は、図11A〜図11Cを参照して上述したように相互作用してもよい。特に、ユーザーが、第1の運動範囲にわたり囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させると、トルク部材(250)がシース(230)及び導波管(320)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるようにして、タブ(256)が長手方向突起(236)を係合する。導波管(320)は、それによって、特定の所定のトルク量でねじ付きスタッド(122)と結合される。導波管(320)及びねじ付きスタッド(122)のアセンブリが所定のトルク量に達し、ユーザーが第1の運動範囲を超えて囲い板半片(240、242)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続けると、弾性部材(254)が外側に偏向するので、トルク部材(250)はそれ以上シース(230)を回転させなくなる。ユーザーが囲い板半片(240、242)を回転させ続けると、タブ(256)が内側へと反発し、その結果、導波管(320)とねじ付きスタッド(122)との結合において適切なトルク量が達成されていることをユーザーに示す、可聴及び/又は触覚フィードバックを提供する。囲い板半片(240、242)及びトルク部材(250)がそれ以上時計方向に回転しても、シース(230)及び導波管(320)のトランスデューサアセンブリ(100)に対する回転は起こらない。ユーザーがシャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)から分離したい場合、ユーザーは、囲い板半片(340、342)を片手で把持し、導波管(320)がトランスデューサアセンブリ(100)のねじ付きスタッド(122)から分離されるまで、トランスデューサアセンブリ(100)を他方の手で把持しながら囲い板半片(340、342)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させてもよい。次に、ユーザーは単に、シャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)から引き離してもよい。
[0050]
図15及び図17A〜図17Cに示されるように、各囲い板半片(340、342)の近位端は内側に延在するフランジ(362、364)を含む。囲い板半片(340、342)がシース(230)の周りに位置決めされると、ばね(370)がフランジ(362、364)の遠位面及び保定部材(360)のフランジ(362)の近位面に支えられるようにして、ばね(370)及び保定部材(360)がフランジ(362、364)の遠位側に位置決めされる。したがって、ばね(370)は、保定部材(360)、シース(230)、及び導波管(320)を、囲い板半片(340、342)に対して遠位方向に付勢することを理解されたい。各囲い板半片(340、342)の近位端はまた、内側に付勢された弾性タブ(347、348)を含む。弾性タブ(347、348)は、器具(300)が完全に組み立てられると、トランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)の外表面に支えられるように構成される。図17A〜図17Cは、シャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリと結合している間の、弾性タブ(347、348)とトランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)との相互作用を示す。図17A〜図17Cに示される段階は、図14Fに示される段階と図14Gに示される段階との間に起こるであろうことを理解されたい。
[0051]
図17Aは、トランスデューサアセンブリ(100)との係合の初期段階にあるシャフトアセンブリ(310)を示す。特に、ユーザーがシャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるのに応じて、ホーン(120)のねじ付きスタッド(122)は導波管(320)のねじ付きボア(322)に部分的にねじ込まれている。この段階で、シース(230)、コネクタ(260)、トルク部材(250)、導波管(320)、及び保定部材(360)は全て、囲い板半片(340、342)に対して遠位位置にある。図17Aでも分かるように、フランジ(261)は、囲い板半片(340、342)の弾性タブ(347、348)に対して遠位位置にあるので、弾性タブ(347、348)は両方とも内側に偏向した配向にある。本実施例では、弾性タブ(347、348)の近位縁部は、この段階では、トランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)の遠位側環状縁部に当接する。
[0052]
ユーザーがシャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させ続けると、ねじ付きスタッド(122)とねじ付きボア(322)との間の係合が、シース(230)、コネクタ(260)、トルク部材(250)、導波管(320)、及び保定部材(360)の組み合わせを、トランスデューサアセンブリ(100)に向かって近位方向に引き寄せ続ける。しかしながら、弾性タブ(347、348)の近位側縁部間の係合がスリーブ部分(106)の遠位側環状縁部に当接しているため、囲い板半片(340、342)はまだ近位方向に並進しない。シース(230)、コネクタ(260)、トルク部材(250)、導波管(320)、及び保定部材(360)の組み合わせは、したがって、この段階では、トランスデューサアセンブリ(100)に対して近位方向に並進するのに加えて、囲い板半片(340、342)に対して近位方向に並進する。シース(230)、コネクタ(260)、トルク部材(250)、導波管(320)、及び保定部材(360)の組み合わせが囲い板半片(340、342)に対して近位方向に並進する間、保定部材(360)はばね(370)をフランジ(362、364)に対して圧迫する。コネクタ(260)が、シース(230)、トルク部材(250)、導波管(320)、及び保定部材(360)の組み合わせと共に囲い板半片(340、342)に対して近位方向に並進すると、フランジ(261)は弾性タブ(347、348)に接して外向きに支えられ、それによって、図17Bに示されるように、フランジ(261)が最終的に弾性タブ(347、348)を外側に駆動する。特に、フランジ(261)は、弾性タブ(347、348)が器具(300)の長手方向軸線に実質的に平行に配向される地点まで弾性タブ(347、348)を外側に駆動し、それによって弾性タブ(347、348)は、スリーブ部分(106)の外径と保定スリーブ(346)の内径との間に画成されるギャップに嵌合するように配向される。
[0053]
フランジ(261)が、弾性タブ(347、348)がスリーブ部分(106)の外径と保定スリーブ(346)の内径との間に画成されるギャップに嵌合するように配向される地点まで、弾性タブ(347、348)を外側に駆動すると、ばね(370)によって付与される近位方向の弾性的付勢が、図17Cに示されるように、囲い板半片(340、342)をトランスデューサアセンブリ(100)に向かって近位方向に駆動する。この段階で、囲い板半片(340、342)と、シース(230)、コネクタ(260)、トルク部材(250)、導波管(320)、及び保定部材(360)の組み合わせは、トランスデューサアセンブリに対して近位方向位置にある。ユーザーは、トルク部材(250)によって調節されるような、適切なトルク量を達成するために、シャフトアセンブリ(310)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させ続けてもよい。いくつかの例では、器具(300)は、ホーン(120)と導波管(320)との結合において適切なトルク量が達成されるとすぐに、囲い板半片(340、342)が図17Bの遠位位置から図17Cの近位位置へと反発して戻るように構成される。他のいくつかの礼では、器具(300)は、ホーン(120)と導波管(320)との結合において適切なトルク量が達成される直前に、囲い板半片(340、342)が図17Bの遠位位置から図17Cの近位位置へと反発して戻るように構成される。したがって、囲い板半片(340、342)が反発して戻ることは、更に、適切なトルク量が達成されているか、又はすぐに達成されるであろうことを、ユーザーに示してもよい。
[0054]
C.摺動するグリップを備えた例示の一体的なトルクアセンブリ
図18〜図22Cは、一体的なトルクアセンブリ(450)を有する別の例示的な器具(400)を示す。本実施例の器具(400)は、以下で考察する違いを除いて、上述した器具(10、200、300)と実質的に同様に動作するように構成される。したがって、器具(400)は、手術部位で組織を切除及び/又は封着するように操作可能である。シャフトアセンブリ(450)は、以下で考察する違いを除いて、上述したシャフトアセンブリ(250、350)と実質的に同様に操作されるように構成されている。特に、トルクアセンブリ(450)は、導波管(420)をトランスデューサアセンブリ(100)と結合するのに加えられてもよいトルク量を制限し、適切なトルク量が達成されていることを示す、可聴/触覚フィードバックを提供するように構成される。
[0055]
本実施例の器具(400)は、トランスデューサアセンブリ(100)とシャフトアセンブリ(410)とを備える。シャフトアセンブリ(410)は、導波管(420)と、シース(430)と、囲い板(440)と、トルクアセンブリ(450)とを備える。図19に示されるように、シース(430)は、近位端から遠位端までシース(430)を完全に貫通して、近位側開口部及び遠位側開口部を画成する、長手方向の内部ボア(432)を画成する。シース(430)は、導波管(420)を内部ボア(432)内に受け入れるように構成される。ピン(426)は、導波管(420)とシース(430)に形成される細長いスロット(438)とに通され、それによって、シース(430)の回転が導波管(420)の回転を同時に起こすようにして、シース(430)及び導波管(420)を結合する。ピン(426)は、導波管(420)の長さに沿って、導波管(420)を通して伝達される共振超音波振動と関連付けられるノードに対応する位置に位置決めされる。細長いスロット(438)は、シース(430)に対する導波管(420)及びピン(426)のある程度の長手方向並進を可能にしてもよいことを理解されたい。シャフトアセンブリ(410)はまた、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させ、それによって導波管(420)の超音波ブレード(424)を選択的に起動させるように操作可能なユーザー入力機構(411)を含む。ユーザー入力機構(411)は、器具(200)のユーザー入力機構(211)に関する本明細書の教示にしたがって構築され操作可能であってもよい。
[0056]
シース(430)の近位端は、環状フランジ(434)と、シース(430)の外表面から外側に延在する複数の長手方向突起(436)とを含む。トルクアセンブリ(450)は、ラチェットつめ(452)及びラチェットカラー(460)を備える。ラチェットつめ(452)は、近位端から遠位端までラチェットつめ(452)を完全に貫通して、近位側開口部及び遠位側開口部を画成する、長手方向内部ボア(451)を画成する。ラチェットつめ(452)の内部ボア(451)は、ラチェットつめ(452)の近位面がフランジ(434)の遠位面に接するようにして、シース(430)を受け入れるように構成される。複数の長手方向チャネル(453)が、ラチェットつめ(452)の内部ボア(451)の内表面に形成される。長手方向チャネル(453)は、ラチェットつめ(452)の回転によってシース(430)が同時に回転するように、長手方向突起(436)を受け入れるように構成される。ラチェットつめ(452)は、ラチェットつめ(452)の外表面から延在する複数の弾性部材(454)を含む。各弾性部材(454)は外側に延在するタブ(456)を含む。
[0057]
ラチェットカラー(460)の外表面は、複数の内側に方向付けられ長手方向に延在する陥凹部(462)を提供する。囲い板(440)の内表面は、複数の内側に方向付けられ長手方向に延在する突起(図示なし)を提供する。囲い板(440)は、囲い板(440)の突起が陥凹部(462)を係合するようにして、ラチェットカラー(460)を受け入れるように構成される。したがって、この係合により、囲い板(440)が回転するとカラー(460)が回転する。カラー(460)の内表面は、複数の内側に方向付けられ長手方向に延在する突起(464)を提供する。突起(464)は、囲い板(440)がシース(430)及び導波管(420)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるのに使用されてもよいように、つめ(452)のタブ(456)を係合するように構成される。弾性部材(454)は更に、タブ(456)を突起(464)に対して滑らせ、それによって、囲い板(440)及びカラー(460)によって導波管(420)に加えられてもよいトルク量を効率的に制限するように構成される。
[0058]
図22A〜図22Cは、導波管(420)がトランスデューサアセンブリ(100)と接続される際の、つめ(452)及びカラー(460)の相互作用を示す。囲い板(440)の長手方向突起とそれに対応するカラー(460)の長手方向チャネル(462)との間の係合により、囲い板(440)を時計方向に回転させると、ラチェットカラー(460)も同様に回転する。カラー(460)が時計方向に回転すると、図22Aに示されるように、ラチェットつめ(452)のタブ(456)がラチェットつめ(460)の長手方向突起(464)に接触する。タブ(456)が突起(464)を係合している状態で、ユーザーは、第1の運動範囲にわたり、囲い板(440)及びカラー(460)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続ける。この第1の運動範囲の間、タブ(456)は、トルクアセンブリ(450)がシース(430)及び導波管(420)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるようにして、突起(464)を係合し続ける。導波管(420)はそれによってねじ付きスタッド(122)と結合される。
[0059]
ユーザーが第1の運動範囲を完了すると、導波管(420)は、特定の所定のトルク量でねじ付きスタッド(122)に固定される。導波管(420)及びねじ付きスタッド(122)のアセンブリが所定のトルク量に達し、ユーザーが、第1の運動範囲を超えて囲い板(440)及びカラー(460)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続けると、弾性部材(454)は図22Bに示されるように内側に偏向する。特に、突起(464)はカム作用を通してタブ(456)を内側に駆動し、それによってカラー(460)はつめ(452)をそれ以上回転させなくなる。したがって、シース(430)及び導波管(420)は、この段階では回転方向に静止したままである。ユーザーが囲い板(400)を回転させ続けると、カラー(460)が回転し続けて、タブ(456)が突起(464)を最終的に離れ、図22Cに示されるように外側へと反発する。この外側への反発/ラチェッティングは、導波管(420)とねじ付きスタッド(122)との結合において適切なトルク量に達していることをユーザーに示す、可聴及び/又は触覚フィードバックを提供してもよい。この観点から、囲い板(440)及びカラー(460)をそれ以上更に時計方向に回転させても、トランスデューサアセンブリ(100)に対するつめ(452)、シース(430)、及び導波管(420)の組み合わせの回転は起こらないことを理解されたい。また、弾性部材(454)の剛性を変化させ、それによって導波管(420)に加えることができる最大トルク量を変化させてもよいことを理解されたい。
[0060]
上述したように、シャフトアセンブリ(410)の一体的なトルクアセンブリ機構によって、導波管(420)をホーン(120)と固定するのに別個のトルクレンチ(例えば、トルクレンチ(50)など)の必要性がなくなる。また、組み立てられた器具(400)の使用中、超音波ブレード(424)の近位側にあるシース(430)の遠位部分は、鉛筆のように器具(400)を把持するため、操作中はユーザーによって把持されてもよいことを理解されたい。鉛筆の握りで器具(400)を保持することによって、顔面美容整形処置又は他の何らかの緻密で精密な外科処置などにおいて、ユーザーがブレード(424)を用いて非常に緻密で精密な動きを提供することが可能になってもよい。本実施例では、シース(430)の遠位部分は、鉛筆の握りを更に容易にする、人間工学的なオーバーモールド(433)を備える。本明細書の教示を考慮して、他の好適な特徴が当業者に明白となるであろう。
[0061]
器具(400)のいくつかの例では、囲い板(440)はシース(430)に対して長手方向に並進してもよい。かかるいくつかの例では、弾性部材は、囲い板(440)をシース(430)に対して(例えば、ばね(370)などと同様に)弾性的に付勢するのに使用されてもよい。それに加えて、又はその代わりに、シース(430)は、トランスデューサアセンブリ(100)に対して弾性的に付勢されてもよい。また、囲い板(440)の近位端は、トランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)とねじ込結合するように構成されてもよいことを理解されたい。更に、発泡充填剤、ばね、及び/又は他の機構が、囲い板(440)とシース(430)との間に位置決めされて、横断方向経路に沿った囲い板(440)とシース(430)との間の空間的関係を実質的に維持してもよい。
[0062]
D.差込みマウントを備えた例示の一体的なトルクアセンブリ
図23〜図27Cは、一体的なトルクアセンブリ(550)を有する別の例示的な器具(500)を示す。本実施例の器具(500)は、以下で考察する違いを除いて、上述した器具(10、200、300、400)と実質的に同様に動作するように構成される。したがって、器具(500)は、手術部位で組織を切除及び/又は封着するように操作可能である。更に、トルクアセンブリ(550)は、以下で考察する違いを除いて、上述したトルク部材(250、350)及びトルクアセンブリ(450)を含めたトルクアセンブリと実質的に同様に動作するように構成される。特に、トルクアセンブリ(550)は、導波管(520)をトランスデューサアセンブリ(100)と結合するのに加えられてもよいトルク量を制限し、適切なトルク量が達成されていることを示す、可聴/触覚フィードバックを提供するように構成される。
[0063]
本実施例の器具(500)は、トランスデューサアセンブリ(100)とシャフトアセンブリ(510)とを備える。シャフトアセンブリ(510)は、導波管(520)と、シース(530)と、囲い板(540)と、係止シリンダ(542)とを備える。シャフトアセンブリ(510)はまた、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させ、それによって導波管(520)の超音波ブレード(524)を選択的に起動させるように操作可能なユーザー入力機構(511)を含む。ユーザー入力機構(511)は、器具(200)のユーザー入力機構(211)に関する本明細書の教示にしたがって構築され操作可能であってもよい。係止シリンダ(542)の遠位端は、囲い板(540)が係止シリンダ(542)に対して回転可能であるようにして、囲い板(540)の近位端と回転可能に結合される。係止シリンダ(542)は、係止シリンダ(542)の内表面に形成される長手方向チャネル(541)を備える。長手方向チャネル(541)は、係止シリンダ(542)の近位端から、係止シリンダ(542)を通って形成された横方向開口部(543)まで、長手方向に遠位側に延在する。本実施例のトランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)は、スリーブ部分(106)の外表面から外側に延在するピン(107)を備える。
[0064]
長手方向チャネル(541)は、図24A〜図24Cに示されるように、トランスデューサアセンブリ(100)を長手方向に係止シリンダ(542)に入れると、ピン(107)を受け入れるように構成される。ピン(107)が横方向開口部(543)に達すると、係止シリンダ(542)がトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転し、それによってピン(107)が、図24Cに示されるように、チャネル(541)に対して横方向に延在する横方向開口部(546)内で位置決めされる。したがって、係止シリンダ(542)は、差込み式でトランスデューサアセンブリ(100)と結合されることを理解されたい。この結合により、シャフトアセンブリ(510)が遠位方向に摺動してトランスデューサアセンブリ(100)から外れることがなくなるが、シース(530)、導波管(520)、及び囲い板(540)は、この段階ではトランスデューサアセンブリ(100)に対してまだ回転可能である。更に、トランスデューサアセンブリ(100)に対する囲い板(540)の更なる回転があっても、ピン(107)と横方向開口部(543)の内表面との接触により、その回転は係止部材(542)に伝達されないことを理解されたい。
[0065]
図25に示されるように、シース(530)は、近位端から遠位端までシース(530)を完全に貫通して、近位側開口部及び遠位側開口部を画成する、長手方向の内部ボア(532)を画成する。シース(530)は、導波管(520)を内部ボア(532)内に受け入れるように構成される。ピン(526)は、導波管(520)及びシース(530)に通され、それによって、シース(530)の回転が導波管(520)を同時に回転させるようにして、シース(530)及び導波管(520)を結合する。ピン(526)は、導波管(520)の長さに沿って、導波管(520)を通して伝達される共振超音波振動と関連付けられるノードに対応する位置に位置決めされる。
[0066]
図26で最も良く分かるように、シース(530)の近位端はトルクアセンブリ(550)を含む。トルクアセンブリ(550)は、径方向に延在する突起(554)のそれぞれの対を介してシース(530)の外表面に結合される、一対の半円の弾性部材(552)を備える。各弾性部材(552)は外側に延在するタブ(556)を含む。囲い板(540)は、囲い板(540)の内表面の周りで角度を付けたアレイ状に配設された、複数の内側に延在する長手方向突起(542)を備える。長手方向突起(542)は、シース(530)及び導波管(520)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるのに囲い板(540)が使用されてもよいように、弾性部材(552)のタブ(556)を係合するように構成される。弾性部材(552)は更に、突起(542)に対するタブ(556)の滑りを提供し、それによって、囲い板(540)によって導波管(520)に加えられてもよいトルク量を効率的に制限するように構成される。
[0067]
図27A〜図27Cは、導波管(520)がトランスデューサアセンブリ(100)と接続される際の、弾性部材(552)及び囲い板(540)の相互作用を示す。囲い板(540)を時計方向に回転させると、弾性部材(552)のタブ(556)は、図27Aに示されるように、囲い板(540)の長手方向突起(544)に接触する。したがって、囲い板(540)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させると、突起(544)及びタブ(556)が協働してシース(530)を時計方向に駆動し、それによって、第1の運動範囲にわたり導波管(520)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させる。この第1の運動範囲の間、タブ(556)は、トルクアセンブリ(550)がシース(530)及び導波管(520)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるようにして、突起(544)を係合し続ける。導波管(520)はそれによってねじ付きスタッド(122)と結合される。
[0068]
ユーザーが第1の運動範囲を完了すると、導波管(520)は、特定の所定のトルク量でねじ付きスタッド(122)に固定される。導波管(520)及びねじ付きスタッド(122)のアセンブリが所定のトルク量に達し、ユーザーが第1の運動範囲を超えて囲い板(540)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続けると、弾性部材(552)は図27Bに示されるように内側に偏向する。特に、突起(544)は、カム作用を通してタブ(556)を内側に駆動し、それによって囲い板(540)はシース(530)をそれ以上回転させない。したがって、シース(530)及び導波管(520)は、この段階では回転方向に静止したままである。ユーザーが囲い板(540)を回転させ続けると、タブ(556)は、図27Cに示されるように、最終的に突起(544)を離れ、外側へと反発する。この外側への反発/ラチェッティングは、導波管(520)とねじ付きスタッド(122)との結合において適切なトルク量に達していることをユーザーに示す、可聴及び/又は触覚フィードバックを提供してもよい。この観点から、囲い板(540)をそれ以上更に時計方向に回転させても、トランスデューサアセンブリ(100)に対するシース(530)及び導波管(530)の回転は起こらないことを理解されたい。また、弾性部材(552)の剛性を変化させ、それによって導波管(520)に加えることができる最大トルク量を変化させてもよいことを理解されたい。
[0069]
各タブ(556)の表面(556B)は実質的に平面なので、囲い板(540)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させると、長手方向突起(544)とタブ(556)との間が接触して弾性部材(552)を内側に駆動しなくなる。したがって、囲い板(540)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向の運動で回転させても、トルクアセンブリ(550)の滑り又はラチェッティングが起こらなくなることを理解されたい。したがって、ユーザーが外科処置の終了時にシャフトアセンブリ(510)をトランスデューサアセンブリ(100)から分解したいとき、ユーザーは単に、囲い板(540)を片手で把持し、導波管(520)がトランスデューサアセンブリ(100)のねじ付きスタッド(122)から分離されるまで、トランスデューサアセンブリ(100)を他方の手で把持しながら囲い板(540)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させてもよい。次に、ユーザーは、係止シリンダ(542)をトランスデューサアセンブリに対して回転させて、ピン(107)を横方向開口部(546)から係合解除し、次に単にシャフトアセンブリ(510)をトランスデューサアセンブリ(100)から引き離してもよい。この段階で、シャフトアセンブリ(510)は廃棄されてもよく、トランスデューサアセンブリ(100)は再生され再使用されてもよい。あるいは、ユーザーは、これらの構成要素を他の何らかの方式で扱いたいことがある。
[0070]
上述したように、シャフトアセンブリ(510)の一体的なトルクアセンブリ機構によって、導波管(520)をホーン(120)と固定するのに別個のトルクレンチ(例えば、トルクレンチ(50)など)の必要性がなくなる。また、組み立てられた器具(500)の使用中、超音波ブレード(524)の近位側にあるシース(530)の遠位部分は、鉛筆のように器具(500)を把持するため、操作中はユーザーによって把持されてもよいことを理解されたい。鉛筆の握りで器具(500)を保持することによって、顔面美容整形処置又は他の何らかの緻密で精密な外科処置などにおいて、ユーザーがブレード(524)を用いて非常に緻密で精密な動きを提供することが可能になってもよい。本実施例では、シース(530)の遠位部分は、鉛筆の握りを更に容易にする人間工学的なオーバーモールド(533)を備える。本明細書の教示を考慮して、他の好適な特徴が当業者に明白となるであろう。
[0071]
E.滑りリングを備えた例示の一体的なトルクアセンブリ
図28〜図31は、一体的なトルクアセンブリ(650)を有する別の例示の器具(600)を示す。本実施例の器具(600)は、以下で考察する違いを除いて、上述した器具(10、200、300、400、500)と実質的に同様に動作するように構成される。したがって、器具(600)は、手術部位で組織を切除及び/又は封着するように操作可能である。更に、トルクアセンブリ(650)は、トルク部材(250、350)を含んでいたトルクアセンブリ、及び以下で考察する違いを除いて上述したトルクアセンブリ(450、550)と実質的に同様に動作するように構成される。特に、トルクアセンブリ(650)は、導波管(620)をトランスデューサアセンブリ(100)と結合するのに加えられてもよいトルク量を制限し、適切なトルク量が達成されていることを示す、可聴/触覚フィードバックを提供するように構成される。
[0072]
本実施例の器具(600)は、トランスデューサアセンブリ(100)とシャフトアセンブリ(610)とを備える。シャフトアセンブリ(610)は、導波管(620)と、シース(630)と、囲い板(640)と、外側カフ(642)とを備える。シャフトアセンブリ(610)はまた、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させ、それによって導波管(620)の超音波ブレード(624)を選択的に起動させるように操作可能なユーザー入力機構(611)を含む。ユーザー入力機構(611)は、器具(200)のユーザー入力機構(211)に関する本明細書の教示にしたがって構築され操作可能であってもよい。外側カフ(642)の遠位端は複数の長方形突起(643)を備える。囲い板(640)の近位端は、外側カフ(642)及び囲い板(640)が共に回転するようにして、長方形突起(643)を受け入れるように構成された複数の長手方向チャネル(641)を提供する。外側カフ(642)の内部は、トランスデューサアセンブリ(100)のスリーブ部分(106)上の雄ねじを補完するように構成されているねじ山(図示なし)を含む。したがって、外側カフ(642)は、スリーブ部分(106)とねじ込み結合されてもよい。本実施例では、シャフトアセンブリ(610)をトランスデューサアセンブリ(100)に固定する初期段階として、ユーザーは最初に、外側カフ(642)をスリーブ部分(106)上にねじ留めし始める。これは、導波管(620)とホーン(120)のねじ付きスタッド(122)との位置合わせ及び据付けをもたらす。
[0073]
シース(630)は、近位端から遠位端までシース(630)を完全に貫通し、それによって近位側開口部及び遠位側開口部を画成する、長手方向内部ボア(632)を画成する。シース(630)は、導波管(620)を内部ボア(632)内に受け入れるように構成される。図30で最も良く分かるように、ピン(626)は、導波管(620)及びシース(630)に通され、それによってシース(630)及び導波管(620)を結合して、シース(630)の回転によって導波管(620)が同時に回転する。ピン(626)は、導波管(620)の長さに沿って、導波管(620)を通して伝達される共振超音波振動と関連付けられるノードに対応する位置に位置決めされる。
[0074]
図28及び図31で最も良く分かるように、シース(630)の近位端はトルクアセンブリ(650)を含む。トルクアセンブリ(650)は、上記で考察したトルクアセンブリ(550)と実質的に同様に動作するように構成される。例えば、トルクアセンブリ(650)は、対応する突起(654)のついを介してシース(630)の外表面に結合される、一対の半円の弾性部材(652)を備える。各弾性部材(652)は外側に延在するタブ(656)を含む。囲い板(640)は、囲い板(640)の内表面の周りで角度を付けたアレイ状に配設された、複数の内側に延在する長手方向突起(642)を備える。長手方向突起(642)は、シース(630)及び導波管(620)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるのに囲い板(640)が使用されてもよいように、弾性部材(652)のタブ(656)を係合するように構成される。弾性部材(652)は更に、突起(642)に対するタブ(656)の滑りを提供し、それによって、囲い板(640)によって導波管(620)に加えられてもよいトルク量を効率的に制限するように構成される。
[0075]
上述のことから、ユーザーがシャフトアセンブリ(610)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、導波管(620)をホーン(120)と機械的及び音響的に結合すると、トルクアセンブリ(650)は、図27A〜図27Cに関して上述したように動作してもよいことを理解されたい。特に、ユーザーは、第1の運動範囲にわたり囲い板(640)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させると、突起(644)及びタブ(656)が協働してシース(630)を時計方向に駆動し、それによって、第1の運動範囲にわたり導波管(620)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させる。この第1の運動範囲の間、タブ(656)は、トルクアセンブリ(650)がシース(630)及び導波管(620)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させるようにして、突起(644)を係合し続ける。導波管(620)はそれによってねじ付きスタッド(122)と結合される。
[0076]
ユーザーが第1の運動範囲を完了すると、導波管(620)は、特定の所定のトルク量でねじ付きスタッド(122)に固定される。導波管(620)及びねじ付きスタッド(122)のアセンブリが所定のトルク量に達し、ユーザーが第1の運動範囲を超えて囲い板(640)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させ続けると、弾性部材(652)は内側に偏向し、それによって囲い板(640)はシース(630)を回転させなくなる。したがって、シース(630)及び導波管(620)は、この段階では回転方向に静止したままである。ユーザーが囲い板(640)を回転させ続けると、タブ(656)は最終的に突起(644)を離れ、外側に反発し、それによって、導波管(620)とねじ付きスタッド(122)との結合において適切なトルク量が達成されていることをユーザーに示す、可聴及び/又は触覚フィードバックを提供する。この観点から、囲い板(640)をそれ以上更に時計方向に回転させても、トランスデューサアセンブリ(100)に対するシース(630)及び導波管(630)の回転は起こらないことを理解されたい。シャフトアセンブリ(610)をトランスデューサアセンブリ(100)から除去するため、ユーザーは単に、囲い板(640)を把持し、シャフトアセンブリ(610)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させてもよい。この段階で、シャフトアセンブリ(610)は廃棄されてもよく、トランスデューサアセンブリ(100)は再生され再使用されてもよい。あるいは、ユーザーは、これらの構成要素を他の何らかの方式で扱いたいことがある。
[0077]
上述したように、シャフトアセンブリ(610)の一体的なトルクアセンブリ機構によって、導波管(620)をホーン(120)と固定するのに別個のトルクレンチ(例えば、トルクレンチ(50)など)の必要性がなくなる。また、組み立てられた器具(600)の使用中、超音波ブレード(624)の近位側にあるシース(630)の遠位部分は、鉛筆のように器具(600)を把持するため、操作中はユーザーによって把持されてもよいことを理解されたい。鉛筆の握りで器具(600)を保持することによって、顔面美容整形処置又は他の何らかの緻密で精密な外科処置などにおいて、ユーザーがブレード(624)を用いて非常に緻密で精密な動きを提供することが可能になってもよい。本実施例では、シース(630)の遠位部分は、鉛筆の握りを使用して器具(600)を把持することを更に容易にする人間工学的なオーバーモールド(633)を備える。図29に示されるように、オーバーモールド(633)は第1の個片(633A)及び第2の個片(633B)を備え、それによってオーバーモールド(633)は、囲い板(640)の遠位端に選択的に結合、及び/又は別の形で導波管(620)に対して固定されてもよい。本明細書の教示を考慮して、他の好適な特徴が当業者に明白となるであろう。
[0078]
F.スライド装着式の囲い板を備えた例示の一体的なトルクアセンブリ
図32〜図36は、一体的なトルクアセンブリを有する別の例示の器具(700)を示す。本実施例の器具(700)は、以下で考察する違いを除いて、上述した器具(10、200、300、400、500、600)と実質的に同様に動作するように構成される。特に、器具(700)は、手術部位で組織を切除及び/又は封着するように操作可能である。更に、後述するトルクアセンブリは、トルク部材(250、350)を含んだトルクアセンブリ、及び後述する違いを除いた上述のトルクアセンブリ(450、550、650)と実質的に同様に動作するように構成される。特に、後述するトルクアセンブリは、導波管(720)をトランスデューサアセンブリ(100)と結合するのに加えられてもよいトルク量を制限し、適切なトルク量が達成されていることを示す、可聴/触覚フィードバックを提供するように構成される。
[0079]
本実施例の器具(700)は、トランスデューサアセンブリ(100)とシャフトアセンブリ(710)とを備える。シャフトアセンブリ(710)は、導波管(720)と、シース(730)と、囲い板(740)と、コネクタ(760)とを備える。シャフトアセンブリ(610)はまた、トランスデューサアセンブリ(100)を選択的に起動させ、それによって導波管(720)の超音波ブレード(724)を選択的に起動させるように操作可能なユーザー入力機構(711)を含む。ユーザー入力機構(711)は、器具(200)のユーザー入力機構(211)に関する本明細書の教示にしたがって構築され操作可能であってもよい。図34で最も良く分かるように、囲い板(740)は近位方向に突出するアーム(742)の角度を付けたアレイを含む。内側に延在するラッチ機構(743)が各アーム(742)の自由端に位置決めされる。アーム(742)は、図34に示される直線構成を取るように弾性的に付勢される。図34にやはり示されるように、囲い板(740)はまた、囲い板(740)内部の長さの一部に沿って長手方向に延在する、内側に突出する突起(744)の角度を付けたアレイを含む。
[0080]
シース(730)は、近位端から遠位端までシース(730)を完全に貫通し、それによって近位側開口部及び遠位側開口部を画成する、長手方向内部ボア(732)を画成する。図35で最も良く分かるように、シース(730)の近位端は一対の近位方向に突出するアーム(734)を更に含む。外側に延在するラッチ機構(735)が各アーム(734)の自由端に位置決めされる。アーム(734)は、図35に示される直線構成を取るように弾性的に付勢される。図35にやはり示されるように、シース(730)は、一対の対角線上で対向する弾性機構(736)を更に含む。各弾性機構(736)は、それぞれの外側に配向されたタブ(737)を含む。それに加えて、シース(730)は、弾性機構(736)の遠位側に形成される環状陥凹部(738)を含む。
[0081]
図33A〜図33Eは、器具(700)の例示的な組立てステップを示す。図33Aは、分解された状態のシャフトアセンブリ(710)を含む、分解された状態の器具(700)を示す。最初の組立てステップで、導波管(720)は、図33Bに示されるように、導波管(720)の超音波ブレード(724)がシース(730)の遠位端から延在するようにして、シース(730)の内部ボア(732)に挿入される。ピン(726)は、シース(730)及び導波管(720)の位置合わせされた開口部に通され、それによって、シース(730)の回転が導波管(720)を同時に回転させるようにして、シース(730)及び導波管(720)を結合する。したがって、シャフトアセンブリ(710)が完全に組み立てられると、シース(730)及び導波管(720)は共に一体的に回転することを理解されたい。ピン(726)は、導波管(720)の長さに沿った、導波管(720)を通して伝達される共振超音波振動と関連付けられるノードに対応する位置で、超音波振動がピン(726)に伝達されないようにして挿入される。
[0082]
シース(730)及び導波管(720)が共に結合された状態で、次に、図33C及び図36に示されるように、コネクタ(260)がシース(730)のアーム(734)に結合される。特に、ラッチ機構(735)は、コネクタ(260)に形成される開口部(図示なし)に対抗して、最初にアーム(734)がコネクタ(260)に圧入されるとアーム(734)を偏向させる、カムを設ける。ラッチ機構(734)が開口部を離れると、弾性的な付勢によってアーム(734)が外側に駆動されて直線位置へと戻り、それによってラッチ機構(734)はコネクタ(260)の対応する近位面を係合する。したがって、コネクタ(260)はスナップ嵌めによってシース(730)に固定される。上述したように、コネクタ(260)は、トランスデューサアセンブリ(100)のキャビティ(108)に挿入されて嵌合し、それによってシャフトアセンブリ(710)を案内して、トランスデューサアセンブリ(100)と位置合わせ係合するように構成される。やはり上述したように、コネクタ(260)の電気接点機構(262、265)は、ユーザー入力機構(711)とトランスデューサアセンブリ(100)との間に電気的結合をもたらす。
[0083]
コネクタ(260)がシース(730)に固定された状態で、次に、囲い板(740)を、図33Dに示されるようにシース(730)の上を近位方向に摺動させる。この移動の間、囲い板(742)が、ラッチ機構(743)がシース(730)の環状陥凹部(738)と位置合わせされる近位位置に達するまで、囲い板(742)のアーム(742)は外側に偏向する。この位置に達すると、アーム(742)の弾性的付勢によって、ラッチ機構(743)が内側に駆動されて、図36に示されるように環状陥凹部(738)と係合する。それにより、囲い板(740)はスナップ嵌めを通してシース(730)に固定される。この段階で、シャフトアセンブリ(710)は完全に組み立てられる。シャフトアセンブリ(710)は、エンドユーザーが図33A〜図33Dに示される組立てステップのいずれをも行う必要がないように、図33Dに示される構成でエンドユーザーに提供されてもよいことを理解されたい。
[0084]
シャフトアセンブリ(710)が完全に組み立てられると、シャフトアセンブリ(710)は、図33Eに示されるように、トランスデューサアセンブリ(100)と容易に結合されてもよい。特に、ユーザーは、最初にシャフトアセンブリ(710)をトランスデューサアセンブリ(100)に向かって近位方向に動かしてもよい。この段階の間、コネクタ(260)は、シャフトアセンブリ(710)を案内して、上述したようにトランスデューサアセンブリ(100)と軸線方向に位置合わせさせるのを支援してもよい。次に、ユーザーは、囲い板(740)を把持し、シャフトアセンブリ(710)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、導波管(720)の近位端に形成されるねじ付きスタッド(122)及びねじ付きボア(722)を介して、導波管(720)をホーン(120)と機械的及び音響的に結合してもよい。ユーザーがシャフトアセンブリ(710)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させて、導波管(720)をホーン(120)と機械的及び音響的に結合すると、突起(744)はタブ(737)を係合してもよい。突起(744)がタブ(737)を係合した状態で、ユーザーは、第1の運動範囲にわたり、囲い板(740)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続ける。この第1の範囲の間、囲い板(740)は、シース(730)及び導波管(720)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して回転させる。導波管(720)はそれによってねじ付きスタッド(122)と結合される。
[0085]
ユーザーが第1の運動範囲を完了すると、導波管(720)は、特定の所定のトルク量でねじ付きスタッド(122)に固定される。導波管(720)及びねじ付きスタッド(122)のアセンブリが所定のトルク量に達し、ユーザーが第1の運動範囲を超えて囲い板(740)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して時計方向に回転させ続けると、弾性機構(736)は内側に偏向して、囲い板(740)はそれ以上シース(730)を回転させなくなる。ユーザーが囲い板(740)を回転させ続けると、突起(744)は最終的にタブ(737)を離れ、それによってタブは外側に反発する。この外側への反発/ラチェッティングは、導波管(720)とねじ付きスタッド(122)との結合において適切なトルク量に達していることをユーザーに示す、可聴及び/又は触覚フィードバックを提供してもよい。この観点から、囲い板(740)をそれ以上更に時計方向に回転させても、トランスデューサアセンブリ(100)に対するシース(730)及び導波管(720)の回転は起こらないことを理解されたい。また、弾性機構(736)の剛性を変化させ、それによって導波管(720)に加えることができる最大トルク量を変化させてもよいことを理解されたい。
[0086]
本実施例のタブ(737)は、囲い板(740)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向の運動で回転させても、弾性機構(736)の滑り又はラチェッティングは起こらないように構成される。したがって、ユーザーが外科処置の終了時にシャフトアセンブリ(710)をトランスデューサアセンブリ(100)から分解したいとき、ユーザーは単に、囲い板(740)を片手で把持し、導波管(720)がトランスデューサアセンブリ(100)のねじ付きスタッド(122)から分離されるまで、トランスデューサアセンブリ(100)を他方の手で把持しながら囲い板(740)をトランスデューサアセンブリ(100)に対して反時計方向に回転させてもよい。次に、ユーザーは単に、シャフトアセンブリ(710)をトランスデューサアセンブリ(100)から引き離してもよい。この段階で、シャフトアセンブリ(710)は廃棄されてもよく、トランスデューサアセンブリ(100)は再生され再使用されてもよい。あるいは、ユーザーは、これらの構成要素を他の何らかの方式で扱いたいことがある。
[0087]
シャフトアセンブリ(710)の一体的なトルクアセンブリ機構によって、導波管(720)をホーン(120)と固定するのに別個のトルクレンチ(例えば、トルクレンチ(50)など)の必要性がなくなることを理解されたい。また、組み立てられた器具(700)の使用中、超音波ブレード(724)の近位側にあるシース(730)の遠位部分は、鉛筆のように器具(700)を把持するため、操作中はユーザーによって把持されてもよいことを理解されたい。鉛筆の握りで器具(700)を保持することによって、顔面美容整形処置又は他の何らかの緻密で精密な外科処置などにおいて、ユーザーがブレード(724)を用いて非常に緻密で精密な動きを提供することが可能になってもよい。
[0088]
III.その他
本明細書に記載する器具のいずれの変形も、上述した特徴に加えて、又はそれらの代わりに、他の様々な特徴を含んでもよいことを理解されたい。単なる例として、本明細書に記載する器具のいずれかが、参照により本明細書に組み込む様々な参考文献のいずれかに開示されている様々な特徴の1つ又は2つ以上を含んでもよい。また、本明細書の教示は、本明細書に列挙する他の参考文献のいずれかに記載されている器具のいずれかに容易に適用することができるので、本明細書の教示は、本明細書に列挙する参考文献のいずれかの教示と容易に組み合わせることができることを理解されたい。本明細書の教示が組み込まれてもよい他の種類の器具は、当業者には明白となるであろう。
[0089]
本明細書に参照により組み込まれるものと言及されたあらゆる特許、刊行物、又は他の開示資料は、その全体又は一部において、組み込まれた内容が既存の定義、見解、又は本開示で説明した他の開示資料と矛盾しない範囲でのみ、本明細書に組み込まれることを認識されたい。このように、また必要な範囲で、本明細書に明示的に説明されている開示は、参照により本明細書に組み込む任意の矛盾する資料に取って代わるものである。本明細書に参照により組み込まれるものと言及された、ただし既存の定義、見解、又は本明細書で説明した他の開示資料と矛盾する、あらゆる資料又はその部分は、その組み込まれる資料と既存の開示資料との間に矛盾が生じない範囲でのみ組み込まれるものとする。
[0090]
上述のデバイスの変形は、医療専門家によって行われる従来の治療及び処置における用途だけでなく、ロボット支援された治療及び処置における用途も有してもよい。単なる例として、本明細書の様々な教示は、カリフォルニア州サニーベール(Sunnyvale, California)所在のインテュイティブサージカル(Intuitive Surgical, Inc.)によるDAVINCI(商標)システムなどのロボット外科システムに容易に組み込まれてもよい。同様に、本明細書の様々な教示は、その開示を参照により本明細書に組み込む、2004年8月31日発行の「Robotic Surgical Tool with Untrasound Cauterizing and Cutting Instrument」という名称の米国特許第6,783,524号の様々な教示と容易に組み合わされてもよいことを、当業者であれば認識するであろう。
[0091]
上述の変形例は、1回の使用後に廃棄されるように設計されてもよく、又は複数回使用されるように設計することもできる。変形例は、いずれの場合も、少なくとも1回の使用後に再使用のために再生されてもよい。再生は、デバイスを分解するステップ、それに続いて特定の個片を洗浄又は交換するステップ、並びにその後の再組立てステップの任意の組み合わせを含んでもよい。特に、デバイスのいくつかの変形例は分解されてもよく、またデバイスの任意の数の特定の個片若しくは部品が、任意の組み合わせで選択的に交換又は除去されてもよい。特定の部品の洗浄及び/又は交換の際、デバイスのいくつかの変形例は、再生用の施設で、又は処置の直前にユーザーによって、その後の使用のために再組み立てされてもよい。当業者であれば、デバイスの再生は、分解、洗浄/交換、及び再組立てのための様々な技術を利用してもよいことを認識するであろう。かかる技術の使用、及びその結果として得られる再生されたデバイスは、全て本出願の範囲内にある。
[0092]
単なる例として、本明細書に記載した変形例は、処置の前及び/又は後に滅菌されてもよい。ある滅菌技術では、デバイスは、プラスチック製又はTYVEK製のバックなど、閉止され密封された容器に入れられる。次に、容器及びデバイスは、γ放射線、X線、又は高エネルギー電子など、容器を透過することができる放射線場に入れられてもよい。放射線により、デバイス上及び容器内の細菌を死滅させることができる。次に、滅菌されたデバイスを、後で使用するために滅菌容器内で保管してもよい。デバイスはまた、β若しくはγ放射線、エチレンオキシド、又は水蒸気を含むがそれらに限定されない、当該分野で知られている他の任意の技術を使用して滅菌されてもよい。
[0093]
本発明の様々な実施形態を図示し記載してきたが、本明細書に記載した方法及びシステムの更なる適合が、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者による適切な修正によって達成されてもよい。かかる可能な修正のいくつかについて言及してきたが、その他の修正が当業者には明白となるであろう。例えば、上記で考察した実施例、実施形態、幾何学的形状、材料、寸法、比率、ステップなどは例証であって必須のものではない。したがって、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲の観点から考慮されるべきものであり、本明細書及び図面に図示され記載される構造及び動作の詳細に限定されないことを理解されたい。
[0094]
〔実施の態様〕
(1) 組織を手術するための装置であって、
(a)電力を超音波振動に変換するように操作可能なトランスデューサアセンブリと、
(b)シャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが、
(i)前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されている超音波導波管、
(ii)前記導波管が中に配設されているシース、
(iii)前記シースが中を通って延在する囲い板、及び、
(iv)前記囲い板内に収容されたトルク伝達アセンブリであって、前記トルク伝達アセンブリは所定範囲のトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達することによって前記導波管を前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されており、前記トルク伝達アセンブリは前記所定範囲の上限を超えてトルクが前記囲い板から前記導波管に伝達されるのを防ぐように更に構成されている、トルク伝達アセンブリ、
を備える、シャフトアセンブリと、を備える、装置。
(2) 前記トルク伝達アセンブリは、第1の位置に向かって弾性的に付勢された弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記弾性部材が前記第1の位置にあるときにトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達するように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(3) 前記囲い板は、前記トルクが前記所定範囲の上限を超えたのに応じて、前記弾性部材を第2の位置へと駆動するように操作可能である、実施態様2に記載の装置。
(4) 前記弾性部材は、前記弾性部材が前記第2の位置にあるときにトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達することができない、実施態様3に記載の装置。
(5) 前記シースが前記導波管に固定されており、前記トルク伝達アセンブリは、前記シースを介して前記所定範囲のトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達するように構成されている、実施態様1に記載の装置。
[0095]
(6) 前記トルク伝達アセンブリは弾性的に付勢されたつめ機構を備え、前記シャフトアセンブリは、前記つめ機構を係合するように構成された固定の突起を更に含む、実施態様1に記載の装置。
(7) 前記つめ機構は、前記トルクが前記所定範囲の上限を超えたのに応じて、前記突起から離れる方向に偏向するように構成されている、実施態様6に記載の装置。
(8) 前記固定の突起は前記シースと一体である、実施態様6に記載の装置。
(9) 前記固定の突起は前記囲い板と一体である、実施態様6に記載の装置。
(10) 前記トルク伝達アセンブリは前記シースの周りに配設された環状部材を備え、前記環状部材は前記囲い板内に収容されており、前記弾性のつめは前記環状部材と一体である、実施態様6に記載の装置。
[0096]
(11) 前記囲い板は、1つ又は2つ以上の保定リングによって前記シースの周り及び前記環状部材の周りで固定された一対の囲い板半片を備える、実施態様10に記載の装置。
(12) 前記シャフトアセンブリは弾性部材を更に備え、前記弾性部材は前記囲い板及び前記シースを相対する方向に付勢するように構成されている、実施態様1に記載の装置。
(13) 前記弾性部材は、前記シース及び前記導波管を前記囲い板に対して近位方向に付勢するように構成されている、実施態様12に記載の装置。
(14) 前記囲い板から近位方向に突出する係止シリンダを更に備える、実施態様1に記載の装置。
(15) 前記係止シリンダは、差込み式の取付け具によって前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されている、実施態様14に記載の装置。
[0097]
(16) 前記囲い板がスナップ嵌めによって前記シースと結合されている、実施態様1に記載の装置。
(17) 前記超音波導波管が超音波ブレードを備える、実施態様1に記載の装置。
(18) 組織を手術するための装置であって、
(a)電力を超音波振動に変換するように操作可能なトランスデューサアセンブリと、
(b)シャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが、
(i)前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されている超音波導波管、
(ii)囲い板であって、前記導波管の少なくとも一部が前記囲い板から遠位方向に延在する、囲い板、及び、
(iii)前記囲い板内に収容されたトルク伝達アセンブリであって、前記トルク伝達アセンブリは、トルクを前記囲い板から前記導波管に伝達することによって、前記囲い板を第1の運動範囲にわたり回転させると前記導波管を前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されており、前記トルク伝達アセンブリは、前記囲い板を第2の運動範囲にわたり回転させると前記囲い板から前記導波管への前記トルクの伝達を防ぐように構成されている、トルク伝達アセンブリ、
を備える、シャフトアセンブリと、を備える、装置。
(19) 前記トルク伝達アセンブリは、前記第1の運動範囲から前記第2の運動範囲への移行が所定のトルク閾値と関連付けられるように構成されている、実施態様18に記載の装置。
(20) 外科用キットであって、
(a)電力を超音波振動に変換するように操作可能なトランスデューサアセンブリと、
(b)前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されており、ブレードを形成する遠位端を有する、超音波導波管と、
(c)前記ブレード上に除去可能に配設されたキャップと、
(d)前記導波管の回転を駆動することによって前記導波管を前記トランスデューサアセンブリと結合するように操作可能なトルクレンチであって、
(i)前記導波管を前記トランスデューサアセンブリと結合することができるトルク量を制限するように操作可能なトルク制限機構、及び、
(ii)前記キャップを係合し、それによって前記キャップを前記ブレードから除去するように操作可能なキャップ係合機構、
を備える、トルクレンチと、を備える、外科用キット。

Claims

[1]
組織を手術するための装置であって、
(a)電力を超音波振動に変換するように操作可能なトランスデューサアセンブリと、
(b)シャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが、
(i)前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されている超音波導波管、
(ii)前記導波管が中に配設されているシース であって、前記シースの開口部と位置合わせされた前記導波管の開口部とにピンが通され、これによって前記シースと前記導波管とが結合されて前記シースの回転によって前記導波管が同時に回転するようになっている、シース
(iii)前記シースが中を通って延在する囲い板、及び、
(iv)前記囲い板内に収容されたトルク伝達アセンブリであって、前記トルク伝達アセンブリは所定範囲のトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達することによって前記導波管を前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されており、前記トルク伝達アセンブリは前記所定範囲の上限を超えてトルクが前記囲い板から前記導波管に伝達されるのを防ぐように更に構成されている、トルク伝達アセンブリ、
を備える、シャフトアセンブリと、を備える、装置。
[2]
前記トルク伝達アセンブリは、第1の位置に向かって弾性的に付勢された弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記弾性部材が前記第1の位置にあるときにトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達するように構成されている、請求項1に記載の装置。
[3]
前記囲い板は、前記トルクが前記所定範囲の上限を超えたのに応じて、前記弾性部材を第2の位置へと駆動するように操作可能である、請求項2に記載の装置。
[4]
前記弾性部材は、前記弾性部材が前記第2の位置にあるときにトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達することができない、請求項3に記載の装置。
[5]
前記シースが前記導波管に固定されており、前記トルク伝達アセンブリは、前記シースを介して前記所定範囲のトルクを前記囲い板から前記導波管に伝達するように構成されている、請求項1に記載の装置。
[6]
前記トルク伝達アセンブリは弾性的に付勢されたつめ機構を備え、前記シャフトアセンブリは、前記つめ機構を係合するように構成された固定の突起を更に含む、請求項1に記載の装置。
[7]
前記つめ機構は、前記トルクが前記所定範囲の上限を超えたのに応じて、前記突起から離れる方向に偏向するように構成されている、請求項6に記載の装置。
[8]
前記固定の突起は前記シースと一体である、請求項6に記載の装置。
[9]
前記固定の突起は前記囲い板と一体である、請求項6に記載の装置。
[10]
前記トルク伝達アセンブリは前記シースの周りに配設された環状部材を備え、前記環状部材は前記囲い板内に収容されており、 性の 前記つめ 機構は前記環状部材と一体である、請求項6に記載の装置。
[11]
前記囲い板は、1つ又は2つ以上の保定リングによって前記シースの周り及び前記環状部材の周りで固定された一対の囲い板半片を備える、請求項10に記載の装置。
[12]
前記シャフトアセンブリは弾性部材を更に備え、前記弾性部材は前記囲い板及び前記シースを相対する方向に付勢するように構成されている、請求項1に記載の装置。
[13]
前記弾性部材は、前記シース及び前記導波管を前記囲い板に対して近位方向に付勢するように構成されている、請求項12に記載の装置。
[14]
前記囲い板から近位方向に突出する係止シリンダを更に備える、請求項1に記載の装置。
[15]
前記係止シリンダは、差込み式の取付け具によって前記トランスデューサアセンブリと結合するように構成されている、請求項14に記載の装置。
[16]
前記囲い板がスナップ嵌めによって前記シースと結合されている、請求項1に記載の装置。
[17]
前記超音波導波管が超音波ブレードを備える、請求項1に記載の装置。

Drawings

[ Fig. 1]

[ Fig. 2A]

[ Fig. 2B]

[ Fig. 2C]

[ Fig. 2D]

[ Fig. 2E]

[ Fig. 2F]

[ Fig. 3A]

[ Fig. 3B]

[ Fig. 3C]

[ Fig. 4]

[ Fig. 5]

[ Fig. 6]

[ Fig. 7]

[ Fig. 8A]

[ Fig. 8B]

[ Fig. 8C]

[ Fig. 8D]

[ Fig. 8E]

[ Fig. 8F]

[ Fig. 8G]

[ Fig. 9]

[ Fig. 10]

[ Fig. 11A]

[ Fig. 11B]

[ Fig. 11C]

[ Fig. 12]

[ Fig. 13]

[ Fig. 14A]

[ Fig. 14B]

[ Fig. 14C]

[ Fig. 14D]

[ Fig. 14E]

[ Fig. 14F]

[ Fig. 14G]

[ Fig. 15]

[ Fig. 16]

[ Fig. 17A]

[ Fig. 17B]

[ Fig. 17C]

[ Fig. 18]

[ Fig. 19]

[ Fig. 20]

[ Fig. 21]

[ Fig. 22A]

[ Fig. 22B]

[ Fig. 22C]

[ Fig. 23]

[ Fig. 24A]

[ Fig. 24B]

[ Fig. 24C]

[ Fig. 25]

[ Fig. 26]

[ Fig. 27A]

[ Fig. 27B]

[ Fig. 27C]

[ Fig. 28]

[ Fig. 29]

[ Fig. 30]

[ Fig. 31]

[ Fig. 32]

[ Fig. 33A]

[ Fig. 33B]

[ Fig. 33C]

[ Fig. 33D]

[ Fig. 33E]

[ Fig. 34]

[ Fig. 35]

[ Fig. 36]

[ Fig. 37]