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1. WO2020141581 - DISPLAY DEVICE AND SPEAKER

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明 細 書

発明の名称 表示装置及びスピーカー

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017  

図面の簡単な説明

0018  

発明を実施するための形態

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087  

符号の説明

0088  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

明 細 書

発明の名称 : 表示装置及びスピーカー

技術分野

[0001]
 本技術は、表示面に画像が表示されるディスプレイを有しスピーカーから音声の出力が行われる表示装置についての技術分野に関する。

背景技術

[0002]
 テレビジョン受像器やパーソナルコンピューター等の表示装置には、画像が表示される表示面を有するディスプレイが設けられ、ディスプレイの背面側にスピーカー等が配置され、スピーカー等がリアカバーによって背面側から覆われたものがある(例えば、特許文献1参照)。
[0003]
 特許文献1に記載された表示装置にあっては、ディスプレイの下端部における背面側にスピーカーが配置され、スピーカーがリアカバーによって背面側から覆われ、スピーカーから出力される音声がディスプレイの下側を通って前方へ向かう構成にされている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2006-319723号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 ところで、表示装置の視聴時に、使用者はディスプレイに表示される画像や映像を視認した状態で音声を聴き取るため、音声が恰も視認中のディスプレイから出力されているように認識されることが画像や映像と音声との一体感が生じ、望ましい視聴状態とされる。
[0006]
 従って、ディスプレイの周囲から音声が聞こえるような認識での視聴状態は、画像や映像と音声との一体感に乏しく、使用者が画像や映像との関係において音の聞こえ方に違和感を生じ良好な音像定位を得られない可能性がある。
[0007]
 そこで、本発明表示装置は、音像定位効果を高めて画像や映像と音声との一体感が生じる良好な視聴状態を確保することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 第1に、本技術に係る表示装置は、表示面に画像が表示されるディスプレイと、前記ディスプレイの背面側に配置されたリアカバーと、前記ディスプレイと前記リアカバーの間に配置された第1のスピーカーと、前記ディスプレイと前記リアカバーの間に配置され前記第1のスピーカーより上方に位置された第2のスピーカーとを備え、前記第2のスピーカーは圧電素子の動作に応じて音声を出力し前記第1のスピーカーより音声の出力帯域が高くされたものである。
[0009]
 これにより、第1のスピーカーから出力される音声の帯域より高域の音声が第1のスピーカーよりも上方側からディスプレイを回り込んで正面側へ向かうと共に第2のスピーカーから出力される音声の帯域より低域の音声が第2のスピーカーよりも下方側からディスプレイを回り込んで正面側へ向かうため、恰も視認中のディスプレイから音声が出力されているように認識される。
[0010]
 第2に、上記した表示装置においては、全体の高さをLとし下端を0としたときに、前記第2のスピーカーが0.7Lから0.85Lまでの間に位置されることが望ましい。
[0011]
 これにより、第2のスピーカーから出力される音声がディスプレイを左右方向から回り込んで正面側へ向かい易くなる。
[0012]
 第3に、上記した表示装置においては、前記第2のスピーカーが二つ設けられ、前記二つの第2のスピーカーが左右に離隔して位置されることが望ましい。
[0013]
 これにより、二つの第2のスピーカーから出力された音声をそれぞれディスプレイの左方と右方から回り込ませて正面側へ向かわせるように音声経路を設定することが可能になる。
[0014]
 第4に、本技術に係るスピーカーは、内部空間が配置空間として形成されたケース体と、前記配置空間に配置され電圧の印加により動作される圧電素子と、前記圧電素子の動作に応じて振動し前記ケース体の内面に取り付けられた振動板とを備え、前記ケース体には出力される音声が通過され前記配置空間に連通された音声通過孔が形成されたものである。
[0015]
 これにより、圧電素子に対する電圧の印加により振動板が振動することにより出力される音声が音声通過孔を通って外部へ向かうため、音声通過孔のケース体に対する形成位置に応じて所望の方向へ音声を導くことが可能になる。
[0016]
 第5に、上記した表示装置においては、前記ケース体が前記音声通過孔に近付くに従って幅が広くなる形状に形成されることが望ましい。
[0017]
 これにより、出力された音声が幅方向における両側の部分に沿って音声通過孔へ向けて進行すると共に音声通過孔の幅方向における大きさが大きくなる。

図面の簡単な説明

[0018]
[図1] 図2乃至図12と共に本技術表示装置を示すものであり、本図は、表示装置の正面側を示す斜視図である。
[図2] 表示装置の背面側を示す斜視図である。
[図3] リアカバーを取り外して示す表示装置の背面図である。
[図4] 出力される音声が向かう方向を示す概念図である。
[図5] 第2のスピーカーがバックシャーシに取り付けられた状態を示す斜視図である。
[図6] 第2のスピーカーの斜視図である。
[図7] 図6とは異なる方向から見た状態で示す第2のスピーカーの斜視図である。
[図8] 第2のスピーカーの配置位置を示す背面図である。
[図9] 表示装置の一部を示す斜視図である。
[図10] 第2のスピーカーの別の配置例を示す背面図である。
[図11] 別の第2のスピーカー等を示す斜視図である。
[図12] 別の第2のスピーカーがバックシャーシに取り付けられた状態を示す断面図である。

発明を実施するための形態

[0019]
 以下に、本技術表示装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
[0020]
 以下に示した実施の形態は、本技術表示装置を、ディスプレイに画像を表示するテレビジョン受像器に適用したものである。
[0021]
 尚、本技術の適用範囲はテレビジョン受像器に限られることはなく、パーソナルコンピューター等に用いられるモニター等の各種の表示装置に広く適用することができる。
[0022]
 以下の説明にあっては、表示装置(テレビジョン受像器)の表示面が向く方向を前方側(正面側)として前後上下左右の方向を示す。
[0023]
 <表示装置の構成>
 表示装置(テレビジョン受像器)1は、例えば、横長で前後方向の厚みが薄い略矩形状に形成され(図1参照)、例えば、スタンド2によって床面等の設置面に設置されたり図示しないブラケット等によって壁面に取り付けられて用いられる。
[0024]
 表示装置1は画像が表示されるディスプレイ3とディスプレイ3の後方に配置されたバックシャーシ4とディスプレイ3及びバックシャーシ4の外周側に配置されたベゼルと称される外枠5とバックシャーシ4等を後方から覆うリアカバー6とを有している(図1乃至図3参照)。
[0025]
 ディスプレイ3は前後方向を向く板状に形成され、ディスプレイ3としては、例えば、液晶ディスプレイが用いられている。ディスプレイ3は基板や偏光フィルム等の光学シートを有している。ディスプレイ3の前面は画像が表示される表示面3aとされている。
[0026]
 バックシャーシ4は、例えば、金属材料や樹脂材料等によって外形状がディスプレイ3より一回り大きい形状に形成されている(図3参照)。バックシャーシ4は外周部を除く部分が前後方向を向くベース面部4aとして設けられ、外周部が上部4bと側部4c、4cとを有している。上部4bはベース面部4aの上端に連続され上方へ行くに従って前方に変位するように傾斜されている。側部4c、4cはそれぞれベース面部4aの左右両端に連続され側方における外方へ行くに従って前方に変位するように傾斜されている。
[0027]
 バックシャーシ4におけるベース面部4aの前面には図示しない素子搭載基板が取り付けられ、素子搭載基板にはバックライトとして機能する発光ダイオード等の複数の発光素子がマトリクス状に搭載されている。素子搭載基板とディスプレイ3の間には発光素子から出射された光を拡散する図示しない拡散板が配置されている。
[0028]
 バックシャーシ4におけるベース面部4aの後面には各種の制御基板7、7、・・・が取り付けられている。制御基板7としては、例えば、表示装置1の全体の電源制御を行う電源基板、発光素子の点消灯制御を行うバックライト用基板、画像や音声等の制御を行う信号処理基板、ディスプレイ3の表示制御を行う制御基板等が設けられている。
[0029]
 バックシャーシ4におけるベース面部4aの後面には第1のスピーカー8、8が左右に離隔して取り付けられている。尚、第1のスピーカー8の数は任意であり、一つでもよく、三つ以上であってもよい。第1のスピーカー8は、例えば、ダイナミック型のスピーカーであり、ベース面部4aの下端部に取り付けられている。第1のスピーカー8としては、例えば、出力帯域が中音域から低音域にされたスピーカーであり、第1のスピーカー8からは音声が、例えば、下方へ向けて出力される。
[0030]
 第1のスピーカー8、8は表示装置1の左右方向における中央を基準として左右対称な位置に配置されている。第1のスピーカー8、8から出力された音声は、主として、ディスプレイ3の下方を回り込んで正面側へ向かう(図4参照)。
[0031]
 バックシャーシ4におけるベース面部4aの後面には第2のスピーカー9、9が左右に離隔して取り付けられている(図3及び図5参照)。尚、第2のスピーカー9の数は任意であり、一つでもよく、三つ以上であってもよい。
[0032]
 上記したように、第1のスピーカー8と第2のスピーカー9はそれぞれ二つずつ設けられており、一方の第1のスピーカー8と第2のスピーカー9から右チャンネルの音声が出力され、他方の第1のスピーカー8と第2のスピーカー9から左チャンネルの音声が出力され、右側の音声と左側の音声とによってステレオモードの音声出力が行われる。
[0033]
 但し、表示装置1においては、第1のスピーカー8と第2のスピーカー9からモノラルモードの音声出力が行われてもよい。
[0034]
 第2のスピーカー9は樹脂材料によって形成されたケース体10と電圧が印加されて動作される圧電素子11と圧電素子11の動作に応じて振動する振動板12とを有する圧電素子スピーカー(ピエゾスピーカー)である(図5乃至図7参照)。
[0035]
 ケース体10は前後の厚みの薄い扁平な形状に形成され、後面部13と側面部14と上面部15と下面部16と連結部17と補強部18が一体に形成されて成る。
[0036]
 後面部13は前後方向を向き側面部14と上面部15と下面部16より大きい平板状に形成されている。側面部14は後面部13における一方の側縁に連続され縦長の略矩形状に形成されている。上面部15と下面部16はそれぞれ後面部13における上縁と下縁に連続され横長の略矩形状に形成され、上面部15の一方の側縁と下面部16の一方の側縁とはそれぞれ側面部14の上下両縁に連続されている。
[0037]
 連結部17は上面部15の左右方向における他端部と下面部16の左右方向における他端部とを連結し、後面部13の前側に位置されている。従って、ケース体10には後面部13と上面部15と下面部16と連結部17によって囲まれた開口が形成され、この開口が音声通過孔10aとされている。音声通過孔10aは左右方向において側面部14の反対側に位置されている。
[0038]
 補強部18は後面部13と連結部17を連結し、音声通過孔10aの上下方向における中央部に設けられている。補強部18によって後面部13と連結部17の互いに離接する方向への変形が防止されている。
[0039]
 ケース体10の前面には枠状のクッション19が貼り付けられている。ケース体10の内部空間は配置空間10bとして形成され、音声通過孔10aが配置空間10bに連通されている。
[0040]
 ケース体10は上面部15と下面部16が左右方向において側面部14から離隔するに従って互いに離隔する状態で緩やかに傾斜されている。従って、上面部15と下面部16の距離は側面部14側の端部が最も小さく音声通過孔10a側の端部が最も大きくされている。
[0041]
 圧電素子11は、例えば、厚み方向が前後方向にされた板状に形成されている。圧電素子11には配線板20が接続され、配線板20にはケーブル21が接続されている。従って、圧電素子11にはケーブル21と配線板20を介して電圧が印加される。配線板20は、例えば、フレキシブルプリント配線板であり、クッション19とケース体10の間に挿入された状態でケース体10の内外に亘って位置されて固定されている。
[0042]
 振動板12は、例えば、厚み方向が前後方向にされた金属板であり、後面部13の内面に接合されている。振動板12は圧電素子11より一回り大きくされ、振動板12の前面には圧電素子11が貼り付けられている。
[0043]
 従って、圧電素子11にケーブル21と配線板20を介して電圧が印加され圧電素子11が変形されると、圧電素子11の変形に応じて振動板12が変形されて振動する。振動板12の振動はケース体10にも伝達され、ケース体10も振動板12の振動に応じて振動する。
[0044]
 第2のスピーカー9はケース体10がクッション19を介してバックシャーシ4のベース面部4aに取り付けられ、ケース体10がクッション19を介してベース面部4aに取り付けられるため、ケース体10がバックシャーシ4に対して振動可能な状態にされている。
[0045]
 第2のスピーカー9、9は音声通過孔10a、10aが左右方向において側面部14より外側に位置された状態でバックシャーシ4の左右両端寄りの位置、例えば、ベース面部4aの左右両端部に取り付けられ、上下方向においてはバックシャーシ4の上半部に取り付けられ、第1のスピーカー8、8より上側に位置されている。具体的には、表示装置1の全体の高さをLとし下端を0としたときに、第2のスピーカー9、9は0.7Lから0.85Lまでの間に位置されている(図8参照)。
[0046]
 第2のスピーカー9は、例えば、出力帯域が高音域から中音域又は高音域にされたスピーカーであり、音声が音声通過孔10aから側方に放出される。第2のスピーカー9、9から出力された音声は、主として、ディスプレイ3の側方を回り込んで正面側へ向かう(図4参照)。また、第2のスピーカー9は振動板12に加えてケース体10も振動するため、ケース体10の周囲にも音声が出力される。
[0047]
 外枠5は、例えば、上下左右に位置する四つの部分が結合されて構成され、バックシャーシ4の外周部に外周側から取り付けられている(図2及び図9参照)。
[0048]
 リアカバー6はバックシャーシ4より一回り小さくされ、下端部を除く部分が本体部22として設けられている(図2参照)。リアカバー6は本体部22の左右方向における中央部から下方に突出された突状部23を有し、突状部23の左右が配置用切欠6a、6aとして形成されている。
[0049]
 本体部22の上端寄りの部分には左右に延びる帯部24が設けられ、帯部24は前方と左右両方に開口された形状に形成されている(図9参照)。帯部24の左右の開口は放出孔24a、24aとして形成されている。本体部22には帯部24の上端部に連続して装飾部25が設けられ、装飾部25は左右に交互に並ぶ複数の凹凸部によって構成されている。
[0050]
 本体部22の左右両端部には帯部24と装飾部25の連続部分に、上下に貫通された小孔22a、22a、・・・が形成されている。小孔22a、22a、・・・は装飾部25の凹部と帯部24の間に隙間を有するように本体部22を加工することにより形成され、帯部24の内部の空間に連通されている。
[0051]
 尚、本体部22の左右両端部はバックシャーシ4の側部4c、4cと同様に、それぞれ側方における外方へ行くに従って前方に変位するように傾斜されている。
[0052]
 リアカバー6はベース面部4aを後方から覆う状態でバックシャーシ4に取り付けられる(図2参照)。リアカバー6がバックシャーシ4に取り付けられた状態においては、制御基板7、7、・・・が本体部22又は突状部23によって後方から覆われ、配置用切欠6a、6aにそれぞれ第1のスピーカー8、8が位置され、帯部24の左右両端部によってそれぞれ第2のスピーカー9、9が後方から覆われる。
[0053]
 リアカバー6がバックシャーシ4に取り付けられた状態においては、配置用切欠6a、6aをそれぞれ閉塞するカバー26、26がリアカバー6に後方から取り付けられ、カバー26、26によってそれぞれ第1のスピーカー8、8が覆われる。カバー26は前後方向を向く後側閉塞部26aと後側閉塞部26aの下端部から前方に突出された下側閉塞部26bとを有し、下側閉塞部26bにメッシュ状の放出部が形成されている。
[0054]
 従って、第1のスピーカー8から出力された中音域から低音域の音声は下側閉塞部26bの放出部から下方に放出され、ディスプレイ3の下方を回り込んで正面側へ向かう。
[0055]
 一方、第2のスピーカー9から出力された高音域から中音域又は高音域の音声は、主として、ケース体10の音声通過孔10aから帯部24の放出孔24aを介して側方に放出され、ディスプレイ3の側方を回り込んで正面側へ向かう。また、第2のスピーカー9から出力された音声の一部は、ケース体10から本体部22に形成された小孔22a、22a、・・・を介して上方に放出され、ディスプレイ3の上方を回り込んで正面側へ向かう。
[0056]
 <まとめ>
 以上に記載した通り、表示装置1にあっては、ディスプレイ3とリアカバー6の間に配置された第1のスピーカー8と、ディスプレイ3とリアカバー6の間に配置され第1のスピーカー8より上方に位置された第2のスピーカー9とを備え、第2のスピーカー9は圧電素子11の動作により音声を出力し第1のスピーカー8より音声の出力帯域が高くされている。
[0057]
 従って、第1のスピーカー8から出力される音声の帯域より高域の音声が第1のスピーカー8よりも上方側からディスプレイ3を回り込んで正面側へ向かうと共に第2のスピーカー9から出力される音声の帯域より低域の音声が第2のスピーカー9よりも下方側からディスプレイ3を回り込んで正面側へ向かう。
[0058]
 これにより、恰も視認中のディスプレイから音声が出力されているように認識され、音像定位効果を高めて画像や映像と音声との一体感が生じる良好な視聴状態を確保することができる。
[0059]
 特に、ディスプレイ3を回り込んだ第1のスピーカー8から出力された音声とディスプレイ3を回り込んだ第2のスピーカー9から出力された音声とが、使用者において恰も視認中のディスプレイ3の中央部から出力されているように認識され易くなり、画像や映像と音声との一体感により臨場感のある視聴状態を確保することができる。
[0060]
 また、表示装置1の全体の高さをLとし下端を0としたときに、第2のスピーカー9が0.7Lから0.85Lまでの間に位置されている。
[0061]
 従って、第1のスピーカー8より高音域の音声を出力する第2のスピーカー9が上端側において所定の範囲に位置されるため、第2のスピーカー9から出力される音声がディスプレイ3を左右方向から回り込んで正面側へ向かい易くなるため、音像の高い定位効果を確保することができる。
[0062]
 さらに、二つの第2のスピーカー9、9が設けられ、二つの第2のスピーカー9、9が左右に離隔して位置されている。
[0063]
 従って、二つの第2のスピーカー9、9から出力された音声をそれぞれディスプレイ3の左方と右方から回り込ませて正面側へ向かわせるように音声経路を設定することが可能になるため、音像の広がり感及び良好な音像定位が得られ、使用者において臨場感のある視聴状態を確保することができる。
[0064]
 特に、二つの第2のスピーカー9、9がバックシャーシ4の左右両端寄りの位置に取り付けられることにより、第2のスピーカー9、9から出力された音声がそれぞれディスプレイ3の左方と右方から回り込み易くなり、一層の音像の広がり感及びより良好な音像定位を得ることができる。
[0065]
 また、第2のスピーカー9はケース体10と圧電素子11と振動板12を有し、ケース体10には出力される音声が通過され配置空間10bに連通された音声通過孔10aが形成されている。
[0066]
 従って、圧電素子11に対する電圧の印加により振動板12が振動することにより出力される音声が音声通過孔10aを通って外部へ向かうため、音声通過孔10aのケース体10に対する形成位置に応じて所望の方向へ音声を導くことが可能になり、音像定位を高めて良好な視聴状態を確保することができる。
[0067]
 さらに、ケース体10が音声通過孔10aに近付くに従って幅が広くなる形状に形成されているため、出力された音声が幅方向における両側の面部である上面部15と下面部16に沿って音声通過孔10aへ向けて進行すると共に音声通過孔10aの幅方向における大きさが大きくなり、音声通過孔10aから高い音圧の音声を円滑に放出することができる。
[0068]
 <その他>
 上記には、第2のスピーカー9、9がバックシャーシ4の左右両端寄りの位置に配置された例を示したが、第2のスピーカー9、9は第1のスピーカー8より上方に位置されていれば何れの位置に配置することも可能である。
[0069]
 第2のスピーカー9、9は、例えば、バックシャーシ4の左右両端部に配置されていてもよい(図10参照)。第2のスピーカー9、9がバックシャーシ4の左右両端部に配置されることにより、第2のスピーカー9、9から出力された音声がそれぞれディスプレイ3の左方と右方から回り込み易くなり、音像の広がり感及び良好な音像定位を得ることができる。
[0070]
 また、上記には、内部空間10bを有するケース体10を備えた第2のスピーカー9を例として示したが、第2のスピーカー9に代えて以下のようなケース体の構成が異なる第2のスピーカー9Aを用いることも可能である(図11及び図12参照)。
[0071]
 第2のスピーカー9Aは樹脂材料によって形成されたケース体10Aと電圧が印加されて動作される圧電素子11と圧電素子11の動作に応じて振動する振動板12とを有する。
[0072]
 ケース体10Aは振動板12が取り付けられる取付部30と取付部30から突出された脚部31、31とを有している。取付部30は略矩形の板状に形成され、厚み方向における一方に開口された浅い凹部30aを有している。脚部31、31は取付部30の厚み方向における他方の面から突出され、上下に離隔して設けられている。取付部30は脚部31の突出方向に対して傾斜されている。脚部31、31の先端面にはそれぞれクッション19、19が貼り付けられている。
[0073]
 取付部30には振動板12が凹部30aに配置された状態で接合されている。
[0074]
 第2のスピーカー9Aが用いられる例においては、例えば、バックシャーシ4Aが用いられており、バックシャーシ4Aは全体が略平板状に形成されている。また、第2のスピーカー9Aが用いられる例においては、例えば、リアカバー6Aが用いられており、リアカバー6Aはバックシャーシ4Aと略同じ大きさに形成され、左右両端部が左右方向における両端に近付くに従ってバックシャーシ4Aに近付くように傾斜されている。
[0075]
 第2のスピーカー9Aはケース体10Aの脚部31、31がクッション19、19を介してバックシャーシ4Aの左右方向における端部に取り付けられ、ケース体10Aがクッション19、19を介してバックシャーシ4Aに両面テープで取り付けられるため、ケース体10Aがバックシャーシ4Aに対して振動可能な状態にされている。または、ネジ止めで取り付けられても良い。
[0076]
 第2のスピーカー9Aはケース体10Aの取付部30が傾斜されており、バックシャーシ4Aに取り付けられた状態において取付部30がリアカバー6Aの傾斜状態に沿って位置される。従って、取付部30に取り付けられた圧電素子11と振動板12はリアカバー6Aの内面に略平行な状態で対向して位置される。
[0077]
 第2のスピーカー9Aから出力された音声は、放出孔24aを介して側方に放出され、ディスプレイ3の側方を回り込んで正面側へ向かう。
[0078]
 尚、第2のスピーカー9Aが用いられた例においては、リアカバー6Aにおける圧電素子11と振動板12に対向する位置に前後に貫通された放出孔が形成されていてもよく、このような放出孔が形成されている場合には、第2のスピーカー9Aから出力された音声が放出孔を介して後方に放出され、ディスプレイ3の側方や上方を回り込んで正面側へ向かう。
[0079]
 また、リアカバー6Aに小孔22a、22a、・・・が形成されていてもよく、小孔22a、22a、・・・が形成されている場合には、第2のスピーカー9Aから出力された音声が小孔22a、22a、・・・を介して上方に放出され、ディスプレイ3の上方を回り込んで正面側へ向かう。
[0080]
 上記のように第2のスピーカー9Aが用いられる場合には、ケース体10Aが略板状に形成されており、配置されるスペースに応じて脚部31、31の取付部30からの突出方向における長さを変えることにより、小さなスペースに第2のスピーカー9Aを配置することが可能になる。従って、第2のスピーカー9Aの小型化を図ることができると共にスペースの有効活用による設計の自由度の向上を図ることができる。
[0081]
 また、第2のスピーカー9A、9Aを左右両端部に配置することが可能になるため、第2のスピーカー9A、9Aから出力された音声がそれぞれディスプレイ3の左方と右方から回り込み易くなり、音像の広がり感及び良好な音像定位を得ることができる。
[0082]
 <本技術>
 本技術は、以下のような構成にすることもできる。
[0083]
 (1)
 表示面に画像が表示されるディスプレイと、
 前記ディスプレイの背面側に配置されたリアカバーと、
 前記ディスプレイと前記リアカバーの間に配置された第1のスピーカーと、
 前記ディスプレイと前記リアカバーの間に配置され前記第1のスピーカーより上方に位置された第2のスピーカーとを備え、
 前記第2のスピーカーは圧電素子の動作に応じて音声を出力し前記第1のスピーカーより音声の出力帯域が高くされた
 表示装置。
[0084]
 (2)
 全体の高さをLとし下端を0としたときに、
 前記第2のスピーカーが0.7Lから0.85Lまでの間に位置された
 前記(1)に記載の表示装置。
[0085]
 (3)
 前記第2のスピーカーが二つ設けられ、
 前記二つの第2のスピーカーが左右に離隔して位置された
 前記(1)又は前記(2)に記載の表示装置。
[0086]
 (4)
 内部空間が配置空間として形成されたケース体と、
 前記配置空間に配置され電圧の印加により動作される圧電素子と、
 前記圧電素子の動作に応じて振動し前記ケース体の内面に取り付けられた振動板とを備え、
 前記ケース体には出力される音声が通過され前記配置空間に連通された音声通過孔が形成された
 スピーカー。
[0087]
 (5)
 前記ケース体が前記音声通過孔に近付くに従って幅が広くなる形状に形成された
 前記(4)に記載のスピーカー。

符号の説明

[0088]
 1・表示装置、3・ディスプレイ、3a・表示面、6・リアカバー、8・第1のスピーカー、9・第2のスピーカー、10・ケース体、10a・音声通過孔、10b・配置空間、11・圧電素子、12・振動板、9A・第2のスピーカー、10A・ケース体

請求の範囲

[請求項1]
 表示面に画像が表示されるディスプレイと、
 前記ディスプレイの背面側に配置されたリアカバーと、
 前記ディスプレイと前記リアカバーの間に配置された第1のスピーカーと、
 前記ディスプレイと前記リアカバーの間に配置され前記第1のスピーカーより上方に位置された第2のスピーカーとを備え、
 前記第2のスピーカーは圧電素子の動作に応じて音声を出力し前記第1のスピーカーより音声の出力帯域が高くされた
 表示装置。
[請求項2]
 全体の高さをLとし下端を0としたときに、
 前記第2のスピーカーが0.7Lから0.85Lまでの間に位置された
 請求項1に記載の表示装置。
[請求項3]
 前記第2のスピーカーが二つ設けられ、
 前記二つの第2のスピーカーが左右に離隔して位置された
 請求項1に記載の表示装置。
[請求項4]
 内部空間が配置空間として形成されたケース体と、
 前記配置空間に配置され電圧の印加により動作される圧電素子と、
 前記圧電素子の動作に応じて振動し前記ケース体の内面に取り付けられた振動板とを備え、
 前記ケース体には出力される音声が通過され前記配置空間に連通された音声通過孔が形成された
 スピーカー。
[請求項5]
 前記ケース体が前記音声通過孔に近付くに従って幅が広くなる形状に形成された
 請求項4に記載のスピーカー。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]