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1. JP1989500675 - 色調の均衡したゴム補強プラスチック

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【発明の詳細な説明】
強度およびタフネス(すなわち伸びと衝撃強度の組合せ)のような望ましい物性のために、ゴム補強ポリマー樹脂は広範な商業的用途に使用されている。これらの樹脂から製造したゴム補強プラスチツク材料の欠点はプラスチツクの黄色化を生ぜしめる周囲条件を受け易いことである。ある種の用途において、成分として紫外線(UV)をもつ光源たとえば日光または蛍光への露出(ふつうこれをウエザリングと呼ぶ)は樹脂表面の変色を生ぜしめることによつてプラスチツク部分の外観を損なう。
ゴム強靭化プラスチツクの黄色化は事務機械のハウジングおよび部品のような市場において特に重大である。金属からプラスチツクへの変換は事務機械のハウジングのようなゴム補強プラスチツク要素をもたらしたが、これらは蛍光および日光の劣化効果を受け易い。
熱可塑性事務機械ハウジングのUV安定性は多重要素パーソナルコンピユータ装置の供給者から厳密な検査を受けている。良好なUV安定性をもつ樹脂を使用することによつて、製作者は後日に加えられるプリンタまたは追加のデイスク・ドライブのような周囲要素のハウジングがもとの装置のハウジングの色調に一致することを保証されている。種々の事務機械ハウジングの間での一致した色調は消費者に品質の強力な認識を与えている。
UV安定性の関心はまた可能な限りコスト上有効なあらゆる面の事務機械を作るよう圧力がかゝることによつて烈しくなりつつある。多くの場合、これは装置ハウジングについて高度にUV安定性の被覆をもつ構造発泡体の使用から一体的な色調をもつ射出成形ハウジングの使用への切り替えを必要としつつある。
UVが害を生ぜしめる前に、UVはまず吸収されるに違いない。ポリマー分子内のいくつかの基(発色団と呼ばれる)のみがUV光のエネルギーを吸収して励起状態の基に変わる。これらの基は次いでエネルギーを消費する。このエネルギーは近くの安定剤分子(クエンチヤーと呼ばれる)に送られ、次いでこのエネルギーを熱に変えるか、あるいは(望ましくはないが)最小の色調変化を伴なつて弱い化学結合を破壊する。
限られた安定化がいくつかの通常の機構によつて達成される。UV吸収は競合する吸収によつて大きく働く。吸収剤は吸収したエネルギーを無害な熱に変える。従つて基質中の発色団に到達する光はずつと少なくなる。
理想的な吸収剤は著るしく光安定性であつて290〜400ナノメートル(nm)の全UV範囲にわたつて高い吸収をもつべきである。
2−ヒドロキシフエニルベンゾトリアゾール類はUV吸収剤の1種である。ベンゾフエノン類は別の重要な且つ広く使用されている種類のUV吸収剤であり、その吸収はUV範囲の下部半分にわたる。後者の種類のUV吸収剤は2−ヒドロキシフエニルベンゾトリアゾールよりも処理条件下または光露出条件下で黄色化を起しやすい。第3の種類のUV吸収剤は金紅石TiO 2金属酸化物たとえば顔料級2酸化チタンを包含する。TiO 2の利点はUV吸収剤以上のものであると信じられる。樹脂中の高濃度TiO 2は試料の不透明さを増大させ、それによつて材料内の深くにある変色の観察を妨げる。
UV範囲の低波長端を主として吸収する他の種類のUV吸収剤としてサリチル酸塩、シアノアクリレート、ベンジリデン、マロネート、およびオキザルアリリドがあげられる。これらは一般に上記の3種のUV吸収剤ほど有効ではない。
障害アミン光安定剤(HALS)はUV吸収の別の試みを提供する。これらの分子は代表的にはテトラメチルピペリジン類であるが、これらはUV線を吸収するのではなくてフリーラジカルの有効なスカベンジヤーであり、従つて光酸化抑制剤として作用する。安定化活性の相乗的増強はしばしばスカベンジヤーと安定剤(これらのそれぞれは異なつた機構によつて作用する)の同時使用によつて達成される。プラスチツク組成物をえらぶとき、過去の末端ユーザーは紫外光安定化を達成するために十分な支出をするか、あるいは避けられない量の変色を甘受するか、しなければならなかつた。TiO 2とHALS添加剤の組合せを使用して改良された安定化が達成された。然し、HALS添加物のコストのために、この安定化の組合せはかなりな出費を必要とする。
前述のように、クエンチヤー発色団の励起状態と相互作用して伝達エネルギーを受取りそして励起発色団を安定な基準状態に戻す。代表的なクエンチヤーはニツケルキレート類であり、これらは励起発色団からエネルギーを受取ることができる。また、この種の保護作用の若干はそれらのハイドロパーオキサイド分解性およびラジカル・スカベンジヤー性に寄与された。
ゴム補強樹脂の色調安定性を達成する際のこれらの問題にかんがみ、樹脂組成物をUV線に露出させる際の全体の色調シフトを最小にする安価なゴム樹脂用添加剤を提供することが依然として非常に望ましいことである。
本発明は、有機の染料もしくは顔料であつて紫外光への露出の際のプラスチツクの全体の色調変化ΔEを減少させるのに有効な黄色均衡剤を0.001〜0.1重量含む、難燃剤添加物含有ゴム補強プラスチツクから成ることを特徴とする組成物を提供する。
本発明はまた、紫外光への露出の際の難燃剤添加物含有ゴム補強プラスチツク組成物の全体の色調変化ΔEを減少させる方法であつて、
有機の染色もしくは顔料である退色性の黄色均衡剤を上記の組成物中に0.001〜0.1重量%の量で存在するように配合することを特徴とする方法、を提供する。
ある種の退色性有機染料および顔料は着色樹脂に使用された。これらの染料および顔料はゴム補強プラスチツク組成物を着色するために0.1重量%より実質的に多い量で使用されるものであつた。
ゴム補強熱可塑性プラスチツクは当業技術において周知であり、本発明の目的のために引用がなされる。これらの樹脂の例はバルク溶液、バルク懸濁または乳化重合によつて製造されたプラスチツクにゴムをブレンドした強靭化プラスチツクである。代表的な熱可塑性材料として、1種またはそれ以上のモノビニリデン芳香族化合物たとえばスチレンおよび任意に1種またはそれ以上のこれと共重合しうるモノマーたとえばエチレン性不飽和ニトリルから誘導されるポリマー樹脂があげられる。この種の代表的なゴム補強ポリマーの例として高衝撃ポリスチレン(“HIPS")およびABS型樹脂があげられる。
コポリマー・マトリツクスの製造において、最も有利に使用されるモノビニリデン芳香族化合物とコモノマーの量は最終のゴム補強生成物に望まれる物理的および化学的性質に応じて変化する。一般に、コポリマー・マトリツクスは有利には全ポリマー重量を基準にして5〜35重量%好ましくは15〜25重量%のコモノマーおよび95〜65重量%好ましくは85〜75重量%のモノビニリデン芳香族化合物から成る。
ゴム補強ポリマー樹脂の製造に有用なゴムは当業技術において周知であり、本発明の目的のために引用がなされる。有利には、このゴム補強生成物を製造するのに使用するゴムはアルカジエンのホモポリマーまたはコポリマーであつて、通常の方法たとえばASTM試験法D-746-52Tによつて測定して0℃以下の、好ましくは−20℃以下の第2次転移点を示すものである。エチレン、プロピレンおよび任意に非共役ジエンのコポリマーまたはアクリレートゴムも使用することができる。好ましくは、ゴムは1,3−共役ジエンたとえばブタジエン、イソプレン、ピペリレン、クロロプレンのホモポリマー;または該共役ジエンと1種またはそれ以上のランダム、ブロツクまたはグラフトコポリマーである。好適なコモノマーとしてモノビニリデン芳香族化合物たとえばスチレン;α−エチレン性不飽和ニトリルたとえばアクリロニトリル;またはα−オレフインたとえばエチレンまたはプロピレンがあげられる。ゴムは少量の交差結合剤を含むことができるけれども、過度の交差結合はゴムのゴム特性の損失をもたらすことがある。
好ましいゴム状ポリマーは1,3−ブタジエンのホモポリマー、または少なくとも55重量%更に好ましくは65〜85重量%の1,3−ブタジエンと45重量%までの更に好ましくは15〜35重量%のモノビニリデン芳香族化合物好ましくはスチレンとのブロツクまたはグラフトコポリマーである。ゴムは有利にはゴム補強生成物が3〜20重量%のゴムを含むような量で使用される。ゴム補強ポリマーの全重量を基準にして5〜15重量%のゴムをもつゴム補強生成物が好ましい。
マトリツクスのインターポリマーを製造するのに好適な技術は当業技術において周知である。周知の重合法の例として、塊状、塊状−懸濁、塊状−溶液、懸濁および乳化の重合法ならびにこのような方法のその他の変形および/または組合せがあげられる。たとえば米国特許第3,509,237号、同第3,928,494号、同第4,221,883号、同第4,239,863号、同第4,243,765号、および同第4,250,271号参照。
スチレン基材のポリマーにゴムをくみ入れるために使用するバルクおよび乳化の重合法は他のポリマー系にゴムをくみ入れるのには容易に適合しない。ゴムと熱可塑性ポリマーの直接ブレンドは熱可塑性ポリマーにゴムをくみ入れるための別の方法である。標準の実施は樹脂を別に作り、そしてこれにゴムを後で加えることである。また、グラフトさせたゴム濃厚物(GRC)すなわち乳化グラフト重合ゴムの集塊粒子はバルクおよび乳化で作つた組成物と混合し、衝撃変性剤として使用することができる。
たとえば、ポリ塩化ビニル(PVC)はポリ(ブタジエン/アクリロニトリル)、塩素化ポリエチレン、グラフトさせたエチレン/酢酸ビニル(EVA)コポリマー、およびグラフトさせたエチレン/プロピレンゴム(EPR)とブレンドすることができる。エチレン/プロピレン−ジエンモノマー(EPDM)およびEPRはポリプロピレンと機械的にブレンドすることができる。ゴムとグラフト化熱可塑性ターポリマー〔たとえばアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)またはメタクリレート/ブタジエン/スチレン(MBS)〕とのマスターバツチを作ることによつて強靭化剤を製造することもできる。
プラスチツク材料は前述の基準に適合させるため点火および燃焼の特性を抑制するよう設計された種々の物質〔難燃剤(FR)添加物〕によつて変性することができる。これは事務機械のハウジングにおいて特に重要である。本発明者は紫外光を成分としてもつ光への露出に際して、いくつかのFR添加物がゴム強靭化プラスチツクの変色に加わることを見出した。
FR添加物は燃焼もしくは煙の発生の機構の1つ又はそれ以上を中断もしくは阻止することができる。若干のものは充てん剤として存在するが、反応性のあるものは化学反応によつて樹脂系に導入される。それらは生成物中の可燃性物質の量を減少させることによつて、または気相もしくは凝縮相のいづれかにおける燃焼プロセスを化学的に妨害することによつて作用する。
より通常の添加剤型難燃剤の中にはハロゲン化脂肪族化合物、臭素化芳香族化合物、ハロゲン化および非ハロゲン化有機ホスフエート、ならびにアルミニウムおよびアンチモンの酸化物がある。
臭素化芳香族化合物は多くの熱可塑性樹脂に対する、特にスチレン系およびポリエステル系の樹脂に対する普通に使用されるFR添加物である。
本発明者は多数の普通に配合されるFR添加物が紫外光への露出の際のゴム強靭化プラスチツクの変色を増大させることを見出した。これらのFR添加物の例はデカブロモジフエニルエーテル、ビス(テトラブロモフタルイミド)エタン、ポリ(ジブロモフエニレンオキサイド)、トリブロモフエノキシエタン、および1,2−ビス(ペンタブロモフエノキシ)エタンである。
酸化アンチモンは難燃剤としてのその唯一の価値が相乗剤としてのハロゲン化合物との組合せにある点で独特である。好ましいFR添加物は1,2−ビス(ペンタブロモフエノキシ)エタンおよび3酸化アンチモンから成る。
FR添加物の広いカテゴリーには煙抑圧剤も含まれる。その例はPVCに普通に配合されるホウ素酸化物およびモリブデン酸化物である。
「色調均衡剤」とは成分として紫外光をもつ光に露出するとき退色する任意の黄色有機染料または黄色有機顔料をいう。色調均衡剤は予め一致させた色調系の部分として、又は始めの色調系の部分として樹脂に加えることができる。色調均衡剤は当業者に知られている任意の通常の方法で樹脂に配合することができる。このような技術の例は樹脂と色調均衡剤を押し出し機中で混合することである。
えらばれる色調均衡剤は最終生成物のUV安定性を基準にして評価されるべきである。それはゴム補強プラスチツクを光堅牢性にしない。むしろ、色調均衡剤のはじめの黄色は退色してゴム強靭化プラスチツクの黄色化をほヾ補償する。その結果として、このプラスチツクはUV安定性にならないが、その全体の色調変化は色調均衡剤の存在のために著るしく減少する。色調均衡剤たとえば染料または顔料の相対量は種々の因子に応じて変化する。このような因子として染料の安定性、プラスチツク中のゴムおよびFR添加物の量、ならびに始めの通常の着色包装物中に色調均衡剤が含まれているか否かという事実(「予め一致させた」系に加える場合よりも高い重量%を必要とする)があげられる。
UV光に露出するとき退色する任意の黄色有機染料が好適な色調均衡剤であるけれども、アンスラキノン染料は樹脂を非常によく均衡させることが見出された。アンスラキノン染料は固有の性質としてUV不安定であり、露出の際に黄色強度を徐々に失なう。
アンスラキノン染料の例はイエローAGB(アマプラスト・カンパニーから入手しうる)およびソルアパーム・イエロー・グランド・ソルベント・イエロー77(フエロ・コンパウンデイング・カンパニーから入手しうる)である。特に好ましい色調均衡剤は1,8−ビス(フエニルチオ)アンスラキノンであり、このものはザ・アンプラスト・ケミカル・カンパニーからイエローGHSとして入手しうる。
別の特に好ましい色調均衡剤はマクロフレツクスFl.Y.10GNであり、このものはザ・モーベイ・ケミカル・カンパニーから入手しうるクマリン染料である。
有機染料はゴム強靭化プラスチツクの0.001〜0.04重量%、好ましくは0.001〜0.02重量%の量で存在させることができる。
また、色調均衡剤として黄色有機顔料も好適である。染料と異なり、顔料は一般に不溶性であり、系中にくまなく分散させることによつて色調を付与する。
顔料の選択は当業者に知られている性質をもとにすべきである。このような性質の例はUV安定性、色相、色強度、遮へい力およびメルトフローである。1つの好適な有機顔料はフアンチオン・イエローであり、このものはザ・モーベイ・ケミカル・カンパニーから入手しうる。
有機顔料は通常、ゴム強靭化プラスチツクの0.001〜0.1重量%、好ましくは0.001〜0.05重量%、最も好ましくは0.03〜0.05重量%の量で存在させる。
液体着色剤は担体マトリツクス中の顔料分散液である。液体着色剤の担体は表面活性剤、可塑剤、および他の諸成分のブレンドである。移動もしくは滲出はプラスチツク、または着色プラスチツクに接触する他の物質、の可変溶解度を示す顔料の関数である。高分子量顔料は移動の問題を最少にする。
本発明の目的にとつて、好適な色調濃縮物は予め定めた重量%の色調均衡剤すなわち有機染料または有機顔料を担体樹脂中に分散させた組成物である。この担体樹脂を次いで着色したもしくは変性した減退(letdown)樹脂中にブレンドする。濃縮物中に配合する色調均衡剤の量は大きく変えることができ、80%またはそれ以上の高濃度にまで達することができる。減退樹脂の重量当りに使用する色調均衡剤の重量は減退比と呼ばれ、濃縮物の単位重量に対する減退樹脂の単位重量として表現される。200:1程度の高い減退比も可能であるが、最良の色調均一性はこれより低い比で、すなわち約50:1またはそれ以下でえられる。
色調濃縮物は通常、押し出し機ホツパーにおける重力比例フイーダーによつて減退樹脂と混合される。減退比は重量%基準で計算されるので、混合物中の濃縮物/自然樹脂の比を決定するためには同じ方法を使用しなければならない。このようにして、色調均一性は操業から操業へと保証される。
混合物中の色調均衡剤の%によつて適切な減退比を決定するために、次式を使用する。
濃縮物中に含まれる担体樹脂は使用する減退比において減退樹脂と同じか又はこれと相溶性があるものでなければならない。実際の適用前の試験は最終生成物の物性変化が起るか否かを決定するのに役立つ。一般に、色調均衡剤の均一分布をもつことが最も有効であり、これは減退樹脂の融点よりやゝ低い融点をもつ担体樹脂によつて達成される。
色調均衡剤は単独で、あるいは普通に配合されるUV安定剤と組合せて、添加することができる。特に好ましい組合せは、色調均衡剤と10重量%までのTiO 2をゴム強靭化プラスチツクに配合することである。
色調変化はUV線に露出されたプラスチツクの色相の変色もしくは変化である。色調変化は色調変化パラメータΔEによつて測定することができる。特に、このパラメータは実験試料と同一配合対照試料との間の色の相違の尸度である。灰色(L)、赤色/緑色(a)、および黄色/青色(b)のハンター・カラー・スケールはK.S.ハンター著“Photoelectric Color Difference",Journal of the Optical Society of America,JOSAA,Vol.12,NO.12(1958年12月),pp985-995に記載されている。全色調変化ΔEは次式によつて計算される。
ΔE=(L-L 0+(a-a 0+(b-b 0
(L,a,bはUV露出実験試料のカラー値であり、L 0,a 0,b 0は暗い環境に貯蔵された非露光対照試料のカラー値であり、初期のΔ値ゼロを示す。)ΔE値が低いほど対照試料の値からの変化が少なく、変色が少ないことを示す。
然しΔEはどのように色調を変化させるかについてなんの指示も与えない。それ故、色調変化を測定するための追加のパラメータはL,aまたはb:露出時間のデータを含む。
ウエザロメータは試料を促進耐候(試験)条件におく。ΔEによつて測定されるゴム補強プラスチツクの紫外安定性を検査するために種々のウエザロメータが商業的に入手しうる。
1つの好適なウエザロメータはザ・アトラス・エレクトリツク・デバイシズ・カンパニー(the Atlas Electricol Devices Company)から入手しうるキセノン・アークCi65ウエザロメータ(キセノン・アク)である。このウエザロメータはボロシリケート内部フイルタおよびソーダ・ライムガラス外側フイルタ、0.35ワツト/平方メートルの照射出力、および55℃の温度を使用する。キセノン・アークCi65ウエザロメータに樹脂を連続1.0回転/分(RPM)で300時間の露出時間にかけることは「代表的な室内UV露出」約5〜7年をシミユレートするように設計されている。多くの場合、100時間の露出はゴム補強プラスチツク組成物の商業的許容度を試験するのに十分である。好ましくは、本発明の組成物は100時間後に2.0ΔE未満の、有利には300時間後に1.0ΔE未満の、全色調変化をもつ。
別の好適なウエザロメータは同様にザ・アトラス・エレクトリツク・デバイシズ・カンパニーから入手しうるHPUVインドア・アクチニツク・イクスポージヤー・システム(Indoor Actinic Exposure System)である。このウエザロメータは11本の1500MA冷白色蛍光灯および2本の430MA蛍光太陽灯(フイルタ付き)を使用する。HPUVインドア・アクチニツク・イクスポージヤー・システム中にプラスチツク樹脂を300〜400時間の露出時間にかけることは「代表的な」室内UV露出約3〜5年をシミユレートするように設計されている。多くの場合、HPUVアクチニツク・イクスポージヤー・システム中での100時間の露出はゴム補強プラスチツク組成物の商業的許容度を試験するのに十分である。好ましくは、本発明の組成物は100時間後に2.0ΔE未満の、有利には、300時間後に1.0ΔE未満の、全色調変化をもつ。
ウエザロメータに使用する異なつた方法(たとえばキセノン・アークとHPUVの相違)のために、ゴム補強プラスチツクのUV安定性の評価は使用するウエザロメータの種類に大きく依存する。1つのウエザロメータに記録される許容ΔEは異なつたウエザリング法を使用するウエザロメータに同様に許容されるΔEが記録されることを保証しない。
下記の実施例は本発明を更に具体的に説明するためのものである。本発明の特徴と利点はこれらの実施例に限定されない。すべての部および%は他に特別の記載のない限り重量基準である。
実施例1〜4
塊状重量によつて製造されたABSはザ・ダウ・ケミカル・カンパニーから342EZ(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの商標名)として入手しうるものである。342EZは56.5%のゴム変性プラスチツクであり、該ゴム変性プラスチツクは68.75%のスチレンと20.5%のアクリロニトリルから成る連続ポリマー相およびこのポリマー・マトリツクス中に9.25%の量でポリブタジエンをくまなく分散させたものである。
乳化重合によつて、41.6%のスチレン、41.0%のブタジエン、16.7%のアクリロニトリルの組成をもつグラフト化ゴム濃縮物(GRC)を製造する。衝撃変性剤として使用するこのGRCは上記のゴム変性プラスチツクの5%を構成する。
フエロ・コンパウンデイング・カンパニーからIBMパール・ホワイトなる商標名で販売されている着色剤を上記の組成物に配合する。この着色剤は組成物の4.8%であり、20:1の比で減退させたものである。
2酸化チタンを6%濃度で組成物に加える。
上記のABS,GRCおよび着色剤を混合し、次の添加物を溶融ブレンドする:塩素化ポリエチレン難燃剤添加物および相乗剤、追加の安定剤および滑剤。
種々の濃度の色調均衡剤イエローGHSを8.8ツイン押し出し機中で溶融ブレンドする。色調均衡剤は着色濃縮物の後に加える。初期および最終の双方の通過前にタンブル・ブレンデイングを用いる2重通過を使用して分散を増強する。供給端部において165℃および染料端部において204℃の温度プロフイルを使用する。
試料成形前にペレツト化配合物を約165℃で2時間乾燥する。2×3.5×0.11インチ(5×8.9×0.28cm)の小板をネグリ・ボツシイ射出成形器で成形する。使用した胴部温度プロフイルは供給端部において210℃、染料端部において218℃である。
種々の水準のイエローGHSをもつ成形物は反射分光光度計および上記のハンター・カラー・スケールを使用して色調変化が検査される
試験の早期に、試料の初期の漂白(負のΔEで示される)が通常は観察される。この現象の後に、試料の黄色化が始まる。ΔEを使用して全色調変化がモニタされる。更に、UV露出から生じる主たる変色は黄色の色相または青色/青色の尸度にあるので、ΔBがモニタされる。最後に、黄色化は時間につれて全く線状に起るので、ΔB:時間(初期の漂白の後)が種々の系の挙動の比較のために測定された。
材料の全重量を基準とする種々のGHS%の成形物の色調変化パラメータの結果を第1表に示す。
注(1)種々の濃度の色調均衡剤をもつゴム補強プラスチツク試料をキセノン・アークCi65ウエザロメータ(ザ・アトラス・エレクトリツク・デバイシズ・カンパニーから入手)を使用してウエザリングする。この機器はボロ・シリケート内側フイルタおよびソーダ・ライム・ガラス外側フイルタ;0.30ワツト/平方メートルの照射出力;および55℃の温度を使用する。1回転/分(rpm)で機器中で回転させながら、試料を300時間ウエザリングする。これは実際のオフイス環境でのUV露出3〜5年をシミユレートするものである。
注(2)種々の濃度の色調均衡剤をもつゴム補強プラスチツク試料をHPUV室内アクチニツク・イクスポージヤー・システム(ザ・アトラス・エレクトリツク・デバイイシズ・カンパニーから入手)を使用してウエザリングする。この機器は11本の1,500MA冷白色蛍光灯および2本の430MA蛍光太陽灯(フイルタ付き)を使用する。これらの灯の強度または寿命に応じて、試料を300〜400時間ウエザリングする。これは実際のオフイス環境でのUV露出3〜5年をシミユレートするものである。
第I表の結果からわかるように、ΔEおよびΔBによつて決定されるような改良されたウエザリングが0.04%以下の量の黄色有機染料の形体の色調均衡剤によつて達成される。
実施例5〜7
実施例1の技術を使用して、同様の難燃剤、着色剤入りのゴム変性プラスチツク材料を製造する。ただし、種々の濃度のNCRグレー濃縮物(ザ・リード・ケミカル・カンパニーから入手した着色剤)を使用した。
第II表の結果からわかるように、ΔEおよびΔBによつて決定されるような改良されたウエザリングが本発明の教示による色調均衡剤の添加によつて達成される。
実施例8〜10
実施例1の技術を使用して、同様の難燃剤、着色剤入りのゴム変性プラスチツク材料を製造する。ただし、種々の濃度のIBMシエ・グレー濃縮物(ザ・フエロ・コンパウンデイング・カンパニーから入手した着色剤)を使用した。
第III表の結果からわかるように、ΔEおよびΔBによつて決定されるような改良されたウエザリングが本発明の教示による色調均衡剤の添加によつて達成される。
実施例11〜12
実施例1の技術を使用して、同様の難燃剤、着色剤入りのゴム変性プラスチツク材料を製造する。ただし、はじめの乾燥ブレンド・カラーマツチにおいて、種々の濃度のIBMパール・ホワイト(ザ・リード・ケミカル・カンパニーから入手した着色剤)を使用した。
第IV表の結果からわかるように、ΔEおよびΔBによつて決定されるような改良された耐候性がもとのカラー・パツケージ中に黄色有機染料である色調均衡剤を添加することによつて達成される。