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1. WO2014157396 - COMMUNICATION CONTROL METHOD, USER TERMINAL, AND PROCESSOR

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明 細 書

発明の名称 通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

非特許文献

0004  

発明の概要

0005   0006   0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070  

産業上の利用可能性

0071  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサ

技術分野

[0001]
 本発明は、MBMSサービスを受信するための通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサに関する。

背景技術

[0002]
 移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)の標準化が進められている(例えば、非特許文献1参照)。
[0003]
 また、MBMSをサポートする公衆陸上移動網(PLMN)は、複数存在することがある。各PLMNは、オペレータ(通信事業者)が異なるネットワークであってもよく、無線アクセス技術(RAT)が異なるネットワークであってもよい。

先行技術文献

非特許文献

[0004]
非特許文献1 : 3GPP技術仕様 「TS 36.300 V11.4.0」 2012年12月

発明の概要

[0005]
 しかしながら、ユーザ端末の興味のあるMBMSサービスが、当該ユーザ端末が選択するPLMNとは異なるPLMNから配信される場合、当該ユーザ端末が当該MBMSサービスを受信できないという問題がある。
[0006]
 そこで、本発明は、選択するPLMNとは異なるPLMNから配信されるMBMSサービスの受信を可能にする通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサを提供する。
[0007]
 本発明に係る通信制御方法は、MBMSサービスを受信するための方法である。前記通信制御方法は、第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態のユーザ端末が、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信するステップAと、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した前記ユーザ端末が、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択した上で、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信するステップBと、を含む。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
[図2] 図2は、実施形態に係るUEのブロック図である。
[図3] 図3は、実施形態に係るeNBのブロック図である。
[図4] 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
[図5] 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。
[図6] 図6は、実施形態に係る動作環境を示す図である。
[図7] 図7は、実施形態に係る動作シーケンス図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 [実施形態の概要]
 実施形態に係る通信制御方法は、MBMSサービスを受信するための方法である。前記通信制御方法は、第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態のユーザ端末が、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信するステップAと、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した前記ユーザ端末が、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択した上で、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信するステップBと、を含む。
[0010]
 実施形態では、前記ステップAは、前記ユーザ端末が、前記第2のPLMNで配信されるMBMSサービスに関するMBMS基本情報を前記第1のPLMNから受信するステップA1と、前記ユーザ端末が、前記MBMS基本情報に基づいて、前記第2のPLMNで配信されるMBMSサービスに関するMBMS詳細情報を前記第2のPLMNから受信するステップA2と、前記ユーザ端末が、前記MBMS詳細情報に基づいて、自身の興味のあるMBMSサービスが前記第2のPLMNで配信されると判断するステップA3と、を含む。
[0011]
 実施形態では、前記ステップAにおいて、前記ユーザ端末は、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移するための情報として、RRC接続の解放要求を前記第1のセルに送信する。
[0012]
 実施形態では、前記ステップAにおいて、前記ユーザ端末は、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移するための情報として、周波数情報と優先度情報とを含むMBMS興味通知を前記第1のセルに送信する。前記周波数情報は、前記ユーザ端末が受信している又は興味のあるMBMSサービスを配信する周波数が無いことを示す。前記優先度情報は、MBMSサービスの受信をユニキャストサービスの受信よりも優先させることを示す。
[0013]
 実施形態に係るユーザ端末は、MBMSをサポートする。前記ユーザ端末は、第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態である場合で、かつ、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信する制御部を備える。前記制御部は、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した後、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択して、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信する。
[0014]
 実施形態に係るプロセッサは、MBMSをサポートするユーザ端末に備えられる。前記プロセッサは、第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態である場合で、かつ、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信する処理Aと、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した後、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択して、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信する処理Bと、を実行する。
[0015]
 [実施形態]
 以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システムの一つであるLTE(Long Term Evolution)システムに本発明を適用する場合の実施形態を説明する。
[0016]
 (LTEシステム)
 図1は、第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E-UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E-UTRAN10は無線アクセスネットワークに相当し、EPC20はコアネットワークに相当する。E-UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
[0017]
 UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
[0018]
 E-UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node-B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
[0019]
 eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
[0020]
 EPC20は、複数のMME(Mobility Management Entity)/S-GW(Serving-Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S-GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。MME/S-GW300により構成されるEPC20は、eNB200を収容する。
[0021]
 eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S-GW300と接続される。
[0022]
 次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
[0023]
 図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
[0024]
 アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
[0025]
 ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
[0026]
 メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
[0027]
 図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
[0028]
 アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
[0029]
 ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S-GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
[0030]
 メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
[0031]
 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
[0032]
 物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
[0033]
 MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))、及び割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
[0034]
 RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
[0035]
 PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
[0036]
 RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態(RRC connected state)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRC idle state)である。
[0037]
 RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non-Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
[0038]
 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
[0039]
 図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
[0040]
 下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
[0041]
 上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
[0042]
 (MBMS)
 MBMSは、マルチキャスト配信を実現するベアラサービスである。ネットワークは、MBMSサービスの受信を望む複数のUEに対して、共通のベアラで一斉にMBMSサービスを配信することにより、ネットワーク効率及び周波数利用効率を向上できる。また、MBSFN(MBMS Single Frequency Network)を構成するeNBは、同一信号を一斉に送信することにより、UEは各eNBから送信された信号をRF合成できる。
[0043]
 MBMS用の論理チャネルとしては、MTCH(Multicast Traffic Channel)と、MCCH(Multicast Control Channel)と、が規定されている。また、MBMS用のトランスポートチャネルとしては、MCH(Multicast Channel)が規定されている。eNB200は、マルチキャストチャネル(MTCH及びMCCH)を介して、MBMSサービスと、MBMSサービス配信を制御するためのMBMS制御情報と、を配信する。
[0044]
 なお、MBMSは、LTEシステムだけでなく、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)においてもサポートされる。
[0045]
 (実施形態に係る動作)
 以下において、本実施形態に係る動作について説明する。
[0046]
 図6は、本実施形態に係る動作環境を示す図である。図6に示すように、MBMSをサポートするPLMNが複数存在する。UE100は、複数のPLMN(PLMN1及び2)をサポートしており、複数のPLMNの中から選択したPLMNに位置登録する。
[0047]
 PLMN1及び2は、オペレータが異なるネットワークである。すなわち、PLMN1はオペレータ1が提供するネットワークであり、PLMN2はオペレータ2が提供するネットワークである。
[0048]
 或いは、PLMN1及び2は、RATが異なるネットワークである。すなわち、PLMN1はRAT1(例えばLTE)に準拠するネットワークであり、PLMN2はRAT2(例えばUMTS)に準拠するネットワークである。
[0049]
 UE100は、PLMN1に属するセルAとPLMN2に属するセルBとの重複領域に位置する。また、UE100は、PLMN1に属するセルAをサービングセルとしており、セルAにおいて接続状態にある。セルAはPLMN1のeNB200-1により管理され、セルBはPLMN2のeNB200-2により管理される。
[0050]
 図7は、本実施形態に係る動作シーケンス図である。セルAにおいて接続状態にあるUE100は、MBMSサービスを受信中であってもよく、MBMSサービスを受信していなくてもよい。
[0051]
 図7に示すように、ステップS101において、UE100は、PLMN2で配信されるMBMSサービスに関するUSD(User Service Description)をeNB200-1から受信する。
[0052]
 USDは、NASレイヤのメッセージ(すなわち、NASメッセージ)として構成される。USDは、MBMS基本情報に相当する。USDは、PLMN2で配信されるMBMSサービスの識別子を含んでもよい。このようなサービス識別子は、TMGI(Temporary Mobile Group Identifier)と称される。また、USDは、PLMN2で配信されるMBMSサービスの配信開始時間(セッション開始時間)を示す情報、及びPLMN2で配信されるMBMSサービスの配信終了時間(セッション終了時間)を示す情報を含んでもよい。さらに、USDは、PLMN2でMBMSサービスが配信される周波数を示す情報、及びPLMN2でMBMSサービスが配信される地理的エリアを示す情報を含んでもよい。
[0053]
 ステップS102において、UE100は、PLMN2で配信されるMBMSサービスに関するUSDに基づいて、自身の興味のあるMBMSサービスがPLMN1で配信されないものの、自身の興味のあるMBMSサービスがPLMN2で配信される可能性があると判断する。そして、UE100は、PLMN2に属するセルからの信号強度が閾値以上である場合に、PLMN2からのMBMS Service Area ID (SAI)及び/又はMCCHの受信(測定)を試行することを決定する。
[0054]
 SAI及び/又はMCCHは、MBMSサービスに関するMBMS詳細情報に相当する。SAIは、MBMSサービスが配信される地理的エリアを示す識別子である。MCCHは、MBMS制御情報を伝送する論理チャネルである。
[0055]
 ステップS103において、UE100は、eNB200-1との通信中断期間(measurement gap等)において、PLMN2(eNB200-2)からのSAI及び/又はMCCHの受信を試みる。なお、UE100が複数の受信機を搭載する場合には、measurement gap無しで、PLMN2(eNB200-2)からのSAI及び/又はMCCHの受信を試みてもよい。
[0056]
 UE100は、SAI及び/又はMCCHに基づいて、自身の興味のあるMBMSサービスがPLMN2で配信されていることを確認する。
[0057]
 ステップS104において、UE100は、MBMSサービスの受信をユニキャストサービスの受信よりも優先させる場合に、PLMN1からPLMN2に切り替えるために、接続状態からアイドル状態に遷移するための処理を開始する。
[0058]
 ステップS105において、UE100は、接続状態からアイドル状態に遷移するための情報として、RRC接続の解放要求をeNB200-1(セルA)に送信する。RRC接続の解放要求は、RRCレイヤのメッセージ(すなわち、RRCメッセージ)として構成される。
[0059]
 ステップS106において、eNB200-1は、RRC接続の解放要求をUE100から受信したことに応じて、UE100とのRRC接続を解放することをUE100に通知する。そして、eNB200-1及びUE100は、RRC接続を解放する。その結果、UE100は、接続状態からアイドル状態に遷移する。
[0060]
 ステップS107において、アイドル状態に遷移したUE100は、PLMN2に属するセルB(eNB200-2)を再選択した上で、PLMN2に属するセルBからMBMSサービスを受信する。また、UE100は、セルBにおいてアイドル状態から接続状態に遷移し、接続状態においてセルBからMBMSサービスを受信してもよい。さらに、セルB(eNB200-2)がMBMS興味通知の受信をサポートしている場合、UE100は、MBMS興味通知をセルBに送信し、MBMSサービスの受信と共にユニキャストサービスの受信を試みてもよい。
[0061]
 なお、MBMS興味通知は、RRCメッセージの一種である。MBMS興味通知は、周波数情報(mbms-FreqList)と優先度情報(mbms-Priority)とを含む。周波数情報は、UE100が受信している又は興味のあるMBMSサービスを配信する周波数を示す情報である。優先度情報は、MBMSサービスの受信をユニキャストサービスの受信よりも優先させるか否かを示す情報である。
[0062]
 上述したように、UE100の興味のあるMBMSサービスが、UE100が選択するPLMN1とは異なるPLMN2から配信される場合でも、UE100は、RRC接続を解放してPLMN2を再選択することにより、自身の興味のあるMBMSサービスをPLMN2から受信できる。
[0063]
 [実施形態の変更例]
 上述した実施形態では、UE100は、接続状態からアイドル状態に遷移するための情報として、RRC接続の解放要求をeNB200-1(セルA)に送信していた。
[0064]
 本変更例では、UE100は、RRC接続の解放要求に代えて、特別なMBMS興味通知をeNB200-1(セルA)に送信する。特別なMBMS興味通知は、周波数情報が「エンプティ」に設定され、優先度情報が「MBMSサービスの受信優先」に設定される。
[0065]
 すなわち、特別なMBMS興味通知では、周波数情報は、UE100が受信している又は興味のあるMBMSサービスを配信する周波数が無いことを示す。また、特別なMBMS興味通知では、MBMSサービスの受信をユニキャストサービスの受信よりも優先させることを示す。
[0066]
 eNB200-1は、特別なMBMS興味通知をUE100から受信すると、UE100が別のPLMNで配信されるMBMSサービスに興味があると判断して、UE100とのRRC接続を解放する。
[0067]
 [その他の実施形態]
 上述した実施形態に係るRRC接続の解放要求は、MBMS受信以外の用途に適用してもよい。具体的には、UE100の意志でRRC接続を解放するケースにRRC接続の解放要求を適用できる。例えば、UE100内でのデバイス間干渉(LTE-GPS/WiFi)が強く、LTE通信を別周波数に移動したい又は停止したいが、eNB200がInDeviceCoexIndication messageをサポートしていないことから、止むを得ずLTE通信を停止するような場合に、UE100がRRC接続の解放要求をeNB200に送信してもよい。
[0068]
 上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用するケースを主として説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[0069]
 このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。また、上述した実施形態及び変更例は、組み合わせることが可能である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
[0070]
 なお、米国仮特許出願第61/805,789号(2013年3月27日出願)の全内容が、参照により、本願に組み込まれている。

産業上の利用可能性

[0071]
 本発明によれば、選択するPLMNとは異なるPLMNから配信されるMBMSサービスの受信を可能にする通信制御方法、ユーザ端末、及びプロセッサを提供することができる。

請求の範囲

[請求項1]
 MBMSサービスを受信するための通信制御方法であって、
 第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態のユーザ端末が、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信するステップAと、
 前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した前記ユーザ端末が、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択した上で、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信するステップBと、
を含むことを特徴とする通信制御方法。
[請求項2]
 前記ステップAは、
 前記ユーザ端末が、前記第2のPLMNで配信されるMBMSサービスに関するMBMS基本情報を前記第1のPLMNから受信するステップA1と、
 前記ユーザ端末が、前記MBMS基本情報に基づいて、前記第2のPLMNで配信されるMBMSサービスに関するMBMS詳細情報を前記第2のPLMNから受信するステップA2と、
 前記ユーザ端末が、前記MBMS詳細情報に基づいて、自身の興味のあるMBMSサービスが前記第2のPLMNで配信されると判断するステップA3と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
[請求項3]
 前記ステップAにおいて、前記ユーザ端末は、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移するための情報として、RRC接続の解放要求を前記第1のセルに送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
[請求項4]
 前記ステップAにおいて、前記ユーザ端末は、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移するための情報として、周波数情報と優先度情報とを含むMBMS興味通知を前記第1のセルに送信し、
 前記周波数情報は、前記ユーザ端末が受信している又は興味のあるMBMSサービスを配信する周波数が無いことを示し、
 前記優先度情報は、MBMSサービスの受信をユニキャストサービスの受信よりも優先させることを示すことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
[請求項5]
 MBMSをサポートするユーザ端末であって、
 第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態である場合で、かつ、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信する制御部を備え、
 前記制御部は、前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した後、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択して、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信することを特徴とするユーザ端末。
[請求項6]
 MBMSをサポートするユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
 第1のPLMNに属する第1のセルにおいて接続状態である場合で、かつ、自身の興味のあるMBMSサービスが第2のPLMNで配信されると判断した場合に、前記接続状態からアイドル状態に遷移するための情報を前記第1のセルに送信する処理Aと、
 前記接続状態から前記アイドル状態に遷移した後、前記第2のPLMNに属する第2のセルを再選択して、前記第2のセルから前記MBMSサービスを受信する処理Bと、
を実行することを特徴とするプロセッサ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]