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1. WO2020136797 - OUTDOOR UNIT AND REFRIGERATION CYCLE DEVICE

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明 細 書

発明の名称 室外機、及び、冷凍サイクル装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060  

符号の説明

0061  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 室外機、及び、冷凍サイクル装置

技術分野

[0001]
 本発明は、伝熱管として扁平管を備えた空気調和機等の冷凍サイクル装置に用いられる室外機、及び、当該室外機を備えた冷凍サイクル装置に関するものである。

背景技術

[0002]
 従来より、空気調和機等の冷凍サイクル装置に用いられる室外機において、扁平管を搭載した室外機が提案されている(特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平10-220989号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1の空気調和機の室外機は、複数の扁平管が上下方向に配置され、それぞれの扁平管は、水平方向に互いに平行に設けられている。また、それぞれの扁平管は、管路の垂直断面において長軸方向が水平方向と平行になるように設けられている。ここで、室外機内において、熱交換器が送風機の回転軸に対して半径方向に配置される場合、熱交換器と送風機との距離が近いため、熱交換器の扁平管の間を通過して送風機に流入する空気の風速が高くなる。そのため、風速の高い空気と、送風機の回転翼との衝突により通風抵抗が生じ、また、騒音が発生する。
[0005]
 本発明は、上記のような課題を解決するものであり、熱交換器が送風機の回転軸に対して半径方向に配置される場合に、通風抵抗を低減させて騒音を抑制する室外機、及び、当該室外機を備えた冷凍サイクル装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の室外機は、筐体と、筐体の内部に配置され、仮想の回転軸に対して半径方向に配置された複数の回転翼によって筐体内を通過する空気の流れを形成する軸流送風機と、上下方向に間隔をあけて配置された複数の扁平管を有し、筐体の内部において軸流送風機の回転軸に対して半径方向に配置されると共に、軸流送風機の形成する空気の流れにおいて軸流送風機の風上側に配置される熱交換器と、を備え、複数の扁平管のそれぞれは、軸流送風機の配置側に位置する第1端部と、第1端部に対して、熱交換器を通過する空気の流れの風上側に位置する第2端部と、を通る長軸を有する扁平形状であり、回転翼の先端部が描く回転円において、熱交換器に最も近い位置となる対向部の接線であって、回転翼の回転方向のベクトルを第1ベクトルと定義し、複数の扁平管の中で対向部に最も近い位置に配置された第1扁平管において、第2端部を基点として第1端部を通過するベクトルを第2ベクトルと定義した場合に、第1ベクトルと第2ベクトルとのなす角が90度未満である。

発明の効果

[0007]
 本発明の室外機は、筐体の内部において軸流送風機の回転軸に対して半径方向に熱交換器が配置されている。そして、室外機は、第1ベクトルと第2ベクトルとのなす角が、90度未満である。この第1ベクトルは、回転翼の先端部が描く回転円において、熱交換器に最も近い位置となる対向部の接線であって、回転翼の回転方向のベクトルである。また、第2ベクトルは、複数の扁平管の中で対向部に最も近い位置に配置された第1扁平管において、第2端部を基点として第1端部を通過するベクトルである。室外機は、第1ベクトルと第2ベクトルとのなす角が90度未満であるため、回転翼に最も近い位置に配置された第1扁平管の傾斜に伴い熱交換器を通過する空気の流入方向と、軸流送風機の回転方向とが同じ方向である。その結果、室外機、及び、当該室外機を備えた冷凍サイクル装置は、筐体内に流入する風速の高い空気と、回転翼との相対速度が小さくなるため、熱交換器の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 本発明の実施の形態1に係る室外機の正面方向の斜視図である。
[図2] 本発明の実施の形態1に係る室外機の背面方向の斜視図である。
[図3] 本発明の実施の形態1に係る室外機の概略正面図である。
[図4] 図3に示す室外機のA-A線断面図である。
[図5] 図3に示す室外機のB部における扁平管と軸流送風機の拡大概念図である。
[図6] 本発明の実施の形態2に係る室外機の概略正面図である。
[図7] 図6に示す室外機のB部における扁平管と軸流送風機の拡大概念図である。
[図8] 本発明の実施の形態3に係る室外機の概略断面図である。
[図9] 本発明の実施の形態4に係る室外機の概略断面図である。
[図10] 本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の構成を示す図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 以下、本発明における室外機100、室外機110、室外機120、室外機130及び冷凍サイクル装置50について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。また、理解を容易にするために方向あるいは位置を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いる。しかし、これらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
[0010]
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る室外機100の正面方向の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る室外機100の背面方向の斜視図である。図1及び図2を用いて、室外機100の外郭について説明する。図1を含む以下の図面に示すX軸は、室外機100の左右方向を示し、Y軸は室外機100の前後方向を示し、Z軸は室外機100の上下方向を示すものである。より詳細には、室外機100を正面から見たときX1側を左側、X2側を右側、Y軸においてY1側を前側、Y2側を後側、Z軸においてZ1側を上側、Z2側を下側として室外機100を説明する。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、室外機100を使用可能な状態に設置したときのものである。
[0011]
<室外機100>
 室外機100は、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される冷凍サイクル装置に用いられる。室外機100は、筐体1を有する。室外機100の筐体1は、室外機100の外郭を構成する。筐体1は、板金製であり、図1に示すように略直方体形状に構成されている。筐体1は、図1及び図2に示すように、円形状の吹出口1a1が形成されている前面パネル1aと、前面パネル1aと対向して設置され、後述する機械室4の背面を覆う背面パネル1bと、を有する。前面パネル1aには、吹出口1a1を覆って軸流送風機12のプロペラファン16を保護するファンガード1gが取り付けられている。背面パネル1bには、矩形の開口部1b1が形成されており、開口部1b1を介して筐体1の内部に熱交換器11が配置されている。また、筐体1は、筐体1を前方から見て後述する送風機室3側の側面に設けられた左側面パネル1cと、機械室4側の側面に設けられた右側面パネル1dと、を有する。なお、左側面パネル1cには、送風機室3内に外気を取り入れるための外気取入口(図示は省略)が形成されている。さらに、筐体1は、前面パネル1aと、背面パネル1bと、左側面パネル1cと、右側面パネル1dと、により形成された上部開口を覆う天面パネル1eと、下部開口を覆う底板1fとを有する。この天面パネル1eは、熱交換器11及び軸流送風機12の上方を覆う。また、底板1fは、熱交換器11及び軸流送風機12の下方に配置される。
[0012]
 図3は、本発明の実施の形態1に係る室外機100の概略正面図である。図4は、図3に示す室外機100のA-A線断面図である。次に、図3及び図4を用いて、室外機100の内部構成について説明する。なお、図3に示す白抜き矢印は、軸流送風機12によって形成される空気の流れを示したものである。空気は、左側面パネル1cに形成された外気取入口1c1を介して筐体1の外部から内部に流入する。室外機100は、図3及び図4に示すように、熱交換器11と、軸流送風機12とを有する。室外機100はまた、図4に示すように、圧縮機13を有する。室外機100は、筐体1内を送風機室3と機械室4とに隔てる仕切板2を有する。仕切板2は、筐体1の内部に設けられ、底板1fから上方向(Z軸方向)に設けられていると共に、底板1fの前後方向(Y軸方向)に設けられている。仕切板2は、例えば、板金等を折曲して形成されている。送風機室3には、熱交換器11と、熱交換器11に対向するように配置された軸流送風機12とが収納されており、機械室4には、圧縮機13が収納されている。これらの熱交換器11及び圧縮機13は、底板1f上に設置されている。
[0013]
(熱交換器11)
 熱交換器11は、筐体1内に配置され、内部を流れる冷媒と外気との熱交換を行うものである。室外機100が空調用途の冷凍サイクル装置に使用される場合、熱交換器11は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。実施の形態1の熱交換器11は、図4に示すように、軸流送風機12の後方(Y2側)と側方(X1側)とを覆うように配置されており、底板1fに対して垂直方向に見た場合に、L字形状に形成されている。熱交換器11は、後方部11bと側方部11cとを有している。熱交換器11の後方部11bは、筐体1の内部において軸流送風機12に対向すると共に、軸流送風機12の形成する空気の流れにおいて軸流送風機12の風上側に配置される。熱交換器11の側方部11cは、筐体1の内部において軸流送風機12の回転軸S1に対する半径方向に配置される。すなわち、熱交換器11は、軸流送風機12の側方に配置されている。つまり、実施の形態1の熱交換器11は、室外機100の長手方向(X軸方向)及び短手方向(Y軸方向)において前述の如く、軸流送風機12と対向すると共に、軸流送風機12の風上側に配置されている。なお、熱交換器11は、底板1fに対して垂直方向に見た場合に、L字形状に形成された構成に限定されるものではなく、例えば、直線状に形成された構成であってもよい。この場合、複数の直線状に形成された各構成がそれぞれ軸流送風機12の後方と側方とを覆うように配置される。また、熱交換器11は、底板1fに対して垂直方向に見た場合に、U字形状に形成されたものでもよい。また、熱交換器11は、側方部11cのみを有してもよい。
[0014]
 熱交換器11は、間隔をあけて並列に配置された複数のフィン21と、複数のフィン21に直交し、かつ上下方向に間隔をあけて配置された複数の扁平管22と、を有する。扁平管22は、伝熱管であり、管内を冷媒が通過する。複数の扁平管22のそれぞれは、水平方向(例えば、X軸方向及びY軸方向)に延びるように設けられている。フィン21は、扁平管22を流れる冷媒と外気との間の伝熱面積を大きくするために設けられており、隣り合うフィン21とフィン21との間を空気が通過する。なお、図3及び図4では、熱交換器11において、複数の扁平管22がフィン21に直交した場合について例示しているが、フィン21が他の形態であってもよく、フィン21が設けられていなくてもよい。なお、扁平管22の詳細な構成については後述する。
[0015]
(軸流送風機12)
 次に、図3及び図4を参照して、軸流送風機12について説明する。軸流送風機12は、筐体1の内部に配置され、回転軸S1に対して半径方向に配置された複数の回転翼18によって、筐体1内を通過する空気の流れを形成する。軸流送風機12は、モータ15とプロペラファン16とを備えた送風手段であり、熱交換器11における冷媒と空気との熱交換を効率的に行うための空気の循環を生成する。軸流送風機12のプロペラファン16は、軸心まわりに回転されるハブ部17と、ハブ部17の外周部に放射状に設けられた複数の回転翼18とを有する。すなわち、回転翼18は、回転軸S1に対して放射状に設けられている。なお、軸流送風機12では、3枚の回転翼18が設けられているが、回転翼18の枚数は限定されるものではない。回転翼18は、熱交換器11の配置側に位置する回転翼18の前縁部19において、径方向の先端に位置する先端部19aと、ハブ部17との境界部分である基部19bと、を有する。軸流送風機12は、図4に示すように、筐体1の内部において、熱交換器11の側方(X2側)及び前方(Y1側)に配置されている。すなわち、軸流送風機12は、室外機100の長手方向(X軸方向)及び短手方向(Y軸方向)において熱交換器11と対向すると共に、熱交換器11を通過する空気の流れの風下側に配置されている。
[0016]
 軸流送風機12は、図3に示すように、プロペラファン16の回転翼18が回転方向R1に回転する。ここで回転方向R1とは、軸流送風機12を室外機100の前方から回転軸S1の軸方向に見た場合に、回転軸S1を中心として時計回りに回る方向である。換言すると、回転方向R1は、回転翼18の先端部19aが、底板1f側、熱交換器11側、天面パネル1e側、機械室4側、再び底板1f側の順に位置するように回転する方向である。軸流送風機12は、プロペラファン16が回転することで、熱交換器11とプロペラファン16との間を負圧にして、筐体1の側面側(X1側)及び背面側(Y2側)から筐体1の内部に外気を導入する。そして、軸流送風機12は、プロペラファン16が回転することで、室外機100の内部に導入された外気を室外機100の前面側(Y1側)に向かって排出する。この際、軸流送風機12は、熱交換器11を通過する空気の流れを形成している。なお、軸流送風機12と扁平管22との関係については後述する。
[0017]
(圧縮機13)
 圧縮機13は、吸入した冷媒を圧縮して高温高圧ガス冷媒の状態にして吐出するものである。圧縮機13は、例えば、ロータリー式、スクロール式又はベーン式等の圧縮機である。圧縮機13は、インバータ装置を備えていてもよく、インバータ装置によって運転周波数を変化させて、圧縮機13の容量を変更することができるように構成されてもよい。なお、圧縮機13の容量とは、単位時間当たりに送り出す冷媒の量である。
[0018]
(扁平管22の詳細な構成)
 図5は、図3に示す室外機100のB部における扁平管22と軸流送風機12の拡大概念図である。次に、図3及び図5を用いて、熱交換器11における扁平管22の詳細な構成について更に説明する。複数の扁平管22のそれぞれの断面形状は、軸流送風機12の配置側に位置する第1端部23と、第1端部23に対して、熱交換器11を通過する空気の流れの風上側に位置する第2端部24とを通る長軸LSを有する扁平形状である。複数の扁平管22のそれぞれは、第1端部23と第2端部24とを通る長軸LSが仮想の水平面Fに対して同じ方向DRに傾斜している。なお、ここでいう方向DRとは、水平面Fに対して0度より大きく90度未満の角度において、扁平管22の長軸LSが水平面Fに対して傾く方向と定義する。なお、方向DRは傾き方向であって、角度を定義するものではない。また、長軸LSは、扁平管22の管が延びる方向に連続しており、扁平管22の管が延びる方向に長軸LSを見た場合に、長軸LSは、扁平管22内で面を形成する。そのため方向DRは、長軸LSが扁平管22の管の延びる方向に形成する面が水平面Fに対して傾く方向であるとも定義できる。そして、同じ方向DRに傾斜しているとは、複数の扁平管22におけるそれぞれの長軸LSが、上下方向において水平面Fに対して同じ側に傾いていることと定義される。すなわち、ここでいう同じ方向に傾斜しているとは、複数の扁平管22におけるそれぞれの長軸LSが扁平管22の延びる方向に形成する面が、上下方向において、水平面Fに対して同じ側に傾いていることと定義される。実施の形態1の熱交換器11において、扁平管22は、長軸LSの第1端部23が第2端部24よりも上側に位置するように傾斜している。
[0019]
 ここで、扁平管22の第2端部24を通る仮想の水平面Fを、第1仮想水平面F1と定義する。実施の形態1の、複数の扁平管22のそれぞれは、長軸LSの第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αが同じ角度である。すなわち、扁平管22の長軸LSが扁平管22の延びる方向に形成する面が、第1仮想水平面F1に対して形成する角度を傾斜角度αとした場合において、複数の扁平管22それぞれは、傾斜角度αが同じ角度である。しかし、複数の扁平管22のそれぞれは、長軸LSの傾斜角度αが同じ角度であることに限定されるものではない。複数の扁平管22のそれぞれは、第1端部23と第2端部24とを通る長軸LSが第1仮想水平面F1に対して同じ方向に傾斜していれば、それぞれの長軸LSの傾斜角度αが異なる角度であってもよい。なお、実施の形態1のように、複数の扁平管22において、長軸LSの傾斜角度αが同じ角度である場合には、長軸LSの傾斜角度αを調整する必要が無いため室外機100を更に簡易な構造及び方法で製造することができる。
[0020]
(扁平管22と軸流送風機12との関係)
 次に、図3及び図5を用いて、扁平管22と軸流送風機12との関係について説明する。まず、軸流送風機12が作動している状態で、軸流送風機12を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、回転翼18の回転によって回転翼18の先端部19aが描く回転円を回転円C1と定義する。次に、室外機100を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、この回転円C1において、熱交換器11に最も近い位置を対向部P1と定義する。次に、回転円C1における対向部P1の接線であって、回転翼18の回転方向R1のベクトルを第1ベクトルL1と定義する。次に、熱交換器11を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、複数の扁平管22の中で対向部P1に最も近い位置に配置された扁平管22を第1扁平管22aと定義する。そして、第1扁平管22aの第2端部24を基点として第1端部23を通過するベクトルを第2ベクトルL2と定義する。室外機100は、軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、第1ベクトルL1と、第2ベクトルL2とのなす角θが90度未満である。なお、回転軸S1を通る仮想の水平面を第2仮想水平面F2と定義した場合に、対向部P1は、第2仮想水平面F2と、回転円C1とが接する点であると定義することもできる。また、角θは、第1ベクトルL1と第2ベクトルL2とのなす角である。そして、室外機100を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、角θは、熱交換器11と軸流送風機12との間で第1ベクトルL1に対して軸流送風機12側の角度である。また、室外機100を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、角θは、天面パネル1eと底板1fとの間で第2ベクトルL2に対して天面パネル1e側の角度である。
[0021]
 換言すると、第1扁平管22aの長軸LSは、回転翼18の回転方向R1に向かって傾斜する。より詳細には、図5に示すように、第1扁平管22aの長軸LSは、第1端部23が、上下方向において、第2端部24よりも上側に位置するように傾斜している。また、軸流送風機12は、図3に示すように、回転翼18が、熱交換器11と隣接する位置、天面パネル1eと隣接する位置、底板1fと隣接する位置の順となる回転方向R1に回転する。
[0022]
 また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22bについて検討する。この扁平管22bの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向DRと同じ方向に傾斜してもよい。また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22bの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜してもよい。
[0023]
 また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向と同じ方向に傾斜してもよい。また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜してもよい。
[0024]
(室外機100の動作)
 次に、室外機100における空気の流れを説明する。まず、室外機100は、軸流送風機12が作動することにより、送風機室3の軸流送風機12と熱交換器11との間の空間が負圧状態となる。そして、室外機100は、軸流送風機12と熱交換器11との間の空間が負圧状態となることにより、筐体1に形成された開口部1b1及び外気取入口1c1を介して筐体1の外から筐体1の内部に空気が流入する。この流入した空気は、熱交換器11の隣接するフィン21とフィン21との間を通過し、また、隣接する扁平管22と扁平管22との間を通過することで熱交換器11を通過する。このとき熱交換器11では、軸流送風機12によって筐体1内に流入した空気と、扁平管22の内部を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。熱交換器11において、扁平管22の内部を流れる冷媒との間で熱交換が行われた空気は、軸流送風機12によって、筐体1の外に排出される。
[0025]
 以上のように、室外機100は、筐体1の内部において軸流送風機12の回転軸S1に対して半径方向に熱交換器11が配置されている。そして、室外機100は、第1ベクトルL1と第2ベクトルL2とのなす角θが90度未満である。この第1ベクトルL1は、回転翼18の先端部19aが描く回転円C1において、熱交換器11に最も近い位置となる対向部P1の接線であって、回転翼18の回転方向R1のベクトルである。また、第2ベクトルL2は、複数の扁平管22の中で対向部P1に最も近い位置に配置された第1扁平管22aにおいて、第2端部24を基点として第1端部23を通過するベクトルである。室外機100は、第1ベクトルL1と第2ベクトルL2とのなす角θが90度未満であるため、回転翼18に最も近い位置に配置された第1扁平管22aの傾斜に伴い熱交換器11を通過する空気の流入方向と、軸流送風機12の回転方向R1とが同じ方向である。その結果、室外機100は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機100は、通風抵抗を低減できることで、室外機100が必要とする出力を低減させることができる。
[0026]
 また、第1扁平管22aの長軸LSは、回転翼18の回転方向R1に向かって傾斜する。その結果、室外機100は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機100は、通風抵抗を低減できることで、室外機100が必要とする出力を低減させることができる。
[0027]
 また、第1扁平管22aの長軸LSは、第1端部23が、上下方向において、第2端部24よりも上側に位置するように傾斜している。そして、軸流送風機12は、回転翼18が、熱交換器11と隣接する位置、天面パネル1eと隣接する位置、底板1fと隣接する位置の順となる回転方向R1に回転する。そのため、室外機100は、回転翼18に最も近い位置に配置された第1扁平管22aの傾斜に伴い熱交換器11を通過する空気の流入方向と、軸流送風機12の回転方向R1とが同じ方向である。その結果、室外機100は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機100は、通風抵抗を低減できることで、室外機100が必要とする出力を低減させることができる。
[0028]
 また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22bの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向DRと同じ方向に傾斜している。室外機100は、第1扁平管22aに隣接する複数の扁平管22bによって第1扁平管22aと共に空気の流路を形成することで更に空気の流入方向を特定することができる。その結果、室外機100は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が更に小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。
[0029]
 また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22bの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜している。室外機100は、第1扁平管22aに隣接する複数の扁平管22bと、第1扁平管22aとが同じ角度で傾斜して共に空気の流路を形成することで更に空気の流入方向を特定することができる。その結果、室外機100は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が更に小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。
[0030]
 また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向DRと同じ方向に傾斜している。そのため、室外機100は、熱交換器11の着霜に対して除霜運転を行う際に、除霜水を長軸LSが下方を向く方向に速やかに排水することができ、除霜に要する時間を短縮することができる。
[0031]
 また、実施の形態1の複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜している。そのため、室外機100は、扁平管22毎に長軸LSの傾斜角度αを調整する必要が無いため、室外機100は簡易な構造で製造することができる。
[0032]
実施の形態2.
 図6は、本発明の実施の形態2に係る室外機110の概略正面図である。図7は、図6に示す室外機110のB部における扁平管22と軸流送風機12の拡大概念図である。室外機110は、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される冷凍サイクル装置に用いられる。実施の形態2に係る室外機110は、扁平管22の設置角度及び軸流送風機12の回転方向が実施の形態1に係る室外機100と異なる。図1~図5の室外機100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態2に係る室外機110において特に記述しない項目については、発明の実施の形態1に係る室外機100と同様とし、同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
[0033]
(軸流送風機12)
 軸流送風機12は、図6及び図7に示すように、プロペラファン16の回転翼18が回転方向R2に回転する。ここで回転方向R2とは、軸流送風機12を室外機100の前方から回転軸S1の軸方向に見た場合に、回転軸S1を中心として反時計回りに回る方向である。換言すると、回転方向R2は、回転翼18の先端部19aが、底板1f側、機械室4側、天面パネル1e側、熱交換器11側、再び底板1f側の順に位置するように回転する方向である。
[0034]
(扁平管22の詳細な構成)
 次に、図6及び図7を用いて、熱交換器11における扁平管22の詳細な構成について説明する。実施の形態2の熱交換器11において、扁平管22は、長軸LSの第1端部23が第2端部24よりも下側に位置するように傾斜している。
[0035]
(扁平管22と軸流送風機12との関係)
 次に、図6及び図7を用いて、扁平管22と軸流送風機12との関係について説明する。まず、軸流送風機12が作動している状態で、軸流送風機12を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、回転翼18の回転によって回転翼18の先端部19aが描く回転円を回転円C1と定義する。次に、室外機110を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、この回転円C1において、熱交換器11に最も近い位置を対向部P1と定義する。次に、回転円C1における対向部P1の接線であって、回転翼18の回転方向R2のベクトルを第1ベクトルL3と定義する。次に、熱交換器11を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、複数の扁平管22の中で対向部P1に最も近い位置に配置された扁平管22を第1扁平管22aと定義する。そして、第1扁平管22aの第2端部24を基点として第1端部23を通過するベクトルを第2ベクトルL4と定義する。室外機110は、軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、第1ベクトルL3と、第2ベクトルL4とのなす角θ2が90度未満である。なお、回転軸S1を通る仮想水平面を第2仮想水平面F2と定義した場合に、対向部P1は、第2仮想水平面F2と、回転円C1とが接する点と定義してもよい。また、角θ2は、第1ベクトルL3と第2ベクトルL4とのなす角である。そして、室外機110を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、角θ2は、熱交換器11と軸流送風機12との間で第1ベクトルL3に対して軸流送風機12側の角度である。また、室外機110を軸流送風機12の回転軸S1方向に見た場合に、角θ2は、天面パネル1eと底板1fとの間で第2ベクトルL4に対して底板1f側の角度である。
[0036]
 換言すると、第1扁平管22aの長軸LSは、回転翼18の回転方向R2に向かって傾斜する。より詳細には、図7に示すように、第1扁平管22aの長軸LSは、第1端部23が、上下方向において、第2端部24よりも下側に位置するように傾斜している。また、軸流送風機12は、図6に示すように、回転翼18が、天面パネル1eと隣接する位置、熱交換器11と隣接する位置、底板1fと隣接する位置の順となる回転方向R2に回転する。
[0037]
 また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22bについて検討する。この扁平管22bの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向DRと同じ方向に傾斜してもよい。また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22bの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜してもよい。
[0038]
 また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向と同じ方向に傾斜してもよい。また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜してもよい。
[0039]
 以上のように、室外機110は、筐体1の内部において軸流送風機12の回転軸S1に対して半径方向に熱交換器11が配置されている。そして、室外機110は、第1ベクトルL3と第2ベクトルL4とのなす角θ2が90度未満である。この第1ベクトルL3は、回転翼18の先端部19aが描く回転円C1において、熱交換器11に最も近い位置となる対向部P1の接線であって、回転翼18の回転方向R2のベクトルである。また、第2ベクトルL4は、複数の扁平管22の中で対向部P1に最も近い位置に配置された第1扁平管22aにおいて、第2端部24を基点として第1端部23を通過するベクトルである。室外機110は、第1ベクトルL3と第2ベクトルL4とのなす角θ2が90度未満であるため、回転翼18に最も近い位置に配置された第1扁平管22aの傾斜に伴い熱交換器11を通過する空気の流入方向と、軸流送風機12の回転方向R2とが同じ方向である。その結果、室外機110は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機110は、通風抵抗を低減できることで、室外機110が必要とする出力を低減させることができる。
[0040]
 また、第1扁平管22aの長軸LSは、回転翼18の回転方向R2に向かって傾斜する。その結果、室外機100は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機100は、通風抵抗を低減できることで、室外機100が必要とする出力を低減させることができる。
[0041]
 また、第1扁平管22aの長軸LSは、第1端部23が、上下方向において、第2端部24よりも下側に位置するように傾斜している。そして、軸流送風機12は、回転翼18が、天面パネル1eと隣接する位置、熱交換器11と隣接する位置、底板1fと隣接する位置の順となる回転方向R2に回転する。そのため、室外機110は、回転翼18に最も近い位置に配置された第1扁平管22aの傾斜に伴い熱交換器11を通過する空気の流入方向と、軸流送風機12の回転方向R2とが同じ方向である。その結果、室外機110は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機110は、通風抵抗を低減できることで、室外機110が必要とする出力を低減させることができる。
[0042]
 また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22の長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向DRと同じ方向に傾斜している。室外機110は、第1扁平管22aに隣接する複数の扁平管22によって第1扁平管22aと共に空気の流路を形成することで更に空気の流入方向を特定することができる。その結果、室外機110は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が更に小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。
[0043]
 また、第1扁平管22aの上方又は下方に配置され、かつ、第1扁平管22aと対向する位置に配置された扁平管22の長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜している。室外機110は、第1扁平管22aに隣接する複数の扁平管22と、第1扁平管22aとが同じ角度で傾斜して共に空気の流路を形成することで更に空気の流入方向を特定することができる。その結果、室外機110は、筐体1内に流入する風速の高い空気と、回転翼18との相対速度が更に小さくなるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。
[0044]
 また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対して傾斜する方向DRと同じ方向に傾斜している。そのため、室外機110は、熱交換器11の着霜に対して除霜運転を行う際に、除霜水を長軸LSが下方を向く方向に速やかに排水することができ、除霜に要する時間を短縮することができる。
[0045]
 また、複数の扁平管22のそれぞれの長軸LSは、第1仮想水平面F1に対して、第1扁平管22aの長軸LSが第1仮想水平面F1に対する傾斜角度αと同じ角度で傾斜している。そのため、室外機110は、扁平管22毎に長軸LSの傾斜角度αを調整する必要が無いため、室外機110は簡易な構造で製造することができる。
[0046]
実施の形態3.
<室外機120>
 図8は、本発明の実施の形態3に係る室外機120の概略断面図である。室外機120は、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される冷凍サイクル装置に用いられる。実施の形態1に係る室外機100は、伝熱管が全て扁平管22で構成されているのに対し、実施の形態3に係る室外機120は、伝熱管の一部に円管22cが含まれている点で異なる。実施の形態3に係る室外機120の構成は、伝熱管の構成が実施の形態1に係る室外機100と異なるだけであり、他の構成は実施の形態1に係る室外機100と同一である。図1~図7の室外機100及び室外機110と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態3に係る室外機120において特に記述しない項目については、発明の実施の形態1に係る室外機100と同様とし、同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
[0047]
 熱交換器111は、筐体1内に配置され、内部を流れる冷媒と外気との熱交換を行うものである。室外機120が空調用途の冷凍サイクル装置に使用される場合、熱交換器111は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。熱交換器111は、筐体1の内部において軸流送風機12に対向すると共に、軸流送風機12の形成する空気の流れにおいて軸流送風機12の風上側に配置される。熱交換器111は、間隔をあけて並列に配置された複数のフィン21と、複数のフィン21に直交し、かつ上下方向に間隔をあけて配置された複数の扁平管22と、を有する。熱交換器111は、フィン21に直交し、内部に冷媒が流通する少なくとも1つの円管22cを更に有する。熱交換器111は、伝熱管の一部に円管22cを有する点で、伝熱管の全てが扁平管22で構成されている熱交換器11と相違するだけであり、他の構成は熱交換器11と同一である。なお、円管22cの数は、1本以上であればよい。また、円管22cは、熱交換器111の下端部11a側に配置されることが一般的であるが、円管22cは、熱交換器111の上下方向においてどの位置に配置されてもよい。
[0048]
 以上のように、熱交換器111は、内部に冷媒が流通する少なくとも1つの円管22cを更に有する。一般的に、扁平管22は、内部を構成する管が細径化されているために冷媒が流れにくい場合がある。しかし、熱交換器111は、熱交換器111全体として一部分的には冷媒が通りやすいところが必要な場合もある。熱交換器111は、少なくとも1つの円管22c有することで、冷媒が通りやすい部分を形成することができる。また、実施の形態1に係る室外機100と同様に扁平管22と軸流送風機12との構成を有するため、室外機110は、通風抵抗を低減させ、騒音を抑制させることができる。
[0049]
実施の形態4.
<室外機130>
 図9は、本発明の実施の形態4に係る室外機130の概略断面図である。室外機130は、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される冷凍サイクル装置に用いられる。実施の形態4に係る室外機130は、熱交換器112の構成が、実施の形態1に係る室外機100の熱交換器11の構成と異なるだけであり、他の構成は実施の形態1に係る室外機100と同一である。図1~図8の室外機100、室外機110又は室外機120と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態4に係る室外機130において特に記述しない項目については、室外機100、室外機110又は室外機120と同様とし、同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
[0050]
 室外機130は、熱交換器112を有する。熱交換器112は、底板1fに対して垂直方向に見た場合に、直線状に形成された第1熱交換器112aと、直線状に形成された第2熱交換器112bとを有する。第1熱交換器112aは、軸流送風機12の回転軸S1に対する半径方向に配置されており、軸流送風機12の側方(X1側)に配置されている。第2熱交換器112bは、軸流送風機12に対して、軸流送風機12が形成する空気の流れの上流側に配置されており、軸流送風機12の後方(Y2側)に配置されている。熱交換器112は、第1熱交換器112aと第2熱交換器112bとが配管112cによって接続されている。第1熱交換器112a及び第2熱交換器112bは、それぞれ、扁平管22を有する。なお、室外機130の扁平管22と軸流送風機12との関係は、室外機100、室外機110又は室外機120の扁平管22と軸流送風機12との関係と同じである。
[0051]
 以上のように、室外機130は、熱交換器112を有する。そして、熱交換器112は、底板1fに対して垂直方向に見た場合に、直線状に形成された第1熱交換器112aと、直線状に形成された第2熱交換器112bとを有する。したがって、室外機130は、底板1fに対して垂直方向に見た場合に、扁平管22を曲げる必要がなく、簡易な構造で構成することができる。
[0052]
実施の形態5.
[冷凍サイクル装置50]
 図10は、本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置50の構成を示す図である。なお、実施の形態5に係る冷凍サイクル装置50の室外機150には、実施の形態1~3に係る室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130等が用いられる。また、以下の説明では、冷凍サイクル装置50について、空調用途に使用される場合について説明するが、冷凍サイクル装置50は、空調用途に使用されるものに限定されるものではない。冷凍サイクル装置50は、例えば、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される。
[0053]
 実施の形態5に係る冷凍サイクル装置50は、冷媒を介して外気と室内の空気の間で熱を移動させることにより、室内を暖房又は冷房して空気調和を行う。冷凍サイクル装置50は、室外機150と、室内機200とを有する。冷凍サイクル装置50は、室外機150と室内機200とが冷媒配管300及び冷媒配管400により配管接続されて、冷媒が循環する冷媒回路が構成されている。冷媒配管300は、気相の冷媒が流れるガス配管であり、冷媒配管400は、液相の冷媒が流れる液配管である。なお、冷媒配管400には、気液二相の冷媒を流してもよい。そして、冷凍サイクル装置50の冷媒回路では、圧縮機101、流路切替装置102、室外熱交換器103、膨張弁105、室内熱交換器201が冷媒配管を介して順次接続されている。
[0054]
(室外機150)
 室外機150は、圧縮機101、流路切替装置102、室外熱交換器103、及び膨張弁105を有している。圧縮機101は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。圧縮機101には、上述した実施の形態1~3の室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130等に使用される圧縮機13等が用いられる。ここで、圧縮機101は、インバータ装置を備えていてもよく、インバータ装置によって運転周波数を変化させて、圧縮機101の容量を変更することができるように構成されてもよい。流路切替装置102は、例えば四方弁であり、冷媒流路の方向の切り換えが行われる装置である。冷凍サイクル装置50は、制御装置(図示は省略)からの指示に基づいて、流路切替装置102を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転又は冷房運転を実現することができる。
[0055]
 室外熱交換器103は、冷媒と室外空気との熱交換を行う。冷凍サイクル装置50の室外熱交換器103には、上述した実施の形態1~3の室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130等に使用される熱交換器11、熱交換器111又は熱交換器112等が用いられる。室外熱交換器103は、暖房運転時には蒸発器の働きをし、冷媒配管400から流入した低圧の冷媒と室外空気との間で熱交換を行って冷媒を蒸発させて気化させる。室外熱交換器103は、冷房運転時には、凝縮器の働きをし、流路切替装置102側から流入した圧縮機101で圧縮済の冷媒と室外空気との間で熱交換を行って、冷媒を凝縮させて液化させる。室外熱交換器103には、冷媒と室外空気との間の熱交換の効率を高めるために、室外送風機104が設けられている。室外送風機104には、上述した実施の形態1~3の室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130等に使用される軸流送風機12等が用いられる。室外送風機104は、インバータ装置を取り付け、ファンモータの運転周波数を変化させてファンの回転速度を変更してもよい。膨張弁105は、絞り装置(流量制御手段)であり、膨張弁105を流れる冷媒の流量を調節することにより、膨張弁として機能し、開度を変化させることで、冷媒の圧力を調整する。例えば、膨張弁105が、電子式膨張弁等で構成された場合は、制御装置(図示は省略)等の指示に基づいて開度調整が行われる。
[0056]
(室内機200)
 室内機200は、冷媒と室内空気との間で熱交換を行う室内熱交換器201及び、室内熱交換器201が熱交換を行う空気の流れを調整する室内送風機202を有する。室内熱交換器201は、暖房運転時には、凝縮器の働きをし、冷媒配管300から流入した冷媒と室内空気との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化させ、冷媒配管400側に流出させる。室内熱交換器201は、冷房運転時には蒸発器の働きをし、膨張弁105によって低圧状態にされた冷媒と室内空気との間で熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、冷媒配管300側に流出させる。室内送風機202は、室内熱交換器201と対面するように設けられている。室内送風機202の運転速度は、ユーザの設定により決定される。室内送風機202には、インバータ装置を取り付け、ファンモータの運転周波数を変化させて回転速度を変更してもよい。
[0057]
[冷凍サイクル装置50の動作例]
 次に、冷凍サイクル装置50の動作例として冷房運転動作を説明する。圧縮機101によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置102を経由して、室外熱交換器103に流入する。室外熱交換器103に流入したガス冷媒は、室外送風機104により送風される外気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室外熱交換器103から流出する。室外熱交換器103から流出した冷媒は、膨張弁105によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室内機200の室内熱交換器201に流入し、室内送風機202により送風される室内空気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室内熱交換器201から流出する。このとき、冷媒に吸熱されて冷却された室内空気は、空調空気の吹出風となって、室内機200の吹出口から空調対象空間に吹き出される。室内熱交換器201から流出したガス冷媒は、流路切替装置102を経由して圧縮機101に吸入され、再び圧縮される。以上の動作が繰り返される。
[0058]
 次に、冷凍サイクル装置50の動作例として暖房運転動作を説明する。圧縮機101によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置102を経由して、室内機200の室内熱交換器201に流入する。室内熱交換器201に流入したガス冷媒は、室内送風機202により送風される室内空気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室内熱交換器201から流出する。このとき、ガス冷媒から熱を受け取り暖められた室内空気は、空調空気の吹出風となって、室内機200の吹出口から空調対象空間に吹き出される。室内熱交換器201から流出した冷媒は、膨張弁105によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室外機150の室外熱交換器103に流入し、室外送風機104により送風される外気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室外熱交換器103から流出する。室外熱交換器103から流出したガス冷媒は、流路切替装置102を経由して圧縮機101に吸入され、再び圧縮される。以上の動作が繰り返される。
[0059]
 実施の形態5に係る冷凍サイクル装置50は、実施の形態1~4に係る室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130を備えるため、熱交換器11の通風抵抗を低減でき騒音を抑制することができる。また、室外機110は、通風抵抗を低減できることで、室外機110が必要とする出力を低減させることができる。
[0060]
 なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態1~5に限定されず、種々の変更を加えることができる。例えば、室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130は、軸流送風機12を1つ備えているが、軸流送風機12を、複数備えていてもよい。また、室外機100、室外機110、室外機120又は室外機130は、例えば、重力方向に配置された複数の熱交換器11と、複数の熱交換器11と対向する複数の軸流送風機12と、を有してもよい。また、複数の扁平管22のそれぞれは、第1端部23と第2端部24とを通る長軸LSが仮想の水平面Fに対して同じ方向DRに傾斜しているものに限定されない。複数の扁平管22のそれぞれは、第1端部23と第2端部24とを通る長軸LSが仮想の水平面Fに対してそれぞれ異なる方向に傾斜してもよい。

符号の説明

[0061]
 1 筐体、1a 前面パネル、1a1 吹出口、1b 背面パネル、1b1 開口部、1c 左側面パネル、1c1 外気取入口、1d 右側面パネル、1e 天面パネル、1f 底板、1g ファンガード、2 仕切板、3 送風機室、4 機械室、11 熱交換器、11a 下端部、11b 後方部、11c 側方部、12 軸流送風機、13 圧縮機、15 モータ、16 プロペラファン、17 ハブ部、18 回転翼、19 前縁部、19a 先端部、19b 基部、21 フィン、22 扁平管、22a 第1扁平管、22b 扁平管、22c 円管、23 第1端部、24 第2端部、50 冷凍サイクル装置、100 室外機、101 圧縮機、102 流路切替装置、103 室外熱交換器、104 室外送風機、105 膨張弁、110 室外機、111 熱交換器、112 熱交換器、112a 第1熱交換器、112b 第2熱交換器、112c 配管、120 室外機、130 室外機、150 室外機、200 室内機、201 室内熱交換器、202 室内送風機、300 冷媒配管、400 冷媒配管。

請求の範囲

[請求項1]
 筐体と、
 前記筐体の内部に配置され、仮想の回転軸に対して半径方向に配置された複数の回転翼によって前記筐体内を通過する空気の流れを形成する軸流送風機と、
 上下方向に間隔をあけて配置された複数の扁平管を有し、前記筐体の内部において前記軸流送風機の前記回転軸に対して半径方向に配置されると共に、前記軸流送風機の形成する空気の流れにおいて前記軸流送風機の風上側に配置される熱交換器と、
 を備え、
 前記複数の扁平管のそれぞれは、
 前記軸流送風機の配置側に位置する第1端部と、前記第1端部に対して、前記熱交換器を通過する空気の流れの風上側に位置する第2端部と、を通る長軸を有する扁平形状であり、
 前記回転翼の先端部が描く回転円において、前記熱交換器に最も近い位置となる対向部の接線であって、前記回転翼の回転方向のベクトルを第1ベクトルと定義し、
 前記複数の扁平管の中で前記対向部に最も近い位置に配置された第1扁平管において、前記第2端部を基点として前記第1端部を通過するベクトルを第2ベクトルと定義した場合に、前記第1ベクトルと前記第2ベクトルとのなす角が90度未満である室外機。
[請求項2]
 前記第1扁平管の前記長軸は、
 前記回転翼の回転方向に向かって傾斜する請求項1に記載の室外機。
[請求項3]
 前記筐体は、
 前記熱交換器及び前記軸流送風機の上方を覆う天面パネルと、
 前記熱交換器及び前記軸流送風機の下方に配置される底板と、
 を有し、
 前記第1扁平管の前記長軸は、
 前記第1端部が、前記上下方向において、前記第2端部よりも上側に位置するように傾斜しており、
 前記軸流送風機は、
 前記回転翼が、前記熱交換器と隣接する位置、前記天面パネルと隣接する位置、前記底板と隣接する位置の順となる回転方向に回転する請求項1又は2に記載の室外機。
[請求項4]
 前記筐体は、
 前記熱交換器及び前記軸流送風機の上方を覆う天面パネルと、
 前記熱交換器及び前記軸流送風機の下方に配置される底板と、
 を有し、
 前記第1扁平管の前記長軸は、
 前記第1端部が、前記上下方向において、前記第2端部よりも下側に位置するように傾斜しており、
 前記軸流送風機は、
 前記回転翼が、前記天面パネルと隣接する位置、前記熱交換器と隣接する位置、前記底板と隣接する位置の順となる回転方向に回転する請求項1又は2に記載の室外機。
[請求項5]
 前記複数の扁平管のそれぞれの前記第2端部を通る仮想水平面を第1仮想水平面と定義した場合に、
 前記第1扁平管の上方又は下方に配置され、かつ、前記第1扁平管と対向する位置に配置された前記扁平管の前記長軸は、前記第1仮想水平面に対して、前記第1扁平管の前記長軸が前記第1仮想水平面に対して傾斜する方向と同じ方向に傾斜している請求項1~4のいずれか1項に記載の室外機。
[請求項6]
 前記第1扁平管の上方又は下方に配置され、かつ、前記第1扁平管と対向する位置に配置された前記扁平管の前記長軸は、前記第1仮想水平面に対して、前記第1扁平管の前記長軸が前記第1仮想水平面に対する傾斜角度と同じ角度で傾斜している請求項5に記載の室外機。
[請求項7]
 前記複数の扁平管のそれぞれの前記第2端部を通る仮想水平面を第1仮想水平面と定義した場合に、
 前記複数の扁平管のそれぞれの前記長軸は、前記第1仮想水平面に対して、前記第1扁平管の前記長軸が前記第1仮想水平面に対して傾斜する方向と同じ方向に傾斜している請求項1~4のいずれか1項に記載の室外機。
[請求項8]
 前記複数の扁平管のそれぞれの前記長軸は、前記第1仮想水平面に対して、前記第1扁平管の前記長軸が前記第1仮想水平面に対する傾斜角度と同じ角度で傾斜している請求項7に記載の室外機。
[請求項9]
 前記熱交換器は、
 内部に冷媒が流通する少なくとも1つの円管を更に有する請求項1~8のいずれか1項に記載の室外機。
[請求項10]
 前記回転軸を通る仮想水平面を第2仮想水平面と定義した場合に、
 前記対向部は、前記第2仮想水平面と、前記回転円とが接する点である請求項1~9のいずれか1項に記載の室外機。
[請求項11]
 請求項1~10のいずれか1項に記載の室外機を備えた冷凍サイクル装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]