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1. WO2007088805 - CONNECTION STRUCTURE OF PHOTOELECTRIC FLEXIBLE WIRING BOARD, CONNECTOR AND PHOTOELECTRIC FLEXIBLE WIRING BOARD

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[ JA ]
明 細 書

光電フレキシブル配線板の接続構造、並びにコネクタ及び光電フレキシ ブル配線板

技術分野

[0001] 本発明は、光信号と電気信号の両方を伝送する光電フレキシブル配線板をリジッド 基板等の他の基板に接続するための光電フレキシブル配線板の接続構造、並びに その光電フレキシブル配線板の接続構造に使用されるコネクタ及び光電フレキシブ ル配線板に関する。

背景技術

[0002] 近年の高速通信ネットワークを支える情報処理端末装置には高速パフォーマンス が要求されており、そのような要求に応えるものの一つとして、光信号と電気信号の 両方を一枚の基板で伝送する光電気混載基板が開発されている。光電気混載基板 の特徴は、複数の電気伝送路と平行に光伝送路が配置されている点にある。そして 、そのような光電気混載基板の一種として、優れた屈曲性を有する光電フレキシブル 配線板が提案されてヽる (特許文献 1〜3)。

[0003] 特許文献 1 :特開 2003— 227951号公報

特許文献 2:特開 2004— 031508号公報

特許文献 3:特開 2005 - 300930号公報

[0004] 光電フレキシブル配線板は、その優れた屈曲性を生力して回動部を有する情報処 理端末装置、例えば本体と表示部を兼ねる蓋体がヒンジ軸により回動可能に連結さ れた携帯電話機、 PDA,パソコン、ゲーム機等において、その本体側の電気回路と 蓋体側の電気回路とを接続するのに使用されている。この場合、光電フレキシブル 配線板は、本体側のリジットな実装基板と蓋体側のリジットな実装基板との間に一組 のコネクタを用いて接続される。より具体的には、両側の実装基板に実装された一組 のプラグ状のコネクタに光電フレキシブル配線板の両端部が挿入され、両側の実装 基板とそれぞれ接続される。

[0005] 光電フレキシブル配線板の接続構造の従来例を図 14に示す。図中 Aは例えば二 つ折りタイプの携帯電話機における本体、 Bは同携帯電話機における蓋体である。 本体 A内のリジットな実装基板 laと蓋体 B内のリジットな実装基板 lbが光電フレキシ ブル配線板 2により接続されている。光電フレキシブル配線板 2は、複数本の電気伝 送路 6と共に光伝送路 7 (光導波路)を有しており、且つ光信号を電気信号に変換す るための光素子 3及びそのドライバー 4を両方の端部近傍に有している。

[0006] 一方、実装基板 la, lbにはプラグ状のコネクタ 5, 5が実装されており、これらに光 電フレキシブル配線板 2の両端部を挿入することにより、実装基板 la, lbが光電フレ キシブル配線板 2を介して接続される。コネクタ 5, 5の各内部、及び光電フレキシブ ル配線板 2の両端部には、伝送路の全数に対応する個数の通電用のコンタクトが設 けられている。

[0007] つまり、従来の光電フレキシブル配線板 2は、配線板上で光伝送は行うものの、こ れに接続される実装基板 la, lbとの整合のために、実装基板から配線板内への信 号の取り入れ、配線板内から実装基板への信号の取り出しは電気信号で行う必要が あり、このために、配線板の両端部上に光電変換を行う光素子 3, 3及びそのドライバ 一 4, 4を搭載しているのである。

[0008] し力しながら、このような従来の光電フレキシブル配線板 2及びその接続構造には、 配線板の両端部上に光素子 3, 3及びそのドライバー 4, 4を搭載することに関連して 次のような問題がある。

[0009] 光電フレキシブル配線板 2の全長 L1に比べて光電フレキシブル配線板 2における 光伝送区間の長さ L2、すなわち実質な光伝送路長が短くなる。このため光電フレキ シブル配線板 2が必要以上に大型化し、小型機器への展開が困難となる。これが第 1の問題である。

[0010] 光電フレキシブル配線板 2において、光素子 3, 3及びそのドライバー 4, 4を搭載す る両端の実装部は、光伝送区間の部分にくらべて屈曲性が著しく劣るので、本来の 屈曲性は光素子 3, 3の間で確保する必要があり、全長力想定されるほどの屈曲性 は確保されない。このため、二つ折りタイプの携帯電話機といった、優れた屈曲性を 要求される用途への適用は困難である。これが第 2の問題である。

[0011] 第 3の問題は、光電フレキシブル配線板 2の製造において光素子 3, 3及びそのドラ ィバー 4, 4の実装工程が必要となるため、配線板コストが高くなることである。

[0012] 第 4の問題は、光電フレキシブル配線板 2の全長 L1に比べて実質な光伝送路長が 制限されることである。すなわち、光電フレキシブル配線板 2の両端部(光素子 3, 3よ り先の部分)においては、光伝送路は存在せず、電気伝送路 (銅線パターン)で、光 伝送されるべき高速デジタル信号の伝送が行われる。このため、光伝送のメリットを十 分に享受できない。具体的には、この電気伝送路で EMC特性の悪化、信号伝送特 性の悪化等の問題が生じる。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0013] 本発明はカゝかる事情に鑑みて創案されたものであり、光電フレキシブル配線板に おける光伝送路長を最大限長く確保でき、これにより光電フレキシブル配線板の小 型化を可能にすると共に、優れた屈曲性、光伝送特性を確保することができる光電フ レキシブル配線板の接続構造、並びに光電フレキシブル配線板用のコネクタ及び光 電フレキシブル配線板を提供することを目的する。

課題を解決するための手段

[0014] 上記目的を達成するために、本発明に係る光電フレキシブル配線板の接続構造は 、光信号と電気信号の両方を伝送する光電フレキシブル配線板をコネクタを用いて 別の基板に接続する光電フレキシブル配線板の接続構造であって、光電変換を行う 光素子及びそのドライバーが前記光電フレキシブル配線板力排除されており、且 つ少なくとも前記光素子が前記コネクタに搭載されていることを特徴とする。

[0015] 本発明に係る光電フレキシブル配線板の接続構造にお!ヽては、本来なら光電フレ キシブル配線板の光伝送路に設けられる光素子及びそのドライバーが前記光電フレ キシブル配線板力も排除されているために、配線板の一端部力も他端部まで、すな わち配線板の略全長にわたって光伝送路を配設することができる。換言すれば、高 速伝送に有効で優れた屈曲性をもつ光伝送路の長さが、光素子やドライバーによつ て犠牲にされず、その光伝送路の長さを可及的に大きくすることができるのである。

[0016] 光電フレキシブル配線板力も排除された光素子は、コネクタに搭載することにより光 電フレキシブル配線板に搭載されている場合と同様に光電気変換を行うことができ、 機能上の障害は発生しない。ドライバーについては、光素子と共にコネクタに搭載す ることもできるが、配線構造の複雑化回避、コネクタの大型化回避等の点から、コネク タが実装される別の基板に搭載することもできる。

[0017] コネクタにおける光素子の配置位置については、光電フレキシブル配線板におけ る電気伝送路、光伝送路の配線パターン次第であり、光伝送路が配線板の中央部 にあれば光素子もコネクタの中央部に搭載され、光伝送路が側端部、すなわち電気 伝送路群の外側にあれば光素子もコネクタの側端部に搭載されることになる力後者 のように、コネクタ内の導電端子 (コンタクト)に挟まれない側端部に光素子を搭載す れば、コネクタ内のスペースの有効利用が図られる。

[0018] また、本発明に係るコネクタは、光信号と電気信号の両方を伝送する光電フレキシ ブル配線板を別の基板に接続するのに使用されるコネクタであって、前記光電フレキ シブル配線板の光伝送路に対応する位置に、光電変換用の光素子が搭載されてヽ ることを特徴とする。

[0019] 本発明に係るコネクタにおいては、光電変換を行う光素子が、光電フレキシブル配 線板の光伝送路に対応する位置に搭載されてヽるので、光電フレキシブル配線板か ら光素子及びそのドライバーを排除することができる。このために、配線板の全長と光 伝送路の長さを実質的に一致させることができ、高速伝送に有効で優れた屈曲性を もつ光伝送路の長さが光素子やドライバーによって犠牲になる事態を回避できる。

[0020] また、このコネクタにおいては、コネクタに接続された光電フレキシブル配線板の光 伝送路と、コネクタに搭載された光素子との位置合わせが重要となる。このため、光 電フレキシブル配線板の端部が挿入され、その端部挿入により、光電フレキシブル 配線板の光伝送路が当該コネクタ内の光素子に位置合わせされるガイド穴を設けた プラグ状のコネクタとするのが好まし、。

[0021] コネクタにおける光素子の配置位置については、光電フレキシブル配線板におけ る電気伝送路、光伝送路の配線パターン次第であり、光伝送路が配線板の中央部 にあれば光素子もコネクタの中央部に搭載され、光伝送路が端、すなわち電気伝送 路群の外側にあれば光素子もコネクタの側端部に搭載されることになる力後者のよ うに、コネクタ内の導電端子 (コンタクト)〖こ挟まれない側端部に光素子を搭載すれば 、コネクタ内のスペースの有効利用が図られる。

[0022] また、本発明に係る光電フレキシブル配線板は、光信号と電気信号の両方を伝送 する光電フレキシブル配線板であって、光伝送路及び電気伝送路が当該配線板の 一端部から他端部まで延在し、各伝送路の両端部に各信号の入出口が設けられて いることを特徴とする。

[0023] 本発明に係る光電フレキシブル配線板にお!ヽては、電気信号の伝送路及び光信 号の伝送路が当該配線板の一端部力他端部まで延在しており、その両端部に各 信号の入出口を有している。このため、光電フレキシブル配線板の全長 L1と光伝送 路長 L2がほぼ同じになる。また、高速デジタル信号がその光号伝送路により、前記 配線板の一端部から他端部まで伝送される。このため、当該配線板上で高速デジタ ル信号が電気伝送路を通過する事態が回避される。

[0024] 前記配線板の端部は、具体的にはコネクタに挿入される部分である。このコネクタ に光素子及びドライバーが搭載されることにより、上記配線板構造が可能になること は前述したとおりである。

[0025] 光電フレキシブル配線板の端部には、その端部がコネクタに挿入された状態でそ のコネクタの一部と係合して当該配線板の抜け止めをする固定部を設けることができ る。この固定部により、光電フレキシブル配線板のコネクタ力もの不用意な脱離が防 止される。

[0026] 光信号の入出口については、前記配線板の端部の表面に開口する構造でもよいし 、前記配線板の端部の端面に開口する構造でもよい。

発明の効果

[0027] 本発明に係る光電フレキシブル配線板の接続構造は、光電フレキシブル配線板に 付随する光素子及びそのドライバーを光電フレキシブル配線板力排除して、その 光素子をコネクタに搭載したことにより、光伝送路の長さを配線板の全長と同等まで 長くすることができる。このため、必要な光伝送路長を確保する場合に、光電フレキシ ブル配線板が小型化され、小型機器への展開が容易となる。また、屈曲性が劣る実 装部が排除されることにより、光電フレキシブル配線板の屈曲性が向上し、且つその 製造コストの低減が可能となる。更に、光電フレキシブル配線板上で光電気変換を行 わないため、配線板での光伝送特性の低下が阻止され、有効な EMC対策、信号劣 化対策が講じられる。

[0028] また、本発明に係る光電フレキシブル配線板用のコネクタは、光電フレキシブル配 線板の光伝送路に対応する位置に光素子が搭載されているので、光電フレキシブル 配線板力も光素子及びそのドライバーを排除することができる。これにより、光電フレ キシブル配線板における光伝送路の長さを配線板の全長と同等まで長くすることが でき、必要な光伝送路長を確保する場合に光電フレキシブル配線板が小型化され、 小型機器への展開が容易となる。また、屈曲性が劣る実装部が光電フレキシブル配 線板力も排除されることにより、光電フレキシブル配線板の屈曲性が向上し、且つそ の製造コストが低減される。更に、光電フレキシブル配線板上で光電気変換を行う必 要がなくなるため、配線板での光伝送特性の低下が阻止され、有効な EMC対策、信 号劣化対策が講じられることになる。

[0029] また、本発明に係る光電フレキシブル配線板は、基板の両端部から光素子及びそ のドライバーの搭載部が排除され、光伝送路及び電気伝送路の両方が基板の両端 部まで延在し、各伝送路の両端部に各信号の入出口が設けられている。このため、 屈曲性に優れており、基板幅の縮小も可能になる。配線板上での光信号から電気信 号への変換がなくなり、高速デジタル信号が電気伝送路を伝送する事態が回避され るので、 EMC特性の劣化、高速デジタル信号の伝送特性の劣化を防止できる。 発明を実施するための最良の形態

[0030] 以下に本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図 1は本発明の一 実施形態を示す光電フレキシブル配線板の配線構造の概略構成図、図 2は同配線 構造における光電フレキシブル配線板及びコネクタの使用状態を示す斜視図、図 3 は同コネクタの使用状態を示す背面側からの斜視図、図 4は同コネクタの正面側から の斜視図、図 5は同コネクタの横断平面図で図 4中の A— A線矢示図である。

[0031] 本実施形態に係る光電フレキシブル配線板の配線構造は、図 1に示すように、回動 部を有する情報処理端末装置、例えば本体 10と表示部を兼ねる蓋体 20がヒンジ軸 により回動可能に連結された携帯電話機、 PDA,パソコン、ゲーム機等において、そ の本体側の電気回路と蓋体側の電気回路とを接続するのに適用されている。

[0032] 本体 10は筐体 11内に実装基板 12を内蔵しており、本体 10に回動可能に連結さ れた蓋体 20も、本体 10と同様に筐体 21内に実装基板 22を内蔵している。本体側の 実装基板 12と蓋体側の実装基板 21は、いずれもリジット基板であって、本体 10と蓋 体 20の回動を阻害しないために光電フレキシブル配線板 30により接続されており、 この接続のために、実装基板 12, 22の対向端部上にはプラグタイプのコネクタ 40, 5 0が実装されている。

[0033] 光電フレキシブル配線板 30は、フレキシブルな板状ベース 31と、板状ベース 31の 表面に銅等により並列状にプリント形成された複数本の電気伝送路 32と、電気伝送 路 32に沿って板状ベース 31中に埋設された光伝送路 33とを備えている。複数本の 電気伝送路 32は板状ベース 31の幅方向に所定間隔で配列されており、それぞれは 板状ベース 31の全長にわたって設けられている。

[0034] 光電フレキシブル配線板 30で特徴的なのは光伝送路 33の構造である。この光伝 送路 33は、電気伝送路 32の列の更に外側に、板状ベース 31の全長にわたって連 続かつ平行に設けられている。これにより、光電フレキシブル配線板 30からは、光電 変換を行う光素子及びそのドライバーが排除されている。すなわち、光伝送路 33は 光電フレキシブル配線板の一端力ゝら他端まで連続して設けられており、その両端の 信号入出口は光電フレキシブル配線板 30の両端面に露出開口して、るのである。

[0035] コネクタ 40, 50は実質的に同じ構造のプラグタイプであり、その構造を一方のコネ クタ 40について図 2〜図 5により説明する。コネクタ 40は、光電フレキシブル配線板 3 0の横幅より長、横幅をもつ横長の角形の榭脂ボディ 41を有して、る。榭脂ボディ 4 1の正面には、光電フレキシブル配線板 30の端部が挿入される横長のガイド穴 42が 設けられている。

[0036] この榭脂ボディ 41内には、光電フレキシブル配線板 30における電気伝送路 32の 本数に対応する個数のコンタクト 43が、インサート成形により設けられている。複数の コンタクト 43は、光電フレキシブル配線板 30における複数本の電気伝送路 32に各 対応しており、電気伝送路 32と同じ間隔で榭脂ボディ 41中に設けられている。

[0037] 各コンタクト 43の一端部は、光電フレキシブル配線板 30の端部がガイド穴 42に挿 入されたときに、その上面の電気伝送路 32に圧接する接触端子として機能するよう

に、ガイド穴 42の天井面に沿って正面側へ直線状に突出している。各コンタクト 42の 他端部は、実装基板 12上への実装固定及び実装基板 12上の電気回路との接続の ための接続端子として、榭脂ボディ 41の後側に L状に突出している。

[0038] 榭脂ボディ 41内には又、光電変換を行う光素子 45が、光電フレキシブル配線板 3 0の光伝送路 33に対応して設けられている。光素子 45は、光伝送路 33が光電フレ キシブル配線板の側縁部(電気伝送路列の外側)にあることから、榭脂ボディ 41の側 端部、より詳しくは複数のコンタクト 43の更に外側に位置している。そして、光電フレ キシブル配線板 30の端部がガイド穴 42に挿入されたときに、光伝送路 33の端面の 信号入出口に対向するように、光素子 45はガイド穴 42の奥に正面を向いて配置さ れている。

[0039] 光素子 45の接続端子 46は、実装基板 12上への実装固定及び実装基板 12上の 電気回路との接続のために、コンタクト 43の接続端子と同様に榭脂ボディ 41の後側 に L状に突出している。

[0040] コネクタ 40内の光素子 45を駆動するドライバー 60は、コネクタ 40と共に実装基板 1 2上に実装されている。

[0041] 蓋体 20内のコネクタ 50についても実装基板 22の端部上に実装され、光電フレキシ ブル配線板 30の光伝送路 33に対応する光素子 55を内蔵している。光素子 55を駆 動するドライバー 70は、コネクタ 50と共に実装基板 22上に実装されている。

[0042] 本実施形態に係る光電フレキシブル配線板の配線構造においては、電子機器の 本体 10内の実装基板 12と蓋体 20内の実装基板 22との間がコネクタ 40、光電フレキ シブル配線板 30及びコネクタ 50を介して電気的及び光学的に接続される。すなわ ち、光電フレキシブル配線板 30の一端部をコネクタ 40に差し込み、他端部をコネク タ 50に差し込むことにより、実装基板 12, 22が光電フレキシブル配線板 30により光 電的に接続される。

[0043] 具体的に説明すると、光電フレキシブル配線板 30の一端部をコネクタ 40のガイド 穴 42に挿入することにより、複数本のコンタクト 43の各接触端子力光電フレキシブ ル配線板 30の表面に配設された複数本の電気伝送路 32の対応する端部 (信号入 出口)に接触する。そして、光電フレキシブル配線板 30の他端部をコネクタ 50のガイ ド穴に挿入することにより、その複数本のコンタクトの各接触端子力光電フレキシブ ル配線板 30の表面に配設された複数本の電気伝送路 32の対応する端部 (信号入 出口)に接触する。これにより、コネクタ 40内のコンタクト 43、光電フレキシブル配線 板 30の電気伝送路 32及びコンタクト 50内のコンタクトを介して、実装基板 12, 22間 での電気信号の伝送が行われる。

[0044] 光信号の伝送については、光電フレキシブル配線板 30の一端部をコネクタ 40のガ イド穴 42に挿入することにより、光電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33の端面( 信号入出口)が、コネクタ 40内の光素子 45に対向する。そして、光電フレキシブル配 線板 30の他端部をコネクタ 50のガイド穴に挿入することにより、光電フレキシブル配 線板 30の光伝送路 33の端面 (信号入出口)が、コネクタ 50内の光素子 55に対向す る。これにより、コネクタ 40, 50内の光素子 45, 55力光電フレキシブル配線板 30の 光伝送路 33を介して接続される。この結果、次のようにして光信号の伝送が行われる

[0045] 例えば、コネクタ 40内の光素子 45により電気信号が光信号に変換され、光電フレ キシブル配線板 30の光伝送路 33を通ってコネクタ 50内の光素子 55に伝送され、こ こで再度電気信号に変化される。或いは、コネクタ 50内の光素子 55により電気信号 が光信号に変換され、光電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33を通ってコネクタ 4 0内の光素子 45に伝送され、ここで再度電気信号に変化される。

[0046] ここでは、光電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33に付随する光素子 45, 55及 びドライバー 60, 70が光電フレキシブル配線板 30上になぐこれらは実装基板 12, 22上に搭載されている。このため、光電フレキシブル配線板 30の端から端まで、す なわち全長が屈曲自在な光伝送区間となり、光素子 45, 55等でこれが阻害される場 合に比べて屈曲性が向上する。すなわち、光電フレキシブル配線板 30の長さが同じ とすれば屈曲性が向上し、同じ屈曲性を確保する場合は光電フレキシブル配線板 3 0の長さを短縮することができる。

[0047] 光電フレキシブル配線板 30上に光素子 45, 55及びドライバー 60, 70を実装しな いことにより、光電フレキシブル配線板 30における実装コストを低減でき、光電フレキ シブル配線板 30の経済性を高めることができる。

[0048] また、光電フレキシブル配線板 30上で光電気変換が行われなくなるため、光電フレ キシブル配線板 30での光伝送特性の低下が阻止され、 EMC対策、信号劣化対策 上、非常に有利となる。

[0049] 図 6は本発明の別の実施形態を示すコネクタの斜視図、図 7は同コネクタの横断平 面図で図 6中の B— B線矢示図である。

[0050] 本実施形態は、図 1〜図 5に示す実施形態と比べて、コネクタ 40における光素子 4 5の位置が相違する。すなわち、図 1〜図 5に示す実施形態では、光素子 45はガイド 穴 42の奥面、すなわち挿入された光電フレキシブル配線板 30の端面が対向する位 置にあつたが、本実施形態では、光素子 45は、ガイド穴 42に挿入された光電フレキ シブル配線板 30の端部上面に対向する位置にあり、光電フレキシブル配線板 30の 光伝送路 33に対して垂直に配置されているのである。このために、光電フレキシブ ル配線板 30の光伝送路 33の両端部においては、当該配線板 30内の光導波路を直 角に折り曲げる導波路ミラーが設けられ、信号入出口が当該配線板 30の表面に開 口してヽる。

[0051] 光素子 45の接続端子 46は、実装基板 12上への実装固定及び実装基板 12上の 電気回路との接続のために、コンタクト 43の接続端子と同様に榭脂ボディ 41の後側 に L状に突出している。

[0052] 図 8は本発明の更に別の実施形態を示す光電フレキシブル配線板の配線構造の 概略構成図で側面図、図 9は同配線構造の平面図、図 10は同配線構造の横断平 面図で図 8中の C— C線断面図、図 11及び図 12は同配線構造における光電フレキ シブル配線板及びコネクタの関係を示す縦断側面図である。

[0053] 本実施形態においては、図 6及び図 7に示す実施形態と同様に、コネクタ 40におけ る光素子 45が、光電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33に対して垂直になるよう に配置されており、より具体的にはガイド穴 42に挿入された光電フレキシブル配線板 30の端部上面に対向するようにガイド穴 42の天井面に下向きに設けられている。光 素子 45のリード部は、榭脂ボディ 41内に埋設されており、その先端部は、実装基板 12上への実装固定及び実装基板 12上の電気回路との接続のための接続端子 46と して、コンタクト 43の接続端子と同様に、榭脂ボディ 41の下端部後面力も実装基板 1 2に沿うように突出している。なお、コネクタ 50もコネクタ 40と同様の構成となっている

[0054] 光電フレキシブル配線板 30は、フレキシブルな板状ベース 31を備えている。板状 ベース 31の表面、より具体的には表面の一側部を除く部分には、複数本の電気伝 送路 32が全長にわたって並列状にプリントされている。板状ベース 31の一側部には 、複数本の光伝送路 33がー端部力も他端部にかけて並列に埋設されている。各光 伝送路 33の両端部では、光伝送路 33における光導波路を上方へ直角に折り曲げる 導波路ミラー 35が設けられており、信号入出口 36が板状ベース 31の上表面に開口 している。これにより、光電フレキシブル配線板 30の両端部をコネクタ 40のガイド穴 4 2、コネクタ 50のガイド穴に各々挿入したときに、各光伝送路 33の信号入出口 36が 光素子 45、 55と対向する。

[0055] 光電フレキシブル配線板 30の両端部には又、凹状の固定部 39, 39が両エッジ部 に位置して設けられている。凹状の固定部 39, 39は、光電フレキシブル配線板 30の 両端部をコネクタ 40のガイド穴 42、コネクタ 50のガイド穴に各々に挿入した状態で、 コネクタ 40のガイド穴 42内に突出する両側の凸部 49, 49、コネクタ 50のガイド穴内 に突出する両側の凸部 59, 59と嵌合し、この嵌合により光電フレキシブル配線板 30 の挿入端部を抜け止めする。

[0056] 図 13は本発明の更に別の実施形態を示す光電フレキシブル配線板の主要部の縦 断側面図である。

[0057] 本実施形態は図 8〜図 12に示した実施形態と比べて光電フレキシブル配線板 30 が相違する。本実施形態での光電フレキシブル配線板 30は、図 1〜図 5に示した実 施形態と同様に、板状ベース 31中の光伝送路 33がそのベースの一端力も他端へ全 長にわたって配設されており、両端の信号入出口 36は板状ベース 31の両端面に長 手方向に開口している。コネクタ 40, 50における光素子 45, 55についても、図 1〜 図 5に示した実施形態と同様に、光電フレキシブル配線板 30の両端部がコネクタ 40 , 50のガイド穴に挿入された状態で両端の信号入出口 36に正対するようにガイド穴 の奥面に取付けられている。他の構造は図 8〜図 12に示した実施形態と同じである

[0058] 本実施形態でも、光電フレキシブル配線板 30の全長にわたって光伝送路 33が設 けられている。すなわち、光電フレキシブル配線板 30のコネクタ 40, 50に挿入される 両端部間に光伝送路 33が配設されており、光電フレキシブル配線板 30上力ゝら光素 子 45, 55及びドライバー 60, 70が排除されている。このため、光電フレキシブル配 線板 30における実装コストを低減でき、光電フレキシブル配線板 30の経済性を高め ることができる。また、光電フレキシブル配線板 30上で光電気変換が行われなくなる ため、光電フレキシブル配線板 30での光伝送特性の低下が阻止され、 EMC対策、 信号劣化対策上、非常に有利となる。

[0059] これらの実施形態から分力るように、コネクタ 40, 50における光素子 45, 55は、光 電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33の両端部端面に正対する向きに配置しても よいし、光伝送路 33に直角方向から対向する向きに配置してもよぐ特にその向きを 限定するものではない。これに伴って、光電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33の 端部 (信号入出口)は、光素子 45, 55に対向するようにこれらの向きに応じてその方 向が決定される。

[0060] 光電フレキシブル配線板 30の光伝送路 33は又、上述の実施形態では電気伝送 路 32の列の外側、配線板の一方の側縁部に、一列又は複数列に配置されており、こ れに伴つて光素子 45はコネクタ 40の側端部に設けられて、るが、この位置に限るも のではなぐ電気伝送路 32の列の両側に配置してもよぐ伝送路 32に挟まれた位置 に配置してもよい。電気伝送路 32の列の外側に光伝送路 33を配置し、これに伴って 光素子 45をコネクタ 40の側端部に設けた場合は、実装基板 12上におけるドライバ 一 60の配置スペースの確保が容易になることは前述したとおりである。

[0061] コネクタ 40, 50に挿入された光電フレキシブル配線板 30の固定については、上述 の実施形態では凹凸嵌合を説明したが、コネクタ 40, 50のガイド穴に光電フレキシ ブル配線板 30を挿入した後、更にスライダーを直線的に挿入する構造を採用しても よい。これ以外にも、コネクタ 40, 50のガイド穴にスライダーを回動により挿入する固 定構造を採用することもでき、それ以外にも様々な固定構造を採用することができる 。挿入された光電フレキシブル配線板 30を確実に固定できるほど、光素子 45, 55と 光伝送路 33との位置合わせは確実かつ容易になる。

図面の簡単な説明

[0062] [図 1]本発明の一実施形態を示す光電フレキシブル配線板の配線構造の概略構成 図で縦断側面図である。

[図 2]同配線構造における光電フレキシブル配線板及びコネクタの使用状態を示す 斜視図である。

[図 3]同コネクタの使用状態を示す背面側力もの斜視図である。

[図 4]同コネクタの正面側からの斜視図である。

[図 5]同コネクタの横断平面図で図 4中の A— A線矢示図である。

[図 6]本発明の別の実施形態を示すコネクタの斜視図である。

[図 7]同コネクタの横断平面図で図 6中の B— B線矢示図である。

[図 8]本発明の更に別の実施形態を示す光電フレキシブル配線板の配線構造の概 略構成図で側面図である。

[図 9]同配線構造の平面図である。

[図 10]同配線構造の横断平面図で図 8中の C— C線断面図である。

[図 11]同配線構造における光電フレキシブル配線板及びコネクタの関係を示す縦断 側面図である。

[図 12]同配線構造における光電フレキシブル配線板及びコネクタの関係を示す縦断 側面図である。

[図 13]本発明の更に別の実施形態を示す光電フレキシブル配線板の主要部の縦断 側面図である。

[図 14]従来の光電フレキシブル配線板の配線構造の概略構成図で縦断側面図であ る。

符号の説明

[0063] 10 電子機器の本体

20 電子機器の蓋体

11, 21 筐体

12, 22 実装基板 (リジット基板)

30 光電フレキシブル配線板

板状ベース 電気伝送路 光伝送路 信号入出口 , 50 コネクタ ボティ ガイド穴 コンタクト , 55 光素子 , 70 ドライバー