Processing

Please wait...

Settings

Settings

Goto Application

1. JP2020099584 - HEMODIALYSIS APPARATUS AND CONNECTION STATE DETECTION METHOD OF REPLENISHMENT LIQUID LINE

Document

Description

Title of Invention 血液透析装置及び補充液ラインの接続状態検出方法

Technical Field

0001  

Background Art

0002   0003  

Citation List

Patent Literature

0004  

Summary of Invention

Technical Problem

0005   0006   0007  

Technical Solution

0008   0009   0010   0011   0012  

Advantageous Effects

0013  

Brief Description of Drawings

0014  

Description of Embodiments

0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067  

Reference Signs List

0068  

Claims

1   2   3   4   5   6   7    

Drawings

1   2   3   4A   4B   5  

Description

血液透析装置及び補充液ラインの接続状態検出方法

Technical Field

[0001]
本発明は、補充液ラインを備える血液透析装置及びプライミング工程における補充液ラインの接続状態検出方法に関する。

Background Art

[0002]
血液透析装置は、血液浄化器、動脈ライン、静脈ライン及びドリップチャンバ等からなる血液回路、透析液導入ライン及び透析液導出ラインからなる透析液回路等を備えている。また、近年では、オンラインで行う血液透析濾過療法、急速補液、間歇補液等を行うために、血液回路に補充液を注入するための補充液ラインを更に備える場合がある。
これらの多数の部品で構成される回路は、治療前に組み立てられる。そして、その後、この回路に対して、回路内の空気を除去し、また回路内を洗浄するプライミングが行われる。
[0003]
プライミングを行う場合に、血液回路の接続部分における液漏れの有無等を調べるために、プライミング液を充填後、血液回路を閉鎖回路にして、血液ポンプや除水/逆濾過ポンプを用いて血液回路の液圧を上昇させ、その液圧の値に基づいて、血液回路の接続状態を検出する方法が行われている(特許文献1及び特許文献2参照)。

Citation List

Patent Literature

[0004]
patcit 1 : 特許第5370152号公報
patcit 2 : 国際公開第2009/004777号

Summary of Invention

Technical Problem

[0005]
ところで、補充液ラインには、補充液を注入しないときに、血液回路との連通を遮断するために、補充液クランプが設けられるが、回路を組み立てる際に、補充液ラインに補充液クランプを装着し忘れる場合や、補充液ラインが補充液クランプに対して所定の位置に取り付けられていないため十分に閉塞できない装着不良の場合がある。
現状では、補充液クランプを閉状態として、上述のような血液回路の液漏れ検出が行われ、血液回路が正しく接続されていることが確認された後、補充液ラインの液漏れ検出が行われている。補充液ラインの液漏れ検出は、補充液クランプを開状態として、補充液ラインをプライミング液で充填し、血液透析装置が備えるポンプ(血液ポンプ、除水/逆濾過ポンプ及び補充液ポンプのいずれか)を作動させて、補充液ラインと血液回路が連通した閉鎖回路で回路内の液圧を上昇させ、その液圧の値に基づいて行われる。
[0006]
しかしながら、補充液ラインと血液回路が連通した閉鎖回路の昇圧によって液漏れを検出する方法では、補充液ラインに補充液クランプが正常に装着されていない場合であっても、液漏れ検出の結果にほとんど影響を与えない。
よって、補充液クランプによる補充液ラインの流路の閉塞が十分でないまま、透析治療を行ってしまう場合が考えられ、血液回路から補充液ラインに血液が漏出してしまうおそがある。
[0007]
従って、本発明は、補充液ラインを開閉する補充液クランプの装着状態を精度よく検出できる血液透析装置及び補充液ラインの接続状態検出方法を提供することを目的とする。

Technical Solution

[0008]
本発明は、血液浄化器が設けられ、患者の血液を循環させる血液回路と、前記血液浄化器に透析液を供給する透析液回路と、前記血液回路と接続され、該血液回路に補充液を注入する補充液ラインと、前記補充液ラインと接続され、補充液供給源から前記血液回路に補充液を送る補充液ポンプと、前記補充液ラインにおける前記血液回路との接続部分の近傍に配置され、前記補充液ラインの流路を開閉する補充液クランプと、前記補充液ポンプと前記補充液クランプとの間に配置され、前記補充液ラインの液圧を測定する圧力センサと、前記補充液ポンプの送液及び前記補充液クランプの開閉を制御する制御部と、前記補充液ラインの接続状態を判定する判定部と、を備える血液透析装置であって、前記制御部は、前記補充液ラインがプライミング液で充填され、かつ、前記補充液ポンプが停止した状態で、前記補充液クランプを作動させて開状態から閉状態とし、前記補充液ラインの液圧が上昇するように前記補充液ポンプを所定の時間作動させ、前記判定部は、前記圧力センサで測定される前記補充液ラインの測定液圧が所定の値以上である場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていると判定し、前記測定液圧が所定の値より小さい場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定する血液透析装置に関する。
[0009]
また、血液透析装置は、報知器を更に備え、前記判定部により、前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定された場合に、前記制御装置は、前記報知器を作動して報知することが好ましい。
[0010]
また、前記補充液ポンプは、前記血液透析装置の装置本体に内蔵されており、該装置本体に設けられる補充液ポートと接続ラインを介して接続されており、前記補充液ラインは、一端が前記血液回路と接続され、他端が前記補充液ポートと接続されることが好ましい。
[0011]
また、本発明は、血液浄化器が設けられ、患者の血液を循環させる血液回路と、前記血液浄化器に透析液を供給する透析液回路と、前記血液回路と接続され、該血液回路に補充液を注入する補充液ラインと、前記補充液ラインと接続され、補充液供給源から前記血液回路に補充液を送る補充液ポンプと、前記補充液ラインにおける前記血液回路との接続部の近傍に配置され、前記補充液ラインの流路を開閉する補充液クランプと、前記補充液ポンプと前記補充液クランプとの間に配置され、前記補充液ラインの液圧を測定する圧力センサと、を備える血液透析装置のプライミング工程における補充液ラインの接続状態検出方法であって、前記補充液ラインがプライミング液で充填され、かつ、前記補充液ポンプが停止した状態で、前記補充液クランプを開状態から閉状態とし、前記補充液ポンプを所定の時間作動させて、前記補充液ラインの液圧を上昇させ、前記圧力センサで測定される前記補充液ラインの測定液圧が所定の値以上である場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていると判定し、前記測定液圧が所定の値より小さい場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定する補充液ラインの接続状態検出方法に関する。
[0012]
また、補充液ラインの接続状態検出方法は、前記補充液ラインが正しく接続されていると判定した後に、前記血液回路にプライミング液を充填する工程を更に備えることが好ましい。

Advantageous Effects

[0013]
本発明によれば、補充液ラインを開閉する補充液クランプの装着状態を精度よく検出できる。

Brief Description of Drawings

[0014]
[fig. 1] 本発明の血液透析装置の概略図である。
[fig. 2] 本発明の血液透析装置の構成を示すブロック図である。
[fig. 3] 血液透析装置におけるプライミング工程の手順を示す図である。
[fig. 4A] 補充液ラインのプライミング時の回路の状態を示す図である。
[fig. 4B] 補充液ラインの接続状態検出時の回路の状態を示す図である。
[fig. 5] 血液透析装置で実施される接続状態検出方法を説明するためのフローチャートである。

Description of Embodiments

[0015]
以下、本発明の血液透析装置及び補充液ラインの接続状態検出方法の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の血液透析装置は、腎不全患者や薬物中毒患者の血液を浄化すると共に、血液中の余分な水分を除去し、必要に応じて血液中に補充液として透析液を補充する。
[0016]
また、本発明の血液透析装置は、プライミング工程、脱血工程、補液工程、返血工程等の各工程を、回路内の透析液の流れを制御することで連続して自動的に行う自動透析装置である。本発明の補充液ラインの接続状態検出方法は、プライミング工程において適用することができる。
[0017]
<実施形態>
本発明の血液透析装置100の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の血液透析装置100の概略構成を示す図であり、図2は、血液透析装置100の構成を示すブロック図である。
[0018]
図1及び図2に示すように、血液透析装置100は、患者の血液を循環させるための血液回路110と、血液浄化器120と、透析液回路130と、補充液ライン140と、補充液ポンプ140aと、補充液クランプ140bと、圧力センサ140cと、報知器150と、制御装置160と、を備える。
[0019]
血液回路110は、動脈側ライン111と、静脈側ライン112と、排液ライン113と、を有する。動脈側ライン111、静脈側ライン112、及び排液ライン113は、いずれも液体が流通可能な可撓性を有する軟質のチューブを主体として構成される。
[0020]
動脈側ライン111は、一端側が後述する血液浄化器120の血液導入口122aに接続される。動脈側ライン111には、動脈側接続部111a、血液ポンプ111b、動脈側気泡検知器111c、及び、動脈側クランプ111dが配置される。
動脈側接続部111aは、動脈側ライン111の他端側に配置される。動脈側接続部111aには、患者の血管に穿刺される針が接続される。
血液ポンプ111bは、動脈側ライン111を構成するチューブをローラーでしごくことにより、動脈側ライン111の内部の血液やプライミング液等の液体を送出する。
動脈側気泡検知器111cは、血液ポンプ111bよりも動脈側接続部111a側に配置される。動脈側気泡検知器111cは、チューブ内の気泡の有無を検出する。
動脈側クランプ111dは、動脈側気泡検知器111cよりも動脈側接続部111aに近い側に配置される。動脈側クランプ111dは、動脈側気泡検知器111cによる気泡の検出結果に応じて制御され、動脈側ライン111の流路を開閉する。
[0021]
静脈側ライン112は、一端側が後述する血液浄化器120の血液導出口122bに接続される。静脈側ライン112には、静脈側接続部112a、ドリップチャンバ112b、静脈側気泡検知器112c、及び、静脈側クランプ112dが配置される。
静脈側接続部112aは、静脈側ラインの他端側に配置される。静脈側接続部112aには、患者の血管に穿刺される針が接続される。
ドリップチャンバ112bは、静脈側ライン112に混入した気泡や凝固した血液等を除去するため、一定量の血液を貯留する。
静脈側気泡検知器112cは、ドリップチャンバ112bよりも下流側(静脈側接続部112a側)に配置され、チューブ内の気泡の有無を検出する。
静脈側クランプ112dは、静脈側気泡検知器112cよりも下流側(静脈側接続部112a側)に配置される。静脈側クランプ112dは、静脈側気泡検知器112cによる気泡の検出結果に応じて制御され、静脈側ライン112の流路を開閉する。
[0022]
排液ライン113は、ドリップチャンバ112bに接続される。排液ライン113には、排液クランプ113aが配置される。排液ライン113は、プライミング工程でプライミング液を排液するためのラインである。
[0023]
血液浄化器120は、筒状に形成された容器本体121と、この容器本体121の内部に収容された透析膜(図示せず)と、を備える。血液浄化器120としては、ダイアライザやヘモダイアフィルタが用いられる。容器本体121の内部は、透析膜により血液流路と透析液流路とに区画される(いずれも図示せず)。容器本体121には、血液回路110に連通する血液導入口122a及び血液導出口122bと、透析液回路130に連通する透析液導入口123a及び透析液導出口123bと、が形成される。
[0024]
以上の血液回路110及び血液浄化器120によれば、対象者(透析患者)の動脈から取り出された血液は、血液ポンプ111bにより動脈側ライン111を流通して血液浄化器120の血液流路に導入される。血液浄化器120に導入された血液は、透析膜を介して後述する透析液回路130を流通する透析液により浄化される。血液浄化器120において浄化された血液は、静脈側ライン112を流通して対象者の静脈に返血される。
[0025]
透析液回路130は、本実施形態では、いわゆる密閉容量制御方式の透析液回路130により構成される。この透析液回路130は、透析液供給ライン131aと、透析液排液ライン131bと、透析液導入ライン132aと、透析液導出ライン132bと、透析液送液部133と、を備える。
[0026]
透析液送液部133は、透析液チャンバ1331と、バイパスライン1332と、除水/逆濾過ポンプ1333と、を備え、濾過膜に陰圧又は陽圧をかけるように血液浄化器120に透析液を送る。
透析液チャンバ1331は、一定容量(例えば、300ml〜500ml)の透析液を収容可能な硬質の容器で構成され、この容器の内部は軟質の隔膜(ダイアフラム)により送液収容部1331a及び排液収容部1331bに区画される。
バイパスライン1332は、透析液導出ライン132bと透析液排液ライン131bとを接続する。
[0027]
除水/逆濾過ポンプ1333は、バイパスライン1332に配置される。除水/逆濾過ポンプ1333は、バイパスライン1332の内部の透析液を透析液排液ライン131b側に流通させる方向(除水方向)及び透析液導出ライン132b側に流通させる方向(逆濾過方向)に送液可能に駆動するポンプにより構成される。
[0028]
透析液供給ライン131aは、基端側が透析液供給装置(図示せず)に接続され、先端側が透析液チャンバ1331に接続される。透析液供給ライン131aは透析液チャンバ1331の送液収容部1331aに透析液を供給する。
[0029]
透析液導入ライン132aは、透析液チャンバ1331と血液浄化器120の透析液導入口123aとを接続し、透析液チャンバ1331の送液収容部1331aに収容された透析液を血液浄化器120の透析液流路に導入する。
[0030]
透析液導出ライン132bは、血液浄化器120の透析液導出口123bと透析液チャンバ1331とを接続し、血液浄化器120から排出された透析液を透析液チャンバ1331の排液収容部1331bに導出する。
[0031]
透析液排液ライン131bは、基端側が透析液チャンバ1331に接続され、排液収容部1331bに収容された透析液の排液を排出する。
[0032]
以上の透析液回路130によれば、透析液チャンバ1331を構成する硬質の容器の内部を軟質の隔膜(ダイアフラム)により区画することで、透析液チャンバ1331からの透析液の導出量(送液収容部1331aへの透析液の供給量)と、透析液チャンバ1331(排液収容部1331b)に回収される排液の量と、を同量にできる。
これにより、除水/逆濾過ポンプ1333を停止させた状態では、血液浄化器120に導入される透析液の流量と血液浄化器120から導出される透析液(排液)の量とを同量にできる。
[0033]
また、除水/逆濾過ポンプ1333を逆濾過方向に送液するように駆動させた場合には、透析液チャンバ1331から排出された排液の一部がバイパスライン1332及び透析液導出ライン132bを通って再び透析液チャンバ1331に回収される。そのため、血液浄化器120から導出される透析液の量は、透析液チャンバ1331に回収される量(即ち、透析液導入ライン132aを流通する透析液の量)から、バイパスライン1332を流通する透析液の量を減じた量となる。これにより、血液浄化器120から導出される透析液の量は、バイパスライン1332を通って再び透析液チャンバ1331に回収される透析液(排液)の量分だけ、透析液導入ライン132aを流通する透析液の流量よりも少なくなる。即ち、除水/逆濾過ポンプ1333を逆濾過方向に送液するように駆動させた場合は、血液浄化器120において、血液回路110に所定量の透析液が注入(逆濾過)される。
[0034]
一方、除水/逆濾過ポンプ1333を除水方向に送液するように駆動させた場合には、透析液導出ライン132bを流通する透析液の量は、透析液チャンバ1331に回収される透析液の量(即ち、透析液導入ライン132aを流通する透析液の量)に、バイパスライン1332を流通する透析液の量を加えた量となる。これにより、透析液導出ライン132bを流通する透析液の量は、バイパスライン1332を通って透析液排液ライン131bに排出される透析液(排液)の量分だけ、透析液導入ライン132aを流通する透析液の量よりも多くなる。即ち、除水/逆濾過ポンプ1333を除水方向に送液するように駆動させた場合は、血液浄化器120において、血液から所定量の除水が行われる。
[0035]
補充液ライン140は、補充液供給源としての透析液回路130から補充液としての透析液を血液回路110に直接注入するためのラインである。補充液ライン140の上流側(透析液回路130側)は、補充液ポンプ140aと接続され、下流側(血液回路110側)には、補充液クランプ140bが設けられる。血液浄化器120として限外濾過率が低いダイアライザや逆濾過が不可能な積層型ダイアライザ等を用いる場合は、逆濾過により血液回路110内に透析液を注入することが困難であるので、後述するプライミング工程や補液工程、返血工程において補充液ライン140が用いられる。
[0036]
補充液ポンプ140aは、血液透析装置100の装置本体としてのコンソールCに内蔵される。補充液ポンプ140aは、上流側が透析液回路130の透析液導入ライン132aにおける透析液チャンバ1331と透析液導入口123aとの間に接続され、下流側がコンソールCに設けられる補充液ポート141と接続ライン142を介して接続される。本実施形態では、補充液ポンプ140aとしてプランジャーポンプを用いた。
[0037]
補充液クランプ140bは、補充液ライン140の流路を開閉するためのものであり、血液透析装置100のコンソールCに据え付けられる。
[0038]
圧力センサ140cは、補充液ポンプ140aと補充液クランプ140bとの間に設けられて、補充液ライン140内の液圧を測定するためのものである。圧力センサ140cは、例えば、1秒間に数回程度の短い周期で補充液ライン140内の圧力を継続して出力するように構成された周知のものである。本実施形態においては、圧力センサ140cは、コンソールCの内部に配置される接続ライン142に設けられる。
[0039]
血液透析装置100を組み立てる場合には、補充液ライン140の一端を血液回路110と接続し、補充液ライン140における血液回路110との接続部の近傍の部分を補充液クランプ140bに取り付けて、補充液クランプ140bを補充液ライン140に装着する。また、補充液ライン140の他端を補充液ポート141と接続して、接続ライン142及び補充液ポンプ140aを介して透析液回路130と接続する。
尚、補充液ライン140の血液回路110側は、動脈側ライン111のうち血液ポンプ111bの下流側か、静脈側ライン112のいずれかに接続すればよい。
[0040]
報知器150は、血液透析装置100に異常がある場合に作動して、医療従事者に異常を知らせる。
[0041]
制御装置160は、情報処理装置(コンピュータ)により構成されており、制御部161と、判定部162と、を備える。制御装置160には、操作者が操作する操作ボタン163等が接続されている。操作ボタン163は、例えばプライミング開始ボタン、透析開始ボタン等の各種設定ボタンである。
制御部161は、血液透析装置100が備える各種ポンプ及び各種クランプを作動させ、プライミング工程、透析工程等の各工程を制御する。また、制御部161は、血液透析装置100が正常に動作していない場合に、報知器150を作動する。
判定部162は、圧力センサ140cで測定される補充液ライン140の液圧に基づいて、補充液ライン140の接続状態を判定する。
[0042]
以上、説明した制御装置160は、以下に説明する各工程の制御プログラムを実行することにより、血液透析装置100の動作を制御して運転する。
各工程とは、血液回路110や血液浄化器120を洗浄し清浄化する準備工程であるプライミング工程、穿刺後に患者の血液を血液回路110に充填させる脱血工程、脱血工程に続いて行われ血液を体外循環させながら透析して浄化する透析工程、透析治療中において血圧低下時等に行う補液工程、血液回路110内の血液を患者の体内に戻す返血工程等である。
[0043]
ところで、透析工程において、補充液クランプ140bの閉塞不良により血液回路110から補充液ライン140に血液が漏出してしまった場合、コンソールCの内部に配置される接続ライン142まで、患者の血液が到達してしまうことが考えられる。このような場合、別の患者に透析治療を行う前にコンソールCの内部を消毒する必要があり、医療従事者の手間が増えることとなる。このように、補充液ポンプ140aがコンソールCに内蔵されており、補充液ポンプ140aの手前、即ちコンソールCの内部まで血液が侵入するおそれがある構成の場合、補充液クランプ140bにより補充液ライン140を確実に閉塞することが特に重要となる。
そこで、本実施形態では、上述のように、透析工程の前に行われるプライミング工程において、判定部162により補充液ライン140の接続状態を判定している。
[0044]
本実施形態のプライミング工程における補充液ライン140の接続状態検出方法について、図3から図5を用いて説明する。図3は、血液透析装置100のプライミング工程の流れを示す図であり、図4Aは、補充液ライン140にプライミング液を充填する際の回路の状態を示す図であり、図4Bは、補充液ライン140の接続状態を検出する際の回路を示す図である。
[0045]
図3に示すステップS10では、図4Aに示すように医療従事者が回路の組み立てを行う。即ち、血液浄化器120に血液回路110及び透析液回路130を接続し、補充液ライン140の一端を動脈側ライン111に接続して、補充液クランプ140bに取り付け、他端を補充液ポート141に接続し、動脈側接続部111a及び静脈側接続部112a同士を接続する。また、各種気泡検知器や各種クランプを取り付ける。
[0046]
ステップS20では、医療従事者がプライミング開始ボタンを操作して、自動制御でプライミング工程を開始する。
[0047]
ステップS30では、プライミング液としての透析液を補充液ライン140に注入することで補充液ライン140内の空気を除去し、また、補充液ライン140に透析液を充填する。具体的には、図4Aに示すように、排液クランプ113a及び補充液クランプ140bを開状態として、不図示の透析液供給装置により透析液チャンバ1331に対して例えば、500mL/minの送液量で透析液を供給及び排出する。これにより、血液浄化器120に所定の送液量(例えば30mL/min)で透析液が供給されると共に、補充液ライン140にも同じ送液量(30mL/min)で透析液が供給され、補充液ライン140に透析液が充填される。
[0048]
ステップS40では、補充液ライン140内がプライミング液で充填された状態で、補充液ライン140の接続状態検出を行う。図4Bに示すように、補充液ライン140を閉塞した状態で液圧を上昇させ、その液圧に基づいて補充液ライン140の接続状態を判定する。補充液ライン140の接続状態検出方法については、後に詳細に説明する。
[0049]
ステップS50では、プライミング液を血液回路110に注入することで血液回路110内の空気を除去し、また、血液回路110にプライミング液を充填する。血液回路110へのプライミング液の注入方法としては、血液浄化器120の逆濾過のしやすさに応じて、血液浄化器120を介して逆濾過透析液を注入する方法及び補充液ライン140を介して透析液を注入する方法のいずれの方法を用いてもよい。
[0050]
ステップS60では、血液回路110内がプライミング液で充填された状態で、血液回路110の接続状態検出を従来公知の方法で行う。例えば、排液クランプ113aを閉状態として、血液浄化器120を介して又は補充液ライン140を介してプライミング液を血液回路110に注入して、血液回路110内の液圧を上昇させる。そして、血液回路110の液圧に基づいて、血液回路110の接続状態、例えば、血液回路110における液漏れの発生の有無等を検出することができる。
血液回路110の接続状態検出後、プライミング工程を終了する。
[0051]
尚、血液回路110のプライミング液の充填(ステップS50)は、補充液ライン140のプライミング液の充填(ステップS30)及び接続状態検出(ステップS40)の前に行ってもよい。しかしながら、補充液ライン140と補充液ポート141との接続不良や、補充液クランプ140bが正常に装着されていないことによる補充液ライン140の閉塞不良があった場合には、血液回路110へのプライミング液の充填時に、補充液ライン140からのプライミング液の液漏れや、血液回路110への気泡の混入等が生じるおそれがある。また、血液回路110の接続状態検出(ステップS40)を行うまで、補充液ライン140の接続状態が正常でないことに気が付くことができず、補充液ライン140から大量にプライミング液が漏出してしまうことも考えられる。
従って、補充液ライン140のプライミング液の充填(ステップS30)及び接続状態検出(ステップS40)を、血液回路110のプライミング液の充填(ステップS50)の前に行う方が、補充液ライン140の閉塞不良や液漏れに起因するプライミング液の漏出や、血液回路110への気泡の混入等を回避して、血液回路110のプライミング液の充填(ステップS50)を行うことができるので、好ましい。
[0052]
次に、本発明の補充液ライン140の接続状態検出方法について、図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
[0053]
図5に示すステップS41では、補充液ライン140にプライミング液が充填された状態(図4A参照)で、補充液ポンプ140aを停止し、補充液クランプ140bを開状態から閉状態とする。
[0054]
ステップS42では、不図示の透析液供給装置により透析液チャンバ1331に対して500mL/minの送液量で透析液を供給及び排出し、補充液ポンプ140aを30mL/minの送液量で所定の時間作動させて、補充液ライン140の液圧を上昇させる。ここで、補充液ポンプ140aの作動時間は、補充液ポンプ140aとしてのプランジャーポンプにおけるプランジャーが、例えば、1往復(クランクが1回転)する程度の時間であり、圧力センサ140cの測定の上限値を超えない程度に補充液ライン140の液圧を上昇させればよい。
[0055]
ステップS43では、補充液ライン140の液圧の値に基づいて、補充液ライン140の接続状態を判定する。具体的には、ステップS42で、補充液ライン140の液圧を上昇させて、補充液ポンプ140a停止した後、補充液ライン140の液圧の急激な変動が収束した後の測定液圧について、所定の値以上であるか否かを判定し、所定の値以上である場合には、ステップS44に進み、所定の値未満である場合には、ステップS45に進む。
[0056]
ステップS44では、補充液ライン140の測定液圧が所定の値以上であるので、補充液ライン140が正しく接続されていると判定する。具体的には、補充液ライン140と補充液ポート141との接続部分における液漏れがなく、かつ、補充液ライン140が補充液クランプ140bに正しく装着されていると判定する。そして、接続状態検出を終える。
[0057]
ステップS45では、補充液ライン140の測定液圧が所定の値未満であるので、補充液ライン140が正しく接続されていないと判定する。具体的には、補充液ライン140と補充液ポート141との接続部分における液漏れが発生している、又は補充液ライン140が補充液クランプ140bに正しく装着されていないと判定する。そして、ステップS46に進む。
[0058]
ステップS46では、報知器150を作動して医療従事者に補充液ライン140が正しく接続されていないことを報知し、接続状態検出を終える。
[0059]
以上説明したように、本実施形態の補充液ライン140の接続状態検出方法によれば、補充液ライン140の液漏れを検出できると共に、補充液クランプ140bが正しく装着されているか否かを検出することができる。
[0060]
以上説明した本発明の血液透析装置100及び補充液ライン140の接続状態検出方法によれば、以下の効果を奏する。
[0061]
(1)血液透析装置100のプライミング工程における補充液ライン140の接続状態検出方法を、補充液ライン140がプライミング液で充填され、かつ、補充液ポンプ140aが停止した状態で、補充液クランプ140bを開状態から閉状態とし(ステップS41)、補充液ポンプ140aを所定の時間作動させて、補充液ライン140の液圧を上昇させ(ステップS42)、圧力センサ140cで測定される補充液ライン140の測定液圧が所定の値以上である場合に(ステップS43)、補充液ライン140が補充液クランプ140bにより正常に閉塞されており、かつ、補充液ライン140に液漏れが生じていないと判定する(ステップS44)ものとし、測定液圧が所定の値より小さい場合に(ステップS45)、補充液ライン140が補充液クランプ140bにより正常に閉塞されていない、又は補充液ライン140に液漏れが生じていると判定する(ステップS46)ものとした。これにより、補充液ライン140の閉塞不良や液漏れを検出できる。よって、透析工程における、補充液ライン140への血液の漏出や、過除水につながる補充液ライン140からの補充液の漏れを低減することができる。
[0062]
(2)補充液ラインの接続状態検出方法を、血液透析装置100のプライミング工程において、血液回路110にプライミング液が充填される(ステップS50)前に行うものとした。これにより、血液回路110のプライミングを行う際に、補充液ライン140の閉塞不良や液漏れに起因するプライミング液の漏出や、血液回路110への気泡の混入等を回避して、血液回路110にプライミング液を充填することができる。
[0063]
(3)血液透析装置100は、報知器150を備えており、補充液ライン140が補充液クランプ140bにより正常に閉塞されていない、又は補充液ライン140に液漏れが生じていると判定された場合に、報知器150を作動して報知するものとした。これにより、補充液ライン140の接続状態が正常でない場合に、医療従事者に報知することができる。
[0064]
以上、本発明の血液透析装置及び補充液ラインの接続状態検出方法の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
[0065]
例えば、上述の実施形態では、補充液ライン140の液圧を測定するための圧力センサ140cをコンソールCの内部に配される接続ライン142に設ける一例を示したがこれに限らない。圧力センサは、補充液クランプと補充液ポンプとの間に設けられればよく、補充液ラインに設ける構成としてもよい。
[0066]
また、上述の実施形態では、補充液ライン140の接続状態が正常でない場合に報知器により報知するものとしたが、補充液ライン140の接続状態が正常である場合に、報知器により接続状態が正しい旨を報知するようにしてもよい。
[0067]
また、上述の実施形態では、補充液ライン140の一端を血液回路110のうち動脈側ライン111に接続する場合を例示したが、静脈側ライン112に接続するように構成してもよい。

Reference Signs List

[0068]
100 血液透析装置
110 血液回路
120 血液浄化器
130 透析液回路
1333 除水/逆濾過ポンプ
140 補充液ライン
140a 補充液ポンプ
140b 補充液クランプ
140c 圧力センサ
150 報知器
161 制御部
162 判定部
C コンソール(装置本体)

Claims

[1]
血液浄化器が設けられ、患者の血液を循環させる血液回路と、
前記血液浄化器に透析液を供給する透析液回路と、
前記血液回路と接続され、該血液回路に補充液を注入する補充液ラインと、
前記補充液ラインと接続され、補充液供給源から前記血液回路に補充液を送る補充液ポンプと、
前記補充液ラインにおける前記血液回路との接続部分の近傍に配置され、前記補充液ラインの流路を開閉する補充液クランプと、
前記補充液ポンプと前記補充液クランプとの間に配置され、前記補充液ラインの液圧を測定する圧力センサと、
前記補充液ポンプの送液及び前記補充液クランプの開閉を制御する制御部と、
前記補充液ラインの接続状態を判定する判定部と、を備える血液透析装置であって、
前記制御部は、前記補充液ラインがプライミング液で充填され、かつ、前記補充液ポンプが停止した状態で、前記補充液クランプを作動させて開状態から閉状態とし、前記補充液ラインの液圧が上昇するように前記補充液ポンプを所定の時間作動させ、
前記判定部は、
前記圧力センサで測定される前記補充液ラインの測定液圧が所定の値以上である場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていると判定し、
前記測定液圧が所定の値より小さい場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定する血液透析装置。
[2]
報知器を更に備え、
前記判定部により、前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定された場合に、前記制御部は、前記報知器を作動して報知する請求項1に記載の血液透析装置。
[3]
前記補充液ポンプは、前記血液透析装置の装置本体に内蔵されており、該装置本体に設けられる補充液ポートと接続ラインを介して接続されており、
前記補充液ラインは、一端が前記血液回路と接続され、他端が前記補充液ポートと接続される請求項1又は2に記載の血液透析装置。
[4]
血液浄化器が設けられ、患者の血液を循環させる血液回路と、
前記血液浄化器に透析液を供給する透析液回路と、
前記血液回路と接続され、該血液回路に補充液を注入する補充液ラインと、
前記補充液ラインと接続され、補充液供給源から前記血液回路に補充液を送る補充液ポンプと、
前記補充液ラインにおける前記血液回路との接続部の近傍に配置され、前記補充液ラインの流路を開閉する補充液クランプと、
前記補充液ポンプと前記補充液クランプとの間に配置され、前記補充液ラインの液圧を測定する圧力センサと、
を備える血液透析装置のプライミング工程における補充液ラインの接続状態検出方法であって、
前記補充液ラインがプライミング液で充填され、かつ、前記補充液ポンプが停止した状態で、前記補充液クランプを開状態から閉状態とし、
前記補充液ポンプを所定の時間作動させて、前記補充液ラインの液圧を上昇させ、
前記圧力センサで測定される前記補充液ラインの測定液圧が所定の値以上である場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていると判定し、
前記測定液圧が所定の値より小さい場合に、前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定する補充液ラインの接続状態検出方法。
[5]
前記補充液ラインが正しく接続されていると判定した後に、
前記血液回路にプライミング液を充填する工程を更に備える請求項4に記載の接続状態検出方法。
[6]
前記補充液ポンプは、前記血液透析装置の装置本体に内蔵されており、該装置本体に設けられる補充液ポートと接続ラインを介して接続されており、
前記補充液ラインは、一端が前記血液回路と接続され、他端が前記補充液ポートと接続される請求項4又は5に記載の接続状態検出方法。
[7]
前記血液透析装置は、報知器を備え、
前記補充液ラインが正しく接続されていないと判定された場合に、前記報知器を作動して報知する請求項4〜6のいずれかに記載の接続状態検出方法。

Drawings

[ Fig. 1]

[ Fig. 2]

[ Fig. 3]

[ Fig. 4A]

[ Fig. 4B]

[ Fig. 5]