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1. JP2020106784 - PROCESSING DEVICE, PROGRAM, AND DISPLAY MEDIUM

Document

Description

Title of Invention 処理装置、プログラムおよび表示媒体

Technical Field

0001  

Background Art

0002   0003  

Citation List

Patent Literature

0004  

Summary of Invention

Technical Problem

0005   0006  

Technical Solution

0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017  

Advantageous Effects

0018  

Brief Description of Drawings

0019  

Description of Embodiments

0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137  

Reference Signs List

0138  

Claims

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11    

Drawings

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

Description

処理装置、プログラムおよび表示媒体

Technical Field

[0001]
本発明は、処理装置、プログラムおよび表示媒体に関する。

Background Art

[0002]
所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示することができる表示媒体がある(特許文献1参照)。この表示媒体は、光を反射する平面部材と、光を遮蔽する面を有し、平面部材に垂直に配置される複数の突状部材を備える。平面部材は複数の単位セルに区分され、複数の単位セルそれぞれは、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分される。所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角に平行する面を有する突状部材が形成される。
[0003]
特許文献1は、サブセルに色が与えられることを開示する。所定の仰角かつ方位角から表示媒体を参照した際に、サブセルに与えられた色に基づいて、その方位角に対応するコンテンツを確認できる。

Citation List

Patent Literature

[0004]
patcit 1 : 特許6374625号公報

Summary of Invention

Technical Problem

[0005]
特許文献1は、サブセルにどのように色が与えられるかについて具体的な記載がなく、コンテンツを鮮明に表示する構成について触れられていない。
[0006]
従って本発明の目的は、コンテンツを鮮明に表示可能な処理装置、プログラムおよび表示媒体を提供することである。

Technical Solution

[0007]
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示媒体を製造するために用いられる処理装置に関する。本発明の第1の特徴において表示媒体は、光を反射する平面部材を備え、平面部材を複数の単位セルに区分し、複数の単位セルそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角に平面部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、平面部材に垂直に形成され、サブセルは、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含む。処理装置は、単位セルについて、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材によって隠れるマイクロセルの位置に基づいて、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定する形状特定部を備える。
[0008]
本発明の第2の特徴は、光を反射する平面を有する表示面に貼付可能で、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示支援媒体を製造するために用いられる処理装置に関する。本発明の第2の特徴において表示支援媒体は、シート形状を有し、光を透過するシート状部材を備え、シート状部材を複数の単位セルに区分し、複数の単位セルそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角にシート状部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、シート状部材に垂直に形成され、サブセルは、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含む。処理装置は、単位セルについて、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材によって隠れるマイクロセルの位置に基づいて、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定する形状特定部を備える。
[0009]
本発明の第1の特徴または第2の特徴において、形状特定部は、シミュレーテッドアニーリング法によって、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定しても良い。
[0010]
本発明の第1の特徴または第2の特徴において、形状特定部は、遺伝的アルゴリズムによって、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定しても良い。
[0011]
本発明の第1の特徴または第2の特徴において、形状特定部は、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定した後、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材に対して露出するマイクロセルの面積が、それぞれ所定の値以上になるように、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定するために用いた評価関数の評価項目の重みを変更しても良い。
[0012]
本発明の第3の特徴は、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示媒体の平面部材の色を決定する処理装置に関する。本発明の第3の特徴において表示媒体は、光を反射する平面部材を備え、平面部材を複数の単位セルに区分し、複数の単位セルそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角に平面部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、平面部材に垂直に形成され、サブセルは、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含む。処理装置は、所定数のコンテンツのそれぞれについて、単位セルに対応する位置の画素値を記憶する記憶装置と、所定の方位角から単位セルを観察した場合に、観察できるマイクロセルの色に基づいて表示する画素値と、所定の方位角に対応するコンテンツの単位セルに対応する位置の画素値との差分を、所定数の方位角のそれぞれについて算出し、所定数の方位角のそれぞれについて算出した差分の合計が小さくなるように、単位セルの各マイクロセルの色を特定する色特定部を備える。
[0013]
本発明の第4の特徴は、光を反射する平面を有する表示面に貼付可能で、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示支援媒体が貼付される表示面の色を特定する処理装置に関する。本発明の第4の特徴に係る表示支援媒体は、シート形状を有し、光を透過するシート状部材を備え、シート状部材を複数の単位セルに区分し、複数の単位セルそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角にシート状部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、シート状部材に垂直に形成され、サブセルは、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含む。処理装置は、所定数のコンテンツのそれぞれについて、単位セルに対応する位置の画素値を記憶する記憶装置と、所定の方位角から単位セルを観察した場合に、観察できるマイクロセルルに対応する表示面の色に基づいて表示する画素値と、所定の方位角に対応するコンテンツの単位セルに対応する位置の画素値との差分を、所定数の方位角のそれぞれについて算出し、所定数の方位角のそれぞれについて算出した差分の合計が小さくなるように、単位セルの各マイクロセルに対応する表示面の色を特定する色特定部を備える。
[0014]
本発明の第3の特徴または第4の特徴において色特定部は、さらに、所定のサブセルに属し、隣接するマイクロセルをグルーピングして、グルーピング内に与えられたチャンネル毎の値の平均を、グルーピング内のマイクロセルのチャンネルの値に補正し、マイクロセルに色を印刷するプリンタに、グルーピングの範囲を通知しても良い。
[0015]
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴ないし本発明の第4の特徴のいずれかに記載の処理装置として機能させるプログラムに関する。
[0016]
本発明の第6の特徴は、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示媒体に関する。本発明の第6の特徴において表示媒体は、光を反射する平面部材を備え、平面部材を複数の単位セルに区分し、複数の単位セルそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角に平面部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、平面部材に垂直に形成され、サブセルは、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含む。所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材によって隠れるマイクロセル以外のマイクロセルに与えられた色に基づいて、所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、マイクロセル毎に色が設定される。
[0017]
本発明の第7の特徴は、光を反射する平面を有する表示面に貼付可能で、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示支援媒体が貼付される表示面の色を特定する処理装置に関する。本発明の第7の特徴において表示支援媒体は、シート形状を有し、光を透過するシート状部材を備え、シート状部材を複数の単位セルに区分し、複数の単位セルそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、所定の方位角に対応する各サブセルに、所定の方位角にシート状部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、シート状部材に垂直に形成される。表示面は、サブセルに対応する位置に、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含む。処理装置は、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材によって隠れるマイクロセル以外のマイクロセルに対応する表示面に与えられた色に基づいて、所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、マイクロセル毎にマイクロセルに対応する表示面の色を特定する色特定部を備える。

Advantageous Effects

[0018]
本発明によれば、コンテンツを鮮明に表示可能な処理装置、プログラムおよび表示媒体を提供することができる。

Brief Description of Drawings

[0019]
[fig. 1] 図1(a)は、本発明の実施の形態に係る表示媒体の斜視図であって、図1(b)は、単位セルの斜視図である。
[fig. 2] 図2は、表示媒体でコンテンツを観察する方位角と、突状部材との関係を説明する図である。
[fig. 3] 図3は、突状部材により遮蔽される部分と、遮蔽されない部分を説明する図である。
[fig. 4] 図4(a)は、本発明の実施の形態に係る単位セルの上面図であって、図4(b)は、図4(a)が示す単位セルにおいてコンテンツを確認可能な方位角を説明する図である。
[fig. 5] 図5(a)は、本発明の実施の形態に係る2つのサブセルの上面図であって、図5(b)は、図5(a)が示す単位セルを用いて所定の方位角から観察可能なマイクロセルと観察できないマイクロセルの一例を説明する図である。
[fig. 6] 図6は、本発明の実施の形態に係る表示媒体を形成するために用いられる処理装置のハードウエア構成および機能ブロックを説明する図である。
[fig. 7] 図7は、本発明の実施の形態に係る処理装置の処理を説明するフローチャートである。
[fig. 8] 図8は、本発明の実施の形態に係る形状特定部の処理を説明するフローチャートである。
[fig. 9] 図9は、本発明の実施の形態に係る色特定部の処理を説明するフローチャートである。
[fig. 10] 図10は、変形例に係る表示支援媒体を説明する図である。
[fig. 11] 図11は、変形例に係る表示媒体を形成するために用いられる処理装置のハードウエア構成および機能ブロックを説明する図である。

Description of Embodiments

[0020]
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
[0021]
(表示媒体)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る表示媒体1を説明する。本発明の実施の形態に係る表示媒体1は、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能に形成される。表示媒体1は、所定の仰角から所定の方位角で観察することでコンテンツを表示することが可能で、また方位角を変更することにより、異なるコンテンツを表示することが可能である。表示媒体1は、所定の方位角毎に、複数のコンテンツを表示することが可能である。また観察者がコンテンツを観察する際の仰角は、コンテンツ毎に異なっていても良い。本発明の実施の形態においてコンテンツは、静止画である。
[0022]
図1(a)に示すように表示媒体1は、平面部材2の平面に着色部4が設けられる。平面部材2は、光を反射する平面を有する。平面部材2は、鏡面反射したり、光を拡散したりすることが可能であれば良い。また平面部材2は、視認性の向上の観点から、鏡面成分が高い金属により形成されることが好ましい。着色部4は、インクで着色される部分である。
[0023]
図1(a)に示すように、平面部材2の平面を、複数の単位セルCに区分する。平面部材2の平面は、表示媒体1の表示面となる。さらに、図1(b)に示すように、複数の単位セルCそれぞれを、所定数の方位角に対応する所定数のサブセルBに区分する。なお、単位セルCおよびサブセルBは、仮想的な区分であっても良い。
[0024]
なお、図1に示す例において平面部材2は、直方体である場合を説明するが、平面を有し、この平面に着色部4が設けられれば良い。また単位セルCおよびサブセルBはそれぞれ矩形である場合を説明するが、単位セルCおよびサブセルBの形状は問わない。
[0025]
一つの単位セルCにおけるサブセルBの数は、表示媒体1で表示可能なコンテンツの数に対応する。例えば、図1に示す例では、1つの単位セルCが3つのサブセルBに区分されるので、少なくとも3つのコンテンツを表示することが可能である。なお、表示媒体1を、平面に対して90度の仰角で観察して新たなコンテンツが確認される場合など、表示媒体1は、所定の仰角とは異なる仰角で観察することで、所定の仰角で観察可能な所定数のコンテンツとは別のコンテンツを表示可能に形成されても良い。
[0026]
なお、コンテンツを観察する際の仰角は、単位セルC毎に異なっても良い。例えば、表示媒体1が大きく、一つの視点から表示媒体1の各単位セルCを観察した際、単位セルCの位置に対する視点の仰角は、単位セルCの位置によって異なっても良い。
[0027]
図1(b)に示すように、各サブセルBには、板状の突状部材Lが、平面部材2に垂直に配置される。図1(b)に示す例では、各サブセルBに2つの突状部材Lが設けられる場合を説明しているが、各サブセルにおける突状部材の数は問わない。例えば、各サブセルBに1つの突状部材Lを設けても良いし、複数の突状部材Lを設けても良い。また各サブセルに異なる数の突状部材が設けられても良い。
[0028]
突状部材Lは、所定数の方位角のそれぞれに対して、平面部材2上で平行な、光を遮蔽する面を有する。突状部材Lは、光を遮蔽する不透明な部材で形成されるのが良いが、観察者の視認性に影響を及ぼさない範囲で一部の光が透過するように形成されても良い。所定の方位角に対応する各サブセルBに、この所定の方位角に平行する面を有する突状部材Lが形成される。
[0029]
1つのサブセルBに複数の突状部材Lを設ける場合、各突状部材Lは互いに平行に配設される。突状部材Lは、その突状部材Lが設けられるサブセルB毎に異なる方向に配設され、異なるサブセルBに配設される各突状部材Lは、互いに平行にならないように配設される。
[0030]
本発明の実施の形態において突状部材Lは、板状に形成される場合を説明するが、平面部材2上で平行な、光を遮蔽する面を有すればよく、これに限るものではない。例えば、2つの突状部材Lのそれぞれの端部を、別の板状部材で結合して、U字状に形成されるなど、突状部材Lは、任意の形状で形成されても良い。また本発明の実施の形態において「平行」は、厳密な意味での平行のみならず、視認性に影響を及ぼさない程度のずれがあっても良い。
[0031]
本発明の実施の形態に係る表示媒体1は、所定の仰角において観察される。図1(b)に示すように、平面部材2の平面上に、板状の突状部材Lを垂直に設けるので、所定の仰角から表示媒体1を観察した際に、突状部材Lによって遮蔽されない着色部4が確認されることにより、表示媒体1は、コンテンツを表示する。
[0032]
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る表示媒体1を観察する仰角および方位各について説明する。図2(a)は、表示媒体1に、コンテンツI0、I1およびI2を表示する場合を説明する。
[0033]
表示媒体1上の座標xを、所定の仰角ω0かつ方位角φ0で観察した場合、表示媒体1上の座標xに対応するコンテンツI0の座標の色値を確認できる。同様に、表示媒体1上の座標xを、所定の仰角ω1かつ方位角φ1で観察した場合、表示媒体1上の座標xに対応するコンテンツI1の座標の色値を確認できる。さらに、表示媒体1上の座標xを、所定の仰角ω2かつ方位角φ2で観察した場合、表示媒体1上の座標xに対応するコンテンツI2の座標の色値を確認できる。
[0034]
図2(a)に示す表示媒体1の単位セルCは、例えば図2(b)のように形成される。単位セルCは、コンテンツI0、I1およびI2の3つのコンテンツに対応して、サブセルB0、サブセルB1およびサブセルB2の3つのサブセルを備える。サブセルB0に、サブセルB0上で方位角φ0の方向に平行な、3つの突状部材L0が配置される。サブセルB1に、サブセルB1上で方位角φ1の方向に平行な、2つの突状部材L1が配置される。サブセルB2に、サブセルB2上で方位角φ2の方向に平行な、3つの突状部材L2が配置される。
[0035]
突状部材Lは、所定の高さを有するので、ある仰角から表示媒体1を観察した際に、突状部材Lによって光が遮蔽される部分と遮蔽されない部分が生じる。観察者は、ある仰角から表示媒体1を観察した際に、突状部材Lによって光が遮蔽されない部分を認識することになる。観察者が表示媒体1を観察したときに、表示媒体1は、突状部材Lによって遮蔽されない部分に与えられた色により、コンテンツを表示する。
[0036]
ここで図3に示すように、サブセルB0およびB1を所定の仰角かつ方位角で観察した場合を説明する。図3(a)および図3(b)は、同じ構成を有するサブセルを、それぞれ異なる方位角(視点)から観察した図である。
[0037]
図3(a)に示すように、視点方向と正反射の関係(方位角が180度異なり仰角が同じ)にある光源からの光であって、サブセルB0およびB1に入射する光M1、M2およびM3について説明する。光M1、M2およびM3は、サブセルB0に設けられる突状部材と、サブセルB0上で平行である。
[0038]
サブセルB0に入射する光M1は、突状部材に遮られることなくサブセルB0の平面に届き、サブセルB0の平面で反射して反射光M1’が生成される。反射光M1’は、サブセルB0上で、サブセルB0の突状部材と平行である。換言すると、反射光M1’をサブセルB0に投影した線と、サブセルB0の突状部材は、互いに平行である。反射光M1’はサブセルB0の突状部材によって遮蔽されないので、観察者は、反射光M1’を確認することができる。この反射光M1’は、サブセルB0に着色された色を有する。
[0039]
サブセルB1の突状部材は、サブセルB0の突状部材と平行にならないように、形成される。従って、サブセルB1に入射する光M2は、サブセルB1の突状部材に遮られ、光M2は、サブセルB1の平面に届かないので、観察者は、光M2の反射光を確認できない。サブセルB1に入射する光M3は、突状部材に遮られることなくサブセルB1の平面に届き反射光M3’が生成されるが、反射光M3’は、サブセルB1の突状部材に遮られ、観察者は、反射光M3’を確認できない。
[0040]
図3(b)に示すように、視点方向と正反射の関係(方位角が180度異なり仰角が同じ)にある光源からの光であって、サブセルB0およびB1に入射する光M4、M5およびM6について説明する。光M4、M5およびM6は、サブセルB1に設けられる突状部材と、サブセルB1上で平行である。
[0041]
サブセルB0に入射する光M4は、サブセルB0の突状部材に遮られ、光M4は、サブセルB0の平面に届かないので、観察者は、光M4の反射光を確認できない。サブセルB0に入射する光M5は、突状部材に遮られることなくサブセルB0の平面に届き反射光M5’が生成されるが、反射光M5’は、サブセルB0の突状部材に遮られ、観察者は、反射光M5’を確認できない。
[0042]
一方サブセルB1に入射する光M6は、突状部材に遮られることなくサブセルB1の平面に届き、サブセルB1の平面で反射して、反射光M6’が生成される。反射光M6’は、サブセルB1上で、サブセルB1の突状部材と平行である。換言すると、反射光M6’をサブセルB1に投影した線と、サブセルB1の突状部材は、互いに平行である。従って、サブセルB1の突状部材によって遮蔽されず、観察者は、反射光M6’を確認することができる。この反射光M6’は、サブセルB1に着色された色を有する。
[0043]
図3(a)および(b)に示すサブセルB0およびB1を有する表示媒体1を観察すると、図3(a)に示した仰角かつ方位角からは、サブセルB0の色を有する反射光M1’が観察される。また図3(b)に示した仰角かつ方位角からは、サブセルB1の色を有する反射光M6’が観察される。このように、表示媒体1を、それぞれ異なる方位角から観察した場合、特定のサブセルの色を観察者に認識させることが可能になる。また他の単位セルも同様に、各単位セルCにおいて、各サブセルBに対応する方位角に平面部材2上で平行な面を有するように、突状部材Lを構成する。
[0044]
これにより、観察者は、表示媒体1を所定の方位角から観察した場合、例えば、各単位セルCのサブセルB0の色を観察することができるので、各単位セルCのサブセルB0により構成されるコンテンツを観察することができる。また異なる方位角から観察した場合、例えば、各単位セルCのサブセルB1の色を観察することができるので、各単位セルCのサブセルB1により構成されるコンテンツを観察することができる。このように、表示媒体1は、観察者が表示媒体1を観察する方位角に応じて複数のコンテンツを表示することが可能である。
[0045]
図4を参照して、4つ以上のコンテンツを表示可能な単位セルCを説明する。図4(a)に示す単位セルCは、第1のサブセルB1、第2のサブセルB2、第3のサブセルB3および第4のサブセルB4を備える。各サブセルには、単位セルに対応する各コンテンツの位置の色が着色される。図4(b)に示すように、第1の方位角φ1に対して、第2の方位角φ2は反時計回り90度、第3の方位角φ3は反時計回り45度、第4の方位角φ4は反時計回り135度である。
[0046]
第1のサブセルB1において、第1の方位角φ1に、第1のサブセルB1上で平行な2つの第1の突状部材L1が、互いに平行に設けられる。同様に、第2のサブセルB2において、第2の方位角φ2に、第2のサブセルB2上で平行な2つの第2の突状部材L2が、互いに平行に設けられる。第3のサブセルB3において、第3の方位角φ3に、第3のサブセルB3上で平行な2つの第3の突状部材L3が、互いに平行に設けられる。第4のサブセルB4において、第4の方位角φ4に、第4のサブセルB4上で平行な2つの第4の突状部材L4が、互いに平行に設けられる。第1の突状部材L1、第2の突状部材L2、第3の突状部材L3および第4の突状部材L4は、互いに平行にならないように配設される。
[0047]
本発明の実施の形態に係る表示媒体1は、所定の仰角かつ複数の方位角から、各方位角に対応したコンテンツを観察できるように形成される。具体的には、第1の方位角φ1から表示媒体1を観察した際、第1のサブセルB1の着色を確認することが可能で、他のサブセルの着色の多くは、第2の突状部材L2、第3の突状部材L3および第4の突状部材L4により遮蔽される。同様に、第2の方位角φ2から表示媒体1を観察した際、第2のサブセルB2の着色を確認することが可能で、第3の方位角φ3から表示媒体1を観察した際、第3のサブセルB3の着色を確認することが可能で、第4の方位角φ4から表示媒体1を観察した際、第4のサブセルB4の着色を確認することが可能である。
[0048]
図1ないし図4を参照して説明した表示媒体1において、本発明の実施の形態では、図5に示すように、サブセルBは、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルRを含む。各マイクロセルRには、各マイクロセルRが視認可能な方位角に対応するコンテンツを表現する色が、それぞれ個別に与えられる。これにより本発明の実施の形態に係る表示媒体1は、より鮮明にコンテンツを表示することを可能とする。
[0049]
図5(a)は、第1の突状部材L1が形成される第1のサブセルB1と、第2の突状部材L2が形成される第2のサブセルB2を示す。各サブセルB1およびB2は、それぞれ、複数のマイクロセルRによって構成される。
[0050]
薄いグレーが施されたマイクロセルR1は、第1のサブセルB1に属する。濃いグレーが施されたマイクロセルR2は、第2のサブセルB2に属する。白いマイクロセルは、第1の突状部材L1または第2の突状部材L2が形成されていることを示す。本発明の実施の形態において第1の突状部材L1および第2の突状部材L2は、マイクロセルの単位で形成される。
[0051]
図5(b)は、図5(a)に示す第1のサブセルB1および第2のサブセルB2を所定の方位角ωから観察した際に、突状部材に遮蔽されるマイクロセルと、露出するマイクロセルを区分した図である。方位角ωは、第1のサブセルB1上で、第1の突状部材L1と平行である。図5(b)において、ハッチングが施されたマイクロセルは、方位角ωから観察した際に突状部材によって遮蔽されることを示す。点ハッチングが施されていないマイクロセルは、方位角ωから観察した際に突状部材によって遮蔽されずに露出することを示す。なお、突状部材の形状によって、一つのマイクロセルの一部が露出し一部が遮蔽される場合も考えられるが、本発明の実施の形態において、所定閾値以上露出するか否かに基づいて、マイクロセルの単位で露出するか否かが決定される。
[0052]
第1のサブセルB1に属するマイクロセルは、第1の突状部材L1が設置されるマイクロセルと、色が与えられるマイクロセルに区分される。同様に、第2のサブセルB2に属するマイクロセルは、第2の突状部材L2が設置されるマイクロセルと、色が与えられるマイクロセルに区分される。
[0053]
第1のサブセルB1において色が与えられるマイクロセルは、方位角ωから観察した際に突状部材によって遮蔽されずに露出する露出マイクロセルR1aと、突状部材によって遮蔽される遮蔽マイクロセルR1bに区分される。第1のサブセルB1には、方位角ωに平行な第1の突状部材L1が設けられるので、露出マイクロセルR1aのように、多くのマイクロセルが露出する一方、遮蔽マイクロセルR1bのように、第1の突状部材L1によって観察されないマイクロセルもある。
[0054]
第2のサブセルB2において色が与えられるマイクロセルは、方位角ωから観察した際に突状部材によって遮蔽されずに露出する露出マイクロセルR2aと、突状部材によって遮蔽される遮蔽マイクロセルR2bに区分される。第2のサブセルB2には、方位角ωに平行でない第2の突状部材L2が設けられるので、遮蔽マイクロセルR2bのように、第2の突状部材L2によって多くのマイクロセルが遮蔽される一方、露出マイクロセルR2aのように、露出するマイクロセルもある。
[0055]
露出マイクロセルR1aおよびR2aのそれぞれは、方位角ωから観察した際に露出するとともに、他の方位角から観察した際に露出する場合もある。また遮蔽マイクロセルR1bおよびR2bのそれぞれは、方位角ωから観察した際に露出しないが、他の方位角から観察した際に、露出する場合がある。
[0056]
このように本発明の実施の形態に係る表示媒体1において、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材によって隠れるマイクロセル以外のマイクロセルに与えられた色に基づいて、所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、マイクロセル毎に色が設定される。各マイクロセルには、表示媒体1がコンテンツを表示する方位角に対して露出するか否かを考慮して、いずれの方位角から観察しても、適切にコンテンツを表示できるように最適な色が与えられる。これにより、より鮮明にコンテンツを表示することが可能になる。
[0057]
(処理装置)
図6を参照して、本発明の実施の形態に係る表示媒体1を形成するために用いられる処理装置100を説明する。表示媒体1を形成する場合、単位セルの大きさ、サブセルの大きさ、サブセルに設けられる突状部材の形状、マイクロセルの大きさおよびマイクロセルに与えられる色等の各データが必要になる。処理装置100は、所定条件からこれらの各データを特定する。表示媒体1をプリンタで形成する場合、処理装置100が特定した各データはプリンタに入力され、プリンタは入力されたデータに従って、平面部材2に、インクまたはUV樹脂を噴射して、表示媒体1を形成する。
[0058]
処理装置100は、記憶装置110、処理制御装置120および入出力インタフェース130を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータが所定の処理を実行するためのプログラムを実行することにより、処理装置100は、図6に示す機能を実現する。
[0059]
記憶装置110は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)、ハードディスク等であって、処理制御装置120が処理を実行するための入力データ、出力データおよび中間データなどの各種データを記憶する。処理制御装置120は、CPU(Central Processing Unit)であって、記憶装置110に記憶されたデータを読み書きしたり、入出力インタフェース130とデータを入出力したりして、処理装置100における処理を実行する。入出力インタフェース130は、処理制御装置120と、プリンタ等の外部装置(図示せず)とを接続するインタフェースである。本発明の実施の形態において入出力インタフェース130は、表示媒体1を製造する装置、または表示媒体1を製造する装置が読み取るメモリ等である。
[0060]
記憶装置110は、条件データ111、形状データ112、入力色値データ113および出力色値データ114を記憶する。
[0061]
条件データ111は、処理制御装置120の処理に必要な条件のデータである。条件データ111は、具体的には、表示媒体1に表示させたいコンテンツの数、仰角および方位角を含む。条件データ111に、表示媒体1に形成される単位セルCおよびマイクロセルRの大きさ、突状部材Lの色等が含まれても良い。さらに条件データ111に、単位セルC内の構造を決定する最適化またはマイクロセルに与える色を決定する最適化で用いる、評価関数、評価関数が複数の評価項目を含む場合の各評価項目に対する重みの初期値等が含まれても良い。
[0062]
形状データ112は、単位セルC内の形状に関するデータである。形状データ112は、形状特定部121によって生成される。単位セルC内の形状は、少なくとも、単位セルCにおける各サブセルBの大きさまたは各サブセルBにおける突状部材Lの形状を含み、単位セルCにおける各サブセルBの大きさおよび各サブセルBにおける突状部材Lの形状の両方であっても良い。
[0063]
サブセルBの大きさは、例えば、表示媒体1の単位セルCにおける各サブセルBの面積比であっても良いし、各サブセルBの縦および横の長さであっても良い。突状部材Lの形状は、突状部材Lの位置および高さである。サブセルBに複数の突状部材Lが形成される場合、突状部材Lの形状として、突状部材L間の距離を含んでも良い。突状部材L間の距離は、図5(a)のd1またはd2である。突状部材Lの形状は、サブセルB毎に設定される。
[0064]
入力色値データ113は、表示媒体1に表示させるコンテンツの色値のデータである。入力色値データ113は、所定数の方位角に対応するコンテンツのそれぞれについて、単位セルCに対応する位置の画素値を記憶する。入力色値データ113は、所定の単位セルCについて、各方位角に対応するコンテンツのそれぞれの、この単位セルCの位置に対応する部分の色値を保持する。入力色値データ113は、表示させるコンテンツと、そのコンテンツを観察可能な方位角とを対応づけて保持しても良い。
[0065]
出力色値データ114は、表示媒体1上の位置と、その位置に着色する色値とを対応づけるデータである。本発明の実施の形態において出力色値データ114は、突状部材Lが形成されるマイクロセルRを除くマイクロセルR毎に設定される。出力色値データ114は、色特定部123によって生成される。
[0066]
入力色値データ113および出力色値データ114の色値は、表示媒体1に与える色を特定可能な形式を有する。色値は、例えば、RGB等のチャンネル毎の各値で表現されても良いし、チャンネル毎の色値に変換可能なカラーコード毎で表現されても良い。
[0067]
処理制御装置120は、形状特定部121、形状出力部122、色特定部123および色値出力部124を備える。
[0068]
形状特定部121は、条件データ111に規定される条件に基づいて、単位セルCについて、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材Lによって隠れるマイクロセルの位置に基づいて、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材Lの形状を特定し、形状データ112を生成する。
[0069]
形状特定部121は、所定の評価関数に基づいて、最適化によりサブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材Lの形状を特定しても良い。評価関数が複数の評価項目を含み、評価関数において、各評価項目に重みをかけて評価する場合、形状特定部121は、最適な各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定した後、さらに、各評価項目に対する重みを最適化しても良い。例えば形状特定部121は、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、最適化により特定された突状部材に対して露出するマイクロセルの面積が、それぞれ所定の値以上になるように、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を特定するために用いた評価関数の評価項目の重みを変更しても良い。形状特定部121は、さらに、変更後の重みに基づいて、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける突状部材の形状を最適化する。
[0070]
突状部材Lの形状は、所定の方位角に対応する各サブセルに共通して設定されても良いし、単位セルCと視点の位置関係を考慮して、所定の方位角に対応する各サブセルに異なる突状部材Lの形状を設定しても良い。想定する視点と表示媒体1の距離に対して表示媒体1が大きい場合など、各単位セルCを視認する仰角または方位角が所定の範囲内に収まらない場合、所定の方位角に対応する各サブセルに異なる突状部材Lの形状を設定するのが好ましい。
[0071]
形状出力部122は、形状特定部121が生成した形状データ112を、入出力インタフェース130を介して出力する。
[0072]
色特定部123は、形状特定部121が出力した形状データ112と入力色値データ113から、出力色値データ114を生成する。色特定部123は、所定の方位角から単位セルCを観察した場合に、観察できるマイクロセルRの色に基づいて表示する画素値と、所定の方位角に対応するコンテンツの単位セルCに対応する位置の画素値との差分を、所定数の方位角のそれぞれについて算出する。色特定部123は、所定数の方位角のそれぞれについて算出した差分の合計が小さくなるように、単位セルCの各マイクロセルRの色を特定し、出力色値データ114を生成する。所定の方位角に対応するコンテンツの単位セルCに対応する位置の画素値は、入力色値データ113に含まれる。
[0073]
色値出力部124は、色特定部123によって生成された出力色値データ114を出力する。例えばUVプリンタで表示媒体1を形成する場合、処理装置100は、形状データ112および出力色値データ114を、このUVプリンタに出力する。
[0074]
なお、表示媒体1を生成する手順は適宜設定される。例えばUVプリンタでインクを吹き付けて形成する場合、噴射部の走行方向に従って、インクまたはUV樹脂を噴射する。具体的には、プリンタは、噴射部が所定方向を走行する間、平面部材2のマイクロセルRの位置に、出力色値データ114で定義される色のインクを噴射し、突状部材Lの位置に、UV樹脂を噴射する。或いは、プリンタは、噴射部が所定方向を走行する間、平面部材2のマイクロセルRの位置に、出力色値データ114で定義される色のインクを噴射した後、噴射部が同じ位置を走行して、突状部材Lを形成しても良い。
[0075]
また本発明の実施の形態において表示媒体1は、プリンタで印刷されることを前提としているが、プリンタで印刷可能な大きさよりも大きく形成されても良い。例えば、色が与えられるマイクロセルRを、反射面を有する色板等で形成し、突状部材Lを、遮光面を有する板で形成するなどしても良い。
[0076]
図7を参照して、本発明の実施の形態に係る処理装置100による処理方法を説明する。図7に示す例では、単位セルの大きさCとマイクロセルRの大きさが予め与えられており、処理装置100が、サブセルBの大きさ、突状部材Lの形状およびマイクロセルRの色を算出する場合を説明する。
[0077]
まずステップS1において処理装置100は、表示媒体1が表示する複数のコンテンツの画素値と、各コンテンツを表示する方位角を取得する。ステップS2において処理装置100は、単位セルCの大きさとマイクロセルRの大きさを取得する。
[0078]
次に処理装置100は、単位セルC毎に、サブセルBの大きさ、突状部材Lの形状およびマイクロセルRの色を算出するために、ステップS3ないしステップS6の処理を繰り返す。
[0079]
ステップS3において処理装置100は、処理対象の単位セルCにおけるサブセルBの大きさおよび突状部材Lの形状を算出し、ステップS4において形状データ112を出力する。ステップS5において処理装置100は、処理対象の単位セルCにおけるマイクロセルRの色を算出し、ステップS6において出力色値データ114を出力する。
[0080]
各単位セルCについてステップS3ないしステップS6の処理が終了すると、処理装置100は、処理を終了する。
[0081]
(形状特定部)
形状特定部121について詳述する。形状特定部121は、式(1)の評価関数が最小になるように、最適な各サブセルBの大きさまたは各サブセルBにおける突状部材Lの形状を特定する。形状特定部121は、突状部材Lの形状を固定して、各サブセルBの大きさを特定しても良いし、各サブセルBの大きさを固定して、突状部材Lの形状を特定しても良い。また形状特定部121は、突状部材Lの形状として、突状部材Lの高さ、位置および間隔の全てを特定しても良いし、これらの要素のうちのいずれか1つ以上を固定し、それ以外の要素を特定しても良い。
[0082]
[Math. 1]


[0083]
式(1)の値が小さいことは、所定の単位セルにおいて、指定方向に対応するサブセルでの遮光の量が少なく、指定方向対応するサブセル以外のサブセルからの光の量が少なく、各サブセルの反射輝度の標準偏差が少ないことを意味する。指定方向に対応するサブセルでの遮光の量が少ないことは、指定方向から観察した際に、指定方向に対応するサブセルから見える光の量が大きいことを意味し、本来表示したい光が多いことを意味する。指定方向対応するサブセル以外のサブセルからの光の量が少ないことは、指定方向から観察した際に、指定方向に対応しないサブセルから見える光の量が小さいことを意味し、本来表示したくない光が少ないことを意味する。各サブセルの反射輝度の標準偏差が少ないことは、いずれの指定方向から観察しても、同様の反射輝度で表示できることを意味し、指定方向による明るさの差異が少なく、観察者が見やすいことを意味する。
[0084]
本発明の実施の形態において、単位セルCおよびマイクロセルRの大きさと、式(1)の評価関数のw 、w およびw の初期値は、予め条件データ111で与えられる。形状特定部121は、初期設定の各サブセルBの大きさ、各サブセルBにおける突状部材Lの距離、位置および高さの各値の組み合わせと、所定数の方位角のそれぞれから単位セルCを観察した場合に、突状部材Lによって隠れるマイクロセルRの位置に基づいて、評価関数の評価値が最小となる最適な組み合わせを、単位セルCにおける各サブセルBの大きさ、各サブセルBにおける突状部材Lの距離、位置および高さを特定する。なお、突状部材Lによって隠れるマイクロセルRの位置が特定されると、突状部材Lに対して隠れずに露出するマイクロセルRの位置も一意に特定される。
[0085]
ここで、式(1)の評価値が最小となる最適なG(単位セルC内の形状)が算出されたとしても、その最適なGによって特定される指定方向の光の量が少なく、暗いコンテンツを表示する場合がある。式(1)は、初期値として設定されたw 、w およびw に基づいて評価値を算出するので、さらに重みを最適化することにより、コンテンツを明るく表示することが可能なGを算出することができる。式(1)においてコンテンツの明るさに影響を与えるのはw であるため、w を最適化することが好ましい。
[0086]
図8を参照して、形状特定部121による形状特定処理を説明する。
[0087]
形状特定部121は、回数、時間度等で特定される終了条件を満たすまで、ステップS101ないしステップS108の処理を繰り返す。
[0088]
まずステップS101において、評価関数における評価項目の重みw 、w およびw を設定する。w 、w およびw は、初回に算出する場合、条件データ111に設定されるデータであって、2回目以降に算出する場合、所定のルールによって設定される。
[0089]
ステップS102において形状特定部121は、単位セルの形状を設定する。単位セルCの形状は、各サブセルBの大きさ、各サブセルBに設けられる突状部材Lの形状である。突状部材Lの形状は、突状部材Lの位置、大きさ、および突状部材L間の距離である。
[0090]
ステップS103において形状特定部121は、ステップS102で設定した単位セルCの形状に基づいて、処理対象の方位角から処理対象の単位セルCを観察した際に、露出するマイクロセルRと、遮蔽されるマイクロセルRを特定する。ステップS103の処理は、表示媒体1がコンテンツを表示する各方位角(指定方向)について、繰り返される。
[0091]
ステップS104において形状特定部121は、ステップS101ないしステップS103で得られた値に基づいて、式(1)の評価値が最小となる、最適な単位セルCの形状を特定する。
[0092]
ステップS105において形状特定部121は、ステップS104において特定した単位セルCの形状に基づいて、各方位角において露出するマイクロセルRの面積が所定値以上になるか否かを判定する。所定値以上になる場合、新たな条件で単位セルCの形状を最適化するために、ステップS101に戻る。
[0093]
所定値以上にならない場合、ステップS106において形状特定部121は、各方位角において露出するマイクロセルRの面積が所定値以上になるように、重みの最適化を試みる。重みを最適化できた場合、ステップS107において形状特定部121は、最適化した重みに基づいて、単位セルCの形状を再度最適化する。重みを最適化できなかった場合、新たな条件で単位セルCの形状を最適化するために、形状特定部121は、ステップS101に戻る。
[0094]
所定条件を満たすまでステップS102ないしステップS108の処理が繰り返されると、ステップS109において形状特定部121は、最適な単位セルCの形状を特定し、処理を終了する。
[0095]
図8のステップS104およびS108の最適化の処理において、形状特定部121は、式(1)の評価関数を用いて、シミュレーテッドアニーリング法または遺伝的アルゴリズムによって、各サブセルBの大きさまたは各サブセルBにおける突状部材Lの形状を特定する。本発明の実施の形態において単位セル内の形状は離散的であるので、シミュレーテッドアニーリング法または遺伝的アルゴリズムによる最適化が好適である。
[0096]
シミュレーテッドアニーリング法を用いる場合、形状特定部121は、各サブセルBの大きさ、各サブセルBにおける突状部材Lの距離、位置および高さの複数の組み合わせで形成される探索範囲から、任意に選択した複数の組み合わせのそれぞれについて評価値を算出して、評価値が最小となる組み合わせを決定する。次に、形状特定部121は、前回の探索範囲よりも狭く、評価値が最小となる組み合わせを含む探索範囲から、任意に選択した複数の組み合わせのそれぞれについて評価値を算出して、評価値が最小となる組み合わせを決定する。形状特定部121は、前回の探索範囲をさらに狭めて評価値が最小となる組み合わせを決定する処理を繰り返して、最適な組み合わせを算出する
[0097]
遺伝的アルゴリズムを用いる場合、形状特定部121は、各サブセルBの大きさ、各サブセルBにおける突状部材Lの距離、位置および高さの複数の組み合わせについて、組み合わせの値の交叉、突然変異またはコピーのいずれかを発生させて得られた組み合わせについて評価値を算出する処理を所定数繰り返す。形状特定部121は、所定数繰り返して得られた複数の組み合わせのうち、評価値が最小となる組み合わせを、最適な組み合わせとして算出する。
[0098]
図8のステップS106の処理は、いわゆる最適化であって、形状特定部121は、各方位角において露出するマイクロセルRの面積が所定値以上になる、最適な重みw を算出する。このとき形状特定部121は、w を変更しながら、変更後の各方位角において露出するマイクロセルRの面積を観察して、w を修正する。これを自動化するために、勾配法を用いて、重みw を決定する。
[0099]
ここで、マイクロセルが隠れる量を評価する関数E の勾配E’ は、式(2)により算出される。
[0100]
[Math. 2]


[0101]
式(2)で算出される勾配E’ が正の値を採る場合、Δw の増加により、マイクロセルが隠れる量が増え、暗くなることを示し、勾配E’ が負の値を採る場合、マイクロセルが隠れる量が減り、明るくなることを示す。
[0102]
本発明の実施の形態において式(2)は、各方位角において露出するマイクロセルの面積が所定値以上になる重みを特定するために用いられるので、式(3)によりをw 更新する。
[0103]
[Math. 3]


[0104]
形状特定部121は、E が指定した値になるまで、或いは、E が指定した値にならない場合は所定回数、式(3)の処理を繰り返して、最適なw を特定する。形状特定部121は、最適なw に基づいて、図8のステップS108の処理を行う。
[0105]
ディザまたは誤差拡散法によるグルーピングを利用するプリンタにより表示媒体1を生成する場合、色特定部123は、さらに、グルーピングによりチャンネル毎の値を補正して、グルーピングの範囲をプリンタに通知しても良い。プリンタは、色特定部123により通知されたグルーピングの範囲に基づいて、ディザまたは誤差拡散法によるグルーピングを行うことにより、色特定部123が想定した色により近づけて、表示媒体1を生成することができる。
[0106]
具体的には色特定部123は、所定のサブセルBに属し、隣接するマイクロセルRをグルーピングして、グルーピング内に与えられたチャンネル毎の値の平均を、グルーピング内のマイクロセルRのチャンネルの値に補正する。換言すると色特定部123は、マイクロセルRを、サブセルBを越えないようにグルーピングして、グルーピング内で色を補正する。これにより、隣接するサブセルBのエッジの色を馴染ませず、各サブセルの有する色の識別が容易になる。
[0107]
また色特定部123は、サブセルB内のマイクロセルRのグルーピングの範囲を、マイクロセルRに色を印刷するプリンタに通知する。これにより、プリンタは、グルーピングする際は、色特定部123から通知されたグルーピングに基づいてグルーピングすることができる。プリンタは、ディザまたは誤差拡散法の際、サブセルBを越えてグルーピングしないので、サブセルB間のエッジが明確になり、ディザまたは誤差拡散法によるコンテンツの劣化を防ぐことができる。このように印刷された表示媒体1によれば、所定の方位角から見た観察者に、その方位角に対応するサブセルBと隣接するサブセルBの影響を抑制して、コンテンツを表示することができる。
[0108]
(色特定部)
色特定部123は、各方位角に対して、コンテンツに近い色を表示するように、各マイクロセルRの色を特定する。このとき、式(4)の評価値が最小となるCに基づいて、マイクロセルRの色を決定する。
[0109]
[Math. 4]


[0110]
図9を参照して、色特定部123の処理を説明する。
[0111]
まずステップS201において色特定部123は、入力色値データ113から、表示媒体1が表示する各コンテンツについて、処理対象の単位セルCに対応する位置の画素値を取得する。
[0112]
色特定部123は、終了条件を満たすまで、ステップS202およびステップS203の処理を繰り返す。ステップS202において色特定部123は、各マイクロセルRの色を設定し、ステップS203において式(4)の評価値が最小になるように、各マイクロセルRの値を最適化する。
[0113]
所定条件を満たすまで、ステップS202およびステップS203の処理を繰り返すと、ステップS204において色特定部123は、ステップS203の計算結果に基づいて、各マイクロセルRの最適な色を特定する。
[0114]
図9のステップS203の処理は、いわゆる最適化であって、乗法更新ルールまたは勾配法によって、マイクロセルの値を特定する。
[0115]
乗法更新ルールは、今現在のVCの値に対して、Cがどのように変化すればMPに近づくかを割合で記す方式である。式(5)に示すように、現在のCから、新たなC’を算出する際、CにMP/VCをかけることで、VCの結果がMPになり収束するまで続ける。式(5)においてTは、Vの転置を意味し、ijは、行列のインデックスを示す。各行列の要素が1以下となるように、更新後に1以上の値を持つ要素には、1を代入する。
[0116]
[Math. 5]


[0117]
また勾配法では、VおよびPを既知とし、式(6)に示す勾配C’を算出する。
[0118]
[Math. 6]


[0119]
本発明の実施の形態において式(6)について、式(7)によりCを更新する。
[0120]
[Math. 7]


[0121]
本発明の実施の形態において処理装置100が、各サブセルBの大きさおよび各サブセルBにおける突状部材Lの形状を特定した後、各マイクロセルRに与える色を算出する処理を説明したが、これに限らない。処理装置100は、既に決定されているパラメータ等について処理を割愛することも可能である。例えば、処理装置100は、サブセルBの大きさが固定されている場合、処理装置100は、突状部材Lの形状とマイクロセルRに与えられる色を算出する。またサブセルBの大きさと突状部材Lの形状が固定されている場合、処理装置100は、マイクロセルRに与えられる色を算出する。
[0122]
(変形例)
本発明の実施の形態は、平面部材2上に着色部4と突状部材Lを設けて表示媒体1を形成する場合を説明したが、本発明の実施の形態で説明した本願発明の原理を、他の態様で実現することが可能である。
[0123]
変形例は、図10に示すように、シート形状を有し、光を透過するシート状部材に、本発明の実施の形態で説明した突状部材Lを形成した表示支援媒体11を、光を反射する一般的な表示装置12の表示面13に、貼付する。表示装置12は、表示支援媒体11で形成される単位セルC、サブセルBおよび突状部材Lの形状にあわせて、各サブセルの色を決定した画像を表示する。換言すると表示装置12は、本発明の実施の形態に係る着色部4を電気的に実現する。
[0124]
これにより、本発明の実施の形態と同様に、各方位角からそれぞれ異なるコンテンツを観察することができる。表示支援媒体11に用いられるシート状部材は、光を透過する透明な部材で形成されるのが良いが、観察者の視認性に影響を及ぼさない範囲で一部の光が透過するように形成されても良い。ここで表示装置12は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であって、明るいバックライトを用いたり、明るい発光素子を用いたりするディスプレイであることが好ましい。
[0125]
表示装置12は、任意の画像を表示することが可能であるので、任意の条件に応じて適宜画像を表示することが可能になる。また表示装置12が連続的に画像を変更することにより、各方位角からそれぞれ異なる動画コンテンツを観察することができる。
[0126]
また表示装置12が表示する画像は、表示支援媒体11に形成されるサブセルに対応するので、表示支援媒体11が表示面13に適切に貼付されるように、適切に位置合わせがなされる。
[0127]
変形例において表示装置12の表示面は、サブセルBに対応する位置に、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルRを含む。
[0128]
変形例において、表示支援媒体11を適切に生成し、表示装置12に適切な画像を表示するために、図12に示す処理装置100aが用いられる。変形例に係る処理装置100aは、図7を参照して説明した処理装置100と同様であるが、各データの出力先が異なる。形状特定部121は、入出力インタフェース130を介して、形状データ112を、表示支援媒体11を製造する装置、または表示支援媒体11を製造する装置が読み取るメモリ等に出力する。
[0129]
変形例に係る色特定部123は、所定数の方位角のそれぞれから単位セルを観察した場合に、突状部材によって隠れるマイクロセルR以外のマイクロセルRに対応する表示面に与えられた色に基づいて、所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、マイクロセルR毎にマイクロセルRに対応する表示面の色を特定する。より具体的には色特定部123は、所定の方位角から単位セルを観察した場合に、観察できるマイクロセルRに対応する表示面の色に基づいて表示する画素値と、所定の方位角に対応するコンテンツの単位セルに対応する位置の画素値との差分を、所定数の方位角のそれぞれについて算出し、所定数の方位角のそれぞれについて算出した差分の合計が小さくなるように、単位セルCの各マイクロセルRに対応する表示面の色を特定する。
[0130]
本発明の実施の形態において色は、マイクロセルRに与えられるが、変形例において色は、表示装置12の表示面のうち、マイクロセルRが当接する位置に与えられる。表示面の構造上、表示面にガラス等の透明部材が設けられ、透明部材によって色を出力する素子が覆われる場合もあるが、その場合、マイクロセルRが当接する透明部材の直下の素子によって、マイクロセルRに与えられる色を表現する。
[0131]
また色値出力部124は、出力色値データ114を、表示支援媒体11が貼付される表示装置12、または表示装置12が読み取り可能なメモリ等に出力する。表示装置12は、出力色値データ114に基づいて、表示面の各マイクロセルRに対応する位置に、色特定部123で特定した色を表示する表示部を有する。表示部は、所定数の方位角のそれぞれから単位セルCを観察した場合に、突状部材Lによって隠れるマイクロセルR以外のマイクロセルRに対応する表示面に与えられた色に基づいて、所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、マイクロセルR毎に特定される色を、マイクロセルRに対応する表示面に表示する。
[0132]
変形例に係る表示支援媒体11は、方位角によって任意の異なる画像を表示したい場合に好適である。表示支援媒体11は、例えば、表示装置12に貼付された表示支援媒体11を異なる方向から観察する複数の観察者に対して、各観察者の位置とその他の条件に応じた情報を表示することが可能である。
[0133]
また、変形例では、表示支援媒体11を表示装置12に貼付する場合を説明したが、表示支援媒体11は、マイクロセルRの色を印刷した媒体に貼付されても良い。マイクロセルRの色を印刷する際、ディザまたは誤差拡散法によるグルーピングを利用するプリンタは、本発明の実施の形態と同様に、処理装置100aから、色特定部123においてグルーピングしたマイクロセルRの範囲に基づいて、グルーピングして、ディザまたは誤差拡散法を行うのが好ましい。
[0134]
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態とその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
[0135]
例えば、本発明の実施の形態に記載した処理装置は、図6に示すように一つのハードウエア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウエア上に構成されても良い。また、既存の処理装置上に実現されても良い。
[0136]
また本発明の実施の形態で参照したフローチャートは、処理の一例を示したものであり、これに限定されるものではない。
[0137]
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。

Reference Signs List

[0138]
1 表示媒体
2 平面部材
4 着色部
11 表示支援媒体
12 表示装置
100 処理装置
110 記憶装置
111 条件データ
112 形状データ
113 入力色値データ
114 出力色値データ
120 処理制御装置
121 形状特定部
122 形状出力部
123 色特定部
124 色値出力部
B サブセル
C 単位セル
L 突状部材
R マイクロセル

Claims

[1]
所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示媒体を製造するために用いられる処理装置であって、
前記表示媒体は、
光を反射する平面部材を備え、
前記平面部材を複数の単位セルに区分し、
前記複数の単位セルそれぞれを、前記所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、
所定の方位角に対応する各サブセルに、前記所定の方位角に前記平面部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、前記平面部材に垂直に形成され、
前記サブセルは、前記コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含み、
前記処理装置は、
前記単位セルについて、
前記所定数の方位角のそれぞれから前記単位セルを観察した場合に、前記突状部材によって隠れるマイクロセルの位置に基づいて、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける前記突状部材の形状を特定する形状特定部
を備えることを特徴とする処理装置。
[2]
光を反射する平面を有する表示面に貼付可能で、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示支援媒体を製造するために用いられる処理装置であって、
前記表示支援媒体は、
シート形状を有し、光を透過するシート状部材を備え、
前記シート状部材を複数の単位セルに区分し、
前記複数の単位セルそれぞれを、前記所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、
所定の方位角に対応する各サブセルに、前記所定の方位角に前記シート状部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、前記シート状部材に垂直に形成され、
前記サブセルは、前記コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含み、
前記処理装置は、
前記単位セルについて、
前記所定数の方位角のそれぞれから前記単位セルを観察した場合に、前記突状部材によって隠れるマイクロセルの位置に基づいて、各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける前記突状部材の形状を特定する形状特定部
を備えることを特徴とする処理装置。
[3]
前記形状特定部は、シミュレーテッドアニーリング法によって、前記各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける前記突状部材の形状を特定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
[4]
前記形状特定部は、遺伝的アルゴリズムによって、前記各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける前記突状部材の形状を特定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
[5]
前記形状特定部は、前記各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける前記突状部材の形状を特定した後、
前記所定数の方位角のそれぞれから前記単位セルを観察した場合に、前記突状部材に対して露出するマイクロセルの面積が、それぞれ所定の値以上になるように、前記各サブセルの大きさまたは各サブセルにおける前記突状部材の形状を特定するために用いた評価関数の評価項目の重みを変更する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
[6]
所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示媒体の後記平面部材の色を決定する処理装置であって、
前記表示媒体は、
光を反射する平面部材を備え、
前記平面部材を複数の単位セルに区分し、
前記複数の単位セルそれぞれを、前記所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、
所定の方位角に対応する各サブセルに、前記所定の方位角に前記平面部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、前記平面部材に垂直に形成され、
前記サブセルは、前記コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含み、
前記処理装置は、
前記所定数のコンテンツのそれぞれについて、前記単位セルに対応する位置の画素値を記憶する記憶装置と、
前記所定の方位角から前記単位セルを観察した場合に、観察できるマイクロセルの色に基づいて表示する画素値と、前記所定の方位角に対応するコンテンツの前記単位セルに対応する位置の画素値との差分を、前記所定数の方位角のそれぞれについて算出し、
前記所定数の方位角のそれぞれについて算出した差分の合計が小さくなるように、前記単位セルの各マイクロセルの色を特定する色特定部
を備えることを特徴とする処理装置。
[7]
光を反射する平面を有する表示面に貼付可能で、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示支援媒体が貼付される前記表示面の色を特定する処理装置であって、
前記表示支援媒体は、
シート形状を有し、光を透過するシート状部材を備え、
前記シート状部材を複数の単位セルに区分し、
前記複数の単位セルそれぞれを、前記所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、
所定の方位角に対応する各サブセルに、前記所定の方位角に前記シート状部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する前記突状部材が、前記シート状部材に垂直に形成され、
前記サブセルは、前記コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含み、
前記処理装置は、
前記所定数のコンテンツのそれぞれについて、前記単位セルに対応する位置の画素値を記憶する記憶装置と、
前記所定の方位角から前記単位セルを観察した場合に、観察できるマイクロセルに対応する表示面の色に基づいて表示する画素値と、前記所定の方位角に対応するコンテンツの前記単位セルに対応する位置の画素値との差分を、前記所定数の方位角のそれぞれについて算出し、
前記所定数の方位角のそれぞれについて算出した差分の合計が小さくなるように、前記単位セルの各マイクロセルに対応する表示面の色を特定する色特定部
を備えることを特徴とする処理装置。
[8]
前記色特定部は、さらに、
所定のサブセルに属し、隣接するマイクロセルをグルーピングして、グルーピング内に与えられたチャンネル毎の値の平均を、前記グルーピング内のマイクロセルの前記チャンネルの値に補正し、
前記マイクロセルに色を印刷するプリンタに、前記グルーピングの範囲を通知する
ことを特徴とする請求項6または7に記載の処理装置。
[9]
請求項1ないし8のいずれか1項に記載の処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
[10]
所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示媒体であって、
光を反射する平面部材を備え、
前記平面部材を複数の単位セルに区分し、
前記複数の単位セルそれぞれを、前記所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、
所定の方位角に対応する各サブセルに、前記所定の方位角に前記平面部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、前記平面部材に垂直に形成され、
前記サブセルは、前記コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含み、
前記所定数の方位角のそれぞれから前記単位セルを観察した場合に、前記突状部材によって隠れるマイクロセル以外のマイクロセルに与えられた色に基づいて、前記所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、前記マイクロセル毎に色が設定される
ことを特徴とする表示媒体。
[11]
光を反射する平面を有する表示面に貼付可能で、所定の仰角かつ方位角から、所定数の方位角に対応する所定数のコンテンツを表示可能な表示支援媒体が貼付される前記表示面の色を特定する処理装置であって、
前記表示支援媒体は、
シート形状を有し、光を透過するシート状部材を備え、
前記シート状部材を複数の単位セルに区分し、
前記複数の単位セルそれぞれを、前記所定数の方位角に対応する所定数のサブセルに区分し、
所定の方位角に対応する各サブセルに、前記所定の方位角に前記シート状部材上で平行な、光を遮蔽する面を有する突状部材が、前記シート状部材に垂直に形成され、
前記表示面は、前記サブセルに対応する位置に、コンテンツの色を表現する複数のマイクロセルを含み、
前記処理装置は、
前記所定数の方位角のそれぞれから前記単位セルを観察した場合に、前記突状部材によって隠れるマイクロセル以外のマイクロセルに対応する表示面に与えられた色に基づいて、前記所定数の方位角に対応するそれぞれのコンテンツを表示できるように、前記マイクロセル毎に前記マイクロセルに対応する表示面の色を特定する色特定部
を備えることを特徴とする処理装置。

Drawings

[ Fig. 1]

[ Fig. 2]

[ Fig. 3]

[ Fig. 4]

[ Fig. 5]

[ Fig. 6]

[ Fig. 7]

[ Fig. 8]

[ Fig. 9]

[ Fig. 10]

[ Fig. 11]