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1. WO2021145289 - SURGICAL SUTURE LIGATOR FOR ENDOSCOPES AND LIGATING DEVICE

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明 細 書

発明の名称 内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034  

発明の効果

0035  

図面の簡単な説明

0036  

発明を実施するための形態

0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161  

産業上の利用可能性

0162  

符号の説明

0163  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2A   2B   3   4A   4B   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16A   16B   17A   17B   18   19   20   21   22   23   24   25  

明 細 書

発明の名称 : 内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置

技術分野

[0001]
 本発明は、経管腔的内視鏡手術において、消化管等の管腔壁に形成された切開部等を縫合する縫合糸を結紮するための内視鏡用縫合糸結紮具およびその結紮具を備えた結紮装置に関する。

背景技術

[0002]
 経管腔的内視鏡手術(NOTES:Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery)は、体表面に創を作らない低侵襲手術として近年注目を集めている。経管腔的内視鏡手術は、体表を切開して体内へ到達する従来の外科手術とは異なり、内視鏡を用いて口や肛門から消化管経由で、あるいは膣や膀胱等を経由し腹腔等の体内の患部に到達することができ、腹腔内観察、肝生検等の診断的手技から虫垂切除、胆嚢摘出、卵管結紮、卵巣摘出、胃小腸吻合等、多様な手技への応用の可能性が報告されている。
[0003]
 経管腔的内視鏡手術において、消化管等の管腔壁に形成された切開部(穿孔部や欠損部を含む)を縫合する縫合装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されているものが知られている。この装置は、切開部を貫通して管腔の外側(体腔側)に配置されるアームの二股状の先端部に渡るように掛け渡された縫合糸の一端を、切開部の一側の管腔壁に管腔の内側から穿刺した針の先端に係合させた後に該針を抜去することにより、縫合糸の一端を管腔壁に貫通させて管腔の内側に導く。そして、縫合糸の他端を、同様に、切開部の他側の管腔壁に該管腔の内側から穿刺した針の先端に係合させた後に該針を抜去することにより、縫合糸の他端を管腔壁に貫通させて管腔の内側に導いて縫合し、この後、管腔の内側に導いた縫合糸の両端を内視鏡用縫合糸結紮具により絞り込みつつ結紮するようにしている。
[0004]
 縫合糸の結紮に用いられる内視鏡用縫合糸結紮具としては、特許文献1に示されるように、線材を無端状に連結したループ部材にチューブをスライド可能に外嵌したものが知られている。この内視鏡用縫合糸結紮具は、チューブを境としたループ部材の一方側に縫合糸を結紮するための結紮用ループが形成され、他方側に結紮装置に連結される連結用ループが形成され、結紮用ループが縫合装置の針状部材に外嵌されることにより、その結紮用ループの中に縫合糸が挿入可能な状態に当該縫合装置に装着される。そして、縫合装置で切開部を縫合した後に、連結用ループが内視鏡にセットした結紮装置の連結フックで把持されて縫合装置から外され、結紮装置によりチューブが結紮用ループ側にスライドされて結紮用ループが絞り込まれることで、結紮用ループ内に縫合糸を係止して結紮するようになっている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 国際公開第2017/111163号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 ところが、上記従来の内視鏡用縫合糸結紮具では、結紮装置の連結フックで連結用ループを把持する作業が円滑に進まず、その作業に時間がかかる場合があった。また、結紮装置の連結フックで連結用ループを適確に把持することができずに内視鏡用縫合糸結紮具を落下させてしまい、その内視鏡用縫合糸結紮具を使用することができなくなる場合があった。さらに、結紮した状態において、縫合糸の張力の影響を受けることによりチューブがループ部材を絞り込んで縫合糸を係止する力が弱くなり、その結果、結紮用ループが緩んで強い結紮状態を保持することができなくなるという問題も生じていた。
[0007]
 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、縫合糸の結紮作業を短時間で円滑に行うことができるとともに縫合糸の結紮状態を良好に保つことができる内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、縫合糸を結紮する結紮装置に連結される内視鏡用縫合糸結紮具であって、第1の縫合糸挟持面を有する第1の縫合糸挟持部と、前記第1の縫合糸挟持面に対向し該第1の縫合糸挟持面と協働して縫合糸を挟持する第2の縫合糸挟持面を有する第2の縫合糸挟持部と、前記第1の縫合糸挟持面と前記第2の縫合糸挟持面との間に外部から連通してその間に前記縫合糸を導入させるための縫合糸導入口と、前記結紮装置が有する連結部材に着脱可能に連結される連結用環状部と、を備えることを特徴とする。
[0009]
 この構成により、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、連結用環状部を介して結紮装置に連結することにより、従来のように縫合装置に装着せずに予め結紮装置に具備させて使用することができる。このため、従来の内視鏡用縫合糸結紮具のように体内において結紮装置の連結部材(連結フック)で把持し縫合装置から外すという作業が不要となるので、縫合糸の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。
[0010]
 本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具による縫合糸の結紮作業は、縫合糸導入口から縫合糸を第1の縫合糸挟持部の第1の縫合糸挟持面と第2の縫合糸挟持部の第2の縫合糸挟持面との間に導入してそれら挟持面で縫合糸を挟持することで、縫合糸を結紮することができる。本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、縫合糸を第1の縫合糸挟持部と第2の縫合糸挟持部とによって直接挟持することにより、縫合糸を強く結紮して結紮状態を良好に保つことができる。
[0011]
 また、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とは、前記第1の縫合糸挟持面に対し前記第2の縫合糸挟持面が離接するように相対移動可能に設けられ、前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とを互いに係止して前記第1の縫合糸挟持面と前記第2の縫合糸挟持面との間に前記縫合糸を挟持した状態を保持する保持部を有することを特徴とする。
[0012]
 この構成により、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、保持部によって第1の縫合糸挟持面と第2の縫合糸挟持面との間に縫合糸を挟持した状態を確実かつ長期にわたって保持することができる。
[0013]
 また、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とが一体的に成形されることにより前記第1の縫合糸挟持部が前記第2の縫合糸挟持部に対し固定されていることを特徴とする。
[0014]
 この構成により、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、構成が簡素なため製造しやすく、部品点数の低減に伴うコストの低減を図ることができる。
[0015]
 本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、より具体的には、前記第1の縫合糸挟持部は、環状部材を有し、前記第2の縫合糸挟持部は、前記環状部材にスライド可能に外嵌され、該環状部材の一端側に前記縫合糸が通される結紮用環状部を形成するとともに他端側に前記連結用環状部を形成するスライド部材を有し、前記環状部材には、外部から前記結紮用環状部の内部に連通する前記縫合糸導入口が設けられ、前記結紮用環状部の前記スライド部材に対向する面に、前記第1の縫合糸挟持面が形成され、前記スライド部材の前記結紮用環状部に対向する面に、前記第2の縫合糸挟持面が形成されていることを特徴とする。
[0016]
 この構成によれば、環状部材に対しスライド部材をスライドさせることにより、縫合糸を容易に挟持して結紮することができる。
[0017]
 また、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、より具体的には、前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とがヒンジ部を介して開閉可能、かつ自己の弾性により開くように結合され、開いた状態で、前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部との間に形成された開口が前記縫合糸導入口を構成し、閉じた状態で、互いに対向する前記第1の縫合糸挟持面および前記第2の縫合糸挟持面がそれぞれ前記第1の縫合糸挟持部および前記第2の縫合糸挟持部に形成されており、前記ヒンジ部に前記連結用環状部が連設されていることを特徴とする。
[0018]
 この構成によれば、開閉可能な第1の縫合糸挟持部と第2の縫合糸挟持部とを閉じることにより、縫合糸を容易に挟持して結紮することができる。
[0019]
 上記の内視鏡用縫合糸結紮具においては、前記第1の縫合糸挟持面および前記第2の縫合糸挟持面は、それぞれ互いに噛み合う鋸歯状に形成されている構成が好ましい。
[0020]
 この構成によれば、第1の縫合糸挟持面と第2の縫合糸挟持面との間に挟持した縫合糸が抜けにくくなり、その縫合糸を確実に挟持することができる。
[0021]
 また、本発明に係る内視鏡用縫合糸結紮具は、より具体的には、前記第1の縫合糸挟持部は一方向に延びる基部を有し、前記第2の縫合糸挟持部は、前記基部の一端部から折り返すように屈曲して形成された屈曲部を有し、前記基部と前記屈曲部との互いの対向面に、前記第1の縫合糸挟持面と前記第2の縫合糸挟持面とがそれぞれ形成されているとともに、前記基部と前記屈曲部との間に前記縫合糸導入口が形成され、前記基部の他端部に前記連結用環状部が形成されていることを特徴とする。
[0022]
 この構成によれば、縫合糸を、縫合糸導入口から第1の縫合糸挟持面と第2の縫合糸挟持面との間に導入することにより、その縫合糸を挟持することができるので、結紮作業に要する時間をより短縮させることができる。
[0023]
 上記の内視鏡用縫合糸結紮具においては、前記基部と前記屈曲部とが一体的に成形されている構成を含む。
[0024]
 この構成によれば、部品点数の低減に伴うコストの低減を図ることができる。
[0025]
 また、上記の内視鏡用縫合糸結紮具においては、前記基部と前記屈曲部とは別部材であって固定部により互いに固定されている構成としてもよい。
[0026]
 この構成によれば、基部側の第1の縫合糸挟持面と屈曲部側の第2の縫合糸挟持面との間の間隔を、縫合糸の太さに応じた適切な間隔に調整することができる。
[0027]
 次に、本発明に係る結紮装置は、シースと、前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、上記の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結されていることを特徴とする。
[0028]
 この構成により、本発明に係る結紮装置は、内視鏡用縫合糸結紮具を備えているので、体内に挿入された後、速やかに縫合糸の結紮作業に移ることができ、このため、縫合糸の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。
[0029]
 また、本発明に係る結紮装置は、シースと、前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、上記の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結され、前記駆動ワイヤに対し相対的にスライドする前記シースにより前記保持部が作動するように構成されていることを特徴とする。
[0030]
 この構成により、本発明に係る結紮装置は、保持部がシースにより作動するため、保持部を作動させる機構を不要とし、構成の簡素化ならびに部品点数の増加を抑えることができる。
[0031]
 また、本発明に係る結紮装置は、シースと、前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、上記の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結され、前記駆動ワイヤに対し相対的にスライドする前記シースにより前記スライド部材がスライドするように構成されていることを特徴とする。
[0032]
 この構成により、本発明に係る結紮装置は、スライド部材がシースによりスライドするため、スライド部材をスライドさせるための機構を不要とし、構成の簡素化ならびに部品点数の増加を抑えることができる。
[0033]
 また、本発明に係る結紮装置は、シースと、前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、上記の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結され、前記駆動ワイヤに対し相対的にスライドする前記シースにより前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とが開閉するように構成されていることを特徴とする。
[0034]
 この構成により、本発明に係る結紮装置は、第1の縫合糸挟持部と第2の縫合糸挟持部とがシースにより開閉させられるため、第1の縫合糸挟持部と第2の縫合糸挟持部とを開閉させるための機構を不要とし、構成の簡素化ならびに部品点数の増加を抑えることができる。

発明の効果

[0035]
 本発明によれば、縫合糸の結紮作業を短時間で円滑に行うことができるとともに縫合糸の結紮状態を良好に保つことができる内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0036]
[図1] 本発明の第1の実施の形態に係る結紮具を示す斜視図である。
[図2A] 本発明の第1の実施の形態に係る結紮具を示す側面図であって、結紮具に結紮用環状部と連結用環状部とが形成された状態を示す図である。
[図2B] 本発明の第1の実施の形態に係る結紮具を示す側面図であって、環状部材とスライド部材との間に縫合糸を挟持した状態を示す図である。
[図3] 本発明の第1の実施の形態に係る結紮装置を示す側面図である。
[図4A] 本発明の第1の実施の形態に係る結紮装置の遠位端の構成を示す側面図であって、シース遠位端に結紮具が連結された状態を示す図である。
[図4B] 本発明の第1の実施の形態に係る結紮装置の遠位端の構成を示す側面図であって、結紮具により縫合糸を挟持した状態を示す図である。
[図5] 図4BのV-V断面図である。
[図6] 本発明の第1の実施の形態に係る縫合装置の構成および縫合手順を示す側面図(その1)である。
[図7] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その2)である。
[図8] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その3)である。
[図9] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その4)である。
[図10] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その5)である。
[図11] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その6)である。
[図12] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その7)である。
[図13] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その8)である。
[図14] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その9)である。
[図15] 本発明の第1の実施の形態の縫合手順を示す側面図(その10)である。
[図16A] 本発明の第2の実施の形態に係る結紮具を示す斜視図であって、結紮具が開いた状態を示す図である。
[図16B] 本発明の第2の実施の形態に係る結紮具を示す斜視図であって、結紮具が閉じた状態を示す図である。
[図17A] 本発明の第2の実施の形態に係る結紮具を示す側面図であって、結紮具が開いた状態を示す図である。
[図17B] 本発明の第2の実施の形態に係る結紮具を示す側面図であって、結紮具が閉じた状態を示す図である。
[図18] 本発明の第2の実施の形態の結紮具による縫合糸の結紮作業を示す側面図であって、結紮具により縫合糸を挟持する前段階を示す図である。
[図19] 本発明の第2の実施の形態の結紮具による縫合糸の結紮作業を示す側面図であって、結紮が完了した状態を示す図である。
[図20] 本発明の第2の実施の形態の結紮具を体内に留置した状態を示す側面図である。
[図21] 本発明の第3の実施の形態に係る結紮具を示す斜視図である。
[図22] 本発明の第3の実施の形態に係る結紮具を示す側面図である。
[図23] 本発明の第3の実施の形態の結紮具によって縫合糸を結紮した状態を示す側面図である。
[図24] 本発明の第3の実施の形態の結紮具を体内に留置した状態を示す側面図である。
[図25] 本発明の第3の実施の形態の変更例に係る結紮具を示す側面図である。

発明を実施するための形態

[0037]
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[0038]
(第1の実施の形態)
 まず、本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡用縫合糸結紮具の構成について説明する。
[0039]
(内視鏡用縫合糸結紮具)
 図1および図2A、図2Bは、第1の実施の形態に係る内視鏡用縫合糸結紮具100(以下、結紮具100という)を示している。
[0040]
 第1の実施の形態に係る結紮具100は、第1の縫合糸挟持面111を有する第1の縫合糸挟持部110Aと、第1の縫合糸挟持面111に対向し第1の縫合糸挟持面111との間に縫合糸4を挟持する第2の縫合糸挟持面121を有する第2の縫合糸挟持部120Aと、を備えている。また、本実施の形態に係る結紮具100は、第1の縫合糸挟持面111と第2の縫合糸挟持面121との間に外部から連通してその間に縫合糸4を導入させるための縫合糸導入口140と、後述する結紮装置2の連結フック21に着脱可能に連結される連結用環状部150と、を備えている。
[0041]
 また、第1の実施の形態に係る結紮具100は、第1の縫合糸挟持部110Aと第2の縫合糸挟持部120Aとは、第1の縫合糸挟持面111に対し第2の縫合糸挟持面121が離接するように相対移動可能に設けられ、第1の縫合糸挟持部110Aと第2の縫合糸挟持部120Aとを互いに係止して第1の縫合糸挟持面111と第2の縫合糸挟持面121との間に縫合糸4を挟持した状態を保持する保持部180を有する。
[0042]
 本実施の形態では、第1の縫合糸挟持部110Aは、環状部材110を有する。また、第2の縫合糸挟持部120Aは、環状部材110にスライド可能に外嵌され、環状部材110の先端側(一端側、図2A、図2Bにおいて左側)に縫合糸4が通される結紮用環状部160を形成するとともに基端側(他端側、図2A、図2Bにおいて右側)に連結用環状部150を形成するスライド部材120を有する。
[0043]
 環状部材110は、略長方形状の板材に厚さ方向に貫通する長方形状の貫通孔112を形成した部材で構成されている。環状部材110は、長手方向(図1のL方向)に延びる互いに平行な第1の長辺枠部110aおよび第2の長辺枠部110bと、幅方向(図1のW方向)に延びる互いに平行な第1の短辺枠部110cおよび第2の短辺枠部110dと、を有している。
[0044]
 環状部材110の第1の長辺枠部110aにおける外周面113の先端側には、厚さ方向(図1でT方向)に沿った溝113aが形成されている。第1の長辺枠部110aの外周面113における溝113aの基端側には、基端側に向かうにしたがい下り勾配となる傾斜面113bが形成されている。また、第1の長辺枠部110aの外周面113の基端部には、幅方向(T方向)に沿った凸部113cが形成されている。外周面113の傾斜面113bと凸部113cとの間には、第1の長辺枠部110aの長手方向に沿ったスライド面113dが形成されている。傾斜面113bの傾斜角度は、スライド面113dに対し例えば5°程度とされている。
[0045]
 スライド部材120は、環状部材110の横断面の外形形状に対応した長方形状のリングで構成されている。スライド部材120は、互いに平行な一対の側板部120a、120bと、これら一対の側板部120a、120bを連結する互いに平行な一対の端板部120c、120dと、を有している。
[0046]
 スライド部材120は、環状部材110の第1の長辺枠部110aと第2の長辺枠部110bに巻回された状態で、環状部材110の長手方向にスライド可能に外嵌されている。スライド部材120は、環状部材110の第1の長辺枠部110aと第2の長辺枠部110bとに摺動し、第1の長辺枠部110aの傾斜面113bと凸部113cとの間で円滑にスライドするようになっている。スライド部材120は、傾斜面113bや凸部113cに当接することにより、スライドが規制されて環状部材110から抜けないようになっている。図2Aに示すように、スライド部材120が傾斜面113bの始端部113e(スライド面113dから傾斜面113bに移る部分)に当接した状態で、スライド部材120は環状部材110の長手方向のほぼ中間に位置する。
[0047]
 図2Aに示すように、スライド部材120のW方向のサイズW1は、環状部材110の基端部の凸部113cを含むW方向のサイズW2よりも大きく設定され、スライド部材120のW方向両端部は、環状部材110の凸部113cを含む基端部よりも突出している。これにより結紮具100は、後述する結紮装置2のシース22に対し、環状部材110の凸部113cを含む基端側の連結用環状部150はそのシース22内に入り込むことが可能であり、一方、スライド部材120はそのシース22内に入り込むことができずシース22の遠位端の先端部材24が当接可能となっている。
[0048]
 結紮具100においては、スライド部材120を境として、基端側の連結用環状部150と先端側の結紮用環状部160とに分けられる。
[0049]
 結紮用環状部160を構成する環状部材110の第2の長辺枠部110bには、結紮用環状部160内の孔160aに外部から連通する縫合糸導入口140が形成されている。すなわち縫合糸導入口140は、傾斜面113bと凸部113cとの間をスライドするスライド部材120よりも先端側に形成されている。縫合糸導入口140は、第2の長辺枠部110bの外面から孔160aに向かうにしたがって基端側に指向するように第2の長辺枠部110bに対し斜めに形成されている。
[0050]
 環状部材110の先端部を構成する第1の短辺枠部110cの長手方向の肉厚は、第2の短辺枠部110dおよび各長辺枠部110a、110bの肉厚よりも大きく、図5に示すように、その両側の外面には、平坦な第1の縫合糸挟持面111がそれぞれ形成されている。また、環状部材110の先端面170は、体内組織を損傷しないようになだらかな曲面状に形成されている。
[0051]
 スライド部材120は、先端側すなわち第1の短辺枠部110c側にスライドさせると傾斜面113bの始端部113eに当接することにより環状部材110の長手方向のほぼ中間で停止するが、この位置からさらに先端側に向かい傾斜面113bに抗してスライドさせると、第1の端板部120cが傾斜面113bに乗り上げて先端側にスライドさせることができるようになっている。そして、溝113aの直前の傾斜面113bの端縁113fを通過させるとスライド部材120の第1の端板部120cが溝113aに嵌合し、その位置でスライド部材120は保持されるようになっている。本実施の形態では、溝113aと溝113aに嵌合するスライド部材120の第1の端板部120cとにより、上記保持部180が構成されている。
[0052]
 スライド部材120が傾斜面113bを通過して溝113aに嵌合するとき、スライド部材120の各側板部120a、120bの各内面は、それぞれ各第1の縫合糸挟持面111に僅かな隙間が空く状態で対向するようになっている。その隙間は縫合糸4の太さよりも小さく、縫合糸4を挟持して保持可能なように設定される。スライド部材120の各側板部120a、120bの各内面は、各第1の縫合糸挟持面111とそれぞれ協働して縫合糸4を挟持する第2の縫合糸挟持面121をそれぞれ構成する。
[0053]
 結紮具100を構成する環状部材110およびスライド部材120の材料は任意であるが、剛性を備えたものであって、例えばSUS303、SUS304等のステンレス鋼やポリプロピレン等の樹脂等が好適な材料として用いられる。
[0054]
(結紮装置)
 次に、第1の実施の形態に係る結紮装置2について説明する。本実施の形態の結紮装置2は、上述した結紮具100を備える。
[0055]
 図3に示すように、第1の実施の形態に係る結紮装置2は、連結フック21、シース22、駆動ワイヤ23、ベース側ロック部材25およびシース側ロック部材26を有するロック機構2A、ベース部27およびスライダ部28を有する操作部2Bを備えている。連結フック21は、本発明の連結部材を構成する。
[0056]
 シース22は可撓性を有する中空チューブからなる。シース22としては、樹脂等からなる単純なチューブを用いてもよいが、本実施の形態ではコイルチューブを用いている。コイルチューブとしては、例えばステンレス鋼等の金属からなる長尺平板を螺旋状に巻回してなる平線コイルチューブを用いることができる。ただし、丸線コイルチューブまたは内面平コイルチューブを用いてもよい。さらにシース22としては、ワイヤチューブを用いてもよい。ワイヤチューブは、例えばステンレス鋼等の金属からなる複数本のワイヤ(ケーブル)を中空となるように螺旋状に撚ってなる中空撚り線からなるチューブである。
[0057]
 シース22のコイルチューブの先端(遠位端)には、例えば樹脂で形成された略円筒状の先端部材24が一体的に固定されており、先端部材24の遠位端面は、上述した結紮具100のスライド部材120に当接可能な当接部となっている。ただし、コストや部品点数の低減等の観点からは、先端部材24は設けなくてもよく、その場合には、コイルチューブの遠位端面が結紮具100のスライド部材120に当接する当接部となる。
[0058]
 駆動ワイヤ23は可撓性を有するワイヤからなり、本実施の形態ではワイヤロープを用いている。ワイヤロープは、例えばステンレス鋼等の金属からなる複数本のワイヤ(ケーブル)を螺旋状に撚ってなる撚り線からなるロープである。ただし、駆動ワイヤ23としては、単線からなるワイヤを用いてもよい。
[0059]
 駆動ワイヤ23の先端(遠位端)には、連結フック21が一体的に取り付けられている。連結フック21は、その先端に向かうにしたがって互いに略ハの字状に開脚するように配置された一対のアーム部21aおよびアーム部21aの先端部をそれぞれ内側に折り曲げてなる爪部21bを有する弾性体からなる。アーム部21aの基端部は互いに一体化されて、駆動ワイヤ23の先端(遠位端)に溶接等により一体的に固定されている。連結フック21としては、ステンレス鋼等の金属からなるものを用いることができる。
[0060]
 連結フック21は、駆動ワイヤ23をシース22に対して遠位端側に押し出すようにスライド(すなわち、シース22を駆動ワイヤ23に対して近位端側にスライド)させることにより、シース22の遠位端から突出して自己の弾性により略ハの字状に開脚するようになっている。また、これとは反対に、駆動ワイヤ23をシース22に対して近位端側に引き込むようにスライド(すなわち、シース22を駆動ワイヤ23に対して遠位端側にスライド)させることにより、連結フック21はシース22の内部に収納されて閉脚するようになっている。
[0061]
 本実施の形態に係る結紮装置2では、駆動ワイヤ23を一定の位置に保持して、シース22を押し出したり引き込んだりするように操作することにより、連結フック21の位置を一定に保ったままで、連結フック21の一対のアーム部21aを自在に開閉(把持または把持解除)させることができるようになっている。
[0062]
 駆動ワイヤ23が挿通されたシース22の基端部(近位端)は、ベース側ロック部材25およびシース側ロック部材26を有するルアーロック機構を介して、ベース部27の遠位端に接続および固定されている。
[0063]
 ベース部27には、スライダ部28がスライド可能に取り付けられている。駆動ワイヤ23の近位端は、シース側ロック部材26およびベース側ロック部材25のそれぞれの通孔を通過してスライダ部28まで至っており、ロックねじ29を介して、スライダ部28に着脱可能に固定されるようになっている。
[0064]
 ベース部27に対してスライダ部28を遠位端側にスライドさせることにより、駆動ワイヤ23の遠位端に設けられた連結フック21がシース22の遠位端から押し出され、自己の弾性によって略ハの字状に開脚するようになっている。また、これと反対に、ベース部27に対してスライダ部28を近位端側にスライドさせることにより、駆動ワイヤ23の遠位端に設けられた連結フック21がシース22の遠位端から埋没してシース22の内部に収容されるようになっている。
[0065]
 第1の実施の形態に係る結紮装置2は、図4A、図4Bに示すように、上述した結紮具100が連結フック21に連結されて構成される。結紮具100は、以下のようにして連結フック21に連結される。
[0066]
 ベース部27に対してスライダ部28を遠位端側にスライドさせて連結フック21をシース22の遠位端から押し出し、連結フック21の一対のアーム部21aを自己の弾性によって略ハの字状に開脚させる。
[0067]
 次いで、連結フック21の一対のアーム部21aが結紮具100の連結用環状部150を把持可能な位置まで近接させる。この状態で、スライダ部28の位置が変化しないようにしつつ、スライダ部28に対してベース部27を遠位端側にスライドさせてシース22を遠位端側に移動させ、シース22の遠位端から突出している連結フック21の一対のアーム部21aをシース22内に引き込みつつ閉脚させる。
[0068]
 これにより、連結フック21の一対のアーム部21aにより、結紮具100の連結用環状部150が把持される。これにより、図4Aに示すように結紮具100がシース22の遠位端に連結された状態となる。
[0069]
 以上が第1の実施の形態に係る結紮装置2の構成であり、この結紮装置2は、体内において縫合糸4を結紮する際に用いられる。縫合糸4の縫合は、例えば図6に示す縫合装置3が用いられる。結紮装置2の使用例を説明する前に、縫合装置3の構成について説明する。
[0070]
(縫合装置)
 図6に示すように、縫合装置3は、前後一対のアーム31、32と、この前後一対のアーム31、32を作動させるアーム作動部33と、を備えている。この縫合装置3は、アーム作動部33を不図示の内視鏡のシャフトの外側にそのシャフトに沿って取り付けることにより、内視鏡に固定して使用される。縫合装置3によれば、不図示の内視鏡のカメラによって前後一対のアーム31、32の動きを確認しながら、前後一対のアーム31、32を使用して、胃等の消化管に形成された切開部を縫合することができる。
[0071]
 アーム作動部33は、軸方向に沿って延びた長尺な部材であり、不図示の内視鏡のシャフトの屈曲に追従して屈曲できる程度の柔軟性を有する3本のチューブ(または2本のチューブとワイヤ)から構成されている。すなわち、アーム作動部33は、ケースチューブ33aと、後側アーム移動チューブ33bと、前側アーム移動チューブ33c(または前側アーム移動ワイヤ)とによって構成されている。
[0072]
 ケースチューブ33aは、不図示の取付具によって不図示の内視鏡のシャフトに固定される中空なチューブ状の部材である。ケースチューブ33aは、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンや塩化ビニル等の素材で形成することができる。
[0073]
 後側アーム移動チューブ33bは、ケースチューブ33a内に挿通された中空なチューブ状の部材であり、ケースチューブ33a内において、その軸方向に沿って移動可能かつ軸周りに回転できるように設けられている。後側アーム移動チューブ33bの先端には、後側アーム32が連結されている。後側アーム移動チューブ33bは、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンや塩化ビニル等の樹脂製チューブや、金属製ワイヤからなるワイヤチューブ等で形成することができる。特に、後側アーム移動チューブ33bを回転させて後側アーム32を揺動させるため、手元側で後側アーム移動チューブ33bを回転させたときに、その回転量と同じだけ後側アーム32を揺動させることができるようなものが好ましい。例えば、軸方向が互いに平行かつ同軸円状に並ぶように配設された複数本の金属製ワイヤによってワイヤチューブを形成して後側アーム移動チューブ33bとすれば、上記の如き機能を実現することができる。
[0074]
 前側アーム移動チューブ33cは、後側アーム移動チューブ33b内に挿通されたチューブであり、後側アーム移動チューブ33b内において、その軸方向に沿って移動可能かつ軸周りに回転できるように設けられている。前側アーム移動チューブ33cの先端には、前側アーム31が連結されている。前側アーム移動チューブ33cとしては、特に限定されないが、先端部10mm程度は剛性が高く、先端部よりも手元側は軟らかいが進退方向には収縮・伸張しないような素材を用いることが好ましい。例えば、先端10mm程度に、金属等によって形成された剛性の高い棒状部を有し、その部分以外はワイヤ等によって形成されたものを、前側アーム移動チューブ33cとして使用することができる。特に、前側アーム移動チューブ33cを回転させて前側アーム31を揺動させるため、手元側で前側アーム移動チューブ33cを回転させたときに、その回転量と同じだけ後側アーム32を揺動させることができるようなものが好ましい。
[0075]
 前側アーム移動チューブ33cの基端および後側アーム移動チューブ33bの基端は、不図示の内視鏡のシャフトを操作する操作部近傍まで延びている。このため、各チューブ33b、33cの基端を操作することによって、各チューブ33b、33cの先端の動き(軸方向に沿った進退、軸周りの回転)を操作できるようになっている。
[0076]
 前側アーム移動チューブ33cと後側アーム移動チューブ33bを同時に、またはいずれか一方を、軸方向に沿って移動させれば、前後一対のアーム31、32を互いに接近または離間させることができる。また、前側アーム移動チューブ33cをその軸周りに回転させれば、前側アーム31を前側アーム移動チューブ33cの軸周りに回転させることができ、後側アーム移動チューブ33bをその軸周りに回転させれば、後側アーム32を後側アーム移動チューブ33bの軸周りに回転させることができる。
[0077]
 なお、アーム作動部33の外径(すなわち、ケースチューブ33aの外径)は、本実施の形態の縫合装置3を取り付けた不図示の内視鏡を消化管内(またはオーバーチューブ内)に挿入することができる程度であればよく、特に限定されない。例えば、アーム作動部33の外径は、アーム作動部33と不図示の内視鏡のシャフトの外径を合わせた径が、11~13mm程度が好ましく、11~12mm程度がより好ましい。
[0078]
 後側アーム32は、略短冊状に形成された短冊部材32aを含み、後側アーム32には、後側アーム移動チューブ33bの先端が連結されている。以下、後側アーム移動チューブ33bと後側アーム32の連結部分における後側アーム移動チューブ33bの中心軸を、単に後側アーム移動チューブ33bの先端の中心軸という。なお、後側アーム32には、上下に貫通する貫通孔(不図示)が形成されており、後側アーム移動チューブ33bの先端の中心軸が貫通孔の中心軸とほぼ同軸となるように配設されている。
[0079]
 後側アーム32の短冊部材32aの先端部には、針状部材34が設けられている。この針状部材34は、大径部34a、中径部34b、小径部34cおよびやじり状部34dを有している。やじり状部34dは、その基端の外径が小径部34cの先端の外径よりも大きく、小径部34cとの連結部分に段差ができるように形成されている。
[0080]
 針状部材34は、その先端が前側アーム31に向いた状態かつ、その中心軸が後側アーム移動チューブ33bの先端の中心軸と略平行となるように後側アーム32の短冊部材32aに取り付けられている。
[0081]
 後側アーム移動チューブ33bをその中心軸周りに回転させれば、針状部材34の中心軸が後側アーム移動チューブ33bの先端の中心軸と平行な状態を維持したまま、針状部材34を後側アーム移動チューブ33bの先端の中心軸周りに旋回させることができる。
[0082]
 なお、針状部材34は、縫合する対象に突き刺して貫通させることができ、しかも、対象を貫通した状態から逆方向に移動させて対象から引き抜くことができる程度の長さおよび強度を有するものであればよく、その素材や長さ、軸径は特に限定されない。例えば、縫合装置3によって胃壁を縫合する場合であれば、その長さは、胃壁を貫通できる程度の長さであればよく、その素材は金属製が強度の点で好ましい。例えば、針状部材34の長さは、7~20mm程度が好ましく、7~10mm程度がより好ましい。また、針状部材34の大径部34aの軸径は1.5~3.0mm程度、中径部34bの軸径は1.0~2.0mm程度、小径部34cの軸径は0.5~1mm程度、やじり状部34dの軸径は最大径で0.6~1.5mm程度が好ましい。
[0083]
 前側アーム31の先端部には、略U字状(V字状、コの字状であってもよい)に形成された二股部31sが設けられており、この二股部31sに渡るように、縫合糸4が装着されている。縫合糸4の両端には、それぞれ円環状に形成された係合部材4a、4bが取り付けられている。前側アーム31の二股部31sのそれぞれの先端部には、前面(図6において下面)および後面(図6において上面)に渡って貫通する貫通孔(不図示)が形成されており、その貫通孔の後面側に係合部材4a、4bが係合可能な座ぐり状の収容空間(不図示)が形成されている。その収容空間は、上記貫通孔よりも僅かに大きい径を有する環状であって、係合部材4a、4bの孔が二股部31sの上記貫通孔に対して略同心となるように配置した状態で、その収容空間の内周壁によって係合部材4a、4bが係脱可能に係合され得るようになっている。
[0084]
 各係合部材4a、4bの貫通孔は、針状部材34のやじり状部34dを挿通させることはできるが、やじり状部34dが完全に貫通孔を挿通すると針状部材34から係合部材4a、4bが抜け落ちない構造となっている。具体的には、各係合部材4a、4bは、その内径が針状部材34のやじり状部34dの外径よりも小さいが針状部材34の小径部34cの先端(つまりやじり状部34dとの連結部分)の軸径よりも大きくなるように形成されている。なお、二股部31sの中央部には前面(図6においては下面)に開口する凹状の縫合糸収容部(不図示)が設けられており、二股部31sに渡って配置された縫合糸4の中間部分は、この縫合糸収容部に収容されるようになっている。
[0085]
 以上が縫合装置3の構成であり、次に、本実施の形態に係る上述した結紮具100を含む結紮装置2、縫合装置3および縫合糸4を使用して、切開部を縫合する作用を、図6~図15を参照して説明する。なお、以下では、胃壁に形成された切開部を胃内から縫合する場合を例として説明する。
[0086]
 まず、図6に示すように、胃内に、縫合装置3を取り付けた不図示の内視鏡のシャフトを挿入して、縫合すべき切開部SHの近傍に縫合装置3を配置する。その状態から、アーム作動部33の前側アーム移動チューブ33cを操作することにより、前側アーム31の二股部31sを切開部SHに挿入して胃外に出す。図6においては、切開部SHの下側が胃外であり、上側が胃内である。
[0087]
 次いで、アーム作動部33の後側アーム移動チューブ33bおよび前側アーム移動チューブ33cを操作して、前側アーム31の一方の二股部31sと針状部材34によって切開部SHの一方の口縁部Saが挟まれた状態となるように、前側アーム31と後側アーム32を配置する。
[0088]
 この状態から、図7に示すように、アーム作動部33の後側アーム移動チューブ33bを操作して、後側アーム32を前側アーム31に接近させると、針状部材34が一方の口縁部Saに突き刺さって口縁部Saを貫通し、さらに針状部材34のやじり状部34dが一方の二股部31sの収容空間内に収容された係合部材4aの貫通孔を貫通して通過する。これにより、係合部材4aの貫通孔は、針状部材34の小径部34cに至り、係合部材4aが針状部材34に係合された状態となる。
[0089]
 次いで、図8に示すように、アーム作動部33の後側アーム移動チューブ33bを操作して、後側アーム32を前側アーム31から離間させると、係合部材4aが係合された針状部材34が一方の口縁部Saに挿通させる際に形成された孔(以下、第1穿孔という)を逆行して胃内に戻る。これにより、縫合糸4の一部(係合部材4a側の一部)が一方の口縁部Saを貫通した状態となる。
[0090]
 その後、図9に示すように、前側アーム31の他方の二股部31sと針状部材34によって切開部SHの他方の口縁部Sbが挟まれた状態となるように、前側アーム31と後側アーム32を配置する。
[0091]
 この状態から、図10に示すように、アーム作動部33の後側アーム移動チューブ33bを操作して、後側アーム32を前側アーム31に接近させると、針状部材34が他方の口縁部Sbに突き刺さって口縁部Sbを貫通し、さらに針状部材34のやじり状部34dが他方の二股部31sの収容空間内に収容された係合部材4bの貫通孔を貫通して通過する。これにより、係合部材4bの貫通孔は、針状部材34の小径部34cに至り、係合部材4bが針状部材34に係合された状態となる。
[0092]
 次いで、図11に示すように、アーム作動部33の後側アーム移動チューブ33bを操作して、後側アーム32を前側アーム31から離間させると、係合部材4bが係合された針状部材34が他方の口縁部Sbに挿通させる際に形成された孔(以下、第2穿孔という)を逆行して胃内に戻る。これにより、縫合糸4の一部(係合部材4b側の一部)が他方の口縁部Sbを貫通した状態となる。
[0093]
 これにより、縫合糸4の両端が固定されている一対の係合部材4a、4bがいずれも一本の針状部材34に係合した状態となり、縫合糸4によって、針状部材34(つまり胃内)から第1穿孔を貫通して胃外に出て、胃外面から第2穿孔を貫通して針状部材34(つまり胃内)に戻る輪が形成される。
[0094]
 次いで、図12に示すように、アーム作動部33を操作して、切開部SHを通して胃内に前側アーム31の二股部31sを移動させる。前側アーム31s全体が胃内に入ると、針状部材34が切開部SHから離間し、縫合糸4の両端が切開部SHから離間するように移動するので、縫合糸4において第1穿孔を貫通している部分と第2穿孔を貫通している部分とが引き寄せられ、切開部SHの一対の口縁部Sa、Sbの端面どうしが当接して接合される。
[0095]
 以上で、縫合装置3による切開部SHの縫合作業が終了したこととなる。この縫合作業の後は、本実施の形態に係る結紮装置2によって次のように縫合糸4の結紮作業を行う。
[0096]
 まず、上述した結紮装置2のシース22を、内視鏡の処置具案内管を介して胃内に挿入し、シース22の遠位端に連結されている結紮具100を縫合糸4の近傍に位置付ける。そして、図13に示すように、切開部SHを縫合して針状部材34まで延びている部分の2本の縫合糸4(縫合糸4の両端部)を、縫合糸導入口140に通して結紮用環状部160内の孔160aに導入する。
[0097]
 次いで、シース22の遠位端を切開部SH側(図13において下方)へ移動させて結紮具100を切開部SHに近接させ、縫合糸4を結紮具100の結紮用環状部160内に絞り込んだ状態とする。
[0098]
 次いで、結紮装置2の操作部2Bにおいて、スライダ部28に対してベース部27を遠位端側にスライドさせることにより、図14に示すように、結紮具100の連結用環状部150をシース22内に引き込み、さらにそのスライドを続けてシース22の遠位端の先端部材24の先端面でスライド部材120を遠位端側に押し込み、スライド部材120を傾斜面113bに乗り上げさせた後に溝113aに嵌合させる。
[0099]
 スライド部材120が環状部材110の溝113aに嵌合すると、縫合糸4はスライド部材120によって環状部材110とスライド部材120との間に引き込まれる。すなわち縫合糸4は、図5に示すように、環状部材110の一方の第1の縫合糸挟持面111と、この第1の縫合糸挟持面111に対向するスライド部材120の第2の縫合糸挟持面121との間、および環状部材110の他方の第1の縫合糸挟持面111と、この第1の縫合糸挟持面111に対向するスライド部材120の第2の縫合糸挟持面121との間に引き込まれ、それら第1の縫合糸挟持面111と第2の縫合糸挟持面121との間にそれぞれ挟持された状態で保持される。換言すると、縫合糸4は、スライド部材120の各第2の縫合糸挟持面121によって環状部材110の各第1の縫合糸挟持面111に押し付けられて保持される。
[0100]
 以上で縫合糸4は結紮具100によって結紮された状態となる。このように縫合糸4の結紮が完了した後は、シース22から結紮具100を離してシース22を後退させ、結紮具100を胃内に留置する。
[0101]
 それには、結紮装置2の操作部2Bにおいて、スライダ部28の位置を保持しつつ、スライダ部28に対してベース部27を近位端側にスライドさせてシース22を近位端側に移動させ、シース22の遠位端から結紮具100と連結フック21を露出させ、連結フック21の一対のアーム部21aを開脚させる。次いで、シース22を近位端側に後退させることにより結紮具100の連結用環状部150に対する連結フック21の連結を解除し、連結フック21およびシース22を結紮具100から離脱させる。
[0102]
 最後に、図15に示すように、結紮具100と縫合装置3との間の縫合糸4を内視鏡用はさみ鉗子等により切断して結紮具100と縫合装置3とを切り離し、結紮具100を胃内に留置する。以上で一連の手技が完了する。
[0103]
 以下に、上述した本実施の形態の作用を説明する。
[0104]
 本実施の形態に係る結紮具100は、連結用環状部150を結紮装置2の連結フック21に連結することにより、従来のように縫合装置3に装着せずに予め結紮装置2に具備させて使用することができる。このため、従来の内視鏡用縫合糸結紮具のように体内において結紮装置2の連結フック21で把持し縫合装置3から外すという作業が不要となるので、縫合糸4の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。また、誤って結紮具100を落下させることも起こりくい。
[0105]
 本実施の形態に係る結紮具100による縫合糸4の結紮作業は、縫合糸導入口140から縫合糸4を環状部材110の各第1の縫合糸挟持面111とスライド部材120の各第2の縫合糸挟持面121との間に導入してそれら挟持面111、121で縫合糸4を挟持することで、縫合糸4を結紮することができる。本実施の形態に係る結紮具100は、縫合糸4を環状部材110とスライド部材120とによって直接挟持することにより、縫合糸4を強く結紮して結紮状態を良好に保つことができる。また、環状部材110に対しスライド部材120をスライドさせることにより縫合糸4を容易に挟持して結紮することができる。特に本実施の形態によれば、縫合糸4を挟持する箇所が2箇所あるため、より強固に縫合糸4を結紮することができる。
[0106]
 また、本実施の形態に係る結紮具100は、保持部180により、スライド部材120が環状部材110に係止されるとともに、環状部材110の各第1の縫合糸挟持面111とスライド部材120の各第2の縫合糸挟持面121との間に縫合糸4を挟持した状態が保持される。したがって、環状部材110とスライド部材120との間に縫合糸4を挟持した状態を、保持部180によって確実かつ長期にわたって保持することができる。
[0107]
 また、本実施の形態に係る結紮装置2は、結紮具100を備えているので、体内に挿入された後、速やかに縫合糸4の結紮作業に移ることができる。このため、縫合糸4の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。
[0108]
 また、本実施の形態に係る結紮装置2は、駆動ワイヤ23に対し相対的にスライドするシース22によって、スライド部材120のスライドおよび保持部180の作動がなされるようになっている。このため、スライド部材120をスライドさせるための機構、および保持部180を作動させるための機構を別途設ける必要がなく、その結果、構成の簡素化ならびに部品点数の増加を抑えることができる。
[0109]
(第2の実施の形態)
 次に、本発明の第2の実施の形態に係る結紮具200について説明する。
[0110]
 図16A、図16Bおよび図17A、図17Bは、第2の実施の形態に係る結紮具200が上述した結紮装置2の連結フック21に連結された状態を示している。
[0111]
 第2の実施の形態に係る結紮具200は、第1の縫合糸挟持面211を有する第1の縫合糸挟持部210Aと、第1の縫合糸挟持面211に対向し第1の縫合糸挟持面211との間に縫合糸4を挟持する第2の縫合糸挟持面221を有する第2の縫合糸挟持部220Aと、を備えている。また、第2の実施の形態に係る結紮具200は、第1の縫合糸挟持面211と第2の縫合糸挟持面221との間に外部から連通してその間に縫合糸4を導入させるための縫合糸導入口240と、上述した結紮装置2の連結フック21に着脱可能に連結される連結用環状部250と、を備えている。
[0112]
 また、第2の実施の形態に係る結紮具200は、第1の縫合糸挟持部210Aと第2の縫合糸挟持部220Aとは、第1の縫合糸挟持面211に対し第2の縫合糸挟持面221が離接するように相対移動可能に設けられ、第1の縫合糸挟持部210Aと第2の縫合糸挟持部220Aとを互いに係止して第1の縫合糸挟持面211と第2の縫合糸挟持面221との間に縫合糸4を挟持した状態を保持する保持部280を有する。
[0113]
 また、第2の実施の形態に係る結紮具200は、第1の縫合糸挟持部210Aと第2の縫合糸挟持部220Aとがヒンジ部290を介して開閉可能、かつ自己の弾性により開くように結合され、開いた状態で、第1の縫合糸挟持部210Aと第2の縫合糸挟持部220Aとの間に形成される開口240Aが縫合糸導入口240を構成し、閉じた状態で、互いに対向する第1の縫合糸挟持面211および第2の縫合糸挟持面221がそれぞれ第1の縫合糸挟持部210Aおよび第2の縫合糸挟持部220Aに形成された構成を有し、ヒンジ部290に連結用環状部250が連設されている。
[0114]
 第1の縫合糸挟持部210Aは長方形状の第1の板部210を有し、第2の縫合糸挟持部220Aは長方形状の第2の板部220を有する。第2の実施の形態に係る結紮具200は、第1の板部210および第2の板部220が、その先端に向かうにしたがって互いに略ハの字状に開くクリップ状に形成されている。結紮具200は、例えばポリプロピレン等の弾性を有する樹脂で成形された弾性体であって、外力がかからない無負荷状態では、自己の弾性により第1の板部210および第2の板部220が略ハの字状に開くようになっている。
[0115]
 第1の板部210と第2の板部220とは、その基端部(図17A、図17Bで右側の端部)がヒンジ部290を介して互いに一体的に結合され、ヒンジ部290を支点として互いに離接するように、すなわち開閉可能するように構成されている。ヒンジ部290の基端側には、内側に孔251を有する矩形状の連結用環状部250が形成されている。
[0116]
 第1の板部210と第2の板部220との互いの対向面は、第1の縫合糸挟持面211および第2の縫合糸挟持面221をそれぞれ構成している。結紮具200が閉じた状態で、第1の縫合糸挟持面211と第2の縫合糸挟持面221とは、そのほとんどの領域が互いに密着するようになっている。また、各縫合糸挟持面211、221は、縫合糸4を確実に挟持して保持することができるように、いずれもある程度の幅を有している。
[0117]
 結紮具200が閉じた状態で互いに密着するように対向する第1の縫合糸挟持面211と第2の縫合糸挟持面221は、それぞれ互いに噛み合う鋸歯状に形成されている。
[0118]
 第1の板部210の縫合糸挟持面211は、側面視で略直角三角形状の突起からなる2つの歯部212、213と、それら歯部212、213のヒンジ部290側すなわち基端側の凹部214、215と、をそれぞれ有し、これら歯部212、213と凹部214、215とにより、縫合糸挟持面211は鋸歯状に形成されている。各歯部212、213は、ヒンジ部290と反対側の先端側に第1の板部210の長手方向に対して例えば30°程度に傾斜する傾斜面212a、213aをそれぞれ有する。また、第1の板部210の縫合糸挟持面211は、基端側に形成された凹部215の基端側に、第1の板部210の長手方向に延びてヒンジ部290に連続する平坦面216を有する。
[0119]
 第2の板部220の縫合糸挟持面221は、第1の板部210の歯部212、213にそれぞれ嵌合する凹部224、225と、第1の板部210の凹部214、215にそれぞれ嵌合する歯部222、223と、をそれぞれ有し、これら歯部222、223と凹部224、225とにより、縫合糸挟持面221は鋸歯状に形成されている。各歯部222、223は、ヒンジ部290側の基端側に第2の板部220の長手方向に対して例えば30°程度に傾斜する傾斜面222a、223aをそれぞれ有する。また、第2の板部220の縫合糸挟持面221は、基端側に形成された歯部223の基端側に、第2の板部220の長手方向に延びてヒンジ部290に連続する平坦面226を有する。
[0120]
 また、第2の板部220は、その先端部であって第1の板部210側の縁部に、基端側に向かって延びる爪部227を有する。この爪部227は、結紮具200が閉じられていくと第1の板部210の先端部を乗り越えてその先端部の外側に係合し、各板部210、220が閉じた状態を保持するように構成されている。爪部227は上述した保持部280を構成する。
[0121]
 結紮具200は、図16Aおよび図17Aに示すように、無負荷状態では自己の弾性により第1の板部210および第2の板部220が略ハの字状に開き、このように開いた状態で、各板部210、220の各縫合糸挟持面211、221の間に開口240Aが形成される。
[0122]
 図16Bおよび図17Bは結紮具200が閉じた状態を示しており、このとき結紮具200は、第1の板部210の縫合糸挟持面211に形成された歯部212、213が第2の板部220の縫合糸挟持面221に形成された凹部224、225にそれぞれ嵌合し、第2の板部220の縫合糸挟持面221に形成された歯部222、223が第1の板部210の縫合糸挟持面211に形成された凹部214、215にそれぞれ嵌合する。また、各板部210、220の各平坦面216、226は、互いに密着するか、あるいは僅かな隙間を空けて対向する。これにより各板部210、220双方の縫合糸挟持面211、221は、そのほとんどの領域が互いに密着するようになっている。また、爪部227が第1の板部210に係合して、各板部210、220の閉じた状態が保持されるようになっている。
[0123]
 結紮具200は、閉じた状態においてその横断面は上記結紮装置2の先端部材24からシース22内に入り込むことが可能な大きさおよび形状を有し、開いた状態においては第1の板部210および第2の板部220が先端部材24の開口縁部に当接するようになっている。また、結紮具200は、全ての角の部分が面取り加工されて体内組織を損傷しないように形成されている。
[0124]
 第2の実施の形態に係る結紮具200は、前述した結紮装置2の連結フック21の各爪部21bを連結用環状部250内の孔251に入り込ませて一対のアーム部21aにより連結用環状部250を把持することにより、連結フック21を介してシース22の遠位端に連結される。
[0125]
 上記のように第1の板部210および第2の板部220が先端部材24の開口縁部に当接した状態から、駆動ワイヤ23に対してシース22を遠位端側すなわち結紮具200側に押し出すと、各板部210、220は先端部材24に押されて閉じるようになっている。また、駆動ワイヤ23に対しシース22を近位端側に引き込み各板部210、220から先端部材24を離すと、各板部210、220は自己の弾性で開くようになっている。すなわち第2の実施の形態に係る結紮装置2では、駆動ワイヤ23を一定の位置に保持してシース22を押し出したり引き込んだりするように操作することにより、結紮具200の位置を一定に保ったままで、各板部210、220を自在に開閉させることができるようになっている。
[0126]
 次に、第2の実施の形態に係る結紮具200を備えた結紮装置2により、縫合後(図12に示す状態)の縫合糸4を結紮する結紮作業を説明する。
[0127]
 まず、シース22を遠位端側に押し出すことにより結紮具200を先端部材24内に引き込んで図16Bおよび図17Bに示すように閉じた状態として、シース22を、内視鏡の処置具案内管を介して胃内に挿入する。次いで、シース22を近位端側に引き込んで結紮具200をシース22の遠位端から露出させ、図16Aおよび図17Aに示すように第1の板部210および第2の板部220を開く。
[0128]
 次いで、シース22の遠位端を切開部SH側へ移動させて結紮具200を切開部SHに近接させ、図18に示すように開いている第1の板部210および第2の板部220の間の開口240A内に、切開部SHを縫合して針状部材34まで延びている部分の2本の縫合糸4(縫合糸4の両端部)を入り込ませる。
[0129]
 次いで、シース22を遠位端側に押し出して結紮具200を先端部材24内に引き込むことにより、第1の板部210および第2の板部220を閉じるとともに爪部227を第1の板部210に係合させる。これにより図19に示すように、縫合糸4は第1の板部210の縫合糸挟持面211と第2の板部220の縫合糸挟持面221との間に挟持された状態で保持される。
[0130]
 以上で縫合糸4は結紮具200によって結紮された状態となる。このように縫合糸4の結紮が完了した後は、シース22を近位端側にさらに移動させて連結フック21を露出させ、連結フック21の一対のアーム部21aを開脚させて結紮具200との連結を解除し、連結フック21およびシース22を結紮具100から離脱させる。
[0131]
 最後に、図20に示すように、結紮具200と縫合装置3との間の縫合糸4を内視鏡用はさみ鉗子等により切断して結紮具200と縫合装置3とを切り離し、結紮具200を胃内に留置する。以上で一連の手技が完了する。
[0132]
 以下に、上述した第2の実施の形態に係る結紮具200の作用を説明する。
[0133]
 第2の形態に係る結紮具200は、連結用環状部250を結紮装置2の連結フック21に連結することにより、従来のように縫合装置3に装着せずに予め結紮装置2に具備させて使用することができる。このため、従来の内視鏡用縫合糸結紮具のように体内において結紮装置2の連結フック21で把持し縫合装置3から外すという作業が不要となるので、縫合糸4の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。
[0134]
 第2の実施の形態に係る結紮具200による縫合糸4の結紮作業は、第1の板部210と第2の板部220とを開き、これら板部210、220の間の開口240Aに縫合糸4を導入し、次いで各板部210、220を閉じることで、縫合糸4を容易に挟持して結紮することができる。第2の実施の形態に係る結紮具200は、縫合糸4を第1の板部210と第2の板部220とによって直接挟持することにより、縫合糸4を強く結紮して結紮状態を良好に保つことができる。
[0135]
 また、第2の実施の形態の結紮具200は、第1の板部210の第1の縫合糸挟持面211および第2の板部220の第2の縫合糸挟持面221が、それぞれ互いに噛み合う鋸歯状に形成されている。これにより、第1の縫合糸挟持面211と第2の縫合糸挟持面221との間に挟持した縫合糸4は抜けにくい状態となり、縫合糸4を確実に挟持することができる。
[0136]
 また、第2の実施の形態に係る結紮具200は、第2の板部220の爪部227が第1の板部210に係合することによりこれら板部210、220が閉じた状態が保持され、これにより第1の板部210の第1の縫合糸挟持面211と第2の板部220の第2の縫合糸挟持面221との間に縫合糸4を挟持した状態が保持される。したがって、第1の板部210と第2の板部220との間に縫合糸4を挟持した状態を、爪部227によって確実かつ長期にわたって保持することができる。
[0137]
 また、第2の実施の形態に係る結紮装置2は、結紮具200を備えているので、体内に挿入された後、速やかに縫合糸4の結紮作業に移ることができる。このため、縫合糸4の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。
[0138]
 また、第2の実施の形態に係る結紮装置2は、駆動ワイヤ23に対し相対的にスライドするシース22によって第1の板部210と第2の板部220とが開閉させられる。このため、第1の板部210と第2の板部220とを開閉させるための機構を別途設ける必要がなく、その結果、構成の簡素化ならびに部品点数の増加を抑えることができる。
[0139]
(第3の実施の形態)
 次に、本発明の第3の実施の形態に係る結紮具300について説明する。
[0140]
 図21および図22は、第3の実施の形態に係る結紮具300が上述した結紮装置2の連結フック21に連結された状態を示している。
[0141]
 第3の実施の形態に係る結紮具300は、第1の縫合糸挟持面311を有する第1の縫合糸挟持部310Aと、第1の縫合糸挟持面311に対向し第1の縫合糸挟持面311との間に縫合糸4を挟持する第2の縫合糸挟持面321を有する第2の縫合糸挟持部320Aと、を備えている。また、第3の実施の形態に係る結紮具300は、第1の縫合糸挟持面311と第2の縫合糸挟持面321との間に外部から連通してその間に縫合糸4を導入させるための縫合糸導入口340と、結紮装置2の連結フック21に着脱可能に連結される連結用環状部350と、を備えている。
[0142]
 第1の縫合糸挟持部310Aは一方向に延びる基部310を有し、第2の縫合糸挟持部320Aは、基部310の先端(図22で左側の端部)から折り返すように屈曲して形成された屈曲部320を有しており、これにより結紮具300は鉤状に形成されている。図22に示すように、基部310と屈曲部320との互いの対向面に、第1の縫合糸挟持面311と第2の縫合糸挟持面321とがそれぞれ形成されている。また、基部310と屈曲部320との間に縫合糸導入口340が形成され、基部310の基端部(図22で右側の端部)に連結用環状部350が形成されている。
[0143]
 第1の縫合糸挟持部310Aを構成する基部310と第2の縫合糸挟持部320Aを構成する屈曲部320とは一体的に成形され、基部310に対し屈曲部320が一体的に固定されている。基部310の第1の縫合糸挟持面311と屈曲部320の第2の縫合糸挟持面321との間隔は、その間に縫合糸4を挟持して保持することができる間隔とされている。あるいは、縫合糸4をその間に導入することが可能であれば、第1の縫合糸挟持面311と第2の縫合糸挟持面321とは当接した状態であってもよい。
[0144]
 基部310は、断面矩形状の棒状部材であり、その長手方向(図21のL方向)の中間部から先端側(図21で左側)に先端部312を有し、中間部から基端側(図21で右側)に、先端部312よりも幅(図21のWで示す方向の長さ)の大きい基端部313を有する。基部310の、先端部312から基端部313へ移行する部分の屈曲部320側の面には傾斜面314が形成されており、基端部313は、屈曲部320側に幅が増すようにして形成されている。
[0145]
 基部310の基端部313には、その内側に基部310の厚さ方向(図21のT方向)に貫通する孔351を有する矩形状の連結用環状部350が形成されている。
[0146]
 屈曲部320は、先端部312の先端から180°折り返して屈曲し、基部310の基端部313側に延びるように形成されている。屈曲部320の断面形状は基部310の先端部312と同様の矩形状に形成されている。基部310の先端部312と屈曲部320との対向面が、それぞれ第1の縫合糸挟持面311と第2の縫合糸挟持面321となっており、これら縫合糸挟持面311、321は、縫合糸4を確実に挟持して保持することができるように、いずれもある程度の幅を有する平坦面に形成されている。
[0147]
 屈曲部320の先端には、基部310の傾斜面314と略平行な先端面322が形成されている。この先端面322と傾斜面314との間には、基部310の第1の縫合糸挟持面311と屈曲部320の第2の縫合糸挟持面321との間に連通する縫合糸導入口340が形成されている。この縫合糸導入口340は、基部310の傾斜面314と屈曲部320の先端面322とにより、第1の縫合糸挟持面311と第2の縫合糸挟持面321との間に指向して縫合糸4がそれら縫合糸挟持面311、321の間に導入されやすい形状となっている。
[0148]
 第3の実施の形態に係る結紮具300の材料は任意であるが、例えばSUS303、SUS304等のステンレス鋼やポリプロピレン等の樹脂等で構成される。また、結紮具300の材料としては、屈曲部320が基部310との結合部分を支点として基部310から僅かに離れるように弾性変形することが可能な弾性を有するものであると好ましい。
[0149]
 互いに重なり合っている基部310の先端部312と屈曲部320とを合わせた断面の形状および大きさは、基部310の基端部313の断面の形状および大きさと概ね同じとなっている。結紮具300は、結紮装置2の先端部材24からシース22内に入り込むことが可能な大きさおよび形状を有している。また、結紮具300は、全ての角の部分が面取り加工されて体内組織を損傷しないように形成されている。
[0150]
 第3の実施の形態に係る結紮具300は、前述した結紮装置2の連結フック21の各爪部21bを連結用環状部350内の孔351に入り込ませて一対のアーム部21aにより連結用環状部350を把持することにより、連結フック21を介してシース22の遠位端に連結される。
[0151]
 次に、第3の実施の形態に係る結紮具300を備えた結紮装置2により、縫合後(図12に示す状態)の縫合糸4を結紮する結紮作業を説明する。
[0152]
 まず、連結フック21を介して結紮具300が遠位端に連結されたシース22を、内視鏡の処置具案内管を介して胃内に挿入する。
[0153]
 次いで、シース22の遠位端を切開部SH側へ移動させて結紮具300を切開部SHに近接させ、切開部SHを縫合して針状部材34まで延びている部分の2本の縫合糸4(縫合糸4の両端部)を、縫合糸導入口340に入り込ませる。続いてシース22とともに結紮具300を近位端側に引き込むことにより、図23に示すように、それら2本の縫合糸4を基部310の第1の縫合糸挟持面311と屈曲部320の第2の縫合糸挟持面321との間に差し込んだ状態とする。これにより縫合糸4はそれら縫合糸挟持面311、321の間に挟持された状態で保持される。
[0154]
 以上で縫合糸4は結紮具300によって結紮された状態となる。このように縫合糸4の結紮が完了した後は、駆動ワイヤ23に対しシース22を近位端側に移動させて連結フック21を露出させ、連結フック21の一対のアーム部21aを開脚させて結紮具300との連結を解除し、連結フック21およびシース22を結紮具100から離脱させる。
[0155]
 最後に、図24に示すように、結紮具300と縫合装置3との間の縫合糸4を内視鏡用はさみ鉗子等により切断して、結紮具300と縫合装置3とを切り離し、結紮具300を胃内に留置する。以上で一連の手技が完了する。
[0156]
 以下に、上述した第3の実施の形態に係る結紮具300の作用を説明する。
[0157]
 第3の形態に係る結紮具300は、連結用環状部350を結紮装置2の連結フック21に連結することにより、従来のように縫合装置3に装着せずに予め結紮装置2に具備させて使用することができる。このため、従来の内視鏡用縫合糸結紮具のように体内において結紮装置2の連結フック21で把持し縫合装置3から外すという作業が不要となるので、縫合糸4の結紮作業を短時間で円滑に行うことができる。
[0158]
 第3の実施の形態に係る結紮具300による縫合糸4の結紮作業は、縫合糸4を縫合糸導入口340から基部310の第1の縫合糸挟持面311と屈曲部320の第2の縫合糸挟持面321との間に導入することにより完了する。このため、結紮作業に要する時間をより短縮させることができるとともに、縫合糸4を強く結紮して結紮状態を良好に保つことができる。
[0159]
 また、第3の実施の形態に係る結紮具300は、基部310と屈曲部320とが一体的に成形されている。この構成により、部品点数の低減に伴うコストの低減を図ることができる。
[0160]
(変更例)
 図25は、上述した結紮具300の変更例を示している。上述した第3の実施の形態の結紮具300は、基部310と屈曲部320とが一体的に成形された構成であるが、図25に示すように、基部310と屈曲部320とが別部材であって、基部310と屈曲部320とが任意の固定部により互いに固定されている構成であってもよい。固定部としては、接着剤による接着や、ねじ等による締結等が挙げられる。
[0161]
 このような変更例によれば、基部310側の第1の縫合糸挟持面311と、屈曲部320側の第2の縫合糸挟持面321との間の間隔を、縫合糸4の太さに応じた適切な間隔に調整して形成することができるという利点を有する。

産業上の利用可能性

[0162]
 本発明は、体内において縫合糸の結紮作業を短時間で円滑に行うことができるとともに縫合糸の結紮状態を良好に保つことができる内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置として有用である。

符号の説明

[0163]
2 結紮装置
2B 操作部
3 縫合装置
4 縫合糸
21 連結フック(連結部材)
22 シース
23 駆動ワイヤ
100、200、300 内視鏡用縫合糸結紮具
110 環状部材
110A、210A、310A 第1の縫合糸挟持部
111、211、311 第1の縫合糸挟持面
120 スライド部材
120A、220A、320A 第2の縫合糸挟持部
121、221、321 第2の縫合糸挟持面
140、240、340 縫合糸導入口
150、250、350 連結用環状部
160 結紮用環状部
180、280 保持部
290 ヒンジ部
310 基部
320 屈曲部

請求の範囲

[請求項1]
 縫合糸を結紮する結紮装置に連結される内視鏡用縫合糸結紮具であって、
 第1の縫合糸挟持面を有する第1の縫合糸挟持部と、
 前記第1の縫合糸挟持面に対向し該第1の縫合糸挟持面と協働して縫合糸を挟持する第2の縫合糸挟持面を有する第2の縫合糸挟持部と、
 前記第1の縫合糸挟持面と前記第2の縫合糸挟持面との間に外部から連通してその間に前記縫合糸を導入させるための縫合糸導入口と、
 前記結紮装置が有する連結部材に着脱可能に連結される連結用環状部と、を備えることを特徴とする内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項2]
 前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とは、前記第1の縫合糸挟持面に対し前記第2の縫合糸挟持面が離接するように相対移動可能に設けられ、
 前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とを互いに係止して前記第1の縫合糸挟持面と前記第2の縫合糸挟持面との間に前記縫合糸を挟持した状態を保持する保持部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項3]
 前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とが一体的に成形されることにより前記第1の縫合糸挟持部が前記第2の縫合糸挟持部に対し固定されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項4]
 前記第1の縫合糸挟持部は、環状部材を有し、
 前記第2の縫合糸挟持部は、前記環状部材にスライド可能に外嵌され、該環状部材の一端側に前記縫合糸が通される結紮用環状部を形成するとともに他端側に前記連結用環状部を形成するスライド部材を有し、
 前記環状部材には、外部から前記結紮用環状部の内部に連通する前記縫合糸導入口が設けられ、
 前記結紮用環状部の前記スライド部材に対向する面に、前記第1の縫合糸挟持面が形成され、
 前記スライド部材の前記結紮用環状部に対向する面に、前記第2の縫合糸挟持面が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項5]
 前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とがヒンジ部を介して開閉可能、かつ自己の弾性により開くように結合され、開いた状態で、前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部との間に形成された開口が前記縫合糸導入口を構成し、閉じた状態で、互いに対向する前記第1の縫合糸挟持面および前記第2の縫合糸挟持面がそれぞれ前記第1の縫合糸挟持部および前記第2の縫合糸挟持部に形成されており、
 前記ヒンジ部に前記連結用環状部が連設されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項6]
 前記第1の縫合糸挟持面および前記第2の縫合糸挟持面は、それぞれ互いに噛み合う鋸歯状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項7]
 前記第1の縫合糸挟持部は一方向に延びる基部を有し、
 前記第2の縫合糸挟持部は、前記基部の一端部から折り返すように屈曲して形成された屈曲部を有し、
 前記基部と前記屈曲部との互いの対向面に、前記第1の縫合糸挟持面と前記第2の縫合糸挟持面とがそれぞれ形成されているとともに、前記基部と前記屈曲部との間に前記縫合糸導入口が形成され、
 前記基部の他端部に前記連結用環状部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項8]
 前記基部と前記屈曲部とが一体的に成形されていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項9]
 前記基部と前記屈曲部とは別部材であって固定部により互いに固定されていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡用縫合糸結紮具。
[請求項10]
 シースと、
 前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、
 前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、
 前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、
 請求項1~9のいずれかに記載の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、
 前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結されていることを特徴とする結紮装置。
[請求項11]
 シースと、
 前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、
 前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、
 前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、
 請求項2に記載の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、
 前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結され、
 前記駆動ワイヤに対し相対的にスライドする前記シースにより前記保持部が作動するように構成されていることを特徴とする結紮装置。
[請求項12]
 シースと、
 前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、
 前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、
 前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、
 請求項4に記載の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、
 前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結され、
 前記駆動ワイヤに対し相対的にスライドする前記シースにより前記スライド部材がスライドするように構成されていることを特徴とする結紮装置。
[請求項13]
 シースと、
 前記シース内に挿通された駆動ワイヤと、
 前記シースの近位端に設けられ、前記シースに対し前記駆動ワイヤを軸方向に沿って相対的にスライドさせる操作部と、
 前記駆動ワイヤの遠位端に設けられた連結部材と、
 請求項5に記載の内視鏡用縫合糸結紮具と、を備え、
 前記連結部材に、前記内視鏡用縫合糸結紮具の前記連結用環状部が着脱可能に連結され、
 前記駆動ワイヤに対し相対的にスライドする前記シースにより前記第1の縫合糸挟持部と前記第2の縫合糸挟持部とが開閉するように構成されていることを特徴とする結紮装置。




図面

[ 図 1]

[ 図 2A]

[ 図 2B]

[ 図 3]

[ 図 4A]

[ 図 4B]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16A]

[ 図 16B]

[ 図 17A]

[ 図 17B]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]

[ 図 25]