Processing

Please wait...

Settings

Settings

Goto Application

1. WO2013146187 - GEARBOX

Document

明 細 書

発明の名称 ギヤボックス

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006  

先行技術文献

特許文献

0007  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0008   0009  

課題を解決するための手段

0010  

発明の効果

0011  

図面の簡単な説明

0012  

発明を実施するための形態

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091  

産業上の利用可能性

0092  

符号の説明

0093  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15  

明 細 書

発明の名称 : ギヤボックス

技術分野

[0001]
 本発明は、第1ギヤを有する第1軸と、該第1軸と交差するように配置され、前記第1ギヤと噛み合う第2ギヤを有した第2軸と、前記第1軸を回転可能に支持する第1ケースと、を有するギヤボックスに関する。

背景技術

[0002]
 図15を用いて説明する。図15はシートトラックに内蔵される従来のギヤボックスの分解斜視図である。図において、図示しないアッパレールに設けられるモータによって回転駆動される駆動軸(第1軸)1は、ウォーム(第1ギヤ:駆動ギヤ)3を有している。
[0003]
 固定軸5は駆動軸1と交差するように配置されている。固定軸5は、その両端部がロアレールに設けられた軸ホルダ13により、回転がロックされた状態で支持されている。固定軸5の周面には、おねじが形成されている。
[0004]
 この固定軸5には、円筒状のナット部材7が設けられている。ナット部材7の内周部には固定軸5のおねじに螺合するめねじが形成されている。ナット部材7は、従動軸(第2軸)として機能する。このナット部材7の外周部には、ウォーム3と噛み合うウォームホイール(第2ギヤ:従動ギヤ)が形成されている。
[0005]
 一対のケース9、ケース11は、ウォーム3を軸方向から挟み込むように配置されている。そして、ケース9、ケース11の駆動軸1と交差する面9d、面11dには、駆動軸1が挿通する穴9a、穴11aが形成されている。また、ケース9の面9d、ケース11の面11dと直交する一方の面9e、一方の面11eには、ナット部材7の外周部の一方の側を協働して挟む半円形の凹部9b、凹部11bが形成されている。更に、ケース9の面9d、ケース11の面11dと直交する他方の面9f、他方の面11fには、ナット部材7の外周部の他方の側を協働して挟む半円形の凹部9c、凹部11c(凹部9cは図示せず)が形成されている。
[0006]
 そして、駆動軸1、ナット部材(従動軸)7、ケース9、ケース11は、ねじ14、ねじ15を用いて一体化され、ギヤボックス2となっている。ギヤボックス2は、ブラケット17を用いてアッパレールに取り付けられる。

先行技術文献

特許文献

[0007]
特許文献1 : 日本国特表2007-513005号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0008]
 しかし、上記構成のギヤボックスは、ねじ14、ねじ15を用いて一体化される。よって、組み付けに手間がかかる問題点がある。
[0009]
 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、組み付けの手間がかからないギヤボックスを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0010]
 上記課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したギヤボックスは、第1ギヤを有する第1軸と、該第1軸と交差するように配置され、前記第1ギヤと噛み合う第2ギヤを有した第2軸と、前記第1ギヤを軸方向から挟み込むように配置され、前記第1軸が挿通する穴が形成された一対の第1ケースと、前記第2ギヤを軸方向から挟み込むように配置され、前記第2軸が挿通する穴が形成された一対の第2ケースと、
 前記第2ケースが前記第1ケース方向に押されると前記一対の第1ケース同士を押しつける押しつけ機構とを有するギヤボックスである。

発明の効果

[0011]
 本願発明によれば、前記第2ギヤを軸方向から挟み込むように配置され、前記第2軸が挿通する穴が形成された一対の第2ケースと、前記第2ケースが前記第1ケース方向に押されると前記一対の第1ケース同士を押しつける押しつけ機構を有することにより、ねじ等の機械的結合を行う部品を組み付ける工数が不要となり、組み付けの手間がかからないギヤボックスが提供される。

図面の簡単な説明

[0012]
[図1] 第1実施形態のギヤボックスの分解斜視図である。
[図2] 図1の一対の第1ケースのうちの一方の第1ケースの斜視図である。
[図3] 図1の一対の第2ケースのうちの一方の第2ケースの斜視図である。
[図4] 図1に示すギヤボックスの組み付けを説明する図である。
[図5] 図1に示すギヤボックスの組み付けを説明する図である。
[図6] 押しつけ機構を説明する模式図である。
[図7] 図6のA部分の拡大図で、斜面の傾斜角を説明する図である。
[図8] 第1実施形態の変形例を説明する図である。
[図9] 第2実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である
[図10] 第3実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。
[図11] 第4実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。
[図12] 第5実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。
[図13] 第6実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。
[図14] 第7実施形態のギヤボックスの分解斜視図である。
[図15] シートトラックに内蔵される従来のギヤボックスの分解斜視図である。

発明を実施するための形態

[0013]
(第1実施形態)
 図1-図3を用いて第1実施形態に係るギヤボックスを説明する。図1は第1実施形態のギヤボックスの分解斜視図、図2は図1の一対の第1ケースのうちの一方の第1ケースの斜視図、図3は図1の一対の第2ケースのうちの一方の第2ケースの斜視図である。
[0014]
 図1において、駆動軸(第1軸)51には、ウォーム(第1ギヤ)53が設けられている。
[0015]
 駆動軸51と直交(交差)する従動軸(第2軸)55には、駆動軸51のウォーム53と噛み合うウォームホイール57が設けられている。
[0016]
 一対の第1ケース59、第1ケース61は、ウォーム53を軸方向から挟み込むように配置される。第1ケース59、第1ケース61には、駆動軸51が挿通し、駆動軸51を回転可能に支持する穴59a、穴61aが形成されている。
[0017]
 一対の第2ケース63、第2ケース65は、ウォームホイール57を軸方向から挟み込むように配置される。第2ケース63、第2ケース65は、従動軸55が挿通し、従動軸55を支持する穴63a、穴65aが形成されている。
[0018]
 尚、本実施形態では、第2ケース63、第2ケース65の材質の弾性係数は、第1ケース59,第1ケース61の材質の弾性係数より小さく設定されている。即ち、第2ケース63、第2ケース65の方が、第1ケース59,第1ケース61より弾性変形し易くなっている。
[0019]
 図1、図2に示すように、第1ケース59の第1ケース61との対向面には、駆動軸51の軸方向に向かって突出する突部59bと、穴59cとが形成されている。突部59bと、穴59cは、穴59aを挟むように形成されている。一方、第1ケース61の第1ケース59との対向面には、第1ケース59の突部59bが嵌入する穴61bと、駆動軸51の軸方向に向かって突出して第1ケース59の穴59cに嵌入する突部61cとが形成されている。穴61bと突部61cは、穴61aを挟むように形成されている。尚、突部59bと穴61bとの嵌合、突部61cと穴59cとの嵌合は、遊嵌である。このため、これらの嵌合は、第1ケース59、第1ケース61同士を固定するものではなく、仮位置決めするためのものである。
[0020]
 第1ケース59の第1ケース61との対向面の下部には、従動軸55を一方の側方から挟み込んで支持する半円筒面状の凹部59d、凹部59eが形成されている。一方、第1ケース61の第1ケース59との対向面の下部には、従動軸55を他方の側方から挟み込んで支持する半円筒面状の凹部61d、凹部61eが形成されている。
[0021]
 第1ケース59の背面側方の垂直角部には、面取り面(斜面)59f、面取り面59gが形成されている。同様に、第1ケース61の背面側方の垂直角部にも、面取り面(斜面)61f、面取り面61g(面取り面61gは図示せず)が形成されている。
[0022]
 第1ケース59の側面上部には、従動軸55の軸方向に向かって突出する突部59h、突部59iが形成されている。同様に、第1ケース61の側面上部には、従動軸55の軸方向に向かって突出する突部61h、突部61i(突部61iが図示せず)が形成されている。
[0023]
 更に、第2ケース63の第2ケース65との対向面と反対側の面(外面)には、穴63aの開口を挟むように、ビード(リブ)63f、ビード(リブ)63gが形成されている。同様に、第2ケース65の第2ケース63との対向面と反対側の面(外面)にも、穴65aの開口を挟むように、ビード(リブ)65f(図示せず)、ビード(リブ)65g(図示せず)が形成されている。
[0024]
 図1、図3に示すように、第2ケース63の第2ケース65との対向面側部には、第1ケース59の斜面59fに当接する斜面63bと、第1ケース61の斜面61fに当接する斜面63cが形成されている。同様に、第2ケース65の第2ケース63との対向面側部には、第1ケース59の斜面59gに当接する斜面65b、第1ケース61の斜面61gに当接する斜面65cが形成されている。
[0025]
 第2ケース63、第2ケース65が第1ケース59、第1ケース61方向に押されると、第2ケース63の斜面63bと斜面63cがそれぞれ、第1ケース59の斜面59fと第1ケース61の斜面61fを押す。また、第2ケース65の斜面65bと斜面65cがそれぞれ、第1ケース59の斜面59gと第1ケース61の斜面61gを押す。
 すると、第2ケース63の斜面63bと斜面63c、及び、第2ケース65の斜面65bと斜面65cに発生する力の分力により、一対の第1ケース59と第1ケース61同士が押しつけられる。即ち、第2ケース63の斜面63bと斜面63cと、第2ケース65の斜面65bと斜面65cは、第2ケース63と第2ケース65が第1ケース59,第1ケース61方向に押されると、一対の第1ケース59,第1ケース61同士を押しつける分力が発生する押しつけ力発生面である押しつけ機構となっている。
[0026]
 第2ケース63の第2ケース65との対向面上部には、第1ケース59の突部59hが嵌入する穴63dと、第1ケース61の突部61hが嵌入する穴63eが形成されている。同様に、第2ケース65の第2ケース63との対向面上部には、第1ケース59の突部59iが嵌入する穴65d、第1ケース61の突部61iが嵌入する穴65eが形成されている。尚、突部59hと穴63dとの嵌合、突部61hと穴63eとの嵌合、突部59iと穴65dとの嵌合、突部61iと穴65eとの嵌合は、第2ケース63と第2ケース65が第1ケース59,第1ケース61方向に押され、一対の第1ケース59,第1ケース61同士が押しつけられる際の第1ケース59、第1ケース61の押しつけられる方向の移動を可能にするものである。
[0027]
 次に、図4と図5を用いて上記構成のギヤボックスの組み付け方法を説明する。図4と図5は図1に示すギヤボックスの組み付け方法を説明する図である。
[0028]
 最初に、図4(a)から図4(b)に示すように、第1ケース61の穴61aに、ウォーム53が設けられた駆動軸51を挿通する。また、第1ケース61の半円筒面状の凹部61d、凹部61eに、ウォームホイール57が設けられた従動軸55の一方の側方を支持させる。
[0029]
 次に、図4(c)に示すように、第1ケース61に第1ケース59を組み付ける。この際、第1ケース61の突部61cが第1ケース59の穴59cに遊嵌し、第1ケース61の穴61bに第1ケース59の突部59bが遊嵌する。これにより、第1ケース61と第1ケース59の仮位置決めがなされる。また、第1ケース59の穴59aに駆動軸51を挿通する。更に、第1ケース59の半円筒面状の凹部59d、凹部59eに、ウォームホイール57が設けられた従動軸55の他方の側方を支持する。
[0030]
 次に、図4(d)に示すように、第2ケース63、第2ケース65を組み付ける。この際、図6に示すように、第2ケース63の斜面63bが第1ケース59の斜面59fに当接する。第2ケース63の斜面63cが第1ケース61の斜面61fに当接する。また、第2ケース65の斜面65bが第1ケース59の斜面59gに当接する。第2ケース65の斜面65cが第1ケース61の斜面61gに当接する。
[0031]
 また、第1ケース59の突部59hが第2ケース63の穴63dに、第1ケース61の突部61hが第2ケース63の穴63eに、第1ケース59の突部59iが第2ケース65の穴65dに、第1ケース61の突部61iが第2ケース65の穴65eにそれぞれ遊嵌する。
[0032]
 この際、押しつけ機構の押しつけ力で第1ケース59と第1ケース61、および、第2ケース63と第2ケース65の少なくとも一方が、弾性変形する。その弾性反発力により発生する第1ケース59、61と、第2ケース63、65との間の静摩擦により、第1ケース59、61と、第2ケース63、65との組み付け状態が保持される。
[0033]
 最後に、図5に示すように、組み付けが終わったギヤボックスはブラケット71に組み付けられる。このブラケット71は、基部71c、基部71dと、立壁部71f、立壁部71gと、底部71hとを有している。基部71c、基部71dには、アッパレール取り付け用の穴71a、71bが形成されている。
[0034]
 立壁部71fは、基部71cの基部71d側の端部から折曲され、ギヤボックスの第2ケース63と対向する。また、立壁部71fには、第2ケース63の穴63aと対向する穴71iが形成されている。
[0035]
 立壁部71gは、基部71dの基部71c側の端部から折曲され、ギヤボックスの第2ケース65と対向する。また、立壁部71gには、第2ケース65の穴65aと対向する穴71jが形成されている。
[0036]
 底部71hは、立壁部71f、立壁部71gの下端部を橋渡しするように設けられ、ギヤボックスの底部と対向する。
[0037]
 ギヤボックスがブラケット71の立壁部71f、立壁部71g、底部71hで囲まれた空間に組み付けられると、第2ケース63のビード63f、ビード63gと、第2ケース65のビード65f、ビード65gが弾性変形し、第2ケース63、第2ケース65が第1ケース59,第1ケース61方向に押される。
[0038]
 ここで、図6、図7を用いて、押しつけ機構の説明を行う。図6は押しつけ機構を説明するギヤボックスの模式図、図7は図6のA部分の拡大図で、斜面の傾斜角を説明する図である。
[0039]
 図6に示すように、第2ケース63の斜面63bが第1ケース59の斜面59fを押し、第2ケース63の斜面63cが第1ケース61の斜面61fを押す。また、第2ケース65の斜面65bが第1ケース59の斜面59gを押し、第2ケース65の斜面65cが第1ケース61の斜面61gを押す。
[0040]
 ここで、本実施形態では、第1ケース59の斜面59fと斜面59gと、第1ケース61の斜面61fと斜面61gの傾斜角は、いずれも同じ角度である。また、第2ケース63の斜面63bと斜面63cと、第2ケース65の斜面65bと斜面65cの傾斜角も、いずれも同じ角度である。そして、図7に示すように、第1ケース59,61の斜面の傾斜角をθ1、第2ケース63,65の傾斜角をθ2とした場合、θ1<θ2とされている。
[0041]
 押しつけ力発生面である第2ケース63の斜面63b,斜面63c、及び、第2ケース65の斜面65b,斜面65cに発生する力の分力により、一対の第1ケース59,61同士が押しつけられる。
[0042]
 図6のA部分で示したように、押しつけ力発生面である斜面65bに発生する力Fの分力Fx、Fyのうち、Fyが第1ケース59、第1ケース61同士を押しつける押しつけ力となる。
[0043]
 上記構成によれば、第1ケース59,第1ケース61はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。
[0044]
 尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、第1ケース59と第1ケース61の斜面の傾斜角をθ1、第2ケース63と第2ケース65の斜面の傾斜角をθ2とした場合、θ1<θ2としたが、θ1=θ2としてもよい。
[0045]
 また、図8に示すように、第1ケース59と第1ケース61の斜面の傾斜角をθ1、第2ケース63と第2ケース65の斜面の傾斜角をθ2とした場合、θ1>θ2としてもよい。
[0046]
 図7に示すθ1<θ2の場合は、図8に示すθ1>θ2の場合に比べて、押しつけ力が大きくなるが、第2ケース63、第2ケース65の斜面に大きな力が作用するので、高い強度の第2ケース63,第2ケース65が必要となる。
[0047]
(第2実施形態)
 次に図9を用いて第2実施形態に係るギヤボックスを説明する。図9は第2実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。
[0048]
 本実施形態と第1実施形態との相違点は、第1ケースであり、他は同じである。よって、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[0049]
 一対の第1ケース159と第1ケース161は、組み付けられると、略直方体となる。そして、第1ケース159の角部159aが第2ケース63の斜面63bに押され、第1ケース161の角部161aが第2ケース63の斜面63cが押される。また、第1ケース159の角部159bが第2ケース65の斜面65bに押され、第1ケース161の角部161bが第2ケース65の斜面65cに押される。
[0050]
 押しつけ力発生面である第2ケース63の斜面63bと斜面63c、及び、第2ケース65の斜面65bと斜面65cにより、一対の第1ケース159、第1ケース161同士が押しつけられる。
[0051]
 図9に示したように斜面65bと角部159bとを用いてその作用を説明する。押しつけ力発生面である斜面65bに発生する力Fの分力Fx、Fyのうち、Fyが第1ケース159、第1ケース161同士を押しつける押しつけ力となる。
[0052]
 上記構成によれば、第1ケース159,第1ケース161はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。
[0053]
(第3実施形態)
 図10を用いて第3実施形態に係るギヤボックスを説明する。図10は第3実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。本実施形態と第2実施形態との相違点は、第2ケースであり、他は同じである。よって、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[0054]
 本実施形態の第2ケース163と第2ケース165の押しつけ機構の押しつけ力発生面は、円弧面163aと円弧面165aである。
[0055]
 第1ケース159の角部159aと第1ケース161の角部161aを第2ケース163の円弧面163aが押す。また、第1ケース159の角部159bと第1ケース161の角部161bを第2ケース165の円弧面165aが押す。
[0056]
 押しつけ力発生面である第2ケース163の円弧面163aと第2ケース165の円弧面165aにより、一対の第1ケース159、第1ケース161同士が押しつけられる。
[0057]
 図10に示したように円弧面165aと角部159bとを用いてその作用を説明する。押しつけ力発生面である円弧面165aに発生する力Fの分力Fx、Fyのうち、Fyが第1ケース159、第1ケース161同士を押しつける押しつけ力となる。
[0058]
 上記構成によれば、第1ケース159,第1ケース161はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。
[0059]
 尚、本発明は上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では第1ケース159、第1ケース161には、円弧面を形成したが、一対の第1ケース159、第1ケース161同士を押しつけるような力が発生する曲面であってもよい。
[0060]
(第4実施形態)
 本発明の第4実施形態に係るギヤボックスを図11を用いて説明する。図11は第4実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。本実施形態と第3実施形態との相違点は、第1ケースであり、他は同じである。よって、第3実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[0061]
 一対の第1ケース259、第1ケース261は、組み付けられると、第2ケース163との対向面259a、対向面261aが連続した円弧面となり、第2ケース165との対向面259b、対向面261bが連続した円弧面となる箱体である。
[0062]
 第1ケース259の対向面259aと対向面259b、第1ケース261の対向面261aと対向面261bの円弧面の半径はすべて同じで、R1である。一方、第2ケース163の円弧面163aと第2ケース165の円弧面165aの半径は、等しくR2で、R1>R2とされている。
[0063]
 第1ケース259の対向面259aの外側端部と第1ケース261の対向面261aの外側端部が第2ケース163の円弧面163aに押され、第1ケース259の対向面259bの外側端部と第1ケース261の対向面261bの外側端部が第2ケース165の円弧面165aに押される。
[0064]
 押しつけ力発生面である第2ケース163の円弧面163aと第2ケース165の円弧面165aにより、一対の第1ケース259、第1ケース261同士が押しつけられる。
[0065]
 図11に示したように円弧面165aと対向面259bの外側端部とを用いてその作用を説明する。押しつけ力発生面である円弧面165aに発生する力Fの分力Fx、Fyのうち、Fyが第1ケース259、第1ケース261同士を押しつける押しつけ力となる。
[0066]
 上記構成によれば、第1ケース259,第1ケース261はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。
[0067]
(第5実施形態)
 図12を用いて本発明の第5実施形態に係るギヤボックスを説明する。図12は第5実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。
[0068]
 本実施形態の第2ケース263には円弧面263aが、第2ケース265には円弧面265aが形成されている。
[0069]
 一対の第1ケース359、第1ケース361は、組み付けられると、第2ケース263との対向面359a、対向面361aが連続した円弧面となり、第2ケース265との対向面359b、対向面361bが連続した円弧面となる箱体である。
[0070]
 そして、第2ケース263の円弧面263a、第1ケース359の対向面359a、第1ケース361の対向面361aの円弧面の半径は同じで、R1である。また、第2ケース265の円弧面265a、第1ケース359の対向面359b、第1ケース361の対向面361bの円弧面の半径は同じで、R2である。更に、R1≠R2である。
[0071]
 このような構成では、第2ケース263の円弧面263a、第2ケース265の円弧面265a全域に、一対の第1ケース359、第1ケース361同士を押し付ける押しつけ力が発生する。
[0072]
 上記構成によれば、第1ケース359,第1ケース361はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。更に、組み付けた際に、第1ケース359、第1ケース361が回転しない。
[0073]
(第6実施形態)
 図13を用いて本発明の第6実施形態に係るギヤボックスを説明する。図13は第6実施形態のギヤボックスの押しつけ機構を説明する模式図である。本実施形態と第2実施形態との相違点は、第2ケースであり、他は同じである。よって、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[0074]
 本実施形態の第2ケース363には、第1ケース159の外側端面に当接可能な押さえ部363aと、第1ケース161の外側端面に当接可能な押さえ部363bとが形成されている。同様に、第2ケース365には、第1ケース159の外側端面に当接可能な押さえ部365aと、第1ケース161の外側端面に当接可能な押さえ部365bとが形成されている。また、第2ケース363の押さえ部363aと押さえ部363bとの間隔aと、第2ケース365の押さえ部365aと押さえ部365bとの間隔aとは等しく設定されている。
[0075]
 そして、第2ケース363の押さえ部363aと押さえ部363bとの間隔、第2ケース365の押さえ部365aと押さえ部365bとの間隔をa、一体化された第1ケース159,第1ケース161の高さをbとすると、a<bと設定した。
[0076]
 第2ケース363、第2ケース365が一体化された第1ケース159,第1ケース161方向に押されると、第2ケース363の押さえ部363a,押さえ部363bと、第2ケース365の押さえ部365a,押さえ部365bとは、弾性変形し、一体化された第1ケース159と第1ケース161のそれぞれの外側端面(押しつけ方向と交差する一対の第1ケース159,第1ケース161の2つの面)を挟むように押す。
[0077]
 よって、第2ケース363の押さえ部363aと押さえ部363bと、第2ケース365の押さえ部365aと押さえ部365bとは、第2ケース363、第2ケース365が一対の第1ケース159、第1ケース161方向に押されると一対の第1ケース159、第1ケース161を押しつける押しつけ機構として機能する。
[0078]
 上記構成によれば、第1ケース159,第1ケース161はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。
[0079]
(第7実施形態)
 本発明の第7実施形態に係るギヤボックスを図14を用いて説明する。図14は、第7実施形態のギヤボックスの分解斜視図である。これらの図において、第1実施例を示す図1と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[0080]
 図において、一対の第1ケース459、第1ケース461は、ウォーム53を軸方向から挟み込むように配置される。第1ケース459、第1ケース461には、駆動軸51が挿通し、駆動軸451を回転可能に支持する穴459a、穴461aが形成されている。
[0081]
 一対の第2ケース463、第2ケース465は、ウォームホイール57を挟み込むように配置される。第2ケース463、第2ケース465には、従動軸55が挿通し、従動軸55を支持する穴463a、穴465aが形成されている。尚、本実施形態の第1ケース459と第1ケース461は、樹脂で形成される。第2ケース463と第2ケース465は金属で形成されている。
[0082]
 第1ケース459の第1ケース461との対向面には、駆動軸51の軸方向に向かって突出する突部459bと、穴(図示せず)とが、穴459aを挟むように形成されている。一方、第2ケース461の第1ケース459との対向面には、第1ケース459の突部459bが嵌入する穴461bと、駆動軸51の軸方向に向かって突出して第1ケース459の穴に嵌入する突部461cとが、穴61aを挟むように形成されている。尚、突部459bと穴461bとの嵌合、突部461cと穴との嵌合は、遊嵌であるので、第1ケース459、第1ケース461同士を固定するものではなく、仮位置決めするためのものである。
[0083]
 第1ケース459の第1ケース461との対向面の下部には、従動軸55を一方の側方から挟み込んで支持する半円筒面状の凹部459d、凹部459eが形成されている。一方、第1ケース461の第1ケース459との対向面の下部には、従動軸55を他方の側方から挟み込んで支持する半円筒面状の凹部461d、凹部461eが形成されている。
[0084]
 第2ケース463の両側部は折曲され、第1ケース459,第1ケース461を挟む折曲部463b、折曲部463dが形成されている。同様に、第2ケース465の両側部も折曲され、第1ケース459,第1ケース461を挟む折曲部465b、折曲部465cが形成されている。
[0085]
 第1ケース459の第2ケース463の折曲部463bが当接する箇所には、ビード(リブ)459fが形成されている。第1ケース461の第2ケース463の折曲部463cが当接する箇所には、ビード(リブ:図示せず)が形成されている。
[0086]
 第1ケース459の第1ケース461の折曲部465bが当接する箇所には、ビード(リブ)459gが形成されている。第1ケース461の第2ケース465の折曲部465cが当接する箇所には、ビード(リブ:図示せず)が形成されている。
[0087]
 第1ケース459と第1ケース461とを組み付けた際、第1ケース459のビード459fの天面から、第1ケース461の第2ケース463の折曲部463cと当接する図示しないビードの天面までの長さは、第2ケースの折曲部463bの内面から折曲部463cの内面までの長さより若干長くなるように設定されている。同様に、第1ケース459と第1ケース461とを組み付けた際、第1ケース459のビード459gの天面から、第1ケース461の第2ケース465の折曲部465cと当接する図示しないビードの天面までの長さは、第2ケースの折曲部465bの内面から折曲部465cの内面までの長さより若干長くなるように設定されている。
 なおビード459fの天面とは、ビード459fの面のうち、駆動軸51の軸方向を向く面である。同様に、ビード459gの天面とは、ビード459gの面のうち、駆動軸51の軸方向を向く面である。
[0088]
 そして、第2ケース463と第2ケース465を、第1ケース459と第1ケース461へ組み付ける際、第2ケース463の折曲部463bと折曲部463cと、第2ケース465の折曲部465bと折曲部465cとは、第1ケース459と第1ケース461の各々のビードを弾性変形させて、組み付けられる。
[0089]
 よって、第2ケース463の折曲部463bと折曲部463cと、第2ケース465の折曲部465bと折曲部465cとは、一対の第2ケース463と第2ケース465が一対の第1ケース459と第1ケース461方向に押されると一対の第1ケース459と第1ケース461を押しつける押しつけ機構として機能する。
[0090]
 上記構成によれば、第1ケース459,第1ケース461はねじを用いなくても一体化できるので、組み付けに手間がかからない。
[0091]
 以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2012年3月28日出願の日本特許出願(特願2012-73130)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

[0092]
 本発明によれば、ねじ等の機械的結合を行う部品を組み付ける工数が不要となり、組み付けの手間がかからないギヤボックスが提供される。

符号の説明

[0093]
51 駆動軸(第1軸)
53 ウォーム(第1ギヤ)
55 従動軸(第2軸)
57 ウォームホイール(第2ギヤ)
59,61 第1ケース
59a,61a 穴
63,65 第2ケース
63a,65a 穴
63b,63c,65b,65c 斜面(押し付け機構)

請求の範囲

[請求項1]
 第1ギヤを有する第1軸と、
 該第1軸と交差するように配置され、前記第1ギヤと噛み合う第2ギヤを有した第2軸と、
 前記第1ギヤを軸方向から挟み込むように配置され、前記第1軸が挿通する穴が形成された一対の第1ケースと、
 前記第2ギヤを軸方向から挟み込むように配置され、前記第2軸が挿通する穴が形成された一対の第2ケースと、
 前記第2ケースが前記第1ケース方向に押されると前記一対の第1ケース同士を押しつける押しつけ機構と、
 を有することを特徴とするギヤボックス。
[請求項2]
 前記押しつけ機構は、
 前記一対の第2ケースに形成され、前記一対の第1ケースを挟むように押接する2つの押接部であることを特徴とする請求項1記載のギヤボックス。
[請求項3]
 前記押しつけ機構は、前記一対の第2ケースに形成された押しつけ力発生面であり、
 前記押しつけ力発生面は、前記一対の第2ケースにより前記一対の第1ケースを押接すると、前記一対の第1ケース同士を押しつける方向の分力を発生させることを特徴とする請求項1記載のギヤボックス。
[請求項4]
 前記押しつけ力発生面は、前記一対の第1ケースの角部を押接する曲面であることを特徴とする請求項3記載のギヤボックス。
[請求項5]
 前記一対の第1ケースの前記第2ケースと対向する面は、円弧面であり、
 前記押しつけ力発生面は、前記第1ケースの円弧面と当接し、前記第1ケースの円弧面の径より小さな径の円弧面であることを特徴とする請求項3記載のギヤボックス。
[請求項6]
 前記押しつけ力発生面は、前記一対の第1ケースの角部が当接する斜面であることを特徴とする請求項3記載のギヤボックス。
[請求項7]
 前記押しつけ機構の押しつけ力で前記第1ケースと前記第2ケースの少なくとも一方が弾性変形し、その弾性反発力により発生する前記第1ケースと前記第2ケースとの間の静摩擦により、前記第1ケースと第2ケースとの組み付け状態が保持されることを特徴とする請求項1記載のギヤボックス。
[請求項8]
 前記第1ケースと、前記第2ケースとでは、弾性率が異なることを特徴とする請求項7記載のギヤボックス。
[請求項9]
 前記押しつけ機構の押しつけ力により弾性変形するリブを形成したことを特徴とする請求項7記載のギヤボックス。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]