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1. (WO2019031337) DATA PROCESSING DEVICE, DATA PROCESSING METHOD AND DATA PROCESSING PROGRAM
Document

明 細 書

発明の名称 データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

発明の概要

0004   0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020  

図面の簡単な説明

0021  

発明を実施するための形態

0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097  

符号の説明

0098  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16  

明 細 書

発明の名称 : データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム

技術分野

[0001]
 本発明は、医療関係者の業務を支援するためのデータの処理技術に関する。

背景技術

[0002]
 近年、日本国特開2017-102885号公報に開示されているように、患者に処方された薬剤の残量を管理する技術の開発が進められている。
[0003]
 医者は、患者に処方した薬剤の残量の情報を参照して、患者の薬剤の使用状況を把握することができる。医者は、薬剤の残量に応じて、患者に処方する次の薬剤の種類及び量を調整する。そのため、薬剤の残量の情報は、医者にとって、患者を診断するための重要な情報である。

発明の概要

[0004]
 しかしながら、医者は、薬剤の残量の情報のみから、薬剤が患者に合っているのかどうか、薬剤が患者に効いているのかどうかなど、患者を適切に診断することはできない。医者は、薬剤の残量の情報以外の情報も収集して、患者を診察しなければいけない。このように、医者は患者の状況を把握するのに時間を要しているので、診察業務の効率化が望まれている。
[0005]
 この発明は、医療関係者による患者の診察業務を支援することができるデータ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラムを提供しようとするものである。
[0006]
 この発明の第1の態様は、対象者の生体データを取得する生体データ取得部と、前記対象者に処方された薬剤の残量を推定する残量推定部と、前記生体データを示す生体データ表示及び前記残量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する表示データ作成部と、前記表示データを出力する表示データ出力部とを備えるデータ処理装置である。
[0007]
 この発明の第1の態様によれば、医療関係者は、血圧に関する疾患の診察に必要な情報である対象者の血圧データ及び残薬量を一見して容易に把握することができる。医療関係者は、対象者の血圧データ及び残薬量の組み合わせに応じて、医療関係者への対象者の受診に関する緊急度だけでなく、薬剤が対象者に合っているのかどうか、薬剤が対象者に効いているのかどうか、対象者のセルフタイトレーションがうまく行われているのかどうかなどを容易に把握することができる。その結果、医療関係者は、効率的に対象者を診察することができる。
[0008]
 この発明の第2の態様は、第1の態様のデータ処理装置において、前記生体データ及び前記残量に基づいて、医療関係者への前記対象者の受診に関する緊急度を判断する判断部をさらに備え、前記表示データ作成部が、前記緊急度を示す緊急度表示を含む前記表示画面を構成する前記表示データを作成するようにしたものである。
[0009]
 この発明の第2の態様によれば、医療関係者は、医療関係者への対象者の受診に関する緊急度を容易に把握することができる。その結果、医療関係者は、効率的に対象者を診察することができる。
[0010]
 この発明の第3の態様は、第1の態様のデータ処理装置において、前記表示データ作成部が、前記残量に応じて異なる前記残薬量表示を含む前記表示画面を構成する前記表示データを作成するようにしたものである。
[0011]
 この発明の第3の態様によれば、医療関係者は、残薬量を容易に把握することができる。その結果、医療関係者は、効率的に対象者を診察することができる。
[0012]
 この発明の第4の態様は、第1の態様のデータ処理装置において、前記残量推定部が、前記薬剤が処方された日付、前記薬剤の処方日数及び前記対象者により入力された前記薬剤の服用に関する情報に基づいて、前記残量を推定するようにしたものである。
[0013]
 この発明の第4の態様によれば、データ処理装置は、対象者により入力された薬剤の服用に関する情報を用いることで、残薬量の推定精度を高めることができる。その結果、医療関係者は、確度の高い残薬量の情報を参照することで、適切に対象者を診察することができる。
[0014]
 この発明の第5の態様は、前記生体データ及び前記残量に基づいて、医療関係者による前記対象者の診察を支援するための診察支援メッセージを複数の候補の中から判断する判断部をさらに備え、前記表示データ作成部が、前記診察支援メッセージを含む前記表示画面を構成する前記表示データを作成するようにしたものである。
[0015]
 この発明の第5の態様によれば、医療関係者は、診察支援メッセージの支援により、生体データと残薬量の組み合わせに応じた検討事項を一見して容易に把握することができるので、効率よく対象者を診察することができる。
[0016]
 この発明の第6の態様は、対象者の生体データを取得する生体データ取得過程と、前記対象者に処方された薬剤の残量を取得する残量推定過程と、前記生体データを示す生体データ表示及び前記残量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する表示データ作成過程と、前記表示データを出力する表示データ出力過程とを備えるデータ処理方法である。
[0017]
 この発明の第6の態様によれば、データ処理方法は、上述の第1の態様と同様の効果を得ることができる。
[0018]
 この発明の第7の態様は、第1の態様から第5の態様のうちの何れかの態様のデータ処理装置が備える各部としてコンピュータを機能させる情報処理プログラムである。
[0019]
 この発明の第7の態様によれば、データ処理プログラムは、上述の第1の態様と同様の効果を得ることができる。
[0020]
 本発明によれば、医療関係者による患者の診察業務を支援する技術を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0021]
[図1] 図1は、実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバの適用例を示すブロック図である。
[図2] 図2は、実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバを含むデータ伝送システムを例示するブロック図である。
[図3] 図3は、実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバのハードウェア構成を例示するブロック図である。
[図4] 図4は、実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバのソフトウェア構成を例示するブロック図である。
[図5] 図5は、実施形態に係る緊急度及び診察支援メッセージを例示する図である。
[図6] 図6は、実施形態に係る表示データに基づく第1の表示画面を示す図である。
[図7] 図7は、実施形態に係る表示データに基づく第2の表示画面を示す図である。
[図8] 図8は、実施形態に係る表示データに基づく第3の表示画面を示す図である。
[図9] 図9は、実施形態に係る表示データに基づく第4の表示画面を示す図である。
[図10] 図10は、実施形態に係る表示データに基づく第5の表示画面を示す図である。
[図11] 図11は、実施形態に係る表示データに基づく第6の表示画面を示す図である。
[図12] 図12は、実施形態に係る表示データに基づく第7の表示画面を示す図である。
[図13] 図13は、実施形態に係る表示データに基づく第8の表示画面を示す図である。
[図14] 図14は、実施形態に係る表示データに基づく第9の表示画面を示す図である。
[図15] 図15は、実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバによる表示データの出力動作を例示するフローチャートである。
[図16] 図16は、実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバによる緊急度の判断動作を例示するフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0022]
 以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語などで指定される。なお、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。
[0023]
 §1 適用例 
 図1は、本実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバ10の適用例を模式的に示す図である。 
 医療関係者用表示画面サーバ10は、医療関係者による患者の診察業務を支援するための表示画面を構成する表示データを作成する。 
 医療関係者用表示画面サーバ10は、記憶部12と、通信インタフェース13と、生体データ取得部1111と、残量推定部1112と、判断部1113と、表示データ作成部1114と、表示データ出力部1115とを備える。
[0024]
 生体データ取得部1111は、記憶部12から患者の血圧データを取得する。生体データ取得部1111は、患者の血圧データを判断部1113及び表示データ作成部1114へ出力する。 
 残量推定部1112は、患者の残薬量を推定する。残量推定部1112は、残薬量を示す情報を判断部1113及び表示データ作成部1114へ出力する。 
 判断部1113は、血圧データ及び残薬量に基づいて、医療関係者への患者の受診に関する緊急度を判断する。判断部1113は、緊急度を示す情報を表示データ作成部1114へ出力する。
[0025]
 表示データ作成部1114は、血圧データを示す血圧データ表示及び残薬量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する。表示データ作成部1114は、血圧データ表示及び残薬量表示に加えて、緊急度を示す緊急度表示を含む表示画面を構成する表示データを作成するようにしてもよい。表示データ作成部1114は、表示データを表示データ出力部1115へ出力する。 
 表示データ出力部1115は、表示データを通信インタフェース13へ出力する。通信インタフェース13は、ネットワークを介して、表示データを医療関係者用携帯端末20へ送信する。
[0026]
 医療関係者用携帯端末20は、上述のように医療関係者用表示画面サーバ10で作成された表示データに基づく表示画面を構成する。医療関係者は、表示画面を確認しながら患者を診察することができる。
[0027]
 以上のとおり、本実施形態によれば、医療関係者用表示画面サーバ10は、医療関係者による患者の診察業務を支援することができる。
[0028]
 §2 構成例 
 <データ伝送システム> 
 図2は、本実施形態に係る医療関係者用表示画面サーバ10を含むデータ伝送システムを例示するブロック図である。
[0029]
 データ伝送システムは、医療関係者用表示画面サーバ10と、医療関係者用携帯端末20と、血圧計30と、体重計40と、活動量計50と、患者用携帯端末60と、データクラウド70と、データ抽出サーバ80とを備えている。
[0030]
 医療関係者用表示画面サーバ10は、医療関係者による患者の診察業務を支援するための表示画面を構成する表示データを作成し、表示データを医療関係者用携帯端末20へ出力する。医療関係者用表示画面サーバ10は、データ処理装置の一例である。医療関係者用表示画面サーバ10の構成については後述する。例えば、医療関係者は医者であるが、これに限定されない。患者は、対象者と称することもある。
[0031]
 医療関係者用携帯端末20は、スマートフォンまたはタブレットであるが、これらに限定されない。医療関係者用携帯端末20は、ネットワークを介して、医療関係者用表示画面サーバ10から表示データを受信する。例えば、ネットワークは、病院内のWLAN(Wireless Local Area Network)またはインターネットであるが、これらに限定されない。医療関係者用携帯端末20は、表示データに基づく表示画面を構成する。
[0032]
 血圧計30は、患者の血圧を1拍毎に連続的に測定可能な血圧計である。例えば、血圧計30は、ウェアラブル型の血圧計である。血圧計30は、患者の血圧を測定することで血圧データを取得する。
[0033]
 血圧データは、収縮期血圧SBP(Systolic Blood Pressure)及び拡張期血圧DBP(Diastolic Blood Pressure)の値と脈拍数とを含み得るが、これらに限定されない。さらに、血圧データは、血圧の測定日時を含む。測定日時は、血圧計30に実装される時計機能によって検出される。血圧計30は、脈波伝播時間(PTT:Pulse Transit Time)から患者の血圧を測定してもよいし、トノメトリ法または他の技法により測定してもよい。血圧計30は生体情報測定装置の一例である。血圧データは生体データの一例である。血圧計30は、近距離無線通信を用いて、患者の血圧データを患者用携帯端末60へ送信する。例えば、近距離無線通信はブルートゥース(登録商標)による通信であるが、これに限定されない。
[0034]
 体重計40は、患者の体重を測定する。体重計40は生体情報測定装置の一例である。体重データは生体データの一例である。体重計40は、近距離無線通信を用いて、患者の体重データを患者用携帯端末60へ送信する。
[0035]
 活動量計50は、互いに直交する3方向の加速度を表す加速度信号を用いて、患者の活動量を連続的に測定する。活動量計50は、患者の活動量を測定することで活動量データを取得する。活動量データは、活動量の測定日時を含む。測定日時は、活動量計50に実装される時計機能によって検出される。活動量計50は、近距離無線通信を用いて、患者の活動量データを患者用携帯端末60へ送信する。
[0036]
 患者用携帯端末60は、スマートフォンまたはタブレットであるが、これらに限定されない。患者用携帯端末60は、近距離無線通信を用いて、血圧計30から血圧データを受信する。患者用携帯端末60は、インターネットなどのネットワークを介して、患者用携帯端末60を所有する患者の識別情報に紐付けて血圧データをデータクラウド70へ送信する。
[0037]
 患者用携帯端末60は、近距離無線通信を用いて、体重計40から体重データを受信する。患者用携帯端末60は、体重データ及び予め登録されている患者の身長の情報を参照し、患者のBMI(Body Mass Index)データを作成する。BMIデータは、生体データの一例である。患者用携帯端末60は、体重計40から体重データを受信した日時を、患者が体重を測定した日時としてBMIデータに含める。患者用携帯端末60が体重計40から体重データを受信した日時は、患者用携帯端末60に実装される時計機能によって検出される。患者用携帯端末60は、インターネットなどのネットワークを介して、患者用携帯端末60を所有する患者の識別情報に紐付けてBMIデータをデータクラウド70へ送信する。
[0038]
 患者用携帯端末60は、近距離無線通信を用いて、活動量計50から活動量データを受信する。患者用携帯端末60は、インターネットなどのネットワークを介して、患者用携帯端末60を所有する患者の識別情報に紐付けて活動量データをデータクラウド70へ送信する。
[0039]
 データクラウド70は、表示データの作成に用いられる複数の患者に関するデータを記憶するサーバである。データクラウド70は、各患者の識別番号に紐付けてデータを記憶する。例えば、データクラウド70は、血圧データ、BMIデータ及び活動量データを記憶する。
[0040]
 データ抽出サーバ80は、インターネットなどのネットワークを介して、医療関係者用表示画面サーバ10及びデータクラウド70と通信する。データ抽出サーバ80は、医療関係者用表示画面サーバ10からの要求に応じて、表示データの作成に用いられるデータをデータクラウド70から抽出する。例えば、データ抽出サーバ80は、医療関係者用表示画面サーバ10からの要求に含まれる患者の識別番号を参照する。データ抽出サーバ80は、この識別番号に紐付けられているデータをデータクラウド70から抽出する。例えば、データ抽出サーバ80は、データクラウド70から血圧データ、BMIデータ及び活動量データを抽出する。データ抽出サーバ80は、データクラウド70から抽出したデータを医療関係者用表示画面サーバ10へ送信する。
[0041]
 <医療関係者用表示画面サーバ> 
 [ハードウェア構成] 
 図3は、医療関係者用表示画面サーバ10のハードウェア構成の一例を模式的に示す図である。 
 医療関係者用表示画面サーバ10は、制御部11と、記憶部12と、通信インタフェース13とが電気的に接続されたコンピュータである。なお、図3では、通信インタフェースを、「通信I/F」と記載している。
[0042]
 制御部11は、医療関係者用表示画面サーバ10の各部の動作を制御する。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113などを含む。CPU111は、プロセッサの一例である。CPU111は、記憶部12に格納された医療関係者用表示画面サーバ10を機能させるためのプログラムをRAM113に展開する。そして、CPU111がRAM113に展開されたプログラムを解釈及び実行することで、制御部11は、様々な情報処理を実行可能である。例えば、制御部11は、CPU111がRAM113に展開されたプログラムを解釈及び実行することで、ソフトウェア構成の項目において説明される生体データ取得部1111、残量推定部1112、判断部1113、表示データ作成部1114及び表示データ出力部1115を実行可能となる。
[0043]
 記憶部12は、いわゆる補助記憶装置である。例えば、記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)であるが、これに限定されない。記憶部12は、制御部11で実行されるプログラム及び制御部11によって使用される各種データを記憶する。プログラムは、制御部11を動作させる命令ということもできる。
[0044]
 記憶部12は、患者に関する種々の情報を記憶している。例えば、記憶部12は、患者に設定された血圧の目標値を、患者の識別番号に紐付けて記憶している。血圧の目標値は、医療関係者用携帯端末20から送信される情報に基づいている。一例を説明する。医療関係者は、患者の血圧データを参照して、患者の血圧の目標値を医療関係者用携帯端末20で設定する。医療関係者用携帯端末20は、血圧の目標値及び患者の識別番号を示す設定情報を医療関係者用表示画面サーバ10へ送信する。医療関係者用表示画面サーバ10は、設定情報に基づいて、患者に設定された血圧の目標値を、患者の識別番号に紐付けて記憶部12に記憶させる。
[0045]
 記憶部12は、患者データベース及び残薬量データベースを含む。 
 患者データベースは、データ抽出サーバ80を介してデータクラウド70から取得された各患者の血圧データ、BMIデータ及び活動量データを、各患者の識別番号に紐付けて蓄積する。
[0046]
 残薬量データベースは、各患者に処方された薬剤の残量(以下、残薬量とも称する)に関するデータを、各患者の識別番号に紐付けて蓄積する。残薬量に関するデータは、薬剤の種類、薬剤が処方された日付、薬剤の処方日数及び患者により入力された薬剤の服用に関する情報を含む。なお、薬剤が処方された日付は、患者の最終来院日に相当する。
[0047]
 薬剤の種類、薬剤が処方された日付及び薬剤の処方日数は、医療関係者用携帯端末20から送信される情報に基づいている。一例を説明する。医療関係者は、患者に処方する薬剤の種類及び薬剤の処方日数を医療関係者用携帯端末20で設定する。医療関係者用携帯端末20は、薬剤の種類及び薬剤の処方日数に加えて、患者の識別番号及び薬剤が処方された日付を取得する。医療関係者用携帯端末20は、薬剤の種類、薬剤の処方日数、患者の識別番号及び薬剤が処方された日付を示す設定情報を医療関係者用表示画面サーバ10へ送信する。医療関係者用表示画面サーバ10は、設定情報に基づいて、残薬量データベースを更新する。
[0048]
 薬剤の服用に関する情報は、患者が指定の用法及び用量で薬剤を服用しているか否かを示す情報である。薬剤の服用に関する情報は、患者用携帯端末60から送信される情報に基づいている。一例を説明する。患者は、予め定められた期間毎に、この期間内に指定の用法及び用量で薬剤を服用したことを患者用携帯端末60で入力する。例えば、患者は、1日毎に、1日分の薬剤を服用したことを患者用携帯端末60で入力する。これに代えて、患者は、予め定められた期間毎に、この期間内に指定の用法及び用量で薬剤を服用し忘れたことを患者用携帯端末60で入力してもよい。例えば、患者は、1日毎に、1日分の薬剤を服用し忘れたことを患者用携帯端末60で入力する。患者用携帯端末60は、患者による入力情報を医療関係者用表示画面サーバ10へ送信する。医療関係者用表示画面サーバ10は、入力情報に基づいて、残薬量データベースを更新する。
[0049]
 通信インタフェース13は、移動通信(3G、4Gなど)及びWLANなどのための各種無線通信モジュールを含む。通信インタフェース13は、医療関係者用携帯端末20、患者用携帯端末60及びデータ抽出サーバ80と通信する。
[0050]
 なお、医療関係者用表示画面サーバ10の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部11は、複数のプロセッサを含んでもよい。
[0051]
 <医療関係者用表示画面サーバ> 
 [ソフトウェア構成] 
 図4は、医療関係者用表示画面サーバ10のソフトウェア構成の一例を模式的に示す図である。 
 制御部11は、生体データ取得部1111と、残量推定部1112と、判断部1113と、表示データ作成部1114と、表示データ出力部1115とを実装する。説明の簡略化のため、ここでは、制御部11が1人の患者の各種表示を含む表示画像を構成する表示データを作成する例を説明する。なお、制御部11は、複数の患者のそれぞれの各種表示を含む表示画像を構成する表示データも同様に作成することができる。
[0052]
 生体データ取得部1111について説明する。 
 生体データ取得部1111は、以下に例示するように、患者の血圧データを取得する。生体データ取得部1111は、記憶部12に含まれる患者データベースから、患者の識別番号に紐付けられている血圧データを取得する。生体データ取得部1111は、患者の血圧データを判断部1113及び表示データ作成部1114へ出力する。
[0053]
 残量推定部1112について説明する。 
 残量推定部1112は、以下に例示するように、患者に処方された薬剤の残量を推定する。例えば、残量推定部1112は、薬剤が処方された日付、薬剤の処方日数及び患者により入力された薬剤の服用に関する情報に基づいて、残薬量を推定する。この例では、まず、残量推定部1112は、薬剤が処方された日から現在までの経過日数を算出する。次に、残量推定部1112は、薬剤の服用に関する情報に基づいて、薬剤が処方された日から現在までの間に患者が薬剤を服用し忘れた日数を算出する。残量推定部1112は、薬剤の処方日数から経過日数及び患者が薬剤を服用し忘れた日数を差し引いた残りの日数分の薬剤の量を残薬量として推定する。 
 残量推定部1112は、残薬量を示す情報を判断部1113及び表示データ作成部1114へ出力する。
[0054]
 判断部1113について説明する。 
 判断部1113は、以下に例示するように、血圧データ及び残薬量に基づいて、医療関係者への患者の受診に関する緊急度を判断する。この例では、判断部1113は、生体データ取得部1111からの患者の血圧データ及び残量推定部1112からの残薬量を示す情報を参照する。判断部1113による緊急度の判断例については後述する。判断部1113は、緊急度を示す情報を表示データ作成部1114へ出力する。
[0055]
 さらに、判断部1113は、以下に例示するように、血圧データ及び残薬量に基づいて、医療関係者による患者の診察を支援するための診察支援メッセージを複数の候補の中から選択(判断)する。この例では、判断部1113は、生体データ取得部1111からの患者の血圧データ、残量推定部1112からの残薬量を示す情報及び記憶部12に記憶されている複数の診察支援メッセージを参照する。記憶部12は、血圧値と残薬量との組み合わせを、予め設定されている複数の診察支援メッセージのそれぞれと対応付けて記憶している。なお、本実施形態で説明する血圧値とは、収縮期血圧SBPの値及び拡張期血圧DBPの値の両方を指しているものとする。判断部1113による診察支援メッセージの選択例については後述する。判断部1113は、診察支援メッセージを示す情報を表示データ作成部1114へ出力する。
[0056]
 なお、緊急度の判断及び診察支援メッセージの選択は、判断部1113によって実行されているが、制御部11に実装される別個の要素によって実行されてもよい。
[0057]
 表示データ作成部1114について説明する。 
 表示データ作成部1114は、以下に例示するように、種々の表示データを作成する。例えば、表示データ作成部1114は、血圧データを示す血圧データ表示及び残薬量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する。血圧データ表示及び残薬量表示は、患者の表示に関連付けられている。例えば、患者の表示は、患者名及び患者番号である。血圧データ表示は、最近5日間の平均血圧値を示していてもよい。
[0058]
 表示データ作成部1114は、残薬量に応じて異なる残薬量表示を含む表示画像を構成する表示データを作成するようにしてもよい。例えば、残薬量表示は残薬量に応じた3段階の表示であるが、2段階または4段階以上であってもよい。例えば、残薬量がない場合、残薬量表示は、「×」を示す。残薬量が0日分より多く10日分未満である場合、残薬量表示は、「△」を示す。残薬量が10日分以上である場合、残薬量表示は、「○」を示す。なお、残薬量表示は、上述の記号に代えて、残薬量に応じた異なる色を示してもよく、残薬量に応じた絵柄を示してもよく、その表示態様は限定されない。
[0059]
 表示データ作成部1114は、血圧データ表示及び残薬量表示に加えて、緊急度を示す緊急度表示を含む表示画面を構成する表示データを作成するようにしてもよい。この例では、血圧データ表示、残薬量表示及び緊急度表示は、患者の表示に関連付けられている。緊急度表示は、緊急度に応じて異なる色を示す。なお、緊急度表示は、色に代えて、緊急度応じて異なる記号を示してもよく、その表示態様は限定されない。
[0060]
 表示データ作成部1114は、血圧データ表示、残薬量表示及び緊急度表示に加えて、目標値表示、薬剤数表示、最終来院表示、診察支援メッセージの表示及び残薬量の計算式の表示のうちの少なくとも一つの表示を含む表示画像を構成する表示データを作成してもよい。これらの表示は、患者の表示に関連付けられている。目標値表示は、記憶部12に記憶されている患者に設定された血圧の目標値の情報に基づいている。薬剤数表示は、残薬量データベースに蓄積されている患者に処方された薬剤の種類に基づいている。最終来院表示は、残薬量データベースに蓄積されている薬剤が処方された日付に基づいている。診察支援メッセージの表示は、判断部1113で選択された診察支援メッセージに基づいている。残薬量の計算式の表示は、残薬量の推定に用いられる薬剤の処方日数、経過日数及び患者が薬剤を服用し忘れた日数に基づいている。
[0061]
 さらに、表示データ作成部1114は、患者毎の詳細を示す表示画面を構成する表示データを作成するようにしてもよい。詳細を示す表示画面は、血圧データ表示、BMIデータを示すBMIデータ表示、活動量データを示す活動量データ表示及び医療関係者用設定欄の表示などを含む。血圧データ表示は、最近5日間の平均血圧値の表示及び最終来院から5日間の平均血圧値の表示を含む。さらに、血圧データ表示は、月、週または日毎の血圧の変化を示すグラフの表示を含む。BMIデータ表示は、月、週または日毎のBMIの変化を示すグラフの表示を含む。活動量データ表示は、月、週または日毎の活動量の変化を示すグラフの表示を含む。医療関係者用設定欄の表示は、患者の診察に関する情報を設定可能に構成されている。例えば、医療関係者用設定欄の表示は、職場での血圧値、患者の血圧の目標値、医療関係者及び患者へ警告を発するための閾値となる血圧値、処方する薬剤の種類及び薬剤の処方日数を設定可能に構成されている。
[0062]
 表示データ作成部1114は、これら以外の表示画面を構成する表示データを作成するようにしてもよい。 
 表示データに基づく表示画面については後述する。 
 表示データ作成部1114は、表示データを表示データ出力部1115へ出力する。
[0063]
 表示データ出力部1115について説明する。 
 表示データ出力部1115は、以下に例示するように、表示データを出力する。表示データ出力部1115は、表示データ作成部1114から表示データを受け取る。表示データ出力部1115は、表示データを通信インタフェース13へ出力する。通信インタフェース13は、ネットワークを介して、表示データを医療関係者用携帯端末20へ送信する。
[0064]
 <緊急度及び診察支援メッセージ> 
 図5は、緊急度及び診察支援メッセージを例示する図である。 
 はじめに、判断部1113による緊急度の判断例について説明する。 
 ここでは、判断部1113が緊急度を3段階(高、中、低)で判断する例を説明する。なお、判断部1113は、緊急度を2段階で判断しても、4段階以上で判断してもよい。
[0065]
 まず、判断部1113は、生体データ取得部1111から血圧データを取得する。判断部1113は、血圧データから血圧値を取得する。例えば、判断部1113は、最近5日間の血圧値の平均値を算出することで、血圧値を取得する。なお、判断部1113が緊急度の判断に用いる血圧値は、最近10日間の平均値または前日の平均値などであってもよく、限定されない。判断部1113は、血圧値が基準を満たすか否かを判断する。基準は、血圧値が適正か否かを評価するために任意に設定されている。例えば、基準は、収縮期血圧SBPの値が140mmHg未満かつ拡張期血圧DBPの値が90mmHg未満であるが、これに限定されない。血圧値が基準を満たす場合、判断部1113は、患者の血圧値が適正であると判断する。他方、血圧値が基準を満たさない場合、判断部1113は、患者の血圧値が高いと判断する。
[0066]
 次に、判断部1113は、残薬量を判断する。ここでは、判断部1113は、残薬量を評価するために任意に設定されている基準値を参照する。例えば、基準値は10日分の薬剤の量であるが、これに限定されない。残薬量が0である場合、判断部1113は、残薬量がないと判断する。残薬量が0よりも多く基準値未満である場合、判断部1113は、残薬量が少しであると判断する。残薬量が基準値以上である場合、判断部1113は、残薬量が多いと判断する。
[0067]
 判断部1113は、上述のように分類した血圧値と残薬量の組み合わせに基づいて、緊急度を判断する。血圧値が高い、かつ、残薬量がない場合、判断部1113は、緊急度を「高」と判断する。血圧値が高い、かつ、残薬量がある場合、判断部1113は、緊急度を中と判断する。残薬量によらず、血圧値が適正である場合、判断部1113は、緊急度を「低」と判断する。
[0068]
 なお、判断部1113は、血圧データ及び残薬量に基づく緊急度の判断に代えて、血圧データに基づいて緊急度を判断してもよい。ここでは、判断部1113が緊急度を3段階(高、中、低)で判断する例を説明する。なお、判断部1113は、緊急度を2段階で判断しても、4段階以上で判断してもよい。
[0069]
 判断部1113は、上述のように、血圧データから血圧値を取得する。収縮期血圧SBPの値が160mmHg以上または拡張期血圧DBPの値が100mmHg以上である場合、判断部1113は、緊急度を「高」と判断する。収縮期血圧SBPの値が140mmHg以上160mmHg未満または拡張期血圧DBPの値が90mmHg以上100mmHg未満である場合、判断部1113は、緊急度を「中」と判断する。収縮期血圧SBPの値が140mmHg未満及び拡張期血圧DBPの値が90mmHg未満である場合、判断部1113は、緊急度を「低」と判断する。
[0070]
 次に、判断部1113による診察支援メッセージの選択例について説明する。 
 判断部1113は、上述のように分類した血圧値と残薬量の組み合わせに基づいて、図5の「判断」の項目に示すような診察支援メッセージを複数の候補の中から選択する。血圧値が高い、かつ、残薬量がない場合、判断部1113は、至急投薬が必要であることの検討を医療関係者へ促す診察支援メッセージを選択する。血圧値が高い、かつ、残薬量が少しである場合、判断部1113は、患者の来院予約が必要であることの検討及び増薬が必要か否かの検討を医療関係者へ促す診察支援メッセージを選択する。血圧値が高い、かつ、残薬量が多い場合、判断部1113は、患者が薬剤を飲んでいるのか否かまたは増薬が必要か否かの検討を医療関係者へ促す診察支援メッセージを選択する。血圧値が適正、かつ、残薬量がない場合、判断部1113は、薬剤が不要であることの検討あるいは減薬の可能性の検討を医療関係者へ促す診察支援メッセージを選択する。血圧値が適正、かつ、残薬量が少しである場合、判断部1113は、患者に来院予約のお知らせを実施することの検討を医療関係者へ促す示す診察支援メッセージを選択する。血圧値が適正、かつ、残薬量が多い場合、判断部1113は、患者のセルフタイトレーションがうまく行われている可能性の検討及びウォッチでよいことの検討を医療関係者へ促す診察支援メッセージを選択する。ここで、セルフタイトレーションとは、患者が自己の血圧データを参照して、自己の判断により薬剤の服用量及び服用間隔を調整することをいう。
[0071]
 上述のように、判断部1113は、緊急度が「中」または「低」であっても、残薬量に応じて異なる診察支援メッセージを選択する。その理由は、血圧値と残薬量の組み合わせに応じて、医療関係者に望まれる検討事項が異なるからである。
[0072]
 <表示画面> 
 医療関係者用携帯端末20は、医療関係者用表示画面サーバ10によって作成された種々の表示データに基づいて、種々の表示画面を構成する。ここでは、表示データに基づく表示画面のいくつかの例について説明する。 
 図6から図14は、表示データに基づく表示画面の例を模式的に示す図である。
[0073]
 図6は、表示データに基づく第1の表示画面を示す。第1の表示画面は、検索ボックス表示201、リンク表示202及びリンク表示203を含む。検索ボックス表示201は、全患者の中から特定の患者を検索するために、患者名、患者番号または緊急度などのキーワードを入力可能に構成されている。リンク表示202は、医療関係者による選択に応答して、全患者の一覧を示す表示画面へリンクするように構成されている。リンク表示203は、医療関係者による選択に応答して、次の診察対象の患者の詳細を示す表示画面へリンクするように構成されている。
[0074]
 図7は、表示データに基づく第2の表示画面を示す。第2の表示画面は、第1の表示画面の検索ボックス表示201にキーワードが入力されることに応答して、第1の表示画面から遷移する。第2の表示画面は、検索ボックス表示201に入力されたキーワードを名前の一部に含む患者の一覧を示す。第2の表示画面は、血圧データ表示、残薬量表示、緊急度表示204、目標値表示、薬剤数表示及び最終来院表示を含む。これらの表示は、患者の表示に関連付けられている。例えば、残薬量表示は、残薬量に応じて異なる記号を示す。例えば、緊急度表示204は、緊急度応じて異なる色を示す。なお、第2の表示画面は、少なくとも血圧データ表示及び残薬量表示を含んでいればよく、上述の全ての表示を含んでいなくてもよい。後述の第3~第5の表示画面も第2の表示画面と同様に、少なくとも血圧データ表示及び残薬量表示を含んでいればよく、上述の全ての表示を含んでいなくてもよい。
[0075]
 なお、第2の表示画面は、医療関係者によるカーソル操作に応答して表示される診察支援メッセージの表示を含んでいてもよい。例えば、診察支援メッセージの表示は、医療関係者が任意の患者の欄にカーソルを合わせることに応答して、この患者について選択された診察支援メッセージを示す。医療関係者は、診察支援メッセージの支援により、効率よく患者を診察することができる。なお、後述の第3~第5の表示画面も第2の表示画面と同様に診察支援メッセージの表示を含んでいてもよい。
[0076]
 図8は、表示データに基づく第3の表示画面を示す。第3の表示画面は、第2の表示画面と同様に、検索ボックス表示201に入力されたキーワードを名前の一部に含む患者の一覧を示す。第3の表示画面は、第2の表示画面と同様に、血圧データ表示、残薬量表示、緊急度表示204、目標値表示、薬剤数表示及び最終来院表示を含む。さらに、第3の表示画面は、医療関係者によるカーソル操作に応答して表示される残薬量の計算式の表示を含む。例えば、残薬量の計算式の表示は、医療関係者が任意の患者の欄にカーソルを合わせることに応答して、この患者について推定された残薬量を示す。残薬量の計算式の表示は、残薬量に加えて、残薬量の推定に用いられた薬剤の処方日数、経過日数及び患者が薬剤を服用し忘れた日数を示す。
[0077]
 図9は、表示データに基づく第4の表示画面を示す。第4の表示画面は、第1の表示画面のリンク表示202の選択に応答して、第1の表示画面から遷移する。第4の表示画面は、全患者一覧を示す。なお、第4の表示画面は、第2の表示画面または第3の表示画面に含まれるリンク表示202の選択に応答して、第2の表示画面または第3の表示画面から遷移してもよい。第4の表示画面は、第2の表示画面と同様に、血圧データ表示、残薬量表示、緊急度表示204、目標値表示、薬剤数表示及び最終来院表示を含む。さらに、第4の表示画面は、警告表示205を含む。警告表示205は、血圧値が医療関係者によって設定された閾値を超えていることを示す。医療関係者は、第4の表示画面をスクロールすることで、全患者の情報を確認することができる。
[0078]
 図10は、表示データに基づく第5の表示画面を示す。第5の表示画面は、第4の表示画面と同様に、全患者一覧を示す。さらに、第5の表示画面は、第3の表示画面と同様に、医療関係者によるカーソル操作に応答して表示される残薬量の計算式の表示を含む。
[0079]
 図11は、表示データに基づく第6の表示画面を示す。第6の表示画面は、診断対象の患者の詳細を示す。第6の表示画面は、医療関係者による第1の表示画面のリンク表示203の選択に応答して、第1の表示画面から遷移する。第6の表示画面は、最近5日間の平均血圧値、最終来院から5日間の平均血圧値及び月、週または日毎の血圧の変化を示すグラフを含む血圧データ表示を含む。
[0080]
 図12は、表示データに基づく第7の表示画面を示す。第7の表示画面は、診断対象の患者の詳細を示す。第7の表示画面は、医療関係者による第6の表示画面のBMI情報の欄の選択に応答して表示されるBMIデータ表示を含む。BMIデータ表示は、月、週または日毎のBMIの変化を示すグラフを含む。
[0081]
 図13は、表示データに基づく第8の表示画面を示す。第8の表示画面は、診断対象の患者の詳細を示す。第8の表示画面は、医療関係者による第6の表示画面の活動量情報の欄の選択に応答して表示される活動量データ表示を含む。活動量データ表示は、月、週または日毎の活動量の変化を示すグラフを含む。
[0082]
 図14は、表示データに基づく第9の表示画面を示す。第9の表示画面は、診断対象の患者の詳細を示す。第9の表示画面は、第6の表示画面の所定の欄の選択に応答して表示される医療関係者用設定欄の表示を含む。医療関係者は、患者の診断に応じて、各種情報を設定することができる。例えば、医療関係者は、職場での血圧値、患者の血圧の目標値、医療関係者及び患者へ警告を発するための閾値となる血圧値、処方する薬剤の種類及び薬剤の処方日数を設定することができる。医療関係者用携帯端末20は、医療関係者用設定欄で設定された情報を医療関係者用表示画面サーバ10へ送信する。
[0083]
 §3 動作例 
 <医療関係者用表示画面サーバ> 
 (表示データの出力動作) 
 図15は、医療関係者用表示画面サーバ10による表示データの出力動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換及び追加が可能である。
[0084]
 生体データ取得部1111は、例示したように、患者の血圧データを取得する(ステップS101)。 
 残量推定部1112は、例示したように、残薬量を推定する(ステップS102)。
[0085]
 表示データ作成部1114は、例示したように、血圧データを示す血圧データ表示及び残薬量を示す残薬量表示を含む表示画像を構成する表示データを作成する(ステップS103)。なお、表示データ作成部1114は、血圧データ表示及び残薬量表示に加えて、または、これらに代えて、別の表示を含む表示画面を構成する表示データを作成するようにしてもよい。 
 表示データ出力部1115は、例示したように、表示データを出力する(ステップS104)。
[0086]
 <医療関係者用表示画面サーバ> 
 (緊急度の判断動作) 
 図16は、医療関係者用表示画面サーバ10による緊急度の判断動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換及び追加が可能である。
[0087]
 判断部1113は、例示したように、患者の血圧データを取得する(ステップS201)。 
 判断部1113は、例示したように、血圧値が基準を満たすか否かを判断する(ステップS202)。
[0088]
 血圧値が基準を満たさない場合(ステップS202、No)、判断部1113は、例示したように、残薬量があるか否かを判断する(ステップS203)。残薬量がない場合(ステップS203、Yes)、判断部1113は、緊急度を「高」と判断する(ステップS204)。残薬量がある場合(ステップS203、No)、判断部1113は、緊急度を「中」と判断する(ステップS205)。
[0089]
 血圧値が基準を満たす場合(ステップS202、Yes)、判断部1113は、緊急度を「低」と判断する(ステップS206)。
[0090]
 [作用・効果]
 以上説明したように、本実施形態では、医療関係者用表示画面サーバ10は、血圧データ表示及び残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する。 
 これにより、医療関係者は、血圧に関する疾患の診察に必要な情報である患者の血圧データ及び残薬量を一見して容易に把握することができる。医療関係者は、患者の血圧データ及び残薬量の組み合わせに応じて、医療関係者への患者の受診に関する緊急度だけでなく、薬剤が患者に合っているのかどうか、薬剤が患者に効いているのかどうか、患者のセルフタイトレーションがうまく行われているのかどうかなどを容易に把握することができる。その結果、医療関係者は、効率的に患者を診察することができる。
[0091]
 さらに、本実施形態では、医療関係者用表示画面サーバ10は、緊急度表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する。 
 これにより、医療関係者は、医療関係者への患者の受診に関する緊急度を容易に把握することができる。その結果、医療関係者は、効率的に患者を診察することができる。
[0092]
 さらに、本実施形態では、医療関係者用表示画面サーバ10は、残薬量に応じて異なる残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する。 
 これにより、医療関係者は、残薬量を容易に把握することができる。その結果、医療関係者は、効率的に患者を診察することができる。
[0093]
 さらに、本実施形態では、医療関係者用表示画面サーバ10は、薬剤が処方された日付、薬剤の処方日数及び患者により入力された薬剤の服用に関する情報に基づいて、残薬量を推定する。 
 これにより、医療関係者用表示画面サーバ10は、患者により入力された薬剤の服用に関する情報を用いることで、残薬量の推定精度を高めることができる。その結果、医療関係者は、確度の高い残薬量の情報を参照することで、適切に患者を診察することができる。
[0094]
 さらに、本実施形態では、医療関係者用表示画面サーバ10は、医療関係者による患者の診察を支援するための診察支援メッセージを含む表示画面を構成する表示データを作成する。 
 これにより、医療関係者は、診察支援メッセージの支援により、血圧データと残薬量の組み合わせに応じた検討事項を一見して容易に把握することができるので、効率よく患者を診察することができる。
[0095]
 §4 変形例
 (変形例1)
 上記の実施形態では、血圧データを例にして説明したが、これに限定されない。上記の実施形態は、血圧データ以外の生体データにも適用可能である。生体データは、心電または脈拍数などの生体情報を示すデータであってもよい。この場合、患者に処方される薬剤は、心電または脈拍数に異常を起こす疾患に向けられたものである。
[0096]
 (その他の変形例)
 要するにこの発明は、上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
[0097]
 §5 付記 
 上記各実施形態の一部または全部は、特許請求の範囲のほか以下の付記に示すように記載することも可能であるが、これに限定されない。 
 (付記1) 
 対象者の生体データを取得し、
 前記対象者に処方された薬剤の残量を推定し、
 前記生体データを示す生体データ表示及び前記残量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成し、
 前記表示データを出力するように構成されているプロセッサと、
 前記プロセッサを動作させる命令を記憶するメモリと、
 を備えるデータ処理装置。 
 (付記2) 
 少なくとも1つのプロセッサを用いて、対象者の生体データを取得する生体データ取得過程と、
 前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記対象者に処方された薬剤の残量を取得する残量推定過程と、
 前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記生体データを示す生体データ表示及び前記残量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する表示データ作成過程と、
 前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記表示データを出力する表示データ出力過程と、
 を備えるデータ処理方法。

符号の説明

[0098]
10…医療関係者用表示画面サーバ 
11…制御部 
12…記憶部 
13…通信I/F 
20…医療関係者用携帯端末 
30…血圧計 
40…体重計 
50…活動量計 
60…患者用携帯端末 
70…データクラウド 
80…データ抽出サーバ 
111…CPU 
112…ROM 
113…RAM 
201…検索ボックス表示 
202…リンク表示 
203…リンク表示 
204…緊急度表示 
205…警告表示 
1111…生体データ取得部 
1112…残量推定部 
1113…判断部 
1114…表示データ作成部 
1115…表示データ出力部 

請求の範囲

[請求項1]
 対象者の生体データを取得する生体データ取得部と、
 前記対象者に処方された薬剤の残量を推定する残量推定部と、
 前記生体データを示す生体データ表示及び前記残量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する表示データ作成部と、
 前記表示データを出力する表示データ出力部と、
 を備えるデータ処理装置。
[請求項2]
 前記生体データ及び前記残量に基づいて、医療関係者への前記対象者の受診に関する緊急度を判断する判断部をさらに備え、
 前記表示データ作成部は、前記緊急度を示す緊急度表示を含む前記表示画面を構成する前記表示データを作成する、
 請求項1に記載のデータ処理装置。
[請求項3]
 前記表示データ作成部は、前記残量に応じて異なる前記残薬量表示を含む前記表示画面を構成する前記表示データを作成する、請求項1に記載のデータ処理装置。
[請求項4]
 前記残量推定部は、前記薬剤が処方された日付、前記薬剤の処方日数及び前記対象者により入力された前記薬剤の服用に関する情報に基づいて、前記残量を推定する、請求項1に記載のデータ処理装置。
[請求項5]
 前記生体データ及び前記残量に基づいて、医療関係者による前記対象者の診察を支援するための診察支援メッセージを複数の候補の中から判断する判断部をさらに備え、
 前記表示データ作成部は、前記診察支援メッセージを含む前記表示画面を構成する前記表示データを作成する、
 請求項1に記載のデータ処理装置。
[請求項6]
 対象者の生体データを取得する生体データ取得過程と、
 前記対象者に処方された薬剤の残量を取得する残量推定過程と、
 前記生体データを示す生体データ表示及び前記残量を示す残薬量表示を含む表示画面を構成する表示データを作成する表示データ作成過程と、
 前記表示データを出力する表示データ出力過程と、
 を備えるデータ処理方法。
[請求項7]
 請求項1から5のうちの何れか1項に記載のデータ処理装置が備える各部としてコンピュータを機能させるデータ処理プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]