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1. (WO2019065749) REST ASSISTANCE DEVICE AND REST ASSISTANCE METHOD
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明 細 書

発明の名称 休憩支援装置及び休憩支援方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231   0232   0233   0234   0235   0236   0237   0238  

産業上の利用可能性

0239  

符号の説明

0240  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : 休憩支援装置及び休憩支援方法

技術分野

[0001]
 本開示は、休憩支援装置及び休憩支援方法に関する。

背景技術

[0002]
 従来、乗員の睡眠状況に基づき、当該乗員が覚醒する時間帯に睡眠時間が混入しないように、睡眠をとるべき時間帯を提示する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特許第4761364号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 近年においては、乗員の疲労をより効率的に抑制すべく、乗員の状況に応じて休憩を推奨することが望まれている。
[0005]
 本開示は、乗員の状況に応じて休憩を推奨可能とすることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本開示の一態様に係る休憩支援装置は、移動体の目的地までの経路上にある複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する候補地探索部と、移動体の乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測部と、候補地探索部が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地から乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価部と、を備える。
[0007]
 本開示の一態様に係る休憩支援方法は、候補地探索部が、移動体の目的地までの経路上にある複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する経路探索工程と、サーカディアンリズム予測部が移動体の乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測工程と、評価部が、経路探索工程で検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測工程で予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地から乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価工程とを含む。

発明の効果

[0008]
 本開示によれば、乗員の状況に応じて休憩を推奨することができる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 図1は、本実施の形態に係る休憩支援装置の構成を示すブロック図である。
[図2] 図2は、実施の形態に係る候補地探索部が探索した経路上の複数の休憩候補地の一例を示す模式図である。
[図3] 図3は、実施の形態に係る評価内容の一覧の一例を示すテーブルである。
[図4] 図4は、実施の形態に係る移動体の適切な停止向きを説明するための説明図である。
[図5] 図5は、実施の形態に係る休憩推奨処理の流れを示すフローチャートである。
[図6] 図6は、実施の形態に係る休憩処理の流れを示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0010]
 (本開示の概要)
 上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る休憩支援装置は、移動体の目的地までの経路を探索し、当該経路上にある複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する候補地探索部と、移動体の乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測部と、候補地探索部が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地から乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価部と、を備える。
[0011]
 これによれば、評価部は、候補地探索部が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地のそれぞれを評価する。つまり、評価部は、各休憩候補地への到着時点での乗員のサーカディナンリズムを考慮して各休憩候補地を評価する。これにより、評価部は、複数の休憩候補地から乗員のサーカディアンリズムに適した推奨候補地を決定することができる。したがって、乗員の状況に応じた推奨候補地を乗員に推奨することができる。
[0012]
 また、評価部は、サーカディアンリズム予測部が予測した乗員のサーカディアンリズムに基づいて、当該乗員の仮眠に適した仮眠時刻を取得し、当該仮眠時刻を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0013]
 これによれば、評価部は、予測された乗員のサーカディアンリズムに基づいて、当該乗員の仮眠に適した仮眠時刻を取得し、当該仮眠時刻を含めて評価を行うので、仮眠に適した推奨候補地を決定することができる。
[0014]
 また、乗員の眠気を予測する眠気予測部を備え、評価部は、眠気予測部が予測した乗員の将来の眠気を示す将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0015]
 これによれば、評価部は、乗員の将来眠気予測値を含めて評価を行うので、より乗員の状況に適した推奨候補地を決定することができる。
[0016]
 また、候補地探索部は、眠気予測部から将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値に基づいて複数の休憩候補地を検出する。
[0017]
 これによれば、候補地探索部は、将来眠気予測値に基づいて複数の休憩候補地を検出するので、休憩候補地の検出時点で乗員の将来眠気予測値が反映されることになる。これにより、乗員の将来眠気予測値に適した休憩候補地を検出することができる。
[0018]
 また、眠気予測部は、候補地探索部が探索した経路に関する経路情報を取得し、当該経路情報に基づいて将来眠気予測値を補正する。
[0019]
 これによれば、眠気予測部が、経路情報に基づいて将来眠気予測値を補正しているので、各経路の状況に応じた将来眠気予測値に補正することができる。
[0020]
 また、眠気予測部は、乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報から前夜の睡眠時間を抽出し、当該睡眠時間に基づいて将来眠気予測値を補正する。
[0021]
 これによれば、眠気予測部が、乗員の前夜の睡眠時間に基づいて将来眠気予測値を補正しているので、より乗員の状況に応じた将来眠気予測値に補正することができる。
[0022]
 また、眠気予測部は、乗員の現時点での眠気を示す現在眠気予測値を予測し、候補地探索部は、眠気予測部が予測した現在眠気予測値が、所定値以上である場合には、経路上の路肩を休憩候補地とする。
[0023]
 これによれば、候補地探索部は、現在眠気予測値が所定値以上である場合には、経路上の路肩を休憩候補地とするので、乗員に路肩を休憩候補地として奨めることができる。したがって、眠気が高まった乗員を迅速に路肩で休憩させることが可能である。
[0024]
 また、複数の休憩候補地のそれぞれの周囲環境を予測する環境予測部を備え、評価部は、環境予測部が予測した複数の休憩候補地のそれぞれの周囲環境を示す複数の環境情報を取得し、当該複数の環境情報を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0025]
 これによれば、評価部が、複数の環境情報を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定しているので、より休憩に適した休憩候補地を推奨候補地とすることができる。
[0026]
 また、環境予測部は、複数の休憩候補地のそれぞれの周囲環境として、カフェイン飲料の購入しやすさを示すカフェイン購入可否度を予測し、評価部は、環境予測部が予測した複数の休憩候補地のそれぞれのカフェイン購入可否度を取得し、当該複数のカフェイン購入可否度を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0027]
 これによれば、評価部が、複数のカフェイン購入可否度を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定しているので、カフェイン飲料が購入しやすい休憩候補地を推奨候補地とすることができる。
[0028]
 また、候補地探索部は、評価部での評価結果が所定の閾値よりも小さい場合には、再度、複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する。
[0029]
 これによれば、評価部での評価結果が所定の閾値よりも小さい場合には、候補地探索部によって、複数の休憩候補地及びこれらの到着予想時刻が再検出されるので、推奨候補地が未決定となることを抑制することができる。
[0030]
 また、候補地探索部は、再度、複数の休憩候補地を検出する際の検出条件を変更している。
[0031]
 これによれば、候補地探索部による再検出時には検出条件が変更されているので、より広範囲にわたって複数の休憩候補地を検出することができる。
[0032]
 また、評価部は、推奨候補地と、当該推奨候補地に対応する到着予想時刻とに基づいて、到着予想時刻における推奨候補地での太陽の方向を推定し、当該推定した太陽の方向に対して適切な移動体の停止向きを判定する。
[0033]
 これによれば、評価部が、推奨候補地での太陽の方向に対して適切な移動体の停止向きを判定しているので、当該判定結果に基づいた停止向きで移動体を停止させることが可能となる。したがって、乗員にとって休憩に適した環境を実現することができる。
[0034]
 また、サーカディアンリズム予測部は、乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報に基づいて乗員のサーカディアンリズムを予測する。
[0035]
 これによれば、サーカディアンリズム予測部が、乗員の生体ログ情報に基づいて当該乗員のサーカディアンリズムを予測するので、乗員の実生活に対応したサーカディアンリズムを予測することができる。このため、サーカディアンリズムの予測精度を高めることができ、結果的により乗員の状況に適した推奨候補地を決定することができる。
[0036]
 また、休憩支援装置は、移動体の内外環境を仮眠に適した環境に調整する環境調整部を備える。
[0037]
 これによれば、環境調整部が、移動体の内外環境を仮眠に適した環境に制御するので、乗員が快適に仮眠をすることができる。
[0038]
 また、環境調整部は、移動体内に入射する太陽光を調整する光調整部を含む。
[0039]
 これによれば、光調整部が移動体内に入射する太陽光を調整するので、乗員の仮眠が太陽光によって妨げられることを抑制することができる。
[0040]
 また、環境調整部は、移動体内の騒音を抑制する騒音抑制部を含む。
[0041]
 これによれば、騒音抑制部が移動体内の騒音を抑制するので、乗員の仮眠が騒音により妨げられることを抑制することができる。
[0042]
 また、環境調整部は、移動体内の温度を調整する温調部を含む。
[0043]
 これによれば、温調部が移動体内の温度を調整するので、移動体内の温度を仮眠に適した温度に調整することができる。
[0044]
 また、環境調整部は、移動体のドアをロックするドアロック部を含む。
[0045]
 これによれば、ドアロック部が移動体のドアをロックするので、外部からの侵入者を防ぐことができる。したがって、乗員は安心して仮眠をすることができる。
[0046]
 また、環境調整部は、移動体の周囲の人を検出する人感センサと、人感センサが人を検出した場合に、当該人を立ち去るように誘導する誘導部とを含む。
[0047]
 これによれば、誘導部は、人感センサが人を検出した場合に、当該人を立ち去るように誘導するので、外部からの侵入者を防ぐことができる。したがって、乗員は安心して仮眠をすることができる。
[0048]
 また、移動体内での乗員の仮眠時間を計測する仮眠計測部と、仮眠計測部の計測結果に基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる覚醒部とを備える。
[0049]
 これによれば、覚醒部は、仮眠計測部の計測結果に基づいて仮眠中の乗員を覚醒させるので、乗員を適切な時間に覚醒させることができる。
[0050]
 また、移動体の周囲の人を検出する人感センサを備え、覚醒部は、人感センサが人を検出し、当該人の滞在時間が所定時間を超えた場合には、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0051]
 これによれば、覚醒部は、人感センサが検出した人の滞在時間が所定時間を超えた場合には、仮眠中の乗員を覚醒させるので、乗員自身で対処することが可能となる。
[0052]
 また、覚醒部は、サーカディアンリズム予測部が予測した乗員のサーカディアンリズムに基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0053]
 これによれば、覚醒部が、乗員のサーカディアンリズムに基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させるので、覚醒に適した時間に乗員を覚醒させることができる。これにより、目覚め時の乗員の快適性を高めることができる。
[0054]
 また、休憩支援装置は、乗員がカフェイン飲料を摂取したことを示すカフェイン情報を取得するカフェイン情報取得部を備え、覚醒部は、カフェイン情報取得部が取得したカフェイン情報に基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0055]
 これによれば、覚醒部が、カフェイン情報に基づいて仮眠中の乗員を覚醒させるので、カフェインを取得した乗員にとって適切な時間に当該乗員を覚醒させることができる。これにより、目覚め時の乗員の快適性を高めることができる。
[0056]
 また、覚醒部は、移動体に備えられた機器を制御することにより、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0057]
 これによれば、移動体に備えられた機器によって仮眠中の乗員を覚醒させるので、乗員を覚醒させる専用の機器を設けなくとも、乗員を覚醒させることができる。
[0058]
 また、休憩支援装置は、覚醒部によって覚醒した乗員の覚醒度が所定の度合いよりも小さい場合には、移動体の移動を規制する規制部を備える。
[0059]
 これによれば、乗員の覚醒度が所定の度合いよりも低い場合には規制部によって移動体の移動が規制されるので、乗員が不安定な状態で移動体を運転することを防止することができる。
[0060]
 本開示の一態様に係る休憩支援方法は、候補地探索部が、移動体の目的地までの経路を探索し、当該経路上にある複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する経路探索工程と、サーカディアンリズム予測部が移動体の乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測工程と、評価部が、経路探索工程で検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測工程で予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地から乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価工程とを含む。
[0061]
 これによれば、評価工程では、評価部が、候補地探索部が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地のそれぞれを評価する。つまり、評価工程では、各休憩候補地への到着時点での乗員のサーカディナンリズムを考慮して各休憩候補地を評価する。これにより、評価工程では、複数の休憩候補地から乗員のサーカディアンリズムに適した推奨候補地を決定することができる。したがって、乗員の状況に応じた推奨候補地を乗員に推奨することができる。
[0062]
 なお、これらの全般的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されても良く、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
[0063]
 以下、実施の形態に係る休憩支援装置等について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態及びその変形例は、いずれも本発明の包括的又は具体的な例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等はその一例であって、本発明を限定する趣旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素は、任意に付加可能な構成要素である。
[0064]
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
[0065]
 (実施の形態)
 以下、実施の形態に係る休憩支援装置について説明する。
[0066]
 [1.構成]
 本実施の形態に係る休憩支援装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る休憩支援装置1の構成を示すブロック図である。
[0067]
 休憩支援装置1は、例えば自動車などの移動体V(図4参照)に対して搭載されている。休憩支援装置1は、候補地探索部10と、生体ログ取得部20と、車内カメラ30と、サーカディアンリズム予測部40と、眠気予測部50と、報知部60と、環境予測部70と、評価部80と、睡眠判断部100と、仮眠計測部110と、カフェイン情報取得部120と、覚醒部130と、規制部140とを備えている。
[0068]
 図2は、実施の形態に係る候補地探索部10が探索した経路R上の複数の休憩候補地r1、r2の一例を示す模式図である。
[0069]
 候補地探索部10は、移動体Vの目的地Eまでの経路Rを探索し、当該経路R上にある複数の休憩候補地r1、r2及び当該複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する。具体的には、候補地探索部10は、移動体Vに搭載されたカーナビである。カーナビは、専用機であっても、スマートフォンまたはタブレット端末などのアプリケーションであってもよい。候補地探索部10は、地図情報を有しており、当該地図情報を基に現在地Sから目的地Eまでの経路Rを探索する。また、候補地探索部10は、地図情報を基に経路Rの近傍にある休憩に適した休憩候補地を複数検出する。休憩候補地を検出する際の検出条件には、経路Rまでの距離、施設の休憩可能度などが挙げられる。例えば、候補地探索部10は、経路Rまでの距離が所定範囲内にある施設を優先的に検出する。ここで休憩可能度とは、休憩のし易さを示す指標である。例えば、専用の休憩施設(ホテル、道の駅など)であれば休憩可能度は高くなる。また、無料の休憩施設(道の駅など)であれば休憩可能度は高くなる。休憩施設ではないが休憩が可能な施設(スーパーの駐車場、道路の路肩、緊急退避スペースなど)であれば使用可能度は低くなる。候補地探索部10は、経路Rまでの距離、施設の休憩可能度などを考慮して経路Rの近傍にある休憩候補地r1、r2を複数検出する。候補地探索部10は、複数の休憩候補地r1、r2を検出すると、各休憩候補地r1、r2の到着予想時刻を検出する。
[0070]
 生体ログ取得部20は、移動体Vに乗車している乗員の生体ログ情報を取得する。ここで、生体ログ情報とは、日常生活をおくる乗員の各種情報の履歴である。生体ログ情報には、乗員の睡眠時間、起床時刻、就寝時刻、心拍情報、脈拍情報、血圧情報、歩数情報、活動量などを含んでいる。生体ログ情報は、例えば乗員が装着しているウェアラブル機器により計測されている。生体ログ取得部20は、ウェアラブル機器あるいはウェアラブル機器と連携する端末から、無線或いは有線により、乗員の生体ログ情報を取得する。
[0071]
 なお、生体ログ情報は、ウェアラブル機器以外の機器によって計測することも可能である。その他の機器としては、乗員の自宅に設置された各種センサが挙げられる。具体的には、乗員のベッドに設けられた圧力センサや、エアコンに搭載された人感センサであると乗員の睡眠時間、起床時刻、就寝時刻が計測できる。また、乗員が携帯しているスマートフォン、携帯電話などの加速度センサによっても、乗員の睡眠時間、起床時刻、就寝時刻が計測できる。
[0072]
 生体ログ取得部20は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、生体ログ取得部20が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、生体ログ取得部20を実現するためのプログラムが記憶されたり、生体ログ取得部20による取得の結果が随時に蓄積されたりする。
[0073]
 なお、生体ログ取得部20は、生体ログ情報に含まれる心拍情報、脈波情報を、乗車中の乗員から直接検出する心拍センサであってもよい。
[0074]
 車内カメラ30は、移動体Vの車内を撮影することで、乗員の画像を取得するカメラである。車内カメラ30は、可視カメラであっても、赤外線カメラであってもよい。
[0075]
 サーカディアンリズム予測部40は、移動体Vの乗員のサーカディアンリズム(概日リズム)を予測する。サーカディアンリズム予測部40は、生体ログ取得部20が取得した乗員の生体ログ情報に基づいて、乗員のサーカディアンリズムを予測する。具体的には、サーカディアンリズム予測部40は、生体ログ情報に含まれる過去数日間の睡眠時間から平均睡眠時間を求める。また、サーカディアンリズム予測部40は、生体ログ情報に含まれる起床時間から乗車当日の起床時間を抽出する。サーカディアンリズム予測部40は、平均睡眠時間及び乗車当日の起床時間などに基づいて、乗員の乗車当日のサーカディアンリズムを予測する。
[0076]
 なお、サーカディアンリズムを予測する方法としては、これ以外の方法が用いられてもよい。例えば、生体ログ情報に含まれる脈拍情報からLF(Low Frequency:低周波成分)/HF(High Frequency:高周波成分)を求め、当該LF/HFに基づいてサーカディアンリズムを予測することも可能である。
[0077]
 サーカディアンリズム予測部40は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、サーカディアンリズム予測部40が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、サーカディアンリズム予測部40を実現するためのプログラムが記憶されたり、サーカディアンリズム予測部40による予測の結果が随時に蓄積されたりする。
[0078]
 眠気予測部50は、移動体Vに乗車中の乗員の眠気を予測する。本実施の形態では、眠気とは、乗員が眠い度合いを示す指標とする。即ち、乗員が眠い場合には、眠気は大きくなる。
[0079]
 眠気予測部50は、例えば車内カメラ30による撮像画像の画像解析によって乗員の眠気を測定する。具体的には、眠気予測部50は、車内カメラ30から画像データを随時取得し、撮像画像中の乗員の顔画像を抽出する。次に、眠気予測部50は、抽出された顔画像中のまぶたの開き具合を示す開眼度を検出する。ここで、乗員の眠気が強いほど、まぶたは閉じ気味になり、開眼度は小さくなると考えられる。そこで、眠気予測部50は、検出された開眼度が小さいほど眠気のレベルが増加するように眠気のレベルを算出する。
[0080]
 また、乗員が眠いときには、瞬目1回当たりにまぶたが閉じている時間である閉眼時間が長くなり、所定時間当たりの瞬目回数は減少すると考えられる。そこで、眠気予測部50は、所定時間(例えば1分間)の顔画像に基づき、閉眼時間及び瞬目回数を検出する。眠気予測部50は、検出された閉眼時間が長くなるほど眠気の推定レベルを増加させるとともに、検出された瞬目回数が減少するほど眠気の推定レベルを増加させる。
[0081]
 また、乗員が眠いときには、ドライバの頭部位置が不安定になると考えられる。そこで、眠気予測部50は、車内カメラ30の撮像画像における抽出された顔画像の位置に基づき、ドライバの頭部位置を検出する。眠気予測部50は、所定時間(例えば1分間)の頭部位置の検出結果に基づき、頭部位置の変動率が大きいほど眠気の推定レベルを増加させる。
[0082]
 以上の撮像画像の画像解析に加えて、又はこれに代えて、眠気予測部50は、車両内の音声解析によって眠気を検知してもよい。乗員が眠っているときには、いびき等の寝息が観測できると考えられる。そこで、眠気予測部50は、マイク(図示省略)から収音したデータにおいて乗員の呼吸音を検出し、検出した呼吸音にいびき等の寝息が含まれるか否かを判断する。眠気予測部50は、寝息が含まれると判断されるたびに眠気の推定レベルを増加させる。
[0083]
 また、眠気予測部50は、心拍センサ(図示省略)の測定結果に基づき眠気を検知してもよい。人間が眠いときには、心拍変動(HRV:Heart Rate Variability)に含まれるHF(例えば0.04Hz~0.15Hz)成分及びLF(例えば0.04Hz~0.15Hz)成分において、副交感神経の活動に起因するHF成分が大きくなることが知られている。そこで、眠気予測部50は、心拍センサのセンサ信号から心拍変動を検出する。眠気予測部50は、検出された心拍変動におけるLF成分とHF成分との比(LF/HF比)を検出する。眠気予測部50は、検出されたLF/HF比が小さいほど眠気の推定レベルを増加させる。
[0084]
 また、乗員の体動が頻繁にあるときには、乗員は覚醒していると考えられる。そこで、眠気予測部50は、体動センサ(図示省略)のセンサ信号に基づき、乗員の体動を示す体動情報を検出する。眠気予測部50は、体動情報に基づき体動が多いほど眠気の推定レベルを減少させる。
[0085]
 また、車載機器に対する操作が頻繁になされているときには、乗員が覚醒していると考えられる。そこで、眠気予測部50は、例えば過去1分間等の所定時間中の車載機器からの出力信号に含まれる操作情報に基づき、車載機器の操作頻度を検出する。操作頻度は、所定時間中に車載機器が操作された頻度である。眠気予測部50は、検出された操作頻度が多いほど眠気の推定レベルを低減させる。
[0086]
 眠気予測部50は、現時点での乗員の眠気を示す現在眠気予測値と、将来の乗員の眠気を示す将来眠気予測値とを予測する。具体的には、眠気予測部50は、上述した少なくとも1つの手法によって乗員の現時点での眠気を予測することで現在眠気予測値を予測する。
[0087]
 ここで、眠気予測部50が予測した現在眠気予測値が所定値以上である場合には、乗員にとっては休憩が早急に必要な状況である。この場合には、候補地探索部10が休憩候補地に路肩も含めることとなる。また、所定値は、乗員が眠ってはいないものの、なるべく早く仮眠を取った方がよいことを示す値とする。所定値は、種々の実験、シミュレーションなどを行うことで決定されている。
[0088]
 一方、眠気予測部50は、現在眠気予測値に対して、将来的な変動を加味することで各休憩候補地の将来眠気予測値を予測する。通常、覚醒時間が長くなるほど、乗員の眠気は増加するために、眠気予測部50は、現時点から時間的に遠ざかるに従って将来眠気予測値を大きくする。つまり、眠気予測部50は、到着予測時間が遅い休憩候補地ほど、将来眠気予測値は大きくなる。
[0089]
 ここで、眠気予測部50は、将来眠気予測値を補正してもよい。具体的には、眠気予測部50は、候補地探索部10が探索した経路Rに関する経路情報を取得し、経路情報に基づいて将来眠気予測値を補正する。経路情報には、例えば経路Rの単調であるかどうかを示す単調度合いが含まれている。経路Rにカーブが少ない場合には単調度合いが大きくなる。また、経路Rの周辺に、乗員の視覚的な刺激となるもの(看板、商業施設、観光地、景勝地など)が少ない場合には単調度合いが大きくなる。単調度合いが大きいほど、乗員の眠気は誘発されて大きくなる傾向がある。また、経路情報には、将来の渋滞予測情報も含まれている。渋滞が多発している経路Rであれば乗員の眠気が誘発されて大きくなる傾向がある。これらの傾向を基にして、眠気予測部50は、将来眠気予測値を補正する。
[0090]
 また、眠気予測部50は、生体ログ取得部20から乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報から前夜の睡眠時間を抽出し、当該睡眠時間に基づいて将来眠気予測値を補正する。前夜の睡眠時間が短いと眠気の進行は大きく、睡眠時間が長いと眠気の進行は小さくなる傾向がある。この傾向を基にして、眠気予測部50は、前夜の睡眠時間から将来眠気予測値を補正する。
[0091]
 ここで、眠気予測部50が予測した将来眠気予測値に基づいて、候補地探索部10が複数の休憩候補地を検出してもよい。つまり、休憩候補地の検出時点で乗員の将来眠気予測値が反映されることになる。これにより、乗員の将来眠気予測値に適した休憩候補地を検出することができる。
[0092]
 眠気予測部50は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、眠気予測部50が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、眠気予測部50を実現するためのプログラムが記憶されたり、眠気予測部50による予測の結果が随時に蓄積されたりする。
[0093]
 報知部60は、表示部61及びスピーカ62を備えている。表示部61は、例えば移動体Vに搭載されたカーナビの表示パネルであってもよいし、専用の表示パネルであってもよい。表示部61としては例えば液晶パネル、有機ELパネルなどが挙げられる。表示部61は、種々の情報を表示することで、乗員に当該情報を報知する。具体的には、表示部61は、候補地探索部10が探索した経路R、複数の休憩候補地r1、r2、後述する評価部80により推奨された推奨候補地などを表示する。
[0094]
 スピーカ62は、移動体Vに搭載されたスピーカであってもよいし、専用のスピーカであってもよい。スピーカ62は、種々の情報を出力することで、乗員に当該情報を報知する。
[0095]
 環境予測部70は、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれの周囲環境を予測する。具体的には、環境予測部70は、各休憩候補地r1、r2の到着予想時刻と、各休憩候補地r1、r2の地図情報と、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)から提供され、カーナビが受信した交通情報などとに基づいて、各休憩候補地r1、r2の周囲環境を予測する。なお、周囲環境の予測には、インターネットから取得した情報を用いてもよい。
[0096]
 周囲環境には、対象となる地域の、照度、気温、騒音度、防犯度、カフェイン購入可否度などが含まれている。
[0097]
 例えば、環境予測部70は、各休憩候補地r1、r2の到着予想時刻と、各休憩候補地r1、r2の地図情報に含まれる位置情報と、カーナビが受信した天気情報などとに基づいて、到着予想時刻時点での各休憩候補地r1、r2の太陽の向き、傾き、日照時間などを求めることで、各休憩候補地r1、r2の照度を予測する。
[0098]
 また、環境予測部70は、各休憩候補地r1、r2の到着予想時刻と、各休憩候補地r1、r2の地図情報に含まれる位置情報と、カーナビが受信した天気情報などとに基づいて、到着予想時刻時点での各休憩候補地r1、r2の気温を予測する。
[0099]
 また、環境予測部70は、各休憩候補地r1、r2の到着予想時刻と、各休憩候補地r1、r2の地図情報に含まれる位置情報と、カーナビが受信した渋滞情報などとに基づいて、到着予想時刻時点での各休憩候補地r1、r2の騒音度を予測する。ここで、騒音度が高いと当該地域における騒音が大きいものとする。
[0100]
 また、環境予測部70は、各休憩候補地r1、r2の地図情報に含まれる位置情報と、カーナビが受信した犯罪発生率などとに基づいて、各休憩候補地r1、r2の防犯度を予測する。ここで、防犯度が高いと当該地域の防犯性が高いものとする。
[0101]
 また、環境予測部70は、各休憩候補地r1、r2の地図情報に含まれる位置情報及び周囲情報に基づいて、カフェイン購入可否度を予測する。カフェイン購入可否度とは、カフェイン飲料の購入しやすさを示す指標である。例えば、各休憩候補地r1、r2の周囲に自動販売機、飲料販売店、飲食店などが多くあるほど、カフェイン購入可否度は高くなる。
[0102]
 環境予測部70は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、環境予測部70が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、環境予測部70を実現するためのプログラムが記憶されたり、環境予測部70による予測の結果が随時に蓄積されたりする。
[0103]
 評価部80は、候補地探索部10が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれを評価して、これらの休憩候補地r1、r2から乗員に推奨する推奨候補地を決定する。
[0104]
 例えば、評価部80は、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムに基づいて、当該乗員の仮眠に適した仮眠時刻を取得し、当該仮眠時刻を含めて、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれを評価する。具体的には、評価部80は、到着予想時刻が乗員の仮眠時刻に近い休憩候補地r1、r2に対して、評価のポイントを高くする。つまり、仮眠時刻に乗員が仮眠を取りやすい休憩候補地r1、r2を高評価とする。
[0105]
 また、評価部80は、眠気予測部50が予測した、各休憩候補地r1、r2における乗員の将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値を含めて、各休憩候補地r1、r2を評価する。具体的には、評価部80は、将来眠気予測値の低い休憩候補地r1、r2に対して、評価のポイントを高くする。つまり、眠気が小さい時点で乗員が休憩を取れる休憩候補地r1、r2を高評価とする。これにより、乗員の眠気が高まってしまうことを抑制している。
[0106]
 また、評価部80は、環境予測部70が予測した各休憩候補地r1、r2の周囲環境を示す複数の環境情報を取得し、当該複数の環境情報を含めて、各休憩候補地r1、r2を評価する。
[0107]
 例えば、環境情報内の照度を評価に用いる場合には、評価部80は、照度の低い休憩候補地r1、r2に対して、評価のポイントを高くする。つまり、仮眠を取りやすい環境となる休憩候補地r1、r2を高評価とする。
[0108]
 環境情報内の気温を評価に用いる場合には、評価部80は、仮眠に適した温度帯に近い休憩候補地r1、r2に対して評価のポイントを高くする。つまり、仮眠を取りやすい環境となる休憩候補地r1、r2を高評価とする。ここで、仮眠に適した温度帯とは、例えば15度~25度である。
[0109]
 なお、評価部80は、休憩候補地r1、r2の気温と、移動体のバッテリーの残量との関係により、アイドリングしないとカーエアコンを動作できないと判断した場合には、当該休憩候補地は推奨候補地として決定しないようにしてもよい。
[0110]
 環境情報内の騒音度を評価に用いる場合には、評価部80は、騒音度の低い休憩候補地r1、r2に対して、評価のポイントを高くする。つまり、仮眠を取りやすい環境となる休憩候補地r1、r2を高評価とする。
[0111]
 環境情報内の防犯度を評価に用いる場合には、評価部80は、防犯度の高い休憩候補地r1、r2に対して、評価のポイントを高くする。つまり、仮眠を取りやすい環境となる休憩候補地r1、r2を高評価とする。
[0112]
 環境情報内のカフェイン購入可否度を評価に用いる場合には、評価部80は、カフェイン購入可否度の高い休憩候補地r1、r2に対して、評価のポイントを高くする。これは、仮眠前にカフェインを摂取することが仮眠の効果を高めるという説に起因している。
[0113]
 評価部80は、上述した各評価の結果を合算することで、複数の休憩候補地r1、r2のうち、最も高評価となった休憩候補地を推奨候補地として決定する。図3は、実施の形態に係る評価内容の一覧の一例を示すテーブルである。この図3の場合では、評価部80は、総合評価の高い休憩候補地r1を推奨候補地として決定する。なお、ここでは、各評価の結果を単に合算することで総合評価を求めているが、評価の結果毎に重み付けを変えて合算することで総合評価を求めてもよい。
[0114]
 また、評価部80は、推奨候補地と、当該推奨候補地に対応する到着予想時刻とに基づいて、到着予想時刻における推奨候補地での太陽の方向を推定し、当該推定した太陽の方向に対して適切な移動体Vの停止向きを判定する。具体的には、評価部80は、地図情報から推奨候補地にある駐車場を検出し、推定した太陽の方向と駐車場とに基づいて適切な移動体Vの停止向きを判定する。図4は、実施の形態に係る移動体Vの適切な停止向きを説明するための説明図である。図4においては、駐車場Pの向きは東西方向となっている。例えば、推奨候補地に対する到着予想時刻が午前である場合には、駐車場Pに対して太陽が東方向にあるので、評価部80は、移動体Vの停止向きを西向きと判定する。これにより、移動体Vのフロントガラスが西を向くため車内に太陽光が進入しにくくなり、仮眠に適した車内環境を提供することができる。一方、推奨候補地に対する到着予想時刻が午後である場合には、駐車場Pに対して太陽が西方向にあるので、評価部80は、移動体Vの停止向きを東向きと判定する。これにより、移動体Vのフロントガラスが東を向くため車内に太陽光が進入しにくくなり、仮眠に適した車内環境を提供することができる。評価部80は、この判定結果を推奨候補地に紐付けておく。
[0115]
 ここで、評価部80での評価結果が所定の閾値よりも小さい場合には、評価部80は、候補地探索部10に、再度、複数の休憩候補地及び複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出させる。所定の閾値とは、乗員が適切な環境で休憩できるか否かを判断するための値とする。所定の閾値は、種々の実験、シミュレーションなどを行うことで決定されている。
[0116]
 この再検出時においては、候補地探索部10は、再度、複数の休憩候補地を検出する際の検出条件を変更している。具体的には、候補地探索部10は、検出条件として設定していた休憩可能度を従前よりも低くしておく。これにより、再検出時においては、より多くの休憩候補地が検出されることになる。
[0117]
 評価部80は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、評価部80が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、評価部80を実現するためのプログラムが記憶されたり、評価部80による評価の結果が随時に蓄積されたりする。
[0118]
 図1に示すように、環境調整部90は、移動体Vの内外環境を仮眠に適した環境に調整する。具体的には、環境調整部90は、光調整部91、騒音抑制部92、温調部93、ドアロック部94、人感センサ95及び誘導部96とを備えている。
[0119]
 光調整部91は、移動体V内に入射する太陽光を調整する。具体的には、光調整部91には、移動体Vの窓に取り付けられた遮光シャッター、カーテン、ロールスクリーンなどが含まれる。また、光調整部91は、乗員の目を覆う遮光部であってもよい。遮光部としては、アイマスク、フードなどが挙げられる。なお、光調整部91は、自動で太陽光を調整してもよいし、乗員を誘導することで太陽光を手動で調整してもよい。
[0120]
 騒音抑制部92は、移動体V内の騒音を抑制する。具体的には、騒音抑制部92は、例えばANC(Active Noise Control)を用いることで、移動体V内の騒音を抑制する。なお、騒音抑制部92は、騒音に単調な繰り返し音が含まれている場合には、当該繰り返し音が残るように騒音を抑制する。これは、単調な繰り返し音が乗員の眠気を誘うためである。騒音抑制部92は、スピーカ62を用いて騒音を抑制してもよいし、ヘッドフォンによって騒音を抑制してもよい。
[0121]
 温調部93は、移動体V内の温度を調整する。具体的には、温調部93は、カーエアコンを制御する。温調部93は、乗員のサーカディアンリズムに応じた温度調整を実行する。温調部93は、サーカディアンリズムが上昇期である場合には、移動体V内の温度を低めとし、サーカディアンリズムが下降期である場合には、移動体V内の温度を高めとする。
[0122]
 ここで、温調部93は、移動体Vのバッテリーの残量に応じて、アイドリングストップとしたまま温度調整を行うか、エンジンをかけたまま温度調整を行うかを決定する。温調部93は、通常、バッテリーの残量が減るとエンジンを始動するが、休憩地が住宅密集地である場合にはエンジンの始動を禁止する。
[0123]
 また、温調部93は、移動体Vの窓の開閉を制御してもよい。例えば、気温が適切な温度の場合には、温調部93はカーエアコンを使用せずに窓を開放する。
[0124]
 また、温調部93は、休憩時における移動体V内の温度を監視し、インターネットなどを介して外部サーバーに通知してもよい。外部サーバーは、移動体V内の温度が所定温度以上(例えば38度以上)となった場合には、異常状態と判断して、登録者に対してその旨を知らせる。これにより登録者は異常状態の移動体V内から乗員を救助することができる。また、登録者が気づかなかった場合には、外部サーバーは、異常状態が所定時間継続され続けることをフラグとして、警察または警備会社などに通知する。これにより、乗員の救助を確実に行うことができる。なお、温調部93は、アイドリング時またはアイドリングストップ時のいずれにおいても、移動体V内に乗員がいるのであれば当該移動体V内の温度を監視し、外部サーバーに通知し続けてもよい。
[0125]
 ドアロック部94は、移動体Vのドアをロックする。具体的には、ドアロック部94は、移動体Vのドアのロックを制御する。ドアロック部94は、休憩時においては移動体Vのドアをロックし、覚醒時においては移動体Vのドアのロックを解除する。これにより、休憩時の安全性が高められる。ドアロック部94は、休憩時に移動体Vの窓を閉状態としてもよい。
[0126]
 人感センサ95は、移動体Vの周囲の人を検出するセンサであり、例えばカメラなどである。
[0127]
 誘導部96は、人感センサ95が人を検出した場合に、当該人を立ち去るように誘導する。具体的には、誘導部96は、移動体Vに備わるクラクション、ハザード等を制御することで、移動体Vの周囲の人を立ち去るように誘導する。なお、移動体V外に音声を出力するスピーカを移動体Vが搭載している場合には、誘導部96は当該スピーカを制御して、周囲の人を立ち去るように誘導してもよい。
[0128]
 環境調整部90は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、環境調整部90が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、環境調整部90を実現するためのプログラムが記憶されている。
[0129]
 睡眠判断部100は、移動体Vに乗車中の乗員が睡眠しているか否かを判断する。睡眠判断部100は、例えば車内カメラ30による撮像画像の画像解析によって乗員が睡眠しているか否かを判断する。具体的には、睡眠判断部100は、車内カメラ30から画像データを随時取得し、撮像画像中の乗員の顔画像を抽出する。次に、睡眠判断部100は、抽出された顔画像中のまぶたの閉じている時間を検出する。睡眠判断部100は、まぶたが閉じている時間が所定時間以上継続している場合には、乗員が睡眠していると判断し、そうでない場合には、乗員は睡眠していないと判断する。
[0130]
 以上の撮像画像の画像解析に加えて、又はこれに代えて、睡眠判断部100は、車両内の音声解析によって睡眠しているか否かを判断してもよい。乗員が睡眠しているときには、いびき等の寝息が観測できると考えられる。そこで、睡眠判断部100は、マイク(図示省略)から収音したデータにおいて乗員の呼吸音を検出し、検出した呼吸音にいびき等の寝息が含まれている場合には、乗員が睡眠していると判断し、そうでない場合には乗員が睡眠していないと判断する。なお、睡眠判断部100は、その他の手法によって、乗員が眠っているか否かを判断してもよい。
[0131]
 睡眠判断部100は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、睡眠判断部100が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、睡眠判断部100を実現するためのプログラムが記憶されたり、睡眠判断部100による判断の結果が随時に蓄積されたりする。
[0132]
 カフェイン情報取得部120は、乗員がカフェイン飲料を摂取したことを示すカフェイン情報を取得する。具体的には、カフェイン情報取得部120は、乗員が携帯する携帯端末内の決済情報を読み取る読取装置であり、当該携帯端末の決済情報から乗員のカフェイン飲料の購入履歴を取得する。カフェイン情報取得部120は、購入履歴に基づいて、乗員が休憩直前にカフェイン飲料を摂取したか否かを判断する。なお、カフェイン情報取得部120は、口臭センサであってもよい。この場合、カフェイン情報取得部120は、乗員の口臭からカフェイン飲料を摂取したか否かを判断する。
[0133]
 仮眠計測部110は、移動体V内での乗員の仮眠時間を計測する。具体的には、仮眠計測部110は、睡眠判断部100の判断結果に基づいて乗員の仮眠時間を計測する。
[0134]
 仮眠計測部110は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、仮眠計測部110が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、仮眠計測部110を実現するためのプログラムが記憶されたり、仮眠計測部110による計測の結果が随時に蓄積されたりする。
[0135]
 覚醒部130は、仮眠計測部110の計測結果に基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる。具体的には、覚醒部130は、仮眠計測部110の計測結果が仮眠に適切な仮眠適切時間(例えば15~20分程度)となった場合に、乗員を覚醒させる。なお、仮眠適切時間は、仮眠時の時間帯によって変動させてもよい。例えば、15時以降の仮眠適切時間は、15時以前の仮眠適切時間よりも短い時間に切り替わるようにしてもよい。15時以降の仮眠は、夜の睡眠が阻害されるおそれがあるためである。また、仮眠定説時間は乗員が任意に変更してもよい。
[0136]
 ここで、覚醒部130は、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムに基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させてもよい。これにより乗員のサーカディアンリズムに適した時間に乗員を覚醒させることができる。
[0137]
 また、覚醒部130は、人感センサ95が人を検出し、当該人の滞在時間が所定時間を超えた場合には、仮眠中の乗員を覚醒させてもよい。
[0138]
 また、覚醒部130は、カフェイン情報取得部120が取得したカフェイン情報に基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる。人はカフェインを摂取した状態であると、30分程度の仮眠時間で快適な覚醒効果が得られると言われている。このため、覚醒部130は、乗員が休憩直前にカフェイン飲料を摂取している場合には、仮眠適切時間を30分程度に切り替える。
[0139]
 また、覚醒部130は、移動体Vに備えられた機器を制御することにより、仮眠中の乗員を覚醒させる。具体的には、覚醒部130は、環境調整部90を制御することにより、乗員を覚醒させる。環境調整部90は、乗員の仮眠時には、移動体Vの内外環境を仮眠に適した環境に調整するが、乗員を覚醒させる際においては移動体Vの内外環境を覚醒に適した環境に調整する。
[0140]
 例えば、環境調整部90の光調整部91は、移動体V内に入射する光を仮眠時よりも多くすることで、明るさにより乗員を覚醒しやすくする。また、騒音抑制部92は、ANCを停止することで、騒音により乗員を覚醒しやすくする。温調部93は、移動体V内の温度を例えば20度以下にすることで、寒さにより乗員を覚醒しやすくする。または、温調部93は、冷風を乗員に当てることで、寒さにより乗員を覚醒しやすくする。
[0141]
 なお、これ以外にも、乗員を覚醒しやすくするには、カーオーディオから音楽を流すこと、エンジンを動作させること、シートベルトを締めること、シートを動作させて乗員を揺らすこと、窓を開けることなどが挙げられる。
[0142]
 覚醒部130は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、覚醒部130が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、覚醒部130を実現するためのプログラムが記憶されている。
[0143]
 規制部140は、覚醒部130によって覚醒した乗員の覚醒度が所定の度合いよりも小さい場合には、移動体Vの移動を規制する。具体的には、規制部140は、乗員に対して所定の動作を完了させることで、乗員の覚醒度が所定の度合いよりも大きくなったと判断する。例えば、規制部140は、休憩時においては移動体Vの移動を規制している。この状態では、乗員が運転しようとしたとしても、移動体Vは移動しない。
[0144]
 また、規制部140は、覚醒部130が乗員を覚醒させると、報知部60を制御して、乗員に対してドアを所定回数開閉するように促す。規制部140は、ドアの開閉回数をカウントしており、その開閉回数が所定回数となった場合には、乗員の覚醒度が所定の度合いに達したと判断する。規制部140は、当該判断に基づいて、移動体Vの移動の規制を解除する。
[0145]
 なお、規制部140は、ドアの開閉回数以外で乗員の覚醒度を判断してもよい。例えば、規制部140は、報知部60でゲームを実行し、当該ゲームを乗員がクリアすることで乗員の覚醒度を判断してもよい。また、規制部140は、車内カメラ30が取得した画像から乗員の覚醒度を判断してもよい。
[0146]
 規制部140は、例えば所定のソフトウェアと協働するCPU等のプロセッサを含むハードウェアを備え、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって、その機能を実現する。また、規制部140が備えるハードウェアには、例えばROM及びRAMといった記憶媒体を含む記憶装置(図示なし)も含まれる。この記憶装置には、プロセッサによって実行されることで、規制部140を実現するためのプログラムが記憶されている。
[0147]
 [2.休憩支援方法]
 実施の形態に係る休憩支援方法について説明する。休憩支援方法には、乗員に休憩を推奨する休憩推奨処理と、乗員の休憩を支援する休憩処理とが含まれている。
[0148]
 [2.1休憩推奨処理]
 まず、休憩推奨処理について説明する。図5は、実施の形態に係る休憩推奨処理の流れを示すフローチャートである。
[0149]
 休憩推奨処理は、乗員からの操作或いは乗員の現在眠気予測値が基準値よりも大きくなった場合に実行される。この基準値は、将来的に乗員の休憩が必要であることを判断するための値であるため、上述の所定値よりも小さな値である。
[0150]
 ステップS1では、眠気予測部50は、乗員の現在眠気予測値と、将来眠気予測値とを予測して、ステップS2に移行する。
[0151]
 ステップS2では、眠気予測部50は、現在眠気予測値が所定値以上であるか否かを判断して、所定値以上である場合にはステップS3に移行し、所定値未満である場合にはステップS4に移行する。
[0152]
 ステップS3では、候補地探索部10は、休憩候補地に路肩を含めることを決定し、ステップS4に移行する。
[0153]
 ステップS4では、サーカディアンリズム予測部40は、乗員のサーカディアンリズムを予測し、ステップS5に移行する(サーカディアンリズム予測工程)。
[0154]
 ステップS5では、候補地探索部10は、複数の休憩候補地r1、r2及び各休憩候補地r1、r2の到着予想時間を検出して、ステップS6に移行する(経路探索工程)。
[0155]
 ステップS6では、評価部80は、各休憩候補地r1、r2を評価して、ステップS7に移行する(評価工程)。
[0156]
 ステップS7では、評価部80は、全ての休憩候補地r1、r2の評価結果が所定の閾値よりも小さいか否かを判断する。評価部80は、全ての休憩候補地r1、r2の評価結果が所定の閾値よりも小さい場合にはステップS8に移行し、少なくとも一つの休憩候補地の評価結果が所定の閾値以上である場合にはステップS9に移行する。
[0157]
 ステップS8では、候補地探索部10は、再検出時の検出条件を変更して、ステップS5に移行する。
[0158]
 ステップS9では、評価部80は、所定の閾値以上の休憩候補地r1、r2から最も評価の高い休憩候補地r1を推奨候補地として決定し(評価工程)、ステップS10に移行する。
[0159]
 ステップS10では、評価部80は、報知部60を制御して、推奨候補地を報知部60から報知させる。このとき、推奨候補地のみを報知してもよいし、所定の閾値以上の休憩候補地r1、r2を報知しつつ、推奨候補地は強調して報知してもよい。
[0160]
 [2.2休憩処理]
 次に、休憩処理について説明する。図6は、実施の形態に係る休憩処理の流れを示すフローチャートである。
[0161]
 休憩処理は、移動体Vの停車時に実行される。休憩処理は、移動体Vがいずれかの休憩候補地r1、r2に停車したこと、或いは乗員からの操作により実行される。
[0162]
 ステップS20では、環境調整部90は、移動体Vの内外環境を仮眠に適した環境に調整し、ステップS21に移行する。
[0163]
 ステップS21では、睡眠判断部100は、移動体Vに乗車中の乗員が睡眠しているか否かを判断し、睡眠している場合にはステップS22に移行し、睡眠していない場合にはその状態を継続する。
[0164]
 ステップS22では、仮眠計測部110は乗員の仮眠時間を計測し、ステップS23に移行する。
[0165]
 ステップS23では、人感センサ95は、移動体Vの周囲の人を検出したか否かを判断しており、検出した場合にはステップS24に移行し、検出していない場合にはステップS26に移行する。
[0166]
 ステップS24では、誘導部96は、人感センサ95の検出結果を基に人の滞在時間を計測し、ステップS25に移行する。
[0167]
 ステップS25では、誘導部96は、人の滞在時間が所定時間以上であるか否かを判断し、所定時間以上である場合にはステップS27に移行し、第一所定時間未満である場合にはステップS26に移行する。
[0168]
 ステップS26では、覚醒部130は、仮眠計測部110で計測されている仮眠時間が仮眠適切時間以上であるか否かを判断し、仮眠適切時間未満である場合にはステップS23に移行し、仮眠適切時間以上である場合にはステップS27に移行する。
[0169]
 ステップS27では、覚醒部130は、環境調整部90を制御して、乗員を覚醒させ、ステップS28に移行する。
[0170]
 ステップS28では、規制部140は乗員の覚醒度を判定し、ステップS29に移行する。
[0171]
 ステップS29では、規制部140は乗員の覚醒度が所定の度合い未満か否かを判断し、所定の度合い未満である場合にはステップS30に移行し、所定の度合い以上である場合にはステップS31に移行する。
[0172]
 ステップS30では、規制部140は、移動体Vの移動を規制し、ステップS28に移行する。
[0173]
 ステップS31では、規制部140は、移動体Vの移動を許可する。これにより、乗員が十分に覚醒した状態で移動体Vの運転が可能となるので安全性を確保することができる。
[0174]
 [3.効果]
 以上のように、本実施の形態に係る休憩支援装置1は、移動体Vの目的地Eまでの経路Rを探索し、当該経路R上にある複数の休憩候補地r1、r2及び当該複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する候補地探索部10と、移動体Vの乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測部40と、候補地探索部10が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地r1、r2から乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価部80と、を備える。
[0175]
 これによれば、評価部80は、候補地探索部10が検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれを評価する。つまり、評価部80は、各休憩候補地r1、r2への到着時点での乗員のサーカディナンリズムを考慮して各休憩候補地r1、r2を評価する。これにより、評価部80は、複数の休憩候補地r1、r2から乗員のサーカディアンリズムに適した推奨候補地を決定することができる。したがって、乗員の状況に応じた推奨候補地を乗員に推奨することができる。
[0176]
 また、評価部80は、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムに基づいて、当該乗員の仮眠に適した仮眠時刻を取得し、当該仮眠時刻を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0177]
 これによれば、評価部80は、予測された乗員のサーカディアンリズムに基づいて、当該乗員の仮眠に適した仮眠時刻を取得し、当該仮眠時刻を含めて評価を行うので、仮眠に適した推奨候補地を決定することができる。
[0178]
 また、乗員の眠気を予測する眠気予測部50を備え、評価部80は、眠気予測部50が予測した乗員の将来の眠気を示す将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0179]
 これによれば、評価部80は、乗員の将来眠気予測値を含めて評価を行うので、より乗員の状況に適した推奨候補地を決定することができる。
[0180]
 また、候補地探索部10は、眠気予測部50から将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値に基づいて複数の休憩候補地r1、r2を検出する。
[0181]
 これによれば、候補地探索部10は、将来眠気予測値に基づいて複数の休憩候補地r1、r2を検出するので、休憩候補地r1、r2の検出時点で乗員の将来眠気予測値が反映されることになる。これにより、乗員の将来眠気予測値に適した休憩候補地r1、r2を検出することができる。
[0182]
 また、眠気予測部50は、候補地探索部10が探索した経路Rに関する経路情報を取得し、当該経路情報に基づいて将来眠気予測値を補正する。
[0183]
 これによれば、眠気予測部50が、経路情報に基づいて将来眠気予測値を補正しているので、各経路Rの状況に応じた将来眠気予測値に補正することができる。
[0184]
 また、眠気予測部50は、乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報から前夜の睡眠時間を抽出し、当該睡眠時間に基づいて将来眠気予測値を補正する。
[0185]
 これによれば、眠気予測部50が、乗員の前夜の睡眠時間に基づいて将来眠気予測値を補正しているので、より乗員の状況に応じた将来眠気予測値に補正することができる。
[0186]
 また、眠気予測部50は、乗員の現時点での眠気を示す現在眠気予測値を予測し、候補地探索部10は、眠気予測部50が予測した現在眠気予測値が、所定値以上である場合には、経路R上の路肩を休憩候補地とする。
[0187]
 これによれば、候補地探索部10は、現在眠気予測値が所定値以上である場合には、経路R上の路肩を休憩候補地とするので、乗員に路肩を休憩候補地として奨めることができる。したがって、眠気が高まった乗員を迅速に路肩で休憩させることが可能である。
[0188]
 また、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれの周囲環境を予測する環境予測部70を備え、評価部80は、環境予測部70が予測した複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれの周囲環境を示す複数の環境情報を取得し、当該複数の環境情報を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0189]
 これによれば、評価部80が、複数の環境情報を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定しているので、より休憩に適した休憩候補地r1、r2を推奨候補地とすることができる。
[0190]
 また、環境予測部70は、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれの周囲環境として、カフェイン飲料の購入しやすさを示すカフェイン購入可否度を予測し、評価部80は、環境予測部70が予測した複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれのカフェイン購入可否度を取得し、当該複数のカフェイン購入可否度を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定する。
[0191]
 これによれば、評価部80が、複数のカフェイン購入可否度を含めて評価を行うことで、推奨候補地を決定しているので、カフェイン飲料が購入しやすい休憩候補地r1、r2を推奨候補地とすることができる。
[0192]
 また、候補地探索部10は、評価部80での評価結果が所定の閾値よりも小さい場合には、再度、複数の休憩候補地r1、r2及び当該複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する。
[0193]
 これによれば、評価部80での評価結果が所定の閾値よりも小さい場合には、候補地探索部10によって、複数の休憩候補地r1、r2及びこれらの到着予想時刻が再検出されるので、推奨候補地が未決定となることを抑制することができる。
[0194]
 また、候補地探索部10は、再度、複数の休憩候補地r1、r2を検出する際の検出条件を変更している。
[0195]
 これによれば、候補地探索部10による再検出時には検出条件が変更されているので、より広範囲にわたって複数の休憩候補地r1、r2を検出することができる。
[0196]
 また、評価部80は、推奨候補地と、当該推奨候補地に対応する到着予想時刻とに基づいて、到着予想時刻における推奨候補地での太陽の方向を推定し、当該推定した太陽の方向に対して適切な移動体Vの停止向きを判定する。
[0197]
 これによれば、評価部80が、推奨候補地での太陽の方向に対して適切な移動体Vの停止向きを判定しているので、当該判定結果に基づいた停止向きで移動体Vを停止させることが可能となる。したがって、乗員にとって休憩に適した環境を実現することができる。
[0198]
 また、サーカディアンリズム予測部40は、乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報に基づいて乗員のサーカディアンリズムを予測する。
[0199]
 これによれば、サーカディアンリズム予測部40が、乗員の生体ログ情報に基づいて当該乗員のサーカディアンリズムを予測するので、乗員の実生活に対応したサーカディアンリズムを予測することができる。このため、サーカディアンリズムの予測精度を高めることができ、結果的により乗員の状況に適した推奨候補地を決定することができる。
[0200]
 また、休憩支援装置1は、移動体Vの内外環境を仮眠に適した環境に調整する環境調整部90を備える。
[0201]
 これによれば、環境調整部90が、移動体Vの内外環境を仮眠に適した環境に制御するので、乗員が快適に仮眠をすることができる。
[0202]
 また、環境調整部90は、移動体V内に入射する太陽光を調整する光調整部91を含む。
[0203]
 これによれば、光調整部91が移動体V内に入射する太陽光を調整するので、乗員の仮眠が太陽光によって妨げられることを抑制することができる。
[0204]
 また、環境調整部90は、移動体V内の騒音を抑制する騒音抑制部92を含む。
[0205]
 これによれば、騒音抑制部92が移動体V内の騒音を抑制するので、乗員の仮眠が騒音により妨げられることを抑制することができる。
[0206]
 また、環境調整部90は、移動体V内の温度を調整する温調部93を含む。
[0207]
 これによれば、温調部93が移動体V内の温度を調整するので、移動体V内の温度を仮眠に適した温度に調整することができる。
[0208]
 また、環境調整部90は、移動体Vのドアをロックするドアロック部94を含む。
[0209]
 これによれば、ドアロック部94が移動体Vのドアをロックするので、外部からの侵入者を防ぐことができる。したがって、乗員は安心して仮眠をすることができる。
[0210]
 また、環境調整部90は、移動体Vの周囲の人を検出する人感センサ95と、人感センサ95が人を検出した場合に、当該人を立ち去るように誘導する誘導部96とを含む。
[0211]
 これによれば、誘導部96は、人感センサ95が人を検出した場合に、当該人を立ち去るように誘導するので、外部からの侵入者を防ぐことができる。したがって、乗員は安心して仮眠をすることができる。
[0212]
 また、移動体V内での乗員の仮眠時間を計測する仮眠計測部110と、仮眠計測部110の計測結果に基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる覚醒部130とを備える。
[0213]
 これによれば、覚醒部130は、仮眠計測部110の計測結果に基づいて仮眠中の乗員を覚醒させるので、乗員を適切な時間に覚醒させることができる。
[0214]
 また、移動体Vの周囲の人を検出する人感センサ95を備え、覚醒部130は、人感センサ95が人を検出し、当該人の滞在時間が所定時間を超えた場合には、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0215]
 これによれば、覚醒部130は、人感センサが検出した人の滞在時間が所定時間を超えた場合には、仮眠中の乗員を覚醒させるので、乗員自身で対処することが可能となる。
[0216]
 また、覚醒部130は、サーカディアンリズム予測部40が予測した乗員のサーカディアンリズムに基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0217]
 これによれば、覚醒部130が乗員のサーカディアンリズムに基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させるので、覚醒に適した時間に乗員を覚醒させることができる。これにより、目覚め時の乗員の快適性を高めることができる。
[0218]
 また、休憩支援装置1は、乗員がカフェイン飲料を摂取したことを示すカフェイン情報を取得するカフェイン情報取得部120を備え、覚醒部130は、カフェイン情報取得部120が取得したカフェイン情報に基づいて、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0219]
 これによれば、覚醒部130が、カフェイン情報に基づいて仮眠中の乗員を覚醒させるので、カフェインを取得した乗員にとって適切な時間に当該乗員を覚醒させることができる。これにより、目覚め時の乗員の快適性を高めることができる。
[0220]
 また、覚醒部130は、移動体Vに備えられた機器を制御することにより、仮眠中の乗員を覚醒させる。
[0221]
 これによれば、移動体Vに備えられた機器によって仮眠中の乗員を覚醒させるので、乗員を覚醒させる専用の機器を設けなくとも、乗員を覚醒させることができる。
[0222]
 また、休憩支援装置1は、覚醒部130によって覚醒した乗員の覚醒度が所定の度合いよりも小さい場合には、移動体Vの移動を規制する規制部140を備える。
[0223]
 これによれば、乗員の覚醒度が所定の度合いよりも低い場合には規制部140によって移動体Vの移動が規制されるので、乗員が不安定な状態で移動体Vを運転することを防止することができる。
[0224]
 また、休憩支援方法は、候補地探索部10が、移動体Vの目的地Eまでの経路Rを探索し、当該経路R上にある複数の休憩候補地r1、r2及び当該複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する経路探索工程と、サーカディアンリズム予測部40が移動体Vの乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測工程と、評価部80が、経路探索工程で検出した複数の到着予想時刻と、サーカディアンリズム予測工程で予測した乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地r1、r2から乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価工程とを含む。
[0225]
 これによれば、評価工程では、評価部80が、複数の到着予想時刻と、乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、複数の休憩候補地r1、r2のそれぞれを評価する。つまり、評価工程では、各休憩候補地r1、r2への到着時点での乗員のサーカディナンリズムを考慮して各休憩候補地r1、r2を評価する。これにより、評価工程では、複数の休憩候補地r1、r2から乗員のサーカディアンリズムに適した推奨候補地を決定することができる。したがって、乗員の状況に応じた推奨候補地を乗員に推奨することができる。
[0226]
 [4.その他]
 以上のように、本発明に係る技術の例示として実施の形態を説明した。しかしながら、本発明に係る技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用可能である。例えば、以下のような変形例も本発明の一実施態様に含まれる。
[0227]
 上記実施の形態では、候補地探索部10が探索した複数の休憩候補地r1、r2から、評価部80が推奨候補地を決定するものとしたが、それ以外の形態であってもよい。例えば、目的地Eが職場であり、職場の駐車場に乗員が移動体Vを停車し、下車した後、仕事をするものとする。そして、乗員が昼休みに移動体Vの中で仮眠をとるものとする。この場合、休憩支援装置では、休憩候補地の探索と推奨候補地の決定は行われないが、昼休みに乗員は車中で仮眠をとるのだから、移動体Vの環境を仮眠に適切な環境とすることが望ましい。例えば、休憩支援装置1は、昼休みの時間帯の太陽の向きに合わせ、駐車時における移動体Vの駐車方向をアドバイスするものであっていい。また、昼休みの仮眠時には、環境調整部90が仮眠に適した環境に整える動作をしてもよい。また、昼休みの仮眠から覚醒部130が乗員を覚醒させる際、業務の都合に応じて覚醒時間を決定するものであっていい。その際に、覚醒部130は、インターネットにより会社のサーバに保存された乗員の業務のスケジュール表を閲覧し、覚醒時間を決定するものであっていい。
[0228]
 なお、本発明は、乗員に仮眠を積極的に行わせることで、睡眠障害によるリスクを軽減させることを目的とするものであるが、本来は、仮眠が不要となる程度の、十分な夜間の睡眠を乗員がとっていることが望ましい。必要な睡眠時間は人によってまちまちであるが、一般的に多くの人にとって8時間程度の睡眠が必要であると言われている。それに満たない睡眠を繰り返し、睡眠不足が蓄積されることを睡眠負債と呼び、健康上のリスクにつながるものとして昨今注目されている。上記実施の形態に係る生体ログ取得部20が取得した睡眠時間と、眠気予測部50が予測した眠気とに基づいて、例えば眠気予測部50が乗員の必要十分な睡眠時間を算出してもよい。評価部80は、眠気予測部50が算出した睡眠時間に対して、生体ログ取得部20が取得した睡眠時間が下回る日が一定日数続いた場合には、表示部61に睡眠負債の大きさを表示してもよい。これにより、乗員に対し、十分な睡眠時間を取る必要性を示す格別の効果を奏することができる。また、評価部80は、乗員が仮眠を行った際、その仮眠時間に応じて睡眠負債が減少したことを表示部61に表示させてもよい。これにより、仮眠を積極的に取る必要性を乗員に示すことができる。また、ペンシルバニア大学の研究によると、6時間睡眠を2週間続けると、2晩徹夜したときと同等の脳機能の低下が確認されている。そこで、評価部80は、睡眠負債を示す際に、「徹夜n晩並み」といった表現で、脳機能の低下を表示部61に示すことで、乗員に対し、睡眠の改善を促してもいい。
[0229]
 また、以上の包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
[0230]
 また、本開示は、上記に示す各種方法を含む。本開示の一態様は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであってもよいし、上記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
[0231]
 さらに、本開示の一態様は、上記コンピュータプログラム又は上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、BD(Blu-ray Disc(登録商標))、USBメモリ、SDカードなどのメモリカード、又は半導体メモリなどに記録したものであってもよい。また、本開示は、これらの記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしてもよい。
[0232]
 また、本開示の一態様は、上記コンピュータプログラム又は上記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、又はデータ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
[0233]
 また、本開示の一態様は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作してもよい。
[0234]
 また、上記プログラム又は上記デジタル信号を上記記録媒体に記録して移送することにより、又は、上記プログラム又は上記デジタル信号を、上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより上記装置を実施してもよい。
[0235]
 また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
[0236]
 また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
[0237]
 また、上記運転支援方法に含まれる複数のステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
[0238]
 以上、一つ又は複数の態様に係る休憩支援装置及び休憩支援方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つ又は複数の態様の範囲内に含まれ得る。

産業上の利用可能性

[0239]
 本開示に係る休憩支援装置及び休憩支援方法は、自動車、二輪車、自動運転車などの移動体の乗員に対して休憩を支援する休憩支援装置及び休憩支援方法として適用可能である。

符号の説明

[0240]
1 休憩支援装置
10 候補地探索部
20 生体ログ取得部
30 車内カメラ
40 サーカディアンリズム予測部
50 眠気予測部
60 報知部
61 表示部
62 スピーカ
70 環境予測部
80 評価部
90 環境調整部
91 光調整部
92 騒音抑制部
93 温調部
94 ドアロック部
95 人感センサ
96 誘導部
100 睡眠判断部
110 仮眠計測部
120 カフェイン情報取得部
130 覚醒部
140 規制部
E 目的地
P 駐車場
R 経路
r1、r2 休憩候補地
S 現在地
V 移動体

請求の範囲

[請求項1]
 移動体の目的地までの経路上にある複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する候補地探索部と、
 前記移動体の乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測部と、
 前記候補地探索部が検出した前記複数の到着予想時刻と、前記サーカディアンリズム予測部が予測した前記乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、前記複数の休憩候補地のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地から前記乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価部と、を備える
 休憩支援装置。
[請求項2]
 前記評価部は、前記サーカディアンリズム予測部が予測した前記乗員のサーカディアンリズムに基づいて、当該乗員の仮眠に適した仮眠時刻を取得し、当該仮眠時刻を含めて前記評価を行うことで、前記推奨候補地を決定する
 請求項1に記載の休憩支援装置。
[請求項3]
 前記乗員の眠気を予測する眠気予測部を備え、
 前記評価部は、前記眠気予測部が予測した前記乗員の将来の眠気を示す将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値を含めて前記評価を行うことで、前記推奨候補地を決定する
 請求項1または2に記載の休憩支援装置。
[請求項4]
 前記候補地探索部は、前記眠気予測部から前記将来眠気予測値を取得し、当該将来眠気予測値に基づいて前記複数の休憩候補地を検出する
 請求項3に記載の休憩支援装置。
[請求項5]
 前記眠気予測部は、前記経路に関する経路情報を取得し、当該経路情報に基づいて前記将来眠気予測値を補正する
 請求項3または4に記載の休憩支援装置。
[請求項6]
 前記眠気予測部は、前記乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報から前夜の睡眠時間を抽出し、当該睡眠時間に基づいて前記将来眠気予測値を補正する
 請求項3~5のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項7]
 前記眠気予測部は、前記乗員の現時点での眠気を示す現在眠気予測値を予測し、
 前記候補地探索部は、前記眠気予測部が予測した前記現在眠気予測値が、所定値以上である場合には、前記経路上の路肩を前記休憩候補地とする
 請求項3~6のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項8]
 前記複数の休憩候補地のそれぞれの周囲環境を予測する環境予測部を備え、
 前記評価部は、前記環境予測部が予測した前記複数の休憩候補地のそれぞれの周囲環境を示す複数の環境情報を取得し、当該複数の環境情報を含めて前記評価を行うことで、前記推奨候補地を決定する
 請求項1~7のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項9]
 前記環境予測部は、前記複数の休憩候補地のそれぞれの周囲環境として、カフェイン飲料の購入しやすさを示すカフェイン購入可否度を予測し、
 前記評価部は、前記環境予測部が予測した前記複数の休憩候補地のそれぞれのカフェイン購入可否度を取得し、当該複数の前記カフェイン購入可否度を含めて前記評価を行うことで、前記推奨候補地を決定する
 請求項8に記載の休憩支援装置。
[請求項10]
 前記候補地探索部は、前記評価部での評価結果が所定の閾値よりも小さい場合には、再度、前記複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する
 請求項1~9のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項11]
 前記候補地探索部は、再度、前記複数の休憩候補地を検出する際の検出条件を変更している
 請求項10に記載の休憩支援装置。
[請求項12]
 前記評価部は、前記推奨候補地と、当該推奨候補地に対応する到着予想時刻とに基づいて、前記到着予想時刻における前記推奨候補地での太陽の方向を推定し、当該推定した前記太陽の方向に対して適切な前記移動体の停止向きを判定する
 請求項1~11のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項13]
 前記サーカディアンリズム予測部は、前記乗員の生体ログ情報を取得し、当該生体ログ情報に基づいて前記乗員のサーカディアンリズムを予測する
 請求項1~12のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項14]
 前記移動体の内外環境を仮眠に適した環境に調整する環境調整部を備える
 請求項1~13のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項15]
 前記環境調整部は、前記移動体内に入射する太陽光を調整する光調整部を含む
 請求項14に記載の休憩支援装置。
[請求項16]
 前記環境調整部は、前記移動体内の騒音を抑制する騒音抑制部を含む
 請求項14または15に記載の休憩支援装置。
[請求項17]
 前記環境調整部は、前記移動体内の温度を調整する温調部を含む
 請求項14~16のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項18]
 前記環境調整部は、前記移動体のドアをロックするドアロック部を含む
 請求項14~17のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項19]
 前記環境調整部は、
 前記移動体の周囲の人を検出する人感センサと、
 前記人感センサが人を検出した場合に、当該人を立ち去るように誘導する誘導部とを含む
 請求項14~18のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項20]
 前記移動体内での前記乗員の仮眠時間を計測する仮眠計測部と、
 前記仮眠計測部の計測結果に基づいて、仮眠中の前記乗員を覚醒させる覚醒部とを備える
 請求項1~19のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項21]
 前記移動体の周囲の人を検出する人感センサを備え、
 前記覚醒部は、前記人感センサが前記人を検出し、当該人の滞在時間が所定時間を超えた場合には、仮眠中の前記乗員を覚醒させる
 請求項20に記載の休憩支援装置。
[請求項22]
 前記覚醒部は、前記サーカディアンリズム予測部が予測した前記乗員のサーカディアンリズムに基づいて、仮眠中の前記乗員を覚醒させる
 請求項20または21に記載の休憩支援装置。
[請求項23]
 前記乗員がカフェイン飲料を摂取したことを示すカフェイン情報を取得するカフェイン情報取得部を備え、
 前記覚醒部は、前記カフェイン情報取得部が取得したカフェイン情報に基づいて、仮眠中の前記乗員を覚醒させる
 請求項20~22のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項24]
 前記覚醒部は、前記移動体に備えられた機器を制御することにより、仮眠中の前記乗員を覚醒させる
 請求項20~23のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項25]
 前記覚醒部によって覚醒した前記乗員の覚醒度が所定の度合いよりも小さい場合には、前記移動体の移動を規制する規制部を備える
 請求項20~24のいずれか一項に記載の休憩支援装置。
[請求項26]
 候補地探索部が、移動体の目的地までの経路上にある複数の休憩候補地及び当該複数の休憩候補地のそれぞれに対する複数の到着予想時刻を検出する経路探索工程と、
 サーカディアンリズム予測部が前記移動体の乗員のサーカディアンリズムを予測するサーカディアンリズム予測工程と、
 評価部が、前記経路探索工程で検出した前記複数の到着予想時刻と、前記サーカディアンリズム予測工程で予測した前記乗員のサーカディアンリズムとに基づいて、前記複数の休憩候補地のそれぞれを評価し、当該複数の休憩候補地から前記乗員に推奨する推奨候補地を決定する評価工程とを含む
 休憩支援方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]