بعض محتويات هذا التطبيق غير متوفرة في الوقت الحالي.
إذا استمرت هذه الحالة ، يرجى الاتصال بنا علىتعليق وإتصال
1. (WO2016136787) ILLUMINATING DEVICE, DISPLAY DEVICE, AND TELEVISION RECEIVING DEVICE
Document

明 細 書

発明の名称 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003   0004  

発明の概要

0005   0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022  

図面の簡単な説明

0023  

発明を実施するための形態

0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113  

符号の説明

0114  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16  

明 細 書

発明の名称 : 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

技術分野

[0001]
 本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

背景技術

[0002]
 従来の液晶表示装置の一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に記載された液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルに光を照射するディスプレイバックライトユニットと、を備える。ディスプレイバックライトユニットは、一次光源と、一次光源によって放出される一次光を導光する導光板と、導光板によって導光された一次光によって励起されて二次光を放出するQD蛍光体材料を含むQDフィルムと、を備える。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特表2013-544018号公報
[0004]
(発明が解決しようとする課題)
 上記した特許文献1に記載されたようなQDフィルムを、いわゆる直下型のバックライト装置に用いることを検討した場合、次のような問題が生じることが懸念される。すなわち、直下型のバックライト装置は、液晶パネルの直下位置に多数の光源が並んで配置される構成となっているが、バックライト装置内における一次光に係る光量の分布が画面中央側で高く、画面外周側で低くなりがちとされる。一次光にこのような光量分布が生じると、バックライト装置の出射光における一次光とQDフィルムにより変換される二次光との比率が、画面中央側と画面外周側とで異なるものとなり易く、色ムラが生じるおそれがあった。

発明の概要

[0005]
 本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、色ムラの発生を抑制することを目的とする。
[0006]
(課題を解決するための手段)
 本発明の照明装置は、光源と、前記光源に対してその発光面側とは反対側に配される底部を有するとともに前記光源を収容するシャーシと、前記光源の前記発光面と対向状をなす形でその出光側に離れて配されるとともに前記光源からの光を波長変換する蛍光体を含有する波長変換部材と、前記光源からの光を前記波長変換部材側へ反射する反射部材であって、前記底部に倣う形で配される底側反射部と、前記底側反射部から前記波長変換部材側に向けて立ち上がる立ち上がり反射部と、を少なくとも有する反射部材と、少なくとも前記立ち上がり反射部の一部に設けられて前記底側反射部との比較において前記光源の光の色味に近い色味を呈する呈色部と、を備える。
[0007]
 このようにすれば、光源から発せられた光は、反射部材により反射されるなどして光源の発光面と対向状をなす形でその出光側に離れて配される波長変換部材に含有される蛍光体によって波長変換されて出射される。反射部材の立ち上がり反射部の少なくとも一部には、呈色部が設けられているから、呈色部が設けられた立ち上がり反射部よる反射光は、底側反射部による反射光に比べると、光源の光の色味に近い色味を帯びることになる。従って、光源から発せられて立ち上がり反射部にて反射される光の量が、底側反射部にて反射される光の量よりも少なくなっていても、立ち上がり反射部による反射光と、底側反射部による反射光と、に色味の差が生じ難いものとなる。それに加えて、立ち上がり反射部にて多重反射が生じて波長変換部材による光の波長変換効率が高くなった場合でも、その反射光の色味と底側反射部による反射光の色味との間に差が生じ難くなる。もって、当該照明装置の出射光に色ムラが生じ難いものとなる。
[0008]
 本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記呈色部は、前記光源の光とは補色の関係となる色の光の吸収率が、前記光源の光の吸収率よりも高いものとされる。このようにすれば、立ち上がり反射部にて反射される光のうち、光源の光とは補色の関係となる色の光は、光源の光よりも呈色部によって相対的に多く吸収されることになる。これにより、立ち上がり反射部にて反射される光の色味を光源の光の色味に近くすることができる。
[0009]
(2)前記呈色部は、前記光源の光の反射率が、前記光源の光とは補色の関係となる色の光の反射率よりも相対的に高いものとされる。このようにすれば、立ち上がり反射部にて反射される光のうち、光源の光は、光源の光とは補色の関係となる色の光よりも呈色部によって相対的に多く反射されることになる。これにより、立ち上がり反射部にて反射される光の色味を光源の光の色味に近くすることができる。
[0010]
(3)前記呈色部は、フィルム状をなしていて少なくとも前記立ち上がり反射部における前記波長変換部材側の面に貼り付けられている。このようにすれば、仮に立ち上がり反射部と底側反射部とで光の吸収率や反射率が異なる反射部材を製造した場合に比べると、製造コストが低いものとなる。また、例えば、呈色部を貼り付けずに反射部材を使用することも可能となるので、呈色部が必要な反射部材と、呈色部が不要な反射部材と、でベースとなる反射部材を共通化することができる。
[0011]
(4)前記呈色部は、少なくとも前記立ち上がり反射部における前記波長変換部材側の面に塗布されてなる。このようにすれば、仮に立ち上がり反射部と底側反射部とで光の吸収率や反射率が異なる反射部材を製造した場合に比べると、製造コストが低いものとなる。また、例えば、呈色部を塗布せずに反射部材を使用することも可能となるので、呈色部が必要な反射部材と、呈色部が不要な反射部材と、でベースとなる反射部材を共通化することができる。
[0012]
(5)前記呈色部は、前記立ち上がり反射部のうち立ち上がり先端側の方が立ち上がり基端側よりも前記光源の光の色味に近い色味を呈するものとされる。立ち上がり反射部のうち、立ち上がり先端側では、立ち上がり基端側に比べると、光源からの光の量が少なくなるとともに、多重反射に伴う波長変換部材による光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。その点、呈色部は、立ち上がり反射部のうち、立ち上がり先端側の方が立ち上がり基端部よりも光源の光の色味に近い色味を呈するものとされているから、立ち上がり反射部において立ち上がり先端側と立ち上がり基端側との間に色ムラが生じ難いものとなる。
[0013]
(6)前記立ち上がり反射部には、前記底側反射部に対して傾斜状をなすとともにその傾斜角度が相対的に小さな第1立ち上がり反射部と、前記傾斜角度が相対的に大きな第2立ち上がり反射部と、が少なくとも含まれており、前記呈色部は、少なくとも前記第1立ち上がり反射部に設けられている。第1立ち上がり反射部では、第2立ち上がり反射部に比べると、光源からの光の量が少なくなるとともに、多重反射に伴う波長変換部材による光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。その点、呈色部は、少なくとも第1立ち上がり反射部に設けられているので、少なくとも第1立ち上がり反射部にて生じ得る色ムラを好適に緩和することができる。
[0014]
(7)前記呈色部は、前記第2立ち上がり反射部にも設けられるとともに、前記第1立ち上がり反射部に設けられるものの方が、前記第2立ち上がり反射部に設けられるものよりも、前記光源の光の色味に近い色味を呈するものとされる。呈色部が第2立ち上がり反射部に設けられることで、第2立ち上がり反射部にて生じ得る色ムラを好適に緩和することができる。しかも、第1立ち上がり反射部に設けられる呈色部の方が、第2立ち上がり反射部に設けられる呈色部よりも、光源の光の色味に近い色味を呈することで、第1立ち上がり反射部による反射光と第2立ち上がり反射部による反射光との間に色味の差が生じ難いものとなり、色ムラの緩和を図る上で一層好適とされる。
[0015]
(8)前記呈色部は、前記立ち上がり反射部と前記底側反射部とに跨る形で設けられている。このようにすれば、立ち上がり反射部のみならず底側反射部にまで色ムラの発生が懸念される場合に好適とされる。
[0016]
(9)前記呈色部は、前記立ち上がり反射部と前記底側反射部との境界部分に選択的に設けられている。例えば、立ち上がり反射部と底側反射部との境界位置から光源までの距離が大きな場合には、立ち上がり反射部と底側反射部との境界位置付近において局所的に色ムラが生じるおそれがあるが、そのような場合でも、立ち上がり反射部と底側反射部との境界部分に呈色部を選択的に設けることで、色ムラの緩和に好適となる。
[0017]
(10)前記呈色部は、前記立ち上がり反射部の全域にわたって設けられている。このようにすれば、立ち上がり反射部による反射光と、底側反射部による反射光と、に色味の差がより生じ難いものとなる。
[0018]
(11)前記光源は、青色の光を発するものとされており、前記波長変換部材は、前記蛍光体として、前記青色の光を緑色の光に波長変換する緑色蛍光体と、前記青色の光を赤色の光に波長変換する赤色蛍光体と、を少なくとも含有しており、前記呈色部は、前記底側反射部との比較において青色味を呈するものとされる。このようにすれば、立ち上がり反射部よる反射光は、底側反射部による反射光に比べると、光源から発せられた青色の光に近い青色味を帯びることになる。従って、光源から発せられて立ち上がり反射部にて反射される光の量が、底側反射部にて反射される光の量よりも少なくなっていても、立ち上がり反射部による反射光と、底側反射部による反射光と、に色味の差が生じ難いものとなる。それに加えて、立ち上がり反射部による多重反射が生じて波長変換部材による光の波長変換効率が高くなり、緑色の光及び赤色の光の比率が高くなることが懸念される場合でも、その反射光の色味と底側反射部による反射光の色味との間に差が生じ難くなる。もって、当該照明装置の出射光に色ムラが生じ難いものとなる。
[0019]
(12)前記波長変換部材は、前記蛍光体として量子ドット蛍光体を含有している。このようにすれば、波長変換部材による光の波長変換効率がより高いものとなるとともに、波長変換された光の色純度が高いものとなる。
[0020]
 次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置から照射される光を利用して画像を表示する表示パネルと、を備える表示装置。このような構成の表示装置によれば、照明装置の出射光が色ムラの発生が抑制されたものとなっているから、表示品位に優れた表示を実現することができる。
[0021]
 さらには、上記課題を解決するために、本発明のテレビ受信装置は、上記記載の表示装置を備えるテレビ受信装置。このようなテレビ受信装置によれば、表示装置の表示品位が優れたものとされているから、表示品位に優れたテレビ画像の表示を実現することができる。
[0022]
(発明の効果)
 本発明によれば、色ムラの発生を抑制することができる。

図面の簡単な説明

[0023]
[図1] 本発明の実施形態1に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図
[図2] テレビ受信装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図
[図3] 液晶表示装置に備わるバックライト装置の平面図
[図4] 液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図
[図5] 液晶表示装置の長辺方向に沿った断面構成を示す断面図
[図6] 図4の拡大断面図
[図7] 図5の拡大断面図
[図8] 本発明の実施形態2に係るバックライト装置の平面図
[図9] 本発明の実施形態3に係るバックライト装置の平面図
[図10] 図9のx-x線断面図
[図11] 本発明の実施形態4に係るバックライト装置の平面図
[図12] 本発明の実施形態5に係るバックライト装置の平面図
[図13] 本発明の実施形態6に係るバックライト装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図
[図14] 本発明の実施形態7に係るバックライト装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図
[図15] 本発明の実施形態8に係るバックライト装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図
[図16] 本発明の実施形態9に係るバックライト装置の平面図

発明を実施するための形態

[0024]
 <実施形態1>
 本発明の実施形態1を図1から図7によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図4及び図5などに示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする。
[0025]
 本実施形態に係るテレビ受信装置10TVは、図1に示すように、液晶表示装置10と、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネット10Ca,10Cbと、電源10Pと、テレビ信号を受信するチューナー(受信部)10Tと、スタンド10Sと、を備えて構成される。液晶表示装置(表示装置)10は、全体として横長(長手)の方形状(矩形状)をなし、縦置き状態で収容されている。この液晶表示装置10は、図2に示すように、画像を表示する表示パネルである液晶パネル11と、液晶パネル11に表示のための光を供給する外部光源であるバックライト装置(照明装置)12と、を備え、これらが枠状のベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。
[0026]
 次に、液晶表示装置10を構成する液晶パネル11及びバックライト装置12について順次に説明する。このうち、液晶パネル(表示パネル)11は、平面に視て横長な方形状をなしており、一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶が封入された構成とされる。一方のガラス基板(アレイ基板、アクティブマトリクス基板)には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えばTFT)、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板(対向基板、CF基板)には、R(赤色),G(緑色),B(青色)等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両ガラス基板の外側にはそれぞれ偏光板が配されている。
[0027]
 続いて、バックライト装置12について詳しく説明する。バックライト装置12は、図2に示すように、表側(光出射側、液晶パネル11側)に開口する光出射部14bを有した略箱型をなすシャーシ14と、シャーシ14の光出射部14bを覆うようにして配される光学部材15と、シャーシ14の外縁部に沿って配され光学部材15の外縁部をシャーシ14との間で挟んで保持するフレーム16と、を備える。さらに、シャーシ14内には、LED(光源)17と、LED17が実装されたLED基板18と、シャーシ14内の光を反射させる反射シート(反射部材)19と、が備えられる。このように、本実施形態に係るバックライト装置12は、シャーシ14内において液晶パネル11及び光学部材15の直下位置にLED17が配されてその発光面17aが対向状をなす、いわゆる直下型とされる。以下では、バックライト装置12の各構成部品について詳しく説明する。
[0028]
 シャーシ14は、例えばアルミニウム板や電気亜鉛めっき綱板(SECC)などの金属板からなり、図3から図5に示すように、液晶パネル11と同様に横長な方形状(矩形状、長方形状)をなす底板部(底部)14aと、底板部14aの各辺(一対の長辺及び一対の短辺)の外端からそれぞれ表側(光出射側)に向けて立ち上がる側板部(側部)14cと、各側板部14cの立ち上がり端から外向きに張り出す受け板部(受け部)14dと、からなり、全体としては表側に向けて開口した浅い略箱型(略浅皿状)をなしている。シャーシ14は、その長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致している。シャーシ14における底板部14aは、LED基板18に対して裏側、つまりLED17に対してその発光面17a側(光出射側)とは反対側に配されている。シャーシ14における各側板部14cは、底板部14aに対して傾斜状をなしている。シャーシ14における各受け板部14dには、表側からフレーム16及び次述する光学部材15が載置可能とされる。各受け板部14dには、フレーム16が固定されている。
[0029]
 光学部材15は、図2に示すように、液晶パネル11及びシャーシ14と同様に平面に視て横長の方形状をなしている。光学部材15は、図4及び図5に示すように、その外縁部が受け板部14dに載せられることで、シャーシ14の光出射部14bを覆うとともに、液晶パネル11とLED17との間に介在して配される。光学部材15は、LED17の発光面17aに対して表側、つまり光出射側に所定の間隔を空けて対向状をなしている。光学部材15は、裏側(LED17側、光出射側とは反対側)に配される拡散板15aと、表側(液晶パネル11側、光出射側)に配される光学シート15bと、から構成される。拡散板15aは、所定の厚みを持つほぼ透明な樹脂製の基材内に拡散粒子を多数分散して設けた構成とされ、透過する光を拡散させる機能を有する。光学シート15bは、拡散板15aと比べると板厚が薄いシート状をなしており、3枚が積層して配されており、その中にはLED17から発せられた光を他の波長の光へと波長変換する波長変換シート(波長変換部材)20が含まれている。具体的には、光学シート15bは、波長変換シート20と、波長変換シート20の表側に重ねられるプリズムシート21と、プリズムシート21の表側に重ねられる反射型偏光シート22と、から構成される。このうちの波長変換シート20に関しては、後に改めて詳しく説明する。
[0030]
 プリズムシート21は、基材と、基材における表側の板面に設けられるプリズム部と、を有しており、このうちのプリズム部が、X軸方向に沿って延在するとともにY軸方向に沿って多数並んで配される単位プリズムから構成されている。このような構成により、プリズムシート21は、波長変換シート20からの光に、Y軸方向(単位プリズムの並び方向、単位プリズムの延在方向と直交する方向)について選択的に集光作用(異方性集光作用)を付与するものとされる。反射型偏光シート22は、反射型偏光フィルムと、反射型偏光フィルムを表裏から挟み込む一対の拡散フィルムと、から構成される。反射型偏光フィルムは、例えば屈折率の互いに異なる層を交互に積層した多層構造を有しており、プリズムシート21からの光のうちp波を透過させ、s波を裏側へ反射させる構成となっている。反射型偏光フィルムによって反射されたs波は、後述する反射シート19などによって、再度表側に反射され、その際に、s波とp波に分離する。このように、反射型偏光シート22は、反射型偏光フィルムを備えることで、本来ならば、液晶パネル11の偏光板によって吸収されるs波を、裏側(反射シート19側)へ反射させることで再利用することができ、光の利用効率(ひいては輝度)を高めることができる。一対の拡散フィルムは、ポリカーボネートなどの合成樹脂材料からなり、反射型偏光フィルム側とは反対側の板面にエンボス加工が施されることで、光に拡散作用を付与するものとされる。
[0031]
 フレーム16は、図2に示すように、液晶パネル11及び光学部材15の外周縁部に沿う枠状をなしている。このフレーム16と各受け板部14dとの間で光学部材15における外縁部を挟持可能とされている(図4及び図5)。また、このフレーム16は、液晶パネル11における外縁部を裏側から受けることができ、表側に配されるベゼル13との間で液晶パネル11の外縁部を挟持可能とされる(図4及び図5)。
[0032]
 次に、LED17及びLED17が実装されるLED基板18について説明する。LED17は、図4及び図5に示すように、LED基板18上に表面実装されるとともにその発光面17aがLED基板18側とは反対側を向いた、いわゆる頂面発光型とされており、その光軸がZ軸方向、つまり液晶パネル11の表示面(光学部材15の板面)に対する法線方向と一致している。ここで言う「光軸」とは、LED17における発光光のうち、発光強度が最も高い(ピークとなる)光の進行方向と一致する軸のことである。詳しくは、LED17は、図6及び図7に示すように、発光源である青色LED素子(青色発光素子、青色LEDチップ)を、封止材によってケース内に封止してなるものとされる。つまり、このLED17は、青色の単色光を発する青色LEDとされている。そして、LED17から発せられた青色の光は、その一部が詳しくは後述する波長変換シート20によって緑色の光や赤色の光に波長変換されるようになっており、これら波長変換された緑色の光及び赤色の光と、LED17の青色の光と、の加法混色によりバックライト装置12の出射光が概ね白色を呈するものとされる。LED17に備わる青色LED素子は、例えばInGaNなどの半導体材料からなる半導体であり、順方向に電圧が印加されることで青色の波長領域(約420nm~約500nm)に含まれる波長の青色の単色光を発光するものとされる。つまり、LED17の発光光は、この青色LED素子の発光光と同色の単色光とされる。この青色LED素子は、図示しないリードフレームによってケース外に配されたLED基板18における配線パターンに接続される。
[0033]
 LED基板18は、図3に示すように、やや縦長な方形状(矩形状、長方形状)をなしており、長辺方向がY軸方向と一致し、短辺方向がX軸方向と一致する状態でシャーシ14内において底板部14aに沿って延在しつつ収容されている。LED基板18の基材は、シャーシ14と同じアルミ系材料などの金属製とされ、その表面に絶縁層を介して銅箔などの金属膜からなる配線パターン(図示せず)が形成され、さらには最外表面には、白色を呈する反射層(図示せず)が形成された構成とされる。なお、LED基板18の基材に用いる材料としては、セラミックなどの絶縁材料を用いることも可能である。このLED基板18の基材の板面のうち、表側を向いた板面(光学部材15側を向いた板面)には、上記した構成のLED17が表面実装されており、ここが実装面18aとされる。LED17は、LED基板18の実装面18aの面内において複数ずつ行列状(マトリクス状、碁盤目状)に並列して配されるとともに、実装面18aの面内に配索形成された配線パターンによって相互が電気的に接続されている。具体的には、LED基板18の実装面18a上には、その短辺方向(X軸方向)に沿って5個(相対的に少ない数)ずつ、長辺方向(Y軸方向)に沿って6個(相対的に多い数)ずつのLED17が行列状に並んで配置されている。LED基板18における各LED17の配列ピッチは、ほぼ一定とされ、詳しくはX軸方向(行方向)及びY軸方向(列方向)についてそれぞれほぼ等間隔に配列されている。
[0034]
 上記した構成のLED基板18は、図3に示すように、シャーシ14内においてX軸方向及びY軸方向に沿って複数ずつが互いに長辺方向及び短辺方向を揃えた状態で並列して配置されている。具体的には、LED基板18は、シャーシ14内においてX軸方向に沿って4枚(相対的に多い数)ずつ、Y軸方向に沿って2枚(相対的に少ない数)ずつ、それぞれ並んで配されており、それらの並び方向がX軸方向及びY軸方向とそれぞれ一致している。X軸方向及びY軸方向についてそれぞれ隣り合うLED基板18間の配列間隔は、ほぼ一定とされる。そして、シャーシ14の底板部14aの面内においてLED17は、X軸方向(行方向)及びY軸方向(列方向)についてそれぞれほぼ等間隔となるよう行列状に並ぶよう平面配置されている。具体的には、LED17は、シャーシ14の底板部14aの面内においてその長辺方向(X軸方向)に沿って20個ずつ、短辺方向(Y軸方向)に沿って12個ずつが行列状に並ぶ形で平面配置されている。これらのLED17群の全てに対して、シャーシ14の光出射部14bを覆う形で配された光学部材15は、所定の間隔を空けつつ対向状に配されている。なお、各LED基板18には、図示しない配線部材が接続されるコネクタ部が設けられており、配線部材を介して図示しないLED駆動基板(光源駆動基板)から駆動電力が供給されるようになっている。
[0035]
 反射シート19は、合成樹脂製とされ、表面が光の反射性に優れた白色を呈するものとされる。反射シート19は、その表面にて特定の波長の光を吸収することがなく、全ての可視光線を乱反射するものとされており、全域にわたって光の反射率がほぼ一定とされている。反射シート19は、図3から図5に示すように、シャーシ14の内面のほぼ全域にわたって敷設される大きさを有しているので、シャーシ14内に配されたLED基板18をほぼ全域にわたって表側(光出射側、光学部材15側)から覆うことが可能とされる。この反射シート19によりシャーシ14内の光を表側(光出射側、光学部材15側)に向けて反射させることができるようになっている。反射シート19は、LED基板18(底板部14a)に沿って延在するとともに各LED基板18を一括してそのほぼ全域を覆う大きさの底側反射部19aと、底側反射部19aの各外端から表側に立ち上がるとともに底側反射部19aに対して傾斜状をなす4つの立ち上がり反射部19bと、各立ち上がり反射部19bの外端から外向きに延出するとともにシャーシ14の受け板部14dに載せられる延出部19cとから構成されている。この反射シート19の底側反射部19aが各LED基板18における表側の面、つまりLED17の実装面18aに対して表側に重なるよう配される。また、反射シート19の底側反射部19aには、各LED17と平面に視て重畳する位置に各LED17を個別に挿通するLED挿通孔(光源挿通孔)19dが開口して設けられている。このLED挿通孔19dは、各LED17の配置に対応してX軸方向及びY軸方向について行列状(マトリクス状)に複数が並列配置されている。
[0036]
 立ち上がり反射部19bは、図3に示すように、底側反射部19aにおける短辺側の両外端からそれぞれ立ち上がる一対の短辺側立ち上がり反射部(第1立ち上がり反射部)19bAと、底側反射部19aにおける長辺側の両外端からそれぞれ立ち上がる一対の長辺側立ち上がり反射部(第2立ち上がり反射部)19bBと、から構成される。なお、以下では立ち上がり反射部19bを区別する場合には、短辺側立ち上がり反射部の符号に添え字Aを、長辺側立ち上がり反射部の符号に添え字Bを付し、区別せずに総称する場合には、符号に添え字を付さないものとする。短辺側立ち上がり反射部19bAは、図5に示すように、底側反射部19aに対する傾斜角度が相対的に小さなものとされ、相対的に緩やかな勾配を有している。その一方、短辺側立ち上がり反射部19bAは、立ち上がり基端位置から立ち上がり先端位置に至るまでの直線距離が相対的に長いものとされる。従って、LED17から発せられて短辺側立ち上がり反射部19bAにより反射される光の量が相対的に少ないものとされるとともに、短辺側立ち上がり反射部19bAにより立ち上げられた後に光学部材15により戻された光が短辺側立ち上がり反射部19bAにて相対的に多重反射され易くなる傾向にある。これに対し、長辺側立ち上がり反射部19bBは、図4に示すように、底側反射部19aに対する傾斜角度が相対的に大きなものとされ、相対的に急な勾配を有している。その一方、長辺側立ち上がり反射部19bBは、立ち上がり基端位置から立ち上がり先端位置に至るまでの直線距離が相対的に短いものとされる。従って、LED17から発せられて長辺側立ち上がり反射部19bBにより反射される光の量が相対的に多くなるものとされるとともに、長辺側立ち上がり反射部19bBにより立ち上げられた後に光学部材15により戻された光が長辺側立ち上がり反射部19bBにて相対的に多重反射され難くなる傾向にある。
[0037]
 次に、波長変換シート20に関して詳しく説明する。波長変換シート20は、LED17からの光を波長変換するための蛍光体(波長変換物質)を含有する蛍光体層(波長変換層)と、蛍光体層を表裏から挟み込んでこれを保護する一対の保護層と、から構成されている。蛍光体層には、LED17からの青色の単色光を励起光として、赤色の光(赤色に属する特定の波長領域の可視光線)を発する赤色蛍光体と、緑色(緑色に属する特定の波長領域の可視光線)の光を発する緑色蛍光体と、が分散配合されている。
[0038]
 より詳しくは、蛍光体層に含有される各色の蛍光体は、いずれも励起光が青色の光とされており、次のような発光スペクトルを有している。すなわち、緑色蛍光体は、青色の光を励起光として、緑色に属する波長領域(約500nm~約570nm)の光、つまり緑色の光を蛍光光として発するものとされる。緑色蛍光体は、好ましくは、ピークのピーク波長が緑色の光の波長範囲の中の約530nmとされ且つピークの半値幅が40nm未満とされる発光スペクトルを有する。赤色蛍光体は、青色の光を励起光として、赤色に属する波長領域(約600nm~約780nm)の光、つまり赤色の光を蛍光光として発するものとされる。赤色蛍光体は、好ましくは、ピークのピーク波長が赤色の光の波長範囲の中の約610nmとされ且つピークの半値幅が40nm未満とされる発光スペクトルを有する。
[0039]
 このように、各色の蛍光体は、励起波長が蛍光波長よりも短波長とされるダウンコンバージョン型(ダウンシフティング型)とされている。このダウンコンバージョン型の蛍光体は、相対的に短波長で且つ高いエネルギーを持つ励起光を、相対的に長波長で且つ低いエネルギーを持つ蛍光光に変換するものとされる。従って、仮に励起波長が蛍光波長よりも長波長とされるアップコンバージョン型の蛍光体を用いた場合(量子効率が例えば28%程度)に比べると、量子効率(光の変換効率)が30%~50%程度と、より高いものとなっている。各色の蛍光体は、それぞれ量子ドット蛍光体(Quantum Dot Phosphor)とされる。量子ドット蛍光体は、ナノサイズ(例えば直径2nm~10nm程度)の半導体結晶中に電子・正孔や励起子を三次元空間全方位で閉じ込めることで、離散的エネルギー準位を有しており、そのドットのサイズを変えることで発光光のピーク波長(発光色)などを適宜に選択することが可能とされる。この量子ドット蛍光体の発光光(蛍光光)は、その発光スペクトルにおけるピークが急峻となってその半値幅が狭くなることから、色純度が極めて高くなるとともにその色域が広いものとなる。量子ドット蛍光体の材料としては、2価の陽イオンになるZn、Cd、Hg、Pb等と2価の陰イオンになるO、S、Se、Te等とを組み合わせた材料(CdSe(セレン化カドミウム)、ZnS(硫化亜鉛)等)、3価の陽イオンとなるGa、In等と3価の陰イオンとなるP、As、Sb等とを組み合わせた材料(InP(リン化インジウム)、GaAs(ヒ化ガリウム)等)、さらにはカルコパイライト型化合物(CuInSe 2等)などがある。本実施形態では、量子ドット蛍光体の材料として、上記のうちのCdSeとZnSとを併用している。また、本実施形態において用いる量子ドット蛍光体は、いわゆるコア・シェル型量子ドット蛍光体とされる。コア・シェル型量子ドット蛍光体は、量子ドットの周囲を、比較的バンドギャップの大きな半導体物質からなるシェルによって被覆した構成とされる。具体的には、コア・シェル型量子ドット蛍光体として、シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社の製品である「Lumidot(登録商標) CdSe/ZnS」を用いるのが好ましい。
[0040]
 ところで、本実施形態に係る直下型のバックライト装置12では、液晶パネル11の直下位置に多数のLED17が並んで配置される構成となっているが、バックライト装置12内においてLED17から発せられた一次光に係る光量の分布が画面中央側で高く、画面外周側で低くなりがちとされる。これは、主には、バックライト装置12内におけるLED17の配置領域が反射シート19の底側反射部19aのみに限定されていて、立ち上がり反射部19bにはLED17が配置されないことに因る。つまり、LED17は、底側反射部19aと平面に視て重畳する形で配され、各立ち上がり反射部19bとは平面に視て非重畳の配置となっているため、各立ち上がり反射部19bにより反射されるLED17の光の量が相対的に少なくなっている。LED17から発せられた一次光にこのような光量分布の偏りが生じると、バックライト装置12の出射光における一次光と波長変換シート20により変換される二次光との比率が、画面中央側と画面外周側とで異なるものとなり易く、色ムラが生じるおそれがあった。具体的には、画面外周側では、LED17から発せられた一次光の光量が相対的に少なくなるのに加えて、立ち上がり反射部19bと光学部材15との間の距離が相対的に短くなるために立ち上がり反射部19bによる反射光が光学部材15との間で多重反射し易くなることで波長変換シート20による波長変換効率が相対的に高くなる、などの原因により出射光が相対的に黄色味を帯び易いものとなっていた。
[0041]
 そこで、本実施形態に係るバックライト装置12は、図3及び図6に示すように、反射シート19の立ち上がり反射部19bに、底側反射部19aとの比較においてLED17の光の色味に近い色味を呈する呈色部23が設けられた構成となっている。詳しくは、白色を呈する底側反射部19aに対し、呈色部23は、LED17の光の色味、つまり青色味を呈するものとされる。呈色部23は、表面が白色を呈するフィルム状の反射基材を有するとともにその反射基材の表面(波長変換シート20側の面を含む)に青色を呈する塗料(顔料または染料を含む)を塗布してなるものとされる。呈色部23に有されて青色を呈する塗料は、LED17の発光光(一次光)である青色の光の補色となる黄色の光の吸収率が、反射シート19の底側反射部19aにおける黄色の光の吸収率よりも相対的に高いものとされる。なお、ここで言う「黄色の光」には、黄色に属する波長領域(約570nm~約600nm)の光が含まれるのは勿論のこと、緑色に属する波長領域の光(緑色蛍光体から発せられる緑色の光)と赤色に属する波長領域の光(赤色蛍光体から発せられる赤色の光)との合成した光も含まれる。従って、呈色部23は、青色の光の反射率が、反射シート19の底側反射部19aにおける青色の光の反射率よりも相対的に高いものとされ、また、黄色の光の反射率が、反射シート19の底側反射部19aにおける黄色の光の反射率よりも相対的に低いものとされる。つまり、呈色部23は、黄色の光をより少なく反射して青色の光をより多く反射する、という波長選択性反射機能を有していることになる。これにより、呈色部23が設けられた立ち上がり反射部19bでは、その反射光が、底側反射部19aによる反射光に比べると、青色味、つまりLED17の青色の光の色味に近い色味を帯びることになる。従って、LED17から発せられた光のうち、呈色部23が設けられた立ち上がり反射部19bにて反射される光(一次光)の量が、底側反射部19aにて反射される光(一次光)の量よりも少なくなっていても、呈色部23が設けられた立ち上がり反射部19bによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、に色味の差が生じ難いものとなる。それに加えて、呈色部23が設けられた立ち上がり反射部19bと光学部材15との間で多重反射が生じて波長変換シート20による光の波長変換効率が局所的に高くなった場合でも、その反射光の色味と底側反射部19aによる反射光の色味との間に差が生じ難くなる。もって、バックライト装置12の出射光に色ムラが生じ難いものとなる。なお、図2及び図3では、呈色部23の形成範囲を網掛け状にして図示するとともに、その青色味の濃度を網掛けの密度によって表している。つまり、図2及び図3における網掛けの密度が高いほど、青色味が濃くなり、逆に網掛けの密度が低いほど、青色味が薄いものとなる。
[0042]
 より詳しくは、呈色部23は、図3,図6及び図7に示すように、立ち上がり反射部19bのうち、一対の長辺側立ち上がり反射部19bBには設けられておらず、一対の短辺側立ち上がり反射部19bAのみに設けられている。つまり、呈色部23は、立ち上がり反射部19bのうち、底側反射部19aに対する傾斜角度が相対的に小さな一対の短辺側立ち上がり反射部19bAに選択的に設けられている、と言える。上記傾斜角度が相対的に小さな短辺側立ち上がり反射部19bAでは、同傾斜角度が相対的に大きな長辺側立ち上がり反射部19bBに比べると、平面に視た立ち上がり先端部から立ち上がり基端部、つまり底側反射部19aまでの距離が相対的に大きくなるため、LED17からの青色の光の量が少なくなるとともに、多重反射に伴う波長変換シート20による光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。このことから、そのような短辺側立ち上がり反射部19bAに呈色部23を選択的に設けることで、短辺側立ち上がり反射部19bAによる反射光と、長辺側立ち上がり反射部19bBによる反射光と、の間に生じ得る色味の差を緩和することができ、もって立ち上がり反射部19bによる反射光の色味に差が生じ難いものとなる。
[0043]
 なお、長辺側立ち上がり反射部19bBは、図3に示すように、短辺側立ち上がり反射部19bAに比べると、平面に視た立ち上がり先端部から立ち上がり基端部(底側反射部19a)までの距離が相対的に小さいので、LED17からの青色の光の量がそれほど少なくならず、また光学部材15との間で生じる多重反射に伴う波長変換シート20による光の波長変換効率もそれほど高くならないことから、長辺側立ち上がり反射部19bBによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、の間に生じ得る色味の差が許容範囲内となっている。このため、本実施形態では、長辺側立ち上がり反射部19bBには呈色部23が設けられない構成となっている。
[0044]
 呈色部23は、図6に示すように、短辺側立ち上がり反射部19bAのほぼ全域にわたって設けられている。これにより、短辺側立ち上がり反射部19bAによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、の間に色味の差がより生じ難いものとなる。呈色部23は、反射基材に塗布される塗料の濃度分布が全域にわたって概ね一定とされている。さらには、呈色部23は、上記したようにフィルム状をなすとともに、短辺側立ち上がり反射部19bAにおける表側(波長変換シート20側)の面に貼り付けることで短辺側立ち上がり反射部19bAに一体的に設けられている。このような構成によれば、仮に短辺側立ち上がり反射部と底側反射部とで光の吸収率や反射率が異なる反射シートを製造した場合に比べると、製造コストが低いものとなる。また、例えば、呈色部23を貼り付けずに反射シート19を使用することも可能となるので、呈色部23が必要な反射シート19と、呈色部23が不要な反射シート19と、でベースとなる反射シート19を共通化することができる。
[0045]
 本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。液晶表示装置10の電源が投入されると、図示しないコントロール基板から出力される表示に係る各種信号が液晶パネル11へと伝送されることで、液晶パネル11の駆動が制御されるとともに、図示しないLED駆動回路基板によりLED基板18のLED17の駆動が制御される。点灯されたLED17からの光は、図4及び図5に示すように、直接的に光学部材15に照射されたり、反射シート19により反射されて間接的に光学部材15に照射されたりして光学部材15にて所定の光学作用が付与された後に液晶パネル11へと照射されることで、液晶パネル11の表示領域にて画像の表示に利用される。
[0046]
 バックライト装置12の光学作用(但し、後述する反射シート19及び呈色部23の光学作用を除く)について詳しく説明すると、図4及び図5に示すように、LED17から発せられた青色の光(一次光)は、光学部材15を構成する拡散板15aにて拡散作用を付与された後に、その一部が光学シート15bを構成する波長変換シート20にて緑色の光及び赤色の光(二次光)へと波長変換される。この波長変換された緑色の光及び赤色の光(二次光)と、LED17の青色の光(一次光)と、によって概ね白色の照明光が得られることになる。これらLED17の青色の光(一次光)と、波長変換された緑色の光及び赤色の光(二次光)と、は、プリズムシート21にてY軸方向について選択的に集光作用(異方性集光作用)が付与された後に、反射型偏光シート22にて特定の偏光光(p波)が選択的に透過されて液晶パネル11に向けて出射するのに対し、それとは異なる特定の偏光光(s波)が選択的に裏側へと反射される。反射型偏光シート22にて反射されたs波やプリズムシート21にて集光作用を付与されずに裏側へと反射された光や拡散板15aにて裏側へ向けて反射された光などは、次述する反射シート19にて再び反射されて再び表側へ向けて進行することになる。
[0047]
 次に、反射シート19及び呈色部23の光学作用について詳しく説明する。反射シート19は、LED17から発せられた青色の光(一次光)や光学部材15にて裏側へと戻された光(一次光及び二次光)を底側反射部19a及び各立ち上がり反射部19bにより表側へと反射する。ここで、各立ち上がり反射部19bのうち、一対の短辺側立ち上がり反射部19bAには、LED17の発光光(一次光)と同じ青色を呈する呈色部23が設けられているから、短辺側立ち上がり反射部19bAでは呈色部23によって青色の光(一次光)がより効率的に反射され、黄色の光(緑色の光及び赤色の光、二次光)がより多く吸収される。詳しくは、短辺側立ち上がり反射部19bAは、長辺側立ち上がり反射部19bBに比べると、平面に視た立ち上がり先端部から立ち上がり基端部、つまり底側反射部19aまでの距離が相対的に大きくなるため、LED17からの青色の光の量が少なくなるとともに、光学部材15との間で生じる多重反射に伴う波長変換シート20による光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。このような短辺側立ち上がり反射部19bAに呈色部23を選択的に設けることで、短辺側立ち上がり反射部19bAによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、の間に生じ得る色味の差を緩和することができるのに加えて、短辺側立ち上がり反射部19bAによる反射光と、長辺側立ち上がり反射部19bBによる反射光と、の間に生じ得る色味の差を緩和することができる。これにより、バックライト装置12の出射光は、画面外周側と画面中央側とで色味の均質化が図られ、もって色ムラの発生が好適に抑制されるようになっている。しかも、呈色部23は、短辺側立ち上がり反射部19bAにおいてほぼ全域にわたって設けられているので、短辺側立ち上がり反射部19bAによる反射光の色味が、長辺側立ち上がり反射部19bBによる反射光の色味や底側反射部19aによる反射光の色味により近いものとなり易くなっており、もって色ムラの発生を一層好適に抑制することができる。
[0048]
 以上説明したように本実施形態のバックライト装置(照明装置)12は、LED(光源)17と、LED17に対してその発光面17a側とは反対側に配される底板部(底部)14aを有するとともにLED17を収容するシャーシ14と、LED17の発光面17aと対向状をなす形でその出光側に離れて配されるとともにLED17からの光を波長変換する蛍光体を含有する波長変換シート(波長変換部材)20と、LED17からの光を波長変換シート20側へ反射する反射シート(反射部材)19であって、底板部14aに倣う形で配される底側反射部19aと、底側反射部19aから波長変換シート20側に向けて立ち上がる立ち上がり反射部19bと、を少なくとも有する反射シート19と、少なくとも立ち上がり反射部19bの一部に設けられて底側反射部19aとの比較においてLED17の光の色味に近い色味を呈する呈色部23と、を備える。
[0049]
 このようにすれば、LED17から発せられた光は、反射シート19により反射されるなどしてLED17の発光面17aと対向状をなす形でその出光側に離れて配される波長変換シート20に含有される蛍光体によって波長変換されて出射される。反射シート19の立ち上がり反射部19bの少なくとも一部には、呈色部23が設けられているから、呈色部23が設けられた立ち上がり反射部19bよる反射光は、底側反射部19aによる反射光に比べると、LED17の光の色味に近い色味を帯びることになる。従って、LED17から発せられて立ち上がり反射部19bにて反射される光の量が、底側反射部19aにて反射される光の量よりも少なくなっていても、立ち上がり反射部19bによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、に色味の差が生じ難いものとなる。それに加えて、立ち上がり反射部19bにて多重反射が生じて波長変換シート20による光の波長変換効率が高くなった場合でも、その反射光の色味と底側反射部19aによる反射光の色味との間に差が生じ難くなる。もって、当該バックライト装置12の出射光に色ムラが生じ難いものとなる。
[0050]
 また、呈色部23は、LED17の光とは補色の関係となる色の光の吸収率が、LED17の光の吸収率よりも高いものとされる。このようにすれば、立ち上がり反射部19bにて反射される光のうち、LED17の光とは補色の関係となる色の光は、LED17の光よりも呈色部23によって相対的に多く吸収されることになる。これにより、立ち上がり反射部19bにて反射される光の色味をLED17の光の色味に近くすることができる。
[0051]
 また、呈色部23は、LED17の光の反射率が、LED17の光とは補色の関係となる色の光の反射率よりも相対的に高いものとされる。このようにすれば、立ち上がり反射部19bにて反射される光のうち、LED17の光は、LED17の光とは補色の関係となる色の光よりも呈色部23によって相対的に多く反射されることになる。これにより、立ち上がり反射部19bにて反射される光の色味をLED17の光の色味に近くすることができる。
[0052]
 また、呈色部23は、フィルム状をなしていて少なくとも立ち上がり反射部19bにおける波長変換シート20側の面に貼り付けられている。このようにすれば、仮に立ち上がり反射部と底側反射部とで光の吸収率や反射率が異なる反射シートを製造した場合に比べると、製造コストが低いものとなる。また、例えば、呈色部23を貼り付けずに反射シート19を使用することも可能となるので、呈色部23が必要な反射シート19と、呈色部23が不要な反射シート19と、でベースとなる反射シート19を共通化することができる。
[0053]
 また、立ち上がり反射部19bには、底側反射部19aに対して傾斜状をなすとともにその傾斜角度が相対的に小さな短辺側立ち上がり反射部(第1立ち上がり反射部)19bAと、傾斜角度が相対的に大きな長辺側立ち上がり反射部(第2立ち上がり反射部)19bBと、が少なくとも含まれており、呈色部23は、少なくとも短辺側立ち上がり反射部19bAに設けられている。短辺側立ち上がり反射部19bAでは、長辺側立ち上がり反射部19bBに比べると、LED17からの光の量が少なくなるとともに、多重反射に伴う波長変換シート20による光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。その点、呈色部23は、少なくとも短辺側立ち上がり反射部19bAに設けられているので、少なくとも短辺側立ち上がり反射部19bAにて生じ得る色ムラを好適に緩和することができる。
[0054]
 また、呈色部23は、立ち上がり反射部19bの全域にわたって設けられている。このようにすれば、立ち上がり反射部19bによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、に色味の差がより生じ難いものとなる。
[0055]
 また、LED17は、青色の光を発するものとされており、波長変換シート20は、蛍光体として、青色の光を緑色の光に波長変換する緑色蛍光体と、青色の光を赤色の光に波長変換する赤色蛍光体と、を少なくとも含有しており、呈色部23は、底側反射部19aとの比較において青色味を呈するものとされる。このようにすれば、立ち上がり反射部19bよる反射光は、底側反射部19aによる反射光に比べると、LED17から発せられた青色の光に近い青色味を帯びることになる。従って、LED17から発せられて立ち上がり反射部19bにて反射される光の量が、底側反射部19aにて反射される光の量よりも少なくなっていても、立ち上がり反射部19bによる反射光と、底側反射部19aによる反射光と、に色味の差が生じ難いものとなる。それに加えて、立ち上がり反射部19bによる多重反射が生じて波長変換シート20による光の波長変換効率が高くなり、緑色の光及び赤色の光の比率が高くなることが懸念される場合でも、その反射光の色味と底側反射部19aによる反射光の色味との間に差が生じ難くなる。もって、当該バックライト装置12の出射光に色ムラが生じ難いものとなる。
[0056]
 また、波長変換シート20は、蛍光体として量子ドット蛍光体を含有している。このようにすれば、波長変換シート20による光の波長変換効率がより高いものとなるとともに、波長変換された光の色純度が高いものとなる。
[0057]
 本実施形態に係る液晶表示装置10は、上記記載のバックライト装置12と、バックライト装置12から照射される光を利用して画像を表示する液晶パネル(表示パネル)11と、を備える。このような構成の液晶表示装置10によれば、バックライト装置12の出射光が色ムラの発生が抑制されたものとなっているから、表示品位に優れた表示を実現することができる。
[0058]
 本実施形態に係るテレビ受信装置10TVは、上記記載の表示装置を備える。このようなテレビ受信装置10TVによれば、液晶表示装置10の表示品位が優れたものとされているから、表示品位に優れたテレビ画像の表示を実現することができる。
[0059]
 <実施形態2>
 本発明の実施形態2を図8によって説明する。この実施形態2では、呈色部123の塗料に係る濃度分布を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0060]
 本実施形態に係る呈色部123は、図8に示すように、塗料の濃度分布が反射基材の面内において変化するものとされる。詳しくは、呈色部123は、塗料の濃度が、底側反射部119aからの距離に応じて変化するものとされており、底側反射部119aに近い側、つまり短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり基端側ほど薄く、逆に底側反射部119aから遠い側、つまり短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり先端側ほど濃くなるような分布となっている。つまり、呈色部123の表面の青色味は、短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり基端部(底側反射部119a)に近づくほど薄くなって白色、つまり底側反射部119aが呈する色味に近くなるのに対し、短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり先端部に近づく(底側反射部119aから遠ざかる)ほど濃くなってLED117の光の色味により近くなるものとされる。呈色部123は、表面の青色味が濃くなるほど青色の光(一次光)の反射率が高くなるとともに黄色の光(緑色の光及び赤色の光、二次光)の吸収率が低くなり、逆に表面の青色味が薄くなるほど青色の光の反射率が低くなるとともに黄色の光の吸収率が高くなる傾向とされる。従って、呈色部123は、短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり基端部側ほど青色の光の反射率が低くなるとともに黄色の光の吸収率が高くなるのに対し、短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり先端側ほど青色の光の反射率が高くなるとともに黄色の光の吸収率が低くなるものとされる。そして、呈色部123は、塗料の濃度及び表面の青色味が、短辺側立ち上がり反射部119bAの立ち上がり基端側から立ち上がり先端側に向けて連続的に漸次変化するものとされている。なお、図8では、呈色部123の形成範囲を網掛け状にして図示するとともに、その青色味の濃度を網掛けの密度によって表している。つまり、図8における網掛けの密度が高いほど、青色味が濃くなり、逆に網掛けの密度が低いほど、青色味が薄いものとなる。
[0061]
 ここで、呈色部123が設けられた短辺側立ち上がり反射部119bAのうち、立ち上がり先端側では、立ち上がり基端側に比べると、LED117からの光の量が少なくなるとともに、光学部材との間で生じる多重反射に伴う波長変換シートによる光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。その点、呈色部123は、短辺側立ち上がり反射部119bAのうち、立ち上がり先端側の方が立ち上がり基端部よりも青色味が濃く、LED117の光の色味に近い色味を呈するものとされているから、短辺側立ち上がり反射部119bAにおいて立ち上がり先端側と立ち上がり基端側との間に色ムラが生じ難いものとなる。しかも、呈色部123の表面の青色味が、反射基材の面内において連続的に漸次変化するものとされることで、短辺側立ち上がり反射部119bAにおいて立ち上がり先端側と立ち上がり基端側との間に色ムラがより生じ難いものとなる。
[0062]
 以上説明したように本実施形態によれば、呈色部123は、立ち上がり反射部119bのうち立ち上がり先端側の方が立ち上がり基端側よりもLED117の光の色味に近い色味を呈するものとされる。立ち上がり反射部119bのうち、立ち上がり先端側では、立ち上がり基端側に比べると、LED117からの光の量が少なくなるとともに、多重反射に伴う波長変換シートによる光の波長変換効率がより高くなる傾向にある。その点、呈色部123は、立ち上がり反射部119bのうち、立ち上がり先端側の方が立ち上がり基端部よりもLED117の光の色味に近い色味を呈するものとされているから、立ち上がり反射部119bにおいて立ち上がり先端側と立ち上がり基端側との間に色ムラが生じ難いものとなる。
[0063]
 <実施形態3>
 本発明の実施形態3を図9または図10によって説明する。この実施形態3では、上記した実施形態1から長辺側立ち上がり反射部219bBにも呈色部223を設けるようにしたものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0064]
 本実施形態に係る反射シート219は、図9及び図10に示すように、一対の短辺側立ち上がり反射部219bAに加えて、一対の長辺側立ち上がり反射部219bBにも呈色部223が設けられた構成とされる。つまり、この反射シート219においては、全ての立ち上がり反射部219bに呈色部223が設けられている。なお、以下では呈色部223を区別する場合には、短辺側立ち上がり反射部219bAに設けられた呈色部223を「短辺側呈色部(第1呈色部)」としてその符号に添え字Aを、長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられた呈色部223を「長辺側呈色部(第2呈色部)」としてその符号に添え字Bを付し、区別せずに総称する場合には、符号に添え字を付さないものとする。また、図9では、呈色部223の形成範囲を網掛け状にして図示するとともに、その青色味の濃度を網掛けの密度によって表している。つまり、図9における網掛けの密度が高いほど、青色味が濃くなり、逆に網掛けの密度が低いほど、青色味が薄いものとなる。
[0065]
 長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられた長辺側呈色部(第2呈色部)223Bは、図9に示すように、その表面の青色味が、短辺側立ち上がり反射部219bAに設けられた短辺側呈色部(第1呈色部)223Aに比べると、相対的に薄いものとされる。つまり、短辺側呈色部223Aは、表面の色味が相対的にLED217の光(一次光)の色味(青色)に近いのに対し、長辺側呈色部223Bは、表面の色味が相対的にLED217の光の色味から遠くて底側反射部219aにおける表面の色味(白色)に近いものとなっている。また、長辺側呈色部223Bは、図9及び図10に示すように、長辺側立ち上がり反射部219bBのほぼ全域にわたって設けられており、長辺側立ち上がり反射部219bBにおける表側(波長変換シート220側)の面に貼り付けることで長辺側立ち上がり反射部219bBに一体的に設けられている。また、長辺側呈色部223Bは、反射基材に塗布される塗料の濃度分布が全域にわたって概ね一定とされている。
[0066]
 このような長辺側呈色部223Bが長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられることで、長辺側立ち上がり反射部219bBにて生じ得る色ムラを好適に緩和することができる。しかも、短辺側立ち上がり反射部219bAに設けられる短辺側呈色部223Aの方が、長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられる長辺側呈色部223Bよりも、LED217の光の色味に近い色味を呈することで、短辺側立ち上がり反射部219bAによる反射光と長辺側立ち上がり反射部219bBによる反射光との間に色味の差が生じ難いものとなり、色ムラの緩和を図る上で一層好適とされる。
[0067]
 以上説明したように本実施形態によれば、呈色部223は、長辺側立ち上がり反射部219bBにも設けられるとともに、短辺側立ち上がり反射部219bAに設けられるものの方が、長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられるものよりも、LED217の光の色味に近い色味を呈するものとされる。呈色部223が長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられることで、長辺側立ち上がり反射部219bBにて生じ得る色ムラを好適に緩和することができる。しかも、短辺側立ち上がり反射部219bAに設けられる呈色部223の方が、長辺側立ち上がり反射部219bBに設けられる呈色部223よりも、LED217の光の色味に近い色味を呈することで、短辺側立ち上がり反射部219bAによる反射光と長辺側立ち上がり反射部219bBによる反射光との間に色味の差が生じ難いものとなり、色ムラの緩和を図る上で一層好適とされる。
[0068]
 <実施形態4>
 本発明の実施形態4を図11によって説明する。この実施形態4では、上記した実施形態3から各呈色部323の塗料に係る濃度分布を、実施形態2と同様に変更したものを示す。なお、上記した実施形態2,3と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0069]
 本実施形態に係る各呈色部323は、図11に示すように、それぞれの塗料の濃度分布が各反射基材の面内において変化するものとされる。詳しくは、各呈色部323は、それぞれの塗料の濃度が、底側反射部319aからの距離に応じて変化するものとされており、底側反射部319aに近い側、つまり各立ち上がり反射部319bの立ち上がり基端側ほど薄く、逆に底側反射部319aから遠い側、つまり各立ち上がり反射部319bの立ち上がり先端側ほど濃くなるような分布となっている。つまり、各呈色部323の表面の青色味は、各立ち上がり反射部319bの立ち上がり基端部(底側反射部319a)に近づくほど薄くなって白色、つまり底側反射部319aが呈する色味に近くなるのに対し、各立ち上がり反射部319bの立ち上がり先端部に近づく(底側反射部319aから遠ざかる)ほど濃くなってLED317の光の色味により近くなるものとされる。各呈色部323は、表面の青色味が濃くなるほど青色の光(一次光)の反射率が高くなるとともに黄色の光(緑色の光及び赤色の光、二次光)の吸収率が低くなり、逆に表面の青色味が薄くなるほど青色の光の反射率が低くなるとともに黄色の光の吸収率が高くなる傾向とされる。従って、各呈色部323は、各立ち上がり反射部319bの立ち上がり基端部側ほど青色の光の反射率が低くなるとともに黄色の光の吸収率が高くなるのに対し、各立ち上がり反射部319bの立ち上がり先端側ほど青色の光の反射率が高くなるとともに黄色の光の吸収率が低くなるものとされる。そして、各呈色部323は、塗料の濃度及び表面の青色味が、各立ち上がり反射部319bの立ち上がり基端側から立ち上がり先端側に向けて連続的に漸次変化するものとされている。
[0070]
 さらには、長辺側呈色部323Bは、図11に示すように、長辺側立ち上がり反射部319bBの立ち上がり基端部における青色味が、短辺側立ち上がり反射部319bAの立ち上がり基端部における短辺側呈色部323Aの青色味よりも薄い(青色の光の反射率が低い)ものとされるとともに、長辺側立ち上がり反射部319bBの立ち上がり先端部における青色味が、短辺側立ち上がり反射部319bAの立ち上がり先端部における短辺側呈色部323Aの青色味よりも薄いものとされている。つまり、長辺側呈色部323Bは、その表面の青色味が全体として短辺側呈色部323Aの表面の青色味よりも薄く、青色の光の反射率が相対的に低いものとなっている。なお、短辺側呈色部323A及び長辺側呈色部323Bにおける表面の青色味の濃さに係る変化率は、同等にすることもできるが異ならせることも可能である。また、短辺側呈色部323Aの立ち上がり基端部における表面の青色味の濃さと、長辺側呈色部323Bの立ち上がり先端部における表面の青色味の濃さと、を同等にすることもできるが異ならせることも可能である。なお、図11では、呈色部323の形成範囲を網掛け状にして図示するとともに、その青色味の濃度を網掛けの密度によって表している。つまり、図11における網掛けの密度が高いほど、青色味が濃くなり、逆に網掛けの密度が低いほど、青色味が薄いものとなる。
[0071]
 <実施形態5>
 本発明の実施形態5を図12によって説明する。この実施形態5では、上記した実施形態3から立ち上がり反射部419bの構成及び呈色部423の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態3と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0072]
 本実施形態に係る立ち上がり反射部419bは、図12に示すように、短辺側立ち上がり反射部419bAと長辺側立ち上がり反射部419bBとで、底側反射部419aに対する傾斜角度がほぼ同じとされるとともに、平面に視た立ち上がり先端部から立ち上がり基端部、つまり底側反射部419aまでの距離がほぼ同じとされる。それに応じて呈色部423は、短辺側立ち上がり反射部419bAに設けられる短辺側呈色部423Aと、長辺側立ち上がり反射部419bBに設けられる長辺側呈色部423Bと、で、反射基材の表面に塗布される塗料の濃度、つまり表面の青色味が同等とされている。なお、図12では、呈色部423の形成範囲を網掛け状にして図示するとともに、その青色味の濃度を網掛けの密度によって表している。つまり、図12における網掛けの密度が高いほど、青色味が濃くなり、逆に網掛けの密度が低いほど、青色味が薄いものとなる。
[0073]
 <実施形態6>
 本発明の実施形態6を図13によって説明する。この実施形態6では、上記した実施形態1から呈色部523の形成範囲を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0074]
 本実施形態に係る呈色部523は、図13に示すように、短辺側立ち上がり反射部519bAと底側反射部519aとに跨る形で設けられている。詳しくは、この呈色部523は、短辺側立ち上がり反射部519bAのほぼ全域に加えて、底側反射部519aにおける短辺側の外端側部分にも設けられており、短辺側立ち上がり反射部519bAと底側反射部519aとの境界位置を跨いで延在する配置となっている。呈色部523は、その内端部が、底側反射部519aの面内においてその長辺方向(X軸方向)について最も端(最も短辺側立ち上がり反射部519bAの近く)に位置するLED517よりもX軸方向について外寄りに位置しており、上記LED517とは平面に視て非重畳の配置とされる。このような構成によれば、短辺側立ち上がり反射部519bAのみならず底側反射部519aにまで色ムラの発生が懸念される場合に好適とされる。
[0075]
 以上説明したように本実施形態によれば、呈色部523は、短辺側立ち上がり反射部(立ち上がり反射部)519bAと底側反射部519aとに跨る形で設けられている。このようにすれば、短辺側立ち上がり反射部519bAのみならず底側反射部519aにまで色ムラの発生が懸念される場合に好適とされる。
[0076]
 <実施形態7>
 本発明の実施形態7を図14によって説明する。この実施形態7では、上記した実施形態6から呈色部623の形成範囲を変更したものを示す。なお、上記した実施形態6と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0077]
 本実施形態に係る呈色部623は、図14に示すように、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界部分に選択的に設けられている。詳しくは、この呈色部623は、短辺側立ち上がり反射部619bAにおける立ち上がり基端側部分と、底側反射部619aにおける短辺側の外端側部分と、に設けられており、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界位置を跨いで延在する配置となっている。一方、本実施形態では、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界位置から、X軸方向について最も端(最も短辺側立ち上がり反射部619bAの近く)に位置するLED617までの距離が、上記した実施形態6よりも大きなものとなっている。このような構成では、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界位置付近において局所的に色ムラが生じるおそれがあるものの、上記したように、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界部分に呈色部623を選択的に設けることで、色ムラを好適に緩和することができる。
[0078]
 以上説明したように本実施形態によれば、呈色部623は、短辺側立ち上がり反射部(立ち上がり反射部)619bAと底側反射部619aとの境界部分に選択的に設けられている。例えば、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界位置からLED617までの距離が大きな場合には、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界位置付近において局所的に色ムラが生じるおそれがあるが、そのような場合でも、短辺側立ち上がり反射部619bAと底側反射部619aとの境界部分に呈色部623を選択的に設けることで、色ムラの緩和に好適となる。
[0079]
 <実施形態8>
 本発明の実施形態8を図15によって説明する。この実施形態8では、上記した実施形態1から短辺側立ち上がり反射部719bAに対する呈色部723の設置方法を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0080]
 本実施形態に係る呈色部723は、図15に示すように、短辺側立ち上がり反射部719bAの表面(波長変換シート720側の面を含む)に対して青色を呈する塗料を塗布することで設けられている。短辺側立ち上がり反射部719bAの表面に呈色部723を塗布する具体的な手法としては、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、スプレー塗装法、ローラー塗装法などが挙げられる。このような構成によれば、仮に短辺側立ち上がり反射部と底側反射部とで光の吸収率や反射率が異なる反射シートを製造した場合に比べると、製造コストが低いものとなる。また、例えば、呈色部723を塗布せずに反射シート719を使用することも可能となるので、呈色部723が必要な反射シート719と、呈色部723が不要な反射シート719と、でベースとなる反射シート719を共通化することができる。
[0081]
 以上説明したように本実施形態によれば、呈色部723は、少なくとも短辺側立ち上がり反射部(立ち上がり反射部)719bAにおける波長変換シート720側の面に塗布されてなる。このようにすれば、仮に短辺側立ち上がり反射部と底側反射部とで光の吸収率や反射率が異なる反射シートを製造した場合に比べると、製造コストが低いものとなる。また、例えば、呈色部723を塗布せずに反射シート719を使用することも可能となるので、呈色部723が必要な反射シート719と、呈色部723が不要な反射シート719と、でベースとなる反射シート719を共通化することができる。
[0082]
 <実施形態9>
 本発明の実施形態9を図16によって説明する。この実施形態9では、上記した実施形態3から底側反射部819aにも呈色部823を設けるようにしたものを示す。なお、上記した実施形態3と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
[0083]
 本実施形態に係る反射シート819は、図16に示すように、一対の短辺側立ち上がり反射部819bA及び一対の長辺側立ち上がり反射部819bBに加えて、底側反射部819aにも呈色部823が設けられた構成とされる。つまり、この反射シート819においては、全域にわたって呈色部823が設けられている。なお、以下では呈色部823を区別する場合には、短辺側立ち上がり反射部819bAに設けられた呈色部823を「短辺側呈色部(第1呈色部)」としてその符号に添え字Aを、長辺側立ち上がり反射部819bBに設けられた呈色部823を「長辺側呈色部(第2呈色部)」としてその符号に添え字Bを、底側反射部819aに設けられた呈色部823を「底側呈色部(第3呈色部)」としてその符号に添え字Cを付し、区別せずに総称する場合には、符号に添え字を付さないものとする。また、図16では、呈色部823の形成範囲を網掛け状にして図示するとともに、その青色味の濃度を網掛けの密度によって表している。つまり、図16における網掛けの密度が高いほど、青色味が濃くなり、逆に網掛けの密度が低いほど、青色味が薄いものとなる。
[0084]
 底側反射部819aに設けられた底側呈色部(第3呈色部)823Cは、図16に示すように、その表面の青色味が、長辺側立ち上がり反射部819bBに設けられた長辺側呈色部(第2呈色部)823Bに比べると、相対的に薄いものとされる。つまり、長辺側呈色部823Bは、表面の色味が、底側呈色部823Cに比べるとLED817の光(一次光)の色味(青色)に近いのに対し、底側呈色部823Cは、表面の色味が、長辺側呈色部823Bに比べると、相対的にLED817の光の色味から遠くなるものとされる。従って、呈色部823は、その表面の青色味が、底側呈色部823C、長辺側呈色部823B、短辺側呈色部(第1呈色部)823Aの順でLED817の光の色味に段階的に近くなるものとされる。また、底側呈色部823Cは、底側反射部819aのほぼ全域にわたって設けられており、底側反射部819aにおける表側(波長変換シート側)の面に貼り付けることで底側反射部819aに一体的に設けられている。また、底側呈色部823Cは、反射基材に塗布される塗料の濃度分布が全域にわたって概ね一定とされている。
[0085]
 <他の実施形態>
 本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
 (1)上記した各実施形態(実施形態8を除く)では、呈色部が反射基材の表面に塗料を塗布してなるものとされる場合を示したが、呈色部を、例えば半透明の基材などの透光性を有する基材に特定の波長領域の光を選択的に吸収する色素を所定の濃度でもって含有させてなるものとすることも可能である。その場合、呈色部は、主に特定の波長領域の光を選択的に吸収する機能を有することになるので、LEDからの光などを反射する機能については、立ち上がり反射部が担うこととなる。具体的には、呈色部を構成する半透明の基材の材料としては、セロハンなどを用いることが可能であり、また半透明の基材に含有させる色素としては青色(LEDの光に近い色)を呈するものを用いることが可能である。
[0086]
 (2)上記した各実施形態では、光源として青色の単色光を発するLEDを用いた場合を示したが、光源として青色以外の色の光を発するLEDを用いることも可能であり、その場合は呈色部が呈する色もLEDの光の色に応じて変更すればよい。例えば、マゼンタ色の光を発するLEDを用いるとともに、呈色部として表面がマゼンタ色を呈するもの(マゼンタ色の光の吸収率が補色となる緑色の光の吸収率よりも相対的に低くなるとともに、マゼンタ色の光の反射率が補色となる緑色の光の反射率よりも相対的に高くなるもの)を用いることができる。この場合は、波長変換シートに含有させる蛍光体として緑色蛍光体を用いれば、バックライト装置の照明光(出射光)を白色化することができる。
[0087]
 (3)上記した(2)以外にも、紫色の光を発するLEDを用いるとともに、呈色部として表面が紫色を呈するもの(紫色の光の吸収率が補色となる黄緑色の光の吸収率よりも相対的に低くなるとともに、紫色の光の反射率が補色となる黄緑色の光の反射率よりも相対的に高くなるもの)を用いることができる。この場合は、波長変換シートに含有させる蛍光体として黄色蛍光体及び緑色蛍光体を所定の含有比率でもって用いれば、バックライト装置の照明光(出射光)を白色化することができる。
[0088]
 (4)上記した(2),(3)以外にも、シアン色の光を発するLEDを用いるとともに、呈色部として表面がシアン色を呈するもの(シアン色の光の吸収率が補色となる赤色の光の吸収率よりも相対的に低くなるとともに、シアン色の光の反射率が補色となる赤色の光の反射率よりも相対的に高くなるもの)を用いることができる。この場合は、波長変換シートに含有させる蛍光体として赤色蛍光体を用いれば、バックライト装置の照明光(出射光)を白色化することができる。
[0089]
 (5)上記した各実施形態では、短辺側立ち上がり反射部が長辺側立ち上がり反射部よりも底側反射部に対する傾斜角度が小さくなるとともに平面に視た立ち上がり先端部から立ち上がり基端部までの距離が長くなる場合や同傾斜角度及び同距離が同等になる場合を示したが、長辺側立ち上がり反射部が短辺側立ち上がり反射部よりも平面に視た立ち上がり先端部から立ち上がり基端部までの距離が長くなる構成のものにも本発明は適用可能である。その場合は、少なくとも長辺側立ち上がり反射部に呈色部を設けるようにするのが色ムラを効果的に緩和する上で好ましい。
[0090]
 (6)上記した各実施形態では、立ち上がり反射部が底側反射部に対して傾斜状をなしていて直線状に立ち上がる構成を示したが、立ち上がり反射部が底側反射部から曲線状(円弧状など)をなしつつ立ち上がる構成を採ることも可能である。
[0091]
 (7)上記した各実施形態以外にも、光学シートを構成する波長変換シート、プリズムシート、反射型偏光シートの積層順は、適宜に変更可能である。また、光学シートの枚数や種類についても適宜に変更可能である。また、光学部材に含まれる拡散板の枚数を変更したり、拡散板を除去することも可能である。
[0092]
 (8)上記した実施形態7では、呈色部が、立ち上がり反射部と底側反射部との境界位置を跨ぐ形で境界部分に選択的に設けられたものを示したが、例えば呈色部が、立ち上がり反射部と底側反射部との境界位置を跨ぐことなく、立ち上がり反射部における立ち上がり基端側部分に選択的に設けられる構成を採ることも可能である。また、立ち上がり反射部における立ち上がり先端側部分に選択的に呈色部を設けるようにすることも可能である。また、立ち上がり反射部における立ち上がり中央側部分に選択的に呈色部を設けるようにすることも可能である。
[0093]
 (9)上記した実施形態6,7に記載した構成を、実施形態2~5,8,9のいずれかに記載した構成に組み合わせることも可能である。実施形態6,7に記載した構成を、実施形態3~5に組み合わせた場合、長辺側呈色部が長辺側立ち上がり反射部と底側反射部とに跨る形で設けられることになる。具体的には、長辺側呈色部は、長辺側立ち上がり反射部のほぼ全域に加えて、底側反射部における長辺側の外端側部分にも設けられており、長辺側立ち上がり反射部と底側反射部との境界位置を跨いで延在する配置となる。
[0094]
 (10)上記した実施形態6,7以外にも、立ち上がり反射部や底側反射部における呈色部の具体的な形成範囲は適宜に変更可能である。
[0095]
 (11)上記した実施形態8に記載した構成を、実施形態2~5,9に記載した構成に組み合わせることも可能である。
[0096]
 (12)上記した実施形態9に記載した構成を、実施形態4,5に記載した構成に組み合わせることも可能である。
[0097]
 (13)上記した各実施形態では、波長変換シートが緑色蛍光体及び赤色蛍光体を含む構成とされる場合を示したが、波長変換シートに黄色蛍光体のみを含ませた構成としたり、黄色蛍光体に加えて赤色蛍光体や緑色蛍光体を含ませた構成としたりすることも可能である。
[0098]
 (14)上記した各実施形態では、波長変換シートに含まれる蛍光体として用いた量子ドット蛍光体をCdSe及びZnSからなるコア・シェル型とした場合を例示したが、内部組成を単一組成としたコア型量子ドット蛍光体を用いることも可能である。例えば、2価の陽イオンになるZn、Cd、Hg、Pb等と2価の陰イオンになるO、S、Se、Te等とを組み合わせた材料(CdSe、CdS、ZnS)を単独で用いることが可能である。さらには、3価の陽イオンとなるGa、In等と3価の陰イオンとなるP、As、Sb等とを組み合わせた材料(InP(リン化インジウム)、GaAs(ヒ化ガリウム)等)やカルコパイライト型化合物(CuInSe 2等)などを単独で用いることも可能である。また、コア・シェル型やコア型の量子ドット蛍光体以外にも、合金型の量子ドット蛍光体を用いることも可能である。また、カドミウムを含有しない量子ドット蛍光体を用いることも可能である。
[0099]
 (15)上記した各実施形態では、波長変換シートに含まれる蛍光体として用いた量子ドット蛍光体をCdSe及びZnSのコア・シェル型とした場合を例示したが、他の材料同士を組み合わせてなるコア・シェル型の量子ドット蛍光体を用いることも可能である。
[0100]
 (16)上記した各実施形態では、波長変換シートに量子ドット蛍光体を含有させた構成のものを例示したが、他の種類の蛍光体を波長変換シートに含有させるようにしても構わない。例えば、波長変換シートに含有させる蛍光体として硫化物蛍光体を用いることができ、具体的には緑色蛍光体としてSrGa 24:Eu 2+を、赤色蛍光体として(Ca,Sr,Ba)S:Eu 2+を、それぞれ用いることが可能である。
[0101]
 (17)上記した(16)以外にも、波長変換シートに含有させる緑用蛍光体を、(Ca,Sr,Ba) 3SiO 4:Eu 2+、β-SiAlON:Eu 2+、Ca 3Sc 2Si 312:Ce 3+などとすることができる。また、波長変換シートに含有させる赤色用蛍光体を、(Ca,Sr,Ba) 2SiO 58:Eu 2+、CaAlSiN 3:Eu 2+などとすることができる。さらには、波長変換シートに含有させる黄色用蛍光体を、(Y,Gd) 3 (Al,Ga) 512:Ce 3+(通称 YAG:Ce 3+)、α-SiAlON:Eu 2+、(Ca,Sr,Ba) 3SiO 4:Eu 2+などとすることができる。それ以外にも、波長変換シートに含有させる蛍光体として、複フッ化物蛍光体(マンガン付活のケイフッ化カリウム(K 2TiF 6)など)を用いることも可能である。
[0102]
 (18)上記した(16),(17)以外にも、波長変換シートに含有させる蛍光体として有機蛍光体を用いることができる。有機蛍光体としては、例えばトリアゾールまたはオキサジアゾールを基本骨格とした低分子の有機蛍光体を用いることができる。
[0103]
 (19)上記した(16),(17),(18)以外にも、波長変換シートに含有させる蛍光体としてドレスト光子(近接場光)を介したエネルギー移動によって波長変換を行う蛍光体を用いることも可能である。この種の蛍光体としては、具体的には、直径3nm~5nm(好ましくは4nm程度)の酸化亜鉛量子ドット(ZnO-QD)にDCM色素を分散・混合させた構成の蛍光体を用いるのが好ましい。
[0104]
 (20)上記した各実施形態以外にも、LEDの発光スペクトル(ピーク波長の数値、ピークの半値幅の数値など)及び蛍光体層に含まれる蛍光体の発光スペクトル(ピーク波長の数値、ピークの半値幅の数値など)に関しては、適宜に変更することが可能である。
[0105]
 (21)上記した各実施形態では、LEDを構成するLED素子の材料としてInGaNを用いた場合を示したが、他のLED素子の材料として、例えばGaN、AlGaN、GaP、ZnSe、ZnO、AlGaInPなどを用いることも可能である。
[0106]
 (22)上記した各実施形態では、シャーシが金属製とされた場合を例示したが、シャーシを合成樹脂製とすることも可能である。
[0107]
 (23)上記した各実施形態では、光学部材がフレームによって表側から押さえられてシャーシの受け板部との間で挟持される構成を例示したが、例えば光学部材をフレームによって裏側から支持するようにし、光学部材を表側から押さえ付けない構成を採ることも可能である。
[0108]
 (24)上記した各実施形態では、光源としてLEDを用いたものを示したが、有機ELなどの他の光源を用いることも可能である。
[0109]
 (25)上記した各実施形態では、液晶パネル及びシャーシがその短辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものを例示したが、液晶パネル及びシャーシがその長辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものも本発明に含まれる。
[0110]
 (26)上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてTFTを用いたが、TFT以外のスイッチング素子(例えば薄膜ダイオード(TFD))を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。
[0111]
 (27)上記した各実施形態では、透過型の液晶表示装置を例示したが、それ以外にも反射型の液晶表示装置や半透過型の液晶表示装置にも本発明は適用可能である。
[0112]
 (28)上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
[0113]
 (29)上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。具体的には、電子看板(デジタルサイネージ)や電子黒板として使用される液晶表示装置にも本発明は適用することができる。

符号の説明

[0114]
 10...液晶表示装置(表示装置)、10TV...テレビ受信装置、11...液晶パネル(表示パネル)、12...バックライト装置(照明装置)、14...シャーシ、14a...底板部(底部)、17,117,217,317,517,617,817...LED(光源)、17a...発光面、19,219,719,819...反射シート(反射部材)、19a,119a,219a,319a,519a,619a,819a...底側反射部、19b,219b,319b,419b,719b,819b...立ち上がり反射部、19bA,119bA,219bA,319bA,419bA,519bA,619bA,719bA,819bA...短辺側立ち上がり反射部(第1立ち上がり反射部)、19bB,219bB,319bB,419bB,819bB...長辺側立ち上がり反射部(第2立ち上がり反射部)、20,220,720...波長変換シート(波長変換部材)、23,123,223,323,423,523,623,723,823...呈色部

請求の範囲

[請求項1]
 光源と、
 前記光源に対してその発光面側とは反対側に配される底部を有するとともに前記光源を収容するシャーシと、
 前記光源の前記発光面と対向状をなす形でその出光側に離れて配されるとともに前記光源からの光を波長変換する蛍光体を含有する波長変換部材と、
 前記光源からの光を前記波長変換部材側へ反射する反射部材であって、前記底部に倣う形で配される底側反射部と、前記底側反射部から前記波長変換部材側に向けて立ち上がる立ち上がり反射部と、を少なくとも有する反射部材と、
 少なくとも前記立ち上がり反射部の一部に設けられて前記底側反射部との比較において前記光源の光の色味に近い色味を呈する呈色部と、を備える照明装置。
[請求項2]
 前記呈色部は、前記光源の光とは補色の関係となる色の光の吸収率が、前記光源の光の吸収率よりも高いものとされる請求項1記載の照明装置。
[請求項3]
 前記呈色部は、前記光源の光の反射率が、前記光源の光とは補色の関係となる色の光の反射率よりも相対的に高いものとされる請求項1または請求項2記載の照明装置。
[請求項4]
 前記呈色部は、フィルム状をなしていて少なくとも前記立ち上がり反射部における前記波長変換部材側の面に貼り付けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項5]
 前記呈色部は、少なくとも前記立ち上がり反射部における前記波長変換部材側の面に塗布されてなる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項6]
 前記呈色部は、前記立ち上がり反射部のうち立ち上がり先端側の方が立ち上がり基端側よりも前記光源の光の色味に近い色味を呈するものとされる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項7]
 前記立ち上がり反射部には、前記底側反射部に対して傾斜状をなすとともにその傾斜角度が相対的に小さな第1立ち上がり反射部と、前記傾斜角度が相対的に大きな第2立ち上がり反射部と、が少なくとも含まれており、前記呈色部は、少なくとも前記第1立ち上がり反射部に設けられている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項8]
 前記呈色部は、前記第2立ち上がり反射部にも設けられるとともに、前記第1立ち上がり反射部に設けられるものの方が、前記第2立ち上がり反射部に設けられるものよりも、前記光源の光の色味に近い色味を呈するものとされる請求項7記載の照明装置。
[請求項9]
 前記呈色部は、前記立ち上がり反射部と前記底側反射部とに跨る形で設けられている請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項10]
 前記呈色部は、前記立ち上がり反射部と前記底側反射部との境界部分に選択的に設けられている請求項9記載の照明装置。
[請求項11]
 前記呈色部は、前記立ち上がり反射部の全域にわたって設けられている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項12]
 前記光源は、青色の光を発するものとされており、
 前記波長変換部材は、前記蛍光体として、前記青色の光を緑色の光に波長変換する緑色蛍光体と、前記青色の光を赤色の光に波長変換する赤色蛍光体と、を少なくとも含有しており、
 前記呈色部は、前記底側反射部との比較において青色味を呈するものとされる請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項13]
 前記波長変換部材は、前記蛍光体として量子ドット蛍光体を含有している請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の照明装置。
[請求項14]
 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置から照射される光を利用して画像を表示する表示パネルと、を備える表示装置。
[請求項15]
 請求項14記載の表示装置を備えるテレビ受信装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]